JPH06198396A - 特に高機械特性のダイキャスティングを製造するための、レオキャストインゴットを製造する方法 - Google Patents

特に高機械特性のダイキャスティングを製造するための、レオキャストインゴットを製造する方法

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JPH06198396A
JPH06198396A JP5262990A JP26299093A JPH06198396A JP H06198396 A JPH06198396 A JP H06198396A JP 5262990 A JP5262990 A JP 5262990A JP 26299093 A JP26299093 A JP 26299093A JP H06198396 A JPH06198396 A JP H06198396A
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)
  • Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高機械特性のダイキャスティングを製造する
ためのセミリキッドキャスティングインゴットの製造方
法を提供する。 【構成】 ピッグ形状をしてセラミック粒子を含有しま
たは含有しない金属合金が溶解炉(2)で溶解され、ラ
ドル(3)へ移送され、ガス抜きされ、そして加圧炉
(6)へ供給され、固化工程へ供給されそして静止ミキ
サー(12)へ層流状態で供給されて加圧炉(6)から
セミリキッド状態でキャストされ、静止ミキサー(1
2)の出口においてレオキャスト材が冷却された金属ダ
イ(20)を層流状態で通り収集される。好ましくはサ
イホン形式の収集タンク(14)および保護ガスシール
ドが設けられており、単一のビレット(41)に固化さ
れ、ビレットは次いでローラ(25)により鋸(26)
を越えて案内されて小片に切断され、その小片から所望
の重量および大きさのインゴットが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信頼性が高く低コスト
の、軽合金、特にアルミニウム合金であってセラミック
粒子が付加されたものを用いて、内燃機関の部品をダイ
キャストにより生産するためのレオキャストインゴット
を生産する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1979年6月20日に出願された、固
体相および液体相からなる金属合金混合物を準備する方
法および装置の名称のイタリア特許第1,119,28
7号明細書(その内容が所望により本願出願に適宜引用
包含される)には、一連の螺旋羽根を内蔵した円柱状ラ
ンナーからなり、金属合金を静止ミキサーから流出する
につれて注入しそして部分的に固化するようにするとと
もに、同時に、形成された固体相を残りの液体相と混合
してミキサーの出口において比較的低粘度の固体/液体
混合物であって、その混合物においては分離した固体相
が液体合金の中に均一に浮遊しているものを製造するこ
とに関する。
【0003】このようにして製造された混合物は、その
混合物が掬われそして鋳込まれるまで十分長時間に亘り
安定にとどまっている。上記特徴を達成するために、固
体/液体混合物は定常流体力学状態の下で製造されねば
ならず、そして正確且つ迅速にその混合物の物理的およ
び力学的特性(温度、合金冷却勾配、静止ミキサーを通
る速度、等)を正確および迅速に制御しなければならな
い。この目的のために、本願出願人は完全なセミリキッ
ドキャスティング方法を、1989年7月25日に、
「連続セミリキッドキャスティング方法および炉」の名
称の下にイタリア特許出願第67627−A/89とし
てを提案した(この内容は所望により本願出願に完全に
組込まれる)。上述の方法によれば、静止ミキサーは加
圧傾斜炉に連結されており、定常状態でキャスティング
可能としている。
【0004】上述したセミリキッド方法を使用した金属
合金のキャスティングは「レオキャスティング」として
知られており、そして特にマイクロ構造特性が非常によ
いものである。特に、レオキャスト軽合金は近時通常の
樹枝状結晶構造と異なり球状の構造を示すことが見出だ
され、従って機械特性および作動特性が改善されること
が見出だされている。セミリキッドキャスティング方法
は、しかしながら、経済性およびその要素の複雑な設計
のためにダイキャストが採用される内燃機関エンジン用
部品のようなものを生産するのには採用できず、このよ
