JPH06511123A - 映像信号の機密保護伝送のための方法及び装置 - Google Patents

映像信号の機密保護伝送のための方法及び装置

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JPH06511123A JP5506714A JP50671493A JPH06511123A JP H06511123 A JPH06511123 A JP H06511123A JP 5506714 A JP5506714 A JP 5506714A JP 50671493 A JP50671493 A JP 50671493A JP H06511123 A JPH06511123 A JP H06511123A
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ナカッシェ,ダビッド
ポアベ,ミッシェル
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ブリティッシュ・ブロードキャスティング・コーポレーション
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 映像信号の機密保護伝送のための 法及び装償&肌9分野 本発明は映像信号の機密保護伝送に関する。本発明は特に、地−L放送用送信設 備から送信するテレビジョン信号の機密保護伝送に関する。
発明の背景 近年、有料TV制度の開始に伴って、映像信号のスクランブル処理に大きな関心 が向けられるようになった。有料TV制度を良好に運営するためには、送信する 映像信号に、正規のデコーダを備えていない視聴者は見ることができないように 充分にスクランブルを施しておく必要がある。
現在幾つかのスクランブル放送が運営されており、例えばBスカイBリミテッド 社(B Sky B Lill1ted )が運営しているスクランブル放送は 、アステラ衛星からの衛星放送である。ただし、既存のスクランブル放送はその 全てがDBS放送かケーブル放送かのいずれかである。
英国放送協会(BBC)は夜間に放送する有料放送に着手した。この有料放送は 既存の地上放送用送信設備を使用して行なわれる。
英国特許公1GB1503051号にはBスカイB放送に採用されているスクラ ンブル方式が記載されている。このスクランブル方式は、ライン・ローテーショ ン(line−cut and rotate:LCR)と呼ばれている方式で あり、個々の映像ラインを疑似ランダム・バイナリ・シーケンス発生機構(I) RBS)が指定するカットポイントで切断し、ラインの前半と後半とを入れ替え て、ラインの後半を先に送信するというものである。この信号をデコードするに は、加入者は、カットポイントのシーケンスが供給される正規のデコーダを備え ている必要がある。実際にはこのシーケンスを、デコーダの中でキーを用いて再 発生させるようにしており、そのキーは、加入者が料金支払いと交換に受け取る スマートカードの中に記憶させである。
このスクランブル方式は、衛星放送並びにケーブル放送では良好に機能しており 、また地」−放送でも使用されているのであるが、しがしながらこのLCR方式 は、ある種の状況下では、例えば甚だしい多重伝搬路障害や、ライン傾斜、等々 の状況下では、不都合を生じるおそれがあることが判明している。
L CR方式に替わり得る方式として、ライン・シャツフル(line shu fflingLS)方式があり、このLS方式では、個々のラインを完全なまま にしておき、それらラインの順序を不規則に並べ換える(シャツフルする)こと によって、映像信号をスクランブルするようにしている。このライン・シャツフ ル方式の具体例として、スクリーン・ゴルクトロニクス・リミテッド社(Scr een ElectronicsLi組ted )のヨーロッ、6特許公報EP −A−356200号に開示されているものや、テリーズ・リミテッド社(Te lease Lill1ted )の英国特許公報GB、−A−2086181 号に開示されているものがある。
発明の概要 ライン・ンヤッフルに基づいた方式は本質的に、ライン・ローテーションに基づ いた方式と比べて、より耐障害性に優れた方式であるということは、本出願人ら の既に認識していたところであるが、しかしながら、上に例示した2つ具体例の り、 S方式のいずれにも、地り放送用の送信設備及び受信機に採用し得るだけ の充分な耐障害性をどうすれば提供し得るのかは示されていない。
本発明の[]的の1つは、ライン・シャツフル方式を基本としたエンコード及び デコートの方式てあって、充分な機密保護の安全性と、地上放送に採用し得るだ けの充分な耐障害性とを備えた方式を提供することにある。
請求の範囲の中の独立請求項は、本発明をその様々な局面において明示したもの であり、それら独立請求項を参照されたい。
のブロックに分け、それら各ブロックの中のライン順序をシャツフルすることに よって信号をスクランブルするようにしている。各ブロックに含まれるラインの 本数は同一にすることが好ましい。ある1つの好適実施例では、47ラインの大 きさの6個のブロックを用いて、P A Lの1フイールドを構成している3  12 ’y4本のラインのうちの、282本のラインにスクランブル処理を施す ようにしている。PALの1フイールドは、アクティブ・ラインを287%本含 んでいる。残った5シ黍本のラインのうち、4本はデータを搬送するラインとし 、最後に残った1 ’y6本はブランキングして消去するようにしている。
本明細書並びに請求の範囲において処々で使用する「アクティブ・ライン」とい う用語は、全てのラインのうち、画像情報を搬送しているラインを、垂直ブラン キング期間を構成しているラインから区別して言い表わす用語である。また、「 アクティブ画像部分」という用語は、個々のアクティブ・ラインのうち、画像情 報を搬送している部分のことをいい、ライン・ブランキング期間等を除外して言 い表わす用語である。
好適例のスクランブル構造は数々の利点を有する。先ず、いがなるブロックも2 つのフィールド期間に跨がって存在することがないため、フィールド期間の歪み の影響が可及的に軽減される。また、ブロック構造を画像信号に同期させている ため、デスクランブルした画像に発生するフリッカが少ない。これによって更に 、スクランブルが施されている画像のフリッカも少なくなり、そのため、光感応 性てんかん患者に発作を起こさせるおそれも低減する。
ラインのスクランブルは夫々のラインのブロックの中で行なわれるため、どのラ インの移動量もブロック1個分の範囲内に収まり、即ち上述の好適実施例ではラ イン47本以内に収まる。これには、デスクランブルされた信号への伝送損傷の 影響が可及的に軽減されるという利点がある。
ラインの本数を47本に選択した場合には、それによって得られるブロック構造 は、機密保護の安全性と、秘匿性と、明瞭性(伝送損傷に対する不感性)との間 で良好にバランスの取れたものになる。これと異なるブロック構造を選択した場 合には、幾本かのラインを本来のライン位置のままで放送する必要が生じて機密 保護の安全性及び秘匿性が低化することや、更に多くのラインをブランキングす る必要が生じて明瞭性が低下することがあり得る。後者の場合には、画像の最上 部と最下部とに黒い境界部分を挿入せねばならなくなる。
ブロックの大きさを一定にすることによってシステムの実現が容易になり、また 、このスクランブルのフォーマットは全体として、スクランブルされた画像を見 ることを不可能にするための、良好な秘匿性を提供するものである。
本発明の更なる局面によれば、スクランブルすべきブロックのライン情報を非暗 号形式で、即ちスクランブルしていないフォーマットで格納する、メモリ管理方 式が提供される。この管理方式には、デコーダ及びエンコーダにおける同期化が より容易になり、しかも機密保護の安全性を向上し得るという利点がある。
メモリ構造は、各メモリ・ユニットがブロック1個分のラインを格納できるよう にした一対のメモリ・ユニットから成る構成とすることが好ましい。また、エン コーダ及びデコーダのいずれにおいても、それら一対のメモリ・ユニットの一方 から、あるブロックの情報を読み出しつつ、それと同時に他方のメモリ・ユニッ トに、そのブロックに続(次のブロックを書き込んで行くようにすることが好ま しい。エンコーダにおいては、メモリ読出しアドレッシングを、PRBS及びラ イン置換発生機構の出力に関連させ、デコーダにおいては、メモリ書込みアドレ ッシングを同様の方法で制御することが好ましい。
好適実施例においては、アクティブ映像ラインのサンプルだけを、即ち、アクテ ィブ画像領域のアクティブ・ラインのサンプルだけをシャツフルするようにして いる。4fscでサンプリングをするようにした、PAL信号の具体例に適合さ せた好適実施例においては、シャツフルされるサンプルの個数は955個だけで ある。それら955個のサンプルは、第72番〜第1026番サンプルとするこ とが好ましく、ただしカットポイントの位遣は、第61番サンプルから第75番 サンプルまでの間と、第1025番サンプルから第1039番サンプルまでの間 とに定めれば良く、実施例によって異なった恒温にすることができる。サンプル の個数は必ずしも決まり切ったものではないが、ただし、メモリの管理を容易に するという観点からは1024個を超えないようにすることが好ましい。
