JPS59117569A - 色鉛筆芯およびその製造方法 - Google Patents

色鉛筆芯およびその製造方法

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JPS59117569A
JPS59117569A JP23185782A JP23185782A JPS59117569A JP S59117569 A JPS59117569 A JP S59117569A JP 23185782 A JP23185782 A JP 23185782A JP 23185782 A JP23185782 A JP 23185782A JP S59117569 A JPS59117569 A JP S59117569A
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JP
Japan
Prior art keywords
silicon
colored pencil
porous sintered
ink
fine powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP23185782A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Abe
阿部 美明
Fumio Iizuka
飯塚 二三男
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Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、書き味の滑らかさと折損強度の高さとの相関
を向上させた色鉛筆芯と、・この色鉛筆芯を得る方法を
提供せんとするものである。
押出成形した後、単に乾燥もし鳴は固化して1− なる所謂生芯タイプのものより、焼成もしくは焼結(以
下、単に焼結という)温度まで熱処理してなる所謂焼結
タイプのものの方が折損強度の優れた鉛筆芯番こなり得
ることに鑑み2色鉛筆芯においても近年焼結タイプのも
のが種々検討されている3、 焼結タイプの色鉛筆芯における結合材としては粘土が主
流であり、リン酸アルミニウムや有機珪素樹脂を用いた
ものなども知られている。
いずれも酸化界囲気下で焼結させるという考え方番二基
づ々ものであるが、いまだに十分な強度を有する製品を
得るに到っていない。
単に折損強度を向上するだけならば、結合材の使用割合
を多くしたり、熱処理温度を高4することでれ可能では
あるが、書き味を損ったりする欠点を呈してしまうため
である。
そこで最近、硼素やその化合物を熱処理によって窒化さ
せ、結合材として使用しようとした試みも現われてきて
いる3、察するに、骨格自体−2= に潤滑性を具有させること暑こよって書き味−強度の相
関を向上せんとするものである。しかし、窒化硼素をは
じめとする硼素の窒化物を熱処理によって得たとしても
、焼結性の悪さから。
骨格としての十分な強度を期待するには実際上疑問が残
る。
本発明は上述した点に鑑みなされたものであり、珪素の
窒化物を少な々とも主たる骨格とし体質物を含有する多
孔質焼結体と、該多孔質焼結体の気孔中に存在するイン
キとよりなる色鉛筆芯を要旨とするものであり、また、
その製造方法としての、珪素微粉末を少な々とも主材と
し体質材を含有する押出成形物を窒化雰囲気下で熱処理
し、前記珪素微粉末の窒化焼結による多孔質体を得、該
多孔質焼結体にインキを含浸してなる色鉛筆芯の製造方
法を要旨とするものである。
珪素の窒化物の焼結体は高い強度を有する。
即ち2強度の高い色鉛筆芯となり得る訳であり9体質材
などの使用割合を多くすることで書き味を良好にするこ
ともできる。
珪素の窒化物としての代表例は4窒化3珪素(Si3N
4)である。従って9例えば4窒化3珪素の微粉末を適
宜使用される他の材料とともに混線、押出成形、焼結熱
処理という一般的工程を経ても本発明の色鉛筆芯を得る
ことができる。
しかし、骨格としての均一性を良好にならしめるには本
発明の製造方法が好適であり、以下説明する。
使用するのは珪素の微粉末である。二酸化珪素などの酸
化物を使用し、窒化物に変えることで本発明の色鉛筆芯
を得ることは熱処理の温度を相当高くしなければならな
いといった条件面での苦労が極めて大き炙なる。但し、
前述した4窒化6珪素や二酸化珪素など珪素の適宜化合
物を珪素とともに併用することは珪素の窒化を促進する
点では効果がある。
珪素微粉末は1μm以上80μm以下の粒径を有するこ
とが好ましい。粒径が大きければ骨格としての均一性は
それだけ低下するし、また。
1μm以下だと珪素微粉末が自然酸化し易々なものを使
用しても不均一性の影響を無視することはできる。
珪素微粉末とともに使用される体質材としての代表例は
窒化硼素である。焼結タイプの黒鉛筆芯で汎用されてい
る黒鉛と同様暑こ窒化硼素は書き味を良好にするのに大
き曵寄与する。また。
硼素やその化合物を1種もしくは2種以上使用し、後述
する珪素微粉末の窒化のための熱処理時、硼素やその化
合物も窒化すれば体質材(体質物)としての機能は達成
できる。
体質材としての他の例は耐熱性の着色材や雲母のように
無色あるいは白色を呈する物質であ5− る。チタン酸カリウム繊維体のように強度をより向上さ
せたり、インキを表面に付着したりする物質も使用でき
る。
また、使用されると好ましいものの代表例は反応促進材
である。即ち、前述した珪素の化合物以外にも、マグネ
シウム、ジルコニウム、鉄。
カルシウム、錫、アルミニウム、イツトリウム。
ストロンチウム、ナトリウム、チタンなどの金属の酸化
物、窒化物、水素化物、ハロゲン化物。
立つ。中でも9本発明者の実験によるとマグネシウムの
酸化物や窒化物などが良好な結果を示した。
珪素微粉末と1種もしくは2種以上の体質材。
それに必要に応じて使用される反応促進材、その他2例
えば、熱処理後骨格として珪素の窒化6− 物とともに共存し得るような適宜物質などを賦形材とと
もに混線後、押出成形物を得る。
賦形材としては、既番こよ々知られているように水や各
種樹脂などであり、溶剤や可塑剤あるいは安定材など必
要に応じて適宜助材が使用される。
また、賦形材として樹脂等の有機物を使用するときには
約400℃以上で炭素成分を残存しないものを選択する
のが望ましい。これは、前に二酸化珪素など酸化物を窒
化するより、珪素そのものを窒化する方が良いと述べた
ことと関連するが1色鉛筆芯として十分使用できる程に
残存炭素成分を除去するには、良く知られているように
酸化雰囲気下での熱処理が所望され。
約400℃以上の酸化雰囲気下での熱処理は珪素微粉末
(粒径1.74111以上のものであっても)を実質的
に酸化開始してしまうからである。従って、」−述の観
点では、賦形材として有機物をリメタクリル酸メチル、
ポリスチロール、ポリエチレンなどといった解重合型樹
脂を挙げることができる。
されるが、熱処理の最終温度は相当高くすることができ
る。即ち2本発明では、仮に窒化硼素を使用した場合で
もその安定性を維持できる。
従って、安心して珪素微粉末が窒化する温度で熱処理す
ることができる。
珪素微粉末が窒化し始める温度は他の条件にもよるが通
常1000℃を越えたあたりである。
ここで、他の条件にもよるが、と述べたのは反熱処理さ
れるものの真の温度と測定温度と一致しないことがある
ことを考慮したものである。
また、珪素の微粉末が窒化したとき、できた窒化物が完
全に4窒化3珪素になるとは必ずし8− も断言できない。81zN1  の形で存在するところ
もあろう。いずれにしても使用する材料や装置に応じて
熱処理条件は適宜設定されることになる。得られた多孔
質焼結体にインキを含浸し更に必要に応じて適宜後処理
をして製品を得るが、インキとしては、経時的に安定な
ことが望まれるだけでその種類は問われない。
以下、実施側番こ基づき説明する。
〔実施例1〕 珪素微粉末           10重量部窒化硼素
            5o 〃ポリスチロール  
      2o 〃窒化マグネシウム(MgaNz)
    3  〃ジオクチルフタレート      1
7 〃メチルエチルケトン     100 〃使用材
料とその使用割合は以上の通りである。
