JPS5913052A - 高強度かつ耐食性、耐応力腐食割れ性及び耐硫化物割れ性の優れたステンレス鋼材 - Google Patents
高強度かつ耐食性、耐応力腐食割れ性及び耐硫化物割れ性の優れたステンレス鋼材Info
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- JPS5913052A JPS5913052A JP2449982A JP2449982A JPS5913052A JP S5913052 A JPS5913052 A JP S5913052A JP 2449982 A JP2449982 A JP 2449982A JP 2449982 A JP2449982 A JP 2449982A JP S5913052 A JPS5913052 A JP S5913052A
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- ferrite
- corrosion
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
近年、石油の需給のひっ迫から堀削壌境が従来以上に厳
しい油井、°ガス井の開発が進めら□れて □いる。こ
のように油井、又はガス井は、はとんど深層、高温、高
圧でu、s 、 co2. at 等を含有する環境
である。したがって−強度□でかつ、耐食性。
しい油井、°ガス井の開発が進めら□れて □いる。こ
のように油井、又はガス井は、はとんど深層、高温、高
圧でu、s 、 co2. at 等を含有する環境
である。したがって−強度□でかつ、耐食性。
耐応力腐食割れ性(以下、耐sCa性という。)1耐硫
化物割れ性(以下、耐880性という。)の優れた油井
用材料の開門が叫ばれて“る・本発明は・上記の要求に
こたえ得るマルテンサイト系ステンレス鋼材とその製造
方法に関するものである。
化物割れ性(以下、耐880性という。)の優れた油井
用材料の開門が叫ばれて“る・本発明は・上記の要求に
こたえ得るマルテンサイト系ステンレス鋼材とその製造
方法に関するものである。
従来より、油井用ステンレス鋼と1ては、lI2θ系が
使用されている。七冬)理由の一つとして、深層用の油
井管として4d 10.1csi以上の降伏応力が必要
であり(炭素・鋼には、深層、 ’H2B環境用として
API (Amerlcan Patrolsum工n
5t1tute )規格LgOという規格が決められて
いる。ステンレス鋼には未だ規格がなく、シたがってL
ざ0相等として製造されている。)、lI2θ系は熱処
理により高強度が得られるためである。しかしクコ0系
はOo、のみを含む環境下においても、耐食性は不十分
であり、しかも耐ssc性が悪く、C02+H2Sの環
境下では、使用できない。実際、C02に微量のN2
Sを含む油井においてH2Sによる鋼材の水素割れに起
因すると考えられる事故が起っている。
使用されている。七冬)理由の一つとして、深層用の油
井管として4d 10.1csi以上の降伏応力が必要
であり(炭素・鋼には、深層、 ’H2B環境用として
API (Amerlcan Patrolsum工n
5t1tute )規格LgOという規格が決められて
いる。ステンレス鋼には未だ規格がなく、シたがってL
ざ0相等として製造されている。)、lI2θ系は熱処
理により高強度が得られるためである。しかしクコ0系
はOo、のみを含む環境下においても、耐食性は不十分
であり、しかも耐ssc性が悪く、C02+H2Sの環
境下では、使用できない。実際、C02に微量のN2
Sを含む油井においてH2Sによる鋼材の水素割れに起
因すると考えられる事故が起っている。
本発明者らは、 ’120系のこれらの欠点を゛解消
した油井環境の使用に耐える。耐食性、耐SSC性、耐
sea性の優れた降伏応力tOksi以上(API規格
)のマルテンサイト系ステンレス鋼の開発を目的として
、実験、研究を重ね、まず、化学成分、熱処理条件の強
度におよばす影) 響を明らかにした。
した油井環境の使用に耐える。耐食性、耐SSC性、耐
sea性の優れた降伏応力tOksi以上(API規格
)のマルテンサイト系ステンレス鋼の開発を目的として
、実験、研究を重ね、まず、化学成分、熱処理条件の強
度におよばす影) 響を明らかにした。
すなわち、強度は次式で表わされることを発見した。
引張強さくkli+/關2) −3,乾<t、V商1[
株]TP2−/弘s、、 t、f■−Tp+zt、qs
y!3’;習+3.コiy1+s; ? (st −o
、 s)+コ、 o (Mn−o、 t)+0. /
、31IダC!u’−/、1I990u2+l;、A?
