JPS59144720A - 仮性狂犬病ワクチン - Google Patents

仮性狂犬病ワクチン

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JPS59144720A
JPS59144720A JP59016916A JP1691684A JPS59144720A JP S59144720 A JPS59144720 A JP S59144720A JP 59016916 A JP59016916 A JP 59016916A JP 1691684 A JP1691684 A JP 1691684A JP S59144720 A JPS59144720 A JP S59144720A
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mice
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infection
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JP59016916A
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トーマス・ジエイムス・リー
ロジヤー・ジヨセフ・ブリデウ
アジズ・ハメド・ハムデイ
レオナルド・エドウイン・ポスト
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Upjohn Co
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2710/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA dsDNA viruses
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    • C12N2710/16011Herpesviridae
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    • C12N2710/16722New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は仮性狂犬病ワクチンに関する。
仮性狂犬病ウィルス(PRV)は、はとんどの家畜動物
に感染しうるヘルペスウィルスであって、嘔吐、下痢、
発熱、呼吸障害、神経障害、流産にわたる臨床症状をひ
きおこし、ついには、一般に宿主動物を死に至らせる。
仮性狂犬病はアライエスキー病(Aujeszky’5
disease )、マッド・イッチ(mad 1tc
h )および球麻痺として知られている。PRVかブタ
(こ感染した場合、農業床は重大な経済的損害を被る。
非常に若いブタは死亡し、一方、より年をとったブタは
病気番こなり、体重か減少する。妊娠した酸フタは、P
RVに感染すると流産する。したがって、ブタ(こおけ
るPRVの根絶のための有効なプログラムか緊急に要求
されている。
ヘルペスウィルスは、とりわけ複雑な動物ウィルスで、
少なくとも50個のウィルス特異性タンパク合成の遺伝
暗号付けを行なう。ヘルペスウィルスの免疫学的にもつ
とも反応性のタンパクはピリオン膜および感染細胞の膜
において見出された糖タンパクである。仮性狂犬病糖タ
ンパクζこ関する文献(Hen−PoraL、 −1−
、、and Kaplin、 A、S、 (l 970
 ) Virology、41 、265〜273 ;
Kaplan、 A、 S、 。
and Ben−PoraL 、 T、(l 97 Q
 ) Proc、 Na【’l。
Acad、Sci、USA、66.799〜806) 
 は、少なくとも4個のウィルス性糖タンパクが感染細
胞およびピリオン(こ存在すると報告している。
単純ヘルペスウィルス(Kaplan 、 A、S、、
 Er1ckson。
J、S、、 and 1)en−Porat、 T、(
i 975 ) Prog、 Med。
Virol、、 2] 、1〜12)、ヘルペスサイミ
リウィルス(herpes  saimiri  vi