アクティブ・サンプルだけをシャツフルするということは、カラーバースト信号 は、スクランブルしないままにしておくということに他ならない。これによって 数々の利点が得られる。第1に、伝送される信号が完全にPAL方式の規格に則 った信号になるため、仮にカラーバースト信号をスクランブルしたならばそれに よって動作を乱されるおそれのある伝送経路中のディジタル機器が、動作を乱さ れずに済むようになる。第2に、機密保護の安全性が向上する。なぜならば、連 続するライン上のバースト信号の位相を測定することによってラインの順序が突 き止められてしまうということがないからである。更なる利点は、バースト信号 をスクランブルしないままにしておけば、本発明の第1の局面によるサンプリン グに必要とされる、バースト信号に同期させたクロックを発生させることが容易 だということである。
これより添付図面を参照しつつ、本発明の様々な局面における実施例を説明して 行くが、ただしそれら実施例は、あくまでも具体例を示すことを目的としたもの である。また、添付図面は以下のとおりである。
図面の簡単な説明 図1は、ライン・シャツフル方式のための第1のブロック構造を示した図、図2 は、別実施例に係る、入力信号、伝送信号、及び出力信号のブロック構造を示し た図、 図3は、本発明の一実施例の方式に従ってスクランブルした信号のタイミング・ ダイアグラム、 図4は、本発明の様々な局面を具体化した試験的コーグを示した図、図5は、あ る製品デコーダのディジタル部分のブロック図、図6は、図5のデコーダのバッ クポーチ再挿入回路のブロック図、図7は、56159ラインの大きさのブロッ ク構造に対応したデコーダのメモリに書込みアドレスするための書込みアドレス 回路を示した図、図8は、56159ラインの大きさのブロック構造を採用した システムのメモリに読出しアドレスするだめの読出しアドレス回路を示した図、 図9は、伝送チャネルの中で実行される夫々の置換ステップを示した図、図10 は、コーグのブランキング遅延機構を更に詳細に示した図、図11は、図10の 遅延機構がコーグに対してどのような操作を加えるかを示したテーブル、 図12は、剰余サンプルを画像1枚につき2本のラインに挿入する際にどのよう に挿入するかを示した図、 図13は、図5の位相同期ループのブロック図、図14aは、本発明の1つの局 面を具体化した置換発生機構及び疑似ランダム・バイナリ・シーケンス発生機構 の回路図、図14bは、図148の発生機構のM−BOXの回路図、図14cは 、図148の発生機構のE−BOXの回路図、そして、図15は、別実施例の置 換発生機構を示した図である。
最艮二胆隻2脱咀 これから説明するシステムは、PAL方式の映像信号をスクランブルするのに適 したシステムである。その原理はNTSC,MAC,SECAM等のその他のブ チ式にも等しく適用し得る。本発明は、映像信号のいかなる特定の信号方式にも 限定されるものではないと解釈されねばならない。
図1及び図2には、本発明の1つの局面を具体化したライン・シャツフル構造の 2つの実施例を示した。従来例に係るライン・シャツフル方式では、1つのフィ ールドの全てのラインをただ1つのブロックとして扱ってシャツフルするように しているか、或いは、1つのフレームを適宜な大きさの複数のブロックに分ける ようにしているかのいずれかであり、ここで適宜な大きさのブロックとは、例え ば32ラインの大きさのブロック等である。現在既に判明しているところによれ ば、それらいずれの方式も満足な結果が得らるものではなく、信号の処理は各フ ィールドごとに行なうべきてあり、それによって、非暗号形式の信号とスクラン ブルされた信号とのいずれに関しても、各フィールドが整数個のブロックから成 るようにすべきである。フィールド・ブランキング期間を跨いで存在するブロッ クが含まれるような構造はフィールド・レートの乱れの影響を受け易い。異なっ たフィールドに所属するラインを同じブロックの中に混在させると、フィールi ・期間の歪みを際立たせることになり、隣り合ったラインに差が生じることにな る。こうして生じた、スクランブルされた信号におけるラインの差は、非常に短 時間の変化であるため、受信機のAGCでは修正することができない。このよう なラインごとのばらつきは、デスクランブルした画像に筋状のノイズとして現れ る。
更には、画像中におけるブロックの恒温が変化して行くのにつれて、例えば多重 伝搬路障害や伝送損傷等が原因となって生じことのある、個々のブロックの中の 平均画像レベルの歪みが発生すると、デスクランブルした画像にフリッカが発生 するおそれがある。
625本150PAL方式は、■フィールドのライン本数を312%ラインにし た、2・1インターレースの信号方式である。それら312%本のラインのうち の2874’2本がアクティブ画像ラインであり、その他は垂直ブランキング期 間のラインである。
ここに提案するライン・シャツフル方式は、アクティブ画像ラインだけをスクラ ンブルするようにした方式である。図1では、アクティブ画像を5個のブロック に分けており、それらブロックのうち、先頭のブロックは59ラインの大きさで あり、その他の4個のブロックは56ラインの大きさである。1フイールドにつ き4%ラインが取り残されることになるが、それらラインの画像情報は廃棄され る。
処理するブロックの大きさが全て同じである方がより簡明であるため、図2に示 した別実施例は、47ラインの大きさの6個のブロックから成るものとしである 。この構造にはラインが282本しか含まれないため、残りのI各うインは廃棄 される。
以上の2種類の構造には更に、スクランブルした信号のアクティブ・ラインがブ ランキング期間に対して相対的に進むことになるため、フィールド・ブランキン グ期間をデコーダの中に格納する必要がないという利点もある。
図2の実施例が採用している構造では、入力信号と出力信号との間の合計遅延と して、少なくとも125ラインに相当する遅延が必要である。第1フイールドは 、スクランブルされていないブランキング期間の31ラインで始まり、その後に 、47ラインの大きさのスクランブルされた6個のブロックが続く。送信される 信号には、先ず、スクランブルされた第0番ブロックが含まれ、この第0番ブロ ックが送信される時刻は、入力信号の入力開始時刻から78ライン遅延している (78ラインとは、VBI=31ラインと、第0番ブロック−47ラインとを加 えた和である)。この第0番ブロックの後にVBIが続き、その後に、スクラン ブルされた第0番ブロック〜第5番ブロックが続き、その後に、ブランキング期 間より先に進められた次のフィールドの第0番ブロックが続く。出力信号におい ては再び、先ず最初にVBIがきて、その後に第0番ブロック〜第5番ブロック が続(ことになるが、ただしこの出力信号は入力信号に対して、ブロック2個分 に加えてVBIに相当する分だけ遅延しており、従って合計遅延は125ライン である。図1のブロック構造では、これに対応する合計遅延は148ラインであ る。
VBIに対してブロックが先に進むということは、ここで採用しているブロック 構造に本来的に付随した特性ではなく、そのようにすれば、ブランキング期間の ラインをデコーダに格納せずに済むようになるため、そうすることが望ましいと いうことである。サンプリング周波数を4fscとする場合には、このことは特 に重要であり、なぜならば、それによって、格納せねばならないづンプルの個数 を1024個以下にまて減少さぜることができるため、メモリの管理が容易にな り、コストを低減できるからである。
以上に説明したブロック構造の史なる利点は、どのラインも、その本来の位置か らの移動量がブロック1個分の範囲内に収まるということである。これによって 、デスクランブルした画像への伝送損傷の影響を小さくすることができ、なぜな らば、伝送損傷はラインの移動量が大きくなるほど増大する傾向があるからであ る。
エンコーダへ供給されるPAL信号は、アナログ信号であり、ディジタル化され た後にスクランブルされる。従来例に係る様々なライン・シャツフル方式にこれ まで採用されていたサンプリング周波数は、色副搬送波の2倍の周波数2fsc か、または3fscであり、さもなくばライン同期にしてあった。
本実施例の方式は、4fscのサンプリング構造を採用して、17.73447 5 MHzでサンプリングしており、そのサンプリングをFAI、の色副搬送波 の周波数と位相との両方に同期させている。別法として、例えば8fscのよう に、Hx4fscで表わすことのできる、4fscの整数倍の周波数を採用する ことも考えられないではない。ただし、処理速度やメモリのコストという点から 、8fscや、それ以上のnの値を持つ周波数は、現時点では採用するのは無理 かも知れない。
