JPS6031592Y2 - ワンタツチトイレツトペ−パ−掛 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はロールペーパーの取り付けが簡単にできること
を目的として、本考案の技術はそれを十分満そうとする
ものである。

従来広く普及していルトイレットペーパー掛けはロール
ペーパーを掛ける筒軸の両端もしくは片端を左右の側壁
に嵌め込む方法がとられている。

そのためロールペーパーの取り付けは不便をきたしてい
た。

公共的施設、商業用ビル、家庭など、いずれもトイレッ
トペーパー掛けは設備されていますが前記の理由によっ
て、その設備されたトイレットペーパー掛けを使用せず
、針金などを曲げて代用していることがたびたび観察さ
れた。

かかる現状を改善しようとするのが本考案の目的である
。

以下、図面にしたがって本考案を説明する。

ベース盤１は壁などに接着剤、ネジ等によって固定され
、ベース盤１には垂直に二つの側壁２と３を対設する。

側壁３の先端には突起９を付設した円柱体５を付着させ
、円筒６は開ロア、貫通孔８、羽根板４を有し、円柱体
５に回転可能に外嵌される。

筒軸１０はロールペーパーを取り付ける部分で、該筒軸
の両端は心棒１１を有し、該心棒の一端は円筒６の貫通
孔８に係合される。

側壁２の先端には該心棒の片端を受は入れるべき凹溝１
３を設ける。

開ロアは円筒６の一部を楕円形に切り抜いたもので、円
柱体５の突起９と係合されることによって、円筒６の回
転をロールペーパー取り付けに必要となる回転運動に限
定し、また、円筒６と円柱体５が解かれることを防止す
るためにもうける。

突起９は円筒６を円柱体５に外嵌しておき、円筒６の開
ロアによって露出した内側面の位置に接着剤、溶接等に
より付設される、よって開ロアには円柱体５の突起９が
位置することができる。

貫通孔８は円筒６の上部の一部を円形の穴で貫いたもの
であり、筒軸１０の心棒１１の一端を係合するためにも
うけられ、心棒１１を貫通孔８に係合することによって
筒軸１０は回転可能な円筒６を支点として運動すること
ができ、加えて、側壁２の先端は凹溝１３となっている
ので筒軸１０はワンタッチで円筒６の回転を利用し支点
とじてベース盤１に対して自由に水平垂直の位置をとる
ことができる。

この筒軸１０の運動を利用することによりロールペーパ
ーの取り付けを改善することができた。

羽根板４は円筒６に付着しているので円筒６の回転にし
たがって共に回転する。

筒軸１０が９０度の垂直位置にあるとき羽根板４は水平
の位置をとる。

この状態のときロールペーパーの取り付１ｔｊをするの
であるが、該羽根板が前記の位置をとることによってロ
ールペーパーの取り付けを完全にすることができる。

その直後ロールペーパーを取り付けられた筒軸１０を水
平の位置にもどすが、この状態においては羽根板４は側
壁３に連って側壁２の形を保つのでトイレットペーパー
掛けの外観をそこなわないで済む。

円筒６の貫通孔８と筒軸１０の心棒１１が係合されてい
る該心棒の一端の先には頭１２を付設し、さらに筒軸１
０は心棒１１により６径が大きいので該貫通孔と該心棒
の係合は解かれることはない。

また該貫通孔と該心棒の一端は筒軸１０が前後に回転で
きるように係合されているのでロールペーパーの引き出
しはよりスムーズにできる。

以下、図面にしたがってロールペーパーの取す付は行程
と本考案の効果を示す。

筒軸１０が水平状態にあるとき、ロールペーパー１５は
取り付けられた状態であり、ロールペーパーがこの位置
で使い尽くされると、ロールペーパーの筒芯１６が筒軸
１０にのこる。

一方側壁２の先端は凹溝１３をもうけており、その溝に
筒軸１０の一端の心棒１１が単に収まっている上に、筒
軸１０のもうひとつの片端は前記のとおり円筒６と係合
されている。

したがって、筒軸１０は円柱体５に外嵌されている円筒
６の回転を支点としてロールペーパーの筒芯１６かのこ
っているまま片手を用いて９０度までもっていき垂直に
することができる。

そこで筒芯１６を抜きとり新たにロールペーパーを筒軸
に嵌め込む。

このとき羽根板４は水平状態になっているのでロールペ
ーパーの嵌め込みは完全となる。

筒軸１０にロールペーパーの嵌め込みが終れば、再び筒
軸１０をロールペーパーごと水平位置にもどしてやると
、心棒１１は凹溝１３に収るる。

これでロールペーパーは数秒の時間で取り付けることが
できる。

従来広く普及しているトイレットペーパー掛けは筒軸の
両端を二つの側壁の先端の内側面にある凹みに嵌め込む
方法を使用しロールペーパーを取り付けている。

そのためロールペーパーが使い尽くされると、いちいち
筒軸を取り外し、その筒軸にロールペーパーを嵌め、再
び筒軸を側壁の凹みに嵌め込んでロールペーパーの取り
付けをしなければならない。

このとき筒軸とロールペーパーを両手で支えながらロー
ルペーパーを取り付けねばならないので前記でもふれた
とおり大変な不便をきたしていた。

ま′た筒軸を側壁の片端にあらかじめ固定しておけば筒
軸の取り外しは不要であるが、しかし他側壁の凹みに筒
軸を嵌め込む方法や他側壁に金具などを使用している場
合は、なんらロールペーパーの取り付けの不便を改消す
ることにはならない。

本考案は旧来のかかるトイレットペーパー掛けの不備を
前記の技術的特徴を具備することによって旧来のトイレ
ットペーパー掛ケの外観をそこなわず、使い易く改善す
ることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体の展開図、第２図はロールペーパーの取り
付は位置の正面図、第３図は要部の立体的上面図、第４
図は要部の立体的側面図、第５図は要部の分解図、第６
図と第７図はうわ蓋１４を付けた模型の斜面図、図中、
１はトイレットペーパー掛けのベース盤、２と３は側壁
、４は羽根板、５は円柱体、６は円筒、７は開口、８は
貫通孔、９は突起、１０は筒軸、１１は心棒、１２は心
棒の頭、１３は凹溝、１４はうわ蓋、１５はロールペー
パー、１６はロールペーパーの筒芯を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ベース盤から垂直に二つの側壁２と３を対設し、一方の
   側壁３の先端に側面に突起を付設した円柱体５を一体に
   設け、該円柱体にはロールペーパーを取り付けた状態で
   側壁３に連って側壁２の形を保つ羽根板４を軸方向に付
   設した円筒６が回転自在に外嵌され、該円筒の側面には
   前記円柱体５の突起に係合するとともに該円筒の回転を
   可能とする開口とロールペーパー用心棒の一端が挿通さ
   れ支持される貫通孔を設け、前記他方の側壁２の先端上
   部には心棒の他端を受は入れるべき凹溝を設けたことを
   特徴とするトイレットペーパー掛け。