JPS59134227A - 杭打ち作業機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の対象・産業上の利用分野） 本発明は、既成杭施工における杭打込み作業あるいは場
所打ち杭施工における削孔作業や杭造成作業などの杭打
ち作業に使用される杭打ち作業機に関するもので、更に
詳しくは本発明は、リーグを固定リーグと可動リーグと
で伸縮可能に構成し、ドロップハンマ（杭打撃装置）や
オーガマシン（トルクチューブ駆動装置）などの杭打ち
作業用駆動装置を可動リーグに沿って昇降自在に吊支し
、而して上記固定リーグをクレーン、ショベル、バック
ホー等のブームに適宜着脱可能に取付けていわゆるアタ
ッチメントとして使用することのできる杭打ち作業機に
関する。

（従来技術及びその問題点） 近年土木構造物や建築物の大型化に伴い基礎工事におけ
る基礎杭はより長尺のものが要求され、したがって基礎
杭施工用機械も大型化の一途をたどっている。ところが
、このような施工用機械の大型化は杭打ち作業能率の大
幅な向上を期することを可能とする反面、その機械の製
作に莫大な費用を要すると共に、機械の使用にあたって
もその据え付は作業や既成杭等の機械への取付作業に相
当の困難を来たしている。

すなわち、従来より使用されている基礎杭施工用機械、
たとえば既成杭施工用の杭打込み機は、クレーン等に一
本の長尺なリーグを立設固定し、このリーグの一側にド
ロップハンマ等の打撃装置を昇降自在に装着すると共に
このドロップハンマ’、Ｘ、’９．’、　　等妻□、゛
クレーンの基部に設置したウィンチより延出・　−杭を
使用するにはそれ相当に長尺のリーグを必要とし、その
ような長尺なリーグを立設するためには大型の杭打ち専
用のクレーン又はやぐらを配備しなければならないため
製作費が莫大なものとなり、またその使用にあたっても
工事現場への搬送作、業、及び現場での据え付は作業に
特別の搬送トランク、据え付は用の大型り一レーンが必
要となるた゛　　め施工以前の経費が増大すると共に余
分な労作業を要する。

（発明の目的） 本発明は上記に鑑みてなされたもので、小型且つコンパ
クトな構造にして比較的長尺な基礎杭の杭打ち作業が可
能であると共に、安価に製作でき且つ搬送及び据え付け
が容易に行える杭打ち作業機を提供することを目的とし
ている。

（発明の構成） 上記目的を達成するための本発明杭打ち作業機は下記（
イ）及び（ロ）の構成よりなる。

（イ）　固定リーダに可動リーダを摺動自在に装着する
と共に、双方のり−ダ間に可動リーグ駆動手段を介設し
て、可動リーダを固定リーグに対し伸縮可能と成す。

（ロ）　可動リーダにはドロップハンマ、オーガマシン
などの杭打ち用駆動装置を昇降自在に配備し、この駆動
装置を固定リーダに設置した巻取装置より延出させたワ
イヤーロープで懸吊する。

実施例 次に本発明に係る杭打ち作業機の一実施例を図面に基づ
き説明する。

第１図は、バックホーＡのアーム、バケット及びバケッ
トシリンダ（図示省略）ｉ取外してこのバックホーＡの
ブームａの先端部に装置した既成杭施工用機械としての
杭打ち作業機１を示したもので、この作業機１は固定リ
ーダ２と、この固定リーダ２に摺動自在に装備された可
動リーグ３と、この可動リーダ３を駆動させるための油
圧シリンダ４と１、可動リーダ３に摺動自在に装備され
たド、ロソブハンマ５と、固定リーダ２に並設された二
台のワイヤーロープ巻取装置６Ａ、６Ｂと、一方の巻取
装置６八より延出されたドロップハンマ懸吊用ワイヤー
ロー１７店、他方の巻取装置６Ｂより延出された杭吊持
用ワイヤーロープ８とを含んで構成され、固定リーダ２
はその中間部における上下三箇所をバックホーＡのブー
ムａ及びブームシリンダｂの夫々の先端部に枢着させて
いる。

