JP2006281318A - スズ(Sn)と、銀(Ag)と、銅(Cu)と、リン(P)とを基本的に含有する鉛フリーのはんだ合金組成物 - Google Patents

スズ(Sn)と、銀(Ag)と、銅(Cu)と、リン(P)とを基本的に含有する鉛フリーのはんだ合金組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2006281318A
JP2006281318A JP2006067296A JP2006067296A JP2006281318A JP 2006281318 A JP2006281318 A JP 2006281318A JP 2006067296 A JP2006067296 A JP 2006067296A JP 2006067296 A JP2006067296 A JP 2006067296A JP 2006281318 A JP2006281318 A JP 2006281318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead
solder
free solder
free
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006067296A
Other languages
English (en)
Inventor
Wai Yin David Leung
イン・デイビッド・レオン ワイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AOKI LAB Ltd
Original Assignee
AOKI LAB Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=36585817&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2006281318(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Priority claimed from CA 2502747 external-priority patent/CA2502747A1/en
Application filed by AOKI LAB Ltd filed Critical AOKI LAB Ltd
Publication of JP2006281318A publication Critical patent/JP2006281318A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C13/00Alloys based on tin
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/22Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
    • B23K35/24Selection of soldering or welding materials proper
    • B23K35/26Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 400 degrees C
    • B23K35/262Sn as the principal constituent

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

【課題】環境に優しい鉛フリーはんだ合金について、新規で且つ改良された組成を提供する。
【解決手段】Snを主材料として考案された鉛フリーのはんだ合金であって、無毒で且つ環境に優しい金属のはんだ合金を提供する。この鉛フリーはんだは、約99.0wtのSnと、0.3〜0.4wt%のAgと、0.6〜0.7wt%のCuとで基本的に構成された四元の組成物を含み、約217〜227℃の非共晶溶解温度を有する。第4種目の成分は、非金属のリン(P)である。0.01〜1.0wt%のPを上記の組成物に加えることによって、電子装備の取り付け工程中のマニュアルソルダリング、ウェーブソルダリング、および熱風式リフローソルダリングの際に、微細構造の安定性を更に高め、スラグの形成を低減させることができる。
【選択図】なし

