JPS59143726A - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置

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JPS59143726A
JPS59143726A JP58016732A JP1673283A JPS59143726A JP S59143726 A JPS59143726 A JP S59143726A JP 58016732 A JP58016732 A JP 58016732A JP 1673283 A JP1673283 A JP 1673283A JP S59143726 A JPS59143726 A JP S59143726A
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Kiyoshi Hara
潔 原
Yozo Inoue
井上 洋三
Kimio Tamura
公男 田村
Munetaka Noda
野田 宗孝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の調整が行なわれるように構成された制御装置に関する
もので、例えば車両を最短停止距離で停止すべく制動力
の調整がなされているような段階において、当該車両の
原動機一走行輪の駆動系における駆動トルクを最適に制
御しようとするものである。
アンチロック制御装置、アンチロック制御装置などと呼
ばれる制動作用力の電気的調整制御装置が知られている
。本発明で第1の電気制御装置と称するこの制御装置は
、一般にフレーキベダルが急に踏み込まれた場合に作用
し、ブレーキ圧力を調整(ブレーキ圧力を断続的にゆる
める)することによって、走行輪の回転速度を車体の移
動速度に対して所定のスリップ率の範囲に維持するよう
に作動する。
第1の電気制御装置においては、制動圧力の調整段階に
おいて、走行輪の回転速度が繰り返し測定される。そし
て、走行輪の回転速度の変化から制動圧力の調整結果が
フィードバックされ、路面の摩擦係数が正確に把握され
ることによって最適スリップ率が決定され、それに基つ
いて制動圧力が精密に調整される。
しめルで、制動圧力の調整段階においては、走行輪に加
わる駆動トルクがむやみに変動することは、第1の電気
制御装置の調整作動に対して凋乱となるため好ましくな
い。一般的に言うと、制動圧力の調整段階において、駆
動系のトルクは最小であることが望ましい。
しかるに、第2の電気制御装置と称する自動変速制御装
置の搭載された車両においては、車両の走行速度および
負荷状態に応じて原動機−走行輪間の変速比を逐次変化
させる。このため、特に急制動の際は、走行速度が急激
に減少するため、急速にシフトダウンされ駆動トルクは
急激に増大する。その結果、第1の電気制御装置におい
て制動圧力が精密に調整されなくなるという不具合を生
じる。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、第
1の電気制御装置が有効に作用するように構成された、
第1の電気制御装置と第2の電気制御装置との連係作動
制御装置を提供しようとするものである。
しかして特に本発明は、これら同装置の連係作動が連係
誤作動を招くことのないように配慮された連係作動制御
装置を提供することを目的とするものである。
このため、本発明では、第2の電気制御装置が第1の電
気制御装置の作動状態を監視し、監視下にあるこの第1
の電気制御装置か正常に作動していることを認定してい
る場合でかっこの第1の電気制御装置より制動力の調整
開始と関連する所定の信号を受けたときに、前記変速比
を駆動トルクの変動を生じ難い所定の状態に設定するよ
うに構成したことを特徴とする。
本発明により、第1の電気制御装置が制動力の調整を開
始した場合に、第2の電気制御装置は第1の電気制御装
置の制御中枢から与えられる指令信号、または第1の電
気制御装置によって電気的に駆動される作動機構に印加
される駆動信号の状態を判別し、変速比を決定する。注
目すべきことは、第1の電気制御装置の作動状態か第2
の電気制御装置によって監視され、第1の電気制御装置
が正常作動している場合のみ、変速比が第1の電気制御
装置の作動が良好に行なわれるように設定されることで
ある。
第2の電気制御装置は、第1の電気制御装置が制動力の
調整を開始した場合に、望ましくは変速比を最高速状態
に保持する。変速機構が電気制御可能な直結機構(ロッ
クアツプ機構)を有している場合、第2の電気制御装置
は望ましくは直結機構を解除する。
第2の電気制御装置による、第1の電気制御装置の作動
状態の監視は、いくつかの方法を採用することができる
。例えば、第1の電気制御装置が自己診断機能を具備し
ている場合、その診断結果を示す出力信号を監視するだ
けでもよい。また、第1の電気制御装置と同等の演算を
実行し、その演算結果を比較してもよい。例えば、通常
第1の電気制御装置においても第2の電気制御装置にお
いても、車両の走行速度の演算か行なわれる。従って、
第2の電気制御装置において、自己の演算値と、第1の
電気制御装置から受けとった第1の電気制御装置の演算
値とを比較照合することができる。もちろんこの他の適
当な演算値の比較を行なうこともできる。監視を2以上
の項目について行なうことはもちろん可能である。
好ましい実施例によると、第2の電気制御装置は、第1
の電気制御装置との連係作動からの離脱を自発的に行な
う。このことは、第1の電気制御装置からの指令信号に
基づいて離脱する場合よりも、第1の電気制御装置に万
一の支障を生したケースにおいての連係誤作動を防き得
る。
このため、第2の電気制御装置は、車両の走行速度が、
第1の電気制御装置の作動により、あるいは仮に第1の
