JPS59126460A - ポリフエニレンエ−テル樹脂組成物 - Google Patents
ポリフエニレンエ−テル樹脂組成物Info
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- JPS59126460A JPS59126460A JP199883A JP199883A JPS59126460A JP S59126460 A JPS59126460 A JP S59126460A JP 199883 A JP199883 A JP 199883A JP 199883 A JP199883 A JP 199883A JP S59126460 A JPS59126460 A JP S59126460A
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- Japan
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- resin
- weight
- parts
- polyphenylene ether
- inorganic filler
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は改良された樹脂組成物、特にポリフェニレンエ
ーテル樹脂に石油または石炭から誘導された特定の炭化
水素樹脂および比較的多量の無機質充填剤を配合したこ
とを特徴とする成形性を損うことなく高剛性、高寸法安
定性を有する成形物を成形しうるポリフェニレンエーテ
ル樹脂組成物に関するものである。
ーテル樹脂に石油または石炭から誘導された特定の炭化
水素樹脂および比較的多量の無機質充填剤を配合したこ
とを特徴とする成形性を損うことなく高剛性、高寸法安
定性を有する成形物を成形しうるポリフェニレンエーテ
ル樹脂組成物に関するものである。
ポリフェニレンエーテル樹脂は機械的性質、電気的性質
、耐薬品性、耐熱性等の諸物性に優れた熱可塑性樹脂と
してよく知られているが、それにガラス繊維等の無機質
充填剤を充填して、より高い剛性、寸法安定性を求めよ
うとすると押出加工時のスクリュートルクが過大になり
、樹脂温度を樹脂の分解温度付近にまで高めてもトルク
オーバーになる。また、スクリューのトルク容量を大き
くしてもせん断発熱による樹脂の分解およびストランド
におけるサージング現象等が起こり、生産性が極めて悪
くなるという欠点がある。またかかる組成物は射出成形
時の流動性が悪いために大型の成型品には殆ど使用され
ていない。更に表面外観もガラス等の充填剤の浮き上が
りにより他の樹jaに無機質充填材料を配合したものに
較べて成形品の表面特性が悪いという評価がなされてい
る。以上の理由により無機充填剤含有量が15重量部以
上、特に20〜30重量部のポリフェニレンエーテル樹
脂組成物は低い市場性しかもち得ていないのが現状であ
る。また押出加工性があまりに悪いため1こ30重量部
以上の無機充填剤含有曖をもったグレートのポリフェニ
レンエーテル樹脂組成物は市販されていないのが現状で
ある。
、耐薬品性、耐熱性等の諸物性に優れた熱可塑性樹脂と
してよく知られているが、それにガラス繊維等の無機質
充填剤を充填して、より高い剛性、寸法安定性を求めよ
うとすると押出加工時のスクリュートルクが過大になり
、樹脂温度を樹脂の分解温度付近にまで高めてもトルク
オーバーになる。また、スクリューのトルク容量を大き
くしてもせん断発熱による樹脂の分解およびストランド
におけるサージング現象等が起こり、生産性が極めて悪
くなるという欠点がある。またかかる組成物は射出成形
時の流動性が悪いために大型の成型品には殆ど使用され
ていない。更に表面外観もガラス等の充填剤の浮き上が
りにより他の樹jaに無機質充填材料を配合したものに
較べて成形品の表面特性が悪いという評価がなされてい
る。以上の理由により無機充填剤含有量が15重量部以
上、特に20〜30重量部のポリフェニレンエーテル樹
脂組成物は低い市場性しかもち得ていないのが現状であ
る。また押出加工性があまりに悪いため1こ30重量部
以上の無機充填剤含有曖をもったグレートのポリフェニ
レンエーテル樹脂組成物は市販されていないのが現状で
ある。
本発明はこれらの無機充填剤含有のポリフェニレンエー
テル樹脂の欠点を石油または石炭から誘導される炭化水
