JP2001032047A - 高耐食性を有する862N/mm2級低C高Cr合金油井管およびその製造方法 - Google Patents
高耐食性を有する862N/mm2級低C高Cr合金油井管およびその製造方法Info
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Abstract
度、耐応力腐食割れ性および靭性を同時に改善すること
により、耐食性を維持しつつ、硫化水素を多く含む環境
でも応力腐食割れを生じることなく使用できる862N/
mm2級低C高Cr合金油井管およびその製造方法を提供
する。 【解決手段】 重量%で、C:0.005〜0.05
%、Cr:12〜16%、Si:1.0%以下、Mn:
0.05〜0.3%、Ni:3.5〜6.0%、Mo:
1.5〜2.5%、V:0.01〜0.05%、N:
0.02%以下を含み、かつ下記(1)を満足し、残部
が実質的にFeからなることを特徴とする高耐食性を有
する862N/mm2級低C高Cr合金油井管を用いる。 25−25[%Ni]+5[%Cr]+25[%Mo]≧0…(1)
Description
優れた高強度マルテンサイト系ステンレス鋼およびその
製造方法に係わり、さらに詳しく言えば、例えば石油、
天然ガスの掘削、輸送における湿潤炭酸ガス、湿潤硫化
水素を含む環境で高い応力腐食割れ抵抗を有する862
N/mm2級低C高Cr合金油井管およびその製造方法に係
わる。
酸ガス、湿潤硫化水素を多量に含む場合が増加してお
り、その掘削、輸送においては従来の炭素鋼に替わって
13Cr系ステンレス鋼などのマルテンサイト系ステン
レス鋼が用いられてきている。しかし、従来のマルテン
サイト系ステンレス鋼は湿潤炭酸ガスに対する耐食性
(以下単に耐食性と呼ぶ)は優れているが、湿潤硫化水
素に対する耐応力腐食割れ性(以下単に耐応力腐食割れ
性と呼ぶ)は十分ではなく、強度、靭性、耐食性を維持
しつつ耐応力腐食割れ性が向上したマルテンサイト系ス
テンレス鋼が望まれていた。
の要求を満たすものが、特公昭61−3391号公報、
特開昭58−199850号公報、特開昭61−207
550号公報に開示されている。
る環境での耐応力腐食割れ性を改善したマルテンサイト
系ステンレス鋼も提案されており、例えば特開昭60−
174859号公報、特開昭62−54063号公報な
どに開示されている。
61−3391号公報、特開昭58−199850号公
報、特開昭61−207550号公報に記載の鋼は、硫
化水素を極微量しか含まない環境では耐応力腐食割れ性
を示すものの、硫化水素分圧が0.01気圧を超える環
境では応力腐食割れが生じるため、硫化水素を多く含む
環境では使用できないという問題があった。
特開昭62−54063号公報などに記載の鋼も硫化水
素による応力腐食割れを完全に防止できるものではな
い。
マルテンサイト系ステンレス鋼はいずれも高強度化を試
みると靭性および耐応力腐食割れ性が著しく劣化し、そ
のため強度あるいは靭性と耐応力腐食割れ性の一方を犠
牲にせざるを得ないという問題もあった。このような理
由で、例えば、高強度、耐応力腐食割れ性、耐食性およ
び靭性が同時に要求される高深度の油井には適用できな
いという難点があった。
問題点を解決すべく、従来のマルテンサイト系ステンレ
ス鋼の強度、耐応力腐食割れ性および靭性を同時に改善
することにより、耐食性を維持しつつ、硫化水素を多く
含む環境でも応力腐食割れを生じることなく使用できる
862N/mm2級低C高Cr合金油井管およびその製造方
法を提供することにある。
化水素を含む石油、天然ガスの掘削、輸送用鋼管に要求
される性能に鑑み以下の如くとした。
65N/mm2以下。 靭性:−20℃でのシャルピー・フルサイズ試験片での
吸収エネルギー値(シャルピー衝撃値と呼ぶ)が100
J以上。 耐食性:5%NaCl溶液、180℃、30気圧CO2の環境
下で、腐食速度が0.5mm/y以下。
素ガスを飽和させた5%NaCl溶液中で試験片に0.2%
耐力の90%の応力を負荷し、720時間以上破断せず
に持ちこたえること。
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。
C:0.005〜0.05%、Cr:12〜16%、S
i:1.0%以下、Mn:0.05〜0.3%、Ni:
3.5〜6.0%、Mo:1.5〜2.5%、V:0.
