JPS5912017B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPS5912017B2
JPS5912017B2 JP15419777A JP15419777A JPS5912017B2 JP S5912017 B2 JPS5912017 B2 JP S5912017B2 JP 15419777 A JP15419777 A JP 15419777A JP 15419777 A JP15419777 A JP 15419777A JP S5912017 B2 JPS5912017 B2 JP S5912017B2
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induction transistor
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【発明の詳細な説明】 本発明は、低電力、高速度で動作する静電誘導トランジ
スタ及びそれを用いた半導体集積回路に関する。
高入力インピーダンスであつて、駆動電力をほとんど必
要とせず、消費電力が少く、しかも高密度化が容易で、
変換コンダクタンスが大ぎく、フアン・アウト数が多く
とれ、高速度で動作する静電誘導トランジスタは、集積
回路にきわめて適している。
倒立型静電誘導トランジスタを含むIIL相当の回路形
式に構成された静電誘導トランジスタ集積回路(SIT
Lと称す。)は、本願発明者により、たとえば特願昭5
0−146588号及び特願昭51−92467号にお
いて提案され、基本回路部の等価回路は第1図aのよう
に示され、その構造の一例は第1図bの如くなる。第1
図は1入力、2出力の場合である。p+領域1,2がイ
ンジエクタとして動作するラテラル・バイポーラトラン
ジスタのエミツタ、コレクタである。
p+領域2は同時に倒立型静電誘導トランジスタのゲー
トでもある。3は静電誘導トランジスタのンースで、n
+基板もしくはn+埋め込み領域である。
n+領域5,5’が静電誘導トランジスタのドレインで
ある。−第1図bのようなマスク4枚、拡散2回の標準
プロセスで、低電流領域では0.002PJの電力遅延
積及び消費電力100μwで最小遅延時間4nsec−
一が得ら−れている。こうした標準プロセスによる構成
でドライバ用バイポーラトランジスタ(以下BPTと称
す)のコレクタを多くしたIILはほとんど論理動作を
まともには行わず、より複雑な構造、プロセスにより実
現されている。標準プロセスによる静電誘導トランジス
タの集積回路の最小遅延時間は、変形IILの代表でも
あるVIL%RticalInjectiOnLOgi
c)やSSL( Self−Aligned−Supe
rInjectiOnLOgic)を越える値を与えて
おりζ電力遅延積ではVILで0.07PJ,− SS
Lで0.66PJであることからξA/30以下になつ
ている。ラテラル・バイポーラトランジスタの電流輸送
率が比較的大ぎくできることーゲート抵抗を瑠加させず
にゲート容量を小さくできること、〜ソースよりドレイ
ンの面積の大きい倒立型構造においても、静電誘導トラ
ンジスタはキヤリア流を集束する効果を備えていて変換
コンダクタンスが大きいことなどが、こうした良好な性
能の原因である。従来の静電誘導トランジスタ集積回路
の速度限界を与えていたのは、インバータ動作する静電
誘導トランジスタのゲートからチヤンネルに注入された
過剰少数キヤリアの蓄積効果と静電誘導トランジスタの
ゲートから見込んだ全静電容量である。静電誘導トラン
ジスタは本来電圧制御型デバイスである。
しかし、SITLにおいては、駆動用SITを導通させ
る際に、ゲートを順方向に振り込むため、必然的にゲー
トから少数キヤリアがチャンネルに注入される。導通状
態のSITの抵抗を減少させ、ドレイン電流を大きくし
て動作速度を速くする効果を、注入されたキヤリアは持
つている。しかし、あまり多量に注入されれば、過剰少
数キヤリアの蓄積効果が顕著になつて速度は低下する。
また、順方向ゲートバイアス動作する第1図の例では、
ゲートからの容量を小さくすることがとくに重要である