電気制御装置が有効でなくなったとしてもブレーキ踏圧
の効果により、十分低い速度に低下した場合に、連係作
動から離脱する。
さらに、第2の電気制御装置は、第1の電気制御装置の
制動圧力調整開始後、第1の電気制御装置の制御能力と
して通常十分に低い速度に低下することが期待されてい
る時間が経過するか、あるいは期待されている走行距離
を走行すると、連係作動から離脱する。
実施例では、上記2つの離脱方式を併用し、確実に離脱
が行なわれるように構成されている。
第1の電気制御装置と第2の電気制御装置との連係作動
は、車両制動時だけでなく加速スリップ対策としても有
利である。すなわち、例えば車両の前後輪の一方が駆動
輪であり、第1の電気制御装置が、前後輪の両回軸速度
を測定するようになっている場合において、第1の電気
制御装置は従動輪と駆動輪との回転速度から加速スリッ
プを検出することができる。第2の電気制御装置は加速
スリップ信号を第1の電気制御装置から受けるように接
続され、加速スリップ信号を受けたときに変速比を伝達
トルクが減少するようにシフトアンプする。
以下本発明を図示の実施例について詳細に説明する。第
1図は本発明の全体構成図で、制動力を@整する第1の
電気制御装置と、原動機−走行輪間の変速装置の変速比
(伝達トルク)を調整する第2の電気制御装置とを具備
し、これら第1、第2の電気制御装置とが連係作動制御
装置として構成された車両が示されている。
図示された車両において、符号10.12.14.16
で示される4つの走行輪は、駆動輪10.12と従動輪
14.16とに分れる。原動機である内燃機関18が、
走行輪10〜16と共通の車体ボデー(図示せず)に固
定保持され、内燃機関18の出力軸に生じる回転トルク
は、アクセルペダル38の踏込み操作によって変化され
、変速装置20、プロペラシアフト22、および最終減
速機構24を介して0、駆動輪1o、12に伝達される
公知の構成になる変速装置20は、トルクコンバータ2
6、変速機構28、および電磁駆動タイプの直結クラッ
チ30から構成されている。変速機構28は図示しない
が歯車機構と、これを駆動するためシフトレンジ切換レ
バー32に連動するマニアル弁を包含した流体駆動経路
と、その流路を開閉して1速、2速、3速、および4速
のギヤ比を実現する2つの電磁弁34.36とから構成
される。シフトレンジ切換レバー32は、上記1速〜4
速のギヤ比を切換可能なりレンジの他、1速と2速の間
でギヤ比を切換可能とするSレンジと1速に固定するし
レンジ、さらに電磁弁34.36の付勢と消勢に係わり
なく、流体駆動経路の状態をニュートラル、後進、駐車
の間で選択することができるようになっている。直結ク
ラッチ30は、電気的に付勢されたときにトルクコンバ
ータ26の入出力軸を直結して、機関18の回転トルク
を変速装置28に直接に伝達する。
これも公知である油圧式の制動装置が設けられ、ブレー
キペダル40の踏込み操作により制動圧力を発生する共
通のブースタ42より発生された制動圧力は、圧力配管
を経由して、各走行輪10〜16毎に設けられた制動機
構44.46.48.50に伝えられる。制動圧力の調
整装置として、電磁作動型の調整弁52.54.56か
、圧力配管に設けられている。これらの調整弁52〜5
6は、電気的に付勢されたときに、制動油をバイパスさ
せて各制動機構における制動力を減じる。この装置では
、調整弁52が駆動輪10.12に対して共通に機能し
、調整弁54.56が各々1つの従動輪14.16に対
して機能するように配置されている。
第1の電気制御装置58は、調整弁52〜56を包含し
、走行輪の現実の回転速度から走行輪のスリップ量を推
測し、スリップ量が過度にならないように断続的に調整
弁52〜56を付勢し、制動力を減じるフィードバック
制御系を構成している。詳述すると゛電気制御装置58
は、予め設定されたプログラムに従ってデータ処理を実
行する制御用コンピュータ60を備え、駆動輪の回転速
度検出器62と各従動輪の回転速度検出器64.66か
ら、各々の走行輪の回転速度に対応したパルス信号IP
I、IF5、IF3か供給され、これらのパルス信号の
時間間隔に対応したデータ処理を実行し、その結果とし
て調整弁52〜56に断続的に付勢状態となる出力信号
OPI、OF2、OF2を与える。
制御用コンピュータ60は、自分自身を含むフィードバ
ック制御系の作動状態ないしは各構成ざ品の状態を点検
し、不具合のあるときに消勢レベル(接地レベル)とな
る点検信号OCを出力綿68に発生するプログラムを有
している。出力線68には、正電圧源との間に表示袋N
70が接続され、不具合の存在が制御用コンピュータ自
身によって車両計器盤に表示される。
制御用コンピュータ60はまた、ブレーキペダル40の
踏込み操作量が一定以上のときに作動する検出スイッチ
72から検出信号BSを受けて、ブレーキペダルが踏込
まれかつ制動力が調整段階である作動状態にあるかどう
かをプログラムにより判定し、作動状態にあるときに付
勢レベルとなる作動信号OOを出力線74に生じる。
さらに制御用コンピュータ60は、現実の車速を示す車
速データ信号0■を出力線76に生じるプログラム、お
よび駆動輪と従動輪との回転速度差を演算し、駆動輪回
転速度が従動輪回転速度に対して著しく増加するときに
付勢レベルとなる加速スリップ信号OAを出力線78に
生じるプログラムを備えている。
出力線76は、高周波数のデータが送信されるため、必
要により同軸ケーブル使用した伝送線路とする。
第2の電気制御装置80は、電気信号によって付勢され
る前記の直結クラッチ30、および変速用の2つの電磁
弁34.36を包含しており、車両の現実の走行速度お
よび負荷状態を測定し、これらの測定データに基づいて
駆動トルクおよび/または燃料消費率が最適となるよう
