JPS5913294Y2 - 触媒コンバ−タ用ケ−シング - Google Patents
触媒コンバ−タ用ケ−シングInfo
- Publication number
- JPS5913294Y2 JPS5913294Y2 JP15945078U JP15945078U JPS5913294Y2 JP S5913294 Y2 JPS5913294 Y2 JP S5913294Y2 JP 15945078 U JP15945078 U JP 15945078U JP 15945078 U JP15945078 U JP 15945078U JP S5913294 Y2 JPS5913294 Y2 JP S5913294Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- entrance
- catalytic converter
- flange
- exit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、断面楕円形状をしたモノリスタイプ等の触媒
を内蔵した触媒コンバータ用ケーシングの改良に関する
。
を内蔵した触媒コンバータ用ケーシングの改良に関する
。
一般に、触媒コンバータは、狭小な場所に設置するため
に、全体形状を円筒形にすることができず、偏平形状を
成形している。
に、全体形状を円筒形にすることができず、偏平形状を
成形している。
したがって、この触媒コンバータのケーシングも当然偏
平なものとなっているが、このような偏平形状に仕上げ
られ、しかも比較的重量のある触媒コンバータを、内部
に設置するケーシングと排気ガスが内部を流通する細径
の導管とを車両からの振動に対する影響を考慮しつつ連
結する場合には、相当強固に連結する必要がある。
平なものとなっているが、このような偏平形状に仕上げ
られ、しかも比較的重量のある触媒コンバータを、内部
に設置するケーシングと排気ガスが内部を流通する細径
の導管とを車両からの振動に対する影響を考慮しつつ連
結する場合には、相当強固に連結する必要がある。
特に、このケーシングにおける連結強度アップする方法
として、従来から採られている措置としては、ケーシン
グの外周にフランジを突出させるか、このケーシング全
体に凹凸のビードを形成する程度のものであり、必ずし
も連結強度が完全なものではなかった。
として、従来から採られている措置としては、ケーシン
グの外周にフランジを突出させるか、このケーシング全
体に凹凸のビードを形成する程度のものであり、必ずし
も連結強度が完全なものではなかった。
すなわち、第1,2図に示すように触媒コンバータ1の
ケーシング2は中央胴部3を偏平な楕円状とし、このケ
ーシング2の両端に設けた出入口部4,5を縮径した両
ケーシングピース2a、2bを最中合せすることにより
厚肉の導管6を挟持するとともに、この各ピース2a、
2bの合せ面に外周フランジ7a、7bを設け、この両
フランジ7a、7bを相互にろう付、又は溶接等を施す
ことにより接合している。
ケーシング2は中央胴部3を偏平な楕円状とし、このケ
ーシング2の両端に設けた出入口部4,5を縮径した両
ケーシングピース2a、2bを最中合せすることにより
厚肉の導管6を挟持するとともに、この各ピース2a、
2bの合せ面に外周フランジ7a、7bを設け、この両
フランジ7a、7bを相互にろう付、又は溶接等を施す
ことにより接合している。
ところが、このケーシング2の中央胴部3はその内部に
触媒8が設けられていることもあって比較的強度がある
が、前記出入口部4,5は車の振動、揺れ等によりねじ
り、曲げ等の応力かががるために前記外周7ランジ7a
、7bによる補強のみでは十分とはいえず、この部分の
破損、変形が生ずることがあった。
触媒8が設けられていることもあって比較的強度がある
が、前記出入口部4,5は車の振動、揺れ等によりねじ
り、曲げ等の応力かががるために前記外周7ランジ7a
、7bによる補強のみでは十分とはいえず、この部分の
破損、変形が生ずることがあった。
そこで、本考案は上述の欠陥を除去し、出入口部の強度
が十分確保できるようにした触媒コンバータ用ケーシン
グを提供することを目的とし、出入口部が縮径され、中
央胴部が大径でがっ断面偏平な楕円状を呈するように一
対のケーシングピースを最中合せすることにより形成し
てなる触媒コンバータ用ケーシングにおいて、前記各ケ
ーシングピースの対向する端面外周縁に半径方向外方に
突出する外周フランジを設ける一方前記出入口部となる
端部を半径方向外方に膨出し、前記出入口部の通気面積
が拡大するように補強リブを形成してなり、前記一対の
ピースを最中合せすることにより形成される出入口部に
直接フランジを嵌着したことを特徴とするものである。
が十分確保できるようにした触媒コンバータ用ケーシン
グを提供することを目的とし、出入口部が縮径され、中
央胴部が大径でがっ断面偏平な楕円状を呈するように一
対のケーシングピースを最中合せすることにより形成し
てなる触媒コンバータ用ケーシングにおいて、前記各ケ
ーシングピースの対向する端面外周縁に半径方向外方に
突出する外周フランジを設ける一方前記出入口部となる
端部を半径方向外方に膨出し、前記出入口部の通気面積
が拡大するように補強リブを形成してなり、前記一対の
ピースを最中合せすることにより形成される出入口部に
直接フランジを嵌着したことを特徴とするものである。
以下、本考案に係る触媒コンバータ用ケーシングの一実
施例を図面につき説明する。
施例を図面につき説明する。
第3図は同ケーシング10の要部を示す斜視図であり、