rus )(Ranclo!、 R,F、、、 and
Honess、 R,W、(1980) J、Gen、
 Virol、、 51 、445〜449)、マレク
病ウィルス(Marek’s diseaseviru
s )(Van7.aane、 l’)、、 Br1n
khof 、 J、M、。
Westenbrink 、 F、、 and Gie
lkens 、 A、L、 (1981)Viro!o
gy、121.116〜132)および仮性狂犬病ウイ
/L7ス(Er1ckson、 J、S、、 and 
Kaplan、 A、S、(1973) Virolo
gy、 55.94〜102)を含め、数種のヘルペス
ウィルスについて糖タンパクの培地中への分泌が報告さ
れている。PRVを除いて、これらの各々の場合におい
て、分泌された糖タンパクは、ピリオン糖タンパクのサ
フセットであると報告されている。前記のペンーポラッ
トおよびカプランノ報告(Ben−Porat and
 Kaplan、 1g70)は、PRV分泌糖タンパ
クかピリオン糖タンパクとは異なることを開示している
本発明において用いる該分泌糖タンパクを、本明細書に
おいてはgXとして示す。この糖タンパクは先行文献に
おいて33として知られている(前記Er1ckson
 and Kaplan、 1973 、参照)。
PRV−感染細胞から採取した糖タンパクgXはつぎの
特徴を有する。
(1) P RV感染動物細胞培養の培地における優勢
なタンパクである。
(2)糖タンパクである。
(:3)標準的S l) Sポリアクリルアミドゲル電
気泳動(DATD架橋ゲル)によると約95十ロダルト
ンの分子量を有する。
(4)硫酸化タンパクである。
(5)約1%過塩素酸に溶解する。
(6)標準的実験用マウス(こおいて免疫原性である。
および (7)動物宿主における免疫応答を高め、この応答がP
RVビルレント株の致死攻撃に対する防御となる。
本発明は、PRVに感染しやすい動物宿主を保護するた
めの糖タンパクgXの新規な使用(こ関する。このよう
な方法でのgXの使用は、従来、感染しやすい動物宿主
における防御免疫応答を向」二できるものとしてはピリ
オンタンパクだけであるとされている先行技術からみて
、意外なことである。前記したような先行技術では、g
Xをピリオンタンパクとしては認識していない。動物の
処置のためのgXまたはその免疫原性フラグメントの使
用は、本明細書に開示する、または当該分野で知られた
種々のワクチン処方の形で達成できる。
PRVに感染しやすい動物は大部分の哨乳類である。経
済的見地から、多分、ブタが最も重要である。他の宿主
は、反すう動物、例えば、ウシ、ヒツジおよびヤギなら
びにその仲間および他の動物、例えば、イヌ、ネコなど
である。
糖タンパクgXは、本明細書に開示する方法および文献
記載の方法番こよって調製することができる( Er1
ckson、 J、S、、 Virology、 71
,598〜6Ql(1976)参照)。前記したよう(
こ、gXは、先行技術において3aとして知られている
。gXの特徴は前記したとおりである。
gXまたはgXのフラグメントと抗原的に等しいタンパ
クまたはペプチドを調製できる方法はよく知られている
。かかる方法には、組換型DNAを用いて細菌、酵母ま
たは哨乳類の細胞中でgXまたはgXのフラグメントを
産生させるか、または抗原性ペプチドを化学的に合成す
る方法が包含される。本発明は、その由来番こか−がわ
りなく 、gXまたはgXのフラグメントを、PRVワ
クチンとして使用することを包含する。
また、本発明は、PRVに感染しやすい動物宿主の処置
のため(こ、抗生物質と共にまたはなしに、gXを他の
免疫剤と組合せて使用することも包含する。かかる他の
免疫剤としては、例えば、伝染性ウシ鼻気管炎、ハライ
ンフルエンザ、ヘモフィラス性睡眠、パスツレラ・ヘモ
リチカ(PasLeurellahaemolytic
a ) オヨびパスツレラ・マルトシタ(Pasteu
rella multocida )バクテリンなどに
対する薬剤が挙げられる。糖タンパクgXは、また、他
のPRVウィルス性タンパクと共に用いてPRVに感染
しやすい動物宿主を保護することができる。
さら番こ、本明細書に記載のごとく、gXの合成ペプチ
