JPS59122094A - 映像信号の盗聴防止方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は加入者だけが視聴できるようにしたテレビジョ
ン放送システムに使用する映像信号の盗聴防止方式に関
する。

背景技術とその問題点 従来、例えばＣＡＴＶ　において、テレビジョン信号に
対して特別の信号処理を行い、加入者だけがそのチャン
ネルを視聴でき、加入していない者はそのチャンネルを
視聴できないようにした映像信号の盗聴防止方式が提案
されている。この様々従来の映像信号の盗聴防止方式に
おいては、テレビジョン信号の極性を変えたり、第１図
Ａに示す標準のテレビジョン信号に対して同図Ｂに示す
如く同期信号を変化させて、加入してい々い者の盗聴を
防止するようにしている。

然し乍ら、この様な従来の映像信号の盗聴防止方式にお
いては、テレビジョン信号の極性を変えたり、同期信号
を変えている為、ビデオテープレコーダにて記録しよう
とすると記録できなかったり、記録できても微分利得ひ
ずみ等により画質が劣化してしまうという不都合があっ
た。

発明の目的 本発明は斯かる点に鑑み画質に劣化を牛じることがなく
、ビデオテープレコーダ等の従来の設備がそのまま使用
できる映像信号の盗聴防止方式を提案することを目的と
する。

の位置で区切り、この区切られた夫々の区間の信号の時
間軸を移動した映像信号を伝送するようにした映像信号
の盗聴防止方式であり、斯かる本発明映像信号の盗聴防
止方式によれば、有効走査期間内の映像信号の時間軸を
移動するようにした為、標準のテレビジョン信号と同様
に扱うことができ、画質に劣化を生じることがな（、ビ
デオテープレコーダ等の従来の設備をそのまま使用する
ことができる。

実施例 以下、第２図乃至第７図を参照しながら本発明映像信号
の盗聴防止方式の一実施例について説明しよう。

本例においては、第２図Ａに示す如き漂準のテレビジョ
ン信号に対して同図Ｂに示す如くテレビジョン信号の夫
々の１水平有効走査期間ａ　−ｂ内夫区切シ入れ替える
ことにより、標準のテレビジョン信号において例えば第
３図Ａに示す如く映し出されるべき映像を、第３図Ｂに
示す如く映像の左半分と右半分とが入れ替えられた映像
となすことができることに着目している。

即ち、第４図において、（１）はスクランブラ上水し、
このスクランブラ（１）Ｆｉ標準のテレビジョン信号に
対する特別の信号処理（この特別の信号処理をスクラン
ブルという。）を行う装置であり、スクランブルした信
号全伝送系例えばケーブルを介して加入者に供給し、加
入者だけに予め与えられたディスクランブラ（これは、
スクランブルとは逆の信号処理で標準のテレビジョン信
号を得る信号処理を行うための装置をいう。）（２）に
てディスクランブル（これは、スクランブルとは逆の信
号処理で標準のテレビジョン信号を得る信号処理をいう
。）することにより通常のテレビジョン受像機にてテレ
ビジョン信号を再生し視聴できるようにするものである
。（１ａ）は標準のテレビジョン信号が供給される入力
端子であり、この人力端子（１ａ）に得られる信号全ア
ナログ−デジタル変換回路（以下、ＡＤ変換回路という
。）（３）に供給し、このＡ、Ｄ変換回路（３）からの
デヅタル信号全メモリ装置（４）に供給する。このメモ
リ装置（４）は２水平走食期間分のテレビジョン信号が
変換されたデジタル信号を記憶する記憶容量を持ち、供
給された信号全所定のタイミングで順次読み込むと共に
、所定のタイミングで後述するメモリコントローラ回路
からのコントロール信号に応じて記憶された信号を読み
出すものである。（５）はスクランブルコードプログラ
ム部ヲ示し、このスクランブルコードプログラム部（５
）はプログラムによりスクランブルの形式全決定し、決
定したスクランブルの形式全スクランブルコード信号と
して発生するものである。本例においては、第１のフィ
ード期［ｊＪｄ第５図に示す１水平有効走査期間内の映
像信号をその時間軸上の陥中７ＬＡ位ｉＰ１　で区切り
、この区切られた夫々の区間の映像信器全入れ替え、以
下同様に第２のフィールド肋間は位ｔＰ２で、第３のフ
ィールド期間は位置Ｐ３で、第４のフィールド期間は位
置Ｐ４で行うようにスクランブルするためのスクランブ
ルコード信号とこのスクランブルコード信号を符゛号化
したスクランブルコードデータとを発生するようになす
。このヌクランプルコードプログラム部（５）からのス
クランブルコード信号全メモリコントローラ回路（６）
に供給すると共に、入力端子（１ａ）からの標準のテレ
ビジョン信号をこのテレビジョン信号から水平及び垂直
同期信号を分離する同期分離回路（７）に供給し、この
同期分離回路（７）からの水平及び垂直同期信号をメモ
リコントローラ回路（６）の同期信号入力端子に供給す
る。このメモリコントローラ回路（６）は供給された水
平及び垂直同期信号に同期してスクランブルコード信号
に応じてメモリ装置（４）に記憶された信号の読み出す
順序を制御するものである。このメモリコントローラ回
路（６）からのコントロール信号をメモリ装置（４）の
コントロール信号入力端子に供給すると共に、このメモ
リ装置（４）からの信号音デヅタルーアナログ変換回路
（以下、ＤＡ変換回路という。）（８）に供給し、こＯ
ＤＡ変換回路（８）からの信号をでトリクス回路（９）
の−力の入力端子に供給すると共に、スクランブルコー
ドプログラム部（５）からのスクランブルコードデータ
をマトリクス回路（９）の他方の入力端子に供給する。

