JPS59144729A - 光学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類の製造方法 - Google Patents

光学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類の製造方法

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JPS59144729A
JPS59144729A JP1705483A JP1705483A JPS59144729A JP S59144729 A JPS59144729 A JP S59144729A JP 1705483 A JP1705483 A JP 1705483A JP 1705483 A JP1705483 A JP 1705483A JP S59144729 A JPS59144729 A JP S59144729A
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正好 南井
Tadashi Katsura
正 桂
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式(I) (式中、kはアルキル基、アルケニル基またはアルキニ
ル基を示す。) で示される光学活性な4−ヒドロキシ−2−シ(8) クロベンテノン類の新規な製造法に関する。
上記一般式(I)で示される光学活性な4−ヒドロキシ
−2−シクロベンテノン類はそれ自身農薬およびその中
間体として有用であるはかりでなく、香料や医薬品の中
間体としても有用であり、たとえば該化合物がS(ト)
の立体配位をもつ場合には農薬として極めて重要なピレ
スロイドの中間体として利用することができる。又k(
−)の立体配位をもつ場合にはプロスタグランディン誘
導体の重要中間体として用いることができる。
さらに又、これらの光学活性体はたとえばパラトルエン
スルホン酸やメタンスルホン酸などによりスルホン酸エ
ステルに導いたのち、塩基と反応させるか、あるいは又
酢酸ソーダ、ジクロル酢酸ソーダ、トリクロル酢酸ソー
ダなどと反応させて対応するエステルとしたのち加水分
解することによって、もとの配位とは逆の立体配位を有
する4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノン類に導いて
利用することもできる。
(9) 従来、かかる一般式(I)で示される光学活性な4−ヒ
ドロキシ−2−シクロベンテノン類の合成法としては、 四 2−置換−4−ヒドロキシ−3−メチル−2−シク
ロベンテノン類をフタル酸、こはく酸等のジカルボン酸
のハーフェステルとしたのち、光学活性なアミンを用い
て分割し、さらに塩分解、加水分解する方法(特開昭4
8−75545号、特開昭50−13366号)。
四 ケトンの不斉還元による方法(特開昭54−792
52号)。
(C1at −2−アリル−4−ヒドロキシ−3−メチ
ル−2−シクロベンテノンのエーテル体を合成したのち
、各光学異性体のエーテル体を分離精製し、加水分解す
る方法(特開昭54−130556号)。
ρ) 4−アシロキシ−2−アリル−3−メチル−2−
シクロベンテノンを酵累もしくは微生物により加水分解
する方法(特公昭56−9917号)。
(10) 等の各種の方法が知られている。
しかしながら、これら公知方法において方法へは高価な
アミンを使用しなければならず、また処理工程が多く、
繁雑な操作を必要とするなど工業的製法として満足し得
るものではなく、方法(B+および(C)については高
価な試薬を必要とする、操作が繁雑である、収率が低い
等の種々の問題があり、また方法(I))については当
該化合物の例のみであって他の化合物については全く知
られておらず、またこの不斉加水分解によって得られる
RH−2−アリル−4−ヒドロキシ−3−メチル−2−
シクロベンテノンの光学純度が必ずしもよくなく、また
、農薬のピレスロイド中間体としてより重要なR(+)
一体はエステルとして回収されるためさらにメタノール
−ナトリウムメチラートなどを用いて加水分解しなけれ
はならず、その後処理、精製に繁雑な操作を必要とする
などの問題があるなど、これらのいずれの方法において
も工業的製法として満足し得るものではなかった。
このようなことから、本発明者らは前記一般式(Ilで
示される光学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロベンテ
ノン類を安価にして、かつ工業的有利に、しかもS f
+)一体あるいはRf−)一体の立体配位のいずれの配
位の化合物も任意にかつ、高純度、高収率で得る方法に
ついて研究の結果、本発明に至った。
すなわち本発明は、一般式■) υ (式中、kは前記と同じ意味を有する。但し、2−位の
置換基にと3−位のメチル基はシス配位である。) で示される光学活性な4−シクロベンテノンアルコール
類を、立体を保持して転位することからなる前記一般式
CI+で示される光学活性な4−ヒドロキシ−2−シク
ロベンテノン類の製造法である。
ここで、一般式([V)で示される光学活性な4−シク
ロベンテノンアルコール類ハ、一般式pI(式中、kは
前記と同じ意味を有し、kよ はアシルオキシル基を示
す。但し、2−位の置換基にと3−位のメチル基はシス
配位である。)で示される dJ−もしくは光学活性な
4−シクロベンテノンエステル類を、酵素もしくは微生
物を用いて不斉加水分解することにより得られる。尚、
この方法の一態様として、 dj’−4−シクロベンテ
ノンエステル類を酵素もしくは微生物を用いて不斉加水
分解し、加水分解残である一般式(■0) (式中、kおよび鼠、は前記と同じ意味を有する。但し
、2−位の置換基にと3−位のメチル基はシス配位であ
る。) で示される光学活性な4−シクロベンテノンエステル類
を分離し、このエステル類を酵素もしくは微生物を用い
て加水分解して一般式ff+で示される光学活性な4−
シクロベンテノンアルコール類を得ることができる。
また、一般式(I[[)で示されるdl −4−シクロ
ベンテノンエステル類は、一般式(II)υ (式中、kは前記と同じ意味を有する。但し、2−位の
置換基にと3−位のメチル基はシス配位である。) で示される d1!−4−シクロベンテノンアルコール
類と脂肪族カルボン酸類を反応(エステル化)させるこ
とにより得ることができる。
(14) 本発明はまた、かかる上記各反応を以下に示すように結
分させることにより、一般式(Ilで示される光学活性
な4−シクロベンテノンアルコール類を製造する方法で
ある。
(1) 叫)“1知ゝ〉住渣−%(Il(It)  四
544竹塚幅)7′p眸夛−■)髭−一位〉(I)(1
111ax−([l[)−’−’呻奎夛艷(−)泗材−
[占遵〉(I)以下、本発明の詳細な説明する。
一般式(tillでボされる4−シクロベンテノンエス
テル類は、一般式([1で示される(iJ−4−シクロ
ベンテノンアルコール類を脂肪族カルボン酸類と反応さ
せることにより、容易にしかも好収率で製造することが
できる。
ここで、原料として用いられる d7−4−シクロベン
テノンアルコール類は、たとえは次式に示されるよう1
こフランカルビノールを転位さ3−ヒドロキシ−2,3
−ジメチル−4−シクロベンテノン、2−エチル−3−
ヒドロキシ−3−メチル−4−シクロベンテノン、3−
ヒドロキシ−4−n−プロピル−3−メチル−4−シク
ロベンテノン、2−イソプロピル−3−ヒドロキシ−3
−メチル−4−シクロベンテノン、3−ヒドロキシ−2
−n−ブチル−3−メチル−4−シクロベンテノン、2
−インブチル−3−ヒドロキシ−3−メチル−4−シク
ロベンテノン、3−ヒドロキシ−’l −n−ペンチル