01〜0.05%、N:0.02%以下を含み、かつ下
記(1)を満足し、残部が実質的にFeからなることを
特徴とする高耐食性を有する862N/mm2級低C高Cr
合金油井管である。 25−25[%Ni]+5[%Cr]+25[%Mo]≧0…(1)
明に記載の成分に、重量%でさらに、Nb:0.01〜
0.1%、Ti:0.01〜0.1%のうち1種以上を
含むことを特徴とする、高耐食性を有する862N/mm2
級低C高Cr合金油井管である。
C:0.005〜0.05%、Cr:12〜16%、S
i:1.0%以下、Mn:0.05〜0.3%、Ni:
3.5〜6.0%、Mo:1.5〜2.5%、V:0.
01〜0.05%、N:0.02%以下を含み、かつ下
記(1)を満足する合金鋼を熱間加工した後、AC3点以
上980℃以下の温度でオーステナイト化後100℃以
下の温度に冷却し、次いで610℃以下540℃以上の
温度で焼戻しを行い、焼き戻し後の炭化物が粒内に均一
に析出し、粒界に優先析出しないことを特徴とする高耐
食性を有する862N/mm2級低C高Cr合金油井管の製
造方法である。 25−25[%Ni]+5[%Cr]+25[%Mo]≧0…(1)
に記載の成分に、重量%でさらに、Nb:0.01〜
0.1%、Ti:0.01〜0.1%のうち1種以上を
含むことを特徴とする、本件第3発明に記載の高耐食性
を有する862N/mm2級低C高Cr合金油井管の製造方
法である。
べく鋭意研究を重ねた結果、以下の知見を得るに至っ
た。
上にはCrの増加が有効である。しかし、Crの増加は
一方ではδ−フェライト相を生成させ、強度および靭性
を劣化させる。そこで、オーステナイト生成元素である
Niを増加してδ−フェライト相の生成を抑制する方法
があるが、Niの増加は焼き戻し温度の面から制約があ
る。Cの増加もδ−フェライト相の生成抑制に有効であ
るが、焼き戻し時に炭化物が析出し、かえって耐食性お
よび耐応力腐食割れ性を劣化させるため、その含有量は
むしろ制限されるべきである。
および耐応力腐食割れ性が劣化するが、Vを適量含有さ
せ、かつ、熱処理により炭化物をこのステンレス鋼の基
地に微細な析出物として分散させることにより、これら
を劣化させることなく高強度化することができる。
出させるには、特に焼き戻し条件を制御することが必要
である。
のようなCrの増加による金属組織の制約を考慮しつ
つ、低C高Cr合金油井管にVを一定量含有させ、かつ
862N/mm2級の強度を安定して得るために熱処理条件
を一定範囲内に調整し、炭化物を粒内に均一に分散析出
させるようにして、従来のマルテンサイト系ステンレス
鋼では実現しえなかった高靭性、高強度で、耐応力腐食
割れ性に優れた新しいマルテンサイト系ステンレス鋼
(低C高Cr合金油井管)およびその製造方法を見出
し、本発明を完成させた。
条件を下記範囲に限定して、従来の高強度マルテンサイ
ト系ステンレス鋼の耐応力腐食割れ性および靭性を改善
して、耐食性を維持しつつ、硫化水素を多く含む環境で
も応力腐食割れを生じることなく使用できる862N/mm
2級低C高Cr合金油井管を提供することができる。
限定理由および製造条件の限定理由について、説明す
る。
度を得るためにも欠かせない元素である。しかし焼き戻
し時にCrと結合して炭化物となって析出し、耐食性、
耐応力腐食割れ性および靭性を劣化させる。Cの含有量
が0.005%未満では十分な強度が得られず、0.0
5%を超えると劣化が顕著になるため0.005〜0.
