JPS5913823Y2 - 継竿 - Google Patents

継竿

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Publication number
JPS5913823Y2
JPS5913823Y2 JP13041080U JP13041080U JPS5913823Y2 JP S5913823 Y2 JPS5913823 Y2 JP S5913823Y2 JP 13041080 U JP13041080 U JP 13041080U JP 13041080 U JP13041080 U JP 13041080U JP S5913823 Y2 JPS5913823 Y2 JP S5913823Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
rod body
rod
length
carbon fiber
Prior art date
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Expired
Application number
JP13041080U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5754275U (ja
Inventor
紀夫 浜保
Original Assignee
株式会社シマノ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シマノ filed Critical 株式会社シマノ
Priority to JP13041080U priority Critical patent/JPS5913823Y2/ja
Publication of JPS5754275U publication Critical patent/JPS5754275U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カーボン繊維を用いた径の異なる複数本の竿
体を結合するごとくした継竿に関する。
一般に、カーボン繊維を用いた釣竿は、導電性を有する
ことから、穂先が送電線に触れて感電したり、落雷に遭
遇して感電したりする危険があり、そのため従来、複数
本の竿体を継合するごとくした継竿においては、非通電
材料を用いて、竿体とは別に中継筒を形成し、この中継
筒を、前記竿体の継合部に介装したり、或いは継合部に
絶縁部材を巻着したりして、感電防止を行なっている。
しかしながら、従来知られている感電防止構造は、前記
したごとく何れの場合も竿体とは別に中継筒を形成した
り、絶縁材料を用いて巻着したりしているため、コスト
高となるし、釣竿の物性に影響が生ずる問題があった。
本考案は以上の如き従来の問題点に鑑み考案したもので
、前記竿体のうち、少なくとも1本の竿体において、該
竿体の長さと同じ長さを有するガラス繊維などの非通電
耐強度繊維から成るシートをベースとして、このベース
シートに、カーボン繊維の引揃シートと、前記非通電耐
強度繊維のクロスシート及び引揃シートの一方とを、長
さ方向に直列状に配設して竿体を成形し、前記ベースシ
ートと、該ベースシートに配設する前記非通電耐強度繊
維のシートとにより、竿体の端部に、絶縁部を一体に成
形すると共に、前記絶縁部の長さを、継合長さより長く
したことにより、低コストで、カーボン繊維を用いて意
図する物性が得られ、しかも6万ボルト程度の高電圧で
も絶縁できるようにしたのである。
以下本考案継竿の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示したものは、径の異なる5本のテーパー状を
呈す。
中室竿体1〜5をそれぞれ継合したもので、前記竿体1
〜5は、何れもカーボン繊維を用いて成形したものであ
る。
更に詳記すると穂先を構成する竿体5を除き、他の竿体
1〜4は、これら各竿体1〜4の長さと同じ長さを有す
る極薄のガラスクロスシート11(スクリムシート)を
用いて、該ガラスクロスクロスシート11を、合成樹脂
を含浸したカーボン繊維の引揃シート12に裏打ちして
プリプレグを形成し、このプリプレグを芯金に巻装し、
加圧加熱して成形したものである。
尚、前記竿体1〜4は以上の如く構成する以外、前記カ
ーボン繊維の引揃シート12に、芳香族ポリアミド繊維
を組合わせたり、また、ガラス繊維を組合わせたりして
もよく、また、これらの組合せ方法として、前記ポリア
ミド繊維及びグラス繊維によりクロスシート又は引揃シ
ートを形成して、これらのシートにより前記竿体1〜4
の内層又は中間層を形成するごとく組合わせたり、又前
記カーボン繊維の引揃シート組込んで組合わせてもよい
しかして、第2図に示したものは、手元部の竿体1の該
竿体1に継合する竿体2との継合部であって、前記竿体
1は、その最内層にカーボン繊維により形成したテープ
13を螺施状に巻装し、その外層に、ガラスクロスクロ
スシート11により裏打ちしたカーボン繊維の引揃シー
ト12を巻装して形成しており、また、前記竿体2は、
前記ガラスクロスシート11により裏打ちしたカーボン
繊維の引揃シート12により形成している。
そして、前記竿体1の先端部に次に説明する絶縁部6を
一体に成形したものである。
即ち、第2図に示したものは、前記ガラスクロスシート
11を、前記竿体1の長さと同じ長さとしてベースとし
、このガラスクロスシートから成るベースシート11に
、先端部を残してカーボン繊維の引揃シート12を重ね
合わせると共に、先端部に、ガラス繊維のクロスシート
又は引揃シート14を重ね合わせて、前記カーボン繊維
の引揃シート12と前記ガラス繊維のシート14とを、
直列状に裏打ちして成形し、前記ガラスクロスシートか
ら成るベースシート11の1部と、前記ガラス繊維のシ
ート14とにより前記絶縁部6を形成したのである。
前記絶縁部6の長さDは、前記竿体2の継合長さより長
くするのであって、10〜7Qm/m、通常は20m/
m程度とするのある。
尚以上の構成において、前記カーボン繊維の引揃シート
12と、前記ガラス繊維のシート14との継目は、前記
