JPS59126701A - 焼結合金部品の製造法 - Google Patents

焼結合金部品の製造法

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JPS59126701A
JPS59126701A JP58001908A JP190883A JPS59126701A JP S59126701 A JPS59126701 A JP S59126701A JP 58001908 A JP58001908 A JP 58001908A JP 190883 A JP190883 A JP 190883A JP S59126701 A JPS59126701 A JP S59126701A
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JP
Japan
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powder
molding
feeding box
sintered
metal
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JP58001908A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Suganuma
菅沼 徹哉
Kouji Kazuoka
数岡 幸治
Shozo Washio
鷲尾 尚三
Toshio Morimoto
森本 俊男
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NIPPON FUNMATSU GOKIN KK
Toyota Motor Corp
Original Assignee
NIPPON FUNMATSU GOKIN KK
Toyota Motor Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F1/00Metallic powder; Treatment of metallic powder, e.g. to facilitate working or to improve properties
    • B22F1/09Mixtures of metallic powders

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  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエンジンのバルブシート等に用いる焼結合金の
製法に関するもので、詳しくは粉末の成形工程に回転式
粉末加圧成形機(ロータリープレス)を用いることによ
り、品質の安定化と金属粉末を複層化した場合の接合方
式の利点が充分に得られるようにしたものである。
粉末成形においてロータリープレス方式そのものは、医
薬用の複層錠剤の粉末成形に既に実州北されておシ生産
性の高いことで知られている。しかしながら、金属粉の
場合はみがけ密度が高く流動度が悪いだけでなく、黒鉛
粉や金型潤滑剤を添加した混合粉になると東に流動度が
低下するため、高速回転で金型ダイス内に粉末を安定供
給するうえでの難しさがあり、特に密度や寸法等の品質
のバラツギの小さいことが要求される機能部品であって
しかも比較的大振の部品等を大量生産するにはその利点
を生かせなかった。
本発明はロータリープレスを用いた複層成形においてこ
れらの問題点を解決する製造方法に関するものである。
一方、金属粉末を複層成形して焼結し複合化する方法に
ついては従来から種々の方式が考えられているが、こn
を大量生産する場合の具体的手段についてはいまだ公開
さ扛゛〔いない。一般には、垂直方向に加圧する縦型プ
レスの金型ダイセットを改造して往復摺動する複数の粉
箱から給粉する方式で行なわれているが、この方式では
以下の問題点がある。
■ 単層成形に比べ、複層部の粉末供給にかかわる時間
が追加されるため、単位時間当りの成形能力、即ち成形
工程能力が大幅に低下しコストアップ要因となる。
■ 特に接合面形状を水平や垂直でない斜形状や複雑形
状にしたい場合は、先に金型に充填した粉末の接合面形
状がその近似形状になるように一度低圧力で加圧した後
、その上に複合する粉末を充填する必要があり、この加
圧アクションをプレス機構に組込むと更に成形工程能力
が低下する。
■ 同−成形面上を複数の粉末が往復するのでシールが
難しく、長期間使用した場合の異種粉末混入防止保証が
困難である。
■ 粉箱を往復させる方式では、たとえばリング形状の
場合等は粉箱の進行方向の前、後、左、右方向での粉末
充填量バランスが取りにくいため、第2層を充填のため
Fパンチを下げた場合に接合面の平面度が崩n易く、そ
のまま第2層を充填して接合すると接合面が波打ち状態
になる。また充填量バランスが悪いと焼結時の1個の製
品内の、位置による寸法変化のバランスも取りにくくな
る。
■ 生産性向−ヒのため粉箱移動、充填の速度を上げる
と、混合粉の内部で成分偏析が起り易くなり、焼結後の
品質や寸法精度に悪影響を及ばず懸念がある。
本発明は、特定の物性を有する原料粉末をローpv−7
”レスを用いて粉本成形することによって上記問題を解
決した、焼結部品の製造方法を提供せんとするものであ
る。
本発明は、単体金属粉あるいは合金粉などの金属粉末、
または金属粉末と金属炭化物、金属酸化物、金属間化合
物などの金属化合物粉末と粉末を混合した粉末であって
、しかも粉末の流動度が、Tl5−Z−2502による
測定法で「25秒以上」または「流nず」であり、見州
密度がJ工S−Z−2504による測定法で2.0〜4
.0帽であり、かつ粉末粒度がJ工Sふるいで42メツ
シユを通過するものを原料粉末として用いて、ロータリ
ープレスにて成形圧力4〜8t、/cd、成形速度1.
