JPH0123227B2 - - Google Patents
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- JPH0123227B2 JPH0123227B2 JP60108481A JP10848185A JPH0123227B2 JP H0123227 B2 JPH0123227 B2 JP H0123227B2 JP 60108481 A JP60108481 A JP 60108481A JP 10848185 A JP10848185 A JP 10848185A JP H0123227 B2 JPH0123227 B2 JP H0123227B2
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- molten metal
- overflow pipe
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- casting device
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/10—Supplying or treating molten metal
- B22D11/11—Treating the molten metal
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、連続鋳造装置における溶湯受入れ用
タンデイツシユのための鋳込み装置であつて、タ
ンデイツシユ内の湯出しノズルの上方に装着可能
なオーバーフロー管を有し、該オーバーフロー管
が、溶湯の作用を受けて破断可能な基準破断部位
を介して前記タンデイツシユの容器底部と接合さ
れている形式のものに関する。
タンデイツシユのための鋳込み装置であつて、タ
ンデイツシユ内の湯出しノズルの上方に装着可能
なオーバーフロー管を有し、該オーバーフロー管
が、溶湯の作用を受けて破断可能な基準破断部位
を介して前記タンデイツシユの容器底部と接合さ
れている形式のものに関する。
[従来の技術]
連鋳機又は連鋳設備においては、溶湯はタンデ
イツシユと呼ばれる冶金用中間容器の湯出しノズ
ル又は注湯通路を通つて連鋳用鋳型内へ装入され
るが、その場合の重大な問題点として、湯出しノ
ズル又は注湯通路の周辺で溶湯の初期注湯部分が
凝固する傾向がある点が挙げられる。これは、連
鋳操業の開始時に溶湯の初期注湯部分乃至初期装
入分が溶湯に比較して可成り低温状態にあるタン
デイツシユ壁又は、湯出しノズルを形成する煉瓦
壁に接触して冷却することに起因し、この結果溶
湯は湯出しノズル内で「凝固」することになる。
イツシユと呼ばれる冶金用中間容器の湯出しノズ
ル又は注湯通路を通つて連鋳用鋳型内へ装入され
るが、その場合の重大な問題点として、湯出しノ
ズル又は注湯通路の周辺で溶湯の初期注湯部分が
凝固する傾向がある点が挙げられる。これは、連
鋳操業の開始時に溶湯の初期注湯部分乃至初期装
入分が溶湯に比較して可成り低温状態にあるタン
デイツシユ壁又は、湯出しノズルを形成する煉瓦
壁に接触して冷却することに起因し、この結果溶
湯は湯出しノズル内で「凝固」することになる。
この問題点を解決するために過去においては、
タンデイツシユの湯出しノズル又は注湯通路の範
囲をバーナ例えばガスバーナを用いて予熱する必
要があつた。しかしながら、かかる操作は時間を
浪費し、著しく経費がかかる。そこで前記問題点
を解決するための別の手段として、湯出しノズル
の上位でタンデイツシユ内に1本のオーバーフロ
ー管を配置することもすでに公知になつている。
しかしこの公知の解決手段では、溶湯は、湯出し
ノズルを通過できるようになるまでに、所定の浴
高又は所定の浴面レベルに達しなければならな
い。換言すれば、この公知の手段では、オーバー
フロー管を用いずに徐々に増量していく初期注湯
量の場合よりも、むしろ比較的多量の初期注湯部
