JPS591259B2 - N−(2−メルカプト置換アシル)−アミノ酸アミド - Google Patents
N−(2−メルカプト置換アシル)−アミノ酸アミドInfo
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- JPS591259B2 JPS591259B2 JP682876A JP682876A JPS591259B2 JP S591259 B2 JPS591259 B2 JP S591259B2 JP 682876 A JP682876 A JP 682876A JP 682876 A JP682876 A JP 682876A JP S591259 B2 JPS591259 B2 JP S591259B2
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- benzyl
- phenyl
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- yield
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は式(1)で示されるN−(2−メルカプト置換
アシル)−アミノ酸 アミド(以下本発明化合物という
)、その製法、および本発明化合物からなる糖尿病治療
剤に関するものである。
アシル)−アミノ酸 アミド(以下本発明化合物という
)、その製法、および本発明化合物からなる糖尿病治療
剤に関するものである。
式中Rはメチル基、フエニル基、ベンジル基、4−タロ
ロベンジル基からえらばれる基を示し、R/は水素、フ
エニル基、4−クロロベンジル基、ベンジル基からえら
ばれる基を示す、但しRがメチル基である場合はRIは
水素以外の基である。
ロベンジル基からえらばれる基を示し、R/は水素、フ
エニル基、4−クロロベンジル基、ベンジル基からえら
ばれる基を示す、但しRがメチル基である場合はRIは
水素以外の基である。
本発明化合物は文献未記載の新規化合物であり、本発明
化合物は生体内の代謝機能を改善する作用を有するもの
で、後述するように血糖降下作用、血中の脂質降下作用
等の作用を示し、糖尿病治療剤として有用なものである
。次に本発明化合物の一般的製法をのべる。
化合物は生体内の代謝機能を改善する作用を有するもの
で、後述するように血糖降下作用、血中の脂質降下作用
等の作用を示し、糖尿病治療剤として有用なものである
。次に本発明化合物の一般的製法をのべる。
式(2)で示されるハロゲン置換アシルハロゲニドと式
(3)で示さねるアミノ酸 アミドをシヨツテンバウマ
ン法等通常の方法で反応させ、式(4)で示されるN(
2−ハロゲソ置換アシル)−アミノ酸 アミドを得る。
これをメタノール、エタノール等の低級アルコール中で
室温ないし.氷水冷却下チオ安息香酸アルカリ塩例えは
ナトリウム塩、カリウム塩、あるいはそれらの水溶液と
反応させてN−(2ベンゾイルメルカブト置換アシル)
−アミノ酸アミド(5)をうる。次に(5)をアン七ニ
アの水または低級アルコール例えばメタノール、エタノ
ールの溶液で処理すると本発明化合物であるN−(2メ
ルカブト置換アシル)−アミノ酸 アミド(5)をうる
ことができる。この場合の反応温度は特に限定の必要は
なく加温から氷冷迄にわたつて用いうるOXはハロゲソ
、Meはアルカリ金属、R,R′は前記と同じ。
(3)で示さねるアミノ酸 アミドをシヨツテンバウマ
ン法等通常の方法で反応させ、式(4)で示されるN(
2−ハロゲソ置換アシル)−アミノ酸 アミドを得る。
これをメタノール、エタノール等の低級アルコール中で
室温ないし.氷水冷却下チオ安息香酸アルカリ塩例えは
ナトリウム塩、カリウム塩、あるいはそれらの水溶液と