5−7.0網面以上、好ましくは1.7〜6.7秒/個
以上で粉末成形体を成形し、該成形体を焼結することを
特徴とする。
更に本発明は、ロータリープレスのターンテーブルが一
回転するうちに、2種以上の原料粉末を金型キャビティ
に給粉し、成形して多層粉末成形体を作り、焼結するこ
とによって多層焼結部品を得ることを特徴とする。
前記したように従来、焼結合金用原料粉末はロータリー
プレスするには種々の問題があったが、不発明者らの研
究によれば、上記の如く原料粉末の流動度、見掛密度お
よび粉末粉度を特定の範囲内に調整し、粉末充填や成形
方法に工夫を々口えることによってロータリープレスの
成形速度に充分追従でき、成形体を連続的に良好な状態
で大量生産することができることがわかつた。
本発明で使用する金属粉末、金属化合物粉末、ならびに
非金属、半金属および樹脂などの粉末は、いずれも焼結
合金製造の分野で使用されるものが使用できる。しかし
ながら、原料粉末はロータリープレスでの成形速度に適
合させる点で物理的特性が上記範囲内に入るようにする
この場合、個々の粉末が上記物性値内に入らなくても、
混合粉末としたときに上記物性値の範囲内ζこ入るよう
にすればよい。
原料粉末の#、勤度が15秒以上または見掛密度4.0
1以上では混合粉が偏析し、均一充填が困難になりやす
いだけでなく、粉末形状が球状や微粉であることが多い
ので成形性の低下すなわち成形体強度が低下するなど好
1しくない。また見掛密度が2.0柚未満では金型キャ
ビティの容量が大きくなりすぎて粉末の均一充填がうま
くゆかず、また成形体密度があがりにくいため、成形本
強度、焼結体強度が出ないなどのように良好な結果が得
られない。更に、粉末粉度が42メツシユふるい上のも
のでは、粒度分布や粉末形状が安定しないので流動度や
見掛密度が安定′せず均一充填が困難ζどなるだけでな
く、圧縮性や成形性が劣り成形体強度や焼結体強度が低
下するので好ましくない。
ロータリープレスは、第14図に示すように適当な間隔
で凹凸部を設けた円盤状の固定上ラム91と固定下ラム
101との間をダイス8を有する円板状のターンテーブ
ル2と上パンチ9.下パンチ10が回転移動することに
よって粉末成形ができるようになっている。ターンテー
ブル2に設けら扛たダイキャビティ8′への給粉は、該
テーブル上を摺動する給粉箱によって行われる。
給粉は、ダイキャビティへの単位給粉時間(扮当りの粉
末充填量の6倍以上の容量を持つ給粉箱をターンテーブ
ル面上lこ設け、下パンチlこより吸引充填する。給粉
箱は、内部に複、数の仕切板やゲートの機能を有するも
のを適切に配置するとともに、テーブルの回転円周方向
と直角方向成分の流牡を与えて、給粉箱内で粉末を蛇行
させ移動させなから給粉できるようにし、ダイキャビテ
ィへの粉末充填速度と充ifA量をコントロールするこ
とによって粉末充填量バラツキを押える。
粉末光1fJlJ 量の最大バラツキは総充填量(成形
体重′計)の3タイ以下、史に好ましくは2%以下に抑
え、成形体の尚さ方間寸法の最大バラツキを1%以ドと
するとよい。圧形体1個内の位置による密度のバラツキ
は最大0.4咳d以下であることが好ましい。
2層以上の複層成形体をロータリープレスで成形する場
合Cとは、?12層の境界面(焼結後は接合面となる。
)を、斜面や段差を設けた複雑形状等の水面あるいは垂
直単一面のみで構成されない形状に成形するために、P
i A”を化する第1層をダイキャビティに充填後第2
層との境界面を2 t、41以下、更に好1しくは1.
