JPS59129213A - 共重合体ラテツクスの製造方法 - Google Patents

共重合体ラテツクスの製造方法

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JPS59129213A
JPS59129213A JP574183A JP574183A JPS59129213A JP S59129213 A JPS59129213 A JP S59129213A JP 574183 A JP574183 A JP 574183A JP 574183 A JP574183 A JP 574183A JP S59129213 A JPS59129213 A JP S59129213A
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JP
Japan
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latex
butadiene
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copolymer latex
copolymer
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JP574183A
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Inventor
Eijiro Tagami
英二郎 田上
Masahiro Sugie
杉江 正寛
Takefumi Sato
武文 佐藤
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JSR Corp
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規々共役ジオレフィン系共重合体ラテックス
に関し、さらに詳しくは、モノクロル−1,3ブタジエ
ンを共重合体の一成分として使用して得られる共重合体
ラテソク7スの製】置方法に関する。
繊8イイ1、紙、塗料の分野で広く使用されている重合
体ラテックスの一つとしてカルレボキシ変イ生スチレン
ーフリジエン系共重合体ラテックスカよある。該共う合
体ラテックスは他の重合体ラテックスに比べ接着性、耐
水性、弾性、安全性を有するという点で優れていること
から現在、無機顔料や充填剤との結合剤、カーペット用
バツキ/グ剤、アスベスト紙用の内添剤、塗料用の結合
剤等の用途に広く使用されてきた。
しかし最近、これらの用途において低コスト、省資源の
点からノJルボキ7変性スチレンーブタジェン系共重合
体ラテックスの使用量を減じることが試みられ、その結
果より高い接着強度を有スるカルボキシ変性スチレン−
ブタジェン系共重合体ラテックスの開発が望捷れている
本発明者らは、これらの観点から種々検討した結果、該
共重合体ラテックスの構成成分にモノクロル−1,3−
ブタジェンを一部用いることによりカルボキシ変性スチ
レン−ブタジェン共重合体の特性を損わずに高度の接着
性を有する重合体ラテックスが、得られることを見い出
し本発明に至った。
即ち本発明は、モノクロル−1,3−ブタジエン−1〜
50ffiit%、共役ジオレフィン炭化水素、市゛に
1,3−フタジエン及び/又は2−メチル−1,3−ブ
タジェン10〜80重i−%、芳香族ビニル化合物O〜
80重量係、エチレン性不fW和カルボン酸O〜20重
量係、他の共重合可能なビニノL化合物0〜70重量係
からなる翫 単量体混合物を乱化重合することを特徴とする共重合体
ラテックス(1)の製造方法を提供する。
さらに本発明は、モノクロル−1,3−フタジエン1〜
50ffifM%、共役/オレフィン炭化水素、傷に]
、3−ブタジェン及び/又は2−フチル重量類3−ブタ
91フ10〜80重量係、芳香族ビニル化合物O〜80
重量係、エチレン性不飽和カルボン酸0〜20重量%、
他の共重合可能なビニル化合物O〜70重量%からなる
共重合体成分(、A; 50〜99重量%とエチレン性
不飽和カルボン酸5〜50重量係及びこれと共重合可能
な他のビニル化合物50〜95重量係とからなる共重合
体成分(B)1〜50重量%とからなる異層構病共重合
体ラテックス(n)の製造方法を提供する。
本発明で用いられるモノクロル−1,3−ブタジエント
id ]、 −]クロルー1、3−フタ7Iン、2−ク