反応させてN−(2ベンゾイルメルカブト置換アシル)
−アミノ酸アミド(5)をうる。次に(5)をアン七ニ
アの水または低級アルコール例えばメタノール、エタノ
ールの溶液で処理すると本発明化合物であるN−(2メ
ルカブト置換アシル)−アミノ酸 アミド(5)をうる
ことができる。この場合の反応温度は特に限定の必要は
なく加温から氷冷迄にわたつて用いうるOXはハロゲソ
、Meはアルカリ金属、R,R′は前記と同じ。
尚式(2)および(3)(R−Hの場合を除く)の化合
物には何れも不斉炭素が存在するのでこれから得られる
化合物(4)、(5)、(1)は当然2個の不斉炭素を
もつことになる。
物には何れも不斉炭素が存在するのでこれから得られる
化合物(4)、(5)、(1)は当然2個の不斉炭素を
もつことになる。
よつて化合物(2)、(3)が光学活性体の場合は反応
時のラセミ化反応を無視すれば当然光学活性の化合物(
4)、(5)、(1)が得られるわけである。又同一分
子中に2個の不斉炭素をもつところからもジアステレオ
イソマ一の生成も予想される。事実発明者らは化合物(
2)および(3)のラセミ体を使用して化合物(5)お
よび(1)に2棟の融点をもつ化合物(R′が4−タロ
ロフエニル基、およびベンジル基の場合)を得ている。
これのの化合物についての立体配位は決定していないが
旋光・囲の無い所から夫々の対掌体のラセミ化合物と推
定している。以下製造例、動物実1験による薬理試験お
よび毒性試1験を示す。
時のラセミ化反応を無視すれば当然光学活性の化合物(
4)、(5)、(1)が得られるわけである。又同一分
子中に2個の不斉炭素をもつところからもジアステレオ
イソマ一の生成も予想される。事実発明者らは化合物(
2)および(3)のラセミ体を使用して化合物(5)お
よび(1)に2棟の融点をもつ化合物(R′が4−タロ
ロフエニル基、およびベンジル基の場合)を得ている。
これのの化合物についての立体配位は決定していないが
旋光・囲の無い所から夫々の対掌体のラセミ化合物と推
定している。以下製造例、動物実1験による薬理試験お
よび毒性試1験を示す。
製造例 1
苛性ソーダ22.49を含む水200m1にグリシン
アミド・塩酸塩61,99をとかした溶液を氷水冷攪拌
し、この液に2−ブロモ−2−フエニル酢酸クロリド1
259と苛性ソーダ22.49の水200m1の水溶液
を反応液の液性をアルカリに保ち乍ら別個に滴下する。
アミド・塩酸塩61,99をとかした溶液を氷水冷攪拌
し、この液に2−ブロモ−2−フエニル酢酸クロリド1
259と苛性ソーダ22.49の水200m1の水溶液
を反応液の液性をアルカリに保ち乍ら別個に滴下する。
滴下後30分攪拌し次いで3N一塩酸で反応液をPH8
.Oに調整する。析出した結晶を炉取し水洗乾燥してN
−(2−ブロモ2−フエニルアセチル)−グリシン ア
ミドを得る。収量90.09収率62% 白色針状晶(
水より) Mpl22〜123℃上記化合物27.19
をエタノール150m1に溶解した液を室温攪拌しこれ
にチオ安息香酸15.29を苛性ソーダ4.89で中和
した水溶液110m1を滴下する。
.Oに調整する。析出した結晶を炉取し水洗乾燥してN
−(2−ブロモ2−フエニルアセチル)−グリシン ア
ミドを得る。収量90.09収率62% 白色針状晶(
水より) Mpl22〜123℃上記化合物27.19
をエタノール150m1に溶解した液を室温攪拌しこれ
にチオ安息香酸15.29を苛性ソーダ4.89で中和
した水溶液110m1を滴下する。
更に1時間攪拌反応した後氷室に一晩放置する。析出し
た結晶を淵取し水洗、乾燥してN−(2−ベンゾイルメ
ルカブト一2−フエニルアセチル)−グリシン アミド
を得る。収量32.59収率99% 白色針状晶(エタ
