JPS59125554A - 歯科補綴物の製造方法 - Google Patents

歯科補綴物の製造方法

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JPS59125554A
JPS59125554A JP23092382A JP23092382A JPS59125554A JP S59125554 A JPS59125554 A JP S59125554A JP 23092382 A JP23092382 A JP 23092382A JP 23092382 A JP23092382 A JP 23092382A JP S59125554 A JPS59125554 A JP S59125554A
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JP
Japan
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plaster
pressure
resin
molten resin
aromatic
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Pending
Application number
JP23092382A
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English (en)
Inventor
藤井 数男
勝 中村
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Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、歯科補綴物の新規か製造方法に関する。
従来、義歯床のような歯科補綴物は、低融点物質によっ
て成形された原型をフラスコ内で石膏に埋没させ1該石
膏の硬化後にフラスコを加熱し、原型を溶融除去して石
膏型枠を作り、これを用いて注型重合成形を行なうこと
により製造されていた。ところが、注型重合成形は、石
膏枠内で重合時に成形体の収縮等が起こり易く、得られ
る歯科補綴物の寸法安定性が劣るという問題を有してい
た。また、上記方法は重合に長時間要し生産性が低いと
込・う問題も有していた。そのため、近年では、芳香族
ポリエステル、芳香族ポリエーテル、芳香族ポリスルホ
ン、芳香族ポリカーブネート等の優れた熱可塑性樹脂の
普及に伴ない、前記石膏型枠に該熱可塑性樹脂を溶融さ
せて充填し、固化させる成形方法が検討されてAる。
上記成形方法において、溶融した熱可塑性樹脂(以下、
溶融樹脂ともいう)は一般に歯科補填物の歯肉部となる
空間から供給され、該空間、そして、口蓋部となる空間
の順に充填される。また、該成形方法において、溶融樹
脂の光*は、同化によるウェルドの発生等を防止するた
め、迅速に行なうことが必要である反面、充填速度を速
くすると次のような問題が生じる。即ち、前記溶融樹脂
の充填において、該溶融樹脂が歯肉部となる空間にほと
んど充填された後、肉厚が薄い口蓋部に流入する際、流
入開始時の面積比は一挙に十分の−に減少し、その充填
連関が急激に上昇する。そのため、製品の歯科補綴物の
口蓋部表面に引け(凹凸部分)やフラッシュ(小気泡の
巻込み)が生じたり、前記溶融樹脂の流入開始時におけ
る樹脂の粘弾性による抵抗が増加されて石膏型枠に割れ
・亀裂が生じたり、石膏が溶融樹脂の流れにより浸食、
破損等を受ける。そして、それに伴ない溶融樹脂への異
物の巻き込み等が起こり易くなり、得られる歯科補綴物
の強度の低下を招くといった問題が生じる。!た、該歯
科補綴物の口看部に残留応力が残り、変形、破壊の原因
にもなる。
上記問題を防止するには、歯肉部となる空間が溶融樹脂
でほとんど充填された時点を検知し、該充填速度を下け
ることが必要である。しかしながら、このような制御を
大量生産が不可能な歯科補綴物の製造に適用することは
経済的でない。
本発明者等は、浴融樹脂による成形方法における前記問
題を、複雑な制御を行なうことなく解消した成形方法を
確立すべく鋭意研究を重ねた。その結果、加圧された弾