Ou+0.0774)416*TP2−3.9IrV警
L#TP+7.74y’W6+gOV+2ONb+33
./ −(J)TP:焼戻しパラメーター、 ’
tP = T (20+jogt)X/(7’降伏強さ
−0,942!TB−ダθ、λ(C+゛N)−り、Aq
−・・・ (3)TS:引張強さ くコ)、(3)式より、gOkθ1の降伏強度を確保す
るに必要な化学成分、焼もどし一件が分かる。、。
株]TP2−/弘s、、 t、f■−Tp+zt、qs
y!3’;習+3.コiy1+s; ? (st −o
、 s)+コ、 o (Mn−o、 t)+0. /
、31IダC!u’−/、1I990u2+l;、A?
Ou+0.0774)416*TP2−3.9IrV警
L#TP+7.74y’W6+gOV+2ONb+33
./ −(J)TP:焼戻しパラメーター、 ’
tP = T (20+jogt)X/(7’降伏強さ
−0,942!TB−ダθ、λ(C+゛N)−り、Aq
−・・・ (3)TS:引張強さ くコ)、(3)式より、gOkθ1の降伏強度を確保す
るに必要な化学成分、焼もどし一件が分かる。、。
さらに、本発明者らは、こ、れらを基に強度を確保させ
な7がら、耐食性、耐800性、耐BEIO性を向上さ
せる<、 (1、化学組成、−処、理条件について多く
の実験、検討、を行す、本些明1を創作するに至った。
な7がら、耐食性、耐800性、耐BEIO性を向上さ
せる<、 (1、化学組成、−処、理条件について多く
の実験、検討、を行す、本些明1を創作するに至った。
本発明の快旨とするも9の稈次、のとおりである。
(1)、O: 0.0!r 〜0./k j、 、81
≦/、00 % 、 Mn :o、po 〜x、、oo
%、P≦0.02!r % 、 B、、、<;、0.
0/、01 。
≦/、00 % 、 Mn :o、po 〜x、、oo
%、P≦0.02!r % 、 B、、、<;、0.
0/、01 。
N1≦0..10 % 、 Nb、HO,,0:1〜0
.10 % +、 、Ou≦0.2,0 96 、
ar : //、0 〜/11.0.* 、
N :、0.0コ 〜0、10’4 、 Al≦o
、to9&、必要に応じてMo≦/、Of係、■≦θヅ
Oqbの!、ずれか/種又畔一種を下記(1)式で求や
られる最終鋼材中のフエ、?イト量、が、2′7−以下
とな、る暉−で、含有し、残部、はFeかつ耐食性1.
耐890性及び耐SSC性の優れ九ス1 −1
11 1テンレス鋼
材。
.10 % +、 、Ou≦0.2,0 96 、
ar : //、0 〜/11.0.* 、
N :、0.0コ 〜0、10’4 、 Al≦o
、to9&、必要に応じてMo≦/、Of係、■≦θヅ
Oqbの!、ずれか/種又畔一種を下記(1)式で求や
られる最終鋼材中のフエ、?イト量、が、2′7−以下
とな、る暉−で、含有し、残部、はFeかつ耐食性1.