ノールより) Mpl65.5〜166゜C上記化合物
19.89を濃アンモニア水300m1に懸濁させ反応
液が透明になる迄室温で攪拌する(約1時間)。
た結晶を淵取し水洗、乾燥してN−(2−ベンゾイルメ
ルカブト一2−フエニルアセチル)−グリシン アミド
を得る。収量32.59収率99% 白色針状晶(エタ
ノールより) Mpl65.5〜166゜C上記化合物
19.89を濃アンモニア水300m1に懸濁させ反応
液が透明になる迄室温で攪拌する(約1時間)。
次いで酢酸エチルで副生したベンズアミドを抽出除去し
た後、水層部を減圧濃縮し析出物を酢酸エチルで抽出す
る。抽出液は水洗、乾燥(芒硝)した後濃縮して析出し
た結晶を沢取してN−(2−メルカプト−2−フエニル
アセチル)−グリシン アミドを得る。収量769収率
56% 白色針状晶(エタノール一酢酸エチルより)
Mpl28〜129℃分子式ClOHl2N2O2S 製造例 2 苛・囲ソーダ17.09を含む水200m1にグリシン
アミド・塩酸塩47.19をとかした溶液と2−ブロ
モ−3−フエニルプロピオニルタロリド1009と苛性
ソーダ16.49の水200m1の水溶液で製造例1に
準じて反応を行いN−(2−ブロモ−3−フエニルプロ
ピオニル)−グリシンアミドを得る。
た後、水層部を減圧濃縮し析出物を酢酸エチルで抽出す
る。抽出液は水洗、乾燥(芒硝)した後濃縮して析出し
た結晶を沢取してN−(2−メルカプト−2−フエニル
アセチル)−グリシン アミドを得る。収量769収率
56% 白色針状晶(エタノール一酢酸エチルより)
Mpl28〜129℃分子式ClOHl2N2O2S 製造例 2 苛・囲ソーダ17.09を含む水200m1にグリシン
アミド・塩酸塩47.19をとかした溶液と2−ブロ
モ−3−フエニルプロピオニルタロリド1009と苛性
ソーダ16.49の水200m1の水溶液で製造例1に
準じて反応を行いN−(2−ブロモ−3−フエニルプロ
ピオニル)−グリシンアミドを得る。
収量93.89収率81% 白色針状晶(メタノールよ
り) Mpl75〜178゜C上記化合物57.09を
メタノール21に溶解した液を室温攪拌し、これにチオ
安息香酸30.49を苛性カリ12.49で中和した水
溶液300m1を滴下する。更に1時間撹拌した後氷室
に一晩放置する。析出した結晶を沢取し水洗、乾燥して
N(2−ベンゾイルメルカブト一3−フエニルプロピオ
ニル)−グリシン アミドを得る。収量65.59収率
96% 白色ブリズム状晶(酢酸エチル−エタノールよ
り) Mpl34(C上記化合物17.19を濃アンモ
ニア水200m1に懸濁させて反応液が透明になる迄室
温で攪拌する(約3時間)。
り) Mpl75〜178゜C上記化合物57.09を
メタノール21に溶解した液を室温攪拌し、これにチオ
安息香酸30.49を苛性カリ12.49で中和した水
溶液300m1を滴下する。更に1時間撹拌した後氷室
に一晩放置する。析出した結晶を沢取し水洗、乾燥して
N(2−ベンゾイルメルカブト一3−フエニルプロピオ
ニル)−グリシン アミドを得る。収量65.59収率
96% 白色ブリズム状晶(酢酸エチル−エタノールよ
り) Mpl34(C上記化合物17.19を濃アンモ
ニア水200m1に懸濁させて反応液が透明になる迄室
温で攪拌する(約3時間)。
次いで酢酸エチルで副生したベンズアミドを抽出除去し
た後水層部を減圧濃縮し冷後析出した結晶を淵取し水洗
、乾燥してN−(2−メルカプト−3−フエニルプロピ
オニル)グリシン アミドを得る。収量9.39収率7
8% 白色針状晶(メタノールより) Mpl72〜1
73状C製造例 3 苛性ソーダ329を含む水400m1にグリシンアミド
・塩酸塩82.29をと力化た溶液を氷水冷攪拌し、こ
の液に2−ブロモ−3−(4−クロロフエニノりプロピ
