JPS5914711B2 - 流動性ベツド燃焼装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流動性ベッド燃焼装置に関するものである。

炉が流動性燃焼ベッド内で燃やされる燃料によって燃焼
されることは概に提案されている。

破砕煉瓦又は任意地の適当な耐火性材料がベッドを形成
する材料として提案された。

材料の寸法は流動化する速度に合致するように選択され
る。

燃料が高い灰残滓となる種類の場合、ベッド内の材料の
量は使用と共に増大し、石灰岩又はドロマイトがベッド
を形成する材料として含まれ、従って燃料中の硫黄は煙
突を通って逃れるガスよりもベッド内に保留される化合
物を形成しがちであり、またこの保留と、炉の作動中に
石灰岩とドロマイトとを新たに補充する必要とは、ベッ
ド内の材料の量として増加する傾向となるだろう。

発明の目的は、流動性燃焼ベッドのベッドに対する望ま
しい深さの維持を容易にすることである。

本発明によれば流動性ベッドと、ベッドに空気を供給す
るための装置と、ベッドに燃料を供給するための装置と
、ベッドからの材料が空間に入ることが出来る開口を有
する空間を限定している装置と、空間内からの炉の底部
を通して導びかれる材料排出パイプと、空気を空間内に
排出するための装置とを有し、燃料を供給するための装
置は燃料が空間内に排出されないようになっている流動
性ベッド燃焼装置が提供される。

例示として、本発明の実施例が添付図面を参照して述べ
られる。

炉床１には上方に延びているノズル２が設けられる。

空気は幾つかのノズルを通ってベッドに注入され、また
燃料は他のノズル２を通ってベッドに注入される。

ノズルには床１の下方の空間３内に設けられる充満室か
ら空気が供給され、従って床のノズル２は空気を供給す
るのに用いられ、また燃料を供給するためのノズルは用
いられる燃料の特注及び炉で発生する熱が用いられる目
的のような、炉の稼動される種々の条件に基いて設置さ
れる。

燃料ノズルの上端部は空気ノズルの上端部よりも高いレ
ベルにある。

床１はベッドｊ５を構成している破砕煉瓦又は他の不活
性材料で被われ、またベッド５の温度を制御するため冷
却剤が通過する冷却管６はベッドを通って水平に延びて
いる。

上端と下端部で開口するシリンダの形の直立囲い１０は
燃料ノズルの上端部と空気ノズルの上端部との間のレベ
ル炉床１から囲いの下端部に間隔をもってベッド５内に
没入される。

空気が排出するノズル２の少（とも１つがシリンダ１０
の下方に置かれるのでノズルからの排出している空気は
シリンダ１０内の空間に通過する。

弁１２によって制御される排出パイプ１１０入口端部分
１１ａはシリンダ１０の上端部の下にその入口をもって
シリンダ１０内に同心的に配置され、またパイプ１１は
炉床１を通してシリンダ１０内の空間に排出する空間ノ
ズルの間を下方に延びる。

シリンダ１０は流体源に接続される螺旋状に巻いたダク
ト２０によって形成されこの流体はシリンダを冷却する
ためダクトを通ってシリンダ１０の底から頂部に送るこ
とが出来る。

第４図に示した別の実施例において、シリンダ１０′は
同心の内側と外側のスリーブ３０と３１から、それらの
間に環状の空隙をもって形成される。

シール３２はスリーブ３０と３１の上端と下端部との間
に延び、またダクト３３と３４が設けられ、これにより
冷却剤が空隙を通って下端から上端部に流される。

炉の操作においては、多分全体で１係だけ燃料カヘッド
成形体に供給される。

ノズルを通って供給される空気は燃焼を維持し、かつ流
動化したベッドを保持する。

燃焼によって形成される灰がベッドの深さを過度にさせ
ないようにするため、ベッド材料はシリンダ１０内の空
間から排出パイプ１１を介して取り除かれる。

シリンダ１０内の流動化した材料は入口部分１１ａに越
流し、そこからパイプ１１の残部を出口に流下するだろ
う。

シリンダ１０内から取り除かれた材料はシリンダ１０内
の空間の外側からそれに流れる別の材料によって置き換
えられ、また燃料がシリンダの下端部上のレベルでベッ
ドに排出されるとき、空間内の材料はその外側の材料よ
りも冷だ（、従ってベッド内の他の場所から流れ出す材
料よりも排出パイプ１１及び弁１２をほとんど損傷しな
い。