素樹脂を添加することにより解決し、比較的多斌の無機
充填剤を含有せしめても良好な成型品外観、良流動性、
高剛性を奏しうる改良された新規なポリフェニレンエー
テル樹1y組成物を提供するものである。
テル樹脂の欠点を石油または石炭から誘導される炭化水
素樹脂を添加することにより解決し、比較的多斌の無機
充填剤を含有せしめても良好な成型品外観、良流動性、
高剛性を奏しうる改良された新規なポリフェニレンエー
テル樹1y組成物を提供するものである。
ポリフェニレンエーテル樹脂に石油のクランキングによ
って得られる分解ナフサ中の高度の不飽和炭化水素樹脂
を1乃至60重量部含有させポリフェニレンエーテル樹
j」目がもつ緒特性を一実質的に維持し特に射出成型に
好適な材料を提供することを目的とする樹脂組成物が特
公昭57−13584号に示されているが、この樹脂組
成物においては衝撃強度が大きく低下することが確かめ
られており実用上の制限を受けることは否定できない。
って得られる分解ナフサ中の高度の不飽和炭化水素樹脂
を1乃至60重量部含有させポリフェニレンエーテル樹
j」目がもつ緒特性を一実質的に維持し特に射出成型に
好適な材料を提供することを目的とする樹脂組成物が特
公昭57−13584号に示されているが、この樹脂組
成物においては衝撃強度が大きく低下することが確かめ
られており実用上の制限を受けることは否定できない。
また特開昭47−3136号に見られる樹脂組成物も衝
撃強度の低下をもたらすものである。
撃強度の低下をもたらすものである。
これに対し、本発明は(a)ポリフェニレンエーテル樹
脂20〜100重量部、(b)ビニル芳香族重合体0〜
80重量部、(、)石油ナフサから得られる芳香族炭化
水素樹脂、テルペンフェノリック樹J信および石炭のコ
ールタールから誘導されるクマロンインデン樹脂の1種
または2種以上を(a)および(b)の合計100重権
部に対して5〜60重量部、好ましくは10〜40重量
部、および(d)無機質充填剤を(=) 、 (b)お
よび(c)の合計100重量部に対して15〜200重
量部、好ましくは20〜150重量部の割合で配合した
ものである。
脂20〜100重量部、(b)ビニル芳香族重合体0〜
80重量部、(、)石油ナフサから得られる芳香族炭化
水素樹脂、テルペンフェノリック樹J信および石炭のコ
ールタールから誘導されるクマロンインデン樹脂の1種
または2種以上を(a)および(b)の合計100重権
部に対して5〜60重量部、好ましくは10〜40重量
部、および(d)無機質充填剤を(=) 、 (b)お
よび(c)の合計100重量部に対して15〜200重
量部、好ましくは20〜150重量部の割合で配合した
ものである。
かくして得られるMl宿組成物はポリフェニレンエーテ
ル樹JJiiの有する衝V、強度を含む諸物性を保持し
ながら、成形時の流動性が向上し、しかも従来不可能と
されていた無機質充填剤の高い含有率、例えは80〜1
50重量部(45〜60%)もの含有率を可能ならしめ
、がくして満足すべき成形性能のもとに、剛性、寸法安
定性、表面外観等のすぐれた成形品を成形するのに適し
た樹脂組成物である。
ル樹JJiiの有する衝V、強度を含む諸物性を保持し
ながら、成形時の流動性が向上し、しかも従来不可能と
されていた無機質充填剤の高い含有率、例えは80〜1
50重量部(45〜60%)もの含有率を可能ならしめ
、がくして満足すべき成形性能のもとに、剛性、寸法安
定性、表面外観等のすぐれた成形品を成形するのに適し
た樹脂組成物である。
本発明の組成物において、成分(a)として用いられる
ポリフェニレンエーテルとは一般式(式中一単位のエー
テル型酸素原子は、隣接する次単位のベンゼン核に連結
し、nは少なくとも50の整数であり、各Qはそれぞれ
水素、ハロゲン、第3級α−炭素原子をもたない炭化水
素基、炭化水素オキシ基およびハロゲン原子とフェニル
基との間に少なくとも2個の炭素原子を有するハロ炭化
水素オキシ基から選んだ一価置換基を表わす)で表わさ
れる重合体である。
ポリフェニレンエーテルとは一般式(式中一単位のエー
テル型酸素原子は、隣接する次単位のベンゼン核に連結
し、nは少なくとも50の整数であり、各Qはそれぞれ
水素、ハロゲン、第3級α−炭素原子をもたない炭化水
素基、炭化水素オキシ基およびハロゲン原子とフェニル
基との間に少なくとも2個の炭素原子を有するハロ炭化
水素オキシ基から選んだ一価置換基を表わす)で表わさ