オニルクロリド2109と苛性ソーダ369の水400
m1の水溶液を反応液の液性をアルカリに保ち乍ら別個
に滴下する。
た後水層部を減圧濃縮し冷後析出した結晶を淵取し水洗
、乾燥してN−(2−メルカプト−3−フエニルプロピ
オニル)グリシン アミドを得る。収量9.39収率7
8% 白色針状晶(メタノールより) Mpl72〜1
73状C製造例 3 苛性ソーダ329を含む水400m1にグリシンアミド
・塩酸塩82.29をと力化た溶液を氷水冷攪拌し、こ
の液に2−ブロモ−3−(4−クロロフエニノりプロピ
オニルクロリド2109と苛性ソーダ369の水400
m1の水溶液を反応液の液性をアルカリに保ち乍ら別個
に滴下する。
滴下後室温で2時間攪拌し、析出物を酢酸エチルで抽出
する。抽出液は水洗後乾燥(芒硝)し濃縮し放置すると
結晶が析出する。P取して、N−〔2−ブロモ−3−(
4−クロロフエニル)−プロピオニル〕−グリシン ア
ミドを得る。収量959収率40% 白色針状晶(エタ
ノールより) Mpl57〜158針C上記化合物80
9をメタノール1.62に溶解した液を室温攪拌し、こ
れにチオ安息香酸カリ52.89の水11の溶液を加え
室温で1時間攪拌した後一晩放置する。
する。抽出液は水洗後乾燥(芒硝)し濃縮し放置すると
結晶が析出する。P取して、N−〔2−ブロモ−3−(
4−クロロフエニル)−プロピオニル〕−グリシン ア
ミドを得る。収量959収率40% 白色針状晶(エタ
ノールより) Mpl57〜158針C上記化合物80
9をメタノール1.62に溶解した液を室温攪拌し、こ
れにチオ安息香酸カリ52.89の水11の溶液を加え
室温で1時間攪拌した後一晩放置する。
析出した結晶を沢取し水洗、乾燥してN−〔2−ベンゾ
イルメルカプト一3−(4ークロロフエニル)−プロピ
オニル〕−グリシンアミドを得る。収量62.59収率
66% 白色針状晶(メタノールより) Mpl58〜
159上記化合物37.79と濃アンモニア水500m
1で製造例1に準じて反応を行い析出した結晶を淵取し
、水洗、乾燥してN−〔2−メルカプト−3(4−タロ
ロフエニノ(ハ)−プロピオニル〕−グリシン アミド
を得る。収量209収率739bりんぺん状晶(エタノ
ールより) Mpl4l〜142んC製造例 4 苛・囲ソーダ4.89を含む水120m1にα−フエニ
ルグリシン アミド・塩酸塩20.39をとかした溶液
と2−ブロモプロピオニルクロリド20.69と苛性ソ
ーダ5.29の水130m1の水溶液で製造例1に準じ
て反応を行いN−(2−ブロモプロピオニル)−α−フ
エニルグリシン アミドを得る。
イルメルカプト一3−(4ークロロフエニル)−プロピ
オニル〕−グリシンアミドを得る。収量62.59収率
66% 白色針状晶(メタノールより) Mpl58〜
159上記化合物37.79と濃アンモニア水500m
1で製造例1に準じて反応を行い析出した結晶を淵取し
、水洗、乾燥してN−〔2−メルカプト−3(4−タロ
ロフエニノ(ハ)−プロピオニル〕−グリシン アミド
を得る。収量209収率739bりんぺん状晶(エタノ
ールより) Mpl4l〜142んC製造例 4 苛・囲ソーダ4.89を含む水120m1にα−フエニ
ルグリシン アミド・塩酸塩20.39をとかした溶液
と2−ブロモプロピオニルクロリド20.69と苛性ソ
ーダ5.29の水130m1の水溶液で製造例1に準じ
て反応を行いN−(2−ブロモプロピオニル)−α−フ
エニルグリシン アミドを得る。
収量18.09収率58(:!)白色針状晶(エタノー
ルより) Mpl9O℃上記化合物18.09のメタノ
ール500m1の溶液とチオ安息香酸9.79を苛・囲
カリ3.99で中和した水100m1の溶液を用い製造
例1に準じて反応を行いN−(2−ベンゾイルメルカプ