ロル1,3−ブタジェン又はこれらの混合物であり特に
、1−クロル−1,3−ブタジェンが好捷しい。
その使用量は1〜50重量%、好件しくは3〜30重量
%である。1重量類未満ではその効果は不十分であり、
50重重量上り多く用いると共重合体ラテックスの特性
か損われる。
本発明で用いられる共役/オレフィン炭化水素とd、、
C4又はC5のハロゲン置換されていない共役ジオレノ
イン単量体であり、特に1,3−フタジエン及び/又は
2−メチル−1,3−ブタ/エンが好適に用いられる。
その使用量は10〜80重量%である。
芳香族ビニル化合物にはスチレン、置換ビニルスチレン
、核置換スチレン、ビニルナフタリンなどがあり、特に
スチレンが好適に使用される。
置換ビニル化合物/としては例えばα−7チルスチレノ
、核置換スチレンとしては例えばp−メチルスチレン、
ビニルトルエン(0−メチルスチレン、0コーメチルス
チレン、p−メチルスチレンの混合物)、核・・ロゲン
置換スチレンなどがある。その使用量は0〜80重量%
、特に3〜80重量%である。
エチレン系不飽和カルボン酸にはアクリル酸、ツタクリ
ル酸、フマル酸、マレイン酸及びイタコン酸なとが使用
され、一種又は2種以上を併用することができる。その
使用量ば0〜20重量%、特にO,1〜20重量%、さ
らに好ましくは1〜5重量係である。エチレン性不飽和
カルホン酸d:、接着力向」二の効果もあるか、その主
1」的は顔料や充填剤とのラテックスの混和性を向」二
さぜるために用いられるものである。
他の共重合可能なビニル化合物としてはアクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸メチル、メタクリル
酸メチル、アクリル酸ヒドロギ/、:I:チルエステル
、アクリル酸ヒドロキ/プロピルエステル、ツククリル
酸ヒドロキンエチルエステル、マレイン酸ジメチルエス
テルなどのエチレン性不飽和、モノ又は/カルホン酸エ
ステル、アクリロニI・リル、メタアクリロニトリルな
どのビニルノアン化合物、塩化ビニ/L、塩化ビニリチ
ン、ビニルメチルエチルケトン、ビニルメチルエーテル
、酢酸ビニル、ギ酸ビニル、アリルアセテ−1〜、メタ
アリルアセテ−1・、アクリルアミド、メタアクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、ビニルピリノン
、アクリル酸グリ//ル、メタクリル酸グリンジノベア
クロレイン、アリルアルコール、アリールスルホン酸、
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸な
どが含寸れる。
本発明の共重合体ラテックス(1)のガラス転移温度は
接着性改良の点から特に好ましくは、−80〜50℃の
ものである。
祉だ、本発明の共重合体ラテックス(I)のデトラヒド
ロフラン不溶解分は使用する態様により異なるため、特
に規定するものではないが、接着性向上の点から好丑し
くは40〜950〜95特に好丑しくは50〜90重量
%である。しかしながら紙塗工に用いる場合には20〜
95重量俸であっても良い。
なお、ここでテトラヒドロフラン(THF)不溶)答方
とは得られた重合体ラテックスのI) I−Iを7±1
に調節し、メタノールで凝固し、十分濾過し、ぞの残渣
分を乾燥して求めたものである。
本発明の共重合体ラテックスは、上述の共重合体成分(
A)50〜99重量%とアルカリ可溶性及び/又はアル
カリ膨潤性共重合体成分(13) 1〜50重量%とか
らなるいわゆるコアー/エル型の異層構造重合体ラテッ
クス(IJ)も含む。
なお、ここでいうアルカリ可溶性及び/又はアルカリ膨
潤性共重合体成1分03)とは、エチレン性不飽和カル
ボン酸5〜50重量係と他の共重合Tlilミノビニル
化合物50〜95重量%とからなるものである。エチレ
ン性不飽和カルホン酸に)−先述したものが使用できる
寸だ、共重合可能なビニル化合物としてはアクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸メチル、アクリル酸ヒトロキシエチルエステル、ア
クリル酸ヒドロギソプロピルエステル、メタクリル酸ヒ
ドロキシエチルエステル、マレイン酸ジメチルエステル
なとのエチレン性不飽和、モノ又は7カ、+Lホン酸エ
ステル、アクリ、白ニトリル、メタアクリロニトリル々
どのビニルンア/化合物、塩化ビニル、塩イヒヒニリテ
ン、ビニルメチルエチルケトン、ビニルメチルエーテル
