JPS5913301Y2 - 排気タ−ボ過給機軸受部の焼付防止装置 - Google Patents

排気タ−ボ過給機軸受部の焼付防止装置

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JPS5913301Y2
JPS5913301Y2 JP16948678U JP16948678U JPS5913301Y2 JP S5913301 Y2 JPS5913301 Y2 JP S5913301Y2 JP 16948678 U JP16948678 U JP 16948678U JP 16948678 U JP16948678 U JP 16948678U JP S5913301 Y2 JPS5913301 Y2 JP S5913301Y2
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JP
Japan
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bearing
engine
rotor
pressurized air
compressor
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Expired
Application number
JP16948678U
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English (en)
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JPS5585527U (ja
Inventor
弘 兼坂
勝己 浅田
Original Assignee
いすゞ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は排気ターボ過給機の軸受部に加圧空気を供給し
てこの部分の焼付きを防止する装置に関する。
一般に排気ターボ過給機の潤滑は機関の潤滑油で行なわ
れている。
従がって機関運転中は潤滑油が供給されるので問題は生
じない。
ところが機関を停止した直後においては過給機自体が熱
せられたよ・の状態で潤滑油が流されなくなるために過
給機内に溜った潤滑油が焼けて炭化してしまう外、軸受
及びローターの軸受部にも急激に熱が伝わってくるため
にこれらの材質をも変化させている。
殊に前記軸受とロータとの間で炭化したちのはこれらを
傷つけてしまい、前記材質の変化と合まって耐久性を著
しく損わしめるものとなっている。
そのため潤滑油を機関運転中にタンクに貯えて運転後も
ある期間前記タンクから過給機軸受部に潤滑油を流して
冷却するものもあるが、この潤滑油は運転中において過
給機の回転による圧縮機側の負圧により吸い出されて消
費されるものでありシールに関して注意を必要とするも
のである。
そのために、吸い出されて消費される潤滑油を減少せん
としてシール性を良好にしようとすればコスト的に高く
なる外、回転軸との摩擦が増え結果的には過給機の効率
を悪化させることになってしまう。
以上により本考案は潤滑油を供給することなく排気ター
ボ過給機の焼付きを防止するもので、その要旨は軸受及
びローターをセラミック等の無潤滑材で構成するととも
に、この間に過給機による加圧空気を供給して冷却及び
摩擦の低減はもとより、機関停止後も冷却を継続する装
置を提供せんとするものである。
以下第1図及び第2図に示す一実施例をもって本考案を
説明する。
1は機関で排気管11と吸気管12を備えている。
2は排気ターボ過給機で排気管11に取付くタービン2
1と、吸気管12に取付く圧縮機22と、前記タービン
21と圧縮機22とを直結するローター23及びこれを
軸受24を介して支えるハウジング25とから構成され
ている。
排気ターボ過給機2は機関1の排気管11を通る排気ガ
スでタービン21が駆動され、それにローター23で直
結された圧縮機22が回動されて空気を加圧し、その加
圧空気を吸気管12を通して機関1に供給する。
3は第一供給管、4は逆止弁、5は蓄圧器である。
第一供給管3は吸気管12から分岐しており途中に逆止
弁4を取り付けるとともに蓄圧器5に連結している。
吸気管12から第一供給管3を通った加圧空気は途中の
逆止弁4を開き蓄圧器5に貯えられる。
また蓄圧器5側から吸気管12側への空気の流れ(逆流
)は逆止弁4で防止される。
6は第二供給管で蓄圧器5とハウジング25の通路25
aとを連通している。
通路25 aは第2図に示す如くハウジング25内を通
り軸受24を貫通してローター23面に通じている。
そして蓄圧器5に貯えられた加圧空気は軸受24とロー
ター23との間の軸受部に、両者の接触を防止して摩擦
を低減するとともにこの間の冷却を行なうために第二供
給管6から通路25 aを通り供給される。
また、蓄圧器5の大きさはこ・に貯えられた加圧空気が
機関停止後もある期間前記軸受24とローター23との
間に流されてこ・が充分に冷却される様に決められてい
る。
以上の如く構威した排気ターボ過給機2を備えた機関1
を運転すると、運転直後の無負荷(アイドリング)状態
では排気ガスのエネルギーも少なくタービン21で回動
される圧縮機22による加圧空気量も少ない。
従がって第一供給管3から逆止弁4を開き蓄圧器5に貯
えられ、そこがら第二供給管6からハウジングの通路2
5−aを通り軸受24とローター23との間の軸受部に
供給される加圧空気も少ない、が低負荷で運転されてい
るので排気ターボ過給機2は熱されていす、また軸受2
4及びローター23はセラミック等の無潤滑材で構威さ
れているので焼付くこともない。
そして、走行等の負荷状態で運転されると排気ガスのエ
ネルギーも増大し過給機2が熱せられてくる。
しかしながら、これと同時に圧縮機22による加圧空気
も量及び圧力とも増大し、機関1はもとより蓄圧器5に
供給される量も多くなる。
