JPS59139319A - 脳障害による身体機能障害治療剤 - Google Patents

脳障害による身体機能障害治療剤

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JPS59139319A
JPS59139319A JP1264283A JP1264283A JPS59139319A JP S59139319 A JPS59139319 A JP S59139319A JP 1264283 A JP1264283 A JP 1264283A JP 1264283 A JP1264283 A JP 1264283A JP S59139319 A JPS59139319 A JP S59139319A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、S−アゾノンルーム−メチオニンを有効成分
として含有する脳障害による身体機能障害治療剤に関す
る。
本発明の目的は、脳障害例えば、脳血管障害や頭部外傷
による脳挫傷等脳又は脳血管における種々の障害に基因
する身体機能障害の治療剤を提供するにある。
本発明にいう脳障害とは、内的もしくは外的の要因によ
って起る脳における障害をいい、即ちまず内的要因によ
る障害についていえば、脳梗塞、頭蓋内出血、動脈硬化
症、脳静脈血栓症等、脳血管の病的変化によって起るい
わゆる脳血管障害をいい、また、外的要因による障害に
ついていえば、脳挫傷、頭蓋内出血等、外力を受けた脳
又は脳血管における損傷すなわち、いわゆる頭部外傷の
際の脳内における障害をいうものである。
これら脳障害によって人体には種々の身体機能障害が現
われるが、最も普通には、意識障害が最初に現われるこ
とが多く、これに伴って四肢の運動知覚障害や、視覚・
聴覚障害、言語障害等が現われ、意識障害がある程度改
善した後もこれらの内のかなシの障害が後遺症とし、て
残ることが多い。
従来これらの障害に対する適切な医薬は少く、現に使用
されているものについてもその効果は極めて不満足なも
のであった。
従来、脳血管障害の際の意識障害に対しては、チトクロ
ーム−C1γ−アミノ酪酸、塩酸メクロフエノキセート
、シチジ;/ジフォスフオリルコリン、幼生血液抽出物
等のいわゆる、意識障害治療剤又は代謝賦活剤と呼ばれ
る薬剤や、つロキナーゼの様な血栓溶解剤等が投与され
てきた。
しかしこれらの薬剤は、チトクローム−Cや幼生血液抽
出物の様にその抗原性の為にンヨック等を起して使用し
難いという欠点を有する他、次の様に夫々の重大な欠点
を有するものであり、いずれも極めて限られた場合以外
は脳障害の早期から投与することができず、普通に使用
されるものではなかった。
これをさらに詳細に説明すると、この様な脳障害によっ
て血流が断たれた部分の脳細胞は速やかに死滅し、死滅
した脳細胞は復元しないので、それによって起る種々の
身体機能の低下をくい止め、更には低下した機能を残っ
た脳細胞で代償させて回復させるKは、障害後の出来る
だけ早い時期に治療を開始する必要があるのであるが、
既に述べた医薬はいずれも次の様な理由により極めて限
られた場合以外は早くから投与することができず、上に
述べた治療上の必要性を満またすことができないもので
あった。
すなわち、これらの薬剤の殆んどは脳血流量を増加する
作用のあることが知られており、この為に脳血管障害の
一つの典型である出血性障害の場合は、障害の直後で捷
だ出血が持続している間にこれらの薬剤を投与すると、
出血を助長する恐れがあるために急性期である発作後の
2〜4週間以内における投与は禁忌とされている。従っ
て、出血が治まって症状が固定したと考えられるように
なってはじめて投与されるのが通例であるので、当然そ
の間に脳細胞の損傷が起り、意識障害を後遺症として残
すことになり思わしい結果は得られなかったものである
一方、脳血管障害の一典型である梗塞性障害の場合は、
脳血流増加があればむしろ望ましいはずではあるが、一
般に梗塞と山崩の識別は、はとんど容易でないため、出
血性障害であるかも知れ−ないことを考慮して出血性障