、酢酸ビニル、キ酸ビニル、アリルアセテ−1−、メタ
アリ/L、アセデ= l−、アクリルアミド、メタクリ
ルアζド、N−メチロールアクリルアミド、ビニルピリ
ジン、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリンフル
、アクロレイン、アリルアルコール、アリールスルホ/
酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸などが含れる。
該共重合体ラテックス(II)はあらかじめ共重合体ラ
テックス(I)を重合し、次いでアルカリ可溶性及び/
又はアルカリ膨潤性単量体を一括的に又は連続的に添加
して重合するか、又はあらかじめアルカリ回部性及び/
又はアルカリ膨潤性共重合体ラテックスを重合し、次い
で共重合体ラテックス())に必犬な単量体混合物を一
括的に又は連続的に添加して重合しても良い。
このようにして得られだ共重合体ラテックス(11)は
クラピア印刷用ンールバインダーとして使紙がイ4すら
れる。
本発明の共重合体ラテックスは通常のカルボギン変性ス
チレ/−ブタジェン系共重合体ラテックスと同様、重合
温度が5〜100℃の通常の乳化重合によって製造し、
バッチ、セミバッチ、連続重合のいずれも可能である。
重合に際しては公知の方法で水性媒体中で乳化剤、重合
きる。
乳化剤とし7てはアニオン性及び/又はノニオン性5J
l!−τY(1活性剤を使用する。アニオン性界面活性
剤としては例えば高級アルコールの硫酸エステル、アル
ギルベンゼンスルホン酸塩、脂肪族スルホン酸塩などが
挙げられる。寸だ、ノニ6オン性界面活性剤としては通
常のポリエチレングリコールのアルキルエステル型、ア
ルキルエーテル型、アルキルフェニルエーテル型などが
用いられる。
開始剤としては過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過
硫酸アンモニウム等の水溶性開始剤、過酸化ベンゾイル
等の油溶性開始剤あるいはレドンクス系開始剤のいずれ
でも使用できる。連鎖移動剤、キレート剤、無機塩等も
乳化重合として公知のものが用いられる。
このようにして得られた共重合体ラテックス(1)は、
各種クレー類、水酸化アルミニウム、二酸化チタン、ザ
チンホワイl−、炭酸カルシウム等の鉱物性顔料100
重量部に対して固形分として3〜50部、さらには澱粉
、カゼイン、ポリビニールアルコール的の他のバインダ
ー、カルボギンメチルセルロース(CMC)、ヒトロギ
アエチルセルロース(J−(E C)等の増粘削欠(d
アルカリ可溶性ポリマー、アルカリ膨潤性ポリマーと組
合せて使用することにより、また、共重合体ラテックス
(H)は上記鉱物性類別100重量部に対して、固形分
として3〜50部使用することにより接着強度において
、従来バインダーとして使用されていだ共重合体ラテッ
クスにみられない大幅な改良がみられる。さらに接着強
度が強いので使用量を少なくすることができ、コストが
低減できるのみならず、印刷適性、耐ブリスター性、ミ
スドツト性が大幅に改良される。
さらには一般に商固形分処方になると塗被用組成物の流
動性が高くなるので天然バインダーを減らず必要がある
が、この場合問題となる塗工紙ノ剛度の低]ζが本願共
重合体ラテックスヲ使用することにより著しく改良でき
る。
−また、本発明の共重合体ラテックスはあらゆるカーベ
ソ!・ハソギング用接着剤組成物に使用することができ
るが、その中でもニードルパンチカーイソ1〜ハソキ/
グ用接着剤組成物に好適である。
従来ニードルパンチカーペット用接着剤組成物には難燃
性を持たせるために水酸化アルミニウムを充填剤とする
配合か一般的であるが、水酸化アルミニウムのコストは
通常高価であるため、接着剤組成物の総価格への寄与は
きわめて太きい。本発明の共重合体ラテックスを用いる
とラテックス自身の難燃性のために難燃性性力添加剤の
使用量を削減することかできる。
しかも本発明によるラテックスの使用により、驚くへき
性能がみられることかわかった。即ち、従来のラテック
スでは充填剤の増量とともに接着剤組成物のパイルへの
固着力か低下し、いわゆす る「粉落預」という好ましくない現象が生ずるが本発明
によるラテックスの使用により、この現象に対する大幅
な改善がみられる。
さらには本発明の共重合体ラテックスd、その接着性を
生かした用途、特にアスベスト紙内添用及び焼付は塗料
用なかでも白!1Φ車の耐チツピング塗料用としてもき