Description

鉛(Pb)は、電子産業で広く使用されているはんだ合金の成分である。しかしながら、Pbの使用は、その毒性ゆえに、他に取って代わられつつある。Sn−PbはんだおよびPb基はんだを広く使用しつづけることは、鉛の毒性だけでなく、その他にも問題がある。米国、カナダ、多くの欧州国家、および日本では、自動車、ゲーム機器、パソコン、および計器などのいずれの電子製品でも、鉛の使用が禁止されている。
63%Sn−37%Pbの優れた冶金学的濡れ性は、溶融はんだの界面に、非常に安定した金属間化合物の薄層を容易に形成することによって得られると考えられる。はんだ濡れ性を助ける界面金属間化合物は、通常は、Sn基であって、Pb基ではない。Pbが、はんだ付け性の向上に及ぼす作用はあまりはっきりしないが、どうやら、はんだ合金の液体表面張力を効果的に低下させることに関係していると推察される。なぜなら、溶融はんだの接触角が小さくなると、はんだ接合にとって、より広がって、相互作用の大きい表面が形成されるからである。また、63%Snと37%Pbとの共晶固化反応も、もともと共に柔らかい金属同士でありながら、非常に高い強度を示す高度に精製されたSn−Pb混合相を生成することができる。
政府によって鉛の使用を禁止される、あるいは追加で課税される可能性を考慮した電子および回路接合の応用分野のメーカおよびユーザは、近年来、従来のマニュアルソルダリング/ウェーブソルダリング/ソフトソルダリングの工程によるこれまでのSn−Pbはんだに直接に代わるものとして、鉛フリーのはんだの開発を試みはじめた。これらの工程は、回路を240〜250℃の温度に加熱する一般的な方法を採用したものである。鉛フリーのはんだは、コスト面で競争力を要するだけでなく、従来のSn−Pb共晶はんだと同様に、容易に入手可能であり尚かつ大量に使用可能でなければならない。
配管業界では、鉛フリーのはんだとして、96wt%のSnと、3.5wt%のCuと、0.5wt%のAgとを含有する三元の非共晶Sn−Ag−Cuはんだ合金が開発された。この配管用のはんだは、227℃の固相線温度と260℃の液相線温度を有しているが、電子メーカによる使用には適していない。
近年来、鉛フリーのはんだ合金は、主に、Ag、Bi、Cu、In、Sn、およびZnを使用する方向で発展を遂げている。特に注目すべきは、Sn、Ag、およびCnを含有するはんだ組成物である。アイオワ州立大学のAndersonらは、93.6Sn/4.7Ag/1.7CuおよびSn/Ag/Cn/Ni/Feをそれぞれ含有する共晶の鉛フリーはんだについて報告している(下記特許文献1参照)
Sn−Ag−Cu系に基づいて、Andersonらは、93.6Sn/4.7Ag/1.7Cuで構成された鉛フリーはんだを提案した。この金属は、その他の鉛フリーはんだと比べて、はんだ付け性、導電性、力学特性、および可撓性などに優れているが、濡れ性が劣るうえに、合金組織が粗いので、分布の不均一を生じやすい。一方で、Sn−Ag−Cu系の鉛フリーはんだ合金は、Ag含有量が4.7wt%に達するので、使用の過程ではんだ付け助剤のハロゲン成分との間で化学作用を生じ、臭化銀、塩化銀、フッ化銀、または炭酸銀を生成する。この種の銀化合物は、光との接触後に黒変現象を生じるので、関連の鉛フリーはんだ完成品を黒変しやすくする。また、▲呉▼建雄らの報告によると、Pの非金属性化学分子は、溶融状態のもとで、鉛フリーはんだの金属分子構造間に浸入することによって、微細構造の安定性を更に高め、スラグの形成を低減させることができるとされている(下記特許文献2参照)。
Andersonらによる1996年6月18日付けの米国特許第5527625号 ▲呉▼建雄らによる2003年1月15日付けの中華人民共和国国家知的財産権局ZL専利第03110895.4号
したがって、本発明の目的は、環境に優しい鉛フリーはんだ合金について、新規で且つ改良された組成を提供することにある。該合金は、現行技術の長所を多くの点で取り入れているうえに、環境にも優しい。
本発明のもう1つの目的は、環境に優しい鉛フリーはんだ合金について、新規で且つ改良された組成を提供することにある。該合金は、効率良く生産できるうえに、市場化も容易である。
本発明のもう1つの目的は、環境に優しい鉛フリーはんだ合金について、新規で且つ改良された組成を提供することにある。該合金は、物的資源および人的資源の両方について、製造コストを低く抑えることができるので、消費者に安価で販売することができ、したがって、該組成物を製造して買い手に提供することができる。
そのうえ、本発明のもう1つの目的は、環境に優しい鉛フリーはんだ合金について、新規で且つ改良された組成を提供することにある。該合金は、電子産業において、鉛フリーはんだの棒、糸、BGAボール、粉、ペースト、片、および陽極を製造するために用いることができる。
