JPS5914713B2 - 流出中の溶融体の流出停止方法 - Google Patents

流出中の溶融体の流出停止方法

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JPS5914713B2
JPS5914713B2 JP1942781A JP1942781A JPS5914713B2 JP S5914713 B2 JPS5914713 B2 JP S5914713B2 JP 1942781 A JP1942781 A JP 1942781A JP 1942781 A JP1942781 A JP 1942781A JP S5914713 B2 JPS5914713 B2 JP S5914713B2
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JP
Japan
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outflow
molten material
crucible
melt
stop
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JP1942781A
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JPS57134684A (en
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進 平竹
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は金属等の被溶解材を溶解用の容器例えばルツ
ボ内で溶融させ、その溶融体をルツボの流出口からオー
バーフロー状に流出させて取出すようにしている装置〔
例えば金属の溶解精錬装置(特願昭5l−111043
)や廃棄物の溶融処理炉(特願昭54−141902、
特願昭54−141902)〕において、上記流出中の
溶融体の流出を停止させる方法に関するものである。
従来、上記のような炉において流出中の溶融体を停止さ
せる場合には自然停止を待つ方法や狭い管を通過させて
通過路での自然凝固を待つ方法が行なわれている。
しかし上記の方法では停止までに時間を要する為、例え
ば鋳型の中に溶融体を注ぐ場合に溶融体が鋳型から溢れ
出てしまって溶融体を無駄に捨てることになるばかりか
、溢れた溶融体により鋳型周辺の機器を損傷させたり汚
染させたりしその仕末に大変な手間を生む欠点があった
そこで本発明は、上述の欠点を除くようにしたもので、
溶融体の流出を速やかに停止させることができて歩留り
の向上その他種々の効果を得られるようにした流出中の
溶融体の流出停止方法を提供しようとするものである。
以下本願の実施例を示す図面について説明する。
1はルツボで、金属で形成された本体2の内部に備えら
れた冷却体流通路3に冷却体(例えば水)を流通させる
ことによって冷却され得るようにしである。
4はルツボ1の内部に備えられた溶融用の空間を示し、
その直径は例えば300〜900胴のものが用いられる
5はルツボ1の側壁1aの一部に設けられた流出部で、
その幅は例えば40〜200mmに形成される。
次に溶融用の空間4において、6は被溶解原料で、鉄そ
の他の金属あるいは種々の放射性廃棄物(金属類、非金
属類)などである。
同図示されるものは未溶融状態でルツボ1の底部及び側
壁の内面を覆っているものであり、これはルツボ1の内
面を後述の溶融体から保護すると共に、ルツボ1による
溶融体の汚染を防止する為に置かれているものである。
7はセルフライニング層で、未溶融の原料の上面を覆う
状態に位置している。
このセルフライニング層7は未溶融の原料と既溶融のも
のとが混ざり合った半溶融層となっている。
8は溶融体を示す。また9は鋳型で、溶融体が注ぎ込ま
れる対象の一つとして例示するものである。
次に凝固作用材の投入装置10において、11はホッパ
ーで、内部には粒状、粉状の凝固作用材12(その大き
さは例えば2〜3mmの米粒程度)が入れられており、
また下部には弁13を備える。
凝固作用材12は後述のように溶融体を固化させる為の
ものであり、一般には溶融体と同じ材質のものが好まし
いが、その他溶融体を凝固させて固化させ得るものであ
れば任意のものの使用が可能である。
14はシュートで、凝固作用材12の投入を案内する為
のものであり、その下端の投入口15は図示される如く
流出部5の上方に位置している。
上記構成のものにあっては、先ずルツボ1内の溶融用空
間4に多量の被溶解原料6が装入され、それは周知の加
熱手段例えばプラズマトーチによる加熱手段、アーク放
電による加熱手段あるいはオイルやガスバーナーによる
加熱手段によって、1500°C以上など被溶解材に適
した通常の温度に加熱され、図示される如き溶融状態に
される。
同被溶解原料の追加は新たな被溶解原料を溶融体8の中
に投入することにより行なわれる。
上記のようにして形成された溶融体8は図示される如く