耐890性及び耐SSC性の優れ九ス1 −1
11 1テンレス鋼
材。
フェライト* (13= −1tp!ra−ttsN−
iざNi−AOu−jMni、1゜ +581+/JOr+/AV+&Mo+ANb+jOA
ノー/、2θ ・・・(ハ(−)、C:θ、θj〜9θ
、/jqIp、st≦/、θθ%、Mn;0.10〜2
.00 % 、 P≦0.0.2!r%、S≦0.0
10’4゜・ N1 ≦ 0120. * 、
、Nb : ’0.02 = 0. IO
To’、 Ou゛ ≦0.20%・、Or :
//、θ〜/41.θ%、M : 0.02〜θ、
10チ、 AI≦0.7θチ、必要に応じてMo≦/、
θOチ、■≦0. /θチのいずれか1種又は一種を、
下記(ハ式で求められる最終鋼材中の7エラ(イト量が
〃チリ下となる限度で含有し、残部は1e及び不可避的
不純物よりなる鋼材を900℃〜//!θ℃でオーステ
ナイト化した後、ざθ0 ℃〜SOO℃間の平均冷却速
度が10℃/min以上の速い冷却速、度として冷却し
、次いで600℃〜t3θ℃の温度で焼戻し処理を施し
た後、jθθ℃〜300・、℃間・の゛平均冷却速度が
!r ℃/ m in以上の速い冷却速度として冷却す
ることを特徴・とする、□高強□度かつ耐食、性、耐S
SC性及び耐880性の優れ、たステンレス鋼材の製造
方法。・ フェライトt(%)= −/9sO−1g3N−/lN
1−AOu−jMn+581+/2Or+/AV 、 +jMo+ANb+50Aj
−/20・・・・・・(ハ 以下、本発明について詳細に説明する。
iざNi−AOu−jMni、1゜ +581+/JOr+/AV+&Mo+ANb+jOA
ノー/、2θ ・・・(ハ(−)、C:θ、θj〜9θ
、/jqIp、st≦/、θθ%、Mn;0.10〜2
.00 % 、 P≦0.0.2!r%、S≦0.0
10’4゜・ N1 ≦ 0120. * 、
、Nb : ’0.02 = 0. IO
To’、 Ou゛ ≦0.20%・、Or :
//、θ〜/41.θ%、M : 0.02〜θ、
10チ、 AI≦0.7θチ、必要に応じてMo≦/、
θOチ、■≦0. /θチのいずれか1種又は一種を、
下記(ハ式で求められる最終鋼材中の7エラ(イト量が
〃チリ下となる限度で含有し、残部は1e及び不可避的
不純物よりなる鋼材を900℃〜//!θ℃でオーステ
ナイト化した後、ざθ0 ℃〜SOO℃間の平均冷却速
度が10℃/min以上の速い冷却速、度として冷却し
、次いで600℃〜t3θ℃の温度で焼戻し処理を施し
た後、jθθ℃〜300・、℃間・の゛平均冷却速度が
!r ℃/ m in以上の速い冷却速度として冷却す
ることを特徴・とする、□高強□度かつ耐食、性、耐S
SC性及び耐880性の優れ、たステンレス鋼材の製造
方法。・ フェライトt(%)= −/9sO−1g3N−/lN
1−AOu−jMn+581+/2Or+/AV 、 +jMo+ANb+50Aj
−/20・・・・・・(ハ 以下、本発明について詳細に説明する。
まず鋼材の成分と成分範囲の限定理由を述べる。
0 : aitのco、環境下及びH2B環境下での鋼
材の腐食速度に及ばず影響をそれぞれ第1図(a)、第
1図(b)に示す。これらの図表から0が0.13%以
下で十分な耐食性が得られることが分かる。鋼材の耐S
SO性とその0量との関係は第一図に示される。この図
表によりC量がo、/s4以下であると、耐SSC性が
良好であることが分かる。以上により、Cの上限を0.
/!i%とする。また下限を0.05チとしたのは、O
1θst4以上で鋼材が所要の高強度を得ることができ
るからである。
材の腐食速度に及ばず影響をそれぞれ第1図(a)、第
1図(b)に示す。これらの図表から0が0.13%以
下で十分な耐食性が得られることが分かる。鋼材の耐S
SO性とその0量との関係は第一図に示される。この図
表によりC量がo、/s4以下であると、耐SSC性が
良好であることが分かる。以上により、Cの上限を0.