4fscサンプリングを行なうことによって幾つもの利点が得られ、それら利点 のために4fscサンプリングの採用が魅力的なものとなっている。即ち、これ を採用することよって好適なサンプリング構造が得られ、その構造によれば、1 本の画像ラインの全サンプル(1135個)のうちの殆どを、色副搬送波の特定 の位相に同期させることができる。2fscや3fscではなく、より高い4f scのサンプリング周波数を用いれば、より低いサンプリング周波数の場合と比 べてアナログ・ディジタル・コンバータ(ADC)及びディジタル・アナログ・ コンバータ(DAC)のためのアンチェリアシング・フィルタの重大性を軽減す ることができる。また、機密保護の安全性という観点からは、4fscのサンプ リングを採用することによって得られる利点として、ラインの移動がスクランブ ルを行なうブロックの中に限られるため、個々のラインがどれほどの距離を移動 されたかについての余計なヒントが、副搬送波の位相から入手されてしまうこと がないという利点がある。ただし、より低いfscの倍数の周波数のサンプリン グと比べて、4fscのサンプリングを採用することによる短所もないわけでは なく、即ち、ディジタル回路にはより高速で動作てきる性能が要求され、映像信 号を格納するメモリの容量も、より大きな容量が要求されることになる。しかし ながら、4fscのサンプリングを採用することによる利便性は、それによる利 点がいかなる短所をも補って余りあるものである。
色副搬送波の位相及び周波数に同期させたサンプリングを採用することには、ラ イン同期のサンプリングと比べて、タロツク・ジッタが少な(、従ってデスクラ ンブルした信号に現れる色ジツタも少ないという利点がある。
実際には、サンプリング周波数を4fscにしたときには、ライン1本あたりの サンプル個数は1135.0064個になる。ここで、どのラインに含まれるサ ンプルの個数も1135個であるものと見なすならば、0.0064 X 62 5 = 4 となることから、どのラインにも含まれないサンプルが1フレーム について4個存在することになる。この事態を避けるためには、1フイールドに ついて1本のラインに2個の剰余サンプルを含ませるようにし、その1本のライ ンだけは1137個のサンプルを含むようにすれば良い。
各ラインにおいて取り残される[1. [1064個のピクセルのために、信号 パルスによって表わされる実際の映像信号のタイミングとピクセル・カウンタと の間には必然的に、個々のラインごとに時間的なずれ(シフト)が発生せざるを 得ない。
このシフトの大きさは、f sc−4,43361875MHzのときには、ラ イン1本について0.0064 X (1/4 f sc) = 0.36ナノ 秒になる。
これによる遅延は、47ラインの大きさのブロックでは17ナノ秒になり、また 、59ラインの大きさのブロックでは21ナノ秒になる。59156ラインの大 きさのブロックを用いた実施例では、それらブロックを、ブランキング期間に対 しでそのシフト分だけ進めてお(ようにしている。このシフト分は、デスクラ〉 プル処理が行なわれる際に自動的に補償される。
既述の如く、スクランブルするのはアクティブ画像ラインだけである。しかもア クティブ画像ラインのうちでも、アクティブ映像ラインを構成しているサンプル だけをスクランブルするようにしている。これについて図示したのが図3である 。従って、第1番ザンプル〜第72番サンプルはスクランブルせず、第72番サ ンプル〜第1026番サンプル(955個のサンプル)はスクランブルし、そし 、て第10?7番サンプル〜第1135番ザンプルはスクランブルしない。スク ランブルの処理に先立って、サンプルのディジタル化を行なう。この構造の利点 は、各ラインのうちでカラーバースト信号の部分はスクランブルしないため、伝 送される信号が完全に、そして厳格にFAI、方式の規格に則ったP A I− 信号になるということにある。伝送経路中のディジタル機器は、カラーバースト 信号がスクランブルされたシーケン3て提供されたならば、その動作を乱される おそれがあるが、このようにしてあれば、そのおそれもない。更には、これによ ってこの方式の機密保護の安全性が高められており、なぜならば、連続するライ ン」二のカラーバースト信号どうしの間の位相が、ラインの並べ替えに関するヒ ントになるということがないからである。また、このように、カラーバースト信 号をスクランブルせずにおくことにより、クロックをカラーバースト信号に同期 させることが可能になるため、位相同期式のサンプリングの実施が容易になる。
カットポイントの位置は実施例ごとに様々な位置に定めることができる。カット ポイントとして選択し得る位置は、第61番サンプルから第75番サンプルまで のいずれかと、第1025番サンプルから第1039番サンプルまでのいずれか とである。
サンプリング・ポイントは、基準副搬送波の45°ポイントにおいである。即ち 、理想カラーバースト信号の、ピーク及びゼロクロスの位置にしである。これは 、各サンプルに必要なコーディング・レンジをできる限り狭くすることのできる 位置である。
デコーダにおいて信号のデスクランブルを行なえるようにするために、信号情報 とデコート命令とを包含しているVidecx:ryptデータを信号と共に伝 送する必要がある。これを行なうには、例えば、各フィールドの4本のラインを 、データ搬送ラインとして割当てるようにすれば良い。このデータは、アクティ ブ画像ラインにのせて搬送することができ、そうすれば、既存の伝送方式及び伝 送機器との間のコンパチビリティを高めることができる。またその場合には、デ コーダはそのデータをのせたデータ・ラインを、画面表示に先立ってブランキン グして消去する。
従って、47ラインの大きさのブロックを使用する場合には、映像信号の構造は 次のようになる。
ライン番号 機作 623後半〜23後半、311−335 −垂直プランキング期間23後半、3 10.622.623前半 −エンコーダでブランキングされる24−27、  336−339 −これらはVideOcryptデータである28−209. 340−621 −47ラインのブロック内でスクランブルされるアクティブ・ ライン部分を含んでいるブロック内のラインのスクランブルは、各々のブロック の中のラインの送信順序を置換する(並べ替える)ことによって行なわれる。置 換発生機構へ供給される制御ワードは、疑似ランダム・バイナリ・シーケンス発 生機構(PRBS)の出力に応じて各ブロックごとに変化するようにしである。
PRBSは、各TV両画像とに、20ビツトのシード値に従って、初期化される ようにしてお(ことが好ましい。このPRBSによって、各ブロックに対して1 つずつ、従って各画像ごとに12個の値が発生されるようにしである。
PAL方式では、色情報をバースト信号とアクティブ映像副搬送波との間の位相 関係によって伝送するようにしているため、高度に安定した位相同期ループPL Lが必要である。′アクティブ映像ラインはシャツフルされたラインに取って代 わられるため、ある程度以上の大きさの誤差が存在していると色ノイズが発生す る。タイミングに関する許容誤差は、1.5ナノ秒以下であり、これは約2°の 誤差に相当する。必要精度の達成を助けるには、カラーバースト信号を含んでい るライン(第7番ライン〜第309番ライン、及び第320番ライン〜第621 番ライン)の期間だけ位相誤差を測定するようにすれば良い。
この位相同期ループについては、後の説明において更に詳述する。
次に図4について説明する。コーデックの動作について理解するには、メモリ制 御機構としてPRBS及び置換発生機構を使用し、必要に応じて直接アドレスの シーケンスと置換アドレスのシーケンスとを発生するようにした、試験的コーグ について考察するのが良いと忠われる。
コーグのアーキテクチャと、デコーダのアーキテクチャとでは、必然的にその大 部分が同一になり、主たる相違は、コーグではライン・ブランキング期間並びに フィールド−ブランキング期間が遅延されるのに対して、デコーダでは遅延され ないということである。以下の説明はコーグに関するものであるが、デコーダの 動作の仕方もコーグと同様である。
通常の地上放送の伝送方式に対するコンパチビリティを維持するために、スクラ ンブルした画像信号を送信する際には、アナログ信号の形で送信するようにして いる。受信されたスクランブルされている信号は、先ず最初に、アナログ・ディ ジタル・コンバータ20によって、ディジタル形式に変換される。このADCは 、受信された信号のサンプリングを4fscの周波数で行なうようにクロック・ パルス発生機構(CPG)22によって制御されている。デコーダ内のADC及 びDACが取り扱う映像信号のサンプルのビット数は、8ビツトにしである。既 述の如く、クロック・パルス発生機構は、その周波数及び位相をカラーバースト 信号に同期させてあり、45’ポイントでサンプリングが行なわれるようにして で信号を発生する電圧制御水晶発振器(VCXO)に、2分の1分周器を付属さ せて、周波数が4fscでマーク・スペース・レシオが11の出力信号を発生さ せるようにした機構とすれば良い。