分を湯出しノズル又は注湯通路に供給することが
意図されている。しかしながらこの公知手段が、
湯出しノズルにおける凝固の問題を申し分なく解
決するには不充分であることが判つた。
タンデイツシユの湯出しノズル又は注湯通路の範
囲をバーナ例えばガスバーナを用いて予熱する必
要があつた。しかしながら、かかる操作は時間を
浪費し、著しく経費がかかる。そこで前記問題点
を解決するための別の手段として、湯出しノズル
の上位でタンデイツシユ内に1本のオーバーフロ
ー管を配置することもすでに公知になつている。
しかしこの公知の解決手段では、溶湯は、湯出し
ノズルを通過できるようになるまでに、所定の浴
高又は所定の浴面レベルに達しなければならな
い。換言すれば、この公知の手段では、オーバー
フロー管を用いずに徐々に増量していく初期注湯
量の場合よりも、むしろ比較的多量の初期注湯部
分を湯出しノズル又は注湯通路に供給することが
意図されている。しかしながらこの公知手段が、
湯出しノズルにおける凝固の問題を申し分なく解
決するには不充分であることが判つた。
また冶金技術分野では、溶湯に流動特性改善剤
例えば粒状又はペレツト状のカルシウムシリサイ
ドを添加して溶湯の流動を一層容易にし、かつ溶
湯の凝固傾向を阻止することが、“Ullmans
Encyklopa¨die der technischen Chemie”(1982
年第4版、第21巻、第424頁〜第425頁、Verlag
Chemie社刊)に基づいてすでに公知になつてい
る。しかしながら、かかる流動特性改善剤は、連
鋳操業において湯出しノズルを連鋳用鋳型内へ装
入される溶湯の初期注湯部分の凝固という根本的
な当該問題を申し分なく克服できるほどには適用
されるに至つていない。
例えば粒状又はペレツト状のカルシウムシリサイ
ドを添加して溶湯の流動を一層容易にし、かつ溶
湯の凝固傾向を阻止することが、“Ullmans
Encyklopa¨die der technischen Chemie”(1982
年第4版、第21巻、第424頁〜第425頁、Verlag
Chemie社刊)に基づいてすでに公知になつてい
る。しかしながら、かかる流動特性改善剤は、連
鋳操業において湯出しノズルを連鋳用鋳型内へ装
入される溶湯の初期注湯部分の凝固という根本的
な当該問題を申し分なく克服できるほどには適用
されるに至つていない。
[発明が解決しようとする課題]
本発明の課題は、連続鋳造開始時に溶湯が「凝
固する」危険を除き、あるいは少なくとも著しく
低下させうるような、冶金用中間容器つまりタン
デイツシユのための鋳込み装置を提供することで
ある。
固する」危険を除き、あるいは少なくとも著しく
低下させうるような、冶金用中間容器つまりタン
デイツシユのための鋳込み装置を提供することで
ある。
[課題を解決するための手段]
前記課題を解決する本発明の構成手段は、第1
のオーバーフロー管をめぐつて第2のオーバーフ
ロー管が配置されており、該第2のオーバーフロ
ー管が前記第1のオーバーフロー管と相俟つて、
溶湯のためのカルシウムシリサイドのような流動
特性改善剤を収容するための環状室を形成してい
る点にある。
のオーバーフロー管をめぐつて第2のオーバーフ
ロー管が配置されており、該第2のオーバーフロ
ー管が前記第1のオーバーフロー管と相俟つて、
溶湯のためのカルシウムシリサイドのような流動
特性改善剤を収容するための環状室を形成してい
る点にある。
[作用]
本発明の前記構成手段によつて、鋳造すでき溶
湯は、冶金用中間容器つまりタンデイツシユから
先ず第2のオーバーフロー管のオーバーフロー縁
つまり上縁を越えて溢流して環状室内へ流れ込ん
で溜まり、次いで第1のオーバーフロー管のオー
バーフロー縁つまり上縁を越えて溢流しかつタン
デイツシユの湯出しノズルを通つて排出される。
従つて本発明によれば、溶湯の初期注湯部分の流
れを湯出しノズルにセンタリングさせることが可
能になり、ひいては該湯出しノズルの周縁に沿つ
て、また該湯出しノズル内を溶湯が比較的ゆつく
