JPS59126470A - 防塵性塗膜形成材 - Google Patents

防塵性塗膜形成材

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JPS59126470A
JPS59126470A JP58001690A JP169083A JPS59126470A JP S59126470 A JPS59126470 A JP S59126470A JP 58001690 A JP58001690 A JP 58001690A JP 169083 A JP169083 A JP 169083A JP S59126470 A JPS59126470 A JP S59126470A
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Chiyuki Shimizu
清水 千之
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、防塵性塗膜形成材に関し、シリコーン弾性体
の表面に防塵性にすぐれ九塗膜を形成するととが可能な
、常温硬化性塗膜形成材に関する。
従来室温で硬化してゴム状弾性体となるポリオルガノン
ロキサン組成物としては、各種のものが知られている。
たとえば、両末端がシラノール基で閉塞された目?リジ
オルガノシロキサンに、ケイ素原子に結合せるアセトキ
シ基、アルコキシ基、ジアルキルケトキシム基、ジアル
キルアミノ基、ジアルキルアミノキシ基、N−メチルア
ミド基などの加水分解1、得る基をもつ有機ケイ素化合
物を架橋剤として用いたフ亡すオルガノンロキサン組成
物は、広く建築業、自動車、電気機器その他の工業に用
いられている。
建築業界においては、この組成物はシリコーンシーリン
グ材と総称され、コン・クリートやアルミ板などの建造
物壁材の空隙の防水シール、サツシへのがラスの固定、
ガラス同士の接着などに多用されている。シリコーンシ
ーリング材は、l侍に耐候性、耐久性、耐熱性及び耐寒
性にすぐれ、温度による物性の変化が少なく、オゾンや
紫外線により劣化せず、また施行時の作業性も良いこと
i−ら、高層建築その他に、需要がますます拡大してい
る。
また、屋根や壁面にこの種の架橋機構のポリジルガノシ
ロキサンを塗布し、防水性と耐候性にすぐれたシリコー
ン弾性体層を形成することにより、コーテイング材とし
て用いることも近年始められている。
しづ・しながら、このようなンリコー:7弾性体は前述
のようなすく−1た緒特性を持つが、硬化反応後もわず
かな粘着性がノ浅り、またその主成分であるポリ・ジオ
ルガノシロキサンが誘電体であるために、璃を吸いよせ
やすい。特に、作業性を保持しつつ柔軟なシリコーン弾
性体を得るために非反応性のポリジオルガノシロキサン
を添加したときは、このような架橋にあずからないポリ
ジオルガノシロキサンが弾性体の内部より表面に滲出し
て埃をおおい、埃を撥水性にするために、埃が雨水によ
って洗い落とされず、汚損により美観を損なうことが著
るしい。
このようなンリコーン弾11体は・、建祭材料として要
求される外観の維持の点で問題があり、使用上の制約を
受けている。また、建築用以外の工業材料としても、塵
埃の付着が外観や使用特性に影響を及ぼすような用途は
多い。しだがって、シリコーン弾性体表面への塵埃の付
着を防止する技術の確立は、建築業界をはじめ各業界か
ら望まれていた。
シリコーン弾性体σ)表面に塵埃が付着することを防止
する方法として’tf’ !!i4昭57−16276
31号に記載された方法がある。
この方法は、シリコーン弾性体の表面を、在来の塗料の
うち塵埃の付着しにくいもので覆うという考えに基づく
。4体的にはアルキド樹脂と、ある程度屯合度の高いシ
ラノール基末端刊鎖ポリノオルガノシロキサンと加水分
解性基を何するケイ素化合物とから成る室温硬化性ポリ
シロキサン組成物とを有機溶剤中に溶解せしめ、得られ
た組成物をシリコーン弾性体の表面に塗布することによ