5 t/2J以下の低圧力で予#加圧成形するステーシ
ョンを設けるとよい。
予備加圧成形後に充填する粉末の給粉箱は下パンチによ
る吸引充填効果が期待できないので、ダイキャビティへ
の単位給粉時間(秒)当りの粉末充填量の17倍以上の
容量を持つものを使用するのが好ましい。充填する少な
くとも一種の粉末は、ターンテーブル上で中心軸に沿っ
て内周循環させ、粉末のダイキャビティへの供給を複数
の仕切板やゲートの機能を有するものを適切に配置する
ことによ1粉末光填量のバラツキを少なくコントロール
するっ 1個の成形体の複層境界面の位1aの最大バラツキは、
成形方向(高さ方向)で成形体^さの15%以下、更l
こ好ましくはio%以ドかつ焼結後の接合面位置の最大
バラツキが焼結体尚さの14%以下、更に好ましくは9
%以下とすることが好ましい。
2層以上の複層成形をロータリープレスで行う場合に、
複数の粉末が互いζこ混らないよう(ζ給粉箱の前方テ
ーブル上?こ吸塵装置を設けるとよい1.他粉末の混入
は、k量比で最大1%以下更に好ましくは0.5%以下
とするのが望ましい。
本発明の製造方法により金属を主とする粉才を成形する
場合は、単層の場合はもちろんのこと、複層の境界面に
斜面や段差を設けた複雑形状であっても、密度バランス
の安定した、接合面位置、寸法形状および寸法精度の安
定したしかも複層を形成する粉末のお互いの混入がほと
んどない品質の安定した複合焼結体を高い生産性で安価
に量産することができる。
本発明は具体的には、例えば内燃機関の2層複合焼結バ
ルブシートの製造などに適する。
以下、不発明を実施例により説明する。
実施例1 第1図に示す如き内部d 27調、外径D37.、厚さ
hlO+mの寸法を有する重量35yA固のリング状成
形体をロータリープレスで作製し、AIガスプデン10
%および残部Fθからなる混合粉末にステアリン酸亜鉛
を外%で0.8%加えてなる混合粉末Aを用いた。混合
粉末Aの特性についてはが成形体重量の7倍、給粉時間
10秒で第2図に示したように内部に仕切板4を斜めか
つ千鳥状に配置したものを用いた。図中、5は粉末の流
nを示す。なお、下バンチド限による給粉開始は給粉箱
にパンチがカバーされてから行った。
成形圧力は7 t/、(で行った。得られた製品の品質
を表−3に示す。
実施例2 実施例1と同じ寸法ではあるが、第3図に示すように高
さh方向10閣の′lの位置に成形体の上下両端面に平
行な水平面で複合した2種の粉末よりなる2層複合成形
体をロータリープレスで作成し、焼結して複合焼結体を
得た。
外%の混合粉末Bを用いた。
ロータリープレスは、ター/テーブルヲ4rpm(成形
速度5、o PVL )に設定し、第13図に示す方法
と同様に混合粉末B−子備加圧成形−混合粉末A給′粉
−混合粉末A、Bを同時加圧成形−取出しの各工程をタ
ーンテーブルが1回転する間に行うタイプのものを用い
た。予備加圧成形は0.5ν9で行なった。
なお、混合粉末A、Bが互いに混らないように、第4図
に示すようにして給粉箱3A、 3Bの移動方向前方に
それぞれ吸塵装置7A、 7Bを配置し、ターンテーブ
ル2面上のこぼれ粉を教頭除去した。給粉箱は、混合粉
末A用(3A)として容量30倍、給粉時間1.7秒の
ものを用い、混合粉末B用(3B)として容量15倍、
給粉時間1.0秒のものを用いた。その他の条件は、実
施例1と同じである。
第13図に示す成形工程は、成形体1の複合面が水平で
ないものの成形例であるが、本実施例の場合は上パンチ
9の下端(加圧面)が第12図のもののように水平面に
なるだけでその他の成形条件すなわち上下パンチ、給粉
箱の動きは同じである。成形工程の詳細は実施例3で述
べる。
混合粉末Bの特性を表1に、また得られた成形体および
製品のば性を表3に示す。
実施例3 第5図に示す如〈実施例1の成形体と同じ外部D、内径
dを有するが高さh方向10間の縦断粉末は実施例2と
同一であり、ロータリープレス成形゛では第4図に示す
如く混合粉末へ〇給粉箱3Aを内周回転させ、その給粉
箱の粉未導入側に第7図に示す如く3箇所lこ仕切板ガ
イド6を設けた。予備加圧成形を1.Ovcaで行った
混合粉末Aの給粉箱容量は50倍、給粉時間18秒であ
り、混合粉末Bのそ扛は10倍、1,0秒であり、その
他は実施例2と同様に行った。
第13図に従ってロータリープレスによる粉末成形工程
の概略を述べると、図中2はター/テーブルで、ターン
テーブル内の矢印は該テーブル2の回転方向を示し、テ