/!i%とする。また下限を0.05チとしたのは、O
1θst4以上で鋼材が所要の高強度を得ることができ
るからである。
siH耐食性に及ぼす影響は小さいが、脱酸剤として使
用される。しかしながら多量に入れるとフェライトが出
現しやすく、強度の確保が困難となる。そこで/、θo
t4以下と限定した。
用される。しかしながら多量に入れるとフェライトが出
現しやすく、強度の確保が困難となる。そこで/、θo
t4以下と限定した。
A!:脱酸剤として使用されるが、多量に入れると表面
欠陥が多くなり、かつフェライトが出現しやすく強度の
確保が困難となる。そこで0.104以下と限定した。
欠陥が多くなり、かつフェライトが出現しやすく強度の
確保が困難となる。そこで0.104以下と限定した。
Mn:第3図、第4図に示すように耐食性、耐水素脆化
感受性に及ばず影響はない。しかしながら強度を確保す
るためオーステナイト形成元素であるMnをある量以上
添加する必要がある。そこでMnの下限をθ、SOチと
した。又コ、00チより多く添加するとAC□変態点が
低下し、焼戻しに必要な温度領域(後述するが、耐SS
C性の確保のため400℃以上が必要である。)が取れ
なくなってしまう。
感受性に及ばず影響はない。しかしながら強度を確保す
るためオーステナイト形成元素であるMnをある量以上
添加する必要がある。そこでMnの下限をθ、SOチと
した。又コ、00チより多く添加するとAC□変態点が
低下し、焼戻しに必要な温度領域(後述するが、耐SS
C性の確保のため400℃以上が必要である。)が取れ
なくなってしまう。
したがって上限をコ、00チとした。
P:耐食性に及ぼす影響は小さいが耐SSC性に及ぼす
影響は大きい。第S図に示すようにPが0.025%を
超えると、耐SSC性は急激に劣化する。
影響は大きい。第S図に示すようにPが0.025%を
超えると、耐SSC性は急激に劣化する。
そこでPの上限をθ、o2st4とした。
8:Pと同様、耐食性に及ぼす影響はないが、第6図に
示すように耐SSO性に及ばず影響は大きく、O0θt
o 96を越えると耐880性は急激に低下する。そこ
でSの上限をO1θ10’16とした。
示すように耐SSO性に及ばず影響は大きく、O0θt
o 96を越えると耐880性は急激に低下する。そこ
でSの上限をO1θ10’16とした。
N1ニステンレス鋼のような高合金鋼の溶製では、スク
ラップの使用量が多いためN1の混入は避は難い。しか
し第7図に示すように、Niの添加とともに腐食速度は
低下し、耐食性は向上するが、第3図より明らかなよう
に、Niの添加とともに割れ発生限界応力(thres
hold 5tress )は低下していく、このよう
1cNiは耐SSC性を劣化させる。そこでN1の上限
を0..20%とした。
ラップの使用量が多いためN1の混入は避は難い。しか
し第7図に示すように、Niの添加とともに腐食速度は
低下し、耐食性は向上するが、第3図より明らかなよう
に、Niの添加とともに割れ発生限界応力(thres
hold 5tress )は低下していく、このよう
1cNiは耐SSC性を劣化させる。そこでN1の上限
を0..20%とした。
Ou ; Niと同様にスクラップからの混入は避は難
いがOu量と割れ発生限界応力の関係を第9図に示すよ
うにOuの添加とともに上記限界応力は低下し、 Ni
と同様にOuは耐SSC性を劣化させる。
いがOu量と割れ発生限界応力の関係を第9図に示すよ
うにOuの添加とともに上記限界応力は低下し、 Ni
と同様にOuは耐SSC性を劣化させる。
そこで、Ouの上限をO,コoqAとした。
NUNの耐食性に及ぼす影響を第1θ図に示す。
o、 o、2%の添加により耐食性は向上する。しかし
ながらo、 ls q6以上添加すると逆に劣化する。
ながらo、 ls q6以上添加すると逆に劣化する。
次に耐SSC性におよばず影響を第1/図に示す。o、
10%を超えて添加するとChrθ5hold str
θ8Bは急激に低下する。そこでNの上限をθ、/θ係
、下限をo、o、2T。
10%を超えて添加するとChrθ5hold str
θ8Bは急激に低下する。そこでNの上限をθ、/θ係
、下限をo、o、2T。
とした。
Or:第7−図に示すように、CO2環境化での耐食性
を著しく向上させ、かつ孔食、すきま腐食を防ぐために
は//、θチリ上の添加ンが必要である。また。
を著しく向上させ、かつ孔食、すきま腐食を防ぐために
は//、θチリ上の添加ンが必要である。また。
Or自身フェライト形成元素であるため、後述するが耐
sea性を良好とするのに必要な焼もどし温度以上では
/4’、θチを超えた場合、所定の強度を得ることはで
きない。そこで、 Orの下限を//、0*r上限をl
ダ、O嗟とした。
sea性を良好とするのに必要な焼もどし温度以上では
/4’、θチを超えた場合、所定の強度を得ることはで
きない。そこで、 Orの下限を//、0*r上限をl