り、防塵性皮膜を形成するものである。この方法で形成
される皮膜は確かに防塵性にすぐれているが、塗布作業
性を犠牲にしである程度粘度の高い状態で塗布作業を行
わなければ、いわゆるはじきや塗りむらが生ずるという
欠点があった。
本発明者は、上記問題点の解決方法を検討したi吉果、
アルキド樹脂と加水分解性のシランまたはシロキサン、
および場合によってはシラノール基末端封鎖ポリジオル
ガノシロキサンとから成る組成物に、揮発性有機ケイ素
化合物を含有する有機溶剤を加えて得られる塗膜形成材
が、低粘度で作業性にすぐれ、かつシリコーン弾性体に
対する濡れ性や密着性が良好であり、しかもf7られる
皮膜は防塵性が高く、1寸候性が良好であることを見い
出した。この塗膜形成材は、本体と硬化剤とから成り使
用前に両者を混合するいわゆる2成分梱包型として完成
されたが、本発明者はさらに作業性にすぐれたいわゆる
1成分梱包型の塗膜形成材を得る検吋を進めた。
その結果、加水分解性のシランとしてメチルトリメトキ
シシランを用いることによって、l成分梱包型で長期の
保存が可能であり、かつ最も防塵効果のすぐれた塗膜を
形成する組成物が得られることを見い出した。しかしな
がら、メチルトリメトキシシランは比較的沸点が低いう
えに、11日水分解生成物であるメタノールと史に低い
温度で共沸するため、該塗膜形成材は密閉された室内で
は良好な塗膜を形成する。ものの、空気流通量の大きい
屋外ではメチルトリメトキシシランが揮散してしまい、
その結果、その添加量を過剰量として調整しておかなけ
れば良好な塗膜が形成されないという問題点を残してい
た。
本発明は、上述した欠点Qない1成分梱包型の防塵i上
塗膜形成材を提供することを目的とする〇本発明者は上
記間鴎点の解決に鋭意努力した結果、アルキド樹脂溶液
とメチルトリメトキンシランとの混合液に硬化触媒とし
て有機スズ化合物を添加し7た後、該混合液に水を加え
て縮合反応を行なわせしめ、その後、都合反応生成物の
メタノールを除去することによって、空気流過量の大き
い算囲気で硬化させた場合においても、密閉された室内
で硬化させた場合と同様の良好な塗膜を与える塗膜形成
材が得られることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
即ち、本発明の防塵性塗膜形成材は、 (A)アルキド樹脂1001陵部:と (B)メチルトリメトキンシラン5〜200 重量部こ
とを (Q硬化触媒 を用いて部分縮合して得られた硬化物;及び(ハ)イ〕
 次式: %式% (式中、R′〜Wは、各々、同一の又は異なるアルキル
基を表わし;mは0又は正の整数、nは3以上の正の整
数を表わす) で示され、かつ常圧下の沸点が70〜250℃の範囲で
ある。・;ε発性有機ケイ素化合物、並びに口)炭化水
素系浴媒、 とから成り、イ)の配合−・4−がイ)と口)の合計量
の5〜95M量係である混合溶媒50〜5000重量部
、から成りメタノールを含まないことを特徴とする。
本発明で用いられる(A)成分(は、防塵性塗膜を形成
するための必須成分であり、多価′アルコールと多塩基
酸、その無水物やアルキルエステルとのエステル化又は
エステル交換反応によって形成される0 多価アルコールとしては、通常の脂肪族多価アルコール
、脂環式多価アルコール、または芳香環を含む脂肪族多
価アルコールが用いられ、ニレチングリコール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ブタンジオール−1,4、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、ジグリセリン、ペンタエリスリ
トール、ソルビトール、ンクロヘキサンジオール−1,
4、水素化ビスフェノールA、および2.2−ビス(4
−ヒドロキシゾロゼキシベンゼン)が例示される。
多Lm基酸としては、コハク1浚、ア・ノビン酸、アゼ