本発明のその他の目的は、発明の内容の一部を開示している特許請求の範囲において、本発明の新規性を記述する多くの特徴と共に、詳しく示されている。本発明に関する理解を深めるため、その操作上の長所およびその応用時に具現される特別な目的については、好ましい実施例に関する以下の詳細な説明を参考にするべきである。
本発明は、Snと、Agと、Cuと、Pとで基本的に構成される四元の組成物を含有し、且つ217〜227℃の溶融温度を有する鉛フリーのはんだを提供する。
具体的に言うと、本発明は、組成物の重量を基準に、約0.3〜0.4wt%の銀(Ag)と、0.6〜0.7wt%の銅(Cu)と、1.0wt%以下のリン(P)と、差引量のスズ(Sn)と、不可避の不純物とで基本的に構成される鉛フリーの導電体はんだ組成物を提供する。Pを加えるのは、微細構造の安定性を更に高め、スラグの形成を低減させるためである(「不可避の不純物」は、Cd、Hg、In、Bi、Zn、Al、Fe、As、Ba、Ni、Sb、Se、およびCrなどを含み、これらの含有量は、いずれも0.01%以下である)。
本発明の一実施態様としての鉛フリーの導電体はんだ組成物は、組成物の重量を基準に、0.3wt%のAgと、0.7wt%のCuと、0.01〜1.0wt%のPと、差引量のSnと、不可避の不純物とで基本的に構成され、且つ、はんだの溶融温度は、217〜227℃であり、0.01〜1.0wt%のPを加えることによって、微細構造の安定性の更に高め、ひいてはスラグの形成を低減させている。
本発明の別の実施の態様としての鉛フリーの導電体はんだ組成物は、組成物の重量を基準に、0.4wt%のAgと、0.6wt%のCuと、0.01〜1.0wt%のPと、差引量のSnと、不可避の不純物とで基本的に構成され、且つ、はんだの溶融温度は、217〜227℃であり、0.01〜1.0wt%のPを加えることによって、微細構造の安定性の更に高め、ひいてはスラグの形成を低減させている。
上述された本発明のはんだは、電子産業およびその他の産業のウェーブソルダリング、熱風式リフローソルダリング、およびその他のマニュアルソルダリングの工程において、鉛はんだの代替品として、広く用いることができる。
本発明のはんだ合金化合物(Sn、Ag、Cu、およびP)は、これまでに提案された大量のBi、In、Zn、またはGaを含有する鉛フリーはんだと比べて、低コストで容易に得ることができるので、環境保護の面だけでなく、コストおよび実用性の面でも優位である。とりわけ、大量のはんだを利用する場合は、これまでの他の鉛フリーはんだにはない上述の長所を有する低コストおよび高性能の本発明のはんだによって、大きなメリットを得ることができる。
具体的な実施方式
本発明の鉛フリーはんだ組成物は、約0.3〜0.4wt%のAgと、0.6〜0.7wt%のCuと、1.0wt%以下のPと、差引量のSnとで基本的に構成される四元の組成物であって、更にPを添加することによって、微細構造の安定性を更に高め、スラグの形成を低減させる。
ウェーブソルダリング工程を採用した電子はんだの応用において、はんだの溶融温度の範囲は、10℃以下であることが好ましい。本発明のはんだの溶融範囲は、10℃以内である。
本発明の好ましい鉛フリーはんだは、下記の通りであり、非共晶溶融温度を呈する。
(1)組成物の重量を基準に、0.3wt%のAgと、0.7wt%のCuと、0.01〜1.0wt%のPと、差引量のSnと、不可避の不純物とで基本的に構成され、且つ、はんだの溶融温度が217〜227℃である鉛フリーの導電体はんだ組成物。
(2)組成物の重量を基準に、0.4wt%のAgと、0.6wt%のCuと、0.01〜1.0wt%のPと、差引量のSnと、不可避の不純物とで基本的に構成され、且つ、はんだの溶融温度が217〜227℃である鉛フリーの導電体はんだ組成物。
本発明の鉛フリーはんだは、基本的にPを含む少なくとも一種の非金属元素を含有し、その含有量は、1wt%以下である。
本発明の鉛フリーはんだ:Sn(0.3〜0.4)Ag/(0.6〜0.7)Cu/(1.0以下)Pについて、その金属のはんだ付け性、導電性、力学特性、および可撓性などは、従来の鉛フリーはんだ:Sn/3.0Ag/0.5Cuと比べて弱いものの、銀の含有量は、他の鉛フリーはんだ:Sn/3.0Ag/0.5Cuと比べて約10分の1であるので(銀は、酸または塩基などの化学物質との間で容易に化学反応を起こすことによって有害物質を生じる)、本発明は、生物および環境に対して安全であるうえに、有害な影響を潜在させていることもない。また、本発明の鉛フリーはんだ:Sn/(0.3〜0.4)Ag/(0.6〜0.7)Cu/(1.0以下)Pは、銀の含有量が、従来の鉛フリーはんだ:SnAgCuと比べて少ないので(わずか0.5%である)、銀とはんだ付け助剤のハロゲン成分との間で化学作用が生じて銀化合物を生成することは起きにくく、したがって、黒変現象もわずかである。
本発明の実施例であるはんだを500kg製造する方法は、以下の通りである。