トプロピオニル)−α−フエニルグリシン アミドを得
る。
ルより) Mpl9O℃上記化合物18.09のメタノ
ール500m1の溶液とチオ安息香酸9.79を苛・囲
カリ3.99で中和した水100m1の溶液を用い製造
例1に準じて反応を行いN−(2−ベンゾイルメルカプ
トプロピオニル)−α−フエニルグリシン アミドを得
る。
収量16.79収率77% 白色針状晶(メタノールよ
り) Mpl76〜181針C上記化合物6.89と濃
アンモニア水300miで製造例1に準じて反応を行い
析出した結晶をF取し水洗、乾燥してN−(2−メルカ
プトプロピオニル)−α−フエニルグリシン アミドを
得る。
り) Mpl76〜181針C上記化合物6.89と濃
アンモニア水300miで製造例1に準じて反応を行い
析出した結晶をF取し水洗、乾燥してN−(2−メルカ
プトプロピオニル)−α−フエニルグリシン アミドを
得る。
収量4.09収率83% 白色針状晶(メタノールより
) Mpl87〜189℃製造例 5 水500m1とアセトン200m1の混液にα(4−ク
ロロフエニル)グリシン アミド・塩酸塩22.19と
炭酸水素ナトリウム25.29を加えた溶液に氷水冷攪
拌下2−ブロモプロピオニルクロリド18.8gを滴下
する。
) Mpl87〜189℃製造例 5 水500m1とアセトン200m1の混液にα(4−ク
ロロフエニル)グリシン アミド・塩酸塩22.19と
炭酸水素ナトリウム25.29を加えた溶液に氷水冷攪
拌下2−ブロモプロピオニルクロリド18.8gを滴下
する。
滴下終了後冷却をやめ室温で2時間攪拌する。析出した
結晶を戸取し水洗、乾燥してN−(2−ブロモプロピオ
ニル)α一(4−クロロフエニル)グリシン アミドを
得る。収量23.09収率72% 白色針状晶(酢酸エ
チルより) Mp2O7〜208℃上記化合物63.9
9をメタノール21に溶解し、チオ安息香酸カリウム4
2.29を室温攪拌下に徐徐に加え3時間反応する。一
晩放置して析出する結晶を済取してメタノール洗、乾燥
してN−(2ベンゾイルメルカプトプロピオニル)−α
一(4−クロロフエニル)グリシン アミド−Aを得る
。収量34.59収率46% 白色針状晶(メタノール
より) Mp228〜229℃上記化合物N−(2−ベ
ンゾイルプロピオニル)α−(4−クロロフエニル)−
グリシン アミド−A8戸取した淵液を減圧濃縮して乾
固し、これに水11を加え充分振盪して不溶の結晶を淵
取し、水洗乾燥してN−(2−ベンゾイルメルカプトプ
ロピオニル)−α一(4−クロロフエニル)グリシン
アミド−Bを得る。収量35.59収率47% 白色針
状晶(メタノールより) Mpl7O〜173針C前記
N−(2−ベンゾイルメルカプトプロピオニル)−α一
(4−クロロフエニル)グリシンアミド−A28.39
を濃アンモニア水400m11酢酸エチル400m1の
混合溶液に加え40〜50℃で4時間加温攪拌する。
結晶を戸取し水洗、乾燥してN−(2−ブロモプロピオ
ニル)α一(4−クロロフエニル)グリシン アミドを
得る。収量23.09収率72% 白色針状晶(酢酸エ
チルより) Mp2O7〜208℃上記化合物63.9
9をメタノール21に溶解し、チオ安息香酸カリウム4
2.29を室温攪拌下に徐徐に加え3時間反応する。一
晩放置して析出する結晶を済取してメタノール洗、乾燥
してN−(2ベンゾイルメルカプトプロピオニル)−α
一(4−クロロフエニル)グリシン アミド−Aを得る
。収量34.59収率46% 白色針状晶(メタノール
より) Mp228〜229℃上記化合物N−(2−ベ
ンゾイルプロピオニル)α−(4−クロロフエニル)−
グリシン アミド−A8戸取した淵液を減圧濃縮して乾
固し、これに水11を加え充分振盪して不溶の結晶を淵