従がって軸受24とローター23の間に供給される量も
多くなり、第2図に示す如く加圧空気により、ローター
23と軸受24とは接触をしない状態を呈する外、これ
らは充分に冷却される様になる。
また、この負荷運転の状態からたパちに機関を停止した
としても蓄圧器5に貯えられた加圧空気は逆止弁4によ
って吸気管12側への流出を阻止されるからこの中の加
圧空気は停止後も軸受24とローター23との間に流れ
てこの間を冷却することになる。
以上の如く排気ターボ過給機2の軸受24及びローター
23をセラミック等の無潤滑材で構威し、更にこの間に
圧縮機22による加圧空気を逆止弁4及び蓄圧器5を介
して供給すると、負荷の小さい加圧空気の少ない状態で
は過給機2が熱せられないので前記軸受部の無潤滑材の
作用で、焼付くこともなく更に、負荷が増大し加圧空気
が多くなった状態ではこの加圧空気により軸受24及び
ローター23が冷却され、その上機関停止後においても
蓄圧器5に貯えられた空気により同様に冷却されるので
いずれの状態においても軸受部が焼付くこともない。
また、運転中においては加圧空気により軸受24とロー
ター23との接触が防止されて摩擦が少なくなるので効
率の良い回転、即ち排気ターボ過給機2の働き(効率)
を増長するものとなる。
更に、従来機関1の潤滑油によって軸受24及びロータ
ー23等を潤滑していたのに比べ本考案は空気を用いる
様にしたので排気ターボ過給機2によって消費する潤滑
油がなくなり、機関全体の潤滑油消費量を減少するもの
となる。
その上、本考案によれば過給機軸受部への加圧空気の供
給を過給機自体で発生させたもので行なえるので特別に
加圧空気発生装置を必要としない利点を有するものであ
る。
尚、本実施例においては圧縮機22による加圧空気をそ
のま・の状態で供給するとしたが第1図に点線で示す如
く吸気管12の途中に加圧空気冷却器を設け、これで冷
却した加圧空気を供給する様にしても良く、こうするこ
とにより排気ターボ過給機2の冷却はもとより機関1の
出力をも増長するものとなる。
また、軸受24とローター23との、両方をセラミック
等の無潤滑材で構成するとしたが少なくとも一方のしか
もその接触部分を無潤滑材にすれば良いものである。
その上、逆止弁4を第一供給管3の途中に取り付けると
したが第一供給管3と蓄圧器5との間及び蓄圧器5自体
に取り付けても良いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例で第1図は構成系
統図を第2図は要部拡大図を示すものである。 1;機関、2;排気ターボ過給機、3;第一供給管、4
;逆止弁、5;蓄圧器、6;第二供給管、12;吸気管
、21;タービン、22;圧縮機、23;ローター、2
4;軸受、25a;通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気ターボ過給機の圧縮機と機関の吸気管とを連結した
    過給装置において、前記吸気管から分岐した第一供給管
    を逆止弁を介して前記過給機の軸受とローターとの軸受
    部に通ずる蓄圧器に連通し、圧縮機による加圧空気を蓄
    圧器を介して前記軸受部に供給するとともに機関停止後
    もある期間軸受部への空気流を確保する様にしたことを
    特徴とする排気ターボ過給機軸受部の焼付防止装置。
JP16948678U 1978-12-08 1978-12-08 排気タ−ボ過給機軸受部の焼付防止装置 Expired JPS5913301Y2 (ja)

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JP16948678U JPS5913301Y2 (ja) 1978-12-08 1978-12-08 排気タ−ボ過給機軸受部の焼付防止装置

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JP16948678U JPS5913301Y2 (ja) 1978-12-08 1978-12-08 排気タ−ボ過給機軸受部の焼付防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS5585527U JPS5585527U (ja) 1980-06-12
JPS5913301Y2 true JPS5913301Y2 (ja) 1984-04-20

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ID=29171600

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JP16948678U Expired JPS5913301Y2 (ja) 1978-12-08 1978-12-08 排気タ−ボ過給機軸受部の焼付防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5837319A (ja) * 1981-08-28 1983-03-04 Aisin Seiki Co Ltd タ−ボチヤ−ジヤ用軸受機構
DE3372397D1 (en) * 1982-03-03 1987-08-13 Bbc Brown Boveri & Cie Wave compression turbo charger with a roller-bearing journalled rotor
JPS59175635U (ja) * 1983-05-12 1984-11-24 石川島播磨重工業株式会社 過給機のガス軸受部シ−ル装置

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JPS5585527U (ja) 1980-06-12

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