JPS5914056Y2 - クラツド筒 - Google Patents
クラツド筒Info
- Publication number
- JPS5914056Y2 JPS5914056Y2 JP5489176U JP5489176U JPS5914056Y2 JP S5914056 Y2 JPS5914056 Y2 JP S5914056Y2 JP 5489176 U JP5489176 U JP 5489176U JP 5489176 U JP5489176 U JP 5489176U JP S5914056 Y2 JPS5914056 Y2 JP S5914056Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clad
- welded
- clad tube
- composite material
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、例えばチタン、ジルコニウム、ニオブ、タン
タル等の合材金属と鋼製母材の如き合材と母材の夫々の
金属が通常の溶融溶接方法では溶接できない組合せのク
ラツド板を筒状に巻き加工した円筒形、円錐形、多角形
クラツド筒の改良に関する。
タル等の合材金属と鋼製母材の如き合材と母材の夫々の
金属が通常の溶融溶接方法では溶接できない組合せのク
ラツド板を筒状に巻き加工した円筒形、円錐形、多角形
クラツド筒の改良に関する。
最近、耐蝕材料の選択基準にも変化が認められ、優れた
耐蝕材料の金属例えばチタン、ジルコニウム、ニオブ、
タンタル等が多方面に使用されるようになってきている
が、これらの金属は極めて高価であるために安価な金属
例えば軟鋼、ステンレス、銅合金等にクラッドされて使
用される。
耐蝕材料の金属例えばチタン、ジルコニウム、ニオブ、
タンタル等が多方面に使用されるようになってきている
が、これらの金属は極めて高価であるために安価な金属
例えば軟鋼、ステンレス、銅合金等にクラッドされて使
用される。
しかし、これらの耐蝕性の金属板(以下、合材という)
は、上記安価な金属板(以下、母材という)とは通常の
溶接方法では溶接することができないために、通常、ロ
ール圧接、爆発圧着等によってクラツド板とされる。
は、上記安価な金属板(以下、母材という)とは通常の
溶接方法では溶接することができないために、通常、ロ
ール圧接、爆発圧着等によってクラツド板とされる。
しかし、これらのロール圧接、爆発圧着等によるクラッ
ド方法では第5図に示す如く母材筒に合材筒を直接圧着
してクラツド筒とするのであるが、この方法では長さが
長く径の太いものは技術的に製造が困難であり、合材筒
の肉厚の厚いものもむずかしい。
ド方法では第5図に示す如く母材筒に合材筒を直接圧着
してクラツド筒とするのであるが、この方法では長さが
長く径の太いものは技術的に製造が困難であり、合材筒
の肉厚の厚いものもむずかしい。
これに対し、ロール圧接や爆発圧着等によるクラツド板
の製造方法は技術的に確立されており、任意の大きさ、
厚さのクラツド板を得ることが出来るので、一般には、
まず、ロール圧接や爆発圧着等によりクラツド板を作成
して、このクラツド板を巻き加工して長く径の太いクラ
ツド筒に製作する。
の製造方法は技術的に確立されており、任意の大きさ、
厚さのクラツド板を得ることが出来るので、一般には、
まず、ロール圧接や爆発圧着等によりクラツド板を作成
して、このクラツド板を巻き加工して長く径の太いクラ
ツド筒に製作する。
また、第4図に示す如く母材を開先加工して肉盛溶接し
、合材は、その突き合せ部を合材と同等金属の当板片4
′を爆発圧着により完全に圧着す方法もあるが、この方
法においても爆薬や特殊な技術が必要となり、現場での
施行は困難である。
、合材は、その突き合せ部を合材と同等金属の当板片4
′を爆発圧着により完全に圧着す方法もあるが、この方
法においても爆薬や特殊な技術が必要となり、現場での
施行は困難である。
そのため、第1図に示す如くクラツド板を巻き加工(曲
げ加工)により4角形筒状となし、しかるのち母材1の
突き合せ部を通常の溶接方法による溶接3aL、合材2
の突き合せ部をはめ板4及び当て板7を用いてシール溶
接5、パッチ溶接6を行なってクラツド筒1を製作する
か、または、第2図に示す如く前記クラツド筒1と同一
方法により、母材1の突き合せ部を溶接3aし、合材2
の突き合せ部をはめ板4を用いてシール溶接5を行なっ
てクラツド筒IIが作られている。
げ加工)により4角形筒状となし、しかるのち母材1の
突き合せ部を通常の溶接方法による溶接3aL、合材2
の突き合せ部をはめ板4及び当て板7を用いてシール溶
接5、パッチ溶接6を行なってクラツド筒1を製作する
か、または、第2図に示す如く前記クラツド筒1と同一
方法により、母材1の突き合せ部を溶接3aし、合材2
の突き合せ部をはめ板4を用いてシール溶接5を行なっ
てクラツド筒IIが作られている。
そして、このクラツド筒I、IIの1端または両端面に
鏡板またはメクラ板を溶接して種々の用途に用いる場合
(例えば容器)には問題ないが、例えば第3図A、Bに