わめて有用である。
以下、本発明の共重合体ラテックスの有用性を実施例で
もって説明する。実施例中特に断らない限り係、部d:
重量係、重量部を意味する。
なお実施例における塗工紙の評価試験は次の方法によっ
た。
1(,1ピック: 11. ]印刷試験機による試験片
をドラムに固定し、301°pmの速度で 繰返し印刷を続け、一定時間後止 めて判定する。判定は完全に印刷 できたものを5点、殆んど印刷で き彦かったものを1点とし、各試 料から得た5個のテークを算術平 均する。
ウェットビック: RT印刷試験機によるドラムに固定
した紙片に水を1回塗り一定時 間抜1回印刷し、RJビックと同 様に判定した。
7Lr    肉:ウェットビックと全く同じであるが
、ウェットピンク測定の場合よ り大幅にタック値の低いインキを 使用しピックを起こさないよう(で 印刷L、I七■ビックと同様に半;1定した。
クラビア印刷適性:大蔵省印刷局式り゛ラヒフ′〔口側
適性試験機を用い、イン クUθ劾大日本インキ製]) I C グラヒアインキQC;1.04 紅をサンカップNo、 3で9秒 になるようトルエンで希釈 したものを用いた。印刷速 度100 m/min 、圧力 20Kg/c*で印刷しスペッ クルの発生状−態を観察し、 スペックルの状態のきわめ て良好なものを5、不良を 1とし5点法で評価した。
耐ブリスクー性二両面塗工した。41を甜“湿(糸勺6
%)し加熱したオイルノζス&ζ 投げ込み、ノリスターが発η三 する時の最低確度を示す。
剛度:ガーレー剛度計使用。数字の大きい方がかたい。
ガラス転移温度(’ll”g):デイファレンシャルス
キャンニングカロリー メータ(DSC)で測 定した。
実施例1 容量500CCのガラス製耐圧びんに窒素ガス下、■−
クロルー1,3−ブタジェン(1,−C4−BJ))2
0F、ブタジェン509、スチレン287、フマル酸2
7、−ドテシルベルセンスルフォン酸す[・リウム0.
3 !、水2007、tert −)テシルメル力プタ
ン037、炭酸ナトリウム017、過硫酸すl−1)ウ
ノ・057を仕込み、60℃で15時間反応させた。重
合率は98%であつプζ。このラテックスを水酸化ナト
リウム水溶液でpfl 7.5 K調整した後、水蒸気
を吹き込んで未反応単量体を除去しさらに加熱減圧蒸留
し、固形分濃度を50%にした。このラテックスは夕1
観は良好であり、丑だ機械的安定性、化学的安定性も良
好であった。
実施例2 実施例1と同様にして下記組成の単量体混合物の乳化共
重合を行ないTHE’不溶分65チのA−D(但し、C
とDとは比較例)のラテックスを得た。
表  1 鉱物性顔料(カオリン系クレー’、 u w  90 
:EM&C社製)100部に対し、A−Dのラテックス
を固形分として10部、酸化澱粉5部からなる接着剤を
用い、カラー固形分60%の紙塗工用組成物を作成しf
C6またA、Hのラテックスでは固形分として8部を使
用した紙塗工用組成物も作成し比較テストした。
表  2 (注:CとDは比較例) 本発明の共重合体ラテックス(A、B)は、RIピック
、ウェットピックで表わされるオフセット印刷に必要な
着肉性上、オフセット輪転印刷で必要な耐ブリスター性
で、スチレン−ブタジェン系共重合体ラテックス(試料
C)、スチレン−ブタジェン−メタクリル酸メチル共重
合体ラテックス(試料D)にみられない大幅な改良が認
められた。甘た使用量を比較例C,Dより2部少ない8
部としても接着強度は比較例C,Dと同等以上であり、
着肉性、耐ブリスター性はさらに大幅に改良されること
が確認された。
実施例3 実施例工と同様にして下記組成の単量体混合物の乳化重
合を行ない゛THF不溶分80チのE〜工(但し、Hと
工は比較例)のラテックスを得た。
表  3 鉱物性顔料としてuw−90と微粒子炭酸カルシウム、
カルビノール90(富士カオリン社製)を50:50使
用し、接着剤としてラテックスのみ13部使用してカラ
ー固型分68%のいわゆる高固形分処方にて紙塗工用組
成物を作成し、紙に塗工した。これら塗工紙の物性及び
印刷適性等評価結果を表4に示した。
表  4 本実施例でもオフセント印刷に必要な強度、着肉性で優
れているのに加え、天然バインダーを使Wしない配合で
問題となる塗工紙の剛度の点で著しい改良が認められた
実施例4 実施例1と同様にして表5で示す単量体組成のラテック
スJ、Kを得た。(但し、1(は比φシ例)ラテックス