05%の含有量とする。
な元素で、しかも耐食性を発現する重要な元素である
が、含有量が12%未満では十分な耐食性が得られず、
16%を超えると他の合金元素を如何に調整してもδ−
フェライト相の生成量が増し、強度および靭性が劣化す
るため12〜16%とする。
イト生成元素でもあり、1.0%を超えて含有させると
δ−フェライト相の生成を助長するため1.0%以下と
する。
ェライト相の出現を抑えるオーステナイト生成元素であ
る。しかし、Mnは耐応力腐食割れ性に対して有害であ
り、上限を0.3%とする。また、0.05%以下では
脱酸が不十分となり介在物が増加するのでMnの含有量
は0.05〜0.3%とする。
生成に極めて有効な元素であるが、3.5%未満ではそ
の効果が少なく、一方、含有量が増加すると変態点(A
C1点)を下げて焼き戻し温度に制約を与えるため6.0
%を上限とする。
であるが、1.5%未満の含有量ではその効果が現れ
ず、また2.5%を超えると過剰なδ−フェライト相を
出現させるため上限を2.5%とする。
一に析出させ、粒界に優先析出させないことにより結晶
粒を微細化し、耐応力腐食割れ性を向上させるととも
に、強度向上にも寄与する。しかしフェライト生成元素
でもあり、δ−フェライト相を増加させる。含有量が
0.01%未満では耐応力腐食割れ性の向上効果が現れ
ず、0.05%を超えるとその効果は飽和し、かつ、δ
−フェライト相が増加するため含有量を0.01〜0.
05%とする。
生成元素でもある。0.02%を超えて含有させると焼
き戻し時に窒化物となって析出し、耐食性、耐応力腐食
割れ性および靭性が劣化するため0.02%以下の含有
量とする。
5[%Mo]≧0 これはAC1点と主要添加元素(Ni、Cr、Mo)の関
係を与える式である。A C1点が低下すると、十分な焼き
戻しマルテンサイト組織を得ることが困難になり、耐応
力腐食割れ性が悪化する。そのため、25−25[%N
i]+5[%Cr]+25[%Mo]≧0を満たす組成
にする必要がある。
の選択成分(Nb、Ti)のうちの1種以上を含有して
よい。 (選択成分)Nb:0.01〜0.1%、Ti:0.0
1〜0.1%
細な炭化物を析出させることにより結晶粒を微細化し、
耐応力腐食割れ性を向上させる。しかし、フェライト生
成元素でもあり、δ−フェライト相を増加させる。含有
量が0.01%未満では耐応力腐食割れ性の向上効果が
現れず、0.1%を超えるとその効果は飽和し、かつ、
δ−フェライト相が増加するためNb、Tiともに含有
量を0.01〜0.1%とする。
まれ、Pは0.04%以下、Sは0.01%以下であれ
ば本発明の目的とする耐応力腐食割れ性を確保でき、ま
た、継目無鋼管あるいは熱間圧延鋼板を素材とする電縫
鋼管の製造に支障は現れない。しかし、これらはいずれ
も鋼の熱間加工性および耐応力腐食割れ性を劣化させる
元素であり少ないほど好ましい。
り、従来の高強度マルテンサイト系ステンレス鋼の耐応
力腐食割れ性および靭性を改善して、耐食性を維持しつ
つ、硫化水素を多く含む環境でも応力腐食割れを生じる
ことなく使用できる862N/mm 2級低C高Cr合金油井
管(マルテンサイト系ステンレス鋼)を得ることが可能
となる。このような特性の鋼は以下の製造方法により、
製造することができる。
にて溶製し、普通造塊法または連続鋳造法により鋳片に
する。それを熱間加工により継目無鋼管に製造した後、
AC3点以上980℃以下の温度でオーステナイト化後1
00℃以下の温度に冷却し、次いで610℃以下540
℃以上の温度で焼戻しを行う。
入れの効果が得られないため、下限はAC3点とした。一
方、加熱温度が980℃を超えると、結晶粒が粗大化
し、十分な強度が得られないばかりでなく、靭性が劣化
するため、上限は980℃である。(オーステナイト化
後の冷却は、フルマルテンサイト相を得るために、10
0℃以下の温度に冷却する。)