1)3.5kgの純銅および200kgの純スズをスチール製の坩堝に入れ、400℃まで加熱し、約45分間攪拌する。
2)300℃まで温度を下げ、294.75kgの純スズを加え、約45分間攪拌する。
3)1.5kgの純銀を坩堝に加え、370℃まで加熱し、約45分間攪拌する。
4)250gのPを磨砕して坩堝に加え、370℃の温度のもとで約45分間攪拌する。
これで完了である。
本発明のはんだは、応用の仕方に応じて異なる形態で提供することができる。本発明のはんだは、はんだ糸、はんだ棒、はんだ塊、およびはんだ粉の形態で提供することができる。はんだ棒およびはんだ塊は、従来のはんだ製錬技術を用いて生産することができる。はんだの製錬は、360±30℃で45分間攪拌した後、次いで、300℃まで温度を下げる必要がある。次いで、適当なスチール製の鋳型を用いてはんだのチル鋳造を行い、300℃から65±10℃まで温度を下げることによって、高純度で且つ成分の正確な棒または塊を製造することができる。はんだ糸は、はんだ塊を中空の管に押し込み、次いで、フラックスを充填することによって得ることができる。
以上では、比較的重要だと思われる本発明の特徴を詳細に述べることによって、下記の詳細な記述に対する理解を深めるとともに、現行の技術に果たす本発明の貢献をより良く把握することを可能にしている。もちろん、以下では、本発明の有する追加の特徴が記述され、これらの特徴は、関連の従属クレームの主題を構成する。
したがって、本発明の応用範囲は、以下の詳細な説明および下記に記される内容の組成に限定されるものではないことを、本発明の好ましい実施例を詳しく説明する前に、理解することが可能である。本発明は、その他の実施方式を含むこともでき、異なる手法を用いて実施および実現することが可能である。また、本明細書で用いられる表現および用語は、説明を目的としたものであって、限定を目的とするものではない。
本発明の目的は、微細構造の安定性を更に高めると共にスラグの形成を減少させることができ、はんだ表面の黒変を容易でなくし、はんだ鍋の表面における金属酸化物の生成量を減少させることができ、且つ、電気回路をはんだ付けする際の不良率を引き下げる鉛フリーのはんだ合金を提供することにある。
実施例1:本実施方式の鉛フリーはんだは、下記の重量百分率の成分で構成される。すなわち、0.3wt%のAgと、0.7wt%のCuと、0.05wt%のPと、差引量のSnとである。
実施例2:本実施方式の鉛フリーはんだは、下記の重量百分率の成分で構成される。すなわち、0.4wt%のAgと、0.6wt%のCuと、0.05wt%のPと、差引量のSnとである。
原料、重量、製造工程、および条件を含む、鉛フリーはんだの製造については、既に詳しく説明済みである。次に、具体的な実施例1および2を表に示す。
Figure 2006281318
次に、従来の鉛フリーはんだ(3.5wt%のAgと、0.7wt%のCuと、95.8wt%のSn)と上述の実施方式1および2の鉛フリーはんだについて、融点および外観の対比を表2に示した。
Figure 2006281318
ハロゲン(0.05%)を含有するはんだ付け助剤が、本発明の実施方式および従来の鉛フリーはんだ:SnAgCuに及ぼす影響を観察するため、上述された本発明の実施方式および従来の鉛フリーはんだ合金に対し、はんだ点(はんだの点状の肉盛り)の外観試験を実施した。先ず、0.05%のハロゲンを含有する0.05mlのはんだ付け助剤をはんだ点に加え、30分間経過した後に、はんだ点の外観を目視で検査した。試験の結果は、表2に示した。以上からわかるように、Agの含有量を低く(0.3〜0.4wt%)抑えられた本発明の実施方式のはんだ点は、ハロゲンを含有するはんだ付け助剤による黒変の影響をさほど受けないが、Agの含有量を3.5wt%まで増大された従来のはんだ点は、黒変現象を生じる。
Figure 2006281318
また、本発明の実施方式および従来の鉛フリーはんだ:SnAgCuに対して抗酸化性試験を実施した。先ず、280℃の温度ではんだを10時間保持し、その焼損率(酸化された割合)を検査および測定した。具体的な試験結果は、表3を参照せよ。
表3の試験結果からわかるように、0.01〜1.0wt%のPを添加した実施例1,2の焼損率は、0.01〜1.0wt%のPを添加しなかった従来の鉛フリーはんだの焼損率の約6〜7分の1である。したがって、0.01〜1.0wt%のPを添加したことによって得られる合金の抗酸化能力は、従来の鉛フリーはんだの調製方法によって得られる抗酸化能力よりも強い。
当該分野の技術者ならば理解できるように、本発明は、その目的を実現するにあたって、その他の構造、方法、およびシステムの基礎として都合良く且つ容易に用いることができる。したがって、同等の範囲に含まれるこれらの構造は、本発明の本質および範囲を逸脱するものではなく、特許請求の範囲に含まれるべきである。本発明の要約は、本発明の範囲を限定するものではない。

