JP2513630Y2 - ステアリングホイ―ルの衝撃吸収構造 - Google Patents
ステアリングホイ―ルの衝撃吸収構造Info
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- JP2513630Y2 JP2513630Y2 JP9128390U JP9128390U JP2513630Y2 JP 2513630 Y2 JP2513630 Y2 JP 2513630Y2 JP 9128390 U JP9128390 U JP 9128390U JP 9128390 U JP9128390 U JP 9128390U JP 2513630 Y2 JP2513630 Y2 JP 2513630Y2
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- Japan
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- nut
- bottom plate
- hole
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車に用いられるステアリングホイール
の衝撃吸収構造に関するものである。
の衝撃吸収構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、自動車の急停止等により運転者が前傾して頭部
がステアリングホイールに当ったようなときにも、運転
者に大きな衝撃力を与えないようにするために、ステア
リングホイールに、衝撃力を受止めてそのエネルギを吸
収する緩衝体を設けたものがある。このような緩衝体を
有するステアリングホイールの一例として、第8図ない
し第12図に示すものがある。1は略リング状のリム部
で、このリム部の内側にはスポーク2が設けられてお
り、このスポーク2にはスポーク2を介してリム部1を
支持するボスプレート3が設けられている。ボスプレー
ト3には凹部4が形成されており、凹部4を覆うように
該ボスプレート3にはホイールパッド5が載置されてい
る。凹部4には、衝撃力を受けて変形可能な柱6を介し
て底板7に天板8を取付けた緩衝体9が設けられてい
る。凹部4および底板7にはそれぞれ凹部孔10および底
板孔11が形成されており、この凹部孔10および底板孔11
にステアリングシャフト12の先端部12aを挿通するボス1
3が嵌合されている。
がステアリングホイールに当ったようなときにも、運転
者に大きな衝撃力を与えないようにするために、ステア
リングホイールに、衝撃力を受止めてそのエネルギを吸
収する緩衝体を設けたものがある。このような緩衝体を
有するステアリングホイールの一例として、第8図ない
し第12図に示すものがある。1は略リング状のリム部
で、このリム部の内側にはスポーク2が設けられてお
り、このスポーク2にはスポーク2を介してリム部1を
支持するボスプレート3が設けられている。ボスプレー
ト3には凹部4が形成されており、凹部4を覆うように
該ボスプレート3にはホイールパッド5が載置されてい
る。凹部4には、衝撃力を受けて変形可能な柱6を介し
て底板7に天板8を取付けた緩衝体9が設けられてい
る。凹部4および底板7にはそれぞれ凹部孔10および底
板孔11が形成されており、この凹部孔10および底板孔11
にステアリングシャフト12の先端部12aを挿通するボス1
3が嵌合されている。
ボス13にステアリングシャフト12の先端部12aを通し
て底板孔11から該先端部12aに設けられたねじ部12bを突
出させ、天板8に形成された天板孔14から図示しないワ
ッシャ及びナットを緩衝体9内部に挿入し、ワッシャを
介してナットをねじ部12bに螺合させることによりボス
プレート3をステアリングシャフト12に取付けている。
て底板孔11から該先端部12aに設けられたねじ部12bを突
出させ、天板8に形成された天板孔14から図示しないワ
ッシャ及びナットを緩衝体9内部に挿入し、ワッシャを
介してナットをねじ部12bに螺合させることによりボス
プレート3をステアリングシャフト12に取付けている。
そして、運転者の頭部がホイールパッド5に衝突した
ようなときには天板8を介して柱6がこの衝撃を受止
め、座屈したり変形したりすることによりエネルギを吸
収して運転者に大きな衝撃力が加わるのを防止する。
ようなときには天板8を介して柱6がこの衝撃を受止
め、座屈したり変形したりすることによりエネルギを吸
収して運転者に大きな衝撃力が加わるのを防止する。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述したステアリングホイールではステア
リングシャフト12のねじ部12bを底板7上に突出させ、
この状態で天板孔14から挿入したナットをワッシャを介
してねじ部12bに螺合させているが、天板孔14が狭いこ