に予め考慮された変速パターン、および直結パターンに
従うように、直結クラッチ30、および電磁弁34.3
6の付勢と消勢を制御するように構成される。
詳述すると第2の電気制御装置80も、予め設定された
プログラムに従ってデータ処理を実行する制御用コンピ
ュータ82を備えている。制御用コンピュータ82は、
プログラムに従うデータ処理により、第1の電気制御装
置58と共用される駆動輪の回転速度検出器62から車
両速度の代表値として使用するための走行輪の回転速度
に対応したパルス信号IPIを受けて現実の走行速度を
示すデータを作成する一方、アクセルペダル38の踏込
み操作量に対、応した電気信号を生じる負荷検出器84
からの負荷信号ILを受けとる。さらに制御用コンピュ
ータ82はシフトレンジ切換レバー32の操作位置に対
応して電気信号を発生するレンジ検出器86からレンジ
信号IRを受けとる。制御用コンピュータ82は、レン
ジ信号IRが示すレンジD、S、L毎に予め設定された
走行速度−負荷特性曲線をプログラム上で参照し、直結
クラッチ30、および電磁弁34.36が付勢と消勢の
いずれに属するかを読み出して、直結制御信号OLおよ
び変速制御信号O81、O82を直結クラッチ30、お
よび電磁弁34.36−に与える。
制御用コンピュータ82は、さらに第1の電気制御装置
58と連係作動をなすべ(、制御用コンピュータ60か
らの点検信号OC1作動信号00、車速データ信号0■
、および加速スリップ信号OAを受けとり、それらの信
号レベルに対応して前記の速度−負荷特性曲線が実質的
に変更されるように作動する。
すなわち、制御用コンピュータ82は、直結制御処理と
変速制御処理の合間に、点検信号OCの状態を調べ、第
1の電気制御装置58が正常作動しているか否かを決定
する。また、車速データ信号O■の受信内容と、共用さ
れている回転速度検出器62からのパルス信号IPIか
ら作成した自己の車速データと、比較し両データ間に矛
盾がないかを調べ、これにより第1の電気制御装W58
および第2の電気制御装置80の双方が正常作動してい
るか否かを決定する。
制御用コンピュータ82は、上記の判定の結果において
、正常作動であることが認識されている間、作動信号O
Oに対して待機状態となる。この待機状態において、作
動信号00が付勢レベルになると、制御用コンピュータ
82は変速装W28の電磁弁34.36に対して最高速
ギヤ、つまり4速を得るための付勢または消勢のレベル
を付与した変速制御信号oS1、O32を発生し、また
これとほぼ同時に直結クラッチ30の連結状態を解除す
る消勢レベルの直結制御信号OLを発生する。
また制御用コンピュータ82は、上記の判定の結果にお
いて、正常作動であることが認識されている間、加速ス
リップ信号OAに対しても待機状態であって、この加速
スリップ信号OAが加速スリップ状態を示す付勢レベル
であると、そのときの変速装置2日の変速ギヤ比が1速
、または2速である場合に限り、次段のギヤ比に移行す
べく変速制御信号O81、O32を発生する。
次に本装置に適応される2つの制御コンピュータ60.
82の役割について、それぞれの制御プログラムの成立
ちとともに、詳細に説明する。第1の制御コンピュータ
60、第2の制御コンピュータ82とも、通常マイクロ
コンピュータと呼称され、CPU、ROM、、RAM、
入出力装置、バス、クロック回路等を包含し、各種のデ
ジタル計算、判別、記憶とその続出、フリーランカウン
タを用いた時間測定、および複数個の割込入力に対する
受付、の各処理がROMに予め設定する制御プログラム
に従う手順で実現されるものでものであればよい。
第2図は第1の制御用コンピュータ60の制御プログラ
ムの概要を示している。制御コンピュータ60は、車両
のキースイッチ(図示せず)の投入によって、給電され
作動可能状態になる。コンピュータ60は、パワーオン
リセット作動によりスタートステップ100より制御プ
ログラムの実行を開始する。初期セントステップ102
で、内部レジスタ、カウンタ、フラグ、メモリ等の内容
および出力線68.74.76.78に与える電気信号
のレベルを初期値にセットする。また、図示しない割込
プログラムの受付を許可する。
割込プログラムにおいては、回転速度検出器62.64
.66からの各パルス信号IPI、IP2、IP3を個
別に監視する。すなわち、各々のパルス信号の立ち上り
に応答して、その立ち上り時点を示すフリーランカウン
タのデータを個別に記憶する。また、その時点の記憶デ
ータと先番こ記憶されたデータとの差、つまり時間差を
計算し、駆動輪および各従動輪の回転速度の逆数を表す
データとして記憶する。
点検ステップ104が実行される前に1.ステップ10
3で出力線68の点検信号OCを付勢レベルとする。つ
まり、この実施例では出力線68が点検信号OCだけで
なく車速データ送信の際のスタート信号の送信にも使用
されるようになっており、ステップ103はこのスター
ト信号が点検信号と混同されないように、仮に付勢され
たとしてもわずかの時間(約1 ms)で消勢すること
を意味している。
点検ステップ104.106において、コンピュータ6
0自身の内部データが、点検される。点検項目の1つと
して、各回転速度検出器62〜66の時間差データがあ
る。例えば、ブレーキペダル検出スイッチ72からの検
出信号BSが、ブレーキペダル40の非踏込み操作を表
わしているときに、各回転速度検出器の時間差データ(
前記割込プログラムで作成されるデータ)を相互に比較
し、他との差が予め設定された割合を越えるものがある
場合、その回転速度検出器、信号伝送線、あるいはその
時間差を得るプログラムに異常があると判定する。
他の点検項目として、初期セットステップ102を実行
した直後に、内部レジスタ、カウンタ、フラグ、メモリ