ド部分も、gXと同様な方法で用いることができる。
つぎ(こ、本発明の生成物および方法を説明するが、こ
れに限定されるものではない。以下、特に断らない限り
、「%」は全て重量%を意味し、溶媒混合物割合は全て
容量を意味する。
細胞およびウィルス ウィルスの増殖およびタンパクの産生のために用いた細
胞はアフリカミドリザル(C1aethiops )の
腎細胞(ATCCcctB l ;−Vero )であ
る。細胞ヲ、ペニシリン100単位/lll1、ストレ
プトマイシン100 p9/ml、 HEPES I 
QmM (pH7,4)、グルタミン2mMおよび10
%ウシ胎児血清(KCBiological )で補足
したダ/l//< 7−y (Dulbecco )の
改変イーグル培地(GIBCO,Grand、 l5l
andN、Y)中で維持する。
仮性狂犬病ウィルスは、ブタにおいて天然に発生したP
RVから単離する。保存ウィルスは、Vero  また
はウサギ腎細胞のいずれかを、低多重度(≦0.01)
で感染させて調製する。
糖タンパクgXの精製 PRV糖タンパクgXを、感染後期に細胞の組織培養上
澄液から精製する。精製は、血清非含有培地を用い、汚
染タンパクの量を減少させることにより容易に行なえる
。850dのローラ瓶中で増殖させたVero細胞に、
1%ウシ胎児血清加培地199中、1細胞当り5〜10
ブラック形成単位で感染させる。感染後10〜12時間
して、培地を注意して除き、細胞を、全く血清を補足し
ていないダルベツコの改変イーグル培地で穏やかに洗浄
する。この血清非含有培地301をローラー瓶に入れ、
37℃で4時間インキュベートする。上澄液を集め、遠
心分離して(5分間、500Xg、室温)浮遊細胞およ
び他の大きな破片を分離して清澄番こする。この培地を
、10%ショ糖/20mMトリスHC1(pH7,4)
クッション上で超遠心分離して(125000Xg、5
W280−ター、4℃、3時間)細胞の破片を除去し、
さらに清澄にする。
この清澄化で得られた上澄液を過塩素酸の最終濃度が1
%となるようにし、氷上で10分間インキュベートする
。過塩素酸で沈殿する物質を遠心分離(10分間、16
000Xg、4℃)によって除去する。生じたペレット
を分離し、上澄液中のタンパクをトリス塩基で中和し、
−20℃で12時間インキュベートした冷アセトン10
容で沈殿させる。糖タンパクgXはこれらの条件下で数
種の他のタンパクと共に沈殿し、これを過塩素酸沈殿物
を集めたと同様な条件で遠心分離して集める。得られた
ペレット状物質を真空下で乾燥する。
電気泳動 SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動は、DATD架
橋剤を含有する9、75%ポリアクリルアミドケル中で
、モース・エル、ペライラ・エル、ロイズマン・ビイお
よびシャファー・ビイ・エイの記載する方法(Mors
e 、 L、 Pereira 、 L、、Roizm
an 。
B、、 and 5chaffer、 P、A、、J、
Virol、、 26 、36g 〜410(1978
))に従って行なう。
動物 免疫原性実験には、標準的な雌CBAマウス(4〜6個
令)を用いる。ビルレントPRVによる攻撃を含む試験
には、標準的CI=’ I成熟マウスを用いる。後記の
第2表(試験例1)に示す最適接種物サイズを決定する
r’RV力価測定のためには20匹のマウスを用いる。
残りのマウスは、第3表(試験例2)(こ示すgX調製
物のPRV感染からマウスを保護する効果を判定するた
めに用いる。
マウスは、市販のマウス用飼料で飼育する。該調製物は
、実質的に、gXを主要ウィルス成分としてなる。
免疫 850cβローラ瓶1つの感染細胞からのタンパク抽出
物を生理食塩水1m/lこ再懸濁さぜる。最初の免疫(
第1回目)のため、該懸濁液を等音量の完全フロインド
アジュバント(1)ifco )とiJlする。抗原性
実験においては、最初の免疫は、鼠径部に対スるエマル
ジョン0.3 mlの皮下投与(SC)からなり、保護
実験においては、免疫は、0.1 meの腹腔内投与(
IP)および0.1 mlの皮下投与で付与する。第2
回目の免疫は、抗原性実験については第20日日に、ま
た、保護実験については第22日日に付与する。第2回