この７トリクス回路（９）はＤＡ変挽回路（８）からの
信号に対してその所定位置例えば垂直帰線期間にスクラ
ンブルコードデータを付加するものである。このマトリ
クス回路（９）からの出力信号全出力端子（］ｂ）に供
給し、更にケーブルを介してディスクランブラ（２）の
入力端子（２ａ）に供給し、この入力端子（２ａ）に供
給された信号ヲＡＤ変換回路００）に供給し、このＡＤ
変換回路００からのデジタル信号全スクランブラ（］）
のメモリ装置（４）と同様のメモリ装置αつに供給する
。又、入力端子（２ａ）に供給された信号をスクランブ
ルコードデータ分離回路αのに供給し、このスクランブ
ルコードデータ会期（回路θ■からの信号をスクランブ
ルコードデコーダ回路α３に供給する。この場合、スク
ランブルされた信号中のスクランブルコードデータのタ
イミングに同期するように、入力端子（２ａ）に供給き
れた信号を水平及び垂直同期信号を分離する同期分離回
路α→に供給し、この同期分離回路α擾にて分離された
同期信号をスクランブルコードデータ分離回路（６）の
同期信号入力端子に供給する。スクランブルコードデコ
ーダ回路α９は符号化されたスクランブルデータに対し
復号化してディスクランブルのためのディスクランブル
コード信号を得るものである。

このスクランブルコードデコーダ回路（１３）からのデ
ィスクランブルコード信号全メモリコントロール回路ａ
９に供給すると共に、同期分離回路αゆからの水平及び
垂直同期信号全メモリコントロール回路０ｖの同期信号
入力端子に供給する。この場合、メモリコントロール回
路０υは供給妊れた水平及び垂直同期信号に同期してデ
ィスクランブルコード信号に応じてメモリ装置α℃に記
憶された信号の読み出す順序を制御するものである。こ
のメモリコントロール回路α９からのコントロール信号
をメモリ装Ｍ０１）のコントロール信号入力端子に供給
し、このメモリ装置α◇からの信号をＤＡ変捗回Ｆ！Ａ
ａｏをブｔして出力端子（２ｂ）に供給する。

斯かる構成よりなる本例の映像信号の盗聴防止方式によ
るスクランブラ（１）及びディスクランブラ（２）の夫
々の動作について説明する。

まず、入力端子（１ａ）に得られた標準のテレビジョン
信号がＡＤ変変目回路３）にてデジタル信号に順次変換
され、このデジタル信号がメモリ装置（４）に順次読み
込まれる。又このとき、スクランブルコードプログラム
部（５）からのスクランブルコード信号に応じてメモリ
コントローラ回路（６）からコントロール信号が得られ
、このコントロール信号によりメモリ装？＃　（４）の
読み田しか制御される。尚、メモリコントローラ回路（
６）は同期分離回路（７）からの同期信号により同期が
とられている。この載台、メモリ装置（４）における読
み出しはコントロール信号により、記憶されているデジ
タル信号化されたテレビジョン信号の水平有効走査期間
内の映像信号部分の時間軸を移動するようになされる。