等の内容が、予め決められた値になっているかを判定す
ることもできる。
点検の結果、異常があると、ステップ108で調整弁5
2〜56に対する出力信号OPI、○P2、OF3をす
べて消勢状態とする。このことにより、第1の電気制御
装置58は制動力を減じる作動を自発的に停止する。さ
らにステップ110で、出力線68の点検信号OCを消
勢レベルとすることで、表示装置70を点灯させる。コ
ンピュータ60は、この状態で停止モード(ハルト)と
なり、割込プログラムの受付も停止し、再度キースイッ
チを投入するまで、停止状態を維持する。
点検の結果、異常かない場合は、ステップ114以下の
プログラムを実行する。ステップ114.116.11
8、R20は、各々ルートR1、R2、R3、R4に従
い、3種のスキッド制御ステップ122.124.12
6と、ステップ130以下の補助プログラムと−を時分
割で、かつ一定周期で実行するための、タイミングチェ
ックステップを表す。この実施例において、各ルートR
1、R2、R3、R4が各々10m5周期で実行される
ように、10m5を3対3対3対1に分割した時間割合
が設定されている。
ずなわち、ステップ114.116.118.120で
は、10m5の範囲内で、Omsを起点として、3ms
経過時、6ms経過時、および9ms経過時に、各々ル
ートR1、R2、R3、R4に沿ってプログラムの実行
を分岐する。なお、時間経過の測定は、フリーランカウ
ンタのオーバーフロー毎に割込プログラム(図示しない
か一般にタイマ割込と呼ばれる処理方法)を起動して、
RAMに設定しである計時カウンタの内容を10m5の
範囲内で繰り返し更新することで実現される。
10m5の範囲におけるOms経過時、3ms経過時、
および6ms経過時には、各々予め3msの範囲以内で
実行されるようにプログラムされたスキ・ノド制御ステ
ップ122.124.126とそれに続く作動信号発生
ステップ128が実行され、9ms経過時から10 m
s (Oms)に到達するまでの間にステップ130.
132が実行される。
スキッド制御ステップ122.124.126は、各々
第3図に示す処理を各走行輪毎に(調整弁52.54.
56毎に)個別に実行するようにプログラムされている
。例えば、ステップ122では駆動輪10.12に関し
て調整弁52の付勢と消勢とを制御する。またステップ
124.126ではそれぞれの従動輪14.16につい
て調整弁54.56の付勢と消勢とを制御する。
第3図についてスキッド制御ステップを説明すると、ま
ずステップ134では、割込プログラムで求めた走行輪
の回転速度の逆数を示す時間差データTnの逆数に比例
定数に1を乗じて、走行輪の回転速度を示すデータVw
を演算する。次いでステップ136で、近似車体速度を
示すデータVtOを、それまでの近似車体速度データか
ら予め設定した一定の減速変分αを差し引いた値と、回
転速度データ■wとのうちで大きい方の値から選択する
。なお、詳述しないが、減速度αは実際の減速状態を測
定または推定して、その値を修正することができるもの
である。
ステップ138では、この近似車体速度データVtoか
ら予め設定した一定の速度Δ■を減して基準速度を示す
データvSを計算する。ステ・ノブ140.142では
、回転速度データVwと基準速度データVsとの比較に
より、調整弁(52,54,56のう1ちの該当するも
の)の付勢と消勢を選定し、ステップ144で付勢、ス
テ・ノブ146で消勢となる出力信号(OPl、OF’
2、OF2のうちの該当するもの)を発生する。
かくて、第1の制御用コンピュータ60は、各走行輪の
スリップ量が過度にならないように、各調整弁の付勢と
消勢とを10m5間隔で監視し制御することで、制動力
を調整し、ブレーキペダル踏込み操作後、車両を最短走
行距離で停止させる。
作動信号発生ステップ128の詳細が第4図に示されて
いる。第4図において、ステ・ノブ148で検出スイッ
チ72からの検出信号BSをチェックし、これがブレー
キの非操作状態を示す消勢レベルであると、ステップ1
50で出力線74の作動信号OOを消勢する。またステ
ップ152で、RAMに設定した計数カウンタ (タイ
マ割込プログラムによりデータが更新され、その内容は
時間を表す)をリセット(0クリア)する。
ステップ154で、調整弁52〜56の少なくとも1つ
に付勢信号が与えられているかどうかがチェックされる
。もし、付勢信号が与えられていると、ステップ156
で出力線74の作動信号OOを付勢する。また、付勢信
号が与えられていると、その都度ステップ158で計時
カウンタをリスタート (0クリア後スタート)する。
付勢信号が与えられていない場合、ステップ160で計
時カウンタの内容が予め設定した値に達したかどうか、
つまり付勢信号か与えられているときにステップ158
でスタートされた計時が、調整弁の消勢後所定の時間が
経過したかどうかが判定される。例えば、調整弁が付勢
から消勢に切換わって数秒が経過すると、ステップ16
2で出力線74の作動信号00を消勢する。また、ステ
ップ164で計時カウンタのデータ更新を停止させる。
このようにして、第1の制御用コンピュータ60は、ブ
レーキ操作時であって、調整弁が通常のスキッド制御に
従って断続的に付勢されている間は、出力線74の作動
信号O○を付勢状態に維持する。ブレーキ操作時であっ
ても、付勢が停止した後予め設定した時間が経過すると
、作動信号00は消勢され、またブレーキの非操作時は
直ちに作動信号00は消勢される。
従ってこの実施例において、作動信号OOは、制動油圧
の第1回目の減少動作の発生と同調して発生される。路
面摩擦係数が小さく滑り易い路面では、ブレーキ操作の
効果による走行輪の回転速度の減少速度が速く、このた
めブレーキ操作後に調整弁が第1回目の付勢がされるま