−3−メチル−4−シクロベンテノン、2−イソペンチ
ル−3−ヒドロキシ−3−メチル−4−シクロベンテノ
ン、3−ヒドロキシ−2−n−へキシル−3−メチル−
4−シクロベンテノン、3−ヒドロキシ−2−n−へブ
チル−3−メチル−4−シクロベンテノン、2−アリル
−3−ヒドロキシ−3−メチル−4−シクロベン(16
) テノン、2−(2−シス−ブテニル)−3−ヒドロキシ
−3−メチル−4−シクロベンテノン2−(ω−ブテニ
ル)−3−ヒドロキシ−3−メチル−4−シクロベンテ
ノン、2−(2−シス−ペンテニル)−3−ヒドロ牛シ
ー3−メチルー4−シクロベンテノン、3−ヒドロキシ
−2−(2−)ランス−ペンテニル)−3−メチル−4
−シクロベンテノン、2−(3−シス−ヘキセニル)−
3−ヒドロキシ−3−メチル−4〜シクロベンテノン、
3−ヒドロキシ−2−プロパルギル−3−メチル−4−
シクロベンテノン、3−ヒドロキシ−2−(2−ペンチ
ニ・ル)−3−メチル−4−シクロベンテノン、3−ヒ
ドロキシ−2−(α−メチルアリル)−3−メチル−4
−シクロベンテノン。
すた、もう一方の原料である脂肪族カルボン酸類として
は、たとえば以下の化合物が例示される。
酢酸、酢酸クロリド、酢酸プロミド、無水酢酸、プロピ
オン酸、プロピオン酸クロリドまた(17) はプロミド、無水プロピオン酸、ブチリルクロリドまた
はプロミド、カプロイルクロリドまたはプロミド、カプ
リル酸クロリドまたはプロミド、カブリノイルクロリド
またはプロミド、ドデカツインクロリドまたはプロミド
、バルミトイルクロリドまたはプロミド、クロルアセチ
ルクロリドまたはプロミド、ジクロルアセチルクロリ 
ドまたはプロミド。
かかる dl!−4−シクロベンテノンアルコール類と
脂肪族カルボン類との反応は、通常のエステル化の条件
が適用され、溶媒の存在もしくは非存在下に触媒を用い
て反応させることにより実施される。
この反応において、溶媒を使用する場合、その溶媒とし
てはたとえばテトラヒドロフラン、エチルエーテル、ア
セトン、メチルエチルケトン、トルエン、ベンゼン、ク
ロルベンゼン、ジクロルメタン、ジクロルエタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジメチルホルムアミド、ヘキサ
ン等の脂肪族もしくは芳香族炭化水素、エーテル、(1
8) ハロゲン化炭化水素等の反応に不活な溶媒の単独または
混合物があげられる。その使用量については特に制限な
く使用することができる。
反応に用いる脂肪族カルボン酸類は原料である dJ−
4−シクロベンテノンアルコール類に対して1当量以上
必要であり、」二限については特に制限されないが、好
ましくは1〜4当量である。
触媒としては、たとえはトリエチルアミン、トリn−ブ
チルアミン、ピリジン、ピコリン、炭酸ナトリウム、ナ
トリウムメチラート、炭酸水素カリウム等の有機あるい
は無機塩基性物質があげられる。その使用量は特に制限
されないカ、通常dJ −4−シクロベンテノンアルコ
ール類に対して1〜5当量である。
溶媒として有機アミンを使用する場合は、該アミンが触
媒として作用することもある。
又、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、硫酸等の
酸類を触媒として用いることもできる。
反応温度は通常−20℃〜150’Cであるが、好まし
くは一10℃〜120℃の範囲である。
反応時間については特に制限はない。
このような反応によって、一般式(明で示されるdJ−
4−シクロベンテノンエステル類が容易に、かつ好収率
で得られ、これらは通常の分離手段、たとえは抽出、分
液、濃縮、蒸留等により反応混合物力)ら容易に単離す
ることができるが、次工程へは反応混合物のまま進むこ
とができる。
−M式■で示される光学活性な4−シクロベンテノンア
ルコール類は、一般式@)で示される4−シクロベンテ
ノンエステル類を加水分解スる能力を有する酵素もしく
は微生物を用いて、該エステル類の光学活性体のどちら
が一方を加水分解することにより行われる。従って、こ
こで用いられる原料の4−シクロベンテノンエステル類
は前工程で得られる d、4一体のみならず、本反応で
回収されるd−またはl一体、あるいはd−またはl一
体のいずれかが過剰であるもの等いずれの形ででも用い
ることができる。
この反応で用いられる加水分解酵素としては動物、植物
、微生物ρ)ら得られた酵素が用いられ、その使用形態
としては、精製酵素、粗酵素、酵素含有物、微生物培養
液、培養物、菌体、培養口液及びそれらを処理した物な
ど種々の形態で必要に応じて用いることができ、酵素と
微生物を組合わせて用いることもできる。あるいはまた
、樹脂等に固定化した固定化酵素、固定化菌体として用
いることもできる。
このような酵素としては、たとえは牛肝臓エステラーゼ
、豚肝臓エステラーゼ、豚膵臓エステラーゼ、馬肝臓エ
ステラーゼ、犬肝臓エステラーゼ、豚ホスファターゼな
どの動物性加水分解酵素、大麦、ポテトより得られるβ
−アミラーゼ、小麦より得られるリパーゼ(シグマ社製
、Whesu Germ)  等の植物性加水分解酵素
が挙げられ、さらには以下に例示する各属に属する微生
物や地衣類、藻類など2の微生物もしくはこれらより得
られる加水分解酵素などが挙げられる。・ (21) Rhodotorula属、Tr i chode r
ma属、Candida属、Hansenu1g’属、
Pseudomonas属、Bacillus属、Ac
hromobacter属、Nocardia属、Ch
romobacterium属、FIavoJacte
rium属、Rizopus属、MuCOr属、Aap
ergillui属、Alkaligene++属、T
orulopsis属、Corynebact−e r
 i um属、Endomyces属、Saccaro
myces属、Arthrobacter属、Mecs
hnikowia属、Pleurotus属、Stre
ptmyces属、Proteui属、Gliocla
di−um属、Acetobacter属、Helmi
nthosporium属、Brevibacceri
um属、Escherfchia属、C1trobac
ter属、Absidia属、MIcrococcus
属、Pediococcus属、Klebsiella
属、Geotrichun属。
どれらの各属に属する微生物としては、たとえば以下の
ものがあげられる。
RJlodotorula m1nuta  IFO−
Q387 、 IFO−0412、Rhodotoru
la rubra  IFO−Q137Q 。
Rhodotolura m1nuta var te
xengis IFO−067g 。
Trichoderma  longibrachia
tum  IFO−4847。
(22) Candida krusei out −5QQ7 
、 Candida cylin−dracea  、
 Candlda tropicalis PK  2
33 。
Candida utilus  IFO−IQ86 
、 Pseudomonasfragi  IFO−3
458,Pseudomonas putidaIFO
−12996、Pseudomonas  fluor
escens  IFO−39Q3 、 Pseudo
monas aeruginosa  IFO−3(j
90゜Hansenula anomala var 
ciferrii out 5095 。
Hansenula anomala  IFO−01
1B  、 Hansenulapoly morph
a  IFO−1475、Bacillus cere
uaIFO−3466、Bacillus 5ubti
lis ATCC−6638。