ライン酸、セパンン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコ
ンH,H!2.  フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル1糞、トリメリド酸、ピロメリト酸、およびヘキサヒ
ドロフタル酸が例示される。多塩基酸の無水物としては
無水コハク酸、・イ1&水マレイン酸、無水フタル酸、
無水トリメリド酸、および無水ピロメリット酸が例示さ
れる。また、アルキルエステルとしては、相当するメチ
ルエステル詮よびエチルエステルが、例示される。
エステル化、よいしエステル交換反応によって網状分子
を形成し、硬化皮膜を得るためには、これらの成分の少
なくとも一部は、3官能性またはそれ以上の官能性をも
つ多価アルコールまたは多塩基酸かその誘導体であるこ
とが望ましい。また、必要に応じて、変性剤としてラウ
リン酸、ノルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リ
ノール戚、リシルイン酸、リシルイン酸、ヤシ油脂肪酸
、サフラワー油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、大豆油脂肪酸
、ロノン酸、脱水ヒマシ油脂肪酸などのような1価の脂
肪酸やメラミン樹脂を加えてもよい。
これらのうち、本発明の目的である防塵性がすぐれた皮
膜を形成するためには、多塩基酸またはその誘導体とし
て、その50 、”i’−量1以上が7タル酸、インク
タル酸、無水フタル酸、寸たはそれらのメチルエステル
であることが好ましい。更には、多価アルコールとして
グリセリン、またはグリセリンとエチレングリコールを
組合わせ、乾性油または半乾性油を変性剤として配合し
た、油長が45チ以上の常温硬化性アルキド樹脂である
ことが好ましい。
本発明で使用される(B)成分は、硬化反応を行なつそ
網状のシロキサン構造を形成し、それによって撥水性、
耐熱性、耐候性及び耐寒性等のシリコーンの特徴である
すぐれた性質を塗膜に付与する他、塗膜とシリコーン弾
性体との間の密着性を発現させるだめの成分である。(
B)成分としてメチルトリメトキシシランを使用するこ
とによって、他の加水分解性7ランやシロキサンを使用
した場合に比して防塵性のすぐれた塗膜を形成し、寸た
1成分梱包状態で長期の保存に耐える塗膜形成材を得る
ことが可能となる。
の)成分の使用量は、(A)1文分の樹脂分100重量
部に対して5〜200重量部の範囲であることが必要で
ある。(B)成分の量が5東量部より少ないと、塗膜の
耐候性や耐熱性、撥水性等の性ノロが失なわれる他、シ
リコーン弾性体に対する接着性が低下する。逆に200
重量部より多いと、汚損防止効果が低下する。
本発明で使用される(Q成分は、年1↓造工程における
、■)成分と囚成分のアルキド樹脂に残留するアルコー
ル性水酸基との組合反応、および水を添加しての部分縮
合反応を促進する。更に、塗布後、空気中に曝露された
ときの塗膜の硬化を促進する働きを有する。これら硬化
触媒としては、マンガン、コバルト、スズ、亜鉛などの
脂肪酸塩;ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジ
オクトエート、ジブチルスズノラウレートなどのノアル
キルスズノ詣肪酸塩;噴化ノブチルスズが例示される0 本発明で用いられる0)成分は、イ)の揮発性有機ケイ
素化合物と口)の炭化水素系溶媒から成り、塗膜形成材
のシリコーン弾性体の表面への良好な濡れ性を与え、均
一に塗布するために必要な成分である。
イ)の揮発性有機ケイ素化合物は、不安定な基を含まな
いシランまたはシロキサ/であるが、ケイ素原子に結合
せる水素原子の存在は許容され、適度の揮発性をもつこ
と、換言すれば常圧下の沸点が70〜250℃の範囲で
あることが必要である。
沸点がこれより低いと塗布の際に早期に揮散して有効に
作用せず、高すぎると乾燥性が悪くなシ、皮膜の形成が