での時間も短かくなり、作動信号00の発生タイミング
も速められる。しかし、必要により作動信号OOの発生
をさらに速くすることも可能である。例えば、調整弁の
付勢の断続が、走行輪の回転速度の減少度合に基づいて
なされることから、この様子を監視することにより、調
整弁が付勢されるよりも前段階で作動信号Ooを発生さ
せるようにすることができる。
先に説明したプログラムの時分割のための計時カウンタ
の内容が、10m5の範囲内の9ms経過時点に達する
と、第2図の車速データ送信ステップ130および加速
スリップ信号発生ステップ132が実行される。
第5図は、車速データ送信ステップ130の詳細を示す
。制御用コンピュータ60は、ここで車速データの作成
と、そのデータのシリアル送信とを時分割で行なう。ま
ずステップ180で、データ作成モードにあるか送信モ
ードにあるかをフラグFによって判定する。ここで、フ
ラグFの1は送信モード、0はデータ作成モードを表す
ものとする。
いま、F=0でデータ作成モードにあるとすると、コン
ピュータ6oはステップ182で車速データの作成が終
了しているかどうかを、次に述べるフラグによって判定
する。車速データが用意されていない場合は、ステップ
184にて車速データの作成を継続する。データ作成は
、先に述べた第2図のスキッド制御ステップ122.1
24において計算された2つの従動輪の回転速度データ
を利用し、プログラムされた一定の手順により、その2
つのデータの平均値をもとめ、さらにある期間内におけ
るその平均値の複数個の平均値を求めることによってな
される。最終的に得られた平均値データは8ビツトの車
速データ(1ビツトが1 km/時を表す)として、R
AMに記憶される。
このデータ計算は、車速データ送信ステップ130の割
当られた1回の時間内に終了しない場合、計算手順を分
割して実行し、最終的に車速データが整ったときに、作
成終了を示すフラグをセントする。
ステップ182において、この作成終了フラグにより車
速データが用意されていることが、チェックされると、
ステップ186で出力線68 (点検信号QC)に消勢
レベル信号を与える。この出力線68の消勢は、先の述
べた第2図のステップ103で付勢されるため、結局出
力線68が消勢レベルにある時間は約l msである。
さらにステップ188において、データ作成モードが終
了し、以後データ送信を行なうべく、フラグFを1にセ
ットする。
送信モードにある場合、ステップ190以下の処理が実
行される。まず、ステップ190において、用意された
車速データの先頭ビットが1か0かを判定し、1ならば
ステップ192で出力線76のデータ信号O■を付勢レ
ベルとし、0ならばステップ193でデータ信号O■を
消勢レベルとする。次にステップ194で車速データを
1ビツトだけロールし、もとのデータの2ヒツト目が先
頭ビットに位置するようにする。ステップ196で、こ
のロール回数を示す回数データC(RAMの特定番地が
このデータCのために割当てられている)をインクリメ
ントする。
車速データの送信は、回数データCが8に達するまで、
10m5毎に1ビツトの割合で行なわれ、出力線76は
この送信中10m5毎に付勢レベルまたは消勢レベルが
与えられ、少なくとも10m5の間そのレベルを維持す
る。
回数データCが8に達すると、ステップ198からステ
ップ200にプログラムを分岐し、ステップ200でフ
ラグFをOにリセットして新たな車速データの作成を要
求する。またステップ202で回数データCをOクリア
し、次回の送信に備える。
このように車速データの送信は、車速データの平均計算
が終了する毎に実行され、送信は第7図に示すように点
検信号OCをスタート信号として、出力線76より10
m5ごとに1ビツトの割合で、シリアル送信される。
加速スリップ信号発生ステップ132の詳細が第6図に
図示されている。第1の制御用コンピュ−タロ0による
加速スリップの有無判断は、ステップ166でブレーキ
操作検出スイッチ72からの検出信号BSをチ互ツクす
ることに始まる。ここで検出信号BSが付勢レベルで、
ブレーキ操作がなされている場合には、ステップ168
以下の処理が実行される。ステップ168では、駆動輪
10.12と従動輪14.16との回転速度差が算出さ
れる。ここでは、先に説明したスキッド制御ステップ1
22.124.126で各々計算された回転速度データ
Vwが使用され、駆動軸速度Vwdと従動輪の平均速度
Vwsとの差が計算される。
ステップ170で、回転速度差が予め設定された基準値
βより大かどうかチェックされ、大ならば、ステップ1
72にすすむ。ステップ172では、出力線78の加速
スリップ信号OAを付勢レベルとする。次にステップ1
74において、RAMに設定した別の針数カウンタ (
タイマ割込プログラムによりデータが更新され、その内
容は時間を表す)をリスタート (0クリア後スタート
)する。
こうして加速スリップ状態が判定され、加速スリップ信
号OAが付勢レベルにされた後、加速スリップ状態が消
滅すると、ステップ176で計数カウンタのデータによ
り設定された時間が経過したかを判定する。しかして、
加速スリップ状態の消滅後予め設定された数秒が経過す
ると、ステップ178で出力線78の加速スリップ信号
OAを消勢レベルに復帰させる。
第8図乃至第11図は、第2の制御用コンピュータ82
の制御プログラムの概要を示している。
制御用コンピュータ82は制御用コンピュータ60と同
様に車両のキースイッチの投入によって、給電され作動
可能状態になる。コンピュータ82は、パワーオンリセ
ット作動によりスタートステップ200より制御プログ
ラムの実行を開始する。
初期セットステップ202、内部レジスタ、カウンタ、
フラグ、メモリなどの内容および出力線に与える電気信
号のレベルを初期値にセットする。