Bacillus pulmilus  IFO−12
0g2 、 Bacillusiubtilis va
r niger  IFO−31Q13 、 Achr
omoba−cter 1yticus  ATC(ニ
ー21456  、 Achromobacterpa
rvulus  IFO−13181、Achrgmo
bacter  5in−plex  IFO−120
69、Nocardia uniformissubt
suyanarenus  ATCC−21806、N
ocardiauniformis  IFO−130
72、Chromobacteriumchocola
tum  IFO−3753、Chromobacce
riumiodinum  IFO−355B  、 
Chromobacterum viola−ce*m
  IFO−12614、Flavobacteriu
m 1ucescensIFO−3Q134  、Fl
avobacterinm arbonescensI
FO−375Q  、 Flavobacterium
 heparinumIFO−12017、Flavo
bacterium capsulatumIFO−1
2533、Rizopui chinensis IF
O−4768。
Mucor pusillus  IFO−9355、
Aspergillusniger  ATCC−96
42、Alkaligenes faecilisIF
O−12669、Torulopmisernobii
 IFO−Q554゜Torulopsis+  ca
ndida  IFO−076B  。
Corynebacterium sepedonic
um  IFO−13753。
Endomyces geotrichum  IFO
−9542。
Saccaromycea carrvisial  
IFO−g334 。
Arthrobacter globiformis 
 IFO−12137。
Metschnilcowia pulcherrim
a  IFO−0561。
Pleurotus  ostreatus  IFO
−7Q51 。
Streptomyces griseni  IFO
−3356、Proteusvulgaric  IF
O−3851,Proteui vulgarisII
D−874、Gliocladium roieum 
 IFO−5422。
Gliocladium virens  IFO−5
355、kcet。
bacter aurantiui  IFO−324
7、Helminthosporiumsp ATCC
−20154、Brevibacterium  af
imoniag−enes  IFO−12672、B
revibacterium divari −cat
um  ATCC−14020、Escherichi
a coliIFO−12713、IFO−3302、
IFO−13168。
C1trobacter  freundii  IF
O−12681。
Micrococcus  varians  IFO
−3765。
Micrococcusluteus  IFO−3Q
55  、Pediococcuiacidlacti
ci  IFO−3076、Klebsiellapn
eumoriae  IFO−12059、Abaid
ia hyalogporaIFO−8082、Geo
trichun candilum  IFO−459
7゜ この加水分解反応では、原料の4−シクロベンテノンエ
ステル類のうちのいずれか一方の光学活性体のみが加水
分解されるため、使用する加水分解酵素もしくは微生物
を選択することによりd−またはJ−4−シクロベンテ
ノンアルコール類を任意に得ることができる。
このような方法により、d−またはl−のいずれの光学
活性体をも任意に得ることができるということは特異的
であり、4−シクロベンテノンアルコール類のような3
級アルコールヲ得(25) る場合には3級アルコールであるが故に不斉還元のごと
き化学的手段では合成できないことを考えると、これら
の光学活性体を得ることは極めて困難であると言えるが
、上記の本発明に適用する不斉加水分解によれば4−シ
クロベンテノンエステル類を光学純度よく加水分解する
ことができ、し・かも光学異性体のいずれの活性体をも
得ることができる例は従来全く知られておらず、極めて
利用価値の高いものである。
これら4−シクロベンテノンエステル類のうちd一体の
みを光学純度よく加水分解して2−4−シクロベンテノ
ンアルコール類を得るための酵素もしくは微生物として
は、たとえは以下のものが特に好んで用いられる。
豚肝臓エステラーゼ(シグマ社製)、カンジダシリドラ
セア(シグマ社製)、Hansenulaanomal
avar ciferrii out −6095。
Metshnikowia  Puleherrima
  IFO−0561。
PleuroCus 0streatus  IFO−
7Q51  、 :lレステo −ルエステラーゼ(f
rom ichizophyllum(26) cortmune)  、 Candfda kru*
ei  out−6QO7゜また、4−シクロベンテノ
ンエステル類のうぢl一体のみを光学純度よく加水分解
してd −4−シクロベンテノンアルコール類を得るた
めのU素もしくは微生物としてはPseudomona
s属に属する微生物もしくはこれより得られる酵素であ
って、たとえば以下のものが好んで用いられる。
Pseudomonas fragi  IFO−34
58,Pseudo−monas flaoresen
s  IFO−39Q3 。
Pseudomonas aeruginosa IF
O−3080かかる加水分解反応を行うことにより、4
−シクロベンテノンエステル類のうちの一方の光学活性
体のみが加水分解されてd−または1−4−シクロベン
テノンアルコール類が得られ、加水分解残として未反応
物であるd一体またはl一体あるいはこれらのいずれか
が過剰である4−シクロベンテノンエステル類が得られ
、これは使用する酵素もしくは微生物を変えて加水分解
することによりl−またはd−4−シクロベンゾノンア
ルコール類を得ることができる。
たとえば、Pseu、domonas属に属する微生物
もしくはこれより得られる酵素を用いて加水分解スレハ
、原料の4−シクロベンテノンエステル類のうちのl一
体のみが加水分解されてd−4−シクロベンテノンアル
コール類が生成し、原料のもう一方の光学活性体である
d一体はその凍ま残存することとなり、未反応物(加水
分解残)トしてd−4−シクロベンテノンエステル類を
得ることができる。
また、Candfda属に属する微生物もしくはこれよ
り得られる酵素を用いて加水分解すれば、上記とは反則
に、4−シクロベンテノンエステル類のうちのd一体の
みが加水分解されて2−4−シクロベンテノンアルコー
ル類が生成し、加水分解残としてJ−4−シクロベンテ
ノンエステル類を得ることができる。
このような加水分解反応は、4−シクロベンテノンエス
テル類と上記酵素もしくは微生物を通常緩衝液中で激し
く攪拌することによって行われる。
緩衝液としては、通常用いられるリン酸ナトリウム、リ
ン酸カリウムのごとき無機酸塩の緩衝液、クエン酸ナト
リウムの如き有機酸塩の緩衝液等が用いられ、そのpH
は4〜10.好ましくは5〜9の範囲であり、濃度は通
常0.05〜2M、好猿しくは0.05〜0.5 Mの
範囲である。
反応温度は通常20〜40’Cであり、反応時間は一般
的には1oん70時間であるが、これに限定されること
はない。
この加水分解反応は、光学収率の点から原料にdr−4
−シクロベンテノンエステル類を用いた場合には、反応
が50%未満で終了することが好ましく、また光学活性
体の過剰率に応じて適当なところで加水分解を終了する