害と同様に取扱われていた。上記の如き脳障害に対して
、血栓溶解剤であるウロキナーゼを用いようとすると、
ウロキナーゼは血流増加作用はないが血栓を溶解したり
、出血性を高める作用を有するので、出血性障害には使
用することができず、梗塞性障害であることの確論がな
された場合においてのみ使用し得るという理由から、こ
れも障害後の早い時期に使用し難い事情は先に述べた場
合と全く変らない。
また、いずれの薬剤も出血性障害と梗塞性障害を併発し
ている例には当然、使用することができない。
頭部外傷による意識障害の治療においても、既に述べた
出血性の脳血管障害の場合と全く同じ事情が見られる。
一方、頭部外傷の一つの典型である脳挫傷においては脳
実質の損傷を伴うために、損傷を受けだ部分が支配して
いた機能が失われるいわゆる脱落症状を伴うことが多い
従来この様な脱落した機能を回復させ得る様な医薬は殆
んど存在せず、既に述べたチトクローム−01メクロフ
エノキセートやシチノンジフオスフオリルコリン等が頭
痛、めまい等の後遺症に用いられる程度であシ、まだ、
脳血管障害による後遺症の内脳卒中片麻痺にシチジンジ
フオスフオリルコリンが用いられることはあったが、そ
れも効果は極めて不充分なものであった。
本発明者等は脳障害による身体機能障害治療剤を開発す
べく種々の基礎的、臨床的研究を重ねた結果、図らずも
S−アデノシル−L−)fオニンが、脳障害による機能
障害の回復に勝れた効果を発揮し、しかも驚くべきこと
にはその投与を障害の直後からなし得ることを見い出し
だ。
本発明は、かかる知見に基づきなされたものである。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の有効成分であるS−アデノシル−L二メチオニ
ン(以下sAMと略記する)は、生体中の種々の組織に
広く分布し、生体内に於ける種々のトランスメチラーゼ
によるメチル化反応に於てメチル基供与体として働く他
、アミノゾロビル基供与体としても働く等幅広く重要な
役割を演じている生理活性物質として知られている物質
である。
SAMを医薬に利用しようとする試みは、SAMが不安
定な化合物であるために永らく行われず、安定な塩の製
造法が確立されて以来ようやく、多くの試みがなされた
ものの、現在一部の国において抗抑うつ剤、抗脂肪肝剤
、鎮痛消炎剤として使用されている程度であり、これ甘
で、脳障害に対する応用を示唆する様な研究発表は一切
なされていない。
脳障害による身体機能障害に対するSAMの効果を更に
詳しく説明すると、後掲の実施例5に示す如く、脳血管
障害による意識障害の患者に対し、発作の数日内にSA
Mを投与すると、早い例では投与の1〜2日目、遅い例
でも1週間目までに著明な意識の改善が見られた。
また、実施例6に示す如く、脳を外科的に損傷する実験
的脳挫傷により運動婦能障害を起させたカニクイザルに
、損傷の21目からSAMを投与すると、コントロール
に比べて極めて速やかに運動機能を回復することが分っ
た。
S AMは血流増加作用や血液凝固系への影響を殆んど
示さないので梗塞性或いは出血性のいずれの脳障害の場
合にも投与することができ、従って実施例5に示す如く
そのいずれとも判別し難い場合にも投与することが可能
であり、しかもその為に脳障害発生の直後から投与する
ことができるので従来の薬物療法に比較してはるかに勝
れた利点を有する。
脳障害による身体機能障害に対するSAMのこの様な作
用のメカニズムについては、本発明者らは後記参考例1
に示すようなマウスの脳内高エネルギーリン酸の生成促
進作用に関する実験を行い、SA]vlの身体機能障害
に対する治療効果が脳内高エネルギーリン酸生成促進作
用と関連するものであると考察した。しかしながらかか
る考察は、本発明の趣旨に直接関与するものではない。
本発明に用いられる有効成分であるSAMは、本来その
構造中にスルホニウムイオンが存在するだめに常にアニ
オンとの塩の形で存在する。
従って本発明の身体機能障害治療剤における有効成分と
してのSAMは、実際上は上記の塩の形で使用される。
又、SA1.IIはアミノ基をはじめ、構造中に塩基性
、のN原子を有しているのでそれらの部分において各種