取し、水洗乾燥してN−(2−ベンゾイルメルカプトプ
ロピオニル)−α一(4−クロロフエニル)グリシン
アミド−Bを得る。収量35.59収率47% 白色針
状晶(メタノールより) Mpl7O〜173針C前記
N−(2−ベンゾイルメルカプトプロピオニル)−α一
(4−クロロフエニル)グリシンアミド−A28.39
を濃アンモニア水400m11酢酸エチル400m1の
混合溶液に加え40〜50℃で4時間加温攪拌する。
冷後、水層を分取し減圧濃縮すると結晶が析出する。結
晶を沢取し水洗、乾燥してN−(2−メルカプトプロピ
オニル)一α−(4−クしロフエニル)グリシン アミ
ド一Aを得る。収量16.19収率79% 白色針状晶
(メタノールより) Mp2l9〜220針C一方前記
N−(2−ベンゾイルメルカブトプロピオニル)−α−
(4−クロロフエニル)グリシン アミド−B28.3
9を濃アンモニア水400厩とエーテル400m1の混
合液に加え室温撹拌を24時間行う。水層を分取し、減
圧濃縮すると結晶が析出する。炉取し水洗、乾燥してN
−(2メルカプトプロピオニル)−α−(4−クロロフ
エニル)グリシン アミド−Bを得る。収量16.49
収率80(!)白色針状晶(メタノールより)Mp2l
5〜216色C製造例 6 フエニルアラニン アミド8.29をアセトン100m
1にとかした液に氷水冷下、2−ブロモプロピオニルク
ロリド9.49と苛性ソーダ2.29の水50m1の水
溶液を反応液の液性をアルカリに保ち乍ら別個に滴下す
る。
晶を沢取し水洗、乾燥してN−(2−メルカプトプロピ
オニル)一α−(4−クしロフエニル)グリシン アミ
ド一Aを得る。収量16.19収率79% 白色針状晶
(メタノールより) Mp2l9〜220針C一方前記
N−(2−ベンゾイルメルカブトプロピオニル)−α−
(4−クロロフエニル)グリシン アミド−B28.3
9を濃アンモニア水400厩とエーテル400m1の混
合液に加え室温撹拌を24時間行う。水層を分取し、減
圧濃縮すると結晶が析出する。炉取し水洗、乾燥してN
−(2メルカプトプロピオニル)−α−(4−クロロフ
エニル)グリシン アミド−Bを得る。収量16.49
収率80(!)白色針状晶(メタノールより)Mp2l
5〜216色C製造例 6 フエニルアラニン アミド8.29をアセトン100m
1にとかした液に氷水冷下、2−ブロモプロピオニルク
ロリド9.49と苛性ソーダ2.29の水50m1の水
溶液を反応液の液性をアルカリに保ち乍ら別個に滴下す
る。
ついでN一塩酸でPH8として更に2時間攪拌し水15
0m1を加えて結晶を充分析出させた後炉取し、水洗乾
燥してN−(2ブロモプロピオニル)フエニルアラニン
アミドを得る。収量10.89収率72% 白色針状
晶(エタノールより) Mpl74〜175針C上記化
合物909をメタノール250m1に溶解した液を室温
攪拌しこれにチオ安息香酸429を苛性カリ1.79で
中和した水溶液を滴下する。2時間反応した後析出した
結晶を済取し水洗、乾燥してN−(2−ベンゾイルメル
カプトプロピオニル)フエニルアラニン アミド−Aを
得る。
0m1を加えて結晶を充分析出させた後炉取し、水洗乾
燥してN−(2ブロモプロピオニル)フエニルアラニン
アミドを得る。収量10.89収率72% 白色針状
晶(エタノールより) Mpl74〜175針C上記化
合物909をメタノール250m1に溶解した液を室温
攪拌しこれにチオ安息香酸429を苛性カリ1.79で
中和した水溶液を滴下する。2時間反応した後析出した
結晶を済取し水洗、乾燥してN−(2−ベンゾイルメル
カプトプロピオニル)フエニルアラニン アミド−Aを
得る。
収量5.79収率53% 白色針状晶(メタノールより
) Mpl99〜2000C上記化合物N−(2−ベン
