JPS5912223Y2

JPS5912223Y2 - スケッチ・ブック

Info

Publication number: JPS5912223Y2
Application number: JP11772379U
Authority: JP
Inventors: 善安小林
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1979-08-27
Filing date: 1979-08-27
Publication date: 1984-04-13
Also published as: JPS5636465U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はスケッチ・ブックの改良に関するものである。

これまでに使用に共されているスケッチ・ブックは、一
定の大きさ（例えば、６号の大きさのものなら６号のも
のだけを）の画用紙が所定枚数、らせん状をなくした金
属もしくは都或樹脂製の細線状材からなる綴具により、
１枚、１枚の画用紙は３６０度折返し可能ではあるが、
枚葉の追加、順序の差替等が全く不可能に綴着なされて
なる（第１図参照）。

ところで、スケッチを嗜む者の多くは、戸外にスケッチ
に出かける際など特に、大小数種類の大きさの画用紙を
予め用意し、描写しようとする目的物あるいはスケット
後の使用目的等によって、画用紙の大きさを任意に選択
してスケッチしようとする希望が強く、結局、この希望
を満たすために、画用紙の大きさの異なる冊子（即ち、
スケッチ・ブック）を何冊か携行すること（嵩張るし
、相当な重量となり持運びに大変不便）を余儀なくされ
ているのが実情である。

本考案は、上述した欠点を一掃するとともに、書き上げ
たスケッチの編集、整理を便ならしめ、しかも外形、体
裁も良好なスケッチ・ブックを提供するものである。

以下、本考案になるスケッチ・ブックを実施例を示した
添付図面にもとづき詳述する。

本考案になるスケッチ・ブックは、うら表紙１を合戒樹
脂等の厚肉の硬質材により形或し、一方おもて表紙２は
合戊樹脂等の薄肉の軟質材にて形戒することによりうら
表紙１方向に極めて容易に折返せるようになし、また内
部に収容する画葉紙３の各葉の綴着、取外しを自在なら
しめるように、猟体４を手指で孤んで内方に押圧すれば
、多数個連設された綴爪体５が左右に開き、一方綴爪体
５のうちの数本を外側から内方へ押圧すると綴爪体５全
体が閉戊するように構或された綴具６を表紙７内側の中
央位置に縦方向に固着し、さらに硬質合或樹脂等で形戊
した中敷板８を上記綴具６に取外し自在に綴着された画
葉紙３各葉間の任意個所に取外し自在に綴具６に綴着し
、さらに画葉紙３各葉間の任意個所に任意個数の見出し
片９を取外し自在に綴具６に綴着し、さらにまた内面端
部位置にパイル布１０Ａが固着された止着帯材１１をう
ら表紙１端部所望個所に、一方おもて表紙２の端部所望
個所にパイル布１０Ｂを固着せしめ、もって不使用時に
は止着帯材１１により、おもて表紙２とうら表紙１とを
しっかりと閉或し得るようになした、以上の諸要素を具
備せしめたスケッチ・ブックである。

１２は、うら表紙１の内側面に固着した紬袋体であり、
小物、メモ等を任意に収容できるように設けたものであ
る。

また、１３は綴具６に取外し自在に綴着した袋体であり
、上記袋体１２と同様の目的のために設けたものである
。

尚、図面からも明らかなように、本実施例では、面積の
大なる画用紙３Ａと、この画用紙３Ａより小さ傑画用紙
３Ｂとの２種類の大きさの画用紙を予め綴着せしめた場
合を示し、さらに各画用紙の綴具６側の端部位置には、
切離し可能なるように縦方向にミシン目が刻設されてい
る。

本考案になるスケッチ・ブックは以上のように構威した
ので、例えば、スケッチに出かけるに際しても、大きさ
の異なる画用紙が任意枚数綴着されてなるので、その中
の任意の大きさのものを選択できるので、従来のように
画用紙の大きさの異なるスケッチ・ブックを複数冊携行
しなければならないという欠点を完全に排除でき、また
止着帯材１１により、おもて表紙２とうら表紙１とはし
っかりと閉威せしめられて、いわば薄型の抱鞄的になる
ので、携行にも極めて便利である。

さらに、中敷板８の面積を大に形或したので、画用紙３
Ａ，３Ｂにスケッチ中に、画用紙の端部から鉛筆の線が
ハミ出しても、中敷板８により他の画用紙を汚してしま
うということが防止される特徴を有するものである。

さらにまた、スケッチをし終えれ画用紙は、例えば年月
別とか、描写体別等に見出し片９により編集、整理でき
るという特長も有する。

尚、綴具６は、任意に開閉でき、画用紙、中敷板、見出
し片等を自由に差込み、取外し得る構或のものであれば
本実施例に限定されるものでなく、現在公知のものを任
意に採用すればよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来公知のスケッチ・ブックの斜視図、第２図
以下は本考案の実施例図であり、第２図はスケッチ・ブ
ックを閉じた状態の斜視図、第３図はスケッチ・ブック
を開いた状態の斜視図、第４図は第２図のＡ−Ａ’線拡
大縦断面図を夫々示す。符号は、１・・・うら表紙、２・・・おもて表紙、７・
・・表紙、３，３Ａ，３Ｂ・・・画葉紙、４・
・・爪体、５・・・綴爪体、６・・・綴具、８・・・中
敷板、９・・・見出片、１１・・・止着帯材である。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

うら表紙１を合戊樹脂等ゐ厚肉の硬質材にて形威し、一
方おもて表紙２は合戊樹脂等の薄肉の軟質材にて形戒す
ることによりうら表紙１方向に容易に折返せるようにな
した表紙７を形威し、また人為的操作によって綴爪体５
が開閉可能である綴具６を表紙７内側の中央位置に縦方
向に取付け、該綴具６に、少なくとも一種類以上の大き
さの画葉紙３と硬質合或樹脂等で形威した中敷板８と見
出し片９とを取外し自在に綴着し、さらにうら表紙１と
おもて表紙２の所望個所に両者を閉或せしめるための止
着手段を設けたことを特徴とするスケッチ・ブック。