上述のADCは、例えば、最高で2511Hzまでの周波数で動作することので きるrTRW TDC1007ADCJを用いて構成することができる。このコ ーグ用ADCはプロフェッショナル機器の標準である10ビツトのADCである 。
副搬送波のカラーバースト信号に対してマスク・クロック信号の周波数及び位相 を安定させる安定化処理は、CPG22の中で内部的に行なわれている。同期信 号分離回路24は、例えば混合同期ライン・パルス等の、映像信号波形に関連し た必要なタイミング信号を発生して、奇数ブロックと偶数ブロックとを識別でき るようにしている。
上述のADCの出力は、ブランキング期間に遅延を付与するブランキング遅延機 構26へ入力されると共に、それと並行してデータ挿入機構28へも入力されて おり、データ挿入機構28は、ブランキング遅延機構26から出力される遅延出 力も併せて受け取っている。データ挿入機構28の出力は直接、ディジタル・ア ナログ・コンバータ(DAC)30と、47ラインの大きさのライン・メモリA 32及びライン・メモリB34とへ供給されている。それらメモリ32.34は 夫々のメモリ制御機構36.38によって制御されており、それらメモリ制御機 構は、クロックと同期信号発生回路から供給される同期信号とによって制御され ている。それらメモリ制御機構は、夫々のメモリに対するデータの読出し動作及 び書込み動作を制御しており、また、スクランブル・シーケンスを受け取ってい る。それらメモリ制御機構は、PRBS発生機構と置換発生機構とで構成されて いる。
コーグのブランキング遅延機構26を更に詳細に示したのが図10である。この ブランキング遅延機構は、次の2つの機能を果たすものである。第1に、このブ ランキング遅延機構は、垂直及び水平ブランキングに対応しているサンプルに1 25ラインの遅延を付与する。第2に、このブランキング遅延機構は、アクティ ブ・ラインのアクティブ部分を構成しているサンプルに様々な大きさの遅延を付 与する。この後者の特徴的機能によって、2つのメモリ・ブロックを使用するだ けで、シャツフルを行なえるようになっている。図10は、0ライン、1ライン 、31ライン、及び125ラインの夫々に相当する遅延時間を発生することので きる切換可能な遅延機構500が、47ラインの大きさのブロックを用いるブロ ック構造に関してどのように利用されるかを示している。
ブランキング遅延機構500はADCから映像信号を受け取り、その映像信号を そのまま通過させるか、或いは、その映像信号に約1ライン、約31ライン、ま たは約125ラインの遅延を付与する。尚、必要とされるそれら遅延の大きさを 正確に示すならば、サンプル1135個、サンプル35187個、それにサンプ ル141877個に相当する遅延である。
遅延の大きさは、2本の制御線d1及びdOによって、次の表に示すように選択 される。
パイプライン処理のための遅延が必要であれば、そのための一定の大きさの遅延 を−Fの表の出力の全てに更に追加すれば良く、それによって問題が生じること はない。遅延の大きさは、サンプルごとに変化させることができなければならな い。上の表の遅延の大きさの値は全て奇数であるため、それら遅延を達成するに は、2つに分けるデマルチプレクシングを行なって、2個の128kx8のスタ ティックRAMデバイスへ分ければ良い。そうすれば、それら2個のデバイスの 各々に対して1回のクロック期間に読出しか書込みかのいずれかを行なうだけで 良(なるため、それに応じたタイミングの緩和が得られる。
各ラインのサンプルに番号付けして第0番サンプル〜第1134番サンプルとし て表わすならば(ただし第312番ラインと第624番ラインとは別であり、こ れらラインでは第0番サンプル〜第1136番サンプルとして表わす)、同期波 形及びバースト波形を含んでいる第111フは、常に125ライン遅延のアドレ スから取り出される。この125ライン遅延は更に、VBIの期間(第622番 ライン〜第27番ライン、及び第310番ライン〜第339番ライン)に、第1 27番サンプル及び第1116番サンプルに対して適用される。この遅延機構か ら出力されるラインのアクティブ・サンプルである第172番サンプル〜第11 16番サンプルに関しては、第6番ブロック(第340番ライン〜第386番ラ イン)及び第7番ブロック(第38フされ、一方、その地金てのブロックでは3 1ライン遅延が付与されて取り出される。
図11は、このブランキング遅延機構が、コーグの中で、VB1期間のラインの 本数を確実に30本または31本という適正本数にするために、どのように動作 するかを示している。
図12は、4fscサンプリングにおけるサンプル位置が、1137個のサンプ ルから成る長いラインである第624番ライン及び第312番ラインの前後にお いて、どのように位置決めされるかを示している。
スクランブラであるこのコーグの動作によって、入力してくる信号のうち、ライ ン・ブランキング信号及びフィールド・ブランキング信号は、そのまま通過する ことを許され、DACへ渡されて出力される。一方、アクティブ・ラインのうち 、それら信号以外の残りの部分であるアクティブ部分(955個のサンプルから 成る)は、メモリ32とメモリ34とに格納される。このとき、先頭ブロック− 〇ある図1(b)の第0番ブロックはメモリ32に格納され、その次のブロック である第1番ブロックはメモリ・ブロック34に格納する。サンプルがこれらメ モリに格納されるときには、非暗号形式で、即ち、スクランブルされていない形 で格納されるということに特に注意されたい。第1番ブロックのラインがメモリ 34に格納されて行くのと並1jシて、第0番ブロックのラインが、制(社)機 構36の制御の下にメモリ32からスクランブルされた形で読み出されて行く。
即ち、読出しアI・レッシングはスクランブルされた形で行なわれるが、書込み アドレッシングは非暗号形式で行なわれる。メモリ34への、第1番ブロックの 書込みが完了した時点では、メモリ32からの第0番ブロックの読出しが完了し ているため、そのメモリ32へ第2番ブロックを、やはり非暗号形式で書き込ん で行くと同時に、メモリ34から第1番ブロックを読み出して行くことができる 。それら2つのメモリの出力はD A C:30へ供給されている。先に説明し た重要なタイミングとは、スクランブルしないままとしたブランキング期間の間 へ、スクランブルしたアクティブ・ライン部分を、できる限り小さな誤差で再挿 入するだめのタイミングに他ならない。
デスクランブラの動作の什ノjは、以トのスクランブラの動作に対して相補的な ものである。各画像期間に、入力してくるスクランブルされている映像信号のう ちのアクティブ・ラインを、スクランブラで使用されたアドレスのシーケンスと 同じシーケンスに従ってデスクランブルした順序で「へメモリ」と[Bメモ1月 とのいずれか一方に書き込んで行く。コーグの場合と同様に、ラインの順序を指 定するのはPRBS及び置換発生機構であり、これらはメモリ・アドレッシング 信号と制御信号とを発生するメモリ制御機構36.38を構成している33以上 が行なわれる結果、入力してくる映像信号がデスクランブルされることになる。
また、この書込み動作と並行して、その1つ前のブロック期間に他方のメモリへ 書き込まれたサンプルのDACへの読出しが行なわれ、それによって、デスクラ ンブルされた出力信号が送出される。そして再び、それら2つのRAMメモリは 、更に別のブロックに関して、書込み機能と読出し機能とを交替する。
ここで特に注意すべきことは、コーグでは、そのメモリにおいて、スクランブル されたアクティブ・ラインの出力信号が、それらラインそれ自体の同期信号及び カラーバースト信号に対して相対的に遅延するようにしているということである 。同様に、デコーダでは、そのメモリにおいて、デスクランブルされた出力信号 が、受信されたスクランブルされている信号の同期信号及びバースト信号に対し て相対的に遅延するようにしている。同期は、コーグにおいて、ブランキング期 間を適当に遅延させることによって達成している。
エンコーダで使用するメモリは10ビツトの、そしてデコーダで使用するメモリ は8ビツトの、いずれもダイナミックRAMとするのが好都合である。また、S RAMやVRAMを使用しても良い。上述のDACは、10ビツトのデバイス( エンコーダの場合)、または8ビツトのデバイス(デコーダの場合)とすれば良 く、具体的な例としては、最高で20MHzまでの速度で動作することのできる rTRW TDC1016月を用いることができる。
次に図5について説明すると、同図に示したのは、ある製品デコーダのディジタ ル部分である。これに対応するエンコーダも、実質的にこれと同一の構造である 。