遅くなるからである。具体例としては、トリエチルシラ
ン、ツメチルジエチル7ラン、トリメチルブチルシラン
のようなシラン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメ
チルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ド
デカメチルインタシロキサンのような鎖状シロキサン、
3−トリメチルシロキシ−1,1,1,3,7,7,7
−へゲタメチルトリシロキサンのよつな分枝状シロキサ
ン、ヘキサメチルシクロテトラシロキサン、オクタメチ
ルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクローンタシ
ロキサン、l−エチル−3,3,5,5,7,7−ヘキ
サメチルシクロテトラシロキサンのような環状シロキサ
ンが例示されるが、合成の容易なことから、メチル系シ
ロキサンが好ましく、%に適度の揮発性とのかね合いか
らオクタメチルシクロテトラシロキサンが更に好ましい
口)の炭化水素系溶媒としては、ベンゼン、トルエン、
キシレン、n−ヘキサン、n−へブタン、ンクロヘキサ
ン、ガソリンなどが例示される。これらのうち、適度の
揮発性、囚成分の溶解性、および取扱いやすさから、ト
ルエン、キシレンが好ましい。
インの配合量は、イ)と口)の合計量に対して5〜95
X−にチの範囲内であることが必要であり、更には10
〜80重量%の範囲内であることが好ましい。
インの量が5市油係より少ないと、塗膜形成材のシリコ
ーン弾性体に対する濡れ性が1氏下して、はじきや濡り
むらが生じ、逆に95重9%より多いと、囚成分が分離
析出して均一な組成物を得ることが不可能となる。
(ハ)成分の配合量は、囚成分100重量部に対し50
〜5000重量部つ範囲である。(6)成分の資力;5
0爪量部より少ないと、塗膜形成材の粘度が高くなって
塗布作業性が低下し、逆に5000屯′M:部より多い
と、何度も塗り重ねを行なわなければ所望の膜厚が得ら
れず、また作業効率が低下するO 尚、炭化水素系溶媒として、低級アルコールを用いるこ
とも可能であるが、これを用いた場合には、本発明形成
材の製造段階でこれを除去することが好ましい。この際
、可及的に低級のアルコールが除かれていることが好ま
しい。
係る低級アルコールとしては、炭素数1〜1゜の直鎖状
又は分枝状の脂肪族アルコールがあげらレル。この具体
例としては、メタノール、エタノール、n−プロピルア
ルコール、イングロビルアルコール、5ee−ブチルア
ルコール、tert−ブチルアルコール、n−7ミルア
ルコール、イソアミルアルコール、5ec−アミルアル
コール、tert−アミルアルコール、3−ヘキサノー
ル、n−ヘキサノール、メチルアミルアルコーノペ n
−ヘキサノールなどがあげられる。
尚、本発明にいうメタノール又は低級アルコールを含ま
ないとは、通常の簡易な除去手段で達成される程度にこ
れらを含んでいないという意味である。
本発明形成材を製造するには、まず、(4)、(B)及
び(Qから成る混合溶液(例えば、アルキド樹脂を炭化
水素系溶媒に溶解し、これに(B)および働を添加して
得られる)に、(B)のメチルトリメトキシシラン1モ
ルに対して帆25〜1.5モルの水を添加して部分縮合
反応を一しこなわせることから製造が開始される。この
とき、混曾溶液に対する分散性を向上させる目的から、
水をメタノール、エタノール、イングロビルアルコール
などの低級アルコールとの混合溶液として用いることが
好ましい。尚、アルキド樹脂を溶解する炭化水素系溶媒
としては、前記と同様のものが使用可能である。
メチルトリメトキシシラン1モルに対する水の添加量が
0.25モルより少ないと、単量体のかたちで塗膜形成
材中に存在するメチルトリメトキシシランの量が過剰に
なる。この際、メチルトリメトキシンランは比較的沸点
が低く (b、p 1.02℃)、加水分解生成物であ
るメタノールとさらに低い温度で共沸(hp、 47.