れる重合体である。
本発明の目的に特に好ましいポリフェニレンエーテルは
エーテル型酸素原子に対してオルト位である二つの位置
にアルキル置換基をもつものすなわち上式中Qが、それ
ぞれアルキル基、特に好ましくはメチル基でありその典
型例はポリ(2,6−シメチルー1,4−フェニレン)
エーテルである。この重合体はクロロホルム中25℃で
測定して約0.5の固有粘度を有することが好ましい。
エーテル型酸素原子に対してオルト位である二つの位置
にアルキル置換基をもつものすなわち上式中Qが、それ
ぞれアルキル基、特に好ましくはメチル基でありその典
型例はポリ(2,6−シメチルー1,4−フェニレン)
エーテルである。この重合体はクロロホルム中25℃で
測定して約0.5の固有粘度を有することが好ましい。
本発明組成物における(b)成分であるビニル芳香族重
合体とは次式で示されるビニル芳香族化合物から誘導さ
れるくり返し単位を少なくとも25重量部含有するもの
である。
合体とは次式で示されるビニル芳香族化合物から誘導さ
れるくり返し単位を少なくとも25重量部含有するもの
である。
ここで、Rは水素、低級アルキル基またはハロゲン、2
はビニル基、水素、ハロゲンまたは低級アルキル基であ
り、pは0または1から5までの整数である。ここにお
いて低級アルキル基とは炭素数が1から6のアルキル基
を意味するものである。かかるポリスチレン樹脂として
は、ポリスチレンまたはポリ塩化スチレンで代表される
ホモポリマーのみならず、天然または合成ゴム例えばポ
リブタジェンポリイソプレン、ブチルラバー、EPDM
ラバー、エチレンプロピレンコポリマー、天然ゴム、ポ
リサルファイドラバー、ポリウレタンラバー等で変性さ
れたもの、スチレンアクリロニトリルコポリマー、スチ
レンブタジェンコポリマー、スチレン無水マレイン酸コ
ポリマー、スチレンアクリロニトリルブタジェンターポ
リマー、ポリUメチルスチレン、エチルビニルベンゼン
とジビニルベンゼンコポリマー、A−B−AおよびA−
B型コポリマー(ここでAとはポリスチレンでBはジエ
ン系のエラストマー例えばポリブタジェンまたはポリイ
ソプレン)ポリスチレンとポリブタジェンのグラフトお
よびラジアルブロックコポリマー、スチレン−ブタジェ
ン変性のアクリル樹脂等があげられる。
はビニル基、水素、ハロゲンまたは低級アルキル基であ
り、pは0または1から5までの整数である。ここにお
いて低級アルキル基とは炭素数が1から6のアルキル基
を意味するものである。かかるポリスチレン樹脂として
は、ポリスチレンまたはポリ塩化スチレンで代表される
ホモポリマーのみならず、天然または合成ゴム例えばポ
リブタジェンポリイソプレン、ブチルラバー、EPDM
ラバー、エチレンプロピレンコポリマー、天然ゴム、ポ
リサルファイドラバー、ポリウレタンラバー等で変性さ
れたもの、スチレンアクリロニトリルコポリマー、スチ
レンブタジェンコポリマー、スチレン無水マレイン酸コ
ポリマー、スチレンアクリロニトリルブタジェンターポ
リマー、ポリUメチルスチレン、エチルビニルベンゼン
とジビニルベンゼンコポリマー、A−B−AおよびA−
B型コポリマー(ここでAとはポリスチレンでBはジエ
ン系のエラストマー例えばポリブタジェンまたはポリイ
ソプレン)ポリスチレンとポリブタジェンのグラフトお
よびラジアルブロックコポリマー、スチレン−ブタジェ
ン変性のアクリル樹脂等があげられる。
本発明組成物の(C)成分である石油ナフサから得られ
る芳香族炭化水素樹脂としては、石油のクラッキングに
よって得られる分解ナフサ中の高度の不飽和炭化水素成
分を含有し、その主成分は混合ビニルトルエン、混合ビ
ニルキシレンで代表される不飽和芳香族炭化水素である
不飽和炭化水素混合物を重合させて得られる芳香族系炭
化水素オリゴマーで、重合度が5〜20、好ましくは1
0〜15で、ASTMで規定されるボールアンドソフト
ニングポイントが70℃〜160℃の樹脂および石炭の
乾留により生成する軽分中に含まれる不飽和多環芳香族
炭化水素混合物から誘導される通称「クマロン−インデ
ン樹脂」と称されている樹脂、および石油ナフサから誘
導されるテルペンフェノリック樹脂でボールアンドソフ
トニングポイントが70℃から150℃の樹F’Jhの
1種または2種以上があげられる。
る芳香族炭化水素樹脂としては、石油のクラッキングに
よって得られる分解ナフサ中の高度の不飽和炭化水素成