うなダイキャストの作業においてはそれに用いられる高
速インジェクションスピードのために乱流状態で行われ
る。更にダイキャスティングは所定百分率のセラミック
粒子または繊維をマトリックスとして含んでいる最近の
種々の高性能金属合金の使用を許容しない。
【0005】上述した欠点を解消するために、本願出願
人は1991年4月19日に、「セミリキッド金属合金
のインジェクションによる高機械特性のダイキャスティ
ングを製造する方法」の名称の下にイタリア特許出願第
TO91A000299号に記載されているように、軽
合金のレオキャストインゴットをセラミック粒子ととも
にまたはセラミック粒子なしで用いてセミリキッドキャ
スティングする方法を提案した(この出願の内容もまた
適宜本願出願の内容となるものである)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】優れた構造特性を示す
にも拘らず、上記方法を用いて製造されたダイキャステ
ィングの欠点は熱処理を許容しないことである。このこ
とはダイキャスティングインゴットが、その部品が製造
されるために均一の重さに製造されねばならないためで
あり、この目的のために上述の方法においては(セラミ
ック粒子とともにまたはセラミック粒子なしの)静止ミ
キサーからキャスティングして製造したレオキャストイ
ンゴットから鋳型内部においてセミリキッド合金が切断
される。残念なことに、上述の作業の間に、インゴット
鋳型の内部において乱流が発生され、それにより気体物
質が合金に、そしてそれに従いダイキャスティングに混
合され、そして熱処理の間にその気体物質はダイキャス
ティングを損傷しまたは少なくとも表面の仕上げ状態を
損ね(所謂「オレンジピール」効果)を生じ、良好な表
面仕上げ状態を必要とするものに採用できない。
【0007】インゴット鋳型内におけるセミリキッドレ
オキャスティングは更に数々の付加的な欠点を示す。第
1に、インゴット鋳型は完全に乾燥していなければなら
ず、このことは特にアルミ合金において要求され、極め
て微量の湿気もまた制御不能な飛び散りをもたらし、そ
れにより作業者の安全を著しく損ねる。第2に、鋳型か
らレオキャストインゴットを取出すために、このものは
鋭く円錐形状となっていなければならず、それにより得
られるインゴットは長手方向に沿って種々の断面とな
り、従ってダイキャスティングインゴットの複雑な自動
切断により所与の長さにレオキャストインゴットが切断
される軸方向長さ位置において重量が異なることにな
る。第3に、ダイキャスティングインゴットの横方向の
変化(例えば、1つの製造部品から他の部品への変更)
はインゴット鋳型の変更を必要とする。そして最後に固
化の間に収縮することにより、インゴット鋳型内におけ
るレオキャスト材の一部は使用できず、従って屑として
捨てられねばならない。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は公知の方法の利点をその
まま残し、一方、同時にダイキャスティングに最適でそ
して上述した欠点を生じることなく製造することができ
るようにしたセミリキッドキャスティング方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、金属合
金を溶解する工程、および加圧炉内に定常的なレオロジ
ー状態で収集された該金属合金を固化工程において層流
状態で静止ミキサーに供給してセミリキッドキャスティ
ングして該静止ミキサーの出口においてセミリキッドレ
オキャスト材を得る工程からなる、特に高機械特性のダ
イキャスティングを製造するための、レオキャストイン
ゴットを製造する方法において、前記レオキャスト材を
静止ミキサーの出口において層流状態で冷却された金属
ダイを通して収集し、そしてそれを単一の一定断面のビ
レットに固化する工程、および該ビレットを切断手段を
越えて供給して該ビレットを小片に切断する工程からな
ることを特徴とする特に高機械特性のダイキャスティン
グを製造するための、レオキャストインゴットを製造す
る方法により上述の目的を達成する。
【0010】
【実施例】以下添付図面を参照して、本発明の実施例を
非限定的に例示として説明する。図1から図3を参照し
て、符号1は所望の重量および大きさのレオキャストイ
ンゴット(図示せず)を製造するためのシステムであ
り、本願出願人により出願され上述したイタリア特許出
願第TO91A000299に記載されたようなセミリ
キッドダイキャスティングに適するレオキャストインゴ
ットを製造するシステムを示す。
【0011】システム1は従来の形式の溶解炉2、例え