ことが好ましい。
反応終了後、反応液から加水分解生成物およびsytt
ptmtHuynxiz加水分解残を分離するた込1こ
は、加水分解液をたとえばメチルイソブチルケトン、酢
酸エチル、エチルエーテル等の溶媒1こより抽出処理し
、有機層から溶媒を留去したのち濃縮残渣を更に蒸留す
るが、カラムクロマトグラフィーで処理する等の方法に
よりd−マタは1−4−シクロベンテノンアルコール類
とd−または1!−4−シクロベンテノンエステル類を
それぞれ分離することができる。
ここで回収されたd−または7−4−シクロベンテノン
エステル類はこれを更に加水分解し、対称体製造の原料
として用いることができる。
なお、この不斉加水分解の際、条件によっては、−1J
4−シクロベンテノンアルコール類の2−位の位置がエ
ビ化し、2−位の置換基にと3−位のメチル基がトラン
ス配位になった以下の化合物 が認められるが、これらの化合物は特に分離す(30) る必要はなく、加水分解物である4−シクロベンテノン
アルコール類とともに立体を保持して転位させることに
より、同じ立体配位を有する光学活性な一般式(Ilで
示される4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノン類を与
エル。
尚、上記の光学活性体においてI!−4−シクロベンテ
ノンエステル類およびd−4−シクロベンテノンアルコ
ール類は、本発明の目的化合物を製造するための原料と
して有用であるのみならず、たとえば酢酸および酢酸ナ
トリウムとベンテノンに転位し、これを更に加水分1解
してdJ −2−置換−3−メチル−4−シクロベンテ
ノンとして利用することもできる。
一般式(11で示される光学活性な4−ヒドロキシ−2
−シクロベンテノン類は、前述の方法等により得られる
一般式譚)で示される光学活性な4−シクロベンテノン
アルコール類を塩基モしくは触媒の存在下に立体を保持
した猿ま転位させることにより製造される。
尚、この反応工程の原料である一般式■で示される光学
活性な4−シクロベンテノンアルコール類については従
来全く知られておらず、dl一体トルエンみTetra
hedron 、 34 、2775(1978)に(
1)の対である旨記載されている。
(1) しかしながら、その(1)の対の光学活性体についての
それぞれに関する具体的な記載、分離については全く記
載されず、その可能性についてすら記載されておらず、
もちろん分離されたそられる4−ヒドロキシ−2−シク
ロベンテノン類に関する立体配位については全く知られ
ていない。
tすt)チ、l!−4−シクロベンテノンアルコール類
を立体を保持した1ま転位すればS(ト)の配位ヲ有ス
る4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノン類を与え、こ
の化合物は農薬であるピレスロイド中間体として極めて
有用であり、またモラ一方のd−4−シクロベンテノン
アルコール類からは同様にしてRHの配位を有する4−
ヒドロキシ−2−シクロベンテノン類を与え、この化合
物は医薬品であるプロスタグランディンの原料として極
めて有用なものであるということは本発明者らによって
はじめて明らかにされたことである。このようなことか
ら、本発明において、光学活性な4−シクロベンテノン
アルコール類を転位させるにあたっては、できるだけ光
学純度を高く保持したまま、すなわち極力ラセミ化を少
くして転位させることが必要であり、そのためには使用
する塩基もしくは触媒、温度等について適切な条件下に
実施する必要がある。
この反応で使用される溶媒としては、たとえば、水、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、アセトン、ベン・ゼン
、トルエン、酢酸エチル、クロルベンゼン、ペプタン、
ジクロルメタン、ジクロルエタン、ジェチルエーテノペ
シクロへ牛サン等の脂肪族もしくは芳香族炭化水素、エ
ーテル、ケトン、エステノペハロゲン化炭化水素のごと
き反応に不活性な溶媒の単独または混合物が使用される
この反応で使用される塩基もしくは触媒としては、たと
えばトリエチルアミン、N−メチルモルホリン、N−メ
チルピペリジン、 N、N’−ジメチルピペラジン、ピ
リジン、ルチジンなどの有機第3級アミン、アルミナ、
シリカゲルなどの金属酸化物、苛性ソーダ、苛性カリ、
炭酸ソーダ、炭酸カリ、炭酸水素ナトリウム、リン酸1
水素カリウムなどの無機塩基類あるいは炭酸塩緩衝液な
どの塩基性緩衝液などが適当であり、これらは単独また
は2種以上で用いられる。
かかる塩基もしくは触媒の使用閂は特に制限されないが
、通常は原料である光学活性な4−シクロベンテノンア
ルコール類に対して0.05〜60倍モルであり、有機
第3級アミンや塩基性緩衝液は溶媒を兼ねて用いること
もできる。
反応温度は一20〜130℃の範囲であり、使用する溶
媒、塩基もしくは触媒によって適当に選択される。
たとえは、溶媒として水非共存下に反応を実施する場合
にはラセミ化が起こりにくいため−10〜130℃の範
囲で反応を行うことができる。また、有機第3級アミン
−水混合系の場合には一10〜90℃の範囲が好ましく
、水のみあるいは強塩基性下における転位反応では一2
0〜50℃の範囲が好ましい。
反応時間については特に制限されない。
このようにして得られた反応混合物から、抽出、分液、
濃縮、蒸留等の一般的な操作によって目的とする一般式
(I)の光学活性な4−ヒ・ドロキシ−2−シクロベン
テノン類が光学純度よく、かつ収率よく得ることができ
る。かくして得られる本願の目的化合物である光学活性
な4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノン類としてはS
(ト)fまたはRHの立体配位をもつ以下の化合物が例
示される。
4−ヒドロキシ−2,3−ジメチル−2−シクロベンテ
ノン、2−エチル−4−ヒドロキシ−3−メチル−2−
シクロベンテノン、4−ヒドロキシ−2−n−ペンチル
−3−メチル−2−シクロベンテノン、2−イソプロピ
ル−4−ヒドロキシ−3−メチル−2−シクロベンテノ
ン、4−ヒドロキシ−2−n−ブチル−3−メチル−2
−シクロベンテノン、2−インブチル−4−ヒドロキシ
−3−メチル−2−シクロベンテノン、4−ヒドロキシ
−2−n−ペンチル−3−メチル−2−シクロベンテノ
ン、2−インペンチル−4τヒドロキシ−3−メチル−
2−シクロベンテノン、4−ヒドロキシ−2−n−へキ
シル−3−メチル−4−シクロベンテノン、4−ヒドロ
キシ−2−n−へブチル−3=メチル−2−シクロベン
テノン、2−アリル−4−ヒドロキシ−3−メチル−2
−シクロベンテノン、2−(2−シス−ブテニル)−4
−ヒドロキシ−3−メチル−2−シクロベンテノン、4
−ヒドロキシ−2−(ω−ブチニル)−3−メチル−2
−シクロベンテノン、2−(2−シス−ペンテニル)−
4−ヒドロキシ−3−メチル−2−シクロベンテノン、
4−ヒドロキシ−(2−)ランス−ペンテニル)−3−
メチル−2−シクロベンテノン、2−(3−シス−ヘキ
セニル)−4−ヒドロキシ−3−)fルー2−シクロベ
ンテノン、4−ヒドロキシ−2−プロパルギル−3−メ
チル−2−シクロベンテノン、4−ヒドロキシ−2−(
2−ペンチニル)−3−メチル−4−シクロベンテノン
、4−ヒドロキシ−2−(2−メチルアリル)−3−メ
チル−2−シクロベンテノン。
r37) 次に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1 攪拌装置、温度針を装着したフラスコにd/−2−アリ
ル−3−ヒドロキシ−3−メチル−4−シクロベンテノ
ン152F、P−1ルエンスルホン酸1vおよび無水酢
酸320Fを仕込み、100℃にて2時間攪拌を続ける