分を含有し、その主成分は混合ビニルトルエン、混合ビ
ニルキシレンで代表される不飽和芳香族炭化水素である
不飽和炭化水素混合物を重合させて得られる芳香族系炭
化水素オリゴマーで、重合度が5〜20、好ましくは1
0〜15で、ASTMで規定されるボールアンドソフト
ニングポイントが70℃〜160℃の樹脂および石炭の
乾留により生成する軽分中に含まれる不飽和多環芳香族
炭化水素混合物から誘導される通称「クマロン−インデ
ン樹脂」と称されている樹脂、および石油ナフサから誘
導されるテルペンフェノリック樹脂でボールアンドソフ
トニングポイントが70℃から150℃の樹F’Jhの
1種または2種以上があげられる。
本発明組成物の(d)成分である無機質充填剤としては
ガラス繊維、ガラスピーズ、ガラスフレーク、クレイマ
イカ、カーポンプアイバー、メタルファイバー、メタル
フレーク、タルク等の龍機質充填剤の1種または数種の
組合せが含まれる。
ガラス繊維、ガラスピーズ、ガラスフレーク、クレイマ
イカ、カーポンプアイバー、メタルファイバー、メタル
フレーク、タルク等の龍機質充填剤の1種または数種の
組合せが含まれる。
これらの成分は(a)を20〜100重量部、(b)を
0〜80重量部、(Q)を(a)および(b)の合計1
00重擬部に対して5〜60重量部、好ましくは10〜
40重量部、(d)を(a) t (b)および(c)
の合計100重量部に対して15〜200重臘部、好ま
しくは20〜150重量部の割合で配合される。
0〜80重量部、(Q)を(a)および(b)の合計1
00重擬部に対して5〜60重量部、好ましくは10〜
40重量部、(d)を(a) t (b)および(c)
の合計100重量部に対して15〜200重臘部、好ま
しくは20〜150重量部の割合で配合される。
なお、所望とあれば前記の(a)成分と(b)成分は一
部または全部相互にグラフト共重合した形態で使用して
もよい。
部または全部相互にグラフト共重合した形態で使用して
もよい。
本発明の組成物は史に難燃剤、難燃助剤、加工用助剤、
顔料、染料、安定剤、可塑剤等をそれらの慣用目的をも
って含有し得る。
顔料、染料、安定剤、可塑剤等をそれらの慣用目的をも
って含有し得る。
本発明の組成物は任意普通の方法で調製しうる。例えば
、好適な方法においては粉状またはペレット状の材料を
混合しこの混合物を押出してストランドとし、このスト
ランドを細断してペレットとする。このペレットは従来
公知の方法によって、例えば射出成形によって所望の形
状に成形し得る。
、好適な方法においては粉状またはペレット状の材料を
混合しこの混合物を押出してストランドとし、このスト
ランドを細断してペレットとする。このペレットは従来
公知の方法によって、例えば射出成形によって所望の形
状に成形し得る。
以下実施例により本発明をより詳しく説明する。以下の
実施例においては樹j猶組成物の調整はすべて以下の方
法で行なわれた。先ず、ヘンシェルミキサーの中で諸成
分を十分に混合した。
実施例においては樹j猶組成物の調整はすべて以下の方
法で行なわれた。先ず、ヘンシェルミキサーの中で諸成
分を十分に混合した。
こうしてあらかじめ混合したものをシリンダ一温度が2
80〜300℃に設定された双@j1スクリュー押出機
に通して溶融混練後ペレット化した。このペレットを用
いシリンダ一温度250〜300℃にセットされた射出
成形機によって金型温度70℃にて射出成形した。組成
物の物理的試験は次の方法によって行なった。即ち熱髪
形温度は18.6Kf/all応力下で、ノツチ付アイ
ゾツト衝撃強度はl / 8 X l / 2 X 2
17’ 2インチの試験片を用い、また引張強度はAS
TM5号ダ゛ンベルを用いて測定した。メルトインデ゛
ンクス(ま300℃10に9での測定値を示す。
80〜300℃に設定された双@j1スクリュー押出機
に通して溶融混練後ペレット化した。このペレットを用
いシリンダ一温度250〜300℃にセットされた射出
成形機によって金型温度70℃にて射出成形した。組成
物の物理的試験は次の方法によって行なった。即ち熱髪
形温度は18.6Kf/all応力下で、ノツチ付アイ
ゾツト衝撃強度はl / 8 X l / 2 X 2
17’ 2インチの試験片を用い、また引張強度はAS
TM5号ダ゛ンベルを用いて測定した。メルトインデ゛
ンクス(ま300℃10に9での測定値を示す。
