JPS5914927Y2 - カセット式テ−プレコ−ダにおけるテ−プテンション制御装置 - Google Patents

カセット式テ−プレコ−ダにおけるテ−プテンション制御装置

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JPS5914927Y2
JPS5914927Y2 JP14554678U JP14554678U JPS5914927Y2 JP S5914927 Y2 JPS5914927 Y2 JP S5914927Y2 JP 14554678 U JP14554678 U JP 14554678U JP 14554678 U JP14554678 U JP 14554678U JP S5914927 Y2 JPS5914927 Y2 JP S5914927Y2
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JP
Japan
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tape
tension
lever
tape tension
sensor
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JP14554678U
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JPS5561857U (ja
Inventor
勝朗 下前
Original Assignee
株式会社ケンウッド
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 この考案は、カセット式テープレコーダにおけるテープ
テンション制御装置に関するものである。
従来、カセット式テープレコーダにおいて、定走行時の
テープテンション(バックテンション)を得る方法とし
ては、サプライリール台に一定のフリクショントルクを
加えるものが一般的である。
第1図は上記方法による従来の装置を示し、1はサプラ
イリール台、2はティクアップリール台、3はカセット
ハーフのテープである。
また、4はサプライリール台1の外周摺接面に圧接され
るテープテンションパッド5を先端に有する回動自在な
テープテンションレバーであり、このレバー4をスプリ
ング6で回動し、先端の上記パッド5をサプライリール
台1の外周摺接面に圧接させることにより、このサプラ
イリール台1にフリクショントルクを与えている。
しかるに、このような装置では、リール台1゜2上のテ
ープ3の巻き径によってテープテンション(バックテン
ション)が変化し、テープテンションを一定に保つこと
が困難である。
そして、テープテンションが変化することは録音、再生
レベルの変化となり、同時に回転ムラの原因ともなる。
テープテンション発生手段として上記した手段の外にテ
ープの走行途中にテンションローラを配置したものも提
案されているが、これでは上記した従来のものと同様、
走行するテープの全長に亘って一定のテンションを与え
ることができない。
上記した従来のテープテンション機構はいずれにしても
単にテープに対してテンションを与えるというに過ぎな
いものであって、最も重要な磁気ヘッド付近で所定のテ
ンションが得られているか否かを検出する手段を持たず
、このためテンションの過不足によりテンション調整を
自動的に行なわせることができなかった。
従来、ビデオテープレコーダにおいてはテープテンショ
ンの一定性がきわめて重要となるからテープ走行系にテ
ープテンションセンサーを設けてこれによりテープ供給
リール台に対するフリンクション作用を制御するように
構成したテープテンション制御装置も提案されているが
、この場合は対象がビデオテープレコーダであるという
ことの性質上、機構がきわめて複雑となっており、これ
をそのまま通常のカセット式テープレコーダにおけるテ
ープテンション制御装置に用いることはできない。
この考案は上記の点に鑑みなされたもので、テープの全
長にわたって一定のテープテンションを与えることがで
き一定の録音、再生レベルを得ることができ、同時に回
転ムラの発生を防止できるカセット式テープレコーダに
おけるテープテンション制御装置を提供することを目的
とする。
以下この考案の実施例を図面を参照して説明する。
第2図はこの考案の装置を備えたテープレコーダを、装
着されたカセットハーフとともに示す平面図、第3図は
同側面図である。
これらの図において、周知の如く、テープレコーダに装
着されたカセットハーフ11のケース12には前端面に
たとえば消去ヘッドなどが挿入される挿入窓(ここでは
以下消去ヘッド挿入窓という)13、録音再生ヘッドな
どが挿入される挿入窓(ここでは以下録音再生ヘッド挿
入窓という)14および図示しないピンチローラ挿入窓
が形成されている。
さらに、ケース12には、消去ヘッド挿入窓13および
ピンチローラ挿入窓近傍の平面部にそれぞれキャプスタ
ン挿入孔15.16が形成されている。
また、17はカセットハーフ11のテープで、このテー
プ17はサプライリール18から繰出されてケース12
の前端面内側を走行した後、ティクアップリール19に
巻取られるようになっている。
このように構成されたカセットハーフ11は、テープレ
コーダ側に設けられたサプライリール軸20とティクア
ップリール軸21にサプライリール18とティクアップ
リール19を嵌合してテープレコーダに装着される。
ここで、サプライリール軸20およびティクアップリー
ル軸21は、サプライリール台22およびティクアップ