ば電気反射式の炉を具備しており、この溶解炉2は固体
金属合金、好ましくはアルミ合金、例えばピグ形状のア
ルミ合金を受取り溶解する。またシステム1は動力式ラ
ドル3を具備しており、このラドル3はレール4に沿っ
て走行し、炉2内の液状合金内に直接に供給されたセラ
ミック粒子を含みまたは含んでいない液体合金を炉2の
上のランナー5から受取るように設計されている。更に
システム1は上述したイタリア特許出願第67627−
A/89に記載されている形式の流動式炉6(図2)を
具備している。
【0012】流体に対して密封性があるので、炉6は所
望により加圧することができそして固定サポート7に担
持されており、待機位置(図2に破線で示す)と作動位
置(実線で示す)の間を後に詳述するようにキャスティ
ング中にアクチュエータ8により揺動される。炉6は、
レール4に対面し、そして好ましくはフィルター10を
装備したローディングドア9を有しており、また、本願
出願人により出願された前述のイタリア特許第1,11
9,287号に記載された形式の静止ミキサー12を具
備している。炉6(図2)は内部にサイホン形式のタン
ク14を具備しており、固化開始温度より約50度高い
温度の液体合金を貯留し保持するようになっている。静
止ミキサー12が炉6の底部に直接支持されており、図
2において実線で示されている作動位置にある炉6とと
もにタンク14の内部に流体圧的に連結されている。加
圧されそして傾斜位置にある炉6によって、セミリキッ
ド状態の溶融した金属合金をミキサー12を通じて厳密
に層流状態で注入することができ、一方、タンク内の残
りの溶融合金を定常的なレオロジカル(すなわち、圧力
/速度/ポテンシャルエネルギ)状態に保持しており、
しかしてタンク14内の流体圧的な外乱がミキサー12
を通る層流流れに影響を及ぼすことを防止している。
【0013】システム1は更にミキサー12の出口にお
いてレオキャスト材の流れ(セミリキッドの金属合金で
あり、安定状態で浮遊しているセラミック粒子を含みま
たは含まないもの)を受取り、固化しそして引き続きイ
ンゴットに形成するるための手段15を具備している。
本発明によれば、手段15(図3)はエクストルーダー
または金属ダイ20を含んでおり、エクストルーダーま
たは金属ダイ20は、例えば、モータ駆動されるポンプ
22によりパイプ21に沿って循環される水によって冷
却される。上記手段15は更にタンク23を含み、この
タンク23は例えば耐火材から作られており、セミリキ
ッドレオキャスト材を収集するものであり、ミキサー1
2の出口の下流方向で且つダイ20の直上方に位置して
いる。更に上記手段15は一連の駆動されたガイドロー
ラ25(図2)をダイ20の下方に具備し、また上記手
段15はレール28に沿いそれと平行に走行する駆動さ
れたプラットホーム27に担持された円形鋸26を具備
している。
【0014】図3において、特に、ダイ20は円柱状の
フォーミング導管30を含んでおり、このフォーミング
導管30は熱伝導の良好な材質、例えば銅でできてお
り、水(または他の冷媒)により冷却され、内部がパイ
プ21に連結されそして乱流を高めて冷媒の熱交換効率
を高めるようにしたパーティション33を有するジャケ
ット31を具備している。フォーミング導管30は収集
タンク23の出口に直接突当て連結されており、収集タ
ンク23は本発明によればサイホン形式であり、そして
出口35からパーティション37により分離された収集
部36を含んでおり、上記パーティション37はタンク
23の上縁部37aと同一の高さとなっており、タンク
23内においてセミリキッドなレオキャスト材38(図
3)のバスの自由表面から突出するような高さとなって
いる。収集部36もまた出口35からスパー39により
分離されており、このスパー39はパーティション37
に対して変位しておりそしてタンク23の底部に形成さ
れ出口35と同一高さとなっている。
【0015】このようにしてセミリキッドなレオキャス
ト材38のミキサー12の端部24からの流出流れ40
は内部部分36において収集され、そこからその流れ4
0はタンク23の残部に流入しタンク23の出口35に
おいて、タンク23内に貯留されているセミリキッドな
レオキャスト材38の流体圧的状態には全体として何ら
影響を与えず、そのセミリキッドなレオキャスト材38
はタンク23からダイ20を通り定常的なレオロジカル
状態で且つ厳密な層流状態で供給される。フォーミング
導管30に沿って流れるにつれて、材38は固化され、
そして、ダイ20の出口において、単一の連続した一定