即ち、第１のフィールド期間においては、水平有効走査
期間内の映像信号が第５図に示す様に映像信号の時間軸
の略中心位ＭＰｌにて区切られ、この区切られた夫々の
信号が入れ替えられた第６図Ａに示す如き信号となされ
、以下同様に第２、第３及び第４のフィールド期間にお
いては夫々位置Ｐ２　、　ｐ３及びＰ４に対応しそ第６
図Ｂ、Ｃ及びＤに示す如き信号となされるように読み出
される。そし、て、このメモリ装置（４）からの信号が
ＤＡ変変目回路８）にてアナログ信号に変換され、マト
リクス回路（９）にてこのアナログ信号にスクランブル
コードデータが付加され、出力端子（１ｂ）にスクラン
ブルされた信号か得られる。この場合、加入していない
者がこのスクランブルされた信号を盗聴しようと通常の
テレビジョン受仰機で再生しようとすると、紀１、第２
、第３及び第４のフィールド期間内の映像信号か夫々第
６図Ａ、Ｂ、Ｃ及びＤに示す如くなされているため、例
えば本来第７図ＩＡに示す如き映像に対して、第］、第
２、第３及び第４のフィールド期間に夫々第７図Ｂ、Ｃ
，Ｄ及びＥに示す如き映像が得られ、視覚上の残像によ
り第７図Ｆに示す如く水平方向に４重に見え、何が何だ
かわからない映像が再生されたように見える。従って、
加入していない者の盗聴が強力に防止できる。

そして、スクランブラ（１）の出力端子（ｌｂ）からの
スクランブルされた信号がケーブルを介して加入者に与
えられたディスクランブラ（２）の入力端子（２ａ）に
供給されると、このスクランブルされた信号がＡＤ変条
回路αＱにてデジタル信号に変換され、このデジタル信
号がメモリ装置０］）に順次読み込まれる。

又このとき、同期分離回路αφからの同期信号を受けた
スクランブルコードデータ分離回路θツにてスクランブ
ルされた信号からスクランブルコードデータが分離てれ
、このスクランブルコードデータがスクランブルコード
デコーダ回路α３にて後号化されディスクランブルのた
めのディスクランブル信号が得られ、同期分離回路ａ４
からの同期信号を受けたメモリコントロール回路αりに
よりこのディスクランブル信号に応じてメモリ装置（１
カの読み出しが制御される。この場合、メモリ装置０１
）における読み出しはコントロール信号により、デジタ
ル信号化されたスクランブルされた信号の水平有効走査
期間内の映像信号対応部分の移動された時間軸を元に戻
すようになされる。そして、このメモリ装置α優からの
信号がＤＡ変変目回路ＩＱにてアナログ信号に変換され
、出力端子（２ｂ）Ｋ標準のテレビジョン信号が得られ
る。従って、加入者はこの出力端子（２ｂ）に得られる
標準のテレビジョン信号を通常のテレビジョン受像機に
て再生すれば何等支障を来たすことなく視聴することが
できる。

以上述べた如く本例の映像信号の盗聴防止方式によれは
、水平有効走査期間内の映像信号を任意例えば４つの位
置Ｐｌ、　Ｐ２　、　Ｐａ　、　Ｐ４で区切り、区切ら
れた夫々の区間の信号の時間軸を移動した映像信号を伝
送するようにした為、スクランブルされた信号全通常の
テレビジョン受像機により盗聴しようとすると、視覚上
の残像により水平走査方向に４重に軍なシ何が何だかわ
からない映像が再生されたように見え、加入していない
者の盗聴を強力に防止することができる。又、スクラン
ブルする際に、テレビジョン信号の同期信号、カラーバ
ースト信号等を何等変化させること々く、映像信号だけ
変化させるようにした為、スクランブルされた信号も標
準のテレビジョン信号と同様に扱うことかでき、画質に
劣化を生じることがなく、ビデオテープレコーダ等の従
来の設置ｔｉをそのまま使用することができる。更に、
スクランブルの形式を示すスクランブルコード信号を符
号化してスクランブルコードデータとして垂直帰線期間
に付加するようにした為、スクランブルされた信号の秘
密性を高めることができる。

尚、上述実施例においては、水平有効走査ル１間内の映
像信号音１つの位置で単に区切るようにした場合につい
て述べたけれども、スクランブルされた信号は伝送系、
ビデオテープレコーダ等の周波数特性、位相特性等によ
り区切られた境の部分の波形が変化する為、第８図Ａに
示す如く区切られ境となる部分がわずかながらオーバー
ラツプするように２つの区切る位置（！’、（！“を設
定して区切シ・区切られた信号ａ／−ｃｔｒ及び。’−
ｂｌ−ｆｒ：第８図Ｂに示す第８入Ｂ替えその時間軸を
移動すｔば、ディスクランブルされた信号に入れ替えに
よるノイズの発生するのを防止できる。