ーブル2には適数個のダイス8が備えられている。テー
ブル2の回転によってテーブル面21上に配置されてい
る第1層給粉箱3Bがダイス8上にくると、下パンチI
Oが下降して混合粉末Bを吸引充填する。次に、充填さ
れた混合粉末Bを上パンチ9で仮押しく予備加圧)する
とともに下パンチ10を下降させて第2 Jtli用の
粉末が給粉できるようにする。
その後、第2層給粉箱3Aによりダイス8内に混合粉末
Aを給粉し、上・下パンチ9,10で加圧して成形する
。成形後は、下パンチ10を押し上げ成形体を取り出し
て成形を終了する。なお、第13図には図示してないが
、吸塵装置を用いることは前記したとかりである。
実施例4 第6図に示す如き、実施例1の成形体と外径、内径が同
じであるが縦断面面積の約V4を内径側上部に複合した
2層複合成形体を作成し、焼結して焼結体を得た。
用いた粉末は実施例のものと同一である。予備加圧成形
は1.5 t/!であり、混合粉末人の給粉箱容量は2
5倍、給粉時間1.0秒であり、混合粉末Bのそれは7
倍、1.1秒とし、その他は実施例2と同様に行った。
比較例1 実施例1に分いてロータリープレスの給粉箱として容量
が5倍、給粉時間1.0秒であり、かつ第8図に示すよ
うに箱本体内部に仕切板による対策を施さないものを使
用した場合の例である。
使用粉末等その他の条件は実施例1と同じであるが、但
し成形速度は4 rpm (5,0W個)と遅くした。
比較例2 実施例2と同じ複合成形体を製造するにあたりロータリ
ープレス方式を用いず、従来の縦型プレスの金型ダイセ
ット改造方式で製造した例である。給粉箱3′は第9図
に示す如くその内部が隔壁31によって3’A、 3’
Bの2室に分れており、それぞれに混合粉末A、 Bが
供給される。給粉箱答量は室3’A、 3’Bとも4.
5倍とした。 また、予備加圧成形は行なわず、混合粉
末A、 Bとも吸引充填によって行なうが、粉末混入防
止対策は特lこ行なわなかった。成形速度は1.7 f
rJ>/i固で、実施例1と同等レベルで行なった。
成形工程の概略を第12図に示す。図かられかるように
テーブル2′が移動せず、給粉箱3′が移動(前進)し
てダイス8上に室3’BがきたときドパンチlOがまず
1段下って混合粉末Bを吸引充填し、次にそのま1給粉
箱3′が移動(前進)して室3’Aがダイス8上にきた
とき下バンチ1゜がもう1段下降して混合粉末Aを吸引
充填する。
しかるのち、給粉箱3′は元の位置に移動(後退)し、
上・下パンチ9,1oで加圧成形する。
上記実施例1〜42よび比較例1〜2で使用した混合粉
末A、 Bの性質を表1?こ、また実施例と比較例の各
製造条件を要約して表2に、更に得られた製品の品質を
表3に示す。
表1 表2 代表的な実施例とその製造条件 注)■ 表中、図1.・・・図9は第1図、・・・第9
図を意味する。
■ プレス速度の欄の0内の秒は1個当りの成形に要し
た時間を示す。
■ 給粉箱の「−内・外周」の欄で外は粉末を外周回転
で供給、内は内周回転で 供給するタイツであることを示す。
表3 製品の品質 上6ピにおいて比較例1は流れの悪い混合粉末Aを用い
て、ロークリープレスで4 rpm (5?、j’(固
)の単層低速成形を行った場合であるが、従来の一般的
な給粉箱では、給粉時に金型キャビティ下部に粉末が充
填されない空洞が出来たシ、粉末の落下が断続的になる
とか、あるいは給粉箱容量が小さく充填粉末への「おも
し効果」が安定しないなどのことから、表3に示した様
に粉末充填量バラツキが46%1こも及び、成形体高さ
寸法バラツキや成形体密度バラツキも大きい。
これに対して、給粉箱に第2図に示す様な複数の仕切板
4を設けかつ給粉箱の容量を充填すべき童の6倍以上に
した本発明の実施例1では、12 rpm (1,’7
秒/個)の高速成形でも、粉末の充填がスムーズに行な
われ、表3に示した様に粉末充填量のバラツキは極めて
少なく、成形体高さ寸法や密度のバラツキも極めて小さ
く押えることが可能となった。
次に比較例2は、混合粉末AおよびBを用いて2層成形
する場合にロータリープレス方式によらず、従来の縦型
プレスをダブルアクションにして、給粉箱も粉末A、B
用の2種の粉箱を設けた改造方式によって成形した場合
であるが、給粉時の給粉箱の往復運動により金型キャビ
ティへの粉末の流れが不均一となり、給粉箱の移動方向
前後左右で粉末充填量がバラツキ、また第2層粉末の充
填のため下パンチを下げることにより複合面は前後左右
方向にうねりを生じてしまい表3に示したように成形体