。反応終了後、減圧にて無水酢酸を留去し、残渣をトル
エンにて抽出する。トルエン層は1%重曹水にて洗浄し
、さらに水洗する。有機層からトルエンを留去して、d
J−3−アセトキシ−2−アリル−3−メチル−4−シ
クロベンテノン186 f (収率96%)を得た。
(b、p 、 72〜75℃10.2〜0.3外11d
J −3−アセトキシ−2−アリル−3−メチル−4−
シクロベンテノン5P。
Porcine  Liver  Esterase 
(シグマ社製)300?ダおよび0.1 Mリン酸バッ
ファー(pH7,0) 200−を混合し、25〜30
℃にて24hr攪拌する。
(3B) 反応終了後、メチルイソブチルケトン5〇−にて3回抽
出する。得られた有機層から溶媒を留去し、濃縮残渣を
酢酸エチル:トルエン=3:5の混合液にてカラムクロ
マト精製し、i!−2−アリル−3−ヒドロキシ−3−
メチル−4−シクロベンテノン1.84y(収トキシー
2−アリルー3−メチル−4−シクロベンテノン2゜5
4(旋光度α) D−91,8゜(C−1、りoロホル
ム)、n Dl −4801)を得た。
次にここで得たl!−2−アリル−3−ヒドロキシ−3
−メチル−4−シクロベンテノン0.5F、アルミナI
OPおよびベンゼン3〇−を50〜60℃にて6時間攪
拌する。反応終了後アルミナを戸別し、さらにメタノー
ル10rnlにて2回洗浄する。r液はあわせて濃縮し
、残渣をトルエン−酢酸エチル−5:2の混合液にてカ
ラムクロマト精製し、S(イ))−2−アリル−4−ヒ
ドロキシ−3−メチル−2−シクロベンテノン0.43
Fを得た。 このものの光学純度は98%であった。
(光学純度の分析方法: Agric 、 Biol 
、 Chem、 。
狙バ10) 、 2003〜2006 (1977)、
)旋光度  α) 20+ 15゜3° (C=1、ク
ロロホルム)8品0   1゜5166 実施例2 フラスコにd7−3−ヒドロキシ−2−(ω−ブテニル
)−3−メチル−4−シクロベンテノン16.6F、ピ
リジン0.22および無水酢酸35 グを仕込み、10
0〜120℃にて3時間攪拌する。以下、実施例1に準
じて後処理、精製し、dl!−3−アセトキシ−2−(
ω−ブテニル)−3−メチル−4−シクロベンテノン1
9.9F(収率96チ)を得た。
(b、p。81〜85℃70.2 m%14J)d1!
−3−アセトキシ−2−(ω−ブテニル)−3−メチル
−4−シクロベンテノン2P1Porcine Liv
er Esterase (シグマ社製)80”Vおよ
びO−1Mリン酸バッファー水溶液(pH8) 100
 mtを混介し、25〜30℃にて24時間激しく攪拌
する。
反応終了後、メチルイソブチルケトン40dにて3回抽
出する。以下実施例1に準じて後処理、精製し、1−3
−ヒドロキシ−2−(ω−ブテニル) −3−メチル−
4−シクロベンテノン0.6El(収率42.6%)ル
ム)、n;01.4992)  ト1!−3−7セ)+
シー2−ω−ブテニルー3−メチル−4−シクロベーン
テノン0.97 F [: 旋光’fα]0−84.6
℃(C=1、クロロホルム)、0 nDl、4810’lを得た。
l!−3−ヒドロキシ−2−(ω−ブテニル)−3−メ
チル−4−シクロベンテノン0.5F。
トリエチルアミン1f1アルミナ10Fおよびベンゼン
30−を50〜60℃にて6時間攪拌する。反応終了後
アルミナを戸別し、さらにメタノール10−にて2回洗
浄する。
r液はあわせて濃縮し、残渣をトルエン−酢酸エチル−
5;2の混合液にてカラムクロマト精製し、S←)−4
−ヒドロキシ−2−ω−ブテニル−3−メチル−2−シ
クロベンテノン0.45 fを得た。
光学純度 98.1係 α)D +14゜8°(c=l、クロロホルム)n ”
  1.5174 実施例3 フラスコにdJ−3−ヒドロキシ−2−プロパルギル−
3−メチル−4−シクロベンテノン30fおよび無水酢
酸702を仕込み、100〜120℃にて3時間攪拌す
る。反応終了後、実施例1に準じて後処理、精製してd
7−3−アセトキシ−2−プロパルギル−3−メチル−
4−シクロベンテノン36.4f  (収率95%5を
得た。
(b、p、82〜86℃10.2〜0.3惧毒14g)
dJ−3−アセトキシ−2−プロパルギル−3−メチル
−4−シクロベンテノン2り、Porcine Liv
er Esterase  (シグマ社製)80■およ
び0.1 M !]ン酸バッファー水溶液(pI(6)
80−を混合し、35℃にて20時間激しく攪拌する。
反応終了後、メチルイソブチルケトン4〇−にて3回抽
出する。得られた有機層から溶媒を留去し、濃縮残渣を
酢酸エチル:トルエン−3:5の混合液にてカラムクロ
マト精製し、Z−a−ヒドロキシ−3−メチル−2−プ
ロパルギル−4−シクロベンテノン0.72 P(収率
 46゜1%)〔旋光度α) D−131,7゜(C=
1、クロロホルム)、[11,P、61℃〕と1−3−
アセトキシ−2−プロパルギル−3−メチル−4−シク
ロベンテノン0.969〔旋光度α) D−16,2°
(C=1、クロロホルム)、nDl、4943 〕を得
た。
次にここで得られたJ−3−ヒドロキシ−2−プロパル
ギル−3−メチル−4−シクロベンテノン0.5ノをト
ルエン:酢酸エチル−5:2の混合液3−を用いて、シ
リカゲル20グのカラムに吸着させる。 24時間後、
上記混合液にて留出、精製する。Sf+1−4−ヒドロ
キシ−2−プロパルギル−3−メチル−2−シクロベン
テノン0゜30りを得る。
光学純度 97゜5チ α)8°+21゜4°(c=l、クロロホルム)n20
1.5311 放置すれば結晶化した。
実施例4 フラスコにdJ −3−ヒドロキシ−2,−n−ペンチ
ル−3−メチル−4−シクロベンテノン18゜2$’、
)IJエチルアミン0.11および無水酢酸369を仕
込み、60〜80℃にて3時。
間攪拌する。以下実施例1に準じて後処理、精製し、d
J−3−アセトキシ−2−n−ペンチル−3−メfルー
4−シクロベンテノン21.9ノ(収率 98%)を得
た。
(b、p、 ioo〜110°C10゜1〜0.3−階
)de−3−アセトキシ−’l −n−ペンチル−3−
メチル−4−シクロベンテノン29゜Porcine 
Liver Esterase (シグマ社製)100
■、0.1Mリン酸バッフ1−水溶液(PH7)90−
およびメタノール10rnlを混合し、35℃にて20
時間激しく攪拌する。
反応終了後、トルエン30−にて2回抽出する。以下実
施例1に準じて後処理、精製を実施し、Z−a−ヒドロ
キシ−2−n−ペンチル−3−メチル−4−シクロベン
テノン0.7 F (収率43.1%)(旋光度α:l
 D−18,4゜(C=1、クロロホルム)、nDl、
48183とJ−3−アセトキシ−2−n−ペンチル−
3−メチル−4−シクロベンテノン1.04 P〔旋光
度α]D−69,4° (C=1、クロロホルム)、n
Dl、4708 )を得た。
!!−3−ヒドロキシー2−n−ペンチル−3−メチル
−4−シクロベンテノン0.5F。
トリエチルアミン2F、アルミナ10ノおよびベンゼン
30−を60〜70℃にて6時間(45) 攪拌する。以下、実施例2に準じて後処理、精製し、S
f++−4−ヒドロキシ−2−n−ペンチル−3−メチ
ル−2−シクロベンテノン0.449を得た。
光学純度 97% α〕9°+17゜9° (c−1,クロロホルム)n 
201.488B 実施例5 フラスコにdJ−3−ヒドロキシ−2,3−ジメチル−
4−シクロベンテノン12.6?、P−トルエンスルホ
ン酸0.51および無水酢酸301を仕込み、80〜1
00℃にて3時間攪拌する。以下実施例2に準じて後処
理、精製し、c17’−3−アセトキシ−2,3−ジメ
チル−4−シクロベンテノン16.29 (収率96.