(a)成分として用いたポリ(2,6−シメチル−1.
4−フェニレン)オキシド樹脂(以下PPOと称する)
は粉末状で、その固有粘度力<O,4S〜0.5 dt
/ Pのものであった。他の組成物成分として各々の特
徴を備えた商品を下記の如く任意に選んで以下の比較例
および実施例に用0た。
4−フェニレン)オキシド樹脂(以下PPOと称する)
は粉末状で、その固有粘度力<O,4S〜0.5 dt
/ Pのものであった。他の組成物成分として各々の特
徴を備えた商品を下記の如く任意に選んで以下の比較例
および実施例に用0た。
従ってこれら比較例および実施例に用いられた各成分は
代表的な例として用いたにすぎず、同様もしくは類似の
特性を具備したものであれ(f本発明の範題内でどのよ
うなものでも用いることができる。以下の比較例および
実施例に用し)られた成分は(b)成分としてはジエン
変性ポリスチレン樹脂(以下H工PSと称する)として
三菱モンサント化成工業(株)製造の商品名ダイヤレッ
クスHT−644、(Q)成分としては芳香族系炭化水
素樹)1賞として理化ノ1−キュレス社製のピコ614
6 (Picco 6146 )、テルペンフェノリッ
ク樹脂として理化/X−キュレス社製のピコフィンD
−125(Piccofyn D −125)を用いた
。また(d)成分としては日東紡(株)製のチョツプド
グラス(商品名as−471S)を用いた。なおピコ6
146はビニルトルエンとビニルキシレンのオリゴマー
混合物(分子量1370)、ピコフィンD−125はテ
ルペン−フェノール樹脂(重量平均分子量1750)で
ある。また(C)成分に対する比較例としては理化バー
キュレス社製のαピネン樹脂(電域平均分子@5OO)
を用いた。またザイロンHはポリフェニレンエーテルと
スチレンのグラフトコポリマーを主体とするものと称し
て市販されているもの(旭化成製)で本発明者等の分析
によればPro約60重量%に対しポリスチレン成分が
約40重量%であると推定される。
代表的な例として用いたにすぎず、同様もしくは類似の
特性を具備したものであれ(f本発明の範題内でどのよ
うなものでも用いることができる。以下の比較例および
実施例に用し)られた成分は(b)成分としてはジエン
変性ポリスチレン樹脂(以下H工PSと称する)として
三菱モンサント化成工業(株)製造の商品名ダイヤレッ
クスHT−644、(Q)成分としては芳香族系炭化水
素樹)1賞として理化ノ1−キュレス社製のピコ614
6 (Picco 6146 )、テルペンフェノリッ
ク樹脂として理化/X−キュレス社製のピコフィンD
−125(Piccofyn D −125)を用いた
。また(d)成分としては日東紡(株)製のチョツプド
グラス(商品名as−471S)を用いた。なおピコ6
146はビニルトルエンとビニルキシレンのオリゴマー
混合物(分子量1370)、ピコフィンD−125はテ
ルペン−フェノール樹脂(重量平均分子量1750)で
ある。また(C)成分に対する比較例としては理化バー
キュレス社製のαピネン樹脂(電域平均分子@5OO)
を用いた。またザイロンHはポリフェニレンエーテルと
スチレンのグラフトコポリマーを主体とするものと称し
て市販されているもの(旭化成製)で本発明者等の分析
によればPro約60重量%に対しポリスチレン成分が
約40重量%であると推定される。
これら諸成分(必要により添加剤)を適宜組合せて調製
した樹脂組成物を用いて試験した結果を以下の表に示す
。
した樹脂組成物を用いて試験した結果を以下の表に示す
。
表1において、比較例5は特公昭57−13584号お
よび特開昭47−3136号における組成物と類似の樹
脂組成物であるが、アイゾツト衝撃強度が大きく低下し
ていることが判る。また比較例2〜4と実施例1〜4を
比較すると比較例3では押出性が「非常に困難」である
のに対して、実施例2では「易」、比較例4では「押出
不可能」であったのに対して実施例3てはチョツプドグ
ラスが45重量%充填されているにもかかわらず「易」
、実施例4では実にチョツプドグラスの充填量が実に6
0重量%に達しているにもかかわらす押出性は「可」と
比較例におけるガラス量0重量%のレベルであったこと
は特筆されてよい。さらに実施例3.4のガラス充填量
45.60重量%は変性ポリフェニレンエーテル樹脂と
してはかつて不可能とされていたものであって60重緻
%ガラス充填時の曲げ弾性率155800 KP/cd