このケーシング10は両端に縮径した出入口部11を有
し、この出入口部11に直接フランジ12を嵌合すると
ともに中央胴部14を大径でかつ断面偏平な楕円状に形
成したものであるが、このケーシング10を構成する方
法としては一対のケーシングピース10a、10bを最
中の皮を合せるようにして行なうものである(以下単に
最中合せと称す。
このケーシング10は両端に縮径した出入口部11を有
し、この出入口部11に直接フランジ12を嵌合すると
ともに中央胴部14を大径でかつ断面偏平な楕円状に形
成したものであるが、このケーシング10を構成する方
法としては一対のケーシングピース10a、10bを最
中の皮を合せるようにして行なうものである(以下単に
最中合せと称す。
)。特に、本実施例によれば、ケーシングピース10a
、 10 bに対向する端面外周縁に半径方向外方に突
出する外周フランジ15をそれぞれ設けるとともに、各
ケーシングピース10 a、 10 bの両端部に半径
方向外方に向って膨出し、この出入口部11の通気面積
が拡大されるように補強リブ16を形成している。
、 10 bに対向する端面外周縁に半径方向外方に突
出する外周フランジ15をそれぞれ設けるとともに、各
ケーシングピース10 a、 10 bの両端部に半径
方向外方に向って膨出し、この出入口部11の通気面積
が拡大されるように補強リブ16を形成している。
このように構成した両ケーシングピース10a。
10 bを最中合せにすれば、このケーシング10の両
端部は、膨出した形状の内部を通過する排気ガスの流通
抵抗が小さい出入口部11となる。
端部は、膨出した形状の内部を通過する排気ガスの流通
抵抗が小さい出入口部11となる。
そして、第4,5図に示すようにこの出入口部11の断
面形状とほぼ同一の形状の通孔13を開設したフランジ
12に、この出入口部11を挿通し、溶接又はろう付等
を施して、両者を固着すれば、触媒コンバータのケーシ
ングとなる。
面形状とほぼ同一の形状の通孔13を開設したフランジ
12に、この出入口部11を挿通し、溶接又はろう付等
を施して、両者を固着すれば、触媒コンバータのケーシ
ングとなる。
このように膨出した部分を補強リブ16とするとともに
、この出入口部11と略々同形の通孔13が開設された
フランジ12にこの出入口部11を嵌挿し、このフラン
ジ12とケーシング10との接合部分を溶接等により固
着すれば、この補強リブ16によって、出入口部11の
断面係数が向上し、この部分の溶接長さも長くなるため
、この連結部分の連結強度は向上する。
、この出入口部11と略々同形の通孔13が開設された
フランジ12にこの出入口部11を嵌挿し、このフラン
ジ12とケーシング10との接合部分を溶接等により固
着すれば、この補強リブ16によって、出入口部11の
断面係数が向上し、この部分の溶接長さも長くなるため
、この連結部分の連結強度は向上する。
また、この出入口部11の通気面積が拡大されるために
、この部分でのガス流速が減少し、触媒に対してガス流
が拡がり、均等な流れとなって触媒中に流入することに
なり、触媒の部分的劣化を防止できる。
、この部分でのガス流速が減少し、触媒に対してガス流
が拡がり、均等な流れとなって触媒中に流入することに
なり、触媒の部分的劣化を防止できる。
しかも、このケーシング1体に予め補強リブを形成して
おくことになるため、このケーシングと導管との間に補
強板材を設ける必要はなく、製作、組立の手段を省くこ
とができる。
おくことになるため、このケーシングと導管との間に補
強板材を設ける必要はなく、製作、組立の手段を省くこ
とができる。
また、このケーシング10より突出した外周フランジ1
5の端部をフランジ12の肉厚部Sだけ切り落しておけ
ば、フランジ12との接合も容易で確実となり出入口部
の強度が一層向上することになる。
5の端部をフランジ12の肉厚部Sだけ切り落しておけ
ば、フランジ12との接合も容易で確実となり出入口部
の強度が一層向上することになる。
第6,7図に示すものはフランジ12に開設する通孔1
3を円形にし、この穴加工を容易にしたものである。
3を円形にし、この穴加工を容易にしたものである。
すなわち、補強リブ16の端部をフランジ12の肉厚部
Sあるいはそれ以下の長さだけ切り落し、このケーシン
グ10の環状端部10 Cのみを穴13内に挿通する一
方補強リブ16の端面をフランジ12の端面に当接した
後ろう付又は溶接したものである。
Sあるいはそれ以下の長さだけ切り落し、このケーシン
グ10の環状端部10 Cのみを穴13内に挿通する一
方補強リブ16の端面をフランジ12の端面に当接した
後ろう付又は溶接したものである。
このようにすれば、第5図示のものより穴加工が容易と
なり、製作時間の短縮を図ることができる。
なり、製作時間の短縮を図ることができる。
なお、第4. 5. 6及び7図中符号17は触媒、1
8はケーシング10に固着された触媒固定具、19はフ
ランジ連結用穴である。
8はケーシング10に固着された触媒固定具、19はフ
ランジ連結用穴である。
なお、触媒17はモノリスタイプあるいはペレットタイ
プのいずれであってもよく、また上述した実施例では補
強リブ16を出入口部11に2ケ所形威したものである
が、必要に応じその数を増減してもよいことはいうまで
もない。
プのいずれであってもよく、また上述した実施例では補
強リブ16を出入口部11に2ケ所形威したものである
が、必要に応じその数を増減してもよいことはいうまで
もない。
以上の説明より明らかなように、本考案によればケーシ