オーバーフローの形で流出部5から流出させられ、鋳型
9の中に注ぎ込まれる。
次に上記溶融体8の流出を停止させるに当っては、弁1
3が所定時間だけ開かれて所定量の凝固作用材12がシ
ュート14へ向けて落とされる。
その凝固作用材12はシュート14を介してその投入口
15から流出部5において溶融体8が流通中の部分に載
置(投入)される。
すると流出部5を流通中の溶融体8はその凝固作用材1
2によって冷却されて凝固し、その凝固即ち固化したも
のが第3図に示される如く流出部5に堰16を形成する
従ってその堰16によってその後のルツボ内の溶融体8
の流出は阻止される。
上記のようにして溶融体8の流出は速やかに停止する。
次に、再び溶融体8を流出させたい場合には、プラズマ
トーチからのプラズマアークを上記流出部5に形成され
ている堰16に照射する等任意の手段によって上記の堰
16を溶融あるいは崩せば、再び溶融体8を流出させる
ことができる。
同上記の停止操作の場合において凝固作用材12を流出
部5に存置させる方法は、上記のように上方からの投入
による外、流出部5の側方から流出部5に凝固作用材1
2を流し込む等任意の方法を用いても良い。
また上記流出部5を流過する溶融体8の流通断面積が広
い場合には次のようにすると良い。
即ち流通中の溶融体の深さが深い場合には投入する凝固
作用材12の量を増し、また流通幅が広い場合には、そ
れに応じて幅広の投入口15を用いたりあるいは投入口
15を前後左右に移動させながら、上記凝固作用材12
の投入を行なっても良い。
次に実験結果の一例を示せば、毎分61の割で鉄鋼の溶
融体8が40anO幅で流出している過程において、常
温の凝固作用材12を約1kg上述の如く投入したとこ
ろ、上記溶融体8の流出を停止させることができた。
以上のようにこの発明にあっては、ルツボ1から流出中
の溶融体8の流出を停止させたい場合には、ルツボ1の
流出部5において溶融体8が流通している部分に凝固作
用材13を置くだけの操作でもって、前述の如く溶融体
8の流出を速やかに停止させることのできる特長がある
このことは、例えば流出させた溶融体8を鋳型9に注ぎ
込む場合に、その溶融体8が鋳型9からあふれてしまう
ことを上記速やかな停止により防止できて歩留りを向上
させることができるほか、こぼれた溶融体を除去する手
間が省は作業性を良くする。
また連続溶解させた溶融体を多数の鋳型に次々と注ぎ込
む場合において、溶解を中断することなく次の鋳型に注
ぐことができるため能率が向上し、さらに何らかの事故
によって鋳型への注ぎ込みを停止せねばならぬ事態に至
っても、即座に注ぎ込みを停止できる安全性がある。
更に本発明は上記のように停止操作を行なう場合、上記
の如く流出部への凝固作用材12の載置によってそれを
行なうものであるから、流出部の流通断面積が大きくて
もあるいは小さくても、上記粒状の凝固作用材の量を加
減するだけでいずれの場合も上記の如く速やかに流出を
停止させられるという広い適応性がある。
更にまた本発明は、前述の如く流出途中の溶融体8を冷
却することによりその溶融体8を固化させて堰16を形
成させ、その堰16によって溶融体8の流出を停止させ
るものであるから、その停止後、再度溶融体8を流出さ
せる場合には、上記の堰を溶融させるだけの非常に簡易
な操作で再び溶融体8を流出させることができる流出再
開作業上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は溶融体の取
出状態を示す炉の縦断面略示図、第2図は同平面図(I
[−II線断面図)、第3図は溶融体の流出口と凝固作
用材の投入装置との関連を示す縦断面図。 1・・・・・・ルツボ、5・・・・・・流出部、8・・
・・・・溶融体、12・・・・・・凝固作用材、16・
・・・・・堰。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ルツボ内の溶融体をルツボの側壁の一部に設けた流
    出部からルツボ外に流出させている状態において、上記
    溶融体の流出を停止するに当っては、上記流出部におい
    て溶融体が流出中の部分に粒状の凝固作用材を載置させ
    、その載置させた凝固作用材によって上記流出部を流通
    中の溶融体を冷却させ、溶融体の流出部において固化さ
    せて流出部に堰を形成させ、その堰によって上記ルツボ
    内の溶融体がルツボ外へ流出することを停止させること
    を特徴とする流出中の溶融体の流出停止方法。
JP1942781A 1981-02-12 1981-02-12 流出中の溶融体の流出停止方法 Expired JPS5914713B2 (ja)

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JPS57134684A JPS57134684A (en) 1982-08-19
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