目の抗原の投与は、生理食塩水中で与え、免疫原性実験
については0.2 mlの皮下投与、保護実験について
は各々、0.1. mlつつの腹腔内および皮下投与と
する。第27日日に免疫原性実験の動物の尾から採血し
、血清抗PRV抗体を試験する。保護実験(こお(プる
動物には、第290目(こウィルスでの攻撃を行なう。
抗PRV抗体についてのエライザ(EIjSA)Ve 
ro細胞の融合150cJフラスコを、■細胞当り、I
) RV−ライス株(Rice ) 0.1〜1ブラッ
ク形成単位で感染させてウィルス感染細胞を調製する。
感染後16〜20時間してフラスコを振とうし、細胞を
培地から遠心分離して感染細胞を採取する。この細胞を
、リン酸塩緩衝食塩水中で遠心分離法にて3回洗浄する
エライザ・アッセイにおいて用いる抗体および試薬は、
特に断らない限り、ニューイングランド・ニューフレ7
 (New England Nuclear )から
得たものである。本明細書に記載する方法はケネツト・
アール・エッチ(Kennet、 R,T−1,、Mo
noclonalAntil)odics : Hyl
)ridomas 、 A New I)imensi
on inBiological  Analyses
 、  Pleum Press 、  NY、 pp
 376〜377 (1−980) )  の方法の変
法である。該エライザ・アッセイの工程はつきのとおり
である。
(1) 0.011% / meのポリーL−リジン0
.05 mlをマイクロタイターの各ウェル(wel 
I )に加え、37℃で30分間インキュベートして支
持マトリックスとして作用させる。インキュベーション
後、マイクロタイタープレー1・を軽く振って過剰のポ
リーL−リジンを除く。
(2)ウィルス感染細胞0. ]、 meを各ウェルに
加える。
融合150cf1フラスコの等置物を各々、96ウエル
・マイクロタイタープレートに加える。プレートを遠心
分離して(マイクロタイター・プレート・キャリヤーを
有するベックマン]”J−5遠心分離機中、400Xg
)細胞を平らなマイクロタイター・ウェル」−に成層さ
せる。
(刃つきに P’BS中0.5%グルタルアルデヒド0
、1 II+1’を加え、室温で30分間、細胞を固定
する。
プレートをPBSo、2ml/ウェルで3回洗浄する。
(4)ポリスチレンに対する材料の非特異性結合の未反
応部位を、10%胎児ウシ血清(FC8)含有PBSを
用いて室温で30〜60分間遮断する。
ついで、プレートをpp、so、2ml/ウェルで1回
洗浄する。
(5)第1回目のインキュベーションにおいて、テスト
サンプル(すなわち、マウス面清ザンプル希釈物)0.
05m/!を一対のウェルに加え、4℃で16〜18時
間インキュベートする。ついで、プレートをPBS0.
2ml/ウェルで3回洗浄する。
(6)第2回目のインキュベーションにおいて、1%F
C8を含有するPBS (pH7,4)中のワサビペル
オキシダーゼ結合ヒツジF (at)’)2抗−マウス スイムノグロプリン抗体0.1 mlを、該ウェルに加
え、37℃で90〜120分間インキュベートする。
ついで、プレートをPBS0.2ml/ウェルで3回洗
浄する。
(7)最後のインキュベーションでワサビペルオキシダ
ーゼlこ対して特異的な基質0,1コを添加する。
0−フェニレンジアミン(シグマ社)ヲ、0.02%■
]202含有17mMクエン酸−55mMリン酸塩(p
H6,3)中、濃度1■/meとする。黄褐色がかった
色によって示される酵素基質の変換が10〜60分間で
現われ、光学的密度の値を分光光度計セット(Tite
r−Tekマイクロタイター・プレート・リーダー)を
用い、45 Q nmで測定する。
通常、ウェル当り、0.5 N1(28040,05m
’を加えて該酵素反応を停止させる。
gX調製物の免疫原性 該gX調製物をマウスに注射し、このマウスの血清を、
l) RV−感染細胞に反応性のマウス抗体を検知する
ように設計されたエライザ・アッセイによって分析する
。第1表から明らかなように、偽調製物またはPRV−
感染細胞からの調製物を受けた動物について抗−pkv
g度における明確な量的差異を見出すことができる。該
分泌糖タンパクの偽調製物を受けた動物は、正常なマウ