一に分散析出させて、靭性および耐応力腐食割れ性を劣
化させることなく、高強度化させるために必須である。
焼戻し温度は610℃以下540℃以上にするが、その
温度が610℃を超えると、852N/mm2以上の0.2
%耐力が得られないので、上限は610℃とする。ま
た、540℃より低いと目標とする0.2%耐力または
耐SSC性が得られないので、下限を540℃とする。
る。本発明者らは表1に示す化学組成の発明鋼1〜3お
よび比較鋼a〜cを試験鋼として溶製し、熱間圧延にて
厚み12mmの鋼板とした。
−え」として、以下の条件で、機械的性質(強度、靭
性)、耐食性および耐応力腐食割れ性の試験を行った。
吸収エネルギー値(シャルピー衝撃値) 耐食性:5%NaCl溶液、180℃、30気圧CO2の環境
下での2週間の腐食速度 耐応力腐食割れ性(SSC):0.01気圧の硫化水素
ガスを飽和させた5%NaCl溶液中で、試験片に0.2%
耐力の90%の応力を負荷し、720時間後における破
断の有無
温度、焼戻し温度を示す。また、機械的性質、耐食性お
よび耐応力腐食割れ性を試験した結果を表3に示す。
3−あ、い」は、0.2%耐力およびシャルピー衝撃値
はすべて目標値を上回った。また、耐食性および耐応力
腐食割れ性も目標値をクリアした。
−え」は、いずれかの成分または加熱温度、焼戻し温度
が本発明の範囲を外れているため、試験結果も0.2%
耐力、耐食性や耐応力腐食割れ性が目標を達成し得てい
ない。
件を特定することにより、靭性に優れ、また炭酸ガス腐
食に対する耐食性はもとより硫化水素を多量に含む環境
での耐応力腐食割れ性の良好な862N/mm2級低C高C
r合金油井管を得ることが可能となった。
Claims (4)
- 【請求項1】 重量%で、C:0.005〜0.05
%、Cr:12〜16%、Si:1.0%以下、Mn:
0.05〜0.3%、Ni:3.5〜6.0%、Mo:
1.5〜2.5%、V:0.01〜0.05%、N:
0.02%以下を含み、かつ下記(1)を満足し、残部
が実質的にFeからなることを特徴とする高耐食性を有
する862N/mm2級低C高Cr合金油井管。 25−25[%Ni]+5[%Cr]+25[%Mo]≧0…(1) - 【請求項2】 請求項1に記載の成分に、重量%でさら
に、Nb:0.01〜0.1%、Ti:0.01〜0.
1%のうち1種以上を含むことを特徴とする、高耐食性
を有する862N/mm2級低C高Cr合金油井管。 - 【請求項3】 重量%で、C:0.005〜0.05
%、Cr:12〜16%、Si:1.0%以下、Mn:
0.05〜0.3%、Ni:3.5〜6.0%、Mo:
1.5〜2.5%、V:0.01〜0.05%、N:
0.02%以下を含み、かつ下記(1)を満足する合金
鋼を熱間加工した後、AC3点以上980℃以下の温度で
オーステナイト化後100℃以下の温度に冷却し、次い
で610℃以下540℃以上の温度で焼戻しを行い、焼
き戻し後の炭化物が粒内に均一に析出し、粒界に優先析
出しないことを特徴とする高耐食性を有する862N/mm
2級低C高Cr合金油井管の製造方法。 25−25[%Ni]+5[%Cr]+25[%Mo]≧0…(1) - 【請求項4】 請求項3に記載の成分に、重量%でさら
に、Nb:0.01〜0.1%、Ti:0.01〜0.
1%のうち1種以上を含むことを特徴とする、請求項3
に記載の高耐食性を有する862N/mm2級低C高Cr合
金油井管の製造方法。
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- 1999-07-19 JP JP20405299A patent/JP3485034B2/ja not_active Expired - Lifetime
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