JPS59125983A - 布帛の処理方法および紋様布帛 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は布帛の処理方法およびそのような処理によって
得られる紋様布帛に関する。

従来、不規則な紋様を有する布帛は彫刻ローラー等でプ
リントしたり、絞り染め等によって製造されているが、
彫刻ロールのサイズで紋様の不規則さが制限されること
、色の濃淡変化にも限度があることや１生産性が劣るこ
と、不規則な表−面効果も得られないこと等の欠点を有
している。

本発明者等は上記欠点を解決すると共に特有の表面効果
と不規則な紋様をもった布帛を得るべく鋭意研究の結果
、本発明に到達した。

すなわち、本発明は少くとも１反以上の布帛を１本の線
状になうか、もしくは１本の紐状に組んだ徒、湿潤処理
および／または熱処理することを特徴とする布帛の処理
方法。および、クラッシュおよび楊柳状の表面効果を有
し、かつ不規則な形状こ の紋様を有する！とを特徴とする紋様布帛に関する。

本発明によれば比較的簡単な操作で生産性も高く、クラ
ッシュおよび楊柳状の不規、則な表面効果を得ることが
できる。また、ことに染色等と組合ゼて行う処理におい
ては処理液の浸透差により再現性の良好な不規則形状を
有する紋様を得ることができるし、色数等の制限もなぐ
、また濃淡も自然調で商品価値の高い布帛を提供するこ
とができる。更に所望によってはピーリング処理、リラ
ックス処理等により不規則かつ特有の風合効果も得られ
る等工業化の利点は大きい。

本発明を適用する布帛としては特に制限されるものでは
なく綿、羊毛のような天然繊維、銅安レーヨン、ビスコ
ースレーヨンのような再生繊維、セルロースアセテート
、蛋白−アクリロニトリルグラフト共重合体のような半
合成繊維又はプロミックス繊維、ポリプロピレン、ポリ
ウレタン、ポリエステル、ポリアミド、アクリルのよう
な合成繊維およびそれらの種々改質繊維（たとえば可染
化、難燃化、制電化等）、合成樹脂のブレンドからなる
合成繊維、複合紡糸繊維等の単独または混用繊維糸から
なる布帛、上記繊維糸を交編織した布帛、混用パイル布
等いずれであってもよい。

また繊維混用の形態は混紡、複合、混載、カバー等いず
れであってもよい。

更に改質繊維と未改質繊維、染色繊維と未染色繊維等の
混用であってもよい。

布帛としてけ編織物、不繊布、パイル布等が例示される
。

本発明においては、布帛の少くとも１反以上を用いて１
本の細状になうか、もしくは１本の紐状に糾んだ後、湿
潤処理および／熱処理することにより所望する不規則な
表面効果および所望により紋様が付与される。

１反の場合はステッチ編により１本の紐状とすればよく
２反以上の場合はなうか編組みにより細状または紐状に
される。

かかる純状体または紐状体の布帛は１本で処理すること
もできるし、鞠数本を同時処理することもできる。更に
複数本を再度編組み等により１本化して処理することも
できる。紐状になうかもしくは紐状に組むのを部分的に
行って本発明の効果を部分的に施すこともできる。

本発明の湿潤処理および／または熱処理は精練、リラッ
クス処理、激白、染色、減量加工、可染化、防染処理、
グラフト加工、架橋処理等と通常同時に行うことができ
、通常該処理に用いられる冬作が採用されるが、そのよ
うな条件に限定されるものではなく目的とする処理効果
によって処理系の溶媒、添加剤、処理温度、処理時間等
を適宜設定することができる。また、ｇ１絹み前に予め
染色しておき、本発明の方法によって抜染または染色し
雅趣に富んだ紋様を得ることもできる。

更に、特にポリエステル繊維使いの布帛に本発明により
減量加工を施すときは部分的に風合の異なる特有の風合
効果を得ることもできるし、ｔた強撚糸織物に本発明に
よるリラックス処理を適用するときは部分リラックスし
た特有の表面効果を得ることができる。またセルロース
のような非熱可塑性繊維布帛に本発Ｍにより架橋処理を
施すときは永久的にしわセットすることができる。

これらの処理は２種以上を組合せて行ってもよいのはも
ちろんである。また湿潤処理および／またけ熱処理を部
分的に行い、本発明による効果を部分的に施すこともで
きる。

本発明による湿潤処理および／または熱処理は通常の染
色加工用装置を用いて行うことができるが、特にウィン
ス、液流染色機等を用いて行うの護 が便利である。熱処理は那熱、乾熱等のいずれであって
もよい。

湿潤処理および／または熱処理後は通常細状体もしくは
紐状体の布帛を解いて次工程に通される。

すなわち、処理が染色の場合は水洗、ソーピング、リダ
クションクリーニング等を経て乾燥、仕上げ処理される
。しかし、場合によってはそのまま洗浄工程に付しても
よい。

一方、本発明の処理後＼染色されてない布帛については
更に染色工程を通して仕上げることもできる。また、本
発明の処理により付与されたクラッシュおよび楊柳状の
しわを部分的にまたは全体的に一部または実質的に全部
除去することもできる。

以下、実施例により本発明を説明するが、本発明が実施
例に限定されるものではない。

実施例　１ ポリエチレンテレフタレート紡績糸（６０８／ｌ）を経
糸とし、ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメン
ト糸（７５ｄ／７２で）を緯糸として使用し経糸密度１
０９本／インチ・緯糸音度８９本／インチのローン（１
１４ＣＩｇ巾）を製織した。これを常法によりリラック
ス処理し乾燥後、３反を１本の紐（３つ編）に組んで紐
状体とし、液流染色機にて分散染料２％ｏｗｆ　ｓにて
１３５℃１０分間染色した後、８０℃まで冷却し、次い
で開布状で常法により還元洗浄後、乾燥した。その結果
、特有の７ラツシユおよび楊柳状シボを有し、かつ不規
則な紋様を有する自然調の表面効果をもった布帛が得ら
れた。

実施例　２ ポリエチレンテレフタレートフィラメント糸７ａａ／７
ｇ　ｔ　、（滞水収縮率２．５％）と全酸成分に対し５
−ナトリウムスルホイソフタル酸２モル％とイソフタル
酸７モル％を共重合したエチレンテレフタレート系共重
合ポリエステルフィラメント糸５ｏａ／ｓ６ｔ　（滞水
収縮糸１１．５％）からなる絡合度９３のエア混織糸を
経糸および緯糸としてなる平織物をロープ状とした後ス
テッチ編により１本の線状体とし、５０各の苛性ソーダ
水溶液中で９０℃３０分間処理した徒、開布状で水洗、
中和、水洗、乾燥した。

その結果、特有のクラッシュおよび易柳状シボを有し、
かつ不規則な表面効果と風合効果を有する布帛が得られ
た。

特許出願人　東洋紡績株式会社 マルサン染工株式会社

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）少くとも１反以上の布帛を１本の絹状になうか１
   もしくは１本の紐状に糺んだ後、湿潤処理および／また
   はｐｙ処理することを特徴とする布帛の処理方法。
2. （２）湿潤処理が浸染処理である特許請求の範囲第１項
   記聰の布帛の処理方法。
3. （３）　　湿潤処理が抜染処理である特許請求の範囲第
   １項記験の布帛の処理方法。
4. （４）　　クラッシュおよび楊柳状の表面効果を有し、
   ｔ）つ不規則な形状の紋様を有することを特徴とする紋
   様布帛。