入力してくるスクランブルされている映像信号は、最初にADC(不図示)でデ ィジタル化され、続いて位相同期ループ100と、データ取出部110と、ライ ン多重化遅延機構120とへ供給される。データ取出部110は、第24番ライ ン〜第27番ライン、及び第336番ライン〜第339番ラインにのせて伝送さ れてきたVideocrYptデータを取り出す。ライン多重化遅延機構120 は、VRAMであるメモリ160に、然るべき動作を行なわせるために必要な機 構である。取り出されたデータはシステムCPU130へ送られ、このシステム CPU130は更に、制御ロジック140及びPRBS150ともインターフェ ースしている。制御ロジック140は、このシステムの構成要素のうち、メモリ 160とライン多重化遅延機構120とを除いたその全ての構成要素のタイミン グを管理している。制御ロジック140へは、4fseのシステム・クロックと 、水平同期信号H8Yと、垂直同期信号vSYとが供給されている。メモリ16 0は各々が47ラインの大きさの2個のブロックから成り、それら2個のブロッ クは先の実施例に関して説明した方式で動作する。メモリ管理部180は、読出 しアドレッシングと書込みアドレッシングとを制御しており、このメモリ管理部 については後に図7及び図8を参照して更に詳細に説明する。このメモリ管理部 180は置換発生機構190に制御されており、この置換発生機構190それ自 体はPRBS150の制御下にあり、これらPRBS及び置換発生機構は、図1 4a〜図14C及び図15に詳細に図示しである。置換発生機構及びPRBSの 構成は任意の適当な形態とすれば良く、それらについては従来の文献にも充分に 記載されている。メモリ160は、ここでもまた、アクティブ・ラインのデータ を格納するときには非暗号形式で格納するようにしており、このメモリの出力は 、信号のうちのスクランブルしていない部分に多重化されて、その信号の中に戻 される。
ディンタルからアナログへ変換して出力するのに先立って200において、その 信号のバックポーチを再挿入する。この黒レベル再挿入回路は図6に更に詳細に 示しである。
デコーダにおいてバックポーチを再挿入する必要があるのは、それより下流側の 回路部分の中にあるクランプ回路が、スクランブルされていないバックポーチを 使用してクランピングを行なえるようにするためである。ライン・シャツフル方 式では、このようにしておかないと、多重伝搬路障害等の伝送損傷のためにクラ ンピングの処理過程で筋状のノイズが導入されるおそれがある。受信機内ではカ ラーバースト信号は何の変更も加えられることなくPALデコーダへ受け渡され 、そのため、カラーバースト信号の振幅を測定している自動色修正回路は正しく 動作し、このようにすることは、新たなカラーバースト信号を発生するよりも容 易”Cある。
図6において、バックポーヂ再挿入はディジタル・フィルタ処理技法を用いて実 行される。入力映像信号は色信号帯域通過フィルタ400を通して供給され、加 算器410において、このフィルタ400の出力に、所定の黒レベル値である「 64」という値が加算される。加算によって得られた信号は、同期信号分離回路 から出力されてマルチプレクサ420に作用する制御信号によって、バックポー チの期間に選択される。このマルチプレクサへは、その他方の入力として、ディ ジタルの入力映像信号に、フィルタ400及び加算器410を通過する信号経路 の遅延と同じだけの遅延を補償用のライン遅延機構で430で付与した遅延映像 信号が入力している。バックポーチ期間以外は常時、マルチプレクサ420にお いてこの遅延映像信号が選択されている。
以上に図4及び図5を参照しつつ、47ラインの大きさのブロックを用いた場合 について説明をした。先に言及した、56159ラインの大きさのブロックを用 いた実施例の場合や、更に別の大きさのブロックを用いる場合には、適当な変更 を加える必要があるが、その変更は当業者には自明なものである。
図7は、スクランブルされている信号を非暗号形式でメモリの中へ書き込んで行 (ために必要なデコーダ用の書込みアドレス回路を示している。この図に示した 回路は、56159ラインの大きさのブロックを採用する場合に適したものであ る。
図8は、メモリからの読出しを行なって、図5のマルチプレクサ120へ供給す る出力を発生させるための、デコーダ用の読出しアドレス回路を示している。
この図に示した実施例の回路は、56159ラインの大きさのブロックを用いた ブロック構造に適したものであり、大きさが互いに異なったブロックに対処する ために必要な追加の回路部分を示している。
図7について説明すると、CPUからPRBS150へは20ビツトの制御ワー ド’cwが供給されており、このPRBS150がライン置換発生機構190の 出力を制御している。置換発生機構190は、6ビツトの出力を、アドレス変換 機構210へ供給している。大きさが同一でないブロックを用いているため、デ コーダとエンコーダとのいずれにおいても、3個のブロックがかち合った、重な り部分が生じる。アドレス変換機構210は、その重なり部分を、RAMの中の 重なり部分の格納以外には使用しない領域へ移動させるようにしている。ブロッ ク・カウンタ220は、カウント数が「0」から1つずつ上がって行って「4」 に達したならばアドレス変換機構へのシフト入力を発生し、それによって、47 ラインの大きさの各ブロックが終了するごとにブロックの交替を行なわせるアド レスが確実に発生するようにしている。このブロック・カウンタがら入力を受け 取っている奇数/偶数カウンタ230は、1ビツトの出力を発生してメモリ・ブ ロック32と34(図4)との間の切換を行なわせるものであり、これが必要で あるのは、1フイールドあたりのブロックの個数が奇数だからである。
56159ラインの大きさのブロックに対応したこの実施例は、2個のメモリ・ ブロックをフィールド・メモリとして使用するように動作させることも可能であ り、その場合には、奇数/偶数カウンタをフィールド・パルスでクロックするよ うにすれば良い。ブロック大きさ変更のためのカウンタ220は、カウント数が 「0」から1つずつ上がって行って「4」に達したならば置換発生機構190へ 信号を送出し、それによって、第4番ブロックではブロックの大きさが増大して ライン59本になることを知らせる。
図8は、56159ラインの大きさのブロックに対応した実施例において、奇数 /偶数カウンタ230をどのようにクロックすれば良いかを示している。カウン タ340は、カウント数が「0」から1つずつ上がって行き、そのカウント数が ブロックの大きさに応じて「55」か「58」になったときに、アドレス回路3 10へ向けて出力を送出する。このカウンタ340は、ORゲート350がらハ イ出力を受け取ったならばクリアされ、ORゲート35oにはフィールド・パル スとブロック終了パルスとが入力している。ブロック終了パルスが送出されるの は、ANDゲート360への6つの出力力仏イになってカウント数が「55」に 達したことが示されたとき、或いは、ANDゲート370への6つの出カカ仏イ になってカウント数が「58」に達したことが示されたときである。
それらANDゲートの出力はORゲート380へ入力しており、このORゲート 380の出力が上述の「ブロック終了」パルスである。ORゲート380の出力 は更に、ブロック・カウンタ320をクロックするためにも使用されている。
図示の回路のうちの残りの部分の動作の仕方は、図7に関して説明したものと同 じである。
ディジタル位相同期ループを図13に示した。ADC、クロック発生機構、それ に同期信号分離回路には、図4において使用した参照番号と同じ参照番号を付し である。
ADC20のディジタル出力は、乗算器(制御信号発生機構)600へ入力して おり、この乗算器は、その他方の入力に、4fscのクロックを4分の1分周ロ ジック回路610で分周したfscのパルス列を受け取っている。この乗算器の 出力は、32バイトのアキュムレータ620へ供給されており、そこから更に次 々と、2ライン平均算出機構630、リミッタ640、パルス幅変調器650、 ループ・フィルタ660へと受け渡されており、このループ・フィルタが、クロ ック・パルス発生機構22の電圧制御水晶発振器へ制御電圧を供給している。ア キュムレータ620と2ライン平均算出機構630とは、同期信号分離回路24 からのバースト・ゲート信号によって制御されている。
アキュムレータ620は、連続する2つのバイトの間の加算と減算とを共に行な い、各々のバースト信号ごとに、図3の第11番サンプル〜第42番サンプルに 対応する32個のサンプルを算出する。それらサンプルはバースト信号の中央部 から取り出されたものである。
2ライン平均算出機構は、PLLの位相誤差を測定するための機構であり、直前 の2本のラインに関する全てのアキュムレータ出力を加え合わせて、その情報を 1本のラインに対応させて保持する。アキュムレータ640によって信号のダイ ナミックレンジが狭められているため、量子化のビット数は8ビツトで充分であ る。パルス幅変調器650は、その算出された誤差に対応する平均値を持ったバ イナリ・シーケンスを出力する。別法として、このPWM650を、パルス密度 変調器、レート乗算器、またはDACに替えることも可能である。