断面のビレット41を形成する。タンク23と出口端部
24の間の距離はできるだけ短く且つ所望の構成および
作動条件に合致するように保たれる。タンク23の貯留
機能により、出口流れ40の結果としてレオキャスト材
38に生成される乱流は部分36のみに制限され、そし
て何れにしてもセミリキッド材38のレベルが実質的に
一定でありそして作動状態において端部37aに非常に
近いことにより無視することができる。出口35から、
レオキャスト材は次いでフォーミング導管30ダイに直
接流入し如何なる乱流の発生も全くない。
【0016】乱流を消滅させ、定常的なレオロジカル状
態をタンク23に生成しそしてタンク23を流体圧的に
ダイ20に繋ぐことの結果として、材38は実質的に気
体物質を何等含まない単一のビレット41として固化す
る。
【0017】一旦形成されると、ビレット41はダイ2
0の出口を通り、そして公知の方法により、動力駆動さ
れたガイドローラ25上へ送り出され、このガイドロー
ラ25は回転してビレット41をレール28に平行に供
給し、レール28に沿って動力駆動された円形鋸26が
摺動可能に担持されている。鋸26はレール28に沿っ
てビレット41とともに走行し、同時にビレット41を
小片に切断し、これら小片は装置52(図2)によりガ
イドローラ25の下方において集められる。所与の数の
小片が装置52に供給されると、装置52は図2におい
て破線で示される位置に移動されてビレット41の小片
をユーザー器具、例えば公知のコンベアベルト(図示せ
ず)に移送する。装置52は次いでローラ25の下方の
初期位置に戻り、連続ビレット41から切断された他の
小片を集める。
【0018】ビレット41の断面が一定のため、ビレッ
ト41を切断した小片は厳密に所望の重量のインゴット
を得るような大きさに更に切断することができ、そして
上述したセミリキッドダイキャスティング方法に使用す
ることができる。他の方法として、ビレット41が鋸2
6により切断される軸方向位置を適宜選定することによ
りビレットを所与の重量および大きさのインゴットに直
接切断してもよい。
【0019】レオキャスト材における気体物質を実質的
に全てなくしたために、システム1は更に気体物質をも
除去する手段を含んでいてもよく、この気体物質除去手
段は出発金属合金に含まれていたか、または炉2におけ
る溶解若しくは炉2からの注入に際して含有される可能
性のある、如何なる気体物質をも除去する。特に、シス
テム1は公知のガス抜きステーション60を有してお
り、このステーション60は炉2および6の間において
レール4に沿う所与の位置に設けられており、このステ
ーション60はレール4に沿って走行するにつれて動力
駆動されたラドル3を受取り、そして溶解した合金の水
素混合物を減少させ、そして合金をラドル3へ移送する
間に発生する乱流の結果として含まれる可能性のある気
体物質の殆どを消滅させるようになっている。システム
1は更にエジェクター手段65(図3)を静止ミキサー
12とタンク23の間に具備していて、合金内における
酸化物をセミリキッド状態にあるときに減少させる。
【0020】特に、エジェクター手段65は出口流れ流
40のまわりに保護のための不活性ガス雰囲気を生成す
る装置であり、互いに上下に設けられた一対の中空な環
状体66からなっており、ミキサー12の出口端部24
と同軸状であり、この出口24の下方に位置しており、
タンク23の上方にありそれにより静止ミキサー12と
タンク23の間でレオキャスト材の出口流れ40が環状
体66の軸線を通りその軸線に沿って強制的に流される
ようにされている。各環状体66はそれぞれ対をなした
ノズル67、68および加圧保護気体源(例えば不活性
気体)に連結したパイプ70を具備している。ノズル6
7、68は環状体66の軸線に対して互いに逆方向に傾
斜している。図示した実施例においては、環状体66の
ノズル67はミキサー12に接近しておりミキサー12
に向いており、すなわち上方を向いている。一方、環状
体66のノズル68はタンク23に接近しており、下方
を向いておりノズル67から拡開している。
【0021】このようにしてノズル67、68は環状本
体66内で且つ流出流れ40に沿って2つの拡開した気
体流れを形成し(この気体流れは化学的に異なっていて
もよく)、それによってダイ20を通るレオキャスト3
8の層流が保護気体のシールドの下で形成され、それに
より一層汚染を防止でき、更に加えて流れ40内におけ
る酸化物の形成を減少できることはノズル67、68か
らの気体の保護作用によるものである。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る方法および装置による利点