Claims (6)

  1. 鉛フリーの導電体はんだ組成物であって、
    組成物の重量を基準に、約0.3〜0.4wt%の銀(Ag)と、0.6〜0.7wt%の銅(Cu)と、1.0wt%以下のリン(P)と、差引量のスズ(Sn)と、不可避の不純物とで基本的に構成される鉛フリーの導電体はんだ組成物。
  2. 請求項1に記載の鉛フリーの導電体はんだ組成物であって、
    組成物の重量を基準に、0.3wt%のAgと、0.7wt%のCuと、0.01〜1.0wt%のPと、差引量のSnと、不可避の不純物とで基本的に構成され、且つ、はんだの溶融温度が217〜227℃である鉛フリーの導電体はんだ組成物。
  3. 請求項1に記載の鉛フリーの導電体はんだ組成物であって、
    組成物の重量を基準に、約0.4wt%のAgと、約0.6wt%のCuと、0.01〜1.0wt%のPと、差引量のSnと、不可避の不純物とで基本的に構成され、且つ、217〜227℃の非共晶溶融温度を有する鉛フリーの導電体はんだ組成物。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の鉛フリーの導電体はんだ組成物であって、
    Pの含有量は、0.8wt%未満である鉛フリーの導電体はんだ組成物。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の鉛フリーの導電体はんだ組成物であって、
    Pの含有量は、0.01〜0.5wt%である鉛フリーの導電体はんだ組成物。
  6. 請求項1ないし3のいずれかに記載の鉛フリーの導電体はんだ組成物であって、
    Pの含有量は、0.01〜0.3wt%である鉛フリーの導電体はんだ組成物。
JP2006067296A 2005-03-30 2006-03-13 スズ(Sn)と、銀(Ag)と、銅(Cu)と、リン(P)とを基本的に含有する鉛フリーのはんだ合金組成物 Pending JP2006281318A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CA 2502747 CA2502747A1 (en) 2005-03-30 2005-03-30 Pb-free solder alloy compositions comprising essentially tin, silver, copper and phosphorus
CNB2005101134413A CN100467192C (zh) 2005-03-30 2005-10-09 基本上包括锡(Sn)、银(Ag)、铜(Cu)和磷(P)的无Pb焊料合金组合物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006281318A true JP2006281318A (ja) 2006-10-19

Family

ID=36585817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006067296A Pending JP2006281318A (ja) 2005-03-30 2006-03-13 スズ(Sn)と、銀(Ag)と、銅(Cu)と、リン(P)とを基本的に含有する鉛フリーのはんだ合金組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7335269B2 (ja)
EP (1) EP1707302B1 (ja)
JP (1) JP2006281318A (ja)
HK (1) HK1082372A2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW592872B (en) 2001-06-28 2004-06-21 Senju Metal Industry Co Lead-free solder alloy
US10123430B2 (en) * 2006-10-17 2018-11-06 Alpha Assembly Solutions Inc. Materials for use with interconnects of electrical devices and related methods
CN101417374B (zh) * 2008-11-28 2011-05-18 广州瀚源电子科技有限公司 一种无铅焊料减渣方法
US8013444B2 (en) 2008-12-24 2011-09-06 Intel Corporation Solder joints with enhanced electromigration resistance
TWI460046B (zh) * 2012-11-12 2014-11-11 Accurus Scient Co Ltd High strength silver-free lead-free solder
CN103586600A (zh) * 2013-11-12 2014-02-19 宁波市鄞州恒迅电子材料有限公司 无铅焊锡合金球