5%)を得た。
(b、p、  52〜55°e10.4〜0.5錦七)
di −3−アセトキシ−2,3−ジメチル−4−シク
ロベンテノン29、Porcine Liver(46
) Esterase  (シグマ社製)looqおよび0
.1Mリン酸バッファー水溶液(PH7)100rnl
を混合し、25〜30℃にて24時間攪拌する。
反応終了後、メチルイソブチルケトン50m1にて3回
抽出する。有機層から溶媒を留去し、濃縮残渣を酢酸エ
チル:トルエン−3:5の混合物にてカラムクロマト精
製してJ−3−ヒドロキシ−2,3−ジメチル−4−シ
クロベンテノン0.469 (収率31%)(旋光度α
)D−24,3°(c=l、クロロホルム)、nDl、
4765 ) とl−7セ)−jシー2.3−ジメチル
−4−シクロベンテノン1.24 y (旋光度α)D
−20,7° (c=l、りaoホルム)、nDl、4
697)を得た。
l!−3−ヒドロキシ−2,3−ジメチル−4−シクロ
ベンテノン0.3F、)リエチルアミン3Fおよび水0
032を30℃にて48時間攪拌する。反応終了後、反
応液をメチルイソブチルケトン15−にて3回抽出する
有機層をあわせて、さらに0.5N塩酸水、水にて順次
洗浄する。有機層を濃縮し、残渣をトルエン:酢酸エチ
ル−5=3にてクロマトSC+)− 精製するヤク1ヒドロキシー2,3−ジメチル−2−シ
クロベンテノン0.289を得た。
光学純度 86% α)D、+19.3°(c=l、クロロホルム)nDl
、5070 実施例6 dl!−3−アセトキシ−2−アリル−3−メチル−4
−シクロベンテノンIP、エステラーゼ(シグマ社製リ
パーセ from Whe狂tGerm) 0.2 f
および0.1Mリン酸バッファー10−を混合し、25
〜30℃にて35時間攪拌する。反応終了後、反応液を
メチルインブチルケトン10rnlにて3回抽出する。
得られた有機層力)ら溶媒を留去し、濃縮残渣を酢酸エ
チル:トルエンは3:5の混合液にてカラムクロマト精
製し、I!−2−アリル−3−ヒトロキシー3−メチル
−4−シクロベンテノン0.189を得た。
/!−2−アリルー3−ヒドロキシ−3−メチル−4−
シクロベンテノン0゜15 fを0.1M炭酸塩緩衝液
5 mZ (pH11,5>  とともに0〜5℃ 2
4時間、さらに20℃にて24時間攪拌する。反応終了
後メチルインブチルケトン10−にて4回抽出する。有
機層はあわせて濃縮する。濃縮残渣をトルエン:酢酸エ
チル−5:2の混合液にて精製する。Sf+−1−2−
アリル−3−メチル−4−ヒドロキシ−2−シクロベン
テツン0.14 y−を得た。
光学純度は78.7襲であった。
実施例7 50〇−坂ロフラスコに栄養液体培地200 mZ(培
地組成ニゲルコース1%、イーストエキス0.3%、麦
芽エキス0.3%、ポリペプトン0.5 s、 pH5
,6に調製)を加え、滅菌後Candida Krus
ei  oaミノ−6007を接種し、2日間、30℃
で振盪培養した。次にdl!−3−アセトキシ−2−ア
リル−3−メチル−4−シ(40) クロベンテノン4ノを加え、30℃で24時間振盪培養
して加水分解を行う。反応後、遠心分離して得た上溝液
をメチルインブチルケトン70−にて4回抽出する。得
られた有機層から溶媒を留去し、濃縮残渣を酢酸エチル
:トルエン=3:5の混合液にてカラムクロマト精製し
てl”−2−アリル−3−ヒドロキシ−3−メチル−4
−シクロベンテノン1.51(収率48チ)〔旋光度−
21,7° (C=1、クロロホルム〕と1!−a−ア
セトキシ−2−アリル−3−メチル−4−シクロベンテ
ノン1.98 F (旋光度α)D−82,8°(C=
1、クロロホルム)〕を得た。
l!−2−アリル−3−ヒドロキシ−3−メチル−4−
シクロベンテノン0.5F、)!Jエチルアミン4rn
lおよび水0.52を混合し、20〜30℃にて48時
間攪拌する。 反応終了後、実施例6に準じて後処理、
精製し、S(ト)−2−アリル−4−ヒドロキシ−3−
メチル−2−シクロベンテノン0.46 Fを得た。
(50) 光学純度は89.5%であった。
実施例8 500mJ坂ロフラスコにバクテリア培地200−(ク
ルコース1%、イーストエキス0.5%、ペプトンO1
1%、K2HPO40,05%、l)H7)を加え、滅
菌後Pseudomonas fragi IFO−3
458を接種し、2日間、30℃で振盪培養した。次に
dl −3−アセトキシ−2−アリル−3−メチル−4
−シクロベンテノン1.5ノを加え、30℃で24時間
振盪培養して加水分解を行う。これをメチルインブチル
ケトン50−にて4回抽出する。得られた有機層から溶
媒を留去し、8M残渣を酢酸エチル;トルエン−3!5
の混合液にてカラムクロマト精製し、d−2−アリル−
3−ヒドロキシ−3−メチル−4−シクロベンテノン0
.281(収率24%)〔旋光度α〕。+22.5°(
c−1、りOOホルム)、nDl、4978)とd−3
−アセトキシ−2−アリル−3−メチル−4−シクロベ
ンテノン0.75 P C&3Y[α〕o十80゜7°
(C−1、クロロホルム)、0 n Dl −4801]を得た。
d−2−アリル−3−ヒドロキシ−3−メチル−4−シ
クロベンテノン0.259をトリエチルアミン2−、ア
ルミナ5ノおよびベンゼン20iとともに50〜60℃
にて10時間加熱する。反応終了後、実施例1に準じて
後処理、精製し、R(−1−2−アリル−4−ヒドロキ
シ−3−メチル−2−シクロベンテノンを0゜2f!得
た。
光学純度 94% α)D−141° (c=l、クロロホルム)nol、
5158 実施例9 実施例8におけるdl−3−アセトキシ−2−アリル−
3−メチル−4−シクロベンテノンにかえて実施例1で
得た7−3−アセトキシ−2−アリル−3−メチル−4
−シクロベンテノン1.25 Fを用いた以外は、実施
例8と同様に反応、後処理、精製し、d−2−アリル−
3−ヒドロキシ−3−メチル−4−シクロベンテノン0
.599 (収率60%)〔旋光度α)、 +23.6
° (C−1、クロロホルム)nI)’。4984 )