は上述の説明から明らかであろう。先ず第1にレオキャ
スト材を連続ビレットに形成することであり、これは連
続スチールキャスティングにおいて使用されている形式
の冷却されたダイを通ってレオキャスト材を層流状態に
おいて供給することによって乱流を消滅させ、それによ
り溶融合金内に気体物質が混入することを防止できるこ
とによる。例えばビレットが軽合金において広く行われ
ているように、所謂「ライスフィールド」を用いて連続
的に鋳込まれた場合には、すなわち、多数の出口を具備
し、そこを通して多数のビレットが同時に作られた場合
には、このようにすることは可能でなかったことに注意
すべきである。第1の場所においては、レオキャスト材
は極めて高密度であり、キャスティングが完全に行われ
るに十分なエネルギを有していない。そして、第2にこ
のような技術では不可避的に乱流を引起こし、それによ
り正に回避すべきことである気体物質の混入を起こす。
【0023】第2に本発明による方法によりビレットか
ら問題なく製造することを可能とする。すなわち、ビレ
ットを鋸26を用いて切断することにより所望の重さお
よび大きさのインゴットのビレットの製造が可能とな
る。ビレットが一定の断面を持っていることにより、事
実、インゴットの重量はその小片が切断される軸方向の
位置のみにより決定される。異なる直径のインゴットを
製造するためには、ダイ20は所望の内部直径の導管3
0を具備しているダイと交換するだけでよい。最後に本
発明の方法により従来のインゴット鋳型内部における材
の収縮による不要物として廃棄することが減少される。
また、材を円錐形とすることにより補償する必要をなく
せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法を実施するためのシステムの
概略平面図を示す。
【図2】図1のシステムの一部を拡大したシステムの拡
大図である。
【図3】図2の詳細を示すより大きな縮尺の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 システム1 2 溶解炉 3 動力式ラドル 4 レール 5 ランナー 6 流動式炉 7 固定サポート 8 アクチュエータ 9 ローディングドア 10 フィルター 12 静止ミキサー 14 サイホン形式のタンク 15 インゴット形成手段 20 エクストルーダーまたは金属ダイ 21 パイプ 22 ポンプ 23 収集タンク 24 ミキサーの端部 25 ガイドローラ 26 円形鋸 27 プラットホーム 28 レール 30 フォーミング導管 31 ジャケット 33 パーティション 35 出口 36 収集部 37 パーティション 37a タンクの上縁部 38 セミリキッドなレオキャスト材 39 スパー 40 流出流れ 41 ビレット 52 小片収集装置 60 ガス抜きステーション 65 エジェクター手段 66 環状体 67 ノズル 68 ノズル 70 パイプ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属合金を溶解する工程、および加圧炉
    内で定常的なレオロジー状態で収集された該金属合金を
    固化工程において層流状態で静止ミキサーに供給してセ
    ミリキッドキャスティングして該静止ミキサーの出口に
    おいてセミリキッドレオキャスト材を得る工程からな
    る、特に高機械特性のダイキャスティングを製造するた
    めの、レオキャストインゴットを製造する方法におい
    て、前記レオキャスト材を静止ミキサーの出口において
    層流状態で冷却された金属ダイを通して収集し、そして
    それを単一の一定断面のビレットに固化する工程、およ
    び該ビレットを切断手段を越えて供給して該ビレットを
    小片に切断する工程からなることを特徴とする特に高機
    械特性のダイキャスティングを製造するための、レオキ
    ャストインゴットを製造する方法。
  2. 【請求項2】 層流状態で前記ダイを通して前記レオキ
    ャスト材を収集する工程が保護気体のシールド下で行わ
    れることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 層流状態で前記ダイを通して前記レオキ
    ャスト材を収集する工程が前記ミキサーおよびダイの間
    でサイホン形式の収集タンクにより行われ、該収集タン
    ク内において前記セミリキッドなレオキャスト材が該静