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001071173A (ja) * 1999-09-06 2001-03-21 Ishikawa Kinzoku Kk 無鉛はんだ
JP2003094195A (ja) * 2001-06-28 2003-04-02 Senju Metal Ind Co Ltd 鉛フリーはんだ合金
JP2004154845A (ja) * 2002-11-08 2004-06-03 Hitachi Ltd 電子装置接続用はんだとはんだボール及びそれを用いた電子装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8807730D0 (en) * 1988-03-31 1988-05-05 Cookson Group Plc Low toxicity soldering compositions
US5527628A (en) 1993-07-20 1996-06-18 Iowa State University Research Foudation, Inc. Pb-free Sn-Ag-Cu ternary eutectic solder
JP3874031B2 (ja) * 1995-11-29 2007-01-31 内橋エステック株式会社 無鉛はんだ合金
US6179935B1 (en) * 1997-04-16 2001-01-30 Fuji Electric Co., Ltd. Solder alloys
JP3753168B2 (ja) * 1999-08-20 2006-03-08 千住金属工業株式会社 微小チップ部品接合用ソルダペースト
JP3599101B2 (ja) 2000-12-11 2004-12-08 株式会社トッパンNecサーキットソリューションズ はんだ、それを使用したプリント配線基板の表面処理方法及びそれを使用した電子部品の実装方法
CA2389446A1 (en) * 2002-06-10 2003-12-10 David Wai-Yin Leung Pb-free solder alloy compositions comprising essentially sn, ag, cu, and/or p
CN1203960C (zh) 2003-01-15 2005-06-01 深圳市亿铖达工业有限公司 具有抗氧化能力的无铅焊料
US7282175B2 (en) * 2003-04-17 2007-10-16 Senju Metal Industry Co., Ltd. Lead-free solder

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001071173A (ja) * 1999-09-06 2001-03-21 Ishikawa Kinzoku Kk 無鉛はんだ
JP2003094195A (ja) * 2001-06-28 2003-04-02 Senju Metal Ind Co Ltd 鉛フリーはんだ合金
JP2004154845A (ja) * 2002-11-08 2004-06-03 Hitachi Ltd 電子装置接続用はんだとはんだボール及びそれを用いた電子装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1707302A2 (en) 2006-10-04
EP1707302A3 (en) 2007-01-17
US7335269B2 (en) 2008-02-26
US20060222559A1 (en) 2006-10-05
EP1707302B1 (en) 2010-06-02
HK1082372A2 (en) 2006-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008290150A (ja) 錫・銀・銅・インジウムの4元系鉛フリー半田組成物
JP2006524572A (ja) Sn、AgおよびCuからなるはんだ物質
CN101348875A (zh) 一种锡铋铜型低温无铅焊料合金
JP2006255784A (ja) 無鉛ハンダ合金
CN102699563A (zh) 一种低银无铅软钎料
JP2006281318A (ja) スズ(Sn)と、銀(Ag)と、銅(Cu)と、リン(P)とを基本的に含有する鉛フリーのはんだ合金組成物
TW200302147A (en) Lead-free solder alloy
JP2009502512A (ja) 一種低融点無鉛はんだ合金
CN100467192C (zh) 基本上包括锡(Sn)、银(Ag)、铜(Cu)和磷(P)的无Pb焊料合金组合物
JP2008168322A (ja) Fe浸食抑制鉛フリーはんだ合金
TWI695893B (zh) 銲錫膏
JP3045453B2 (ja) 高強度半田合金
CA2540486A1 (en) Pb-free solder alloy compositions comprising essentially tin (sn), silver (ag), copper (cu), nickel (ni), phosphorus (p) and/or rare earth: cerium (ce) or lanthanum (la)
WO2007014530A1 (fr) Alliage de brasage sans plomb contenant un systeme sn-ag-cu-ni-al
JP2001287082A (ja) はんだ合金
JP2681742B2 (ja) 無鉛はんだ合金
JPH10230384A (ja) はんだ材料
JP5080946B2 (ja) マニュアルソルダリング用無鉛はんだ合金
JP2004082134A (ja) 錫−亜鉛系鉛フリーはんだ合金及びその混合物
US2554233A (en) Brazing alloys
JP2004330260A (ja) SnAgCu系無鉛はんだ合金
CN101920406B (zh) Sn-Ag-Zn-Cr共晶无铅焊料
JP2004082135A (ja) 錫−亜鉛系鉛フリーはんだ合金
JPWO2014142153A1 (ja) はんだ接合物及びはんだ接合方法
KR20130138620A (ko) 은납 브레이징 합금

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110502

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110506

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110530

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20110708