ダ、O嗟とした。
Mo、’V ; MOは耐食性1強度を向上させるが1
、oo%を超える童を添加しても、第73図、第7q図
に示すように効果は小さくなる。また高価でもあるので
、上限を/、ooc4とした。
、oo%を超える童を添加しても、第73図、第7q図
に示すように効果は小さくなる。また高価でもあるので
、上限を/、ooc4とした。
■は第1!f図に示すように強度上昇に効果がある。
しかしながらo、lo%を超えて添加しても効果は更に
向上しない。そこで、高価でもあるので上限を0.10
俤とした。
向上しない。そこで、高価でもあるので上限を0.10
俤とした。
また、MO,V はフェライト形成元素である。
したがってそれらを7種又はそれ以上添加する必要があ
る場合、全体のフェライト量を多くする恐れがある。(
1)式で求められるフェライトaが:lO%を超えるよ
うにMo、’Vの添加量を多くすると、所定の強度を満
足できなくなる。したがって、これら成分を添加する場
合には、フェライト量が20チ以下となる限度で、MO
,Vを添加することに限定した。
る場合、全体のフェライト量を多くする恐れがある。(
1)式で求められるフェライトaが:lO%を超えるよ
うにMo、’Vの添加量を多くすると、所定の強度を満
足できなくなる。したがって、これら成分を添加する場
合には、フェライト量が20チ以下となる限度で、MO
,Vを添加することに限定した。
Nb : Nbは耐食性9強度に及はす影響は小さいが
、第16図に示すように耐SSC性を向上させる。
、第16図に示すように耐SSC性を向上させる。
O2O3チの添加で割れ発生限界応力(threaho
l、dstress )はo、 qs tltfであり
、Deep 5our Well(深層でθ、Oθ/
atm以上のH2S分圧を有する油井又はガス井)用の
F限値0.73σ丁を満足する。そこでF限値をo、o
2Toとした。また、0.10係を超えて添加してもそ
の効果の向上は見られず、高価でもあるので、上限をθ
、1oQbとした。
l、dstress )はo、 qs tltfであり
、Deep 5our Well(深層でθ、Oθ/
atm以上のH2S分圧を有する油井又はガス井)用の
F限値0.73σ丁を満足する。そこでF限値をo、o
2Toとした。また、0.10係を超えて添加してもそ
の効果の向上は見られず、高価でもあるので、上限をθ
、1oQbとした。
次に、本発明における熱処理条件についての限定理由を
説明する。
説明する。
オーステナイト化温度を90θ℃以上としたのは、90
0℃より低い温度では、当該成分系での所定の強度を得
ることが困難であシ、ま7’c、 //!;θ℃以下
としたのは、1130℃を超えると結晶粒が粗大化して
靭性が劣化し、油井管の施工中又は使用中に管材脆化に
基づく事故が起こ、る恐れがあるからである。
0℃より低い温度では、当該成分系での所定の強度を得
ることが困難であシ、ま7’c、 //!;θ℃以下
としたのは、1130℃を超えると結晶粒が粗大化して
靭性が劣化し、油井管の施工中又は使用中に管材脆化に
基づく事故が起こ、る恐れがあるからである。
またgoo℃〜soo℃間の平均冷却速度を/17 ’
C/min以上としたのは、10℃/、mi n よ
シ遅いと当該成分系で所定の強度を確保することが困難
であるからである。
C/min以上としたのは、10℃/、mi n よ
シ遅いと当該成分系で所定の強度を確保することが困難
であるからである。
焼戻し温度を100℃以上としたのは、焼戻し温度が4
00℃より低い場合には、第1表に示すように、化学成
分によらずに耐SOO性が低くなるからである。そこで
焼戻し温度を100℃以上とした。
00℃より低い場合には、第1表に示すように、化学成
分によらずに耐SOO性が低くなるからである。そこで
焼戻し温度を100℃以上とした。
また1r30℃以下と限定したのは、 130℃を超
える温度では、Ac工変態点を超え再び一部がオーステ
ナイト化し冷却時にマルテンサイト変態が起り、耐SS
C性が劣化するからである。
える温度では、Ac工変態点を超え再び一部がオーステ
ナイト化し冷却時にマルテンサイト変態が起り、耐SS
C性が劣化するからである。
第1表 耐SOO性に及ばず焼戻し
温度の影響、 :
○:割れなし
×:割れあり(Uベンド試験片)
更に焼戻し時において、 SOO℃から300 ’C声
でに至る温度間での平均冷却速度を3℃/min 以上
としたのは、第77図に示すように、j℃/min
よシも遅い冷却では、耐水素脆化感受性が急激に劣化す
るからである。
でに至る温度間での平均冷却速度を3℃/min 以上
としたのは、第77図に示すように、j℃/min
よシも遅い冷却では、耐水素脆化感受性が急激に劣化す
るからである。
本発明の実施例を比較例と対比して第2表に示す。
比較例/、コ、3.りによる鋼材は、その焼戻し温度が
本発明における下限boo℃より低いため、耐Sac!