L 、 M (但し、N1は比較例)は実施例1と同様
の重合方法でコア一部を15時間で重合した後、該重合
系内ヘアルカIJ b]溶性共重合体成分であるアクリ
ル酸エチル63%、メタクリル酸30係及びツタクリル
アミド7φよりなる単量体混合物7部を2時間にわたっ
て連続的に添加し、さらにそのあと1時間反応を継続さ
せ重合を完結して得たものであり、これらはラテックス
粒子の中心部がアルカリ不溶性成分から成り、外殻部分
がアルカリ可溶性成分から成るラテックスである。
以下余白 表  5 鉱物性顔料としてuw−90とカルビノール90を90
:10使用し、ラテックスJ、Kを10部、CMCを0
.8部配合し全固形分60%のグラビア印刷紙用塗工液
組成物を得た。(Jでは8部使用したものも比較テスト
した。)ラテックスL、MについてはCMCを使用せず
ラテックスのみを100部配した塗工液組成物を作成し
た。(Lでは8部使用したものも比較テストした。)い
ずれの塗工液組成物も水酸化ナトリウム水溶液ではpH
は約9.5に調整した。表6に塗工紙のグラビア印刷試
験結果を示した。
表  6 ラテックスJ、Lは接着強度が強くグラビア印刷適性が
優れている。使用量を8部にしても接着強度は比較例に
、Mと同等以上であり、グラビア印刷適性はさらに大幅
に改良された。
実施例5 以下にカーペットバッキング用に用いた場合の応用例を
示す。
実施例1と同様にして表7に示す単量体組成で乳化重合
を行ない、THF不溶分78%のラテックスP、Qを得
た。得られた各ラテンクスに表8に示す各配合剤を添加
し、ポリアク17 )し酸系増粘剤及び水で粘度をブル
ックフィールド型粘度計の陽40−ターで15.000
・cp・、固形分を60%に調整して、a−dの二−ド
ルノくンチカーベット用接着剤組成物を得た。
表  7 ※本発明の実施例でなく比較例である。
表  8 なお、ニードルパンチカーペット試験反の作成は次のよ
うに行なった。
ポリプロピレン系をパンチングした原反にwet 10
00 ’il/m2の接着剤をカラスイ仝で塗布し、5
 Kg / cmO線圧のロールで絞り、〜へ・et 
600り/ m2の含浸量とした。その後、120℃の
熱風乾燥機で20分間乾燥し/と。
各性能の測定法は次の通りである。
1、難燃性J’ i S −L4.405に従い、評価
した。
◎は着火せず; ○は炭化距離10cm以下、残炎時間
20秒以下; ×は炭化距離J−Ocm以上、残炎時間
20秒以上 2 風合いは触感で評価した。硬い方が良い。
3 耐粉落ち性はテーパー型摩耗試験機で評価しまた。
即ち#1−I−38摩耗輪を用い、荷重5007.20
0回転摩耗させた時の重量変化(m7)を測定した。重
量変化の少ないものか良好な耐粉落ち性を示す。
得られた各接着剤組成物を用いたニードルパンチカーペ
ットの性能を表9に示す。
表  9 表の結果から本発明の共重合体ラテックスは風合い良好
で耐粉落ち性、難燃性ともに、標準的なニードルパンチ
カーペット用のラテックスであるラテックスPに比べて
良好である。
実施例6 以下にアスベスト紙の内添用に用いた場合の応用例を示
す。実施例1と同様にして表10に示す単量体組成で乳
化重合を行ない、THF不溶分89%のラテックス1〜
5のサンプルを得/と。
表10 奈1 本発明の実施例でなく比較例である。
アスベストシート作成及び各種物性の測定は以下の通り
に行なった。
1、 アスベストシートの作成 容量3tのビーカー中に257のアスベスト繊維1’−
PAPERBESTO8Nn5J(John Manv
ille社製)を入れ、さらKこのアスベスト繊維の配
合割合が2%となるように水を加えた。その後アスベス
ト繊維を十分に離解するために、前記水とアスベスト繊
維との混合体金離解機を用いて、回転数3000回転/
分で2分間攪拌し、同時に混合体の液温を25℃に保持
しながら、この混合体中に前述の方法で得られた各ラテ
ックスを濃度10%に希釈したもの407を徐々に添加
し、さらに2分間攪拌した後、1%の力゛チオン性アミ
ン樹脂(薄層化成社製「ハリプロンG]、0Oj)水溶
液125グを加え、その後2分間攪拌してアスベストス
ラリーを得た。次に得られたアスベストスラリーを角型
ノートマンンに移し、これにスラリー濃度が1係となる
ように水を加えて希釈し、その後抄造工程を行なって湿
潤シーl−を得、さらに21!Sられた湿潤ノートを圧
力100Kg/c;nでプレスして脱水し/こ後、温度
120℃で乾燥してアスベストノートを得た。