シリンダ１０を限定する管２０ （又は同心スリーブ３
０と３１）を通る冷却剤の通路も又空間内の材料の温度
を減少するのに役立ちかつ同時にシリンダが過熱されな
いのを確実にする。

以上述べられた実施例において、材料が回収される空間
を限定している装置は円筒形である。

変形では空間が他の形状の囲いにより限定され、空間は
例えばベッドの角で区切らる得る。

空間を限定している装置がベッド上に突出し、従って材
料が下からだけ空間に入るということも想到される。

ベッドの温度が管６を通る冷却剤の流れによって制御さ
れるので、空間を限定している装置が特に冷却されない
耐熱材料から形成され得るということが想到される。

このような空間から取り除かれる材料は空間がそれに排
出される空気によって冷却されるので空間の外よりも冷
却されるだろう。

次に本発明の実施の態様を要約すると次の通りである。

（１）流動性ベッドと、ベッドに空気を供給するための
装置と、ベッドに燃料を供給するための装置と、ベッド
からの材料が空間に入ることが出来る開口を有する空間
を限定している装置と、空間内から炉の底部を通して導
びかれる材料排出パイプと、空気を空間内に排出するた
めの装置とを有し、燃料を供給するための装置は燃料が
空間内に排出されないようになっている流動性ベッド燃
焼装置。

（２）空間を限定している装置がその上端と下端部で空
間に開口を与えるようになっている前記第（１）項に記
載の流動性ベッド燃焼装置。

（３）排出パイプが空間の下端部で開口を貫通し、また
空間へ空気を排出するための装置が空間の下端部で開口
を通って排出する前記第（２）項に記載の流動性ベッド
燃焼装置。

（４）空間が直立シリンダである前記第（１）項か（２
）項の何れかに記載の流動性ベッド燃焼装置。

（５）空間を限定している装置が冷却流体が貫通する流
路内に含まれる前記第各項に記載の流動性ベッド燃焼装
置。

（６）空間が螺旋状に巻いた管によって限定される前記
第（５）項に記載の流動性ベッド燃焼装置。

（７）空間が外壁内に配置されかつ外壁から間隔を置か
れた内壁により限定され、また前記壁の端部間にシール
を形成している装置が設けられる前記第（５）項に記載
の流動性ベッド燃焼装置。

（８）冷却剤が通過し得る管が空間に入り込むことな（
ベッドを通って延びる前記第各項に記載の流動性ベッド
燃焼装置。

（９）添付図面の第１図ないし第３図を参照して述べら
れ、かつ図示され、または添付図面の第４図を参照して
述べられかつ図示されるように変形される流動性ベッド
燃焼装置。

【図面の簡単な説明】

第１図は第２図のＩ−Ｉ線に沿う流動性ベッド炉室の下
端部を通る線図的な垂直断面、第２図は第１図の■−■
線に沿う線図的な水平断面図であり、第３図は第１図を
拡大して示す詳細図、第４図は第３図に示された別の実
施例の詳細図を同一の大きさで示す。 図中１・・・・・・炉床、２・・・・・・ノズル、３・
・・・・・空間、５・・・・・・ベッド、６・・・・・
・冷却管、１０・・・・・・直立囲い１１・・・・・・
排出パイプ、１１ａ・・・・・・入口端部、２０・・・
・・・管、１０′・・・・・・円筒、３０，３１・・・
・・・内側及び外側スリーブ、３２・・・・・・シール
、３３．３４・・・・・・ダクト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 流動性ベッドと、ベッドに空気を供給するための装
   置と、ベッドに燃料を供給するための装置とベッドから
   の材料が空間に入ることが出来る開口を有する空間を限
   定している装置と、空間内から炉の底部を通して導びか
   れる材料排出パイプと、空気を空間内に排出するための
   装置とを有し、燃料を供給するための装置は燃料が空間
   内に排出されないようになっている流動性ベッド燃焼装
   置。