り細々と流れて該溶湯を凝固させることなく、前
記初期注湯部分を比較的迅速に湯出しノズルを通
して通流させることが可能になる。かてて加え
て、内外の両オーバーフロー管の間に形成された
環状室内には、溶湯の初期注湯部分が湯出しノズ
ルで凝固するのを防止するための流動特性改善剤
をペレツト状又は粒状の形で鋳込み開始前に装入
しておくことが可能になる。溶湯のための、それ
自体すでに公知の該流動特性改善剤は、所期の時
点に、すなわち溶湯の初期注湯部分の湯出し中に
溶湯の流動特性に改善作用を及ぼすので、溶湯の
初期注湯部分の凝固する危険が申し分なく回避さ
れる。前記溶湯の流動特性改善剤としては、公知
のようにカルシウムシリサイドが特に適している
が、このような流動特性改善剤は発熱反応を行う
ことができるので、鋳型へ装入される溶湯の初期
注湯部分の温度を高めかつ該初期注湯部分の粘性
を低下させるので、溶湯は一層流れ易くなる。
湯は、冶金用中間容器つまりタンデイツシユから
先ず第2のオーバーフロー管のオーバーフロー縁
つまり上縁を越えて溢流して環状室内へ流れ込ん
で溜まり、次いで第1のオーバーフロー管のオー
バーフロー縁つまり上縁を越えて溢流しかつタン
デイツシユの湯出しノズルを通つて排出される。
従つて本発明によれば、溶湯の初期注湯部分の流
れを湯出しノズルにセンタリングさせることが可
能になり、ひいては該湯出しノズルの周縁に沿つ
て、また該湯出しノズル内を溶湯が比較的ゆつく
り細々と流れて該溶湯を凝固させることなく、前
記初期注湯部分を比較的迅速に湯出しノズルを通
して通流させることが可能になる。かてて加え
て、内外の両オーバーフロー管の間に形成された
環状室内には、溶湯の初期注湯部分が湯出しノズ
ルで凝固するのを防止するための流動特性改善剤
をペレツト状又は粒状の形で鋳込み開始前に装入
しておくことが可能になる。溶湯のための、それ
自体すでに公知の該流動特性改善剤は、所期の時
点に、すなわち溶湯の初期注湯部分の湯出し中に
溶湯の流動特性に改善作用を及ぼすので、溶湯の
初期注湯部分の凝固する危険が申し分なく回避さ
れる。前記溶湯の流動特性改善剤としては、公知
のようにカルシウムシリサイドが特に適している
が、このような流動特性改善剤は発熱反応を行う
ことができるので、鋳型へ装入される溶湯の初期
注湯部分の温度を高めかつ該初期注湯部分の粘性
を低下させるので、溶湯は一層流れ易くなる。
また基準破断部位の使用に基づいて、例えば所
定の浴面レベルに達すると、オーバーフロー管が
該基準破断部位で所望の時点に突発的にタンデイ
ツシユの容器底部から分離されることによつて、
正規の鋳造開始時点を正確に制御することが可能
になる。
定の浴面レベルに達すると、オーバーフロー管が
該基準破断部位で所望の時点に突発的にタンデイ
ツシユの容器底部から分離されることによつて、
正規の鋳造開始時点を正確に制御することが可能
になる。
[実施例]
次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。
る。
連続鋳造装置では溶易は取鍋から先ずタンデイ
ツシユと呼ばれる冶金用中間容器へ注湯され、次
いで該タンデイツシユの底部に設けた単数又は複
数の湯出しノズルを介して、単数又は複数の連鋳
用鋳型へ装入される。
ツシユと呼ばれる冶金用中間容器へ注湯され、次
いで該タンデイツシユの底部に設けた単数又は複
数の湯出しノズルを介して、単数又は複数の連鋳
用鋳型へ装入される。
タンデイツシユ1の容器底部2上には、オーバ
ーフロー縁16を有する内位オーバーフロー管3
が配置されており、該内位オーバーフロー管はオ
ーバーフロー縁17を有する外位オーバーフロー
管4によつて取囲まれている。内外の両オーバー
フロー管3,4は殊に有利には湯出しノズル8を
有する穿孔煉瓦体5に対して共軸に配置されてい
る。内位オーバーフロー管3の下端部は、注湯ホ
ツバ9をカバーするリング板10に固定されてい
る。内位オーバーフロー管3は外位オーバーフロ