とによりナット及びワッシャを仮止めしにくく、作業時
にナット及びワッシャを底板7に落としやすかった。そ
して、一旦落としてしまうと凹部4の壁が障害となり容
易には拾えないという問題があった。また、天板孔14は
フランジ端部がむき出しになっているため、仮令バーリ
ング加工を施してあったとしてもナットを拾う際作業者
の指を傷付ける虞があった。また、柱6を垂直に取付け
ているため緩衝体9の中心に垂直方向に衝撃が掛かった
場合は十分これに抗してエネルギを吸収し得るものの、
第11図に示すように中心からはずれた位置に衝撃力が加
わった場合、あるいは第12図に示すように横加重を受け
た場合などには柱6が横倒れする虞があり、これに対処
するためにあらかじめこのような衝撃に抗せられるよう
に柱6に強度の大きいものを用いたり、柱6の取付強度
を大きく設定したりすることが強いられているというの
が実状であった。
リングシャフト12のねじ部12bを底板7上に突出させ、
この状態で天板孔14から挿入したナットをワッシャを介
してねじ部12bに螺合させているが、天板孔14が狭いこ
とによりナット及びワッシャを仮止めしにくく、作業時
にナット及びワッシャを底板7に落としやすかった。そ
して、一旦落としてしまうと凹部4の壁が障害となり容
易には拾えないという問題があった。また、天板孔14は
フランジ端部がむき出しになっているため、仮令バーリ
ング加工を施してあったとしてもナットを拾う際作業者
の指を傷付ける虞があった。また、柱6を垂直に取付け
ているため緩衝体9の中心に垂直方向に衝撃が掛かった
場合は十分これに抗してエネルギを吸収し得るものの、
第11図に示すように中心からはずれた位置に衝撃力が加
わった場合、あるいは第12図に示すように横加重を受け
た場合などには柱6が横倒れする虞があり、これに対処
するためにあらかじめこのような衝撃に抗せられるよう
に柱6に強度の大きいものを用いたり、柱6の取付強度
を大きく設定したりすることが強いられているというの
が実状であった。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので組付作業
時にナットを落としてもナットを安全かつ容易に拾え、
かつ、柱に大きな強度のものを用いたり、該柱の取付強
度を大きく設定したりすることなく大きな衝撃を受けた
場合にも柱の横倒れを生じさせることがないステアリン
グホイールの衝撃吸収構造を提供することを目的とす
る。
時にナットを落としてもナットを安全かつ容易に拾え、
かつ、柱に大きな強度のものを用いたり、該柱の取付強
度を大きく設定したりすることなく大きな衝撃を受けた
場合にも柱の横倒れを生じさせることがないステアリン
グホイールの衝撃吸収構造を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、略リング状の
リム部をスポークを介して支持するボスプレートに凹部
を形成し、該凹部に、底板に変形可能な柱を介して天板
を取付けて構成した緩衝体を前記天板上にホイールパッ
ドを位置させて設け、天板に、先端部になるに従って径
を小さくなるように設定し、かつ、該先端部を前記底板
に当接させた傾斜形筒部を設け、該傾斜形筒部の先端部
に所定径の天板孔を形成し、前記凹部に形成した孔およ
び前記底板に形成した孔および前記天板孔にステアリン
グシャフトの先端部を通して該先端部に設けたねじ部に
ナットを螺合させてなることを特徴とするものである。
リム部をスポークを介して支持するボスプレートに凹部
を形成し、該凹部に、底板に変形可能な柱を介して天板
を取付けて構成した緩衝体を前記天板上にホイールパッ
ドを位置させて設け、天板に、先端部になるに従って径
を小さくなるように設定し、かつ、該先端部を前記底板
に当接させた傾斜形筒部を設け、該傾斜形筒部の先端部
に所定径の天板孔を形成し、前記凹部に形成した孔およ
び前記底板に形成した孔および前記天板孔にステアリン
グシャフトの先端部を通して該先端部に設けたねじ部に
ナットを螺合させてなることを特徴とするものである。
(作用) 本考案は、上記のように構成したので、ステアリング
シャフトのねじ部を底板上に突出させた状態でねじ部に
ナットを仮止めする際に誤ってナットを落としたような
場合、ナットは該ナットの下側に位置している傾斜形筒
部に納まることになる。このため、底板の部分を探るよ
うなことなく容易にナットを拾うことができる。また、
フランジなどを形成していないことによりナットを拾う
際に指を傷付けるような心配もない。
シャフトのねじ部を底板上に突出させた状態でねじ部に
ナットを仮止めする際に誤ってナットを落としたような
場合、ナットは該ナットの下側に位置している傾斜形筒
部に納まることになる。このため、底板の部分を探るよ
うなことなく容易にナットを拾うことができる。また、
フランジなどを形成していないことによりナットを拾う
際に指を傷付けるような心配もない。