の塩が形成される。
従って本発明においては、これらのSAMの各種の塩或
いはそれらの塩を形成する為の組成物の形で使用される
ものである。
本発明で用いることができるSAMの安定な塩又は組成
物としては、例えば、硫酸との塩、/Fラドルエンスル
フォン酸との塩、硫酸とノ?ラドルエンスルフォン酸、
メタンスルフォン酸、エタンスルフォン酸やコンドロイ
チン硫酸の様な有機スルフォン酸の一種又二種以上の複
合塩、上記の如き種々の塩とシチジン−5′−モノ硫酸
エステル、ンチソンー3’、5’−ノ硫酸エステルやウ
リジン−27(3’)、 s/−ジ硫酸エステルの様な
ヌオレオシドのモノ又はノ硫酸エステルの一種又は二種
以上ととから成る組成物、あるいは上記の如き種々の塩
とグルコース硫酸エステルやラクトース硫酸エステルの
ような糖類硫酸エステルの一種又は二種以上とからなる
組成物等があげられる。また、本発明のSAMの塩又は
組成物の使用態様においては、その作用目的に応じて無
機の必要な塩類例えば、硫酸マグネシウムや硫酸ナトリ
ウム等を混和せしめて使用することができる。
前記の塩又は組成物を構成する成分の構成比は特定され
るものではない。
これらの塩又は組成物の内好捷しい物の1例を挙げると
、硫酸とパラトルエンスルフォン酸との複合塩であり、
就中、SAM、硫酸、パラトルエンスルフォン酸のモル
比力1 : 2 : If、Sる複合−塩である。SA
Mは生体成分であるので毒性は低く、ラットを用いた急
性毒性試験では、腹腔内投与LD5oは2,000’−
L 2.500 mf//に9とされている( V、M
、Andreoli等、トランスメチレーンヨン・アン
ド・セントラル・ナーバス・システム144頁(Spr
inger−Verlag+ Berlin+ 197
8年))。
また、参考例2に示す如く、健康男子6人にSAMとし
て1日100〜900m1i’を1〜3回に分けて点滴
静注により投与しても何ら有害な作用を示さない。
臨床における投与量は、投与法にもよるが通常はSAM
として1日当り100〜1.500 TQの範囲である
投与方法としては、静脈内、筋肉内、経口、直腸内投与
が可能であり、静脈内投与の場合は通常の静脈内注射の
他点滴静注が可能゛である。
本発明に係る脳障害による身体機能障害治療剤の適応対
象患者が意識がないことから点滴静注は適した投与方法
の一つである。
SAMの安定な塩または組成物は一般にかなシ低い1)
Hを示すことが多いので、その様な場合には、例えばリ
ン酸ソーダ等の生理的に無害なアルカリでpHを高めた
後ブドウ糖液、リンゲル液その他の生理塩液等に溶解し
て点滴静注することも可能である。
SAMを含有する製剤は、通常の賦形剤、添加剤を用い
て通常の方法によって製造される。
注射用製剤としては、例えば注射用粉末製剤とすること
が出来る。その場合は適当な水溶性賦形剤例えばマンニ
トール、蔗糖、乳糖、マルトース、ブドウ糖、フルクト
ース等の一種又は二種以上を加えて水で溶解し、バイア
ル又はアンプルに分注した後凍結乾燥し密封して製剤と
することができる。
経口用製剤としては、通常の錠剤、カプセル剤、顆粒剤
、細粒剤、散剤とする他、腸溶性の製剤とすることがで
きる。
腸溶性の製剤とする場合は、マンニトール、蔗糖、乳糖
、マルトース、デンプン、リン酸カルシウム等の賦形剤
、ステアリン酸マグネシウム等O−i沢剤、カルボキシ
メチルセルロース、メチルセルロース、ゼラチン、アラ
ビアゴム等ノ結合剤、カルデキンメ1ルセルロースカル
シウム等の崩解剤等の添加剤を必要に応じて加えて錠剤
、顆粒剤、細粒剤等とした上で、セルロースアセテート
フタレート、ヒドロキシグロビルメチルセルロースフタ
レート、ポリビニルアルコールフタレート、スチレン・
無水マレイン酸共重合体、スチレン・マレイン酸共重合
体、メタアクリル酸メチル・メタアクリル酸共重合体、
アクリル酸メチル・メタアクリル酸共重合体等の腸溶性
基剤の一種又は二種以上でコーチングを行って製剤とす
る他、こ\で製造した腸溶性の顆粒剤又は細粒剤をカプ
セルに充填しカプセル剤とすることができる。
1 タ、通常の方法で製造したカプセル剤ヲ、前記の腸