リール台23からそれぞれ突設されている。
また、テープレコーダ側にはキャプスタン24が設けら
れていて、上記カセットハーフ11が装着されると、そ
のピンチローラ挿入窓側キャプスタン挿入孔16にキャ
プスタン24が挿入される。
25はテープレコーダ側に設けられ、録音再生時にカセ
ットハーフ111則にスライドされるヘッドベースで、
このヘッドベース25上に消去ヘッド26および録音再
生ヘッド27が取付けられる。
また、28は回動レバー29に保持されたピンチローラ
で、上記へラドベース25のスライドに連動してカセッ
トハーフ11側に移動し、このカセットハーフ11のピ
ンチローラ挿入窓に挿入される。
しかして、本考案においてはテープレコーダ側には、装
着されたカセットハーフ11の消去ヘッド挿入窓13側
(テープ17供給側)キャプスタン挿入孔15に挿入さ
れるようにテンションセンサーピン30が設けられてい
る。
また、折曲部の軸31を支点に回動自在なL字状のセン
サーレバー32が設けられており、このセンサーレバー
32の一端に上記テンションセンサーピン30が保持さ
れる。
一方、センサーレバー32の他端側には、センサーレバ
ースプリング33が接続される。
このセンサーレバースプリング33は、設定しようとす
るテープテンションに対応する力を有するもので、セン
サーレバー32に第2図時計方向に回動力を与え、テン
ションセンサーピン30をカセットハーフ11のテープ
17内側面に圧接させる。
また、サプライリール台22の近傍において、テープテ
ンションレバー34が設けられている。
このテープテンションレバー34は、後端の軸35を支
点に回動自在であって、先端にはサプライリール台22
の外周摺接面に圧接されるテープテンションパッド36
が取付けられる。
そして、このようなテープテンションレバー34と上記
センサーレバー32の他端と0間には、テープテンショ
ンレバー34を第1図反時計方向に回動させ、テープテ
ンションパッド36をサプライリール台22の外周摺接
面に圧接させるテープテンションスプリング37がくの
字形に張設されている。
なお、このテープテンションスプリング37とセンサー
レバースプリング33の力関係は、テープテンションス
プリング37<センサーレバースプリング33に設定さ
れている。
次に動作について説明する。
録音再生時、ヘッドベース25はカセットハーフ11側
にスライドされる。
したがって、ヘッドベース25上の消去ヘッド26およ
び録音再生ヘッド27は、カセットハーフ11の消去ヘ
ッド挿入窓13および録音再生ヘッド挿入窓14に挿入
され、テープ17にそれぞれ圧接される。
また、ヘッドベース25がカセットハーフ11側にスラ
イドされると、ピンチローラ28が連動し、このピンチ
ローラ28がカセットハーフ11のピンチローラ挿入窓
に挿入される。
そして、ピンチローラ28とキャプスタン24とでテー
プ17を挾むもので、これによりテープ17が一定走行
される。
このようにしてテープ17が一定走行されるが、この一
定走行時におけるテープテンションは常に一定に保持さ
れる。
この点を以下第4図および第5図を参照して説明するが
、その前に消去ヘッド26部におけるテープ17の走行
状態についてみると、この部分においては、テープ17
は、第4図および第5図に示すように、蛇行走行して消
去ヘッド26およびテンションセンサーピン30に摺接
している。
そして、テンションセンサーピン30さらにはセンサー
レバー32に対しては、これらを反時計方向に回動する
ようにテープテンションが加わっている。
さて、第4図はテープテンションが不足している場合の
テンションセンサーピン30およびセンサーレバー32
の位置関係図である。
この図に示すように、テープテンションが不足している
場合は、そのテープテンションにセンサーレバースプリ
ング33の力が打ち勝つことにより、センサーレバー3
2が二点鎖線で示す位置から実線で示す時計方向の位置
に、またテンションセンサーピン30がキャプスタン挿
入孔15内で時計方向に回動する。
しかして、テンションセンサーピン30およびセンサー
レバー32が上記のように回動すると、センサーレバー
32の回転距離に相当する圧縮力がテープテンションス
プリング37に加えられる。
したがって、このテープテンションスプリング37によ
り、上記のスプリング圧縮力に比例した力でもってテー
プテンションレバー34が反時計方向に回動され、その
先端のテープテンションパッド36がサプライリール台
22の外周摺接面に圧接されるようになる。
すなわち、上記のスプリング圧縮力に比例したバックテ
ンショントルクがサプライリール台22に加えられるよ
うになる。
そして、サプライリール台22にパックテンショントル
クが加えられることにより、テープテンションが増加す
る。
一方、テープテンションが増加すると、今度は、第5図
に示すように、そのテープテンションによってテンショ
ンセンサーピン30およびセンサーレバー32がテープ
テンションスプリング37の力に抗して反時計方向に戻
されるようになる。
そして、このようになると、テープテンションスプリン
グ37の圧縮力、テープテンションレバー34の回動力
およびテープテンションパッド36の圧接力が弱められ
、サプライリール台22に加えられていたパックテンシ
ョントルクが減少する。
したがって、テープテンションも減少する。
このように、テープテンションが不足している時にはそ
れを検出して自動的に強められ、逆にテープテンション
が強すぎる時にはそれを検出して自動的に弱められる。
そして、テープテンションは、最終的には、センサーレ