5℃)するため、塗布乾燥時に揮散して失なわれやすく
なる。その結果、この種の塗膜形成材が主に用いられる
建造物外壁向では空気流通量が大きいため、特にその揮
散喪失が著るしく、そのため、塗膜の耐候性や撥水性等
の性質が失なわれるほか、シリコーン弾性体に対する接
着性も発現されない。一方、水の添加量が1.5モルよ
り多いと、製造中の粘度上昇が大となって均一な組成物
を得ることが困難となる。
また、水を添加して部分縮合反応を行なわせる前に、(
〜、(B)および(C)から成る混合溶液を溶剤あるい
はメチルトリメトキンシランおよびそれらの共沸による
環流温度にて加熱して、アルキド樹脂に残留するアルコ
ール性水酸基とメチルトリメトキシシランとの反応を完
結させておくことが、均一で光沢のすぐれた塗膜形成材
を得るうえで有利である。
縮合反応は通常50〜150°C1好ましくは60〜1
20℃の温度範囲で行なわれる。反応時間は通常0.5
〜6時間、好ましくは1〜3時間の範囲である。
次に、上記縮合反応と同時に、又は縮合反応終了後、反
応生成物である低級アルコールに属するメタノールを除
去する。除去手段としては例えば、蒸留、抽出、吸着手
段等があげられるが、メタノールを除去できるのであれ
ば、格別その手段は限定されない。このうち、操作の簡
便を図るためには、蒸留手段が量も好ましい。蒸留は通
常、減圧もしくは常圧下で行なわれる。この際、蒸留温
度は、通常、蒸留時の圧力下におけるメタノールの沸点
以上に設定される。尚、部分縮合を行なわせるだめの水
の溶剤として低級アルコールを用いた場合は、これも併
せて留去することが好ましい。
塗膜形成材中に縮合反応生成物のメタノールや、水の溶
剤として用いた低級アルコールが残留していると、ンリ
コー/弾性体表面に塗布したときにはじきを生じ、均一
な塗膜が形成されないため好ましくない。この際、蒸留
温度は最も沸点が高い低級アルコールの沸点以上に設定
される。
最後に、σ】の揮発性有機ケイ素化合物を前述の必要貴
加えることにより製造が完了する。なお、このとき、粘
度調整のための炭化水素系溶媒の添加も必要に応じて行
われる。炭化水素系溶媒としては、前記と同様の化合物
が例示されるが、低級アルコールを用いた場合は再蒸留
しなければならない。
混合物に(6)成分を添加し、しかる後忙上記した低と
同様の除去手段及び留去条件が選択される。
本発明塗膜形成材は、1成分梱包型として長期保存が可
能であり、シリコーン弾性体に対する濡れ性や接着性が
良好である。また、塗布後すみやかに硬化反応が進行し
て表面乾燥し、更に、形成される塗膜は均一で防塵性に
すぐれ、耐候性にも富んでいる。従って、本発明塗膜形
成材は、主として美観が重視される建造物外壁面に塗布
するシリコーン弾性塗膜材のトップコート材として好適
である。
以下、実施例を掲げて本発明の詳細な説明する〇尚、実
施例中、部は全て重量部を表わす。
調製例1 無水フタル酸、ペンタエリスリトール、アマニ油脂肪酸
がそれぞれ25:30:45の重量比の原料から得られ
たアルキド樹脂の50チトル工ン溶液200部に、オク
タン酸亜鉛0.1部および酸化チタン100部を加え、
?−ルミルを用いて分散させた。以下このものを(A−
1)と記すO調製例2 テレフタル酸、グリセリン、リノール酸がそれぞれ35
:25:40(7)重量比の原料から得られたアルキド
樹脂の50チトル工ン溶液200部に、ナフテン酸コバ
ルト0.1部および酸化チタン100部を加えが−ルミ
ルを用いて分散させた。以下このものt−(A−2)と
記す。
調製例3 イソフタル酸、グリセリン、アマニ油脂肪酸力(それぞ
れ重量比で30:25:45の原料から得られたアルキ
ド樹脂の50チトル工ン溶液200部に、ナフテン酸ス
ズ0.1部および酸化チタン100部を加え?−ルミル
を用いて分散させた0以下このものを(A−3)と記す
参考例1 ° 25℃における粘度が20,000 cstのシラ
ノール基末端封鎖ポリジメチルシロキサン100重量部
、オクタメチルシクロテトランロキサンで表面処理した
煙霧質シリカ10重量部、酸化チタン10重量部および
重質炭酸カルシウム100重電部をニーグーで混合して
ペースコン/4つ/ドを得た。これにジブチルスズジラ
ウレー)0.25重量部およびメチルトリス(ブタノン
オキシム)シラン4重量部を順次添加して湿気を遮断し
た状態で混合した。これにケロシン100重量部を加え
て混合せしめ、軟鋼板上に塗料刷毛を用いて塗布した。
常温で7日間養生した後シリコーン弾性体の膜厚を測定
したところ、約00−4yq厚であった。こうして得ら
れたシリコーン弾性体コーティング鉄板を以下(試験体
−1)と記す。
参考例2 25℃における粘度が5000 cStのンラノール基
末端封鎖ポリジメチルシロキサン100ffJtffi
部に、重質炭酸カルシウム65重量部および酸化チタン
10重量部を混合してペースコン・臂つンドを得た。こ
れに93重量−のQMeBuS i 03y%Me S