溶性基剤でコーチングを行って腸溶性としたり、また前
記の腸溶性基剤単独又はこれにゼラチンを混合して作っ
たカプセルを用いて腸溶性カプセル剤とすることも可能
である。
坐剤用としては、カカオ脂や、脂肪酸トリグリセライド
に脂肪酸モノグリセライド、脂肪酸ジグリセライドを種
々の割合で混合した半合成基剤等の親油性基剤、ポリエ
チレングリコールやグリセロゼラチン等の親水性基剤を
加温溶融したものを加えて均一に混和し型に入れて成形
し坐剤とすることができる。
カくシて得られたS−アデノシル−L−メチオニンを有
効成分として含有する医薬は、種々の脳障害の内でも特
に、種々の原因で血管が閉塞する脳梗塞、内的或いは外
的要因によって血管が破綻する頭蓋内出血や外的要因に
よって脳実質に損傷が及んだ脳挫傷等の際に、それらの
発生の直後から使用することにょシ、それらの脳障害の
結果起る種々の身体機能障害の治療に勝れた効果を発揮
する。
なお本発明に係る医薬は、外的要因が不慮の外傷である
場合の他、脳手術等の人為的要因による場合にももちろ
ん、有効である。
以下に本発明の実施例を参考例とともに示す。
実施例 SAM 、 硫酸、”ラドルエンスルフォン酸のモル比
が1:2:1である’btMの複合塩192を及びマレ
ニラ) ’120 fに注射用蒸留水を加えて全量1,
500meとする。これを0.22ミクロンのミリポア
フィルタ−を用いて無菌ろ過し、容量5 mlのバイア
ルに1.5iJずつ分注したのち凍結乾燥し、直ちに密
栓し注射用粉末製剤を得だ。
実施例2 実施例1と同一のSAMの複合塩5767とマンニソ)
 360 rを含有する粉末9362に注射用蒸留水を
加えて全量4,500m1とする。これを0.22ミク
ロンのミリポアフィルタ−を用いて無菌ろ過し、容量1
5 mlのバイアルに4.5rnlずつ分注したのち凍
結乾燥し、直ちに密栓し注射用粉末製剤を得た。
実施例3 実施例1と同一のSAMの複合塩576fにマンニット
114r、)ウモロコシデンプン1502、ステアリン
酸マグネンウム10りを加えて均一に混和し、常法によ
り顆粒とする。別にヒドロキンプロピルメチルセルロー
スフタレート108f、セラック2j3f、グリセリン
脂肪酸エステル142を塩化メチレン4627、イソプ
ロピルアルコール922?、水4622に分散させてお
き、この液で先に得た顆粒をコーチングしたのち、50
07F+fずつをカプセルに充填し、カプセル剤を得た
実施例4 実施例1と同一のSAMの複合塩5762を、脂肪酸の
トリグリセライドを主成分とする坐剤基剤1424 F
に加えて加温し均一に分散させた後、1箇2.02の坐
剤を得た。
実施例5 意識障害のある脳卒中患者に対して、発症の1〜2日目
カラ$71L1v11硫酸、ハラトルエンスルフォン 合塩をSAMとして1日600 〜900 mgを、第
ニリン酸ソーダ溶液に溶解した上、リンゲル氏液又はブ
ドウ糖液で希釈し点滴静注した。意識障害の程度は下記
の分類(3−3−9度方式)に従い判定〜した。
◎意識清明       0点 ◎ 刺激しないでも覚醒している状態 ・大体意識清明だが、今一つはつきシしない 1点・見
当識がある              2点・自分の
名前、生年月日が言えない     3点◎ 刺激する
と覚醒する状態−刺激e−?めると眠り込む−・普通の
呼びかけで容易に開眼する    10点・大きな声ま
たは体をゆさぶることにより開眼する        
       20点・痛み刺激を加えつつ呼びかけを
繰り返すと辛うじて開眼する           3
0点◎ 刺激をしても覚醒しない状態 ・痛み刺激に対し、はらいのけるような動作をする  
            100点・痛み刺激で少し手
足を動かしたり、顔をしかめる           
   200点・痛み刺激に反応しない       
  300点その結果を次の表に示す。
実施例6  脳障害サルの運動機能回復試験2頭のオス
カニクイザルに事前に次の様な4項目の学習を右手につ
いて行わせ、a、b、cについては所定の位置に餌が置
かれるのを試験動物がみてからこれを口に入れる寸での