、耐SCC性が本発明による鋼材よシ劣り、比較例弘
、r、&による鋼材は、C量が本発明における上限を超
えているため、耐食性と耐SSc性が劣り、比較例g、
9,10による鋼材は、そのP又はS量が本発明におけ
る上限を超えているため、耐SSC性が劣り、比較例/
/、 /2. /3による鋼材はN1を多量含んでいる
ため、耐SSC性、耐SaC性が劣り、比較例IQ、
/!r、 /Aによる鋼材はCuを多量に含んでいるた
めに耐SSC性が悪くなっており、比較例/7による鋼
材は耐SSa性、耐SCC性は良好であるが、N量が著
しく少なく本発明における下限値に達していないため、
耐食性が悪くなっている。
本発明における下限boo℃より低いため、耐Sac!
、耐SCC性が本発明による鋼材よシ劣り、比較例弘
、r、&による鋼材は、C量が本発明における上限を超
えているため、耐食性と耐SSc性が劣り、比較例g、
9,10による鋼材は、そのP又はS量が本発明におけ
る上限を超えているため、耐SSC性が劣り、比較例/
/、 /2. /3による鋼材はN1を多量含んでいる
ため、耐SSC性、耐SaC性が劣り、比較例IQ、
/!r、 /Aによる鋼材はCuを多量に含んでいるた
めに耐SSC性が悪くなっており、比較例/7による鋼
材は耐SSa性、耐SCC性は良好であるが、N量が著
しく少なく本発明における下限値に達していないため、
耐食性が悪くなっている。
比較例/gは、逆にN量が本発明における上限値を超え
ているため、耐SCC性が悪く、また耐食性も悪くなっ
ている。
ているため、耐SCC性が悪く、また耐食性も悪くなっ
ている。
上記表に示すとおり、本発明による鋼材は、強度並びに
耐食性、耐SSC性が優れているので、油井管材料とし
て優れた鋼材であることは明らかである。
耐食性、耐SSC性が優れているので、油井管材料とし
て優れた鋼材であることは明らかである。
第1図は鋼材C量の鋼材耐食性に及ぼす影響を示す図表
であって、その(a)はCO3環境下での耐食性を示す
図表、その(1))は002+ N38 m壇上での耐
食性を示す図表、第一図はO量の耐SSC性に及ぼす影
響(API L gO相当)(以下同じ)を示す図表、
第3図は002+ H2S壌境下でのMn1iの耐食性
に及はす影響を示す図表、第ダ図はMn1lの耐SSc
性に及ばず影響を示す図表、第5図はP量の耐SSc性
に及ぼす影響を示す図表、第6図はS量の耐SSC性に
及ばず影響を示す図表、第7図はN1量がC02+H2
S壊境下での耐食性に及ぼす影響を示す図表、第S図は
Ni量の耐SSC性に及ぼす影響を示す図表、第9図は
Cutの耐SSC性に及ぼす影響を示す図表、第70図
はN量がCO2環境下での耐食性に及ぼす影響を示す図
表、第11図はN量の耐SSC性に及ばず影響を示す図
表、第1コ図は0riiの002環境下での耐食性に及
ばず影響を示す図表、第13図はMOjtが、002+
H28,環境下で□の耐食性に及ぼす影響を示す図表、
第74L図はMo ′蓋の鋼材強度に及ぼす影響を示