t oQNEtt と7重団チの eBusiO;4MeS冒甲から成る架
橋層 NEt2 剤混合物3.0重量部を混合した。このものに、さらに
キシレン100重量部を加えて液状とし、ガラス板表面
に刷毛を用いて約0.5朋厚となるよう塗布して常温で
7日間養生硬化させた。こうして得られたシリコーン弾
性体コーティングガラス板を以下(試験体−2)と記す
実施例1 (A−1)300部に、第1 表K 示f jtCs)
ツメチルトリメトキシシランおよびジブチルスズジラウ
レートを加えてフラスコ中で均一に混合した。
次いで第1表に示す量(至)の水とメタノールの混合液
を添加し室温で30分間攪拌した。次に、還流冷却管を
取り付け30分間還流温度で攪拌全行なった。なお、還
流時の溶液温度は69℃であった。
次に、いったん還流温度以下に冷却した後、還流冷却管
を蒸留管と取り替え、メタノールの留去を行なった。こ
のとき、フラスコ内の気体温度が急激に上昇し始め、8
0℃に達した時点で加熱を停止し、留去を終了した。次
に、溶液を室温まで冷却した後、第1表に示す揮発性シ
ロキサ/を加えて試料11〜15を得た。
こうして得られた試料を(試験体−1)の表面に塗布し
て塗れ性を観察した後、試料表面の空気流量が約277
1 / seeになるよう常温下にて送風機で風を送り
つつ、試料表面が指触乾燥するまでの時間を測定した。
24時間送風を行なった後送風を停止し、同温度で引き
続き5日間養生硬化させた。養生完了後図面に示す試験
体を作成して引張試験を行ない、塗膜形成材の7リコ一
ン弾性体に対する接着力を測定した(図中、矢印は引張
方向を示す)。それらの結果全第1素に示す。
寸だ、同様にして作成した試料塗布試験体を屋外に曝露
し、汚損の程度をマンセル明度にて読みとった。その結
果も第1表に示す。なお試料16はメチルトリメトキシ
7ランを部分縮合させていない比較例、試料1Bはメチ
ルトリメトキシシランを添加しない比較例、試料17は
揮発性有機ケイ素化合物を含有しない比較例である。ま
た、試料を塗布しない(試験体−1)も比較のため同時
に曝露した。
M 実施例−2 (A−1)3・00部に、第1表に示す量0段のメチル
トリメトキシシランおよびジブチルスズジラウレートを
加えてフラスコ中で均一に混合した。次いで還流冷却器
を取り付は液温を40〜45℃の間に保って攪拌を行な
いつつ、第2表に示す量(部)の水を約1秒間に1滴の
割合で滴下した。水の滴下が完了してから、さらに同温
度で1時間攪拌を行なった後、加熱を開始し30分間還
流温度で攪拌を行なった。C(に、いったん還流温度以
下に冷却した後、還流冷却管を蒸留管と取り替え、メタ
ノールの留去を行なった。このとき、フラスコ内の気体
温度が急激に上昇し始め、80℃に達した時点で加熱を
停止し、留去を終了した。次いで溶液を室温まで冷却し
た後、留去したメタノールと同”)(量のキシレンと第
2衣に示す揮発性シロキサンを加えて試料21〜25を
得た。こうして得られた試料を用いて実施例1と同様の
引張試験を行なった。その結果全第2表に示す。なお試
料26は部分縮合反応生成物であるメタノールの留去な
らびに留去メタノールと同重量のキシレンの添加を行な
っていない比較例である。
実施例−3 フタル酸樹脂溶液として(A−2)300部を用い、第
3表の組成で試料31〜38を得た。シリコーン弾性体
コーティング試験体として(試験体−2)を用いて実施
例1と同様の引張試億を行なった。それらの結果を第3
表に示す。なお、試料36はメチルトリメトキン7ラン
を部分縮合させてい女い比較例、試料38はメチル) 
IJメトキンシランを添加しない比較例、試料37は揮
発性有機ケイ素化合物を添加しない比較例である。凍だ
試料を塗布しない(試験体−2)も比較のため同時に曝
露した。
485− 実1l(li例−4 (A−3)300部に対して第4表に示す置部のメチル
トリメトキシシランを混合し、メチルトリメトキシシラ
ンの還流温度で1時間攪拌を行なった。次いで溶液温度
を室温まで冷却した後、実施例−2と同様の操作を行な
い、実施例−1と同様の引張状I!Aを行なった。その
結果を第4表に示す。なお試料46は、部分縮合反応生
成物であるメタノールの留去ならびに留去メタノールと
同量のキンレンの添加を行なっていない比較例である。
実施例−5 試料12,22.32および42を!114製後直ちに
ガラスビン中に密刺し、50℃恒温槽中に放置した。放
置から1力月経過後に試料を恒温槽より取り出し室温ま
で冷却後実・iii例−1と同様引張試験を行なった。
その結果を第5表に示す〇第  5  表
【図面の簡単な説明】
図は、実施例において、シリコーン弾性体に対する試料
塗膜の接着性を測定するために用いられた試験体の斜視
図である。 1・・・試料塗膜、2・・・シリコーン弾性体、3・・
・軟鋼板又はガラス基板、4・・・アルミニウム又はア
ルミニウム合金から成る一体成形金具、5・・・シリコ
