JPS5913915Y2 - ロ−ルペ−パ−用ホルダ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はトイレットペーパーホルダーないしは居室用
あるいは台所用ロールティッシュペーパーホルダー等と
して汎用的な使用を予定された極めて斬新的且つ実効的
なロールペーパー用のホルダーの開示に係わるものであ
る。

而して本考案に於いて予期される主たる目的の一つはス
ペアロールペーパーの収納容量を必要に応じて変更自在
のもとし、しかも斬かるスペアロールペーパーの取換え
繰出しを的確且つ容易になさしめ得るようにした点にお
かれたものである。

次いで本考案に於いて予期される他の主たる目的の一つ
は使用ロールペーパーに対するスペアロールペーパーに
よる負荷，当接を回避し、該ロールペーパーの円滑な回
転繰出しを可能ならしめ得るようにした点におかれたも
のである。

更に本考案に於いて予期される他の主たる目的の一つは
使用ロールペーパー並びにスペアロールペーパーを含め
た収納ロールペーパーの盗難を完全に防止し、もって収
納ロールペーパーの予期せざる消耗に伴う不都合を有効
に回避せしめ得るようにした点におかれたものである。

次いで又、本考案に於いて予期される他の主たる目的の
一つは収納ロールペーパーをキャビネット外部より視認
し得るようになすと共に使用ロールペーパーの終了に伴
うペーパーの交換をスペアロールペーパーの自重による
降下と送り幅規制カムによる位置決めによって迅速且つ
確実になさしめ得るようにした点におかれたものである
。

更に又、本考案に於いて予期される他の主たる目的の一
つは斬かるロールペーパーの多容量の収納，繰出しを独
立したキャビネットをもって可能とし、該キャビネット
の外観的考慮と共にロールペーパーの汎用的な使用を有
効に保障せしめ得るようにした点におかれたものである
。

而して又、本考案に於いて予期される更に他の種々なる
目的は以下の説明をもって順次明白になされたものであ
って、本考案は斬かる諸特性の適切且つ合目的な奏効を
期すべく其の構成の要旨をキャビネット内の左右側面上
下に同一径寸法のスプロケラトホイールを軸装し比つこ
のスプロケットホイールに左右対となる如くチェーンを
架設せしめるようになすと共にこの架装チェーン間にロ
ールペーパー取付用軸杆を横架軸装し且つ該スプロケッ
トホイールに一体的に設けられてなる送り幅規制カムに
ストッパー杆を係脱自在に係合せしめるようにした点に
置いたものであり、又斬がる構成要旨に附随した相当の
設計変更が予定されたものである。

以下、本考案の詳細を図面に示す典型的な一実施例につ
いて説明するに、１はキャビネット本体であって、スチ
ールその他の適宜の材質よりなるものであり、必要に応
じて取付壁面２に埋設固着するようにしたものである。

斬かる本体１の前面部にプラスチチック製のカバー３を
係脱自在に被覆し、適宜ロック４するようになすと共に
該カバ−３前面部に覗き窓５を設け、且つこの覗き窓５
の下方に位置してティッシュ繰出し操作孔６を開口し、
この繰出し操作孔６を開閉する蓋板７を該孔６の上部カ
バー３内に収納する空隙８を設け、之が上下摺動自在と
したものである。

次いでこの上下摺動自在とされた蓋板７の下端部に摘部
９ａを膨戊したカッター９を回動可能に枢着せし２める
ようになすと共に、このカッター９の刃部の係当部に合
成ゴムその他の弾発性を有する緩衝基材１０を添設した
ものである。

尚、この操作孔６にはロールよりの繰出しペーパーの的
確な把持を目的として其の立上り縁１１の前側方に突条
１１ ａを隆起配設せしめるようにしたものである。

斬かる基本的なキャビネット構造に対し、該キャビネッ
ト本体１の両側内面上部にスプロケットホイール１２〜
１２を対設し、且つ該キャビネット本体１の下部内側の
軸杆１３に他のスプロケットホイール１４〜１４を対向
軸装せしめるようになすと共にチェーン１５をこれに架
装したものである。

次いでこの下部スプロケットホイール１４に於ける回転
軸１３に一体附設されてなる送り幅規制カム１６を該ホ
イール１４の１８０°回動を誘起する態様のものとし、
これに弾発係当されたストッパー杆１７の係脱により順
次−回ずつの送りをなすようにしたものである。