ー管4よりも著しく低い高さを有している。内外
の両オーバーフロー管3,4間の環状室6内に
は、鋳込み開始前に、溶湯流動特性改善剤7が、
殊に有利には粒状物の形で装入される。該粒状物
は発熱特性を有し、換言すれば溶湯の流動性を改
善する。この場合、最高約5mmの粒度を有する粒
状のカルシウムシリサイドが特に適している。な
お流動特性改善剤の具体的な組成は本発明の範囲
外である。リング板10は環状室6の床面を形成
するのみならず、内外のオーバーフロー管3と4
を互にセンタリングするために役立つ。
ーフロー縁16を有する内位オーバーフロー管3
が配置されており、該内位オーバーフロー管はオ
ーバーフロー縁17を有する外位オーバーフロー
管4によつて取囲まれている。内外の両オーバー
フロー管3,4は殊に有利には湯出しノズル8を
有する穿孔煉瓦体5に対して共軸に配置されてい
る。内位オーバーフロー管3の下端部は、注湯ホ
ツバ9をカバーするリング板10に固定されてい
る。内位オーバーフロー管3は外位オーバーフロ
ー管4よりも著しく低い高さを有している。内外
の両オーバーフロー管3,4間の環状室6内に
は、鋳込み開始前に、溶湯流動特性改善剤7が、
殊に有利には粒状物の形で装入される。該粒状物
は発熱特性を有し、換言すれば溶湯の流動性を改
善する。この場合、最高約5mmの粒度を有する粒
状のカルシウムシリサイドが特に適している。な
お流動特性改善剤の具体的な組成は本発明の範囲
外である。リング板10は環状室6の床面を形成
するのみならず、内外のオーバーフロー管3と4
を互にセンタリングするために役立つ。
外位オーバーフロー管4は耐火材料から、また
内位オーバーフロー管3並びにリング10は鋼か
ら成るのが殊に有利である。
内位オーバーフロー管3並びにリング10は鋼か
ら成るのが殊に有利である。
外位オーバーフロー管4の下端と容器底部2と
の間の接合部は基準破断部位12として構成さ
れ、該基準破断部位は溶湯の熱作用又は溶湯の揚
圧力作用を受けて比較的短い時間を経たのち、要
するに注湯開始期の経過後に溶解されかつ容器底
部2から離断される。換言すれば本発明の装置は
タンデイツシユ1の容器底部2に永久結合される
必要はない。むしろ本発明の装置は溶湯の初期注
湯部分の凝固回避を保証するのに充分な長さの時
間のあいだだけ前記容器底部2に配置されていれ
ばよい訳である。従つて基準破断部位の離断後に
内外のオーバーフロー管3,4はタンデイツシユ
1から除去される。
の間の接合部は基準破断部位12として構成さ
れ、該基準破断部位は溶湯の熱作用又は溶湯の揚
圧力作用を受けて比較的短い時間を経たのち、要
するに注湯開始期の経過後に溶解されかつ容器底
部2から離断される。換言すれば本発明の装置は
タンデイツシユ1の容器底部2に永久結合される
必要はない。むしろ本発明の装置は溶湯の初期注
湯部分の凝固回避を保証するのに充分な長さの時
間のあいだだけ前記容器底部2に配置されていれ
ばよい訳である。従つて基準破断部位の離断後に
内外のオーバーフロー管3,4はタンデイツシユ
1から除去される。
第2図に示した実施例では、半径方向内向きに
延びる底部11を有する外位オーバーフロー管4
は内位オーバーフロー管3の外周面に、しかも殊
に有利には内位オーバーフロー管の半分の高さよ
りも上位の外周面に、直接固定されて環状室6を
形成している。
延びる底部11を有する外位オーバーフロー管4
は内位オーバーフロー管3の外周面に、しかも殊
に有利には内位オーバーフロー管の半分の高さよ
りも上位の外周面に、直接固定されて環状室6を
形成している。
外位オーバーフロー管4のオーバーフロー縁1
7は内位オーバーフロー管3のオーバーフロー縁
16よりも上位にある。しかしオーバーフロー縁
17を内位オーバーフロー管3のオーバーフロー
縁16と同じ高さに、又は該オーバーフロー縁1
6よりも低位に位置させることも可能である。
7は内位オーバーフロー管3のオーバーフロー縁
16よりも上位にある。しかしオーバーフロー縁