各シー) 12.14を1部重ね合わせるのであって、
斯くすることにより竿体1を成形するとき、前記各シー
) 12.13が相互に重合することになり、継目の補
強が行なえる。
また、第2図のごとくテープ13を用いる場合には、前
記ガラス繊維のシート14を、前記カーボン繊維の引揃
シート12に対し、そのプライ数を多くして、絶縁部6
における外径を合わせるのである。
また、絶縁部6においては、ガラス繊維が外表面に露出
して色違いが生ずるが、これは、糸巻きをしたり、目塗
をしたりすることに隠散できる。
更に前記絶縁部6の表面には、水濡れによる通電を防ぐ
ため、4フツ化エチレン樹脂などの撥水剤を用いて、撥
水処理をするのが好ましい。
以上説明した実施例は、大径の竿体1に絶縁部6を形成
したが、第3図のごとく細径の竿体2に形成してもよい
また、第3図に示したものは、竿体2を形成するガラス
クロスシートから成るベースシート110表側にカーボ
ン繊維の引揃シート12を重ね合わせると共に先端部に
おいては、前記ガラスクロスシート11の裏側にガラス
繊維のシート14を重ね合わせたものである。
しかして、第3図の構成においては、継合時竿体1のガ
ラスクロスシート11と、竿体2のガラスクロスシート
から成るベースシート11とが重なり合い、これらガラ
スクロスシート11.11と、前記ガラス繊維のシート
14とにより、前記絶縁部6を形成できる。
又、以上の実施例では、前記絶縁部6を、ガラス繊維に
より形成しているが、ガラス繊維に限定されることはな
く、その他芳香族ポリアミド繊維など非通電耐強度繊維
を用いてもよい。
以上の如く本考案は、竿体の長さと同じ長さを有する非
通電耐強度繊維から成るベースシートに、通電性のカー
ボン繊維と非通電耐強度繊維から成るシートを直列状に
配設して、通電性の竿体端部に絶縁部を一体に成形接続
すべくしたのであるから、絶縁部の接続個所に特別な接
続用補強部材を用いることなく、ましてや該補強部材に
よる特別な製造工程を必要とすることなく、前記竿体に
前記絶縁部を、簡単かつ確実に接続できるのでありしか
も、前記絶縁部は、もともと魚釣時、良好な曲り特性を
発揮させることについて殆んど期待していない継合用の
端部に設けるようにしたので、換言すると、良好な曲り
特性を発揮させる必要のある竿体の中間部には設けない
ようにしたので、この絶縁部をもった竿体は、絶縁部を
もっていながら、もっていない竿体に劣らず、カーボン
繊維の持ち味を十分に生かした良好な曲り特性を発揮さ
せられるのであり、それでいて、継合長さより長い絶縁
部により、高電圧に対する絶縁を確保でき、安全性を高
め得るのである。
要するに、カーボン繊維を用いて意図する竿の物性が、
意図通り得られると共に、別部材を用いることがないの
でコスト高となることもないのであり、それでいて、高
電圧の絶縁が可能になるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案継竿の実施例を示す全体図、第2図は要
部の拡大断面図、第3図は別の実施例を示す要部の拡大
断面図である。 1〜5・・・竿体、6・・・絶縁部、11・・・ガラス
クロスシート、12・・・カーボン繊維の引揃シート、
14・・・ガラス繊維のシート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カーボン繊維を用いた径の異なる複数本の竿体を継合す
    るごとくした継竿であって、前記竿体のうち、少なくと
    も1本の竿体において、該竿体の長さと同じ長さを有す
    るガラス繊維などの非通電耐強度繊維から成るシートを
    ベースとして、このベースシートに、カーボン繊維の引
    揃シートと前記非通電耐強度繊維のクロスシート及び引
    揃シートの一方とを、長さ方向に直列状に配設して竿体
    を成形し、前記ベースシートと、該ベースシートに配設
    する前記非通電耐強度繊維のシートとにより、竿体の端
    部に、絶縁部を一体に成形すると共に、前記絶縁部の長
    さを、継合長さより長くしたことを特徴とする継竿。
JP13041080U 1980-09-12 1980-09-12 継竿 Expired JPS5913823Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13041080U JPS5913823Y2 (ja) 1980-09-12 1980-09-12 継竿

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13041080U JPS5913823Y2 (ja) 1980-09-12 1980-09-12 継竿

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5754275U JPS5754275U (ja) 1982-03-30
JPS5913823Y2 true JPS5913823Y2 (ja) 1984-04-23

Family

ID=29490727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13041080U Expired JPS5913823Y2 (ja) 1980-09-12 1980-09-12 継竿

Country Status (1)

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JP (1) JPS5913823Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62142841U (ja) * 1986-03-04 1987-09-09

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Publication number Publication date
JPS5754275U (ja) 1982-03-30

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