また、緩衝体に横方向の衝突荷重がかかるような場合
には、この衝突荷重がかかる部分の柱及び傾斜形筒部が
撓んで衝突エネルギを吸収しつつ、衝突荷重がかかる部
位と反対側の傾斜形筒部の部分が同反対方向に伸ばされ
た状態になって当該部分に位置する柱および当該部分の
傾斜形筒部が変形することが抑えられる。
には、この衝突荷重がかかる部分の柱及び傾斜形筒部が
撓んで衝突エネルギを吸収しつつ、衝突荷重がかかる部
位と反対側の傾斜形筒部の部分が同反対方向に伸ばされ
た状態になって当該部分に位置する柱および当該部分の
傾斜形筒部が変形することが抑えられる。
(実施例) 以下に、本考案の一実施例を第1図ないし第7図に基
いて説明する。17は略リング状のリム部で、このリム部
17の内側にはスポーク18が設けられており、このスポー
ク18にはスポーク18を介してリム部17を支持するボスプ
レート19が設けられている。ボスプレート19には凹部20
が形成されており、凹部20を覆うように該ボスプレート
19にはホイールパッド21が載置されている。凹部20に
は、衝撃力を受けて変形可能な柱22を介して底板23に天
板24を取付けた緩衝体25が設けられている。
いて説明する。17は略リング状のリム部で、このリム部
17の内側にはスポーク18が設けられており、このスポー
ク18にはスポーク18を介してリム部17を支持するボスプ
レート19が設けられている。ボスプレート19には凹部20
が形成されており、凹部20を覆うように該ボスプレート
19にはホイールパッド21が載置されている。凹部20に
は、衝撃力を受けて変形可能な柱22を介して底板23に天
板24を取付けた緩衝体25が設けられている。
凹部20および底板23にはそれぞれ凹部孔26および底板
孔27が形成されており、この凹部孔26および底板孔27に
ステアリングシャフト28の先端部28aを挿通するボス29
が嵌合されている。また、底板23には図示しないボルト
などの締結部材を挿入する底孔23aが形成されており、
締結部材を底孔23aを通してボスプレート19に結合する
ことにより緩衝体25がボスプレート19に固定されてい
る。
孔27が形成されており、この凹部孔26および底板孔27に
ステアリングシャフト28の先端部28aを挿通するボス29
が嵌合されている。また、底板23には図示しないボルト
などの締結部材を挿入する底孔23aが形成されており、
締結部材を底孔23aを通してボスプレート19に結合する
ことにより緩衝体25がボスプレート19に固定されてい
る。
天板24には、先端部30aになるに従って径が小さくな
り、かつ、該先端部30aが前記底板23における底板孔形
成部23bに当接する傾斜形筒部30が形成されている。ま
た、この傾斜形筒部30の先端部30aにはステアリングシ
ャフト28の先端部28aが貫通可能な天板孔31が形成され
ており、この天板孔31から前記先端部30aが突出されて
いる。
り、かつ、該先端部30aが前記底板23における底板孔形
成部23bに当接する傾斜形筒部30が形成されている。ま
た、この傾斜形筒部30の先端部30aにはステアリングシ
ャフト28の先端部28aが貫通可能な天板孔31が形成され
ており、この天板孔31から前記先端部30aが突出されて
いる。
また、天板24には、ホイールパッド21に形成された凸
部21aに位置対応して天孔32が形成されていて、凸部21a
が天孔32に嵌合されることによりホイールパッド21が緩
衝体25を介してボスプレート19に固定されている。
部21aに位置対応して天孔32が形成されていて、凸部21a
が天孔32に嵌合されることによりホイールパッド21が緩
衝体25を介してボスプレート19に固定されている。
前記底板孔27からはステアリングシャフト28の先端部
28aに形成されたねじ部28bが突出されており、このねじ
部28bには、ナット33がワッシャ34を介して螺合されこ
れによりボスプレート19がステアリングシャフト28に取
付けられている。
28aに形成されたねじ部28bが突出されており、このねじ
部28bには、ナット33がワッシャ34を介して螺合されこ
れによりボスプレート19がステアリングシャフト28に取
付けられている。
以上のように構成されるステアリングホイールでは、
ステアリングシャフト28のねじ部28bを底板23上に突出
させ、この状態でナット33及びワッシャ34を天板孔31か
ら内部に挿入し、ねじ部28bにワッシャ34を介してナッ
ト33を螺合して組付けを行うが、作業中にナット33を落
としてしまったような場合には、ナット33はその下側に
傾斜形筒部30に納まることになる。このため、従来のも
ののように指を曲げたりして底板23の部分を探るような
ことなく容易にナット33を拾うことができる。また、従
来のもののようにフランジを形成していないことにより
ナット33を拾う際に指を傷付けるような心配もない。
ステアリングシャフト28のねじ部28bを底板23上に突出
