JPS591231B2 - 酸素イオン伝導性固体電解質 - Google Patents

酸素イオン伝導性固体電解質

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JPS591231B2
JPS591231B2 JP54006588A JP658879A JPS591231B2 JP S591231 B2 JPS591231 B2 JP S591231B2 JP 54006588 A JP54006588 A JP 54006588A JP 658879 A JP658879 A JP 658879A JP S591231 B2 JPS591231 B2 JP S591231B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid electrolyte
oxygen ion
ion conductive
conductive solid
zro2
Prior art date
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Expired
Application number
JP54006588A
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English (en)
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JPS55100270A (en
Inventor
孝樹 正木
宏 桑嶋
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ZrO2を主成分としてなる酸素イオン伝導
性固体電解質に関するものである。
ZrO2を主成分とする酸素イオン伝導性を利用して酸
素計センサー、酸素ポンプの本体、燃料電池用セルなど
に用いられている。
しかし、ZrO2を主成分とする酸素イオン伝導性固体
電解質は通常500℃以上の高温において使用されるこ
と、この場合の昇温、冷却が急激に行なわれること、或
いは機械的な振動のある場所でも使用されるなどの苛酷
な条件で用いられる場合が多く、しばしば破損を招くこ
とがある。
例えば、溶融金属中の酸素濃度を測定するのに用いる冶
金用酸素計のセンサーは溶融金属に浸漬すると熱衝撃の
ためにしばしば破損し、正確な起電力を取り出せない場
合がある。また内燃機関、特に自動車の排ガス中に含ま
れる酸素濃度を測定するセンサーは、自動車のエンジン
排ガス系の中に組込まれているが、停止していたエンジ
ンを起動させるとセンサーを通過するガスが急速に90
0℃近くにまで上昇するため急激な熱衝撃を受けて破損
する場合が多い。一般にZrO2を単独で焼結した固体
電解質は、加熱冷却において結晶構造の変態を起して熱
破壊されるので、主成分であるZrO2にY203、C
aO、MgO、La2O3などの安定剤を加えて焼成す
ることが知られている。
しかしながら、緩やかな温度変化にさらされる限りにお
いては上記安定剤も有効であるが、上述したような急激
な温度変化中にさらされると、内部に過大な熱応力を発
生し破損を招くという問題がある。本発明の目的は上記
の如き従来技術の欠陥を除去し、ZrO2を主成分とす
る酸素イオン伝導性固体電解質の特性を損うことなく、
耐熱衝撃性にもすぐれ、かつ機械的強度の高い酸素イオ
ン伝導性固体電解質を提供せんとするものである。
上記目的を達成する本発明は、次のような構成からなる
ものである。
すなわち、ZrO2を主成分とし、該主成分中にY20
3、MgO、La203、Yb203の群から選ばれた
少なくとも一つの成分と、Na、Ca、Siのそれぞれ
の酸化物の群から選ばれた少なくとも二つの成分とを含
有し、前記酸化物はNa、Ca、Siの原子単体として
の換算合計量が40〜5000ppmである酸素イオン
伝導性固体電解質を特徴とするものである。
本発明のZrO2を主成分とする酸素イオン伝導性固体
電解質は、従来のように安定剤として、Y203、Mg
O、La203、Yb203の群から選ばれた少なくと
も一つの成分を含有するのみならず、さらにNa,Ca
,Siの酸化物、即ちNa2OラCaO,siO2など
から選ばれた少なくとも二つの成分を含んで焼結されて
いる。
しかも、Na,Ca,Siの酸化物は、Na,Ca又は
Siなどの原子単体の換算値が合計40〜5000pp
mの微量含まれることを特徴としている。Na,ca,
slの酸化物は、これらのうち少なくとも二成分が含有
されることが必要であり、一成分のみの場合には十分な
効果は期待できない。Y2O37MgOツLa2O3ラ
Yb2O3などの安定化剤は、これらのうちの少なくと
も一成分含有さされておれば十分である。
固体電解質の使用目的によつて最適値は変るが、ZrO
2に対して4〜15モル?の範囲であることが望ましい
。本発明に係る酸素イオン伝導性固体電解質は次のよう
にして製造することができる。
最も単純な方法としてはZrO2.安定化剤、微量のN
a,Ca,Siなどの酸化物成分を定められた割合で混
合した粉末を成型、焼成することでよい。
しかし、この方法の場合は微量成分を全体に均一に混合
するために、かなり長時間の混合操作を行なう必要があ
る。微量成分を均一に混合するために良い方法として溶
液法がある。
例えば、オキシ塩化ジルコニウム(ZrOcl2)およ
び塩化イツトリウム(Ycl3)の水溶液と、塩化シリ