上記構造につき更に詳細に説明すると、第２図に示すよ
うに固定リーダ２はその両側端にリーグ全長に亘って形
成されたガイド溝９，９を有し、可動リーダ３は横断面
矩形状に形成されていて、その中心軸に沿ってリーグ全
長に亘り形成された円筒穴部３ａを有し、この可動、リ
ーグ３の上端部には両側一対のガイド１０ａ、１０ａを
有するガイド部材１０、１０が上下三箇所に取着され、
各一対のガイド１０ａ、　１０ａが固定リーダ２のガイ
ド溝９，９に摺動自在に嵌合されている。可動リーグ駆
動用油圧シリンダ４は可動リーダ３０円筒穴部３ａ内に
嵌挿可能なシリンダケース４ａを有し、該シリンダケー
ス４ａの上端が固定リーダ２上端部に一体突設されたア
ーム１１に枢着され、またそのシリンダロッド４ｂは円
筒穴部３ａ内に挿入されていると共に、該ワンド４ｂ下
端が該穴部３ａの下端部において枢着されており、した
がってこの油圧シリンダ４の作動によるロッド４ｂの伸
縮動作によって可動リーダ３が固定リーダ２に対し伸縮
するようになっている。ドロップハンマ５は可動リーダ
３の前面に沿って配設された一対のガイドロッド１２．
１２に摺動自在に係合するガイド片１３を一体装備して
いる。ワイヤーロープ巻取装置６Ａ、６Ｂは第３図に示
すように、双方とも同一構造であって、ドロップハンマ
操作用の巻取装置６Ａについて説明すると、油圧シリン
ダ１４ａのシリンダケース１５ａをブラケソ１４６ａを
介して固定リーダ２に固装すると共に、シリンダケース
１５ａの下端部及びシリンダロッド１７ａの先端部にそ
れぞれ二個ずつ計四個のシーブ１８ａ、１９ａ。

２０ａ、２１ａを軸装してなるもので、一端をプラヶソ
ト１６ａに止着したワイヤーローブ７を、シーブ２０ａ
→シーブ１８ａ→シーブ２１ａ−シーブ１９ａの順にこ
れらのシーブに掛装させて上方へ延出し、更に固定リー
ダ２上端部のアーム１１に軸装しであるシーブ２２．２
２を経て該ローブ７他端をドロップハンマ５に止着して
おり、したがってこの巻取装置６＾の操作においてシリ
ンダロッド１７ａを所定ストローク伸縮させることによ
りこめシリンダストロークの四倍に相当する長さに亘っ
てワイヤーロープ７を繰り出し又は巻取ることができ、
たとえばシリンダのストロークを１ｍとしてロッド１７
ａを伸長させるとドロップハンマ５は４ｍ上昇させるこ
とができる。巻取装置６Ｂも全く同様な構造であって、
油圧シリンダ１４ｂのシリンダケース１５ｂをブラケッ
ト１６ｂで固定リーダ２に固装し、シリンダケース１５
ｂ下端部とシリンダロッド１７ｂ先端部とにそれぞれ二
個ずつで四個のシーブ１８ｂ、１９ｂ、２０ｂ、　２１
ｂを軸装してなり、これらシーブに一端がプラケット１
６ｂに止着されたワイヤーロー１８が掛装され、このロ
ープ８は更にアーム１１のシーブ２３．２３に掛装され
て垂下され、その他端部にて杭たとえばコンクリートパ
イル２４を必要に応じて吊持するようになっている。尚
、これらの巻取装置６Ａ、６Ｂにおいてシリンダケース
１５ａ、　１５ｂ下端部とシリンダロッド１７ａ、１７
ｂ先端部とにそれぞれ設けたシーブの数を更に増やすこ
とになりシリンダストロークに対するワイヤーロープの
繰り出し及び巻取り長さの倍率を更に大きくすることが
でき、したがってより短いシリンダストロークでより長
いワイヤーロープの繰り出し長ざ及び巻取り長さを設定
することができる。

前記固定リーダ２はバ・シフホーＡのブームａ先端部と
アームシリンダｂのシリンダロッド先端部にピン２４．
２５により取外し可能に枢着されている。

上記のような構成を有する杭打ち作業機１の使用にあた
っては、先ず可動リーダ３を固定リーダ２に対し収縮さ
せてリーグ長さを短（した状態で固定リーダ２を比較的
低位置に延出させたバ・７クホーＡのブームａに取付け
、本作業機１を使用可能な状態にセントする。尚、この
取付は時において両リーグ２．３を地面に横倒しにして
おいてブームシリンダＣによりブームａ先端部を地面近
くまで下降させて来て固定リーダ２の取付けをいわゆる
自己装着的に行うこともできる。次いでブームａをブー
ムシリンダＣで第１図に示されるような比較的高い位置
へ押し上げて１、重なり合ったり−ダ２．３を上昇させ
ると）（に、これらのリーグ２．３をアームシリンダｂ
にて垂直姿勢となす。