ングピースの対向端面に外周フランジを設けるとともに
このケーシングの出入口部にこのケーシング自体を、こ
の出入口部の通気面積が拡大されるように半径方向外方
に膨出して補強リブを形成し、この外周フランジ及び補
強リブを有する出入口部にフランジを接合したため、該
ケーシングの出入口部の強度が大巾に向上し、しがも内
部を通過するガス流の流速が低下して、触媒に対し均等
な流れとなって流入し、触媒の部分劣化を防止すること
ができ、また、この補強がケーシング自体を変形するの
みで良いため組立の手数及び部品点数を省くことができ
、この強度の向上により、亀裂、破損を防止できる等き
わめて優れた効果を奏することになる。
ングピースの対向端面に外周フランジを設けるとともに
このケーシングの出入口部にこのケーシング自体を、こ
の出入口部の通気面積が拡大されるように半径方向外方
に膨出して補強リブを形成し、この外周フランジ及び補
強リブを有する出入口部にフランジを接合したため、該
ケーシングの出入口部の強度が大巾に向上し、しがも内
部を通過するガス流の流速が低下して、触媒に対し均等
な流れとなって流入し、触媒の部分劣化を防止すること
ができ、また、この補強がケーシング自体を変形するの
みで良いため組立の手数及び部品点数を省くことができ
、この強度の向上により、亀裂、破損を防止できる等き
わめて優れた効果を奏することになる。
第1図は従来の触媒コンバータの要部斜視図、第2図は
同触媒コンバータの縦断面図、第3図は本考案に係る触
媒コンバータ用ケーシングの要部斜視図、第4,5図は
第3図中のIV−IV線、■−■線に沿う断面図、第6
図は本考案の他の実施例を示す要部断面図、第7図は第
6図のVll−Vll線に沿う断面図である。 10・・・・・・ケーシング、10 a、 10 b・
・・・・・ケーシングピース、11・・・・・・出入口
部、12・・・・・・フランジ、13・・・・・・穴、
14・・・・・・中央胴部、15・・・・・・外周フラ
ンジ、16・・・・・・補強リブ。
同触媒コンバータの縦断面図、第3図は本考案に係る触
媒コンバータ用ケーシングの要部斜視図、第4,5図は
第3図中のIV−IV線、■−■線に沿う断面図、第6
図は本考案の他の実施例を示す要部断面図、第7図は第
6図のVll−Vll線に沿う断面図である。 10・・・・・・ケーシング、10 a、 10 b・
・・・・・ケーシングピース、11・・・・・・出入口
部、12・・・・・・フランジ、13・・・・・・穴、
14・・・・・・中央胴部、15・・・・・・外周フラ
ンジ、16・・・・・・補強リブ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 出入口部が縮径され、中央胴部が大径でかつ断面偏
平な楕円状を呈するように一対のケーシングピースを最
中合せすることにより形成してなる触媒コンバータ用ケ
ーシングにおいて、前記各ケーシングピースの対向する
端面外周縁に半径方向外方に突出する外周フランジを設
ける一方前記出入口部となる端部を、前記出入口部が拡
大されるように半径方向外方に膨出して補強リブを形成
してなり、前記一対のピースを最中合せすることにより
形成される出入口部に直接フランジを嵌着したことを特
徴とする触媒コンバータ用ケーシング。 2 前記フランジは、前記補強リブを備えた出入口部の
外形と同形の穴を有し、該穴に前記出入口部を嵌着して
なる実用新案登録請求の範囲第1項に記載の触媒コンバ
ータ用ケーシング。 3 前記フランジは、前記出入口部取付用としての円形
の穴を有し、この穴に出入口部を嵌着し得るように、前
記補強リブの端部を切り落してなる実用新案登録請求の
範囲第1項に記載の触媒コンバータ用ケーシング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15945078U JPS5913294Y2 (ja) | 1978-11-21 | 1978-11-21 | 触媒コンバ−タ用ケ−シング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15945078U JPS5913294Y2 (ja) | 1978-11-21 | 1978-11-21 | 触媒コンバ−タ用ケ−シング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5576815U JPS5576815U (ja) | 1980-05-27 |
JPS5913294Y2 true JPS5913294Y2 (ja) | 1984-04-20 |
Family
ID=29152273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15945078U Expired JPS5913294Y2 (ja) | 1978-11-21 | 1978-11-21 | 触媒コンバ−タ用ケ−シング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5913294Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-11-21 JP JP15945078U patent/JPS5913294Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5576815U (ja) | 1980-05-27 |
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