以上のディジタル式バースト信号位相検出機構は様々な態様で実現し得るもので あり、図示例はそれらのうちのほんの一例に過ぎない。また、上述の同期信号分 離回路は、アナログ回路とディジタル回路とのいずれとすることもでき、更には アナログ回路とディジタル回路とを組合せたものとしても良い。
図5の制御ロジック140と図4の同期信号分離回路24とは、アナログ同期信 号分離回路に発生させた同期信号を利用するものとしても良い。制御ロジック1 40の再同期化が実行されるのは、入力してくるライン・パルスが、指定のタイ ミング範囲を逸脱し、システムが許容誤差範囲を超えたときだけに限るのが良く 、なぜならば、この再同期化が頻繁に行なわれると、デコードされた画像が不必 要に乱されることになるからである。
そのため、連続する2つのフィールドの中の夫々のラインどうしの間の時間差を 監視するようにしている。同期信号分離回路からのパルスが1フイールド後の同 期化ウィンドウの持続期間内に入るように到着したならば、システムは良好に機 能しているのであり、再同期化を実行する必要はない。測定する時間差を、連続 する2本のラインの間の時間差にはしていない理由は、ライン1本あたりのサン プル数が整数個でないからである。Videocryl)tデータの速度が高け れば、同期化ウィンドウを小さくすることができる。また、エンコーダ内でのス クランブル処理のために2個以上の集積回路を使用している場合には、同様に、 高精度の時間精度を達成するために同期化ウィンドウが開いている時間を短縮す る必要がある。デコーダにおいては、同期化ウィンドウの大きさは、データ受信 品質によって発生する干渉をできるだけ低減することのできる受信品質(高い時 間精度を得るにはウィンドウの持続時間を短くする必要がある)と、再同期化、 即ち画像品質(良好な画像品質を得るにはウィンドウの持続時間を長くする必要 がある)とを勘案して選択するのが良い。
−F述の同期化ウィンドウは、スイッチの切換えによってオフにすることができ るようにしてあり、同期化ウィンドウをオフにすると、各ラインごとに再同期化 が実行されるようになる。これを利用するのは、例えば、エンコーダが、映像信 号の解像度が8ビツトの2個のVideocryl)iチップを並行動作させる ことによって、よりバス幅の広いデータ・バス、例えばスタジオ品質に対応した 10ビツトのデータ・バスを実現するようにしている場合等である。このような 場合には、マスター・チップに、第2のチップのための水平基準信号を発生させ ることによって、双方のチップの動作を完全に同期させることができる。
図9の(a)〜(C)は、夫々の置換ステップがどのように実行されているかを 示している。図9の(a)は、エンコーダのメモリへブロックが非暗号形式で書 き込まれるところを示している。先頭ブロックは非暗号形式で伝送されるが、そ れに続く2番目のブロックに対しては、PRBS及び置換発生機構の制御の下に 最初の置換処理が施され、この2番目のブロックはスクランブルされた形で伝送 される。ところが、図7について説明した書込みアドレス回路の働きにより、こ の2番目のブロックも、デコーダのメモリに書き込まれた時点では非暗号形式に なっている。同様に、更に後続のブロックも、夫々のブロックごとに異なった置 換処理P2、P3119.が施されるが、それらブロックも、デコーダのメモリ に書き込まれた時点では非暗号形式になっている。図9の(b)に示すように、 デコーダからの読出し信号と出力信号とは同一のものであるが、ただし第0番ブ ロック(ALBERT)が出力されるのは時刻nであり、これは、第2番ブロッ ク(MICHEL)が入力される時刻に他ならず、これによって、47ラインの 大きさのブロックを用いる実施例では、ブロック2個分の遅延が生じることが判 る。
本実施例は、以上の説明では、各フィールドごとに完全にスクランブルした画像 を伝送している。しかしながら場合によっては、部分的にのみスクランブルする 処理が望まれることもある。例えば、番組提供者は、未加入者に充分に画質を低 下させた画像を見せることによって興味を喚起し、加入契約するようにしむけた いと考えることがあり得る。本実施例は、更なる2つのスクランブル・モードで 動作することもでき、それらモードの1つで動作することによってこの目的が達 成され、しかも、スクランブル・モードを変更に際して、通常のデコードされた 画像が乱れることもない。
選択可能なモートの第1は「非暗号形式遅延」モードであり、このモートは、各 ブロックのラインをスクランブルすることなく、単に、画像をブロック1つ分進 ませて伝送するというものである。これによって、画面の最下段の47ラインが 画面の最上段に映し出され、しかも画像の色が誤ったものになるという効果が得 られる。一般加入者にとっては悩ましいことであるが、画面を見る者は、伝送さ れている番組への興味を喚起されるのに充分な細部までも識別することができる 。
第2のモードは[フラッシュ・モード」であり、このモードは、フィールドを1 つおきにスクランブルすると共に、それらの間のフィールドは非暗号形式遅延モ ードで伝送するというものである。こねによって、伝送される信号は、非暗号形 式遅延画像とスクランブルされた画像とが重畳して映し出されるような信号にな る。
このスクランブル処理のプロセスの特性のために、もし、完全非暗号形式モート と完全スクランブル・モードとの間でモード切換を行なったならば、それによっ てブロック1つ分の情報が失われることが避けられない。それに対して、以上の 2通りの半スクランブル・モートのうちの一方のモードで伝送するならば、デコ ードされた画像を乱すことなく、未加入者には画像を部分的に見せることができ る。
次に、図14a〜図14c、及び図15を参照して、置換発生機構190と、疑 似ランダム・バイナリ・シーケンス発生機構PRBS150とについて、更に詳 細に説明する。
疑似ランダム発生機構PRBS150は、例えば、n=20個のバイナリ出力B ITO〜B I T ]−9を備えたものである。出力が20個の場合には、こ の疑似ランダム発生機構PRBSの取り得る状態の数は、22°=104857 6通りになる。CPLIインターフェース130からの制御ワードCWが、入力 PZG−Gを介してこの疑似ランダム発生機構PRBSへ供給されており、この 制御ワードCWはその時々に、ある所定の状態を取っている。この制御ワードC Wの状態によってPRBSの各々の出力が規定され、この制御ワードCWの状態 のことを、キーワードKWと呼んでいる。テレビジョン信号にのせて40ミリ秒 ごとに新たな制御ワードが1つず一つ伝送されてくるようにしてあり、その制御 ワードは直前の制御ワードとも直後の制御ワードとも異なったものであり、また 40ミリ秒ごとにその制御ワードの一部分が疑似ランダム発生機構へ供給される 。
図148の置換発生機構190はクリア入力を備えており、このクリア入力は置 換発生機構190の初期化段階において「0」にセットされ、この回路構成の回 路状態を規定する機能を果たす。
この回路構1t190には6ビツトの加算器192が含まれており、この加算器 192は、人力AO−A5の値と入力BO〜B5の値とを加算する。入力BO〜 B5のうちの5つの入力B1〜B5は、疑似ランダム発生機構150の出力ビッ トのうちの5つ、即ち、第0番、第7番、第17番、第12番、及び第3番出力 ビツトから供給されている。加算器192の第6番目の入力であるBOは、常時 5ボルトにしてあり、従って論理値「1」にしである。加算器192は6つの出 力SO〜S5を有し、それらは、クロック動作式バッファ・レジスタ194のデ ータ入力に接続されている。
レジスタ194は、例えば、6ビツトをバッファすることのできる互いに独立し た2つのバッファ・レジスタ構成要素で構成したものである。レジスタ194の 一連のQ出力は、夫々がANDゲート196A〜196Fに接続されており、そ れらANDゲートの他方の入力はいずれもクリア入力に接続されている。このク リア入力は、通常の動作状態にあるときには、論理「1jになっている。それら ANDゲートの夫々の出力は、上述の加算器192の入力AO〜A5に接続され ている。従って、加算器192は、その夫々の出力部における値が、その夫々の 入力部ヘフィートバックされている。その中間でレジスタ194内にバッファさ れる値は、クロック人力CKヘクロック信号CLKが入力したタイミングで書き 換えられる。レジスタ194のクロック入力CKは、2人力ORゲートFOR1 98」に接続されており、このORゲート198の一方の入力にはクロック信号 CLKが供給されており、他方の入力には、3つの入力を備えたANDゲートr AND202Jの出力が接続されている。それら3つの入力のうち、第1の入力 は、この回路構成190のクリア入力CLEARに接続されており、第2の入力 は、イネーブル人力ENに接続されており、そして第3の入力は、アドレス比較 器204の出力AK−Aに接続されている。