また、いくつかの割込プログラムの受付を開始する。
図示しない第1の割込プログラムにおいては、回転速度
検出器62からのパルス信号IPIを監視する。すなわ
ちパルス信号の立ち上りに応答して、その立ち上り時点
を示すフリーランカウンタのデータを記憶する。また、
その時点の記憶デー夕と先に記憶されたデータとの差、
つまり時間差を計算し、駆動輪の回転速度の逆数を表す
データとして記憶する。
第2の割込プログラムにおいては、点検信号OCについ
て待機状態にあり、この点検信号が付勢レベルから消勢
レベルになったときに起動され、第10図に示す処理を
実行する。
第3の割込プログラムは、通常知られたタイマ割込プロ
グラムで、時間計測のための処理等を実行する。第11
図はそのタイマ割込プログラムを示し時間計測処理につ
いては省略的に図示されており、それに続(1ms周期
の処理か詳細に図示されている。
第8図の ステップ204〜222の制御プログラムは
、変速装置2Gの自動制御プロクラムを示している。第
8図のポイントAからBには、第9図に示す制御プログ
ラムが結合されている。すなわち、第1の制御用コンピ
ュータ60からの点検信号OCと車速データ信号0■と
を受付け、その各々の状態をチェックする監視プログラ
ム222〜232、およびチェック結果が正常である場
合に制御用コンピュータ60からの作動信号00および
加速スリップ信号OAを受は取り、変速装置20をそれ
ぞれスキッド制御モードおよび加速スリップ制御モード
に設定する特別制御プログラム234〜252が結合さ
れている。
監視プログラムでは、第10図および第11図の割込プ
ログラムで作成されたデータを利用するようになってい
る。また、特別制御プログラムには、スキッド制御モー
ドあるいは加速スリップ制御モードから自発的に離脱す
る離脱プログラム236.238.244〜248が含
まれている。
第8図のステップ204からステップ222に示される
変速装置20の自動制御プログラムについて説明する。
ステップ204では上記の第1の割込プログラムで得ら
れた駆動輪の回転速度の逆数を表すデータに基づいて、
当該車両の走行速度(車速)を表す車速データを作成す
る。ついで、負荷検出器84からの負荷信号ILを入力
し負荷データを作成する。
ステップ208.210.212では、レンジ検出器8
6からのレンジ信号IRをチェックし、シフトレンジ切
換レバー32の操作位置が、Dレンジにある場合にステ
ップ214、Sレンジにある場合にステップ216、L
レンジにある場合にステップ218において変速袋N2
0の変速比を決定する変速比読出し処理を実行する。さ
らに、Dレンジである場合にステップ220で直結クラ
ッチ30の断接有無を決定する直結有無読出し処理を実
行する。各続出し処理ステップ214.216.218
.220は、予め制御用コンピュータ82のROMに記
憶された速度−負荷特性曲線を、車速データおよび負荷
データをアドレスとして記憶された命令データを読出す
ことによって実現される。読出された命令データは、直
結クラッチ30、および電磁弁34.36が付勢と消勢
のいずれに属するかに対応している。なお、こうした読
出し処理については公知である。
読出された命令出は、ステップ222において電磁弁3
4.36への変速制御信号031、O82および直結ク
ラッチ30への直結制御信号OLとして出力される。
ポイントA−Bおよび第9図に示す、監視ならびに特別
制御プログラムにおいて、ある特定条件下では、独自に
変速比を決定する命令データ、および直結クラッチを遮
断とする命令データが作成される。この場合、この監視
、特別制御プログラムにより後から作成された命令デー
タが、先のステップ214〜220で作成された命令デ
ータに対して優先する。このことにより、特定条件下で
第2の電気制御装置が第1の電気制御装置に対する連係
作動を可能にする。
第10図に示す割込プログラムは、点検信号OCが付勢
レベルから消勢レベルになった瞬間に起動される。ステ
ップ254で割込か受付られると、待ちステップ256
を経て微少時間後に未だ点検信号OCが消勢レベルにあ
るかをステ・ノブ258で判定する。かくして設定され
た微少時間を挾んで2度連続して点検信号OCが消勢レ
ベルであることが認知されると、ステップ260でチェ
ソクフラグCFを11」にセットするとともに、ステッ
プ262でタイマカウント処理TIをスタートさせる。
第11図に示すタイマ割込プログラムは、コンピュータ
82が内蔵しているクロックカウンタが一定時間をカウ
ントする毎に起動され、ステップ266より処理が開始
される。ステップ268は制御プログラムの他の命令ス
テップで開始、停止されるタイマカウント処理T1、T
2のカウント処理を表わしている。
ステップ270では、このタイマ割込プロクラムがl 
m sの定められた処理タイミンクに該当しているかを
判定し、l m s秒毎にステップ272以下の処理が
実行される。ステップ272で、チェックフラグCFの
レベルが調べられ、「1」レベルのときステップ274
で点検信号OCのレベルが再度チェ・ツクされる。この
結果、点検信号OCの立ち下がりに起因する割込プログ
ラム(第10図)の実行が、第1の制御用コンピュータ
60自身の異常点検結果によネものか、車速データの通
信のためのものか、が決定される。
すなわち、先に述べたように、第1の制御コンピュータ
60は、異常点検結果が生じた場合には長い時間にわた
って点検信号OCを消勢レベルとするのに対して、車速
データの通信に際しての同期信号とするときはl m 
s秒以内の限定された時間だけ点検信号OCを消勢レベ
ルとするから、第2の制御コンピュータ82においては
、割込プログラムの受付後の点検信号OCが消勢レベル
にある時間を測定することにより、上記の決定を行なう
ことができる。