ゾイルメルカプトプロピオニル)フエニルアラニン ア
ミド−Aを済取した沢液を減圧濃縮して乾固し、これに
水100dを加え充分振盪して不溶の結晶を戸取し、水
洗、乾燥してN−(2−ベンゾイルメルカプトプロピオ
ニル)フエニルアラニン アミド−Bを得る。
) Mpl99〜2000C上記化合物N−(2−ベン
ゾイルメルカプトプロピオニル)フエニルアラニン ア
ミド−Aを済取した沢液を減圧濃縮して乾固し、これに
水100dを加え充分振盪して不溶の結晶を戸取し、水
洗、乾燥してN−(2−ベンゾイルメルカプトプロピオ
ニル)フエニルアラニン アミド−Bを得る。
収量4.19収率38% 白色針状晶(ベンゼンより)
Mpl2l〜123色C前記N−(2−ベンゾイルメ
ルカプトプロピオニル)フエニルアラニン アミド−A
3.69を濃アンモニア水40m11エーテル40m1
の混合液に加え以下製造例5に準じて反応を行いN−(
2−メルカプトプロピオニル)フエニルアラニン アミ
ド−Aを得る。
Mpl2l〜123色C前記N−(2−ベンゾイルメ
ルカプトプロピオニル)フエニルアラニン アミド−A
3.69を濃アンモニア水40m11エーテル40m1
の混合液に加え以下製造例5に準じて反応を行いN−(
2−メルカプトプロピオニル)フエニルアラニン アミ
ド−Aを得る。
収量2.2f! 収率88(Ft)白色りんぺん状晶(
酢酸エチル−メタノールより)一方前記N−(2−ベン
ゾイルメルカプトプロピオニル)フエニルアラニン ア
ミド−B3.29を濃アンモニア水40m11エーテル
40m1の混合物に加え以下製造例5に準じて反応を行
いN一(2−メルカプトプロピオニル)フエニルアラニ
ン アミド−Bを得る。収量1,79収率75%白色針
状晶(メタノールより) Mpl86〜188℃薬理試
験 血糖降下作用 ウイスタ一系雄性ラツトにアロ+サン120η/Kg体
重を1日1回2日間腹腔内投与し最終投与後1週間目に
血糖値が250即/dl以上のものをアロキサン糖尿病
ラツトとしてこれに本発明化合物をカルボ千ジメチルセ
ルロース(CMC)に0.5%濃度になるように調製し
た懸濁液を本発明化合物100〜/K9体重の割合でア
ロキサン糖尿病ラツト(一群5匹、体重100〜110
9)に経口投与し、投与後7時間目に血糖を測定した。
酢酸エチル−メタノールより)一方前記N−(2−ベン
ゾイルメルカプトプロピオニル)フエニルアラニン ア
ミド−B3.29を濃アンモニア水40m11エーテル
40m1の混合物に加え以下製造例5に準じて反応を行
いN一(2−メルカプトプロピオニル)フエニルアラニ
ン アミド−Bを得る。収量1,79収率75%白色針
状晶(メタノールより) Mpl86〜188℃薬理試
験 血糖降下作用 ウイスタ一系雄性ラツトにアロ+サン120η/Kg体
重を1日1回2日間腹腔内投与し最終投与後1週間目に
血糖値が250即/dl以上のものをアロキサン糖尿病
ラツトとしてこれに本発明化合物をカルボ千ジメチルセ
ルロース(CMC)に0.5%濃度になるように調製し
た懸濁液を本発明化合物100〜/K9体重の割合でア
ロキサン糖尿病ラツト(一群5匹、体重100〜110
9)に経口投与し、投与後7時間目に血糖を測定した。
結果は表1の通りである。−一J′?−′V」11L1
ノ1j」目目L※3コントロールはCMCO.5mlを
投与したもの脂質下降作用本発明化合物をCMCに0.
5%濃度になるように調製した懸濁液を本発明化合物1
00η/Kg体重の割合でウイスタ一系雄性ラツト(一
群5匹、体重250〜2609)に1日2回、1週間経
口投与し最終投与後6時間絶食させた抜、血清コレンス
チロールおよびトリグリセリドを定菫した。
ノ1j」目目L※3コントロールはCMCO.5mlを
投与したもの脂質下降作用本発明化合物をCMCに0.