は熱可塑性樹脂でありながら金属の弾性率に近づいたも
のとして評価に値する。更に注目すべき点は比較例に見
表2は特定の炭化水素系樹脂を添加した時においてのみ
45重量%ものチョツプドグラスの充填が可能であるこ
とを示している。すなわち比較例6においてはトルクオ
ーバーおよびストランドサージング、樹脂分解のため押
出不可であった。また比較例7においてはストランドに
おいてガラスが樹脂からはじかれたようになってしまい
トルクは十分に低かったものの押出はできなかった。こ
れは添加した樹脂がppo樹脂に対して十分な親和性を
もっていなかったためと思われる。一方実施例5および
6においては良好に押出しがなされている。これにより
本発明に有効な樹脂添加剤が特定の炭化水素系樹脂であ
ることを示している。
よび特開昭47−3136号における組成物と類似の樹
脂組成物であるが、アイゾツト衝撃強度が大きく低下し
ていることが判る。また比較例2〜4と実施例1〜4を
比較すると比較例3では押出性が「非常に困難」である
のに対して、実施例2では「易」、比較例4では「押出
不可能」であったのに対して実施例3てはチョツプドグ
ラスが45重量%充填されているにもかかわらず「易」
、実施例4では実にチョツプドグラスの充填量が実に6
0重量%に達しているにもかかわらす押出性は「可」と
比較例におけるガラス量0重量%のレベルであったこと
は特筆されてよい。さらに実施例3.4のガラス充填量
45.60重量%は変性ポリフェニレンエーテル樹脂と
してはかつて不可能とされていたものであって60重緻
%ガラス充填時の曲げ弾性率155800 KP/cd
は熱可塑性樹脂でありながら金属の弾性率に近づいたも
のとして評価に値する。更に注目すべき点は比較例に見
表2は特定の炭化水素系樹脂を添加した時においてのみ
45重量%ものチョツプドグラスの充填が可能であるこ
とを示している。すなわち比較例6においてはトルクオ
ーバーおよびストランドサージング、樹脂分解のため押
出不可であった。また比較例7においてはストランドに
おいてガラスが樹脂からはじかれたようになってしまい
トルクは十分に低かったものの押出はできなかった。こ
れは添加した樹脂がppo樹脂に対して十分な親和性を
もっていなかったためと思われる。一方実施例5および
6においては良好に押出しがなされている。これにより
本発明に有効な樹脂添加剤が特定の炭化水素系樹脂であ
ることを示している。
表 3
衷3においてバーフローEPL法で測定された流動性を
表わす指標で、値の大きい方が良流動性を示している。
表わす指標で、値の大きい方が良流動性を示している。
また表面外観は目視によった。
また表3はガラスの一部をマイカにおきかえた場合にお
ける本発明の効果を示している。比較例8に対し実施例
7は押出性、成形品の表面外観ともに著しく優れていた
。もちろん流動性も大幅に改善されている。なおTPP
はトリフェニルフォスフイトの略称で難燃剤である。
ける本発明の効果を示している。比較例8に対し実施例
7は押出性、成形品の表面外観ともに著しく優れていた
。もちろん流動性も大幅に改善されている。なおTPP
はトリフェニルフォスフイトの略称で難燃剤である。
表 4
表4より明らかなとおりピコ6140(芳香族系炭化水
素樹ハα)を含有しない比較例9においては、トルクオ
ーバーおよびストランドサージングの発生等で押出不可
だったものが本発明の実施例8では高剛性、易押出性が
実現されている。
素樹ハα)を含有しない比較例9においては、トルクオ
ーバーおよびストランドサージングの発生等で押出不可
だったものが本発明の実施例8では高剛性、易押出性が
実現されている。
@!ul
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 (a)ポリフェニレンエーテル樹月旨20〜1
00重量部、 (b)ビニル芳香族重合体0〜80重量部、(C)石油
ナフサから得られる芳香族炭化水素樹脂、テルペンフェ
ノリック樹脂および石炭のコールタールから誘導される
クマロンインデン樹脂の1種または2種以上を(&)お
よび(b)合計100重曖部に対して5〜60重量部、
および (、i)無機質充填剤を(a) t (b)および(Q
)の合計100重量部に対して15〜200重歇部、 の割合で配合したことを特徴とする新規なポリフェニレ
