JPS5914573A

JPS5914573A - ステアリングホイ−ル

Info

Publication number: JPS5914573A
Application number: JP12237782A
Authority: JP
Inventors: Isao Yamanaka; 功山中
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1982-07-14
Filing date: 1982-07-14
Publication date: 1984-01-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、ステアリングシャフトに嵌込まれるボスとホ
イールの内側を保護するパッドとの間に緩衝体が介装さ
れたステアリングホイールに関する。

従来のステアリングホイールとしては、例えば第１図〜
第３図に示すようなものがある。

すなわち、ステアリングホイール（１）は、ステアリン
グシャフト（２）に嵌込まれるボスＱυに、スポーク部
ａりを介してリム部（１３が支持されており、リム部Ｑ
３の内側を保護するパッドＩが設けられるとともに、ボ
スａυとパッドＩとの間に緩衝体（３）が介装されてい
る。緩衝体（３）は、底面部ｃ１１）と上面部０渇とを
、中間部が外側に広がった複数の可撓性リブ（至）。

（至）、・・・が連結して成り、底面部Ｇりに取付孔（
財）が穿設され、ボス仏υと共にステアリングシャフト
（２）の頭部のボルト部Ｑυが挿通され、ナツト四で共
線めされて取り付けられている。そして、事故時等に、
ステアリングホイール（１）に人体が衝突した場合、パ
ッドＩで衝撃荷重を分散し吸収するとともに、パッドＩ
が変形した場合に緩衝体（３）で衝撃を吸収し、かつ、
ステアリングシャフト（２）のボルト部Ｑυ、ナラ）（
２Ｂが表面に突出したボスｑυに人体が衝突しないよう
に保護している。

しかしながら、このような従来のステアリングホイール
では、パッドＩが変形するほどの衝撃を主として緩衝体
（３）のみで吸収することになるので、緩衝効果が一次
元的で、緩衝体（３）が変形してボスＱυに当接したと
き大きな加速度が生じて人体を十分に保護できない場合
が生じるおそれがあった、本発明は、このような従来の
問題点に着目してなされたもので、衝撃を二段階に緩衝
して人体を十分に保持できるようにしたステアリングホ
イールを提供することを目的としている。

かかる目的を達成するため、本発明においては、緩衝体
を、外側の第１緩衝体と、この第１緩衝体に内装され、
第１緩衝体変形後に変形する第２緩衝体とより成る二重
構造に形成し、第１緩衝体が衝撃を緩衝して変形してボ
スに近接したとき第２緩衝体がその衝撃を緩衝し、段階
的に衝撃荷重を吸収することにより、人体に大きな加速
度を生じさせないようにしたものである。

以下、図面に基づき本発明の詳細な説明する。

なお、従来例ならびに各実施例につき同様の部位には同
一符号を付する。

第４図および第５図は本発明の第１実施例を示しており
、ステアリングホイール（１）が、ステアリングシャフ
ト（２）に嵌込まれるボスＩに、スポーク部１１３を介
してリム部ａ１が支持され、リム部（１３の内側と同様
である。

そして、円盤状の底板０υならびに上板（４湯との間を
、中間部が外側へ広がった可撓性リブ＋４３Ｍ４３．・
・・の端部が夫々に溶着されて接続した全体として釣鐘
型の第１緩衝体（４）が形成され、その内側に、平板を
曲げたアーチ型で、外周６υが第１緩衝体（４）の内周
と間隔を有し、両端が第１緩衝体（４）の底板（４υに
溶着された第２緩衝体（５）が第１緩衝体（４）に内蔵
されており、底板（４υの両側に取付アーム＋４４）、
（４→の基部が溶着されて外側へ延ばされ、先端部が、
取付孔（ハ）が穿設された取付端部■をなしている。底
板Ｉには逃げ孔（４？）が穿設されており、第１緩衝体
（４）と第２緩衝体（５）とは、底板（４１）が逃げ孔
（４７）にナツトＩ２ａを挿通させつつボスαυ上に載
置され、取付端部（欄がスポーク部ａ４の段部（１５）
に載置され、段部ＵＳならびに取付端部（４ｅの取付孔
（４埼に挿通してパッドＩの脚部（１６１に締め付けら
れる取付ねじ（４８１ｃよってスポーク部ｕ４に固結さ
れている。第１緩衝体（４）の上板（４りは、パッドＩ
の下面に当接している。