示す如く、容器の内側に部分的に用いられる場合とか筒
状部の外側に部分的に用いられる場合には、このクラツ
ド筒I、IIの両端面にはめ板4の底面と母材1の間に
間隙8があるため、使用中に該間隙8にガス体または液
体が浸入してクラツド筒I、IIの母材1が腐蝕される
ことになる。
鏡板またはメクラ板を溶接して種々の用途に用いる場合
(例えば容器)には問題ないが、例えば第3図A、Bに
示す如く、容器の内側に部分的に用いられる場合とか筒
状部の外側に部分的に用いられる場合には、このクラツ
ド筒I、IIの両端面にはめ板4の底面と母材1の間に
間隙8があるため、使用中に該間隙8にガス体または液
体が浸入してクラツド筒I、IIの母材1が腐蝕される
ことになる。
それ故、これを防ぐ方法として、従来から銀ロウ等によ
りこの間隙8を密封溶接しているが完全なシールは難か
しい。
りこの間隙8を密封溶接しているが完全なシールは難か
しい。
本考案は、上記の問題点を解決することを目的とし、種
々検討の結果なされたもので、合材と母材が通常の溶接
方法では溶接できない組合せからなるクラツド板を巻き
加工したクラツド筒の端断面に合材と母材が完全に圧着
した該クラツド筒とほぼ同形で、かつ、長さの短かいク
ラツド筒部品を例えば母材同志は開先加工したのち該部
を肉盛溶接し、合材同志は第1図で説明した如く、シー
ル溶接、パッチ溶接等の通常の溶接方法によって溶接し
たクラツド筒である。
々検討の結果なされたもので、合材と母材が通常の溶接
方法では溶接できない組合せからなるクラツド板を巻き
加工したクラツド筒の端断面に合材と母材が完全に圧着
した該クラツド筒とほぼ同形で、かつ、長さの短かいク
ラツド筒部品を例えば母材同志は開先加工したのち該部
を肉盛溶接し、合材同志は第1図で説明した如く、シー
ル溶接、パッチ溶接等の通常の溶接方法によって溶接し
たクラツド筒である。
以下、本考案を第6図及び第8図により詳細に説明する
。
。
第6図は、本考案クラツド筒の一つの実施態様である4
角形クラツド筒の縦方向の断面図を示し、1は、母材1
として軟鋼、合材2としてチタンを用いてクラツド板と
し、これを前記第1図の説明において述べた通り巻き加
工及び溶接加工したクラツド筒であり、■IIは、第4
図に示したクラツド筒部品である。
角形クラツド筒の縦方向の断面図を示し、1は、母材1
として軟鋼、合材2としてチタンを用いてクラツド板と
し、これを前記第1図の説明において述べた通り巻き加
工及び溶接加工したクラツド筒であり、■IIは、第4
図に示したクラツド筒部品である。
クラツド筒部品IIIは、普通、合材2と母材1とを爆
発圧着により製造されたクラツド板を巻き加工(または
曲げ加工)により■のクラツド筒とほぼ同形の四角筒と
なし、母材1の突き合せ部を開先取りして溶接3′aシ
たのち、合材2の端をテーパー加工し、該テーパー加工
部α、α′に該クラツド板の合材2と同等の特質(例え
ば、耐蝕性)を有した金属板片4′を爆発圧着法により
直接圧着させて母材及び合材の全接合面が完全にシール
するように製造されたものである。
発圧着により製造されたクラツド板を巻き加工(または
曲げ加工)により■のクラツド筒とほぼ同形の四角筒と
なし、母材1の突き合せ部を開先取りして溶接3′aシ
たのち、合材2の端をテーパー加工し、該テーパー加工
部α、α′に該クラツド板の合材2と同等の特質(例え
ば、耐蝕性)を有した金属板片4′を爆発圧着法により
直接圧着させて母材及び合材の全接合面が完全にシール
するように製造されたものである。
そして、このクラツド筒■とクラツド筒部品IIIの端
断面を突き合せ、クラツド筒■の母材1のクラツド筒部
品IIIの母材1とを突き合せ開先取りして溶接3CL
、しかるのち、該クラツド筒Iの合材2及びクラツド筒
部IIIの合材2を開先加工し、該部にはめ板4を挿入
しそ合材2とはめ板4をシール溶接5する。
断面を突き合せ、クラツド筒■の母材1のクラツド筒部
品IIIの母材1とを突き合せ開先取りして溶接3CL
、しかるのち、該クラツド筒Iの合材2及びクラツド筒
部IIIの合材2を開先加工し、該部にはめ板4を挿入
しそ合材2とはめ板4をシール溶接5する。
その後、合材2と同等の特質(例えば耐蝕性)を有した
当て板7をシール溶接5、合材2及びはめ板4を覆うよ
うに当て、該当て板7と合材2とをパッチ溶接6されて
いる。
当て板7をシール溶接5、合材2及びはめ板4を覆うよ
うに当て、該当て板7と合材2とをパッチ溶接6されて
いる。
そして、例えば筒状物9の外側に部分的に用いる場合は
第7図に示す如く筒状物9と母材1とを隅肉溶接10に
より固定される。
第7図に示す如く筒状物9と母材1とを隅肉溶接10に
より固定される。
本考案に用いられるクラツド筒部品は、普通、爆発圧着
方法により製造されたクラツド板より製造されるが、ク
ラツド板の組合せ材料によっては摩擦圧接方法等の適当
な方法により製造したものでもよく、また第5図に示す
ようなパイプ爆発圧着方法により製造したパイプクラッ
ドを切断して使用してもよい。
方法により製造されたクラツド板より製造されるが、ク
ラツド板の組合せ材料によっては摩擦圧接方法等の適当