コン(Sicl4)と塩化ナトリウム(Nacl)の水
溶液をそれぞれ別々に準備する。そして、これら個々の
溶液は焼成して得られる固体電解質の予め定められた組
成となるような比率で混合する。この混合溶液を蒸発乾
固させたのち更に加熱して金属酸化物の混合体とする。
そしてこの混合体を微粉砕して得た粉末を成型したのち
焼成すれば微量成分が均一に分散した固体電解質が得ら
れる。さらに他の製造方法はレーヨン、高純度パルプな
どのセルローズ系物質や合成パルプ等の有機高分子重合
体からなる媒体に前記の混合溶液を含浸させたのち、こ
の被含浸媒体を焼成し、有機高分子重合体のみを分解さ
せることにより金属酸化物からなる灰化物を作り、これ
をさらに粉砕することにより金属酸化物の混合粉末(実
際には固溶体の粉末)を得る。
得られた粉末を成型して焼結すると微量成分の均一に分
散した目的とする酸素イオン伝導性固体電解質ができ上
がる。この方法は前二者の方法よりすぐれている。上述
のようにして得られたZrO2を主成分とする酸素イオ
ン伝導性固体電解質は、従来公知の安定化剤のほかに、
Na,Ca,Siの酸化物の群から選ばれた少なくとも
二成分を含有しており、かつこの酸化物はNa,Ca又
はSiの原子単体としての換算値の合計量が40〜50
00ppmとしたものとなる。
そして、このような組成とすることにより耐熱衝撃性お
よび機械的強度のすぐれたものとすることができる。実
施例 種々の割合に調整した混合金属塩の溶液中にレーヨンス
テープルを6時間浸漬した。
得られた被含浸レーヨンステープルを空気中で200〜
400′C/時間の速度で加熱し、レーヨンを分解しな
がら金属塩を金属酸化物の灰化物に変えた。これをさら
に800〜1100℃で5時間加熱してジルコニアを安
定化させた後、ポールミルで粉砕して混合粉末とした。
得られた粉末をナフタリンを固型剤として用いてラバー
プレス法により30X30×5mmの板状体に成型し、
1500℃で3時間焼成ずて焼結体とした。個々の焼結
体(固体電解質)について、それぞれ機械的強度、耐熱
衝撃性、電気伝導度を測定した結果を表に示す。
なお、表中の機械強度は20℃の曲げ強度をJISH5
5Olに準じて行なつた。
耐熱衝撃性についてはセラミツク材料で広く用いられて
いる急冷試験による熱衝撃抵抗を測定した。
すなわち、試験片を所定温度に1時間加熱後、約2『C
の水中に落下急冷し、急冷後の試験片を取出し、曲げ強
度を測定した。曲げ強度が低下する温度fと、20℃の
温度T2O℃の最大温度差ΔTrrlax(=f−T2
O・C)を求め耐熱衝撃性の評価値とする。電気伝導度
は温度700℃、交流1KHz下で2端子法により測定
した。
以上の実験例で明らかなように、ZrO2にY2O3,
MgO,La2O3(LaOl.5),Yb2O3など
の安定化剤を含有せしめた組成に、Na,Ca,Siの
酸化物のうち、少なくとも2以上の成分を添加し、しか
もその添加量がNa,Ca又はSiの原子単体として換
算した合計値が40〜5000ppmであるものは、機
械強度のみならず耐衝撃性において優れており、しかも
本来の酸素イオン伝導性を十分に維持していることが明
らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ZrO_2を主成分とし、該主成分中にY_2O_
    3、MgO、La_2O_3、Yb_2O_3の群から
    選ばれた少なくとも一つの成分と、Na、Ca、Siの
    それぞれの酸化物の群から選ばれた少なくとも二つの成
    分とを含有し、前記酸化物はNa、Ca、Siの原子単
    体としての換算合計量が40〜5000ppmであるこ
    とを特徴とする酸素イオン伝導性固体電解質。
JP54006588A 1979-01-25 1979-01-25 酸素イオン伝導性固体電解質 Expired JPS591231B2 (ja)

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JP54006588A JPS591231B2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25 酸素イオン伝導性固体電解質

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JPS55100270A JPS55100270A (en) 1980-07-31
JPS591231B2 true JPS591231B2 (ja) 1984-01-11

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JP54006588A Expired JPS591231B2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25 酸素イオン伝導性固体電解質

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5855373A (ja) * 1981-09-24 1983-04-01 日本碍子株式会社 ジルコニア磁器およびその製造法
US4877506A (en) * 1987-04-08 1989-10-31 Fee Darrell C Monolithic solid electrolyte oxygen pump

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