す図表、第15図はVの鋼材強度に及を讐す影響を示す
図表、第76図はNl)量の耐SSc性に及はす影−を
”示す図表、第77図は焼戻し後の冷却速度が耐113
sO性に及ぼす影響を示す図表である。 特許出願人 川崎製鉄株式会社 代理人弁理士 村 1) 政 治第1図 第2図 1、O 0,9C? : 13 Si ’へ025 Mn:Q、08 FJ Q、8
p:。。□$73
S; 0.oQ7嶌 07
Nb : Q・O3★ 滅 h 0.6 神 駅 O5 \ q Nへ〇ヒ害衰 匈03 い2s:Xと 横 噺 02 0 1.0 2.0 3.0シ
1 ”(ヅ・) 第5図 OQ、OI QO20Ω3 004 。 第6図 章7図 第S図 N”4 (%) 第9図 Cut (%) 特開昭59−13052 (9) 0 1−0 2.OMol、(ヅ
、) 0 10 2.0M6 +
(−/−)
であって、その(a)はCO3環境下での耐食性を示す
図表、その(1))は002+ N38 m壇上での耐
食性を示す図表、第一図はO量の耐SSC性に及ぼす影
響(API L gO相当)(以下同じ)を示す図表、
第3図は002+ H2S壌境下でのMn1iの耐食性
に及はす影響を示す図表、第ダ図はMn1lの耐SSc
性に及ばず影響を示す図表、第5図はP量の耐SSc性
に及ぼす影響を示す図表、第6図はS量の耐SSC性に
及ばず影響を示す図表、第7図はN1量がC02+H2
S壊境下での耐食性に及ぼす影響を示す図表、第S図は
Ni量の耐SSC性に及ぼす影響を示す図表、第9図は
Cutの耐SSC性に及ぼす影響を示す図表、第70図
はN量がCO2環境下での耐食性に及ぼす影響を示す図
表、第11図はN量の耐SSC性に及ばず影響を示す図
表、第1コ図は0riiの002環境下での耐食性に及
ばず影響を示す図表、第13図はMOjtが、002+
H28,環境下で□の耐食性に及ぼす影響を示す図表、
第74L図はMo ′蓋の鋼材強度に及ぼす影響を示
す図表、第15図はVの鋼材強度に及を讐す影響を示す
図表、第76図はNl)量の耐SSc性に及はす影−を
”示す図表、第77図は焼戻し後の冷却速度が耐113
sO性に及ぼす影響を示す図表である。 特許出願人 川崎製鉄株式会社 代理人弁理士 村 1) 政 治第1図 第2図 1、O 0,9C? : 13 Si ’へ025 Mn:Q、08 FJ Q、8
p:。。□$73
S; 0.oQ7嶌 07
Nb : Q・O3★ 滅 h 0.6 神 駅 O5 \ q Nへ〇ヒ害衰 匈03 い2s:Xと 横 噺 02 0 1.0 2.0 3.0シ
1 ”(ヅ・) 第5図 OQ、OI QO20Ω3 004 。 第6図 章7図 第S図 N”4 (%) 第9図 Cut (%) 特開昭59−13052 (9) 0 1−0 2.OMol、(ヅ
、) 0 10 2.0M6 +
(−/−)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 L O: 0.0r 〜0./!96. Si≦7.