性圧縮体の圧力により溶融樹脂を石膏型枠に注入するこ
とにより、前記問題を生じることなく、且つ迅速に溶融
樹脂の充填を行なうことができることを見い出し本発明
を児成するに至った。
本発明は、石膏型枠に浴融した熱可塑性樹脂を注入し、
固化させて歯科補綴物を製造するに際し、浴融した熱可
塑性樹脂を加圧された弾性圧縮体によって石膏型枠中に
圧入せしめることを特徴とする歯科補綴物の製造方法で
ある。
本発明において、石膏型枠はいかなる製法で得られたも
のでもよい。一般には前記した如く、ハラフィンワック
スなどの低融点物質によって作られた原型をフラスコ内
で石膏に埋没させ、該石膏が硬化後原型を溶融除去する
ロストワックス法に工り製造するのが好適である。該原
型の除去は、フラスコを分割して行なってもよいし、分
割せずに行なってもよい。また、原型の除去後、型枠内
壁に離型剤などを塗布することも特に制限なく、公知の
技術により行うことができる。石膏型枠への溶融樹脂の
注入口(ダート)は歯肉部となる空間に連通する如く設
けられるが、特に該空間の一方の端に設けることが浴融
樹脂の充填をスムーズに行なうために好筐しい。
本発明において、熱可塑性樹脂は歯科補綴物の材料とし
て使用可能な熱可塑性樹脂が特に制限なく使用される。
例えば、芳香族ポリエステル、芳香族ポリエーテル、芳
香族ポリスルホン、芳香族ポリカーボネート等が好適で
ある。
上記熱可塑性樹脂は、加熱溶融径前記石膏型枠に注入さ
れる。
本発明の特徴は、該溶融樹脂を石膏型枠に注入する圧力
源として、加圧された弾性圧縮体を用いることにある。
従来一般に、浴融樹脂を石膏型枠に注入する圧力源とし
ては油圧が採用されていた。
しかし、非圧縮性圧力伝達媒体である油圧により溶融樹
脂の注入を行なった場合、石膏型枠への充填速度を上は
工うとすると前記した如く溶融樹脂が口蓋部となる空間
に至る際樺々の問題が生じる。
従って、油圧により石膏型枠中に浴融樹脂を注入する場
合は、圧力制御が必要となる。本発明にあっては、浴融
樹脂を注入する圧力源として、加圧された弾性圧縮体を
用いることに工り、浴融樹脂の充填は、゛抵抗が小さい
歯肉部となる空間には迅速に行なわれ、抵抗が大きい口
蓋部となる空間に至る時点では該抵抗による反力が弾性
圧縮体に吸収されてその結果、自動的に浴融樹脂の充填
速度が低下し、前記面積比の低下による急激な充填速度
及び抵抗の上昇を防止できる。従って、充填速度を速く
することによる前記問題を完全に防止することができる
本発明において、弾性圧縮体は、加圧することにより対
応する圧力7示し、且つ後述する使用圧力において圧縮
性を有するものであれば特に制限されない8一般には、
ガス体、特に孕気、窒素、酸素等が入手、取扱いが容易
であり好適である。
該弾性圧縮体の加圧の程度に1、用いる熱可塑性樹脂の
種類、石膏型枠に設けられたダートの大きさ等によシ多
少異なるが、一般に溶融樹脂のダート圧が300 Ky
/ cm2〜/ 300 K9/ cm2、好筐しくは
g 00 Kf/ cm2〜/ 200 K9/ cm
2となるよう加圧すれはよい。該圧力が上記範囲エリ低
いと石膏型枠への溶融樹脂の充填速度が低く、口蓋部で
充填中の溶融樹脂の同化が起こり易くなり、ウェルドラ
インが弱くなるおそれがある。また、該圧力が前記範囲
より高いと、石膏型枠に圧入されている浴融樹脂が、口
蓋部となる壁間に至る時点で該抵抗による反力を弾性圧
縮体に十分吸収させることが困難となり、充填速度の低
下が不光分となシ易い。
伺、上記弾性圧縮体の加圧は、該弾性圧縮体が圧縮性を
維持することができる圧力範囲内で行なうことが必要で
ある。
本発明の方法に用いる′#、i融樹彫供給装置は、前記
加圧された弾性圧縮体の圧力をf8融樹脂の注入圧力と
して伝達し得る横進を有するものが特に制限なく使用さ
れる。例えは、第1図に示す如く溶融樹脂ノズル2を有
する樹脂充填筒1、該充填筒内′!il−摺動し得るピ
ストン3、該充填筒を加熱する加熱部4及びピストンロ
ッド5を介してピストン3を駆動させる加圧装置6より
なり、該加圧装置6はコンプレッサー7のような圧縮器
等により加圧された弾性圧縮体を保持する圧力室8、該