な方法により製造したものでもよく、また第5図に示す
ようなパイプ爆発圧着方法により製造したパイプクラッ
ドを切断して使用してもよい。
以上、説明したように本考案のクラツド筒は筒状物また
は容器の一部分に特殊な耐蝕材料をライニングする必要
のあるとき例えば図7に示す如く、本考案のクラツド筒
を使用することによって、必要な部分にのみ耐蝕性を有
効に持たせることができる。
は容器の一部分に特殊な耐蝕材料をライニングする必要
のあるとき例えば図7に示す如く、本考案のクラツド筒
を使用することによって、必要な部分にのみ耐蝕性を有
効に持たせることができる。
第1図は、従来の4角形クラツド筒の横断面図、第2図
は、従来の円筒形クラツド筒の横断面図、第3図は、筒
状物の外側に第1図のクラツド筒が組込まれた状態の縦
断面図、第3図Bは、容器の内壁に第2図のクラツド筒
が組込まれた状態の縦断面図、第4図は、本考案クラツ
ド筒に用いられる全端断面が完全にシールされた4角形
のクラツド筒部品の横断面図、第5図は、本考案クラツ
ド筒に用いられる合材及び母材の全接合面が完全圧着さ
れたクラツド筒部品の横断面図。 第6図は、第1図のクラツド筒に第4図に示したクラツ
ド筒部品を溶接した本考案のクラツド筒の縦断面図、第
7図は、第6図に示した本考案クラツド筒を筒状物の外
側に組込んだ状態の縦断面図、第8図は、本考案のクラ
ツド筒の斜視図であり、第1図のクラツド筒■の両端に
第4図のクラツド筒部品IIIを溶接したものである。 1・・・・・・母材、2・・・・・・合材、3・・・・
・・母材1の突き合せ溶接部、4・・・・・・はめ板、
5・・・・・・シール溶接部、6・・・・・・パッチ溶
接部、7・・・・・・当て板、8・・・・・・母材1と
はめ板4との間の間隙、9・・・・・・筒状物、10・
・・・・・隅肉溶接部、11・・・・・・容器。
は、従来の円筒形クラツド筒の横断面図、第3図は、筒
状物の外側に第1図のクラツド筒が組込まれた状態の縦
断面図、第3図Bは、容器の内壁に第2図のクラツド筒
が組込まれた状態の縦断面図、第4図は、本考案クラツ
ド筒に用いられる全端断面が完全にシールされた4角形
のクラツド筒部品の横断面図、第5図は、本考案クラツ
ド筒に用いられる合材及び母材の全接合面が完全圧着さ
れたクラツド筒部品の横断面図。 第6図は、第1図のクラツド筒に第4図に示したクラツ
ド筒部品を溶接した本考案のクラツド筒の縦断面図、第
7図は、第6図に示した本考案クラツド筒を筒状物の外
側に組込んだ状態の縦断面図、第8図は、本考案のクラ
ツド筒の斜視図であり、第1図のクラツド筒■の両端に
第4図のクラツド筒部品IIIを溶接したものである。 1・・・・・・母材、2・・・・・・合材、3・・・・
・・母材1の突き合せ溶接部、4・・・・・・はめ板、
5・・・・・・シール溶接部、6・・・・・・パッチ溶
接部、7・・・・・・当て板、8・・・・・・母材1と
はめ板4との間の間隙、9・・・・・・筒状物、10・
・・・・・隅肉溶接部、11・・・・・・容器。
Claims (1)
- 合材と母材が通常の溶融溶接方法では溶接できない材質
組合せからなるクラツド板を筒状に巻き加工及び突合せ
部を溶接加工したクラツド筒の端階面に該クラツド筒に
存する軸方向空隙部に腐蝕液が浸入しないよう合材と母
材の全接合面が完全に圧着された前記クラツド筒とほぼ
同形のクラツド筒部品を溶接加工したことを特徴とする
端部に間隙のないクラツド筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5489176U JPS5914056Y2 (ja) | 1976-05-04 | 1976-05-04 | クラツド筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5489176U JPS5914056Y2 (ja) | 1976-05-04 | 1976-05-04 | クラツド筒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52147720U JPS52147720U (ja) | 1977-11-09 |
JPS5914056Y2 true JPS5914056Y2 (ja) | 1984-04-25 |
Family
ID=28513893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5489176U Expired JPS5914056Y2 (ja) | 1976-05-04 | 1976-05-04 | クラツド筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914056Y2 (ja) |
-
1976
- 1976-05-04 JP JP5489176U patent/JPS5914056Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52147720U (ja) | 1977-11-09 |
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