上記構成を有するステアリングホイール（１）では１衝
突事故等で、頭部あるいは胸部などの人体がステアリン
グホイール（１）の上面に衝突した場合、パッドＩに先
ず当接して変形させ、その変形により第１緩衝体（４）
の上板１３が押され、可撓性リプ（４漕〆４３゜・・・
が変形して衝撃を緩衝する。衝撃が大きい場合、第１緩
衝体（４）は大きく変形し、第２緩衝体（５）に接触し
て押すので、大きな変形に対しては第１緩衝体（４）と
第２緩衝体（５）とが共働して衝撃荷重を緩衝し、′最
終的にボス０υに当接した場合でもその衝撃は小さい。

すなわち、第１０図で衝突後の経過時間と人体の受ける
加速度との関係を見ると、実線に示す従来例に比し、破
線に示す本実施例では、最大加速度が点ｔａ）から点ｔ
ｂｌにまで著しく減少し、それだけ人体への衝撃が小さ
くなり、安全性が向上していることがわかる。

なお、本実施例では、第２緩衝体（５）を平板を曲げた
アーチ型で形成したので、構造が簡単で安価になるとい
う利点がある。

第６図および第７図は第２実施例を示しており、第１緩
衝体（４）と同一構造で小形にした第２緩衝体（６）を
第り緩衝体（４）の底板０１）の上に形成して第１緩衝
体（４）に内装したもので、ｇ２Ｍ！ｆ＃体（６）の上
板６υと第１綾債ｆ体（４）の上板（４４の下面との間
は間隔があけられている。その他の構造は１１ｇ１実施
例と同一である。

本実施例によれば、第１緩衝体（４）と第２緩衝体（６
）とが共働して第１実施例と同様に衝撃を緩衝して人体
を採機する。第１赦衝体（４）および第２緩衝体（６）
がともに対称型をしているので、荷重の方向による機能
の差が生じにくいという利点がある。

第８図および第９図は第３実施例を示しており、第１緩
衝体（４）の上板（４″ＩＪの下面に、金型の発泡材よ
り成る第２緩衝体（７）を当接固着したもので、第２散
衝体（７）の下面（７υと第１緩衝体（４）の底板（４
υの上面との間には間隔があけられている。

本実施例によれば、第２実施例と同様、人体を保−する
とともに荷重の方向による機能の差を生じにくいのに加
え、単一の発泡体で第２緩衝体を形成したので、構造が
簡単で安価になり、また軽くなるという利点がある。

なお、第１緩衝体の上端とパッドとを当接させなくても
良く、取付も、従来例と同様、ステアリングシャフトへ
の取付ナツトを用いるようにしても良い。

本発明に係るステアリングホイールによれば、ステアリ
ングホイールへの衝撃を段階的に緩衝するようにしたか
ら、最終的に大きな衝撃加速度を発生させることが無く
、人体への衝撃を最小限にし、安全性を向上させること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は従来例を示し、第１図はステアリング
ホイールの縦断面図、第２図は緩衝体近傍の部分拡大断
面図、第３図は緩衝体の斜視図、第４図および第５図は
本発明の第１実施例を示し、第４図はステアリングホイ
ールの縦断面図、第５図は緩衝体の斜視図、第６図およ
び第７図は同様に第２実施例、第８図および第９図は同
様に第３実施例、第１θ図は衝撃時の加速度と時間特性
図である。（１）・・・ステアリングホイール　（１υ・・・ボス
Ｕり・・・スポーク部　　　　　Ｉ・・・）１ンドル部
Ｉ・・・パット（２）・・・ステアリングシャフト　　
　　・（４）・・・第１緩衝体　　　（５）＄１６１１
（７）・・・第２緩衝体第１図第９図

Claims

【特許請求の範囲】

ステアリングシャフトに嵌込まれるボスと、リム部の内
側を保護するパッドとの間に緩衝体が介装されたステア
リングホイールにおいて、該緩衝体を、外側の第１緩衝
体と、該第１緩衝体に内装され、該第１緩衝体が変形し
た後に変形する第２緩衝体とより成る二重構造に形成し
たことを特徴とするステアリングホイール。