。ゲートの静電容量を減少させて、しかも、変換コンダ
クタンスをそれほど小さくしないですむ構造として、分
割ゲート型構造が本願発明者により示されている(たと
えば特願昭52−81796号)。
第2図は分割ゲート構造の例である。
第2図aは平面図でエピ基板上の拡散領域を示している
第2図B,cは第2図aの図中A−A’線に沿つた断面
構造であり、第2図bは基板もしくは埋め込み領域1を
ソース領域にした倒立型SITであり、第2図cは基板
もしくは埋め込み領域1をドレインにした正立型SIT
である。第2図はnチャンネルSITの例である。第2
図bの図中、n+領域1がソース、n−領域2がチヤン
ネル、n+領域3がドレイン、p+領域4が駆動ゲート
、p+領域5が固定電位ゲート、〜3′がドレイン電極
、4’が駆動用ゲート電極、5’が固定電位用ゲート電
極、6がSiO2,Si,NTEL’,At2O3等も
しくはこれらを組み合せた絶縁層である。第2図cでは
、n+領域1がドレイン、n+領域3がソース、−3’
がソース電極になづている以外は第2図bと同じである
。−第2図の静電誘導トランジスタの特徴はチヤンネル
を囲むゲート領域が二つに分割されており、一方が信号
を入力する駆動ゲートであり、他方が浮遊ゲートもしく
は一定電位を与えるべくなされたゲートになつているこ
とである。
第2図の構造では、入力信号に従つてドレイン電流を制
御する駆動用ゲートの容量は、チヤンネルを囲むゲート
全体の容量の少くとも半分以下であり、駆動用ゲートと
ソース間の容量Cgs及びドレイン間の容量Cgdが小
さくなることは、そのまま静電誘導トランジスタの周波
数特性を改善し、ゲートを所.定の電位にまで変化させ
るに要する時間を短縮し、高速度動作を行なわせる。ま
た固定電位ゲートは、浮遊ゲートにしてもよいし、また
必要に応じて所要の電位を与えればよい。こうした、固
定電位ゲートを有する静電誘導トランジスタは、このゲ
ートに与える電位により、駆動用ゲートに入る信号及び
ドレイン電圧が同じでも、ドレイン電流の値を広範囲に
変化させることができる。たとえば、固定電位ゲートに
逆ゲートバイアスを与えればドレイン電流は小さくなる
し、順方向ゲートバイアスを与えておけばドレイン電流
は大きくなる。もちろん、浮遊ゲートとしてゲート、チ
ヤンネル間の拡散電圧で決まる空乏層をチヤンネルに延
ばした伏態で使うこともできる。第2図に比べて、さら
にCgs,Cgdを小さく、Gmを大きくした構造例が
第3図である。
第3図は、各領域が殆んど円筒上もしくは円環上に構成
されており、円環伏に構成された固定電位ゲート15、
中央に位置する円筒状の駆動用ゲート14、その間に狭
まれた円環状のドレイン13(第3図b)もしくはソー
ス13(第3図c)等により構成されている。
チヤンネルに比べて駆動用ゲートはきわめて小さくでき
るため、Cgs,Cgdはきわめて小さい。同時に駆動
用ゲート電圧により制御されるチヤンネルの面積は広く
Gmは大きい。Cgs,Cgdが小さ二くGmが大きい
ことから、その周波数特性はきわめて良好で、動作速度
は速く、フアン・アウト数も多く取れる。第3図B,c
は二第3図aの図中A−A’一線に沿う断面構造で、第
3図bは倒立型静電誘導トランジスタ、第3図cは正立
型静電誘導トランジスタで−ある。一第3図bの図中1
1はソース、12はチヤンネル、13はドレイン、14
は駆動用ゲート、15は固定電位ゲート、13′はドレ
イン電極、14′は駆動用ゲート電極、16は絶縁層で
ある。第3図cの図中13はソース、11はドレイン、
13′はドレイン電極であり、それ以外は第3図bと同
じである。各領域の不純物密度は、それぞれ11が10
17乃至1021cwL−3程度、12力不1012乃
至1016crrL−3程度、13が1017乃至10
21cwL−3程度、14が1017乃至1021(−
m−3,15が10゛7乃至102”Cm−3程度であ
る。ソース、ドレイン間隔、チヤンネル寸法、その不純
物密度は、用途によりそれぞれ決まる。たとえば、固定
電位ゲート15を浮遊ゲートにして、零ゲートバイアス
時、遮断伏態すなわちノーマリ・オフ型にする場合には
、ゲートとチャンネル間の拡散電位だけでチヤンネルを