圧力に応じて圧力室内を摺動するピストン9を有してお
り、該ピストン9が前記ピストンロッド5と連結されて
いるものが好適に使用される。向、図において10は石
膏型枠のフラスコである。また、前記コンプレッサー7
に代えて加圧気体ボ/ぺを用いる態様、圧力室8とコン
プレッサー7との間に圧力タンクを介在させる態様等は
適宜性なえば工い。
本発明において、石膏型枠に圧入した浴融樹脂は、公知
の方法により同化、脱型、及び仕上は等を行ない歯科補
綴物を得れはよい。
本発明を更に具体的に説明するため以下に実施例を示す
が本発明はこれらの実施例に限矩されるものではない。
同、実施例及び比較例において、得られた歯科補綴物の
口蓋部の強度は次の方法によって測定した。
◎口蓋部の衝撃試験 ユ3℃に保たれた室内で、試料補綴物を口餡部の裏面を
上にして床に置き、該口蓋部に重さ5002の鋼球を、
落下高さを70cmづつ変えて落下させて、該部分が破
壊する高さを測定した。同、歯科補綴物は同一条件で複
数個作成し、7回の落下毎に更新して試験を行なった。
実施例 第2図に示すように平均肉厚、2論の歯肉部11と平均
肉厚/1mの口蓋部12(口蓋部面績/gcm)を有し
、且つ該歯肉部11の端部に注入ゲート13を、該口蓋
部の端部に樹脂を流出させる全洞部14を夫々上する歯
科補綴物のパラフィンワックスの原型15を作成し、こ
れをフラスコ10内に固定して石膏16中に埋没させた
。石膏が硬化してノ+ラフインワックスを浴出させた後
、得られた石膏型枠を分解し、石膏型枠中に残っている
ノ9ラフインワックスを除去して試験型枠を得た。同、
試験枠は義歯を存在させずに作成した。上記方法で試験
型枠を複数個作成し、該型枠の内面に離型剤を塗布した
後、試験枠を組立て、360℃に加熱溶融されたポリエ
ーテルサルホ/(住友化学■H1VICREX 200
P”、m品名)を−2の注入ダートから圧縮空気を用い
て溶融樹脂のr−ト圧を第1表に示す如く変化させて射
出成形し、夫々歯科補綴物を得た。得られた歯科補綴物
の衝撃試験の測定結果及び溶融樹脂抑圧時に起こる石膏
型枠の割れ・亀裂の有無を第1表に併せて示す。
第1表 米伺、IFt’lは圧力源として油圧を用いた場合の比
較例である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で用いる溶融樹脂供給装置の一例を示j
概略図、第2図は石膏型枠の一態様を示j概略図である
。 龜 1・・・樹脂充填筒、2・・・浴融樹脂ノズル、3・・
・ピストン、4・・・加熱部、15・・・ピストンロン
ド、6°・・加圧装置、7・・・コンプレッサー、8・
・・圧力室、9・・・ピストン、1o・・・フラスコ、
11・・・歯肉部、12・・・口蓋部、13・・・注入
ダート、14・・・空洞部、15・・・原型、16・・
・石膏。 特許出願人 徳山曹達株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11石膏型枠に溶融した熱可塑性樹脂を注入し、固化
    させて歯科補綴物を製造するに際し、溶融した熱可塑性
    樹脂を加圧された弾性圧縮体によって石膏型枠中に圧入
    せしめることを特徴とする歯科補綴物の製造方法。 (2)  熱可塑性樹脂が芳香族ポリエステル、芳香族
    ポリエーテル、芳香族ポリスルホン、芳香族ポリカーブ
    ネートより選ばれた少なくとも7種である特許請求の範
    囲第(11項記載の方法。 (3)  弾性圧縮体がガス体である特許請求の範囲第
    (11項記載の方法。 (4)  ガス体が空気、酸素及び窒素より選ばれた7
    種である特許請求の範囲第(3)項記載の方法。 (5)弾性圧縮体を、溶融樹脂のダート圧SOO〜/3
    0θにy / tyr?となるよう加圧す゛る特許請求
    の範囲第(1)項記載の方法。
JP23092382A 1982-12-29 1982-12-29 歯科補綴物の製造方法 Pending JPS59125554A (ja)

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