を得た。
d−2−アリル−3−ヒドロキシ−3−メチル−4−シ
クロベンテノン0.5F、アルミナ15F、トリエチル
アミン4mlよびベンゼン25m1を50〜60℃にて
8時間加熱する。
以下、実施例8に準じて後処理、精製し、R(−) −
2−アリル−4−ヒドロキシ−3−メチル−2−シクロ
ベンテノンを0.42Nlた。
光学純度は95チであった。
実施例10 dJ−2−アリル−3−ヒドロキシ−3−メチル−4−
シクロベンテノン3.12およびピリジン9.31をジ
クロルメタン15.5yに溶解し、これに10〜20℃
にてオクタノイルクロリド7.72を3時間かかって滴
下する。
滴下終了後、20〜30℃に保温しながら25時間反応
を続ける。反応終了後、反応液を10℃以下に保ちなが
ら水10−を加える。反応混合物を分液し、有機層はさ
らに1%塩酸水、1%重ソウ水、水にて順次洗浄する。
得られる有機層から溶媒を留去し、残渣をクロマトにて
精製する。留出溶媒 トルエン;酢酸エチル=10’j
l、dJ −2−アリル−3−オクタノイルオキシ−3
−メチル−2−シクロベンテノン4.64F(91%)
を得ル。
n Dl 、4757 次に、実施例8におけるdJ −3−アセトキシ−2−
アリルニ3−メチルー4−シクロベンテノンにかえてこ
こで得た dJ −2−アリル−3−オクタノイルオキ
シ−3−メチル−2−シクロベンテノン2.02を使っ
た以外は、実施例8と同様に反応、後処理し、2−2−
アリル−3−ヒドロキシ−3−メチル−4−シクロベン
テノン0.3ノを得り。
1−2−アリル−3−ヒドロキシ−3−メチル−4−シ
クロペンテ/70.2 Fをトリエチルアミン1.5t
nl、アルミナ4ノおよびベンゼン15m1とともに5
0〜60℃にて10時間加熱する。以下、実施例8に準
じて後処理、精製し、RH)−2−アリル−4−ヒドロ
キシ−3−メチル−2−シクロベンテノン0.15F実
施例11 実施例8に準じて調製した培養溶液にd1!−3−アセ
トキシ−2−n−ペンチル−3−メチル−4−シクロベ
ンテノン2ノを加工、30℃で30時間振盪培養して加
水分解を行う。
これをメチルインブチルケトン40mJにて2回抽出す
る。以下、実施例8に準じて後処理、精製を実施し、d
−3−ヒドロキシ−2−n−ペンチル−3−メチル−4
−シクロベンテノン0.481(収率30%)〔旋光度
α〕o十17.5°(C=1、りopホルム)、nDl
、4811)とd−3−アセトキシ−2−n−ペンチル
−3−メチル−4−シクロベンテノン0.869〔旋光
度αglD+60゜8°(C−1、クロロホルム)、n
Dl、4703)を得た。
d−3−ヒドロキシ−2−n−ペンチル−3−メチル−
4−シクロベンテノン0.4F。
トリエチルアミン4rn!および水0.21を30〜4
0℃にて20時間攪拌する。以下、実施例7に準じて後
処理、精製し、R(−1−4−ヒF Oキシ−2−n−
ペンチル−3−メチル−2−シクロベンテノン0.33
9を得た。
光学純度は88%であった。
α)    −16,3°(c=l、クロロホルム)n
 201.4879 実施例12 実施例8における d/ −3−アセトキシ−2−アリ
ル−3−メチル−4−シクロベンテノンにかえて dJ
 −3−アセトキシ−2−プロパルギル−3−メチル−
4−シクロベンテノン1.51を用いた以外は、実施例
8と同様に反応、後処理、精製し、d−3−ヒドロキシ
−2−フロパルギル−3−メチル−4−シクロベンテノ
ン0.19F (収! 16%)  C旋光度α]D+
124° (C=1、クロロホルム)0 nDl、5103 )  とd3−アセトキシ−2−プ
ロパルギル−3−メチル−4−シクロベンテノン0.8
29 C旋光度α)、 +14.6°(c=1、クロロ
ホルム)、nDl、4943)を得た。
d−3−ヒドロキシ−2−プロパルギル−3−メチル−
4−シクロベンテノン0.15 fを実施例3と同様に
転位して、RH−4−ヒドロキシ−2−プロパルギル−
3−メチル−2−シクロベンテノンをo、o9ymだ。
光学純度は93チであった。
α)D −19,2°(c=l、クロロホルム)n D
l 、5302 実施例13 実施例8に準じて調製した培養溶液に di!−3−ア
セトキシ−2−ω−ブテニル−3−メチル−4−シクロ
ベンテノン2fを加え、(57) 30℃で20時間振盪培養して加水分解を行う。
これをメチルインブチルケトン40−にて2回抽出する
。以下実施例8に準じて後処理、精製を実施し、d−3
−ヒドロキシ−2−ω−フチニル−3−メチル−4−シ
クロベンテノン0.32 F (収率20%)〔旋光度
α〕o+ブテニルー3−メチル−4−シクロベンテノン
1゜02ノ〔旋光度α〕。+62° (C=1、りop
ホルム)、nDl、4806)を得た。
d−3−ヒドロキシ−2−ω−ブテニル−3−メチル−
4−シクロベンテノン0.259、トリエチルアミン0
.5F、アルミナ5ノおよびベンゼン15−を50〜6
0℃にて6時間攪拌する。以下、実施例2に準じて後処
理、精製し、R(−1−4−ヒドロキシ−2−ω−ブテ
ニル−3−メチル−2−シクロベンテノン0.229を
得た。
光学純度 92チ (58) αE1.  −13゜7° (c=l、クロロホルム)
n 201.5170 実施例14〜16 実施例7におけるCandida krusei Ou
t −6007に代えて表−1に記載の微生物を用いる
以外は実施例7と同様に反応、後処理、精製した結果を
表−1に示す。
\ 実施例17〜19 実施例1におけるPorcine Liver Est
eraseに代えて表−2に記載の加水分解酵素を用い
る以外は実施例1と同様に反応、後処理、精製した結果
を表−2に示す。
実施例20 実施例8におけるPieudomonas ftagi
IFO−3458にかえてPieudomonas f
luore−牟 ins  I FO−3903を用い、さらにdJ −
3−アセトキシ−2−アリル−3−メチル−4−シクロ
ベンテノンにかえて実施例1で得た1−3−アセトキシ
−2−アリル−3−メチル−4−シクロベンテノン1.