17を内位オーバーフロー管3のオーバーフロー
縁16と同じ高さに、又は該オーバーフロー縁1
6よりも低位に位置させることも可能である。
底部11上の環状室6は、殊に粒状の溶湯の流
動特性改善剤を収容することを可能にする。
動特性改善剤を収容することを可能にする。
内位オーバーフロー管3は基準破断部位12に
よつてタンデイツシユの容器底部2に(図示例で
は穿孔煉瓦体5の注湯ホツパ内で)接合されてい
る。要するに両オーバーフロー管3,4は共通の
基準破断部位12によつて容器底部2に接合され
ている訳である。
よつてタンデイツシユの容器底部2に(図示例で
は穿孔煉瓦体5の注湯ホツパ内で)接合されてい
る。要するに両オーバーフロー管3,4は共通の
基準破断部位12によつて容器底部2に接合され
ている訳である。
タンデイツシユの容器底部2はただ1つの湯出
しノズル8ではなくて、複数の湯出しノズルを有
していてもよく、各湯出しノズル毎に夫々前記鋳
込み装置を設けることが可能である。更に本発明
の装置は、所謂フリー・ラン(自由通流)ノズル
に適用することもでき、あるいは、制御可能なシ
ヤツタ、特に容器底部のノズル下側に組付けられ
たスライドシヤツタ(図示せず)と協働するノズ
ルに適用することもできる。
しノズル8ではなくて、複数の湯出しノズルを有
していてもよく、各湯出しノズル毎に夫々前記鋳
込み装置を設けることが可能である。更に本発明
の装置は、所謂フリー・ラン(自由通流)ノズル
に適用することもでき、あるいは、制御可能なシ
ヤツタ、特に容器底部のノズル下側に組付けられ
たスライドシヤツタ(図示せず)と協働するノズ
ルに適用することもできる。
本発明の鋳込み装置は、中間容器つまりタンデ
イツシユを鋳込み作業のために準備する場合に、
注湯ホツパ及び湯出しノズルの上位に装着され
る。注湯が始まると溶湯は先ず、本発明の鋳込み
装置の外位オーバーフロー管4の外側範囲の容器
底部2上で上昇する。溶湯の浴高もしくは浴面レ
ベルが外位オーバーフロー管4のオーバーフロー
縁17に達すると、溶湯は環状室6内へ流入す
る。該環状室において粒状の流動特性改善剤7が
その発熱性に基づいて溶湯に対して溶湯の流動特
性改善作用を及ぼし、この改善作用を受けた溶湯
の初期注湯部分、つまり流動特性改善剤を収容し
た環状室6内へ始めに流入した溶湯部分量は直ち
に内位オーバーフロー管3のオーバーフロー縁1
6を越えて溢流し、該内位オーバーフロー管3に
よつてセンタリングされて直接に湯出しノズル8
内へ流入することになり、従つて注湯開始期には
比較的冷えた状態にあるタンデイツシユ1の壁面
に前記初期注湯部分が接触して注湯ホツパ9や湯
出しノズル8内で凝固するような不都合な事態は
申し分なく避けられる。更に又、両オーバーフロ
ー管3,4の通流横断面と高さを適正に選ぶこと
によつて本発明の鋳込み装置をその都度稼働条件
に容易に適合させうるのは勿論である。
イツシユを鋳込み作業のために準備する場合に、
注湯ホツパ及び湯出しノズルの上位に装着され
る。注湯が始まると溶湯は先ず、本発明の鋳込み
装置の外位オーバーフロー管4の外側範囲の容器
底部2上で上昇する。溶湯の浴高もしくは浴面レ
ベルが外位オーバーフロー管4のオーバーフロー
縁17に達すると、溶湯は環状室6内へ流入す
る。該環状室において粒状の流動特性改善剤7が
その発熱性に基づいて溶湯に対して溶湯の流動特
性改善作用を及ぼし、この改善作用を受けた溶湯
の初期注湯部分、つまり流動特性改善剤を収容し
た環状室6内へ始めに流入した溶湯部分量は直ち
に内位オーバーフロー管3のオーバーフロー縁1
6を越えて溢流し、該内位オーバーフロー管3に
よつてセンタリングされて直接に湯出しノズル8
内へ流入することになり、従つて注湯開始期には
比較的冷えた状態にあるタンデイツシユ1の壁面
に前記初期注湯部分が接触して注湯ホツパ9や湯
出しノズル8内で凝固するような不都合な事態は
申し分なく避けられる。更に又、両オーバーフロ
ー管3,4の通流横断面と高さを適正に選ぶこと