空乏層が横断し閉じるように、チヤンネル幅及び不純物
密度を選定する。集積回路に用いて、低いドレイン電圧
、たとえば0.2乃至0.6V程度で動作してきわめて
速い。たとえば、サブナノ秒動作を行なわせるときには
5μm以下にするとかすればよい。固定電位ゲートを逆
バイアスして使う場合などは、ノーマリ・オフ型動作に
するにしても、拡散電位だけでチヤンネルが閉じる必要
はない。本発明の目的は、分割ゲート型構造で出力端子
を複数個にした静電誘導トランジスタ及びこの静電誘導
トランジスタを用いた集積回路を提供することにある。
以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第4図a乃至dは分割ゲート型、とくに周囲に固定電位
ゲートを設けた本発明の静電誘導トランジスタの構造例
であり、平面図である。第4図はドレインが4個設けら
れた例をいずれも示している。図中、22は高抵抗領域
、23はドレイン、24は駆動用ゲート、25は固定電
位ゲートである。第5図は、第4図dの図中A−A’線
に沿う断面図である。nチヤンネルの例で示されている
。21は埋め込み領域もしくは基板から成るソースであ
る。
各領域の不純物密度は、それぞれ21が1017乃至1
020cwL−3程度、22が1012乃至1015c
m−3程度、23が1017乃至1021cwLH程度
、24,25が1016乃至1021cm−3程度であ
る。固定電位ゲートは浮遊電極とするかもしくは、所定
の電位を与えて動作させる。固定電位ゲートをソースと
同電位にする場合の構造例を第6図に示す。p+領域2
5に隣接して、その一部にn+領域26を設け、25と
26を金属電極25′等で接続した構造になつている。
第6図で27はSiO2,Si3N4,Aι203やこ
れらの複合層から成る絶縁層になつている。23−4’
,24′,23−1′125′は各領域にオーミツク接
触する電極金属でAtやMO等で形成される。
領域26はn−領域22を介してソース21に直結され
るから、第6図の構成の固定電位ゲート25は、ソース
と同電位に保たれる。本発明の静電誘導トランジスタは
、通常ノーマリ・オフ型、すなわち駆動ゲートに所定の
順方向電圧を印加して始めてチヤンネルが開いて導通伏
態になるようなモードで使うから、チヤンネルの寸法及
び不純物密度は、駆動ゲートをソースと同電位にしたと
きに、チヤンネルがピンチオフして十分遮断伏態になる
ように選定する。
第5図、第6図では、ゲート領域24,25がソース領
域にまで到達している例を示したが、必ずしもゲート領
域はソース領域に到達している必要はない。
ゲート領域がソースに到達していると、ゲート底面とソ
ース領域との拡散電位が、ゲート領域とチヤンネル領域
との間の拡散電位より大きいため、駆動ゲートを順方向
に振り込んだ時に、ゲート底面からの不要な少数キヤリ
ア注人が小さく抑えられるという長所を有している。第
4図の構造で、駆動ゲート24と固定電位ゲート25が
直接対向する部分は、p+n−p+トランジスタ構造と
なり、パンチスルー電流が流れることがあり、駆動ゲー
トのインビーダンス低下の原因となつて速度を低下させ
ることがある。こうしたパンチスルー電流が流れる可能
性のあるn−領域は、イオン注入、拡散などでn−領域
の不純物密度をパンチスルー電流が流れない程度に高く
しておけばよい。出力端子であるドレインの数をさらに
多くした例を、第7図に示す。
第1図はドレインの数を:10個にした例である。第7
図aの、−23−2乃至23−4,23− 7乃至23
−9の6個のドレインに相当するチヤンネルは、チヤン
ネル周囲のほぼ3/4が駆動ゲートに囲まれることにな
つて、第4図の例のものほど分割ゲートによる特徴が顕
著でない。また一固定電位ゲートは、通常ソースと同電
位にするが、逆ゲートバイアスにしたりすることが多い
から、前記6個のチヤンネルと、゛23−1,23−5
,23−6,23−10では電流レベルが同一になるよ
うにチヤンネルの寸法を変えなければならない。通常後
者のチヤンネルの大きさを前者に比べて大きくすること
になる。こうした欠点をなくした多チヤンネル構造の例
が第7図bである。駆動ゲート24は一本の領域で形成