時間を、dについてはサルが引くことが出来た最大負荷
重量を、夫々実験前の5日間にわたり測定し平均値をと
った。
a 縦、構台5Cm、深さ9cmの箱の底の餌を取る。
b、縦構台5cm、奥行き10Dnのトンネルを通して
向う側にある餌を取る。
C3縦横各2cm、深さ3cmの箱の底の餌を取る。
d、負荷のかかった板を手前に引き、板上に置いた餌を
取る。
次いでサルの頭骨の一部に穴を開け、大脳皮質の内、右
手の運動を支配する部分を吸引除去した後No、 2の
サルには手術後の2日目から2X日目tで、SA1.A
1硫酸、パラトルエンスルフォン酸のモル比が1:2:
1であるSAMの複合塩をS AJJとして20 my
 / kg筋肉内に投与し、前記のa、b、 c、 d
の4項目について試験を行った。又、No、 1のサル
は対照として何も投与しないで同様の試験を行った。更
にその3ケ月後に、今度は左手について前回同様の学習
をさせた後、左手の運動を支配する部位を同様にして吸
引除去し、No、 1については薬物を投与し、No、
 2は対照として同様の試験を行った。その結果は図1
〜4において、手術前の平均値をOとしてそれに対する
変化で表した。
SA、lvi投与群は対照群に比べて明らかに速やかな
運動機能の回復を示した。
参考例1  マウス脳内高エネルギーリン酸生成促進作
用 体重5〜28?の雄adマウス(1群6匹)に、5AI
1.、 i酸1.*ラドルエンスルフォン酸のモル比が
i :2 :iであるSAMの複合塩を、SAMとして
100 my / kgとなる様友静脈内に投与し30
分後に実験に供した。マウスは断頭し、祈願1o秒後又
は30秒後に頭部を液体窒素で凍結し、又話頭ゼロ秒群
としては断頭することなく全身を同様に凍結した。凍結
状態のま\脳組織を摘出粉末化し、この試料についてク
レアチンリン酸、アデノンン三り石Lグルコース、乳酸
、グリコーケ゛/の濃度を測定し脳12当りのμmot
 量換算した。
又SAM塩を投与しないで同様に処理し測定した群を対
照群とした。なお次式によりmetabolicrat
eを計算した。
metabolic rate (μmol/g/mi
n ) ”△phosphocreatine+2△A
TP+2Δglucose +2.9glycogen 注)′:A:有意水準1係において対照群と差がある。
参考例2  健康人に対する投与実験 実施例1で得られたSAMを含有する注射用粉末製剤を
注射用リン酸ノーダ液に溶解し、更にリンケ゛ル液に混
和した後、38〜66オの健康な男子6人に点滴静注し
た。
投与例は、SAMとして1.00 m’i 1回のみの
もの、100mgツつ1日2回投与したもの、200■
づつ1日2回投与したものが夫々1例づつ、初日200
m7づつ1日2回、2日目に30CI+?づつ1日2回
投与したものが2例、又初日200mQづつ1日3回、
2日目に300〜づつ1日3回投与したものが1例であ
った。投与前後及び投与中に生理学的検査、自覚症状、
血液検査、血清生化学的検査、血液ガス分析、尿検査を
行ったが、SA)φの投与によると考えられる影響(d
いづれの例でも見られなかった。
【図面の簡単な説明】
図1〜4は本発明の実施例6の試験結果を説明するだめ
のものである。 図1は実施例記載のa項の試、験の結果を、図2は同じ
くb項の結果を、図3は同じく6項の結果を、図4は同
じくd項の結果を夫々示し、以上のいずれの図において
も横軸は手術後の日数を表し、又4−は、SAM塩を投
与された場合、ベヒはコントロールの場合を表し、※は
行動が不可能な状態であったことを表す。 特許出願人 富士化学工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. S−アデノフルールーメチオニンを有効成分として含有
    する脳障害による身体機能障害治療剤。
JP1264283A 1983-01-31 1983-01-31 脳障害による身体機能障害治療剤 Granted JPS59139319A (ja)

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