このことを図示の制御プロクラムについて説明すると、
もし点検信号○Cか消勢レベルにあり続けたとした場合
、ステップ276でタイマカウント処理TIの計数値(
割込プログラムが起動されてからの経過時間)が予め設
定された値Tloを越えるかどうかが繰り返しチェック
され、例えば3 m s程度の値に設定された値TIO
を越えることが・判定されると、ステップ278でエラ
ーフラグEFが「1」にセットされる。このセットされ
たエラーフラグEFは、第2の制御用コンピュータ82
において、第1の制御装置58が正常でないことを認定
したことを意味する。
一方、点検信号OCが消勢レベルにある時間が値T 1
 oをもって設定された時間より短かいと、ステップ2
74からステップ280へと処理が移行する。ステップ
280〜ステツプ290では車速データ信号OVに対し
て待機状態とする処理が行なわれる。まずステップ28
0でチェックフラグCFが「0」にリセットされるが、
このことは点検信号OCによる新たな割込プログラムの
受付に対しての待機を意味する。また同様の意味で、ス
テップ282ではタイマカウント処理T1かリセットさ
れる。
そして、ステップ284で受信モードフラグRFがrl
Jにセントされる。このセットされたフラグRFは、コ
ンピュータ82が車速データ信号0■に対して受信状態
にあることを意味する。次にステップ286.288で
各々受信データのビット数を表わす制御変数N、データ
の取込みタイミングを表わす制御変数Cを初期値にセッ
トする。
さらに、受信した車速データと第2の制御コンピュータ
82で作成した車速データとの比較を近似条件で行なう
ために、第2の制御コンピュータ82で作成した最新の
車速データをこのタイミングで一時記憶してお(。
点検信号OCによる新たな割込プログラムの受付がない
限り、チェックフラグCFはセット状態を持続するので
、1ms周期でステップ292〜312の受信プロクラ
ムが実行される。そして、ステップ292で受信フラグ
RFのセントが判定された場合は、ステップ294以下
の処理が繰り返し実行される。ステップ294では制御
変数Cの値をl m s毎にデクリメントする。
この制御変数Cが「0」になることがステップ296で
検知された場合のみステップ298以下が実行される。
当初、制御変数Cは値14にセットされているから、ス
テップ298が実行されるのは、点検信号C)Cによる
割込が受付られてからおよそ15m5程度の時間が経過
した後のこととなる。この、15m5程度経過した時点
をもって車速データ信号oVの第1回目の取込みタイミ
ングとされる。しかして、ステップ298においてコン
ピュータ82は線74に印加されている車速データ信号
O■のレベルを検知してデータレジスタの最初のヒント
に記憶する。ステップ300で記憶すべきデータレジス
タのビットか次のヒントにロールされる。
1ヒントが取込まれる毎に、ステップ302て制御変数
Cは新たに値10にセットされ、ステップ304で制御
変数Nがインクリメントされる。
制御変数Cが値10にセントされた結果、車速テーク信
号0■の次のビットからは入力タイミングが10m5周
期になる。このことは、第7図に示した送信タイミング
に対し、入力タイミンクかデータ1ビツトの現れている
時間のほぼ中央になることを示している。
車速データ信号の受信は、ステップ306で制御変数N
が8回、つまり8ビツトに達したことが判定されるまで
行なわれる。かくして、車速データの受信が終了すると
、ステ・ノブ308で受信フラグRFが「0」にリセッ
トされ、データレジスタに記憶された受信テークは、一
時メモリに第1の制御用コンピュータ60の車速データ
として記憶される。また、比較すべき車速データが用意
されたことを示すために、比較フラグCPが「1」にセ
ントされる。
次に第9図に示す監視プログラムおよび特別制御プログ
ラムについて、順を追って説明する。なお、このプログ
ラムは第8図のポイントA−Bに結合されて先に述べた
ように通常の変速制御および直結制御に優先して変速装
置20を制御することを可能にするものである。
このブロクラムでは、エラーフラグEFの状態が第一義
的にチェックされる。先に述べた割込プログラムにおい
て、第1のコンピュータ60の異常状態が認定され、エ
ラーフラグEFかセットされていると、ステップ224
〜246のプログラムは全く実行されることがない。従
って、第2の電気制御装置80は第1の電気制御装置5
8と連係して作動することはない。
ステップ224〜230においては、車速テークの比較
がなされる。ステップ224てまず比較フラグCPがセ
ットされているかどうかをチェ・ツクし、セ・ツトされ
ている場合のみステップ226で比較フラグCPを一旦
リセットし、ステップ228で、受信した車速データと
予め記憶している第2の制御用コンピュータ82の車速
データとを比較する。ステップ230で両車速データの
差の絶対値が予め設定された範囲内であると両データは
一致していると看做され、ステップ234以下の処理を
実行する。両データがかけはなれたものである場合、ス
テップ232でエラーフラグEFがセットされる。この
ため、第2の電気制御装置82はこの後第1の電気制御
装置58と連係して作動することはない。
ステップ234以下に連係作動を行なうためのプログラ
ムが示されている。ステップ234.236.238で
は、第1の電気制御装置58の制動力の調整と連係して
変速装置20を制御すべきかどうかか判断される。判断
条件は、(11作動信号00が付勢レベルにあること、
(2)現実の車両速度が予め設定された値より大である
こと、(3)連係作動を開始して予め設定された時間が
未だ経過していないこと、の3項目であり、それぞれの
項目については各々ステップ234.236.238で
判断される。