2 各種物件の測定方法 前記方法で得られたアスベスl−7−)について、各々
次のような物性の測定を行なった。
(イ)  薊  水  性 PID Pre角型/−1・マシンによってアスベスト
スラリーの水を除去する工程において、水の除去を開始
した後、完全に水切が完了する甘でに要する時間を測定
した。
(ロ)  強     度 各アスベストシート’を切断して、形成した幅15 t
nmの試験片を用いて、引張速度50myn/分、チャ
ック間距踊]、 80 rmhの条件で室温における引
張強度を測定した。
(ハ)而」熱強度 各アスへストシートを7オクチルフクル酸エステル溶液
に30分間浸漬した後、温度220℃の高温度雰囲気中
で3分間熱処理を行なった後、その11の温度下で引張
強度を測定した。引張強度の測定は前記(ロ)の強度の
測定と同様の方法を用いて行なった。
に) 耐熱変色性 前記(・→の耐熱強度の測定後における各アスベストシ
ートの面J熱強度測定前のアスベスl−7−1−の色に
対する変色の程度を調べた。なお、結果は3段階の評価
で示し、以下のように表わす。
3:殆んど変色がなかった。
2:若干黒黄色に変色した。
に名しく変色した。
(ホ)風合い 触感で判定し、結果は3段階の評価で示し、以下のよう
に表わす。
1−I :硬調 M:普調 S :  軟  調 これらの各アスベス[・シートに関する物性の測定結果
を表]]に示す。
以下余白 表11 ※1 本発F3Aの実施例でなく比較例である。
以上のような測定結果より明らかなように、本発明のラ
テックスは強度が高く、耐熱強度、耐熱変色性の高いシ
ートを得ることができる。
実施例7 以下に水性保護塗料に用いり場合の応用例を示す。
50tのオートクレーブに表12の重合処方を仕込み、
攪拌しながら70℃で24時間重合を行なった。重合後
、スチームストリップ及び固形分50係となる寸で濃縮
を行なってT HF不溶分82係のラテックス1,2を
得た。
次にこれらのラテックスを用いティスパー型入の伺いた
102の混合機にて表13の配合処方で混合し、ひきつ
づき、真空脱泡することによって、水性保護塗料を作成
した。この水性保護塗料4を各種基板の」二に300μ
の厚さに各々2枚ずつ塗布し、一方を105℃で20分
間の焼料乾燥を、一方は常温で14日間の常温乾燥を行
ない、表14の評価を行なった。ラテックス2は焼付乾
燥にて塗膜の7クレか甚たしく実用上問題がある。ラテ
ックス1の塗料は乾燥性能が良好で各種基板に対する密
着力も優秀であり、焼付乾燥址たは常温乾燥の水性保護
塗料としてイ]用である。なお、基板への密着試、験は
乾燥直後と水浸α11日、常温乾燥1日後のものについ
て次のようにして行なった。
試料板を塗料の」二から基板に達する址でカッターで2
語1間隔でタデ、ヨコに11本ずつの線をひき2 mm
m方力100個の小区分を作った。
この上に、セロハンテープを張、!l)付ケ−(eいよ
くひきはがした後に、基板に残存している小区分の数を
数えた。残存数をNとすればN/100として表示した
表12 豪本発明の実施例でなく比較例である。
表13 水性保護塗料 配合処方 表14 水性保護塗料の性能 鋼   板: 5PCC−D ターンンート:鉛/スズ メッキ鋼板 ED  板: 5PCC−Dにカチオン電着塗装を行な
ったもの 特許出願人 日本合成ゴム株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. モノクロル−1、3−フタシェフ1〜50重量係、共役
    ジオレフィン炭化水素10〜80重量係、芳香族ビニル
    化合物O〜80重量係、エチレン性不飽和カルボン酸0
    〜20重量ヴ1、…ハとする共重合体ラテックスの製造
    方法。
JP574183A 1983-01-17 1983-01-17 共重合体ラテツクスの製造方法 Pending JPS59129213A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7163978B2 (en) 2002-03-22 2007-01-16 Nippon Carbide Kogyo Kabushiki Kaisha Waterborne anti-chipping coating composition for automobiles

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