バースプリング33とバランスした状態で安定し、この
状態に上記制御を行いつつ保持される。
以上実施例で詳述したように、この考案によるカセット
式テープレコーダにおけるテープテンション制御装置は
、テンションセンサーピン、センサーレバーおよびセン
サーレバースプリングからなるテープテンション検出機
構を設けて、これに、テープテンションレバー、テープ
テンションパッドおよびテープテンションスプリングか
らなるバックテンショントルク発生機構を連動させるも
のである。
したがって、このような装置によれば、テープテンショ
ンをテープの全長にわたって一定に保持することができ
る。
この結果、ヘッドに対して一定のテープ圧着力を与える
ことができて一定の録音、再生レベルを得ることができ
、さらに回転ムラの発生を防止できる。
また、この装置においては、テープテンションが、セン
サーレバースプリングとバランスした状態に保持される
ものであるから、センサーレバースプリングを選択する
ことによりヘッドに応じたテープテンションを容易に得
ることができる。
さらに、この装置では、消去ヘッド側のキャプスタン挿
入孔にテンションセンサーピンが挿入されるものであっ
て、これにより消去ヘッド部においては、テープが蛇行
走行して消去ヘッドに摺接するようになるので、消去ヘ
ッドに対するテープの圧着性が向上する。
また、消去ヘッド部側において上記のようにテープが走
行することは、キャプスタン軸を消去ヘッド部側にも設
けたデュアルキャプスタンの場合と同様になるので、テ
ープテンションの安定がより向上する。
そして、以上のような効果を有するこの考案の装置は、
特に3ヘツド力セツト式テープレコーダに使用して有効
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の装置を示す図、第2図および第3図はこ
の考案によるカセット式テープレコーダにおけるテープ
テンション制御装置の実施例を説明するために、この考
案の装置を備えたテープレコーダを、装着されたカセッ
トハーフとともに示す図で、第2図は平面図、第3図は
側面図、第4図および第5図はこの考案の装置の動作を
説明するために、第3図の要部を取出して示す平面図で
ある。 11・・・・・・カセットハーフ、13・・・・・・消
去ヘッド挿入窓、15・・・・・・キャプスタン挿入孔
、17・・・・・・テープ、22・・・・・・サプライ
リール台、30・・・・・・テンションセンサーピン、
32・・・・・・センサーレバー、33・・・・・・セ
ンサーレバースフリンク、34・・・・・・テープテン
ションレバー、36・・・・・・テープテンションパッ
ド、37・・・・・・テープテンションスプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 テープテンションレバーを回動自在に配置すると共にそ
    の先端に取り付けたテープテンションパッドがサプライ
    リール台の外周摺接面に弾発的に圧接するようにして上
    記サプライリール台に対してバックテンショントルクを
    与えるように構成したカセット式テープレコーダにおけ
    るテープテンション発生装置において、 装填されたカセットハーフのテープ供給側のキャプスタ
    ン挿入孔に挿入されるテンションセンサーピンと、先端
    に上記テンションセンサーピンを保持していて回動自在
    に配置された略「L」字状のセンサーレバーと、走行す
    るテープに対して上記センサーピンが圧接するように上
    記センサーレバーに設けられたセンサーレバースプリン
    グと、上記テープテンションレバーと上記センサーレバ
    ーとの間に張設されていてセンサーレバーの回動距離に
    応じた回動力をテープテンションレバーに与えるように
    配置されてテープテンションスプリングとによって構成
    されていることを特徴とするテープテンション制御装置
JP14554678U 1978-10-23 1978-10-23 カセット式テ−プレコ−ダにおけるテ−プテンション制御装置 Expired JPS5914927Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14554678U JPS5914927Y2 (ja) 1978-10-23 1978-10-23 カセット式テ−プレコ−ダにおけるテ−プテンション制御装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14554678U JPS5914927Y2 (ja) 1978-10-23 1978-10-23 カセット式テ−プレコ−ダにおけるテ−プテンション制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5561857U JPS5561857U (ja) 1980-04-26
JPS5914927Y2 true JPS5914927Y2 (ja) 1984-05-02

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ID=29125201

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JP14554678U Expired JPS5914927Y2 (ja) 1978-10-23 1978-10-23 カセット式テ−プレコ−ダにおけるテ−プテンション制御装置

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