00 ’1 、 Mn:O,!rO−コ、00’A、P
≦0.0コ5%、S≦θ、θtO%N1 ≦ 0.ユo
%、’tJb :0.oコ 〜 0.10 ts 、
Cu≦0.20 (76、Or H//、θ〜/lA、
09b、 N : 0.0コ〜o、io@、h/≦o、
to % 、必要に応じテMO≦/、 00チ、■≦
0.10チのいずれか1種又はコ種を、下記(ハ式で求
められる最終鋼材中のフェライト量が〃チ以下となる限
度で含有し、残部はFe及び不純物よシなることを特徴
とする、高強度かつ耐食性、耐応力腐食割れ性及び耐硫
化物割れ性の優れたステンレス鋼材。 フェライト量e)= −/qsc−1grN−7ffN
i−ACu−4Mn+jSi+/コOr+/ AV+5
Mo+ANb+rOAj−/ 20・・−・・(ハ 2.0:0.θS〜θ、/j−% 、Si≦/、θθ%
、Mn!” o、go〜ムθO%、P≦θ、o、xs
係、S≦o、oi。 %、 kh ≦0.20%+Nb’ 0.02〜0
.10 % t Ou≦o、so%+ (ir //、
θ〜iq、o%、N:θ、0−〜0,10%、i≦θ、
/θ%、必要に応じてMO≦1.00%、■≦θ、10
%のいずれか1種又は一種を、下記(1)式で求められ
る最終鋼材中のフェライト量が、io%以下となる限度
で含有し、残部はFe及び不可避的不純物よりなる鋼材
を90θ°C〜/15θ°Cでオーステナイト化した後
、toθ℃〜SOO℃間の平均冷却速度が/θ’C/w
im以上の速い冷却速度として冷却し、次いで600℃
〜!30℃の温度で焼戻し処理を施した後、SOO″C
〜300℃間の平均冷却速度が!r’c/m1−n以上
の速い冷却速度として冷却することを特徴とする、高強
度かつ耐食性、耐応力腐食割れ性及び耐硫化物割れ性の
優れたステンレス鋼材の製造方法。 フェライト量(%) = −/910−/1lN−/f
Ni−AOu −、tMn−絽1−)/2Gr+/AV
+!;Mo+ANb+!;014=/X)−・・・(1
)
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2449982A JPS5913052A (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | 高強度かつ耐食性、耐応力腐食割れ性及び耐硫化物割れ性の優れたステンレス鋼材 |
JP11092686A JPS62103319A (ja) | 1982-02-19 | 1986-05-16 | 高強度かつ耐食性,耐応力腐食割れ性及び耐硫化物割れ性の優れたステンレス鋼材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2449982A JPS5913052A (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | 高強度かつ耐食性、耐応力腐食割れ性及び耐硫化物割れ性の優れたステンレス鋼材 |
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JP11092686A Division JPS62103319A (ja) | 1982-02-19 | 1986-05-16 | 高強度かつ耐食性,耐応力腐食割れ性及び耐硫化物割れ性の優れたステンレス鋼材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5913052A true JPS5913052A (ja) | 1984-01-23 |
JPS6144146B2 JPS6144146B2 (ja) | 1986-10-01 |
Family
ID=12139871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2449982A Granted JPS5913052A (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | 高強度かつ耐食性、耐応力腐食割れ性及び耐硫化物割れ性の優れたステンレス鋼材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5913052A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6230849A (ja) * | 1985-08-01 | 1987-02-09 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 直接焼入れ焼戻しによる耐sscc特性の優れた鋼の製造方法 |
CN106480377A (zh) * | 2016-10-09 | 2017-03-08 | 宝钢不锈钢有限公司 | 具有优良力学性能和抗氧化性能的马氏体不锈钢及其制造方法 |
CN109890993A (zh) * | 2016-10-18 | 2019-06-14 | 杰富意钢铁株式会社 | 马氏体系不锈钢板 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04306423A (ja) * | 1991-04-03 | 1992-10-29 | Nepon Kk | 加圧給湯給水方法 |
-
1982
- 1982-02-19 JP JP2449982A patent/JPS5913052A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6230849A (ja) * | 1985-08-01 | 1987-02-09 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 直接焼入れ焼戻しによる耐sscc特性の優れた鋼の製造方法 |
JPH049847B2 (ja) * | 1985-08-01 | 1992-02-21 | ||
CN106480377A (zh) * | 2016-10-09 | 2017-03-08 | 宝钢不锈钢有限公司 | 具有优良力学性能和抗氧化性能的马氏体不锈钢及其制造方法 |
CN109890993A (zh) * | 2016-10-18 | 2019-06-14 | 杰富意钢铁株式会社 | 马氏体系不锈钢板 |
US11072837B2 (en) | 2016-10-18 | 2021-07-27 | Jfe Steel Corporation | Martensitic stainless steel sheet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6144146B2 (ja) | 1986-10-01 |
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