ーンシーリング材(商品名トスシール3811東芝シリ
コーン社製)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(A)アルキド樹脂100重量部:と(B)メチルト
    リメトキシシラン5〜200i量部:とを (O硬化触媒 を用いて部分縮合して成る硬化物;及び0イ)次式: %式%) ) (式中、R1−R6は、各々、同一の又は異なるアルキ
    ル基を表わし;mは0又は正の整数、nは3以上の正の
    整数を表わす) で示され、かつ常圧下の沸点が70〜250°Cの範囲
    である揮発性有機ケイ素化合物、並びに 口)炭化水素系溶媒、 とから成シ、イ)の配合量が弔と口)の合計量の5〜9
    5重量%である混合溶媒50〜5000車量部;から成
    り、メタノールを含まないことを特徴とする防塵性塗膜
    形成材。 2 低級アルコールを含まない特許請求の範囲第1項記
    載の防塵性塗膜形成材。 3 低級アルコールが、炭素数1〜10の直鎖状又は分
    枝状の脂肪族アルコールである特許請求の範囲第2項記
    載の防塵性塗膜形成材。 4(A)のアルキド樹脂が常温硬化性アルキド樹脂であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の防塵性
    塗膜形成材。 5(A)のアル−キト樹脂を構成する多塩基酸又はその
    誘導体の50重量%以上が7タル酸、イソフタル酸、そ
    れらのアルキルエステル、および無水フタル酸から選ば
    れるフタル酸系化合物であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の防塵性塗膜形成材。 6 (0のR2−R6がメチル基であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の防塵性塗膜形成材。°′ 7  (C’)の硬化触媒がマンガン、コバルト、スズ
    、亜鉛などの脂肪酸塩;ジブチルスズアセテート、〆ブ
    チルスズオクトエート、ジブチルスズラウレートなどの
    ・ソアルキルスズジ1j旨肪酸塩;酸化シブチルスズか
    ら別ばれた単独又は複合の触媒からなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の防塵性塗膜形成材。 8 有機溶媒が炭化水素系溶媒である特許請求の範囲第
    1項記戦の防塵性塗膜形成材。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4604443A (en) * 1985-04-30 1986-08-05 Ppg Industries, Inc. Partial hydrolyzates containing hydrolyzable moieties from organosilane compounds
US4622369A (en) * 1985-04-30 1986-11-11 Ppg Industries, Inc. Urethane resins containing hydrolyzable moieties from organosilane compounds
US4684697A (en) * 1985-04-30 1987-08-04 Ppg Industries, Inc. Compositions based on silane hydrolyzates and vinyl polymers containing hydrolyzable silyl groups
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US4788107A (en) * 1985-04-30 1988-11-29 Ppg Industries, Inc. Substrates coated with nonaqueous compositions comprising acrylic polymers containing hydrolyzable moieties from organosilane compounds
US4808663A (en) * 1985-04-30 1989-02-28 Ppg Industries, Inc. Method of preparing acrylic polymers containing hydrolyzable moieties from organosilane compounds
JP2010116490A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Toppan Printing Co Ltd 塗布用アンカーコート剤

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