    止ミキサーの出口から直接に収集され、該収集タンクの
    出口からセミリキッドなレオキャスト材が定常的なレオ
    ロジカル状態で前記ダイのフォーミング導管に導かれる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記静止ミキサーからもたらされサイホ
    ン形式のタンクに収集されるセミリキッドなレオキャス
    ト材が前記静止ミキサーからの該材の連続流出流れを前
    記タンクの上で且つ静止ミキサーの出口に位置し保護雰
    囲気を形成するための環状装置を通って案内することに
    よって酸化物の生成に対して保護されており、前記流出
    流れが該環状装置の対称軸に沿って案内されるととも
    に、2つの気体流れが環状装置の内部において該対称軸
    に対して互いに逆方向に傾斜した2組のノズルにより前
    記流出流れのまわりに噴射されていることを特徴とする
    請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記金属合金が溶解炉内で溶解され、該
    炉からラドルへ十分に液体状態で移送され、そして該ラ
    ドルによりフィルタを通り前記加圧炉内へ供給され、該
    加圧炉内の前記合金が、結晶化開始温度より僅かに高い
    温度において、十分に液体状態に保たれており、そして
    所定値まで炉が加圧された後に、該炉を部分的に傾ける
    ことにより、前記静止ミキサーを通りセミリキッド状態
    で注がれるとともに、同時に該加圧炉内において定常的
    なレオロジカル状態に維持されることを特徴とする請求
    項1〜5の何れか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 一度び前記ラドルへ移送されると、ラド
    ルを溶解炉と加圧流れ炉内に位置するガス抜きステーシ
    ョンへも供給して前記溶解合金が水素成分を除去するガ
    ス抜き工程を受けることを特徴とする請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 前記ダイの出口の下方において前記ビレ
    ットがガイドローラにより収集され摺動可能に設けられ
    た動力鋸を具備したレールと平行に供給され、該動力鋸
    はレールに沿ってビレットとともに移動するとともに、
    同時に、ビレットが小片に切断されてガイドローラの下
    方の装置により収集されることを特徴とする請求項1〜
    6の何れか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 金属合金を溶解するための溶解手段、静
    止ミキサー、および定常的なレオロジカル状態で収集し
    た該合金を固化工程において層流状態で静止ミキサーへ
    供給して該静止ミキサーの出口においてセミリキッドな
    レオキャスト材を得るための合金をセミリキッドキャス
    ティングするための加圧炉からなる、特に高機械特性の
    ダイキャスティングを製造するための、レオキャストイ
    ンゴットを製造するシステムにおいて、更に冷却された
    金属ダイを含み、該ダイを通り前記レオキャスト材が前
    記静止ミキサーから層流状態で収集され単一の一定断面
    のビレットに固化され、そして該ビレットを小片に切断
    する切断手段を越えて供給する手段を含んでいることを
    特徴とする特に高機械特性のダイキャスティングを製造
    するシステム。
  9. 【請求項9】 前記金属合金をピッグ形状に溶解するた
    めの溶解炉、十分に液体状態の金属合金を溶解炉から収
    集した前記加圧炉へ移送するためのラドル手段、該加圧
    炉の入口において液体合金を濾過するためのフィルター
    手段、前記溶解炉および加圧炉間のラドル手段が走行す
    る経路に沿う所与の点において該ラドル手段を受取るガ
    ス抜きステーション、静止ミキサーおよびダイ間のサイ
    ホン形式のタンク、静止ミキサーおよびタンク間に設け
    られセミリキッド状態の合金を保護するためのエジェク
    タ手段、前記ダイの出口において形成されたビレットを
    受取るガイドローラ、並びに該ローラを越えて移動して
    ビレットを小片に切断するための円形鋸からなることを
    特徴とする請求項8に記載のシステム。
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