境界面の高さ方向位置のバラツキが大きくなシ、第10
図に示すような形の接合面となり、焼結後の接合面位置
バラツキも当然大きくなる。このような従来法ではまた
、複合成形体の粉末充填量バラツキも大きく、成形体高
さ寸法や成形体1個内の密度のバラツキも大きい。測定
結果を第11図に示す。また、2種の粉末が互いに混入
し易いことがわかる。第11図は縦型プレスとロータリ
ープレスによる成形体密度の1個内のバラツキを、それ
ぞれ比較例2と実施例3で得た成形体から求めた結果で
、図中1−前」・[−後」は給粉箱の移動方向を示す。
図かられかるように、比較例2の成形体は前後方向での
密度バラツキが大きい。
一方、本発明の実施例2では、ロータリープレスを用い
て2層成形し2ており、給粉箱は混合粉末Aでは容量が
17倍以上、混合粉末Bでは6倍以上とし、第2図に示
した様な複数の仕切板で粉末の流れをコントロールして
おり、第13図に示した様に第1層粉末充填後境界面を
上・(ンチで予備加圧成形して境界面の形を整えた後第
2層粉末を充填しているので、粉末充填量の〕(ラツキ
が少なく、成形体高さ寸法バラツキや密度バラツキも極
めて小さく、単層成形よりも安定した品質のものが得ら
れている。なお、予備加圧成形しない場合は実施例1の
単層成形と同様になる。更に、成形体境界面位置、焼結
体接合面位置のバラツキはロータリ一方式により小さく
なるが、予備加圧成形することにより著しく小さくなる
。また、異粉末混入防止集塵装置によって2種の粉末の
お互いの混入も極めて低いレベルに抑えらnている。
実施例3は、2層複合の接合面形状を斜めにした場合で
あるが、表3の結果かられかるように実施例2と同様に
成形体および焼結製品の緒特性は極めて安定して優れて
いる。なお、接合面がこのように斜形状の場合は、2層
の境界面を予備加圧成形なしで安定した形状に保つこと
は極めて困難であり、比較例2で用いた従来の縦型プレ
ス方式では、予備加圧成形アクションの追加はプレス機
構が複雑になり、生産性が著しく低下してコストアップ
の要因となるので事実上不可能であるのに対して本発明
で用いたロータリープレス方式では容易にな〜し得る点
が大きな特長である。
なお、実施例3では第4図に示す如く混合粉末Aを内周
回転させており、また予備加圧後の金型キャビティへの
給粉は給粉箱への粉末供給を複数の仕切板および仕切板
ガイドの機能を有するものでコントロールし、更に実質
的に給粉箱が金型キャビティへの粉末充填量の17倍以
上の容量を確保することで粉末充填量のバラツキを低減
させている。第11図に示すように、実施例3によって
得た成形体は、給粉箱の移動方向(またはテーブルの回
転方向)に対し前後左右でほぼ同じような密度を有する
。図中、矢印I実施例4は、2層の接合面形状を水平お
よび垂直の2面を有する形状で構成した場合である。
この場合も、表3に示す緒特性は優れてbるが、この接
合形状の場合は金型が2分割複雑形状となるため、実施
例22よび3はどには安定していない。
以上により表3の特性をまとめると、本発明における緒
特性の好ましい範囲は、粉末充填量最大バラツキで全体
重量の3%以下、更に好ましくは2%以下、成形体高さ
方向寸法最大バラツキで高さ方向全長の1.0%以下、
はぼ均一な高さのり/グ形状の場合の製品1個内の円周
上の位置による成形体密度最大バラツキで0.4 f/
m以下、同じく成形体1個内における複層境界面の基準
面からの高さ方向位置の最大バラツキすなわち第1O図
A、 Bに示す高さh+−haにおける最大−最小の差
が高さ方向全長の15%以下、更に好ましくは10%以
下であり、同じく焼結後の製品における接合面位置の最
大バラツキで14%以下、好ましくは9%以下であり、
成形体の複層境界面近傍を除く単一層部分で他層の粉末
の混入率が最大1%以下好ましくは0.5%以下である
更に説明すると、本発明で限定した流nの悪い粉末を用
いる限り、ロータリープレスによる成形速度が1.7か
固(12rpm )を越えると81以上の部品では粉末
の均一充填が困難とfxす、粉末充填量のバラツキが増
加する傾向を示し好ましくなく、また6、7訓固(3r
pm )未渦では生産性が低いためメリットが少なくな
る。
成形圧力は、本発明で限定した見掛密度の粉末を用いる
限夕、通常の焼結体を得るには4 t/、4未満では密
度が上らず、また8 vcrIを越えてかけても密度の
上昇効果がなく、金型のカジリ等の悪影響が出るので4
〜8凶が好ましい。