疑似ランダム発生機構PRBS150の出力のうちの第2番、第6番、第15番 、第8番、第4番、及び第13番出力ビツトと、レジスタ194の一連のQ出力 とは、第1論理回路206へ供給されており、この第1論理回路206では、そ れら信号を様々に結合することができる。第1論理回路206は、6つの出力を 有しており、それら出力のうちの2つは直接に第2論理回路208へ供給されて おり、残りの4つの出力は4ビツト加算器210を介して第2論理回路208へ 供給されている。疑似ランダム発生機構150の出力のうちの、第10番、第1 9番、第5番、及び第14番出力ビツトもまた、4ビツト加算器210へ供給さ れている。疑似ランダム発生機構150の残りの出力ビットである、第1番、第 16番、第11番、第18番、及び第9番出力ビツトは、第2論理回路208へ 供給されている。
第1論理回路206及び第2論理回路208は、E−BOX回路、M−BOX回 路、及び/または、加算器を含んでいる。M−BOX回路は、図14bに示した ような回路であり、基本的に、下の真偽表に従って動作する置換スイッチである 。
入力 出力 MEI ME2 MBIT MAL MA2ooo o。
E −B OX回路の一例の詳細な回路図を図14Cに示した。同図に示したE −B OX回路は、2つの入力を備えたANDゲートと、同じく2つの入力を備 えた排他的ORゲートとで構成されている。E−B OX回路の真偽表は、下に 示すとおりである。
入力 出力 EEI EE2 EBIT EAI EA2ooo o。
第2論理回路ノロ ツtv PERMUTATION ADDRESS (置換 アドレス)出力が、置換発生機構の6つの出力を形成する。また、第2論理回路 の回路構成において出力が発生し得る置換アドレスは、26=64であるところ から、64通りの置換アドレスPAO〜PA63である。
テレビジョンの1つのフィールドを、例えば、各々が47本のラインZO〜Z4 6から成る、a=6個のブロックで構成するようにするならば、既に述べたよう に、そのフィールドを282本の映像ラインで構成することになる。そのような 各ブロックの中において、置換発生機構によって、ライン順序を置換しているの である。
アドレス比較器204は、その6つの入力が、回路構成190のPERIIIT ATIONkDDRFSS (置換アドレス)出力に接続されており、置換アド レスの正当性の確認を行なっている。本実施例では、置換アドレスのうちPA4 7からPA63までは不当アドレスを表わしており、なぜならば1つのブロック にはラインが47本しか含まれていないからである。発生されたある置換アト1 ノスが不当アドレスであったならば、アドレス比較器は制御信号を発生し、この 制御信号がANDゲートrAND202Jへ供給されることによって、新たなア ドレスの発生が行なわれる。従って、不当な置換アトルスは、自動的にふるい落 されて排除され、テレビジョンのラインの順序の並べ換えに使用されない。
以上に説明した図14の置換発生機構を用いることにより、膨大な幾通りもの置 換を発生することができる。以上から明らかなように、この置換発生機構は、P RBS150からr1048576J通りの制御ワードが送出されるのに応じて r720896J通りの置換を発生することができる。これは、疑似ランダム発 生機構PRBSの20ビツトのうちの、720896/log 2=19.46 ビツトを有効に使用していることに他ならない。従って、この置換発生機構の効 率は、219.4− /22°×100%=68.8%に達している。
図15は、より簡明な構成とした、別実施例の置換発生機構を示しており、この 実施例の置換発生機構は、n=16個の出力を有する疑似ランダム発生機構PR BSと、図14aに示したものと同様に出力を入力へフィードバックしている6 ビツト加算器192と、6個のXORゲートから成るXOR要素6と、6つのP EI2MUTATION ADDRESS (置換アドレス)出力を有する更に もう1つの6ビツト加算器18とで構成されている。このように構成した置換発 生機構は、組み込まれるゲート要素の数が60個より少なく、コスト・パフォー マンスが良く、小型化でき、しかも非常に多(の幾通りもの置換を発生すること ができる。
図148及び図15の疑似ランダム発生機構PRBS150は、フィードバック ・シフト・レジスタとして構成したものとするか、或いは、ジョンソン理論に従 って疑似ランダム数を発生する回路として構成したものとすれば良い。そのよう に構成した発生機構による疑似ランダム数の発生は更に、複数の置換を発生ずる 場合のいわゆる「アンランキング(unrankingI問題に対する解決法と しても利用される。
以上に説明した実施例に対しては様々な改変を加えることができ、それら改変は 当業者には自明なものである。例えば、ブロックの大きさなどは様々に変更する ことができる。
以上に本方式を、PAL方式の場合に即して説明した。本方式は、主要なFAI 7方式の全てに適合するものであり、即ち、I/PAL、B/PAL、G/PA L、D/PAL、及びH/PALのいずれの方式にも適合する。ブラジルが採用 しているM/PAL方式では、1フイールドあたりのアクティブ・ラインの本数 は243本しかなく、そのため、シャツフルするラインの本数は、例えば1フイ ールドあたり240本にすることなる。その場合のブロック構成は、40ライン の大きさの6個のブロックとすることも、60ラインの大きさの4個のブロック とすることも、或いは更に、48ラインの大きさの5個のブロックとすることも できる。ライン1本あたりのピクセル数は909個しかなく、副搬送波周波数は f sc= 3.57561149 MHzである。
南米の幾つかの国が採用しているN/PAL方式に関しては、本方式は以上に説 明したI/PAL方式の実施例に非常に良く似たものとなるが、ただし、副搬送 波周波数がそれより低い3.58205625 MHzであるため、サンプル・ レートをライン1本あたりサンプル917.0064個に低下させる必要がある 。
米国や日本などが採用しているNTSC方式に関しては、1フイールドあたりの ラインの本数とブロックの構成とは、上に概要を述べたM/PAL方式のものと 同一である。いずれの方式でも、フィールド歪み及びハムによって発生するノイ ズをできる限り少なくするには、ブロックの大きさは小さいほど望ましい。副搬 送波周波数は、−トに述べたものよりも高< 3.579545 MHzであり 、従ってサンプリング周波数及びライン1本あたりのサンプル数も、より高い1 4.31818 MHzと、より多い910個になる。以上に概要を述べたM/ PAL方式とNTSC方式とのいずれの場合にも、アクティブ映像信号の中にデ ータ用のラインを3本、シャツフルしないラインとして含めることになる。それ らラインはvideocryptデータを搬送する。更に加えて、データ用のラ インとして、垂直ブランキング期間のラインも1本必要である。ただし別法とし て、データ圧縮アルゴリズムを用いてデータをライン3本分に圧縮することも考 えられる。
フランスなどが採用しているSECAM方式はライン625本の方式であり、上 で説明したPALの実施例と同じブロック構造を用いることができる。ただし位 相同期ループには変更を加える必要がある。変更の仕方としては、2通りが可能 である。その第1は、位相同期ループをライン同期式にすれば良いというもので あり、その第2は、2つの色差副搬送波のうちのいずれか一方だけを使用するよ うにした上で、その他はP A Lの実施例と同様に方式を構成すれば良いとい う後者の場合に、使用する副搬送波を、2つの副搬送波のうちで周波数が高い方 の(R−Y)副搬送波にしたならば、その周波数は4.406250 MHzで あるため、ライン1本あたりのピクセル数は1128個になる。一方、周波数が 4.250000MHzの副搬送波の方を使用することも考えられ、その場合に は、サンプリング周波数は17 MHzになる。
本方式は、例えばMACファミリー等の、その他のテレビジョン方式にも適用可 能であり、更には、高精細度対応のテレビジョン方式へも拡張し得るものである 。将来のHDTV放送に関しては、ブロックの個数を増やして47ラインの大き さの12個のブロックとするのも好都合であろうし、或いは、ブロックの大きさ を拡大して94ラインの大きさとしても良い。それら変更は全て、以下の請求の 範囲に明記した本発明の範囲に包含されるものである。
Fi(J、6 f:”icl、 10 Ficl、 11 と/1−〆婿菖 Fig、 14b Fig、 14C 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成 6年 3月30日−