され、第7図aに比べると面積が減少し、当然静電容量
も減少する。各チヤンネルはすべて3方向を固定電位ゲ
ートにより囲まれ、一方向のみが駆動ゲートに面してい
るから、各チヤンネルの面積は、同一電流レペルを得る
のであれば、殆んど同一でよい。もちろん、各チヤンネ
ルごとの出力端子の電流が異なるときは、それに応じて
チヤンネル面積を変えればよい。周囲に固定電位ゲート
を、内部に駆動ゲートを設け、出力端子であるドレイン
を複数個設けた第4図の静電誘導トランジスタを、静電
誘導トランジスタ集積回路に構成した例を第4図dの場
合について、第8図A,bに示す。
第8図は1入力出力の場合のSITLの−ユニツトを示
している。
28,29はp+領域である。
p+領域29,n−領域22,P+領域28がインジエ
クタとなるラテラルバイポーラトランジスタ(BPT)
を構成する。p+領域29,28はそれぞれラテラルB
PTのエミツタ、コレクタである。第8図aでは、ラテ
ラルBPTのコレクタ28と駆動ゲート24は、金属配
線により接続されている(図示されていない)。第8図
bでは、固定電位ゲートの1部を切つて、駆動ゲート2
4とコレクタ28はp+領域によつて接続されている。
駆動ゲート24、コレクタ28と固定電位ゲート25と
の間にパンチスルー電流が流れないように所定の場所の
n−領域の不純物密度を増加させたり、酸化物分離を用
いたりすることも第4図の場合と同様である。−第8図
のSITL(l)B,B’線、C,C’線に沿う断面構
造例が第9図aでありその等価回路が第9図bである。
VEEは電源電圧、Ipは供給される電流である6P+
領域25と28の間は、集積度を上げるためには、近け
れば近い程よいが、一パンチスルー電流が流れ易い。゛
その領域22の不純物密度を高くすれば、両者を非常に
接近させて構成することができる。ただし、コVクタ2
8の静電容量が増加して速度低下の原因となる。したが
つて、パンチスルー電流が流れないようにn−領域の不
純物密度を高くする所は、駆動ゲートやコレクタから離
れて、固定電位ゲートに隣接して設けることが望ましい
。こうした、固定電位ゲートに隣接して不純物密度が高
くなされたn領域が存在することは、固定電位ゲートを
ソースと同電位に保つ構成のときには都合がよい。両者
を金属電極で直結すればよい。固定電位ゲートに金属配
線して所定の電位を与えて動作させてもよいことはもち
ろんである。あるSITLユニツトの固定電位ゲートは
ソースと同電位、あるSITLユニツトの固定電位ゲー
トは、所定の電位(正、負いずれも可)にバイアスする
ということになれば、まつたく同じ寸法、構造のSIT
Lで、流れる電流レベルを変えることができる。第8図
では、ラテラルBPTを固定電位ゲートの長軸の方に設
けたが、短軸の方に設けてもよいことはもちろんである
。第8図の構成は、インジエクタをラテラルBPTで構
成するため、その分の面積を必要として集積度がやや低
下する。
インジエクタをたて方向に設けた例を第9図に示す。第
10図のようにインジエクタをたて方向に設けると、駆
動ゲートの電位制御のための配線を、第8図のように周
囲の固定電圧ゲートを越えて外側に引き出す必要がない
ため、集積度が向上すると同時に、駆動ゲートがそのま
まインジエクタであるBPTのコレクタもしくはFET
のドレインになつていて、静電容量の増加がなく、本発
明の分割ゲートSITの高速性がそのまま生かされる。
第10図は、本発明の1入力4出力のSITLユニツト
を2個隣接して設けた場合の平面図を示している。もち
ろん、ある機能を果すためには、1入力4出力のユニツ
トばかりでなく、1入力1出力1入力2出力といつたよ
うに、出力端子の数の異なるユニツトを使用することが
あることは当然である。第10図のSITL(7)DD
′線、EE′線に沿う断面構造例が第11図A,bであ
る。p+基板32の上に、エピタキシヤル成長゛もし’
゛くは拡散゛などによりn−H層21を設け、n+層2
゛1めう始:駆動ゲート24,24″の直下がイオン注
入あるいは拡散等により高抵抗n領域31になされてい
る。もちろん、p+基板上にn領域31を全面に設けて
から、n+領域を拡散やイオン注入などにより設ける.