ここで、ステップ236における速度設定値は時速数k
 mに定めてあり、車両速度が調整を必要としない程度
に充分減速された場合に、連係作動から離脱する一つの
基準を設定している。また、ステップ238における時
間の設定は、ステップ246でセットするタイマカウン
ト処理T2における計数内容が設定値T2oに達したか
を判定するもので、ごの時間は数秒に設定することがで
きるが、好ましくは連係作動を開始したときの車両速度
に応じて変化させる。この時・間も、第2の電気制御装
置が連係作゛動からせ離脱する二つ目の基準を設定して
いる。
上記の判断条件に適う場合、ステップ240で変速袋H
20の変速比を最高速状態(一般に4速あるいはオーバ
ードライブと称する状態)とするための電磁弁34.3
6の付勢と消勢の組合せを選定する。またステップ24
2では直結クラ・ノチ30を解除するための消勢命令を
選定する。これらの変速装置20に対する命令は、先に
述べたステップ214〜220で続出された基本制御パ
ターンに従う命令を書き換えることによってなされる。
この後ステップ244でタイマカウント処理T2が未だ
開始されていないことがチェックされた場合にはステッ
プ246でこのタイマカウント処理を開始させる。この
タイマカウント処理は、作動信号00が消勢レベルとな
ったことがステップ234で検知された場合にステップ
248でリセットされる。
ステップ234およびステップ250では、第2の電気
制御装置80が第1の電気制御装置58と連係して加速
スリップ対策を実行するための条件が判定される。加速
スリップ対策を行なうための条件は、制動力のa整を示
す作動信号OOが付勢レベルにないこと、および加速ス
リップ信号OAが加3aスリップ中であることを示す付
勢レベルにあること、との2項目である。
上記の条件が満たされると、コンピュータ82はステッ
プ252で上記のステップ214〜218で読出された
変速比をさらに1段階シフトアップさせる処理を行なう
。シフトアップは、加速スリップ信号OAが付勢レベル
にある間だけ持続される。
以上のように、第2の電気制御装置80は特定の条件で
第1の電気制御装置58からの状態信号に応答して変速
装置20を制御するとともに、条件が満たされないとき
は独立して変速装置20を制御する。本装置では、車両
が制動力の調整段階にあるときに変速装置の変速比を所
定の状態に保持することにより、制動力の調整が速やか
に実行され、また加速スリップが検知されたときにその
抑止効果が期待される。
なお、本発明は上記の実施例の構成に限定されるもので
はなく、本発明の趣旨に基づいて変形を付加して実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の全体構成図、第2図は第1の
制御用コンピュータ60の制御プログラムの概要を示す
フローチャート、第3図は第2図中のスキッド制御処理
の詳細を示すフローチャート、第4図は第2図中の作動
信号発生処理の詳細を示すフローチャート、第5図は第
2図中の車速データ送信処理を示すフローチャート、第
6図は第2図中の加速スリップ信号発生処理の詳細を示
すフローチャート、第7図は車速データ送信処理の説明
用タイムチャート、第8図は第2の制御用コンピュータ
82の制御プログラムのうち変速装置20の自動制御プ
ログラムを示すフローチャート、第9図は第2の制御用
コンピュータ82の制御プログラムのうち監視、および
特別制御プログラムを示すフローチャート、第10図は
第2の制御用コンピュータ82の点検信号OCに対する
割込プログラムを示すフローチャート、第11図は第2
の制御用コンピュータ82のタイマ割込プログラムを示
すフローチャートである。 18・・・内燃機関、20・・・変速装置、52〜56
・・・制動圧力の調整弁、58・・・第1の電気制御装
置、60・・・第1の制御用コンピュータ、80・・・
第2の電気制御装置、82・・・第2の制御用コンピュ
ータ、OC・・・点検信号、OO・・・作動信号、OV
・・・車速データ信号。 代理人弁理士 岡 部   隆 第2図 第3図 第4図 a、:  5  fJ 第10図 第8図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車両の制動力を調整する第1の電気制御装置と、
    前記車両の原動機−走行輪間の変速装置の変速比を調整
    する第2の電気制御装置とを備え、この第2の電気制御
    装置は、前記第1の電気制御装置の作動状態を監視し、
    この第1の電気制御装置が正常に作動していることを認
    定している場合でかつこの第1の電気制御装置より制動
    力の調整に関連する所定の信号を受けたときに、前記変
    速比を所定の状態に設定するように構成されている、車
    両用制御装置。
  2. (2)前記第2の電気制御装置は、前記第1の電気制御
    装置より前記所定の信号を受けたときに、前記変速比を
    高速側の1つの変速位置に保持するように構成されてい
    る特許請求の範囲第1項に記載の車両用制御装置。
  3. (3)前記第2の電気制御装置は、前記車両の走行速度
    が予め決められた最低設定速度以下になった場合に前記
    の変速比の保持を解除するように構成されている特許請
    求の範囲第2項に記載の車両用制御装置。
  4. (4)前記第2の電気制御装置は、前記車両の走行速度
    が予め決められた最低設定速度以下になった場合、また
    は前記作用力調整開始信号を受けてから所定の走行をな
    した後に前記の変速比の保持を解除するように構成され
    ている特許請求の範囲第2項に記載の車両用制御装置。
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