させ、この状態でナット33及びワッシャ34を天板孔31か
ら内部に挿入し、ねじ部28bにワッシャ34を介してナッ
ト33を螺合して組付けを行うが、作業中にナット33を落
としてしまったような場合には、ナット33はその下側に
傾斜形筒部30に納まることになる。このため、従来のも
ののように指を曲げたりして底板23の部分を探るような
ことなく容易にナット33を拾うことができる。また、従
来のもののようにフランジを形成していないことにより
ナット33を拾う際に指を傷付けるような心配もない。
そして、ホイールパッド21の中心部に垂直に運転者の
頭部が衝突したようなときには、第6図に示すように傾
斜形筒部30および柱22が撓んで衝撃エネルギを吸収しこ
れにより運転者に大きな衝撃力が加わるのを防止する。
また、第7図に示すようにホイールパッド21の中心から
はずれた位置に斜めに運転者の頭部が衝突したようなと
きには、この衝突荷重がかかる部分(符号Aで示す)に
位置する柱22及び傾斜形筒部30が撓んで衝突エネルギを
吸収しつつ、図中Bで示す部分が支点となって衝突荷重
がかかる部位と反対側の傾斜形筒部30の部分(符号Cで
示す)が同反対方向(矢印D方向)に伸ばされた状態に
なって当該部分Cに位置する柱22および当該部分Cの傾
斜形筒部30が変形することが抑えられると共に、当該部
分Cにおける傾斜形筒部30も衝撃エネルギの一部を分担
することになる。これにより柱22を大きな強度で取付け
ることなく大きな衝撃に対しても柱22が横倒れするよう
なことを防止できる。
頭部が衝突したようなときには、第6図に示すように傾
斜形筒部30および柱22が撓んで衝撃エネルギを吸収しこ
れにより運転者に大きな衝撃力が加わるのを防止する。
また、第7図に示すようにホイールパッド21の中心から
はずれた位置に斜めに運転者の頭部が衝突したようなと
きには、この衝突荷重がかかる部分(符号Aで示す)に
位置する柱22及び傾斜形筒部30が撓んで衝突エネルギを
吸収しつつ、図中Bで示す部分が支点となって衝突荷重
がかかる部位と反対側の傾斜形筒部30の部分(符号Cで
示す)が同反対方向(矢印D方向)に伸ばされた状態に
なって当該部分Cに位置する柱22および当該部分Cの傾
斜形筒部30が変形することが抑えられると共に、当該部
分Cにおける傾斜形筒部30も衝撃エネルギの一部を分担
することになる。これにより柱22を大きな強度で取付け
ることなく大きな衝撃に対しても柱22が横倒れするよう
なことを防止できる。
なお、傾斜形筒部30は、垂直方向に対して斜めに形成
してあり、かつ、筒状であることにより、エネルギ吸収
特性に偏りがなく、また、従来のものに比べ横荷重など
にも抗することができるので大きな衝撃エネルギを受け
てもこの衝撃エネルギを確実に吸収することができる。
してあり、かつ、筒状であることにより、エネルギ吸収
特性に偏りがなく、また、従来のものに比べ横荷重など
にも抗することができるので大きな衝撃エネルギを受け
てもこの衝撃エネルギを確実に吸収することができる。
また、第5図に示すように傾斜形筒部30にスリット35
を形成し、傾斜形筒部30の剛性が大きくなるのを抑え適
正な大きさの緩衝力を得られるようにしてもよい。
を形成し、傾斜形筒部30の剛性が大きくなるのを抑え適
正な大きさの緩衝力を得られるようにしてもよい。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように構成したので、ステア
リングシャフトのねじ部にナットを仮止めする際に誤っ
てナットを落としたような場合、ナットは傾斜形筒部に
納まるので、ナットを容易に拾えて作業性を向上でき
る。また、天板にフランジを形成していないことにより
ナットを拾う際に指に傷を付けるような心配もなくな
る。
リングシャフトのねじ部にナットを仮止めする際に誤っ
てナットを落としたような場合、ナットは傾斜形筒部に
納まるので、ナットを容易に拾えて作業性を向上でき
る。また、天板にフランジを形成していないことにより
ナットを拾う際に指に傷を付けるような心配もなくな
る。
また、緩衝体に横方向の衝突荷重がかかるような場合
には、衝突荷重がかかる部分の柱及び傾斜形筒部が撓ん
で衝突エネルギを吸収しつつ、衝突荷重がかかる部位と
反対側の傾斜形筒部の部分が同反対方向に伸ばされた状
態になって当該部分に位置する柱および当該部分の傾斜
形筒部が変形することが抑えられ、これにより柱に大き
な強度のものを用いたりあるいは柱の取付強度を大きく
設定することなく、大きな衝撃を受けた際にも柱が横倒
れするようなことを防止できる。
には、衝突荷重がかかる部分の柱及び傾斜形筒部が撓ん
で衝突エネルギを吸収しつつ、衝突荷重がかかる部位と
反対側の傾斜形筒部の部分が同反対方向に伸ばされた状
態になって当該部分に位置する柱および当該部分の傾斜
形筒部が変形することが抑えられ、これにより柱に大き
な強度のものを用いたりあるいは柱の取付強度を大きく