ス血清よりもわずかに反応性である。この反応性は、偽
免疫マウス血清が実質的に正常なマウス血清と同様に反
応するウサギ腎細胞を用いる第2の分析において確認さ
れるようにVero 細胞付随抗原に対する抗体の存在
を反映している。該gX調製物を受けた動物は、PRV
−感染Vero 細胞に反応性の抗体レベルがより高い
ことを示している。超免疫供給体からの血清は、もつと
も高い反応性抗体力価を与え、免疫をくり返した後の野
生型ウィルスの免疫原性を反映している。
gX調製物を用いるマウスの保護免疫 gX調製物の、致死量のビルレン)PRV投与からの保
護を与えるマウスにおける免疫応答発揮の能力を試験す
る。2つの試験例の結果を示す。
試験例1は、マウスにおけるPRV−ライス株の適当な
攻撃用量を決定するための予備的な実験である。試験例
2は、非感染細胞からの粗タンパク調製物(偽調製物と
称する)またはPRV−感染細胞からの粗タンパク調製
物(gX調製物と称する)の保護効果の盲検比較である
試験例1 マウスを任意に各群4匹づつ5群に分ける。マウスにウ
ィルス接種物0.1 ml!を接種する(IP)。
該マウスを毎日観察し、死亡数を記録する。
ウィルス力価測定から得られた結果を第2表に示す。1
04PFtJで接種したマウスは全て3〜4日以内に死
亡し、死亡平均日数(Ml)D)は3,0〜3.75で
あった。103P F U /alで接種した4匹のマ
ウスのうち3匹が死亡し、MDDは4.67であった。
試験例2用の攻撃用量は104PFU/slである。
試験例2 3群のマウスを用いて、gX調製物がPRV感染感染対
してマウスを保護できるか否かを判定する。
8匹のマウスからなる第1群をgX調製物で2回処理し
た。第2群は9匹のマウスからなり、偽調製物で2回処
理した。第3群は、8匹のマウスからなる非処理対照群
Aである。さらに、4匹のマウスを非処理対照群Bとし
て加える。第1群および第2群のマウスを、まずgXま
たは偽調製物のアジュバント懸濁液で処理し、3週間後
、該マウスにその生理食塩水懸濁液を増強注射する。後
者の注射1週間後、全てのマウスに 10PFU/□l
 PRV 0.1 trtlを攻撃投与する(IP)。
該マウスの死亡数を毎日観察し、ウィルス攻撃投与8日
後に試験を終わる。
マウスにおけるPRV感染に対するgXの効果から得ら
れたデータを第4表に示す。死亡数は、非処理対照群A
マウスでは8匹中6匹(75%)、非処理対照群Bマウ
スでは4匹中4匹(100%)、偽調製物処理マウスで
は9匹中8匹(88,9%)およびgX調製物処理マウ
スでは8匹中1匹(12,5%)記録され、MDD/群
は、各々、3.6.3,0.4.0および5.0であっ
た。これらのデータは、マウスに与えたgX調製物が、
死亡数の減少に反映しているようにPRV感染に対しす
る保護を与えることかできることを示している。第4表
にこの試験例からの死亡数データを示す。
第1表 第1表は、免疫したマウスにおける抗−PRV抗体につ
いてのエライザ・アッセイのデータの概要である。エラ
イザ・アッセイは前記のとおり行なった。該表中の数値
は、変換されたワサビペルオキソダーゼ基質の量、した
がって、抗−PRV抗体濃度を測定する光学的密度の読
みを表わしている。数値は2回のアッセイの平均を示す
。超免疫マウスは、ビルレント性の少ないヨードデオキ
シウリジン抵抗性PRV変異株で免疫し、ついで、ビル
レン)PRV株での攻撃を繰り返した。偽またはgX動
物は、各々、非感染またはPRV感染Ve ro細胞か
らのタンパク質調製物を受けたものである。
第  2 表 仮性狂犬病ウィルス(ライス株)を種々の接種物サイズ
で腹腔内接種(0,1,ml 、/マウス)した後のマ
ウスの死亡数 米:のちの攻撃試験において非処理群Bとして使用する
(第3表および第4表参照)。
第3表 PRV感染感染対してマウスを保護するgX調製物の効
果を判定するための実験計画 a:完全アジュバント懸濁液を腹腔内および皮下(こ、
各々、0、l meづつ注射する。
b:生理食塩水懸濁液を筋肉内および皮下(こ、各々、
0.1 mlづつ注射する。
c : P RV O,1mlを腹腔内接種する。
第4表 仮性狂犬病ウィルス感染に対してマウスを保護本発明に