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ブロックに分けた複数本のアクティブ映像ラインをシャッフルすることによ って映像信号をスクランプルするようにした映像信号のエンコーダないしデコー ダのためのメモリ・システムにおいて、各メモリ・ブロックをブロック1個分の 映像ラインを格納するのに充分な大きさとした第1メモリ・ブロック及び第2メ モリ・ブロックと、前記メモリ・ブロックにアドレスして連続するブロックの映 像ラインを前記第1メモリ・ブロックと前記第2メモリ・ブロックとに交互に書 き込み、その際にエンコーダにおいてはスクランプルしていない順序で、またデ コーダにおいてはスクランプルした順序で映像ラインをメモリへ書き込むように する書込みアドレッシング手段と、前記メモリ・ブロックにアドレスしてそれら メモリ・ブロックから映像ラインを読み出し、その際にエンコーダにおいては伝 送のためにスクランプルした順序で、またデコーダにおいては画面表示のために スクランプルしていない順序で読み出すようにする読出しアドレッシング手段と 、前記読出しアドレッシング手段及び前記書込みアドレッシング手段を制御して 前記メモリ・ブロックの一方から映像ラインを読み出させると同時に前記メモリ ・ブロックの他方へ映像ラインを書き込ませるようにする制御手段と、を備えた ことを特徴とするメモリ・システム。
  2. 2.エンコーダ用の前記読出しアドレッシング手段とデコーダ用の前記書込みア ドレッシング手段とが、映像信号のアクティブ・ラインをスクランプルするため の疑似ランダム・バイナリ・シーケンス発生機構とライン・シャッフル置換発生 機構とを含んでいることを特徴とする請求項1記載のメモリ・システム。
  3. 3.ディジタル化された映像信号から該映像信号のアクティブ画像ラインのアク ティブ部分を分離するための分離手段を備え、前記書込みアドレッシング手段が 、分離されたアクティブ画像ラインのアクティブ部分を前記第1メモリ手段と前 記第2メモリ手段とへ書き込むようにしてあることを特徴とする請求項2記載の メモリ・システム。
  4. 4.前記ライン・シャッフル置換発生機構が、前記疑似ランダム・バイナリ・シ ーケンス発生機構(PRBS)から出力される制御ワードの第1の複数のビット に操作を加える第1論理関数部と、前記第1論理関数部の出力と前記PRBSか ら出力される前記制御ワードの第2の複数のビットとに操作を加える第2論理関 数部と、前記第2論理関数部の出力と前記PRBSから出力される前記制御ワー ドの第3の複数のビットとに操作を加えて置換アドレスを生成する第3調理関数 部とを含んでいることを特徴とする請求項3記載のメモリ・システム。
  5. 5.前記第1論理関数部が加算器手段を含んでおり、該加算器手段は、前記制御 ワードの前記第1の複数のビットを該加算器手段の出力に加算するものであるこ とを特徴とする請求項4記載のメモリ・システム。
  6. 6.前記第2論理関数部と前記第3論理関数部との一方が排他的OR機能部を含 んでいることを特徴とする請求項4記載のメモリ・システム。
  7. 7.前記第2論理関数部と前記第3論理関数部との一方が更なる加算器手段を含 んでおり、該更なる加算器手段は、前記制御ワードの前記第2の複数のビットを 前記第1論理関数部からの出力に加算するか、ないしは前記制御ワードの前記第 3の複数のビットを前記第2論理関数部からの出力に加算するものであることを 特徴とする請求項4記載のメモリ・システム。
  8. 8.前記第2論理関数部と前記第3論理関数部との各々が、制御ビットに応答し て2つの出力ビットの位置を選択的に置換する置換スイッチと、 一方の入力として先行する論理関数部からの出力を受け取り他方の入力として更 なる制御ビットを受け取るようにしたANDゲートと、一方の入力として先行す る論理関数部からの出力を受け取り他方の入力として前記ANDゲートからの出 力を受け取るようにした排他的ORゲートとを備え、前記排他的ORゲートから の出力と、先行する論理関数部から出力される複数のビットのうちの1つのビッ トとによって提供される一対の出力を有する更なる論理回路と、を含んでいるこ とを特徴とする請求項4記載のメモリ・システム。
  9. 9.映像信号コーダのための調節可能遅延機構において、前記コーダは、各フィ ールドのアクティブ画像ラインを複数のブロックに分けて、それら各ブロックの 中でラインの順序をシャッフルすることによって、非暗号形式の入力信号からス クランプルした出力信号を発生するようにしてあり、前記コーダは、各メモリが ブロック1個分のラインを格納するようにした第1メモリ及び第2メモリを含ん でいるシャッフル手段を備えており、それら第1メモリ及び第2メモリは、その 一方が、ブロック1個分のアクティブ・ラインの読込みを行ない、その他方が、 スクランプルしたブロック1個分のラインの書出しを行なうことによって、出力 信号を形成するように構成してあり、該調節可能遅延機構は、前記第1メモリと 前記第2メモリとに接続してあり、且つ、該調節可能遅延機構は、アクティブ画 像期間に前記第1メモリ及び前記第2メモリへ読み込まれる映像ラインのブロッ クに所定の遅延を付与するように、また、映像ブランキング期間のコーダ出力に 遅延を付与するように、制御されている、 ことを特徴とする調節可能遅延機構。
  10. 10.アクティブ映像ラインに対して付与する前記遅延の大きさが、ブランキン グ期間に対して付与する前記遅延の大きさと異なることを特徴とする請求項9記 載の調節可能遅延機構。
  11. 11.前記遅延機構は、前記メモリに読み込まれるブロックのアクティブ映像ラ インの本数に応じて前記メモリに対して異なった大きさの遅延を付与するように してあることを特徴とする請求項9記載の調節可能遅延機構。
  12. 12.入力信号をディジタル化する手段と、入力信号を複数のブロック・ライン に分ける手段とを備えた、アナログ入力信号をスクランプルするための映像信号 エンコーダにおいて、 各ブロックの中のラインのアクティブ部分をシャッフルすることによって、スク ランプルした信号を生成するようにし、しかも、画像ラインのアクティブ部分の 開始点と終了点とを可変にした、シャッフル手段、を備えたことを特徴とする映 像信号エンコーダ。
  13. 13.各画像ラインが1135個のサンプルを含むようにし、その画像ラインの アクティブ部分の開始点を定めるカットポイントと終了点を定めるカットポイン トとを、第61番サンプルから第75番サンプルまでのいずれかのサンプルと第 1025番サンプルから第1039番サンプルまでのいずれかのサンプルとにし たことを特徴とする請求項12記載の映像信号エンコーダ。
  14. 14.受信したスクランプルされているアナログ映像信号をディジタル化する手 段を備えた、スクランプルされている入力から画面表示するための非暗号形式の 映像信号を生成するための映像信号デコーダにおいて、ディジタル化信号を夫々 が複数本のラインから成る複数のブロックに分け、それら各ブロックの中におい て画像ラインのアクティブ部分をシャッフルし、そのシャッフルを、前記信号を スクランプルするために適用されたシャッフル・アルゴリズムと同じシャッフル ・アルゴリズムに従って行なうようにした、しかも、画像ラインのアクティブ部 分の開始点と終了点とを可変にした、ブロック分割及びシャッフル手段、 を備えたことを特徴とする映像信号エンコーダ。
  15. 15.各画像ラインが1135個のサンプルを含むようにし、その画像ラインの アクティブ部分の開始点を定めるカットポイントと終了点を定めるカットポイン トとを、第61番サンプルから第75番サンプルまでのいずれかのサンプルと第 1025番サンプルから第1039番サンプルまでのいずれかのサンプルとにし たことを特徴とする請求項14記載の映像信号デコーダ。
  16. 16.スクランプルした形式で映像信号を送信し、受信した信号を非暗号形式で 画面表示ないし記録するための映像信号送受信システムにおいて、送信側には: アナログ入力信号をスクランプルするための映像信号エンコーダであって、その 入力信号をディジタル化する手段と、その入力信号を夫々が複数本のラインから 成る複数のブロックに分ける手段と、それら各ブロックの中でラインのアクティ ブ部分をシャッフルする手段とを備えた映像信号エンコーダと、そのスクランプ ルされた信号を、アナログのスクランプルした形式で送信する手段と、 を備え、 受信側には: 画面表示ないし記録のための非暗号形式の映像信号を生成するための映像信号デ コーダであって、送信側から送信されてきたアナログのスクランプルした形式の 信号を受信及び復調する手段と、その受信された信号をディジタル化する手段と 、そのディジタル化された信号を、送信側において信号を分けたときの複数のブ ロックと同じ大きさの夫々が複数本のラインから成る複数のブロックに分け、そ れら各ブロックの中で画像ラインのアクティブ部分を、送信側において信号をス クランプルするために適用されたシャッフル・アルゴリズムに従ってシャッフル する手段とを備えた映像信号デコーダと、その信号を両面表示ないし記録する手 段と、を備え、 前記送信側と前記受信側との夫々においてシャッフルされる画像ラインのアクテ ィブ部分の開始点と終了点とを可変にしてある、ことを特徴とする映像信号送受 信システム。
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