尚、このストッパー杆１７は回転摘子１８の作動盤１９
に対し偏芯枢着されたものであって、該嫡子１８の回動
によってカム１６の係合段部１６ ａより杆１７を脱し
、次いで自重によるホイール１４の回動を誘起し他の保
合段部１６ａ′に到りその送りを停止したものである。

従って当然のことながら斬かる送り幅はホイール１４の
径の大小により異なるものであって、所期の繰出し位置
に順次ロールを供給停止し得るように其の径寸法並びに
チェーン１５に対するロールの取付位置が設定されたも
のである。

斬かるチェーン１５の架装構造に対しロールペーパー２
０の取付用軸杆２１を横架軸承せしめるようになしたも
のであって、該ロールペーパ−２０ハ下端部の使用ロー
ルペーパーの終了とストッパー杆１７の操作によって自
重により其の繰出し操作７Ｌ６部に移送案内されたもの
である。

尚、このロールペーパー２０の使用量の確認は覗き窓５
よりなされると共にロールペーパー２０の安定支承に供
されるスプロケットホイール１４の回転軸１３によって
も確保されたものであって、使用中途の状態で嫡子１８
が操作された場合においてもロールペーパーはこの回転
軸１３に当接し回動を抑制されたもので゛ある。

尚、図中２２はチェーン１４のガイド杆を示したもので
ある。

本考案は斜上に於ける特長ある構成、就中ロールペーパ
ー２０を其のスペアと共に全面的にキャビネット内に収
納したこと、該ロールペーパー２０の繰出しをチェーン
１５の送り機構としたこと、該チェーン１５の送り幅を
カム１６をもって規制したことによって前記せる諸特性
の具体的な奏効を可能としたものである。

而して従前に於けるトイレットペーパー等の設備、就中
多人数の出入する劇場、デパート、ドライブイン等に於
けるスペアロールペーパーの紛失は目に余るものがあり
、斬かる盗難よりしてトイレットペーパーの継続供給が
往々にして阻害され、使用者に予期せざる不都合を招来
したものでる。

本考案は斬かる基本的な問題を有効に解決すると共に之
に附随する種々の改良点を付加し、通常のトイレットペ
ーパーホルダーとしてのみならず居間ないしは台所用の
例えば柔軟なロールティッシュペーパーの提供等にも有
効に活用せしめ得るようにした斬新的にして実効的なホ
ルダーの提供を可能としたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の典型的な一実施例を示す側断面図、第
２図は要部を割欠した正断面図である。 尚、図中 １・・・・・・キャビネット本体、２・・・
・・・取付壁面、３・・・・・・カバー、４・・・・・
・ロック、５・・・・・・覗き窓、６・・・・・・操作
孔、７・・・・・・蓋板、８・・・・・・空隙、９・・
・・・・カッター１０・・・・・・緩衝基材、１１・・
・・・・立上り縁、１２・・・・・・スプロケットホイ
ール、１３・・・・・・軸杆、１４・・・・・・スプロ
ケットホイール、１５・・・・・・チェーン、１６・・
・・・・カム、１７・・・・・・ストッパー杆、１８・
・・・・・嫡子、１９・・・・・・作動盤、２０・・・
・・・ロールペーパー、２１・・・・・・取付用軸杆、
２２・・・・・・ガイド杆を示したものである。

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）キャビネット内の左右側面上下に同一径寸法のス
   プロケットホイールを軸装し且つこのスプロケットホイ
   ールに左右対となる如くチェーンを架設せしめるように
   なすと共にこの架装チェーン間にロールペーパー取付用
   軸杆を横架軸装し且つ該スプロケットホイールに一体的
   に設けられてなる送り幅規制カムにストッパー杆を係脱
   自在に係合せしめるようにしたことを特徴とするロール
   ペーパー用ホルダー。
2. （２）前記キャビネット前面部をキャビネット本体に対
   し装脱自在に係合し且つこれにロック装置を施したこと
   を特徴とする請求 載に係るロールペーパー用ホルタ−
3. （３）前記送り幅規制カムを架装チェーンに対するロー
   ルペーパーの取付間隔に一致せしめるようにしたことを
   特徴とする登録請求の範囲第１項記載に係るロールペー
   パー用ホルダー。
4. （４）前記架装チェーンを一対のガイド杆をもって挾持
   せしめるようにしたことを特徴とする登録請求の範囲第
   １項記載に係るロールペーパー用ホルダー。