こともできる。n+領域の厚さは、目的により1μmか
ら10μm程度に選べばよい。ソース・ドレイン間隔も
1μmから8μm程度にすればよい。n領域31の不純
物密度は1013〜1016m−3程度である。領域3
1の不純物密度が低くなされているから、p+領域32
との拡散電位差が、p+領域32とn+ 21との拡散
電位差より小さいため、p+領域32からn領域31へ
のホール注入が効率よく起る。P+ 32− N3l−
P+ 24がインジエクタとしてのBPTのエミツタ、
ペース、コレクタになつている。インジエクタBPTの
電流輸送率αが1に近いことは、SITLの高速度化、
低エネルギー化に寄与する。n+領域30は、ソースを
表面に取り出すための領域である。固定電位ゲートをソ
ースと接続する構成であれば、p+領域25とn+領域
30を配線で直結すればよい。第11図の例では、駆動
ゲート24の直下すべてがn領域31となつているが、
n領域31は駆動ゲートより小さくても、大きくてもよ
い。第11図の構造ほどすぐれてはいないが、第12図
の構造でも同様の動作が行える。駆動ゲートp+領域が
n+領域に深く入り込んでいて、駆動ゲートの下のn+
領域が薄くなされた構造になつている。p+n+P+構
造のインジエクタBPTになつている例である。この構
造では、P+ 32− n+21の全面でほぼ均一にホ
ール注入が起り、インジエクタBPTのαが小さくなつ
て、あまりすぐれた特性は示さない。たて型インジエク
タをBPTでなく、接合型FETで構成した例が第13
図である。
P+ 32−P33−P+ 24が接合型FET(JF
ET)を構成し、それぞれ、ソース、チヤンネル、ドレ
インとなつており、n+領域21がゲートの役割を果し
ている。この例では、p+基板からの電流は殆んどすべ
てP領域33を流れることになつて無駄に流れる電流が
殆んどなくなる。また、BPTをインジエクタとした例
にくらべれば、同一動作電圧、同一面積でより大きい電
流を流せるから、高速度動作に最適であへる。 ゛−゛
゛:ーー一゛−゛’゛”第13図の構成でP+ 32−
P33−P+ 24を、不純物密度と寸法の選び方によ
り接合型SITとすることができる。駆動ゲートの下に
たて型のインジエクタを設けた第10図のような構成は
、非常に集積度が高くできると同時に、駆動ゲートの静
電容量が小さく、しかも駆動ゲートの殆んど全面が有効
に働き、きわめて速度の速い動作が行える。第10乃至
第12図のたて型インジエクタをもつSITLでは電源
VEEはp+基板に与えられる。第10図に見るように
、駆動ゲートの下にたて型にインジエクタを設けた本発
明のSITLは、固定電位ゲートがチヤンネルの電位を
設定する役割を果すと同時に各ユニツトの分離領域とし
ても、動作しており、各ユニツトを隣接して設けること
ができ、その集積度はきわめて高い。
12L型SITLは、ワイアードロジックで、NORゲ
ート、0Rゲート等を構成できるから、あとは表面の配
線によりすべての機能を実現することができる。
第9図bの等価回路から明らかなように.前段が遮断状
態になつて、SITQ2のゲート電位が順方向で高くな
ると、インジエクタBPTQ、から供給される電流はす
べてQ2のゲート・ソース間に流れることになる。
ゲートからチヤンネルに圧入される少数キヤリアの量を
制御するには、Q2のゲート・ソース間にシヨツトキダ
イオードを挿入するか、あるいは、ゲート・ドレインが
直結されたSITを挿入すればよい。・−これまで、S
ITについて述べてきたが、まつ 一たく同様のことが
接合型FETにも適用できる。
チヤンネルの不純物密度を高くして細長く形成したFE
Tでも、チヤンネル幅を十分狭くすれば、ノーマリオフ
動作を行うようになり、本発明の構率l?゛そのまま適
用できる。、第8図の構成で、インジエクタはBPTの
場合について示したが、JFET,MOSFET,SI
T,MOSSITいずれでもよいことはもちろんである
本発明のSITは、もちろん第4図乃至第12S図に示
されるものに限られるわけではない。
導電型をまつたく反転したものでもよいことはもちろん
である。チヤンネルは、円形、矩形に限らず、楕円等如
何なる形でもよく、複数個のチヤンネルを囲む固定電位
ゲートと内部にあつて、信号によ ィり電位が変化する
駆動ゲートにより複数個のチヤンネルが同時に制御され
、複数個の出力すなわちフアンアウトが得られる構成の
ものであればよい。固定電位ゲート、駆動ゲートいずれ
もがすべてソース領域と直接、接触する例を示したが、
はなれていてもよいことはもちろんである。チヤンネル
もここでは均一な不純物密度のものが示されているが、
不純物密度の異なる多層構造でもかまわない。表面にあ
るn+領域とp+領域は分離されているが、直接接触し
ていてもよい。また、ゲートがすべて平担な構造のもの
について示したが、切り込み領域の側面に沿つてゲート
を設ける構造でもよいことはもちろんである。切り込み
領域の測面に設けられるゲートは接合型、シヨツトキー
型、MOS,MIS型のいずれでもよい。ここでは、1
2L型SIT論理回路について説明したが、その他のE
CL型SIT論理回路等にも適用できることはもちろん