より製造される免疫原gXは、好ましくは、PRVウィ
ルスを含まない。すなわち、本発明のワクチン免疫原は
、実質的に完全に所望の免疫原性タンパクからなる。
該免疫原は、公知の方法でワクチン投与形に製造するこ
とができる。筋肉内注射のような非経口投与のためには
、該免疫原は、適当なアジュバント、例えば、水酸化ア
ルミニウムと合してもよい。
かかるアジュバントは、種々の所から商業的に入手でき
、例えば、メルク・アジュバント(MerkAjuva
nt  ) 55 (M’erk and Compa
ny、  InclRahway 、N、J 、 )が
挙げられる。他の適当なアジュバント(こは、不完全フ
ロインドアジュバント(Di fc。
Laboratories 、 Detroi t 、
 Michigan )である。免疫原とアジュバント
の比率は、両方が効果的な量で存在できる限り広範な範
囲にわたって変化できる。
例えば、水酸化アルミニウムは、ワクチン混合物の約0
.5%(A1203として)の量で存在させることがで
きる。投与単位当り、該免疫原の濃度は、1.0〜以上
、約4.0■までの範囲とすることができる。好ましい
範囲は、投与単位当り、約1.0〜3.0■である。適
当な投与単位サイズは約11R1である。したがって、
筋肉内注射用量は、05%水酸化アルミニウムを添加、
混合した免疫原1.0qを含有する1 mlとすること
ができる。匹敵する投与形が子ブタに対する非経口投与
用に製造できるが、投与単位当りの免疫原の量はより少
ない量、例えば、投与単位当り、約0.25〜約1,0
〜とする。該免疫原は、また、腸溶被経ロワクチン形、
例えば、米国特許第3823228号に記載されている
ような形に製造できる。
雌ブタのワクチン接種については、有利には、2回投与
法を用いることができる。第1回目の投与は、出産の約
数カ月から約5〜7週間前(こ与えることができる。例
えば、雌ブタに、秋、例えば、11月のほぼ第1週にワ
クチン接種できる。ワクチンの第2回目の投与は、第1
回目の投与の数週間後、例えば、約2〜4週後に投与す
べきであるが、該ワクチンは、出産前までは投与できる
。別法として、該免疫原は、例えば、出産の約5〜7週
間前に、2Illlの1回投与で与えることかできる。
しかし、子ブタの最も効果的な免疫付与については、前
記の2回投与法が好ましいと考えられる。
半年ごとの再ワクチン接種が繁殖動物について推奨され
る。雄ブタはいずれ“の時期にも再ワクチン接種できる
。また、雌ブタは繁殖前に再ワクチン接種できる。全て
のワクチン投与は、筋肉内注射によって行なうことがで
きる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (])gXまたはその免疫原性フラグメントからなるワ
    クチンであって、該gXが、 (a)糖タンパクであること、 (11)標準的S D Sポリアクリルアミドゲル電気
    泳動(DA、TI)架橋ゲル)によると、約95キロダ
    ルトンの分子量を有すること、 (c) (m酸化タンパクであること、(d)約1%過
    塩素酸に溶解すること、(e)標準的実験用マウス(こ
    おいて免疫原性であること、および (f)動物宿主における免疫応答を高め、この応答が仮
    性狂犬病ウィルス(PRV)のビルレント株の致死攻撃
    に対する防御となること、 を特徴とするPRV感染に感染しゃすい動物宿主保護用
    のワクチン。 (2)該動物宿主がブタである前記第1項のワクチン。 (3JgXまたはその免疫原性フラグメントと、他の免
    疫剤を組合せてなる動物宿主保護用ワクチン。 (4)gXまたはその免疫原性フラグメントと、他のP
    RV−ウィルス性タンパクを組合せてなるPRV(こ感
    染しやすい動物宿主保護用ワクチン。 (5) P RVに感染しやすい動物宿主にgXまたは
    その免疫原性フラグメントからなるワクチンを投与する
    ことを特徴とするPRVに感染しやすい動物宿主を保護
    する方法。 (6)該動物宿主がブタである前記第(5)項の方法。
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