また、複合境界面を予備加圧成形する圧力は2 t/c
rIを越えてかけると接合強度が急激に低下するので、
2凶以下好ましくは1.5 ’t/crl以下にする必
要がある。
給粉箱容量については、下パンチが給粉箱の下部まで上
昇し切った状態で下パンチを下げると同時に吸引充填す
る第1層充填の場合は、単位時間当9その充jfAtl
tの6倍以上の容量が確保されればよいが、予備加圧成
形した後金型キャビティが給粉箱の下部へ移動する第2
層以降の充填の場合は、単位時間当りその充填量の17
倍以上の容量を確保してやる必要がおる。
以上の各条件よりなる本発明製造方法によって製造した
内燃機関用の2ノ一複合焼結バルブシートの品質は極め
て安定しており、実相上十分満足のいくものであった。
以上述べたとおり、本発明ではロータリープレスによっ
て粉本成形するためめ、給粉箱を一方向のみに移動させ
るだけであるため仕切板等によって給粉状態を調整でき
、また吸塵装置の使用が可能であり、予備加圧が容易に
できるなどの利点を有し、従来のプレス成形では得られ
ない品質の安定した焼結部品が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は単層成形体の断面図、 第2図は仕切板を設けた給粉箱の断面模式図、第3図、
第5図および第6図は2層成形体の各側を示す断面図、 第4図はターンテーブル上の給粉箱と吸塵装置との配置
関係を示す模式図、 第7図、第8図および第9図は他の給粉箱の例を示す断
面模式図、 第10図Aは2層成形体の斜視図、 第10図Bは2層成形体の部分断面図、第11図Aは成
形体の密度分布を示すグラフ、第11図Bは測定位置を
示すための成形体の平面図、 第12図は縦型プレス成形を示す工程図、第13図はロ
ータリープレス成形を示す工程図第14図Aはロータリ
ープレスのターンテーブルの平面図、 第14図Bはロータリープレスの要部断面図である。 図中、 1・・・成形体、    1′・・・粉末、2・・、タ
ー/テーブル 3・・・給粉箱、4・・・仕切板、  
   5・・・粉末の流n、7・・・吸塵装置、   
 8・・・ダイス、9・・・上ハンチ、10・・・下パ
ンチ、11・・・中心軸、 91・・・上ラム、    101・・・下ラム特許出
願人 トヨタ自動車株式会社 同   日本粉末合金株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  単体金属粉あるいは合金粉などの金属粉末、
    または金属粉末と金属炭化物、金属酸化物、等の非金属
    、半金属あるいは樹脂などの粉末を混合した粉末であっ
    て、しかも粉末の流動度がJIS−Z−2502による
    測定法で「25秒以上−」または「流れ、ず」であシ、
    見掛密度が:r工5−z−25047’による測定法で
    2,0〜4.0帽であり、かつ粉末粒度がJISふるい
    で42メツシユを通過するものを原料粉末として用いて
    、回転式粉末加圧成形機により成形圧力4〜8V−1成
    形速度1.5〜7.0秒/個以上で粉末成形体を成形し
    、該成形体を焼結することを特徴とする焼結合金部品の
    製造法。
  2. (2)  回転式粉末加圧成形機の給粉箱容量を金型キ
    ャビティへの粉末充填量の6倍以上とし、かつ給粉箱内
    部に複数の仕切板やゲートの機能を有するものを適切に
    配置して、ターンテーブルの回転方法に対して法線方向
    成分の粉末の流れを給粉箱内に生じせしめることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  3. (3)2種以上の原料粉末を回転式粉末成形機の金型キ
    ャビティに給粉、成形して多層粉末成形体を作り、焼結
    することによって多層焼結部品を得ることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項または第2項記載の製法っ
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JP2015127520A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 日本ピストンリング株式会社 熱伝導性に優れる内燃機関用鉄基焼結合金製バルブシートおよびその製造方法

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