JPS59123736A - 低融点合金 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は低融点合金に関する。

室温以下の温度でも液体状態である液体金属としては、
水銀、アルカリ金属合金およびカリウム合金がある。

このうち水銀（ｄ多大な毒性を持っているために容易に
取扱うことができないと共に常温でも蒸発しているほど
蒸気圧が高く沸点が低いため大気中での使用は危険を伴
なっている。

そこで、毒性が無く、空気との反応性が少なく、しかも
融点の低いガリウム合金が多用されるようになって来た
。このガリウム合金は上記の特徴の他電気および熱伝導
性が良いために広い分野で使用されている。

このガリウム合金の従来例としては特開昭５０−１０１
２０８号の技術がある。これはＧａを基礎としてＩｎ　
、　Ｓｎ　、　Ｚｎ　、　ＡｇおよびＡｔを含んだ６元
合金であり、その成分比はＱａ　　６０．６　、　Ｉｎ
　２Ｌ、８　。

Ｓｎ　　９．１　、　Ｚｎ　　３．７　、　Ａｇ　　４
．３　、　Ａｔ０．５の各重量パーセントである。

このガリウム合金の融点は約３℃であってそれ以前のガ
リウム合金の融点よりたいぶ低くするこ　、とができた
がそれ以下の温度では凝固してし壕い０℃以下では轟然
使用することができないために低温個所に使用すること
は不可能であった。

また、元素の多い合金はその工業的な管理面、例えば材
料配合や化学分析などにより元素の少ない合金と比べて
不利であり、また、合金成分中に酸化し易く、安定した
酸化物を作る元素例えばアルミニウムなどを含む場合、
酸化物を作って合金組成が変化してし寸うためにそれを
防ぐ対策が必要となって容易な取扱いを防げることにな
る。

さらに約２０００℃の沸点を持つガリウムに比べ、あ１
りにも低い沸点を持つ金属例えば約９００℃の沸点を有
する亜鉛などを含む場合、高温度の個所、例えばアーク
を発生するようなスイノナなどへの使用は不利である。

本発明は以」二の欠点を解決することを目的とし、ガリ
ウム、インジウム、錫および銀の４元から成る合金であ
り、０℃以下の凝固点を有すると共（て取扱いが容易な
低融点合金とすることを特徴とする。

以下に本発明の詳細な説明する。

本発明はガリウムを基本とし、それにイノジウム、錫お
よび銀を含有させた合金であり、その成分をガリウム６
８．インジウム２３．ｆＪｓおよび律１の各重量バーセ
ットとしたところ、凝固温度−５℃、固有抵抗３２μΩ
−ｃｍ（２０℃）の４元共晶合金となった。

またこの共晶組成を中心にして、ガリウム７０±５．イ
ンジウム２４±５．錫６±５および銀Ｏ〜３．５各重量
パーセントの範囲の合金はいずれも０℃以下の凝固点で
あることが確認された。

以上の本発明によると、毒性がきわめて少なく、常温で
蒸発しくてくい液体金属であると共にそ０凝固部度はＯ
′Ｃ以下であるために使用範囲が非常に広くなり、種々
の場合に利用することができる。

特許出願人　株式会社徳カ本店

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　ガリウム７０±５．インジウム２４±５．錫６±５
   および銀Ｏ〜３．５各重量パーセントの成分比内にある
   ことを特徴とする４元共晶合金による低融点合金。