5%濃度になるように調製した懸濁液を本発明化合物1
00η/Kg体重の割合でウイスタ一系雄性ラツト(一
群5匹、体重250〜2609)に1日2回、1週間経
口投与し最終投与後6時間絶食させた抜、血清コレンス
チロールおよびトリグリセリドを定菫した。
結果は表2の通りである。毒性試1験
本発明化合物のいくつかについて急性毒性値を表3に示
す〇(実5験動物) 4週冷Ddy系雄マウスを1週間予備飼育し5週+(体
重24〜289)で使用した。
す〇(実5験動物) 4週冷Ddy系雄マウスを1週間予備飼育し5週+(体
重24〜289)で使用した。
(投与法)
投与量が30m1/Kg体重になるように本発明化合物
を0,9%食塩水に懸濁し苛性ソーダでPH7.Oに調
整して倹体液とした。
を0,9%食塩水に懸濁し苛性ソーダでPH7.Oに調
整して倹体液とした。
倹体液はいずれも腹腔内投与によつた。(観察)
投与後1週間一般症状および生死の有無を観察し7日目
の死亡数からLitchfield−WilcOxOn
法によつてLD5Oを算出した。
の死亡数からLitchfield−WilcOxOn
法によつてLD5Oを算出した。
以上の動物実,験および毒性試験から明らかなように本
発明化合物は血糖降下作用および脂質下降作用等の作用
を有することより糖尿病治療剤として有用なものである
。
発明化合物は血糖降下作用および脂質下降作用等の作用
を有することより糖尿病治療剤として有用なものである
。
投与量は1日600〜1200ワの範囲が成人の場合に
好ましい。また本発明化合物は潤滑剤の如き添加剤と同
様に適当な固形及び液体の薬理学的に許容される希釈剤
及び(又は)賦形剤と共に混合使用することができる。
好ましい。また本発明化合物は潤滑剤の如き添加剤と同
様に適当な固形及び液体の薬理学的に許容される希釈剤
及び(又は)賦形剤と共に混合使用することができる。
上記の如き組成物を例示すれば次の通りである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式(1)で示されるN−(2−メルカプト置換アシ
ル)アミノ酸 アミド式中Rはメチル基、フェニル基、
ベンジル基、4−クロロベンジル基からえらばれる基を
示し、R′は水素、フェニル基、4−クロロフェニル基
、ベンジル基からえらばれる基を示す、但しRがフェニ
ル基、ベンジル基、4−クロロベンジル基からえらばれ
る基である場合はR′は水素であり、Rがメチル基であ
る場合はR′はフェニル基、4−クロロフェニル基、ベ
ンジル基からえらばれる基である。 2 式(2)で示されるハロゲン置換アシルハロゲニド
と式(3)で示されるアミノ酸 アミドより作られる式
(4)で示されるN−(2−ハロゲン置換アシル)−ア
ミノ酸 アミドにチオ安息香酸アルカリ塩を反応させ式
(5)で示されるN−(2−ベンゾイルメルカプト置換
アシル)−アミノ酸 アミドを得、ついでアンモニアを
作用させることを特徴とする式(1)で示されるN−(
2−メルカプト置換アシル)−アミノ酸 アミドの製法
。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中Xはハロゲンを示し、Rはメチル基、フェニル基、
ベンジル基、4−クロロベンジル基からえらばれる基を
示し、R′は水素、フェニル基、4−クロロフェニル基
、ベンジル基からえらばれる基を示す、但しRがフェニ
ル基、ベンジル基、4−クロロベンジル基からえらばれ
る基である場合はR′は水素であり、Rがメチル基であ
る場合はR′はフェニル基、4=クロロフェニル基、ベ
ンジル基からえらばれる基である。 3 式中で示されるN−(2−メルカプト置換アシル)
−アミノ酸 アミドを主成分とする糖尿病治療剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1)式中Rはメチ
ル基、フェニル基、ベンジル基、4−クロロベンジル基
からえらばれる基を示し、R′は水素、フェニル基、4
−クロロフェニル基、ベンジル基からえらばれる基を示
す、但しRがフェニル基、ベンジル基、4−クロロベン
ジル基からえらばれる基である場合はR′は水素であり
、Rがメチル基である場合はR′はフェニル基、4−ク
ロロフェニル基、ベンジル基からえらばれる基である。 4 内服用薬剤の形態にある特許請求の範囲第3項記載
の糖尿病治療剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP682876A JPS591259B2 (ja) | 1976-01-24 | 1976-01-24 | N−(2−メルカプト置換アシル)−アミノ酸アミド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP682876A JPS591259B2 (ja) | 1976-01-24 | 1976-01-24 | N−(2−メルカプト置換アシル)−アミノ酸アミド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5291823A JPS5291823A (en) | 1977-08-02 |
JPS591259B2 true JPS591259B2 (ja) | 1984-01-11 |
Family
ID=11649071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP682876A Expired JPS591259B2 (ja) | 1976-01-24 | 1976-01-24 | N−(2−メルカプト置換アシル)−アミノ酸アミド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591259B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4256761A (en) * | 1979-07-13 | 1981-03-17 | Usv Pharmaceutical Corporation | Antihypertensive amides |
JPH0610132B2 (ja) * | 1985-11-27 | 1994-02-09 | 千寿製薬株式会社 | 糖尿病性白内障治療薬 |
-
1976
- 1976-01-24 JP JP682876A patent/JPS591259B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5291823A (en) | 1977-08-02 |
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