である。
本発明の構造は、従来公知の結晶成長技術、微細加工技
術、選択拡散技術、選択エツチング(ドライ、ケミカル
)、イオン打込み技術等により製造できる。
複数個のチヤンネルを囲む固定電位ゲートと内部に駆動
ゲートを設けた本発明のSIT及びこのSITを用いた
集積回路は、駆動用ゲートの容量が小さくなり、きわめ
て高速度の動作が行え、しかもフアンアウトを多数取る
こちができてその効果は著しく、その工業的価値は高い
【図面の簡単な説明】
第1図A,b、第2図a乃至c、第3図a乃至cは従来
の構造の一例、第4図a乃至dは本発明の静電誘導トラ
ンジスタの一構造例の平面図、第5図、第6図は本発明
の他の構造例の断面図、第?図A,bは本発明の更に他
の構造例の平面図、第8図は一入力出力の本発明の静電
誘導トランジスタ集積回路の購造例の平面図、第9図は
第8図に示した静電誘導トランジスタ集積回路の断面構
造例とその等価回路、第10図は一入力四出力の本発明
の静電誘導トランジスタ集積回路の構造例の平面図、第
11図乃至第13図は第10図に示した例の断面構造例
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 駆動用トランジスタに少なくとも1つの静電誘導ト
    ランジスタを用いた半導体論理集積回路において前記静
    電誘導トランジスタのゲートが二分割され、そのうちの
    一方のゲートは複数個のチャンネルを囲むように配置さ
    れた固定電位ゲート、他方のゲートは前記固定電位ゲー
    トに囲まれた内部にあり、前記複数個のチャンネルを制
    御する駆動ゲートとして働き、これら両ゲートの間に挟
    まれて複数個のドレインが配置されてなる静電誘導トラ
    ンジスタを少なくとも1つ含むことを特徴とする半導体
    集積回路。 2 駆動用トランジスタに少なくとも1つの静電誘導ト
    ランジスタを用いたI^2L型論理集積回路において、
    バイポーラトランジスタのコレクタを兼ねる前記静電誘
    導トランジスタの駆動ゲートの底部の少なくとも一部及
    び前記静電誘導トランジスタのソース領域に接する前記
    駆動ゲートと反対導電型のベース領域及びこのベース領
    域に少なくとも接する前記駆動ゲートと同一導電型、高
    不純物密度の半導体基板をエミッタとする縦型バイポー
    ラトランジスタをインジェクタトランジスタとすること
    を特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集
    積回路。 3 駆動用トランジスタに少なくとも1つの静電誘導ト
    ランジスタを用いたI^2L型論理集積回路において電
    界効果トランジスタのドレインを兼ねる前記静電誘導ト
    ランジスタの駆動ゲートの底部の少なくとも一部及び前
    記電界効果トランジスタのゲートを兼ねる前記静電誘導
    トランジスタのソース領域に接する前記駆動ゲートと同
    一導電型、中間不純物密度の半導体領域及びこの半導体
    領域に少なくとも接する前記駆動ゲートと同一導電型、
    高不純物密度の半導体基板をソースとする縦型電界効果
    トランジスタをインジェクタトランジスタとすることを
    特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集積
    回路。 4 駆動用トランジスタに少なくとも1つの静電誘導ト
    ランジスタを用いたI^2L型論理集積回路において前
    記静電誘導トランジスタとは異なる第2の静電誘導トラ
    ンジスタのドレインを兼ねる前記静電誘導トランジスタ
    の駆動ゲートの底部の少なくとも一部及び前記第2の静
    電誘導トランジスタのゲートを兼ねる前記静電誘導トラ
    ンジスタのソース領域に接する前記駆動ゲートと同一導
    電型、中間不純物密度の半導体領域及びこの半導体領域
    に少なくとも接する前記駆動ゲートと同一導電型、高不
    純物密度の半導体基板をソースとする第2の静電誘導ト
    ランジスタをインジェクタトランジスタとすることを特
    徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回
    路。 5 駆動用トランジスタに少なくとも1つの静電誘導ト
    ランジスタを用いたI^2L型論理集積回路において前
    記静電誘導トランジスタの駆動ゲートをコレクタとし、
    前記静電誘導トランジスタのチャンネル領域を形成する
    半導体領域に連結し、かつ主表面に接した他の半導体領
    域をベース領域、そして前記主表面に接して形成された
    前記駆動ゲートと同一導電型、高不純物密度のエミッタ
    領域よりなる横型バイポーラトランジスタをインジェク
    タトランジスタとすることを特徴とする前記特許請求の
    範囲第1項記載の半導体集積回路。
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