によつて本発明の鋳込み装置をその都度稼働条件
に容易に適合させうるのは勿論である。
[発明の効果]
本発明の構成により、溶湯の初期注湯部分の流
動特性が改善され、従つて連鋳開始時に溶湯が凝
固する危険が排除されるので、湯出しノズルにお
ける溶湯の凝固と湯出しノズルの閉塞に基づく操
業トラブルが避けられる。また溶湯の流動特性改
善剤の使用により、溶湯の初期注湯部分と、これ
に接触して溶融した流動特性改善剤との好ましく
ない溶融混合物が当然生成するが、しかしながら
連続鋳造においては、前記溶融混合物は、排棄せ
ずに連鋳用のダミーバーとの連結部分を形成する
ために使用されるので、事実上、鋳造材料の損失
が生じることもあり得ない。以上述べた顕著な効
果に基づいて本発明の産業上の利用価値はきわめ
て大である。
動特性が改善され、従つて連鋳開始時に溶湯が凝
固する危険が排除されるので、湯出しノズルにお
ける溶湯の凝固と湯出しノズルの閉塞に基づく操
業トラブルが避けられる。また溶湯の流動特性改
善剤の使用により、溶湯の初期注湯部分と、これ
に接触して溶融した流動特性改善剤との好ましく
ない溶融混合物が当然生成するが、しかしながら
連続鋳造においては、前記溶融混合物は、排棄せ
ずに連鋳用のダミーバーとの連結部分を形成する
ために使用されるので、事実上、鋳造材料の損失
が生じることもあり得ない。以上述べた顕著な効
果に基づいて本発明の産業上の利用価値はきわめ
て大である。
第1図は鋳込み装置を有するタンデイツシユと
呼ばれる冶金用中間容器の断面図、第2図は異な
つた実施態様の断面図である。 1……冶金用中間容器(タンデイツシユ)、2
……容器底部、3……内位オーバーフロー管、4
……外位オーバーフロー管、5……穿孔煉瓦体、
6……環状室、7……流動特性改善剤、8……湯
出しノズル、9……注湯ホツパ、10……リング
板、11……底部、12……基準破断部位、1
6,17……オーバーフロー縁。
呼ばれる冶金用中間容器の断面図、第2図は異な
つた実施態様の断面図である。 1……冶金用中間容器(タンデイツシユ)、2
……容器底部、3……内位オーバーフロー管、4
……外位オーバーフロー管、5……穿孔煉瓦体、
6……環状室、7……流動特性改善剤、8……湯
出しノズル、9……注湯ホツパ、10……リング
板、11……底部、12……基準破断部位、1
6,17……オーバーフロー縁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 連続鋳造装置における溶湯受入れ用タンデイ
ツシユのための鋳込み装置であつて、タンデイツ
シユ1内の湯出しノズル8の上方に装着可能なオ
ーバーフロー管を有し、該オーバーフロー管が、
溶湯の作用を受けて破断可能な基準破断部位12
を介して前記タンデイツシユ1の容器底部2と接
合されている形式のものにおいて、第1のオーバ
ーフロー管3をめぐつて第2のオーバーフロー管
4が配設されており、該第2のオーバーフロー管
が前記第1のオーバーフロー管3と相俟つて、溶
湯のためのカルシウムシリサイドのような流動特
性改善剤7を収容するための環状室6を形成して
いることを特徴とする、連続鋳造装置におけるタ
ンデイツシユの鋳込み装置。 2 外位の、つまり第2のオーバーフロー管4の
壁厚が内位のオーバーフロー管3よりも大であ
る、特許請求の範囲第1項記載の鋳込み装置。 3 両オーバーフロー管3と4が互に共軸に配置
されている、特許請求の範囲第1項又は第2項記
載の鋳込み装置。 4 少なくとも一方のオーバーフロー管3の下端
部が、環状室6の床面を形成するリング板10と
結合されている、特許請求の範囲第1項から第3
項までのいずれか1項記載の鋳込み装置。 5 両オーバーフロー管3,4が共通の基準破断
部位12によつてタンデイツシユ1の容器底部2
と接合されている、特許請求の範囲第1項から第
4項までのいずれか1項記載の鋳込み装置。
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