設定することなく、大きな衝撃を受けた際にも柱が横倒
れするようなことを防止できる。
第1図は本考案の一実施例の緩衝体を示す断面図、第2
図は同実施例のステアリングホイールを示す断面図、第
3図は同ステアリングホイールを用いた自動車を示す側
面図、第4図は同実施例の緩衝体を示す斜視図、第5図
は同緩衝体に用いられる他の天板を示す斜視図、第6図
は第5図の緩衝体に垂直方向の荷重を受けた場合の動作
例を示す断面図、第7図は同緩衝体に横荷重を受けた場
合の動作例を示す断面図、第8図は従来のステアリング
ホイールの一例を示す断面図(第9図のVIII−VIII矢視
の断面図)、第9図は同ステアリングホイールを示す正
面図、第10図は同ステアリングホイールに用いられる緩
衝体を示す斜視図、第11図は同緩衝体の動作例を示す断
面図、第12図は同緩衝体の他の動作例を示す断面図であ
る。 17…リム部 18…スポーク 19…ボスプレート 20…凹部 22…柱 23…底板 24…天板 25…緩衝体 26…凹部孔 27…底板孔 28…ステアリングシャフト 28a…ねじ部 30…傾斜形筒部 31…天板孔 33…ナット
図は同実施例のステアリングホイールを示す断面図、第
3図は同ステアリングホイールを用いた自動車を示す側
面図、第4図は同実施例の緩衝体を示す斜視図、第5図
は同緩衝体に用いられる他の天板を示す斜視図、第6図
は第5図の緩衝体に垂直方向の荷重を受けた場合の動作
例を示す断面図、第7図は同緩衝体に横荷重を受けた場
合の動作例を示す断面図、第8図は従来のステアリング
ホイールの一例を示す断面図(第9図のVIII−VIII矢視
の断面図)、第9図は同ステアリングホイールを示す正
面図、第10図は同ステアリングホイールに用いられる緩
衝体を示す斜視図、第11図は同緩衝体の動作例を示す断
面図、第12図は同緩衝体の他の動作例を示す断面図であ
る。 17…リム部 18…スポーク 19…ボスプレート 20…凹部 22…柱 23…底板 24…天板 25…緩衝体 26…凹部孔 27…底板孔 28…ステアリングシャフト 28a…ねじ部 30…傾斜形筒部 31…天板孔 33…ナット
Claims (1)
- 【請求項1】略リング状のリム部をスポークを介して支
持するボスプレートに凹部を形成し、該凹部に、底板に
変形可能な柱を介して天板を取付けて構成した緩衝体を
前記天板上にホイールパッドを位置させて設け、天板
に、先端部になるに従って径を小さくなるように設定
し、かつ、該先端部を前記底板に当接させた傾斜形筒部
を設け、該傾斜形筒部の先端部に所定径の天板孔を形成
し、前記凹部に形成した孔および前記底板に形成した孔
および前記天板孔にステアリングシャフトの先端部を通
して該先端部に設けたねじ部にナットを螺合させてなる
ことを特徴とするステアリングホイールの衝撃吸収構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9128390U JP2513630Y2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | ステアリングホイ―ルの衝撃吸収構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9128390U JP2513630Y2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | ステアリングホイ―ルの衝撃吸収構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0448082U JPH0448082U (ja) | 1992-04-23 |
JP2513630Y2 true JP2513630Y2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=31826762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9128390U Expired - Lifetime JP2513630Y2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | ステアリングホイ―ルの衝撃吸収構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2513630Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-31 JP JP9128390U patent/JP2513630Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0448082U (ja) | 1992-04-23 |
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