又、上述実施例においては、映像信号を第１、第２、第
３及び第４のフィールド期間毎に夫々区切る位置ｐＨＰ
２　、Ｐａ及びＰ４を変えた場合について述べたけれど
も、第１乃至第４のフィールド期間毎でなくそれ以上に
多くしたり、１フイ一ルド期間内で所定数の水平走査期
間毎に区切る位置を変えることによシ、本来例えば第９
図Ａに示す如き映像に対応する映像信号をスクランブル
することＫより第９図ＢＫ示す如き映像に対応する映像
信号となすようにしても上述と同様の作用効果を得るこ
とができる。

更に、上述実施例においては有効走査期間として水平有
効走査期間に着目し、その期間内の映像信号に対してそ
の時間軸を移動する場合について述べたけれども、有効
走査期間として垂直有効走査期間に着目し、その期間内
の映像信号を水平有効走査期間単位で入れ替えてその時
間軸を移動することにより、本来例えば第１０図Ａに示
す如き映像に対応する映像信号を第１乃至第４のフィー
ルド期間毎に第１０図Ｂ乃至Ｅに示す如き垂直走査方向
に同期ずれした映像に対応する映像信号となすようにし
て、通常のテレビジョン受像機で再生すると視覚上の残
像によシ第１０図Ｆに示すように垂直走査方向に映像が
重なりあうように見えるようにしても上述実施例と同様
の作用効果を得ることができる。尚、この場合、メモリ
装置（４）及びα力の記憶容量をすくなくとも２フイ一
ルド期間のテレビジョン信号をデジタル化した容量と外
す等の若干の変更を必授とすることはいうまでもない。

更にまた、上述実施例においては、有効走査期間内の映
像信号の時間軸の移動にメモリ装置（４）及び０◇を使
用した場合について、述べたけれども、第１１図に示す
如（ＣＣＤ　（チャージカップルドデバイス）等を使用
して任意の時間信号を遅延するようにしても上述と同様
の作用効果を得ることができることは勿論である。

尚、上述実施例においては、スクランブルの形式を示す
スクランブルコード信号を符号化したスクランブルコー
ドデータをテレビジョン信号の垂直帰線期間に付加する
ようにしたけれども、テレビジョン放送の有声信号に重
畳したシ、別ルート例えば電話回線により伝送するよう
にしてスクランブルの秘密性を更に高めることを可とす
る。又、本発明は上述実施例に限らず本発明の要旨全逸
脱することなくその他種々の構成を取り得ることは勿論
である。

発明の効果 本発明映像信号の盗聴防止方式によれば、有効走査期間
内の映像信号を任意の位置で区切り、区切られた夫々の
区間の信号の時間軸を移動した映像信号を伝送するよう
にした為、スクランブルされた信号を通常のテレビジョ
ン受像機により盗聴しようとすると、視覚上の残像によ
り再生された映像が水平又は垂直走査方向に重なり合っ
たように見えるようにして何が伺だかわからず、盗聴を
強力に防止することができる。又、スクランブルする際
にテレビジョン信号の同期信号、カラーバースト信号等
を何等変化させることなく、映像信号だけ変化させるよ
うにした為、スクランブルされた信号も標準のテレビジ
ョン信号と同様に扱うことができ、画質に劣化を生じる
ことがなく、ビデオチーブレコーダ等の従来の設備をそ
のまま使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の映像信号の盗聴防止方式の説明に供する
路線図、第２図、第３図、第５図、第６図、第７図及び
第８図は夫々本発明の映像信号の盗聴）防止方式の一実
施例の説明に供する路線図、第４図は本発明の映像信号
の盗聴防止方式の一実施例を示す構成図、第９図、第１
０図及び第１１図は本発明の他の実施例の説明に供する
路線図である。 （１）はスクランブラ、（２）はディスクランブラ、（
３）及び００１は夫々ＡＤ変換回路、（４）及びα力は
夫々メモリ装置、（５）はスクランブルコードプログラ
ム部、（６）及び０９は夫々メモリコントロール回路、
（７）及び０４は夫々同期分離回路、（８）及びαＱは
夫々ＡＤ換回路、（９）はマトリクス回路、（６）はス
クランブルコードデーク分Ｆａｆ＝回路、α３はスクラ
ンブルコードデコーダ回路である。 第１図 ノ１、　　　　　　　　　　　　　　Ｂ第３　ＩＺＩ Ｂ 第４図 第８図 Ａ　　　　　　　１１ 第１０図 ＤＥ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 映像信号の有効走査期間内の信号を任意の位置で区切り
   、該区切られた夫々の区間の信号の時間軸を移動した映
   像信号を伝送するようにしたことを特徴とする映像信号
   の盗聴防止方式。