それから杭吊持用ワイヤーロープ８の先端部を打込むべ
きコンクリートパイル２４先端部に縛りイ」け、巻取装
置６Ｂを巻取り操作して該ワイ４・−ロープ８によりコ
ンクリートパイル２４を吊り上げながらドロップハンマ
５の垂直下方に持ち来たす。こうしてリーグ２，３を比
較的高い位置に重合させて架設した状態から巻取装置６
Ａを作動させてワイヤーロー１７を介しドロップハンマ
５を一定のストローク上昇させた後コンクリートパイル
２４頭部のキャンプ２７上に落下させてその落下時の打
撃作用でコンクリートパイル２４を地盤中に打込む。そ
して、ドロップハンマ５の落下による一回の打撃毎にコ
ンクリートパイル２４が所長量ずつ下降してゆくわけで
あるから、コンクリートパイル２４の打込み操作に従い
、可動リーダ３を第１図に仮想線で示すような当初の上
昇収縮状態から油圧シリンダ４の操作により固定リーダ
２に沿って下降させ、最終的に同図の実線で示すように
固定リーダ２に対し下方へ十分伸長した状態となす。ま
たこの場合、コンクリートパイル２４の下降に伴ってド
ロップハンマ５の昇降ストロークの位置を逐次下げてゆ
く必要があるが、このためには巻取装置６Ａにおける油
圧シリンダ１４ａのシリンダストロークをその最大スト
ロークの範囲内で数段階にしておいてそのシリンダスト
ロークの位置を順次変更させればよい。

上述した実施例におけるドロップハンマの代わりにオー
ガマシンを用いれば場所打ち杭施工機械として使用する
ことができる。

（発明の効果） 本発明は、リーグを固定リーダと可動リーグとの二つの
リーグに分割構成して可動リーグを固定リーグに対し伸
縮可能としているので、リーグの立設にあたって予め可
動リーグを固定リーグに対し収縮させておけばリーグが
相当長尺なものであっても大型の専用クレーン又はやぐ
らを設備する必要がなく、普通に使用される比較的小型
のクレーン又はやぐら、あるいはバックホー、ショベル
等掘削機械のブームによって設置することが可能となり
、そのため製作費ならびに設備費を大幅に低減でき、ま
た搬送作業及び現場での据え付は作業に特別な大型搬送
トランク、クレーン等を必要としないため施工以前の経
費を少なくすることができる。また、本発明の杭打ち作
業機は、上記のように固定リーグと可動リーグとを伸縮
可能に構成すると共に、可動リーグに杭打ち用駆動装置
を昇降自在に配備しそして固定リーグに上記駆動装置懸
吊用ワイヤーロープの巻取装置を設置してなるものであ
るから、作業機全体を小型でコンパクトに構成できると
共に全体構造が小型でありながら比較的長尺な杭の打ち
込みが可能になるという経済的ならびに実用的にすぐれ
た効果があり、また本作業機自体は特定のクレーンブー
ム等のみに通用されるものではなく一般に使用されてい
る既製のクレーン、やぐら、あるいはバックホー、ショ
ベル等のブームに適宜アクソチメントとして適用できる
ためその使用価値はきわめて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明杭打ち作業機の一実施例を示す全体側面
図、第２図は第１図のｎ−ｎ線断面図、第３図は第１図
における巻取装置の部分を示す拡大斜視図、第４図は第
１図における固定リーグ上端部分を示す拡大斜視図であ
る。 ２・・・固定リーグ、３・・・可動リーグ、４・・・油
圧シリンダ（可動リーグ駆動手段）、５・・・ドロンプ
ハンマ（杭打ち用駆動装置）、７．８・・・ワイヤーロ
ーブ。 出願人　　近畿イシコ株式会社 手　　続　　補　　正　　書（方式） 昭和５８年−月１８日 （特許庁審査官　　　　　　　　　　　　　）１、　事
件の表示 ・昭和５８年　　特　願″　第８９０９　　号２、発明
の名称　杭打ち作業機 ３、　補正をする者事件との関係　　出願人柱　所（居
所） 氏名（名称）　近畿イシコ株式会社 昭和５８年４月６日 （発送日　　５８　年　４　月　２６　日）６、　補正
の対象 明細書の浄書（内容に変更なし）。−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定リーグに可動リーグを摺動自在に装着すると共に、
   双方のリーグ間に可動リーグ駆動手段を介設して、可動
   リーグを固定リーグに対し伸縮可能となし、該可動リー
   グにはドロップハンマ、オーガマシンなどの杭打ち用駆
   動装置を昇降自在に配備し、この駆動装置を固定リーグ
   に設置した巻取装置より延出させたワイヤーロープで懸
   吊してなる杭打ち作業機。