ンエーテルt1M 脂組放物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP199883A JPS59126460A (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | ポリフエニレンエ−テル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP199883A JPS59126460A (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | ポリフエニレンエ−テル樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59126460A true JPS59126460A (ja) | 1984-07-21 |
JPS6154337B2 JPS6154337B2 (ja) | 1986-11-21 |
Family
ID=11517109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP199883A Granted JPS59126460A (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | ポリフエニレンエ−テル樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59126460A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01299869A (ja) * | 1988-05-26 | 1989-12-04 | Nippon Oil Co Ltd | ポリフエニレンエーテル樹脂組成物 |
JPH02199164A (ja) * | 1989-01-27 | 1990-08-07 | Nippon G Ii Plast Kk | ポリウレタンフォームとの接着性改善方法 |
US5159004A (en) * | 1988-11-18 | 1992-10-27 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Thermoplastic resin composition |
EP0699715A3 (ja) * | 1994-09-01 | 1996-04-03 | Gen Electric | |
EP3084053A4 (en) * | 2013-12-18 | 2017-08-30 | SABIC Global Technologies B.V. | Poly(phenylene ether) fiber, method of forming, and articles therefrom |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5038130A (ja) * | 1973-07-03 | 1975-04-09 | ||
JPS55118956A (en) * | 1979-03-02 | 1980-09-12 | Gen Electric | Thermoplastic composition |
-
1983
- 1983-01-10 JP JP199883A patent/JPS59126460A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5038130A (ja) * | 1973-07-03 | 1975-04-09 | ||
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EP3084053A4 (en) * | 2013-12-18 | 2017-08-30 | SABIC Global Technologies B.V. | Poly(phenylene ether) fiber, method of forming, and articles therefrom |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6154337B2 (ja) | 1986-11-21 |
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