02を用いた以外は実施例8と同様に反応、精製し、d
−2−アリル−3−ヒドロキシ−3−メチル−4−シク
ロベンテノン0.179 (収率22%)を得た。
d3−アリル−3−ヒドロキシ−3−メチル−4−シク
ロベンテノン0.14.アルミナ10グおよび水20−
を20〜30℃にて10時間、さらに30〜40℃にて
10時間攪拌する。アルミナを戸別し、さらにメタノー
ル10m1にて2回洗浄する。沖液は減圧にて濃縮する
。残渣はクロマトにて精製し、RH=2−アリル−4−
ヒドロキシ−3−メチル−2−シクロベンテノン0゜8
2を得た。
光学純度は83%であった。
実施例21P−23 実施例14におけるdJ−3−アセトキシ−2−7’J
ルー3−メチル−4−シクロベンテノンにかえて表−3
に示す化合物を使用した以外は実施例′14と同様に反
応、後処理、精製した結果を表−3に示す。
実施例24〜27 実施例1で得たl!−2−アリル−3−ヒドロキシ−3
−メチル−4−シクロベンテノンを表−4′に示す条件
で転位して5t−1−1−2−アリル−4−ヒドロキシ
−3−メチル−2−シクロベンテノンを得た結果を表−
4に示す。
反応終了後□の後処理、精製は前記実施例に準じて行っ
た。
第1頁の続き C12R1107) (C12P  7/26 C12R1/365) (C12P  7/26 C12R1/20 ) 0発 明 者 桂正 大阪市此花区春日出中3丁目1 番98号住友化学工業株式会社内 228−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 す (式中、kはアルキル基、アルケニル基またはアルキニ
    ル基を示す。但し、2−位の置換基にと3−位のメチル
    基はシス配位である。) で示される光学活性な4−シクロベンテノンアルコール
    類を、立体を保持して転位することを特徴とする一般式 (1) (式中、kは前記と同じ意味を有する。)で示される光
    学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノン類の製
    造方法。 (2)  一般式 (式中、kはアルキル基、アルケニル基またはアルキニ
    ル基を、kエ はアシルオキシル基を示す。但し、2−
    位の置換基にと3−位のメチル基はシス配位である。) で示されるdJ−もしくは光学活性な4−シクロベンゾ
    ノンエステル類を、酵素もしくは微生物を用いて不斉加
    水分解して一般弐〇 (式中、kは前記と同じ意味を有する。但(2) し、2−位の置換iRと3−位のメチル基はシス配位で
    ある。) で示される光学活性な4−シクロベンテノンアルコール
    類を得、次いで立体を保持して転位することを特徴とす
    る一般式 (式中、kは前記と同じ意味を有する。)で示される光
    学活性な4−ヒドロキシ−2=シクロベンテノン類の製
    造方法。 (3)  一般式 (式中、kはアルキル基、アルケニル基またはアルキニ
    ル基を示す。但し、2−位の置換基にと3−位のメチル
    基はシス配位で(3) ある。) で示されるaz−4−シクロベンテノンアルコール類と
    脂肪族カルボン酸類を反応させて一般式 (式中、技は前記と同じ意味を有し、k□はアシルオキ
    シル基を示す。但し、2−位の置換基にと3−位のメチ
    ル基はシス配位である。) で示されるdJ−4−シクロベンテノンエステル類を得
    、次に酵素もしくは微生物を用いて不斉加水分解して一
    般式 (式中、Kは前記と同じ意味を有する。但し、2−位の
    置換基にと3−位のメチル基(4) はシス配位である。) で示される光学活性な4−シクロベンテノンアルコール
    類を得、ついで立体を保持して転位することを特徴とす
    る一般式 (式中、kは前記と同じ意味を有する。)で示される光
    学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノン類の製
    造方法。 (4)  一般式 (式中、kはアルキル基、アルケニル基またはアルキニ
    ル基を、kよはアシルオキシル基を示す。但し、2−位
    の置換基にと3−位のメチル基はシス配位である。) で示されるdJ−4−シクロベンテノンニス(5) チル類を酵素もしくは微生物を用いて不斉加水分解し、
    加水分解残である一般式 (式中、Kおよびに工は前記と同じ意味を有する。但し
    、2−位の置換基にと3−位のメチル基はシス配位であ
    る。) で示される光学活性な4−シクロベンテノンエステル類
    を分離し、このエステル類を酵素もしくは微生物を用い
    て加水分解して一般式(式中、kは前記と同じ意味を有
    する。但し、2−位の置換基にと3−位のメチル基はシ
    ス配位である。) で示される光学活性な4−シクロベンテノン(6) アルコール類を得、ついで立体を保持して転位すること
    を特徴とする一般式 (式中、kは前記と同じ意味を有する。)で示される光
    学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロベンテノン類の製
    造方法。 (5+  光学活性な4−シクロベンテノンアルコール
    類がl一体であり、光学活性な4−ヒドロキシ−2−シ
    クロベンテノン類がS(ト)一体である特許請求の範囲
    第1、第2、第、3および第4項に記載の方法。 (6i  光学活性tt4−シクロベンテノンアルコー
    ル類がd一体であり、光学活性な4−ヒドロキシ−2−
    シクロベンテノン類がRH−体である特許請求の範囲第
    1、第2、第3および第4項に記載の方法。 (7)光学活性す4−シクロベンテノンエステル(7) 類がd一体であり、光学活性な4−シクロベンテノンア
    ルコール類がl一体であり、光学活性な4−ヒドロキシ
    −2−シクロベンテノン類がS(刊一体である特許請求
    の範囲第2項に記載の方法。 (8)  光学活性な4−シクロベンテノンエステル類
    がl一体であり、光学活性な4−シクロベンテノンアル
    コール類がd一体であり、光学活性な4−ヒドロキシ−
    2−シクロベンテノン類がR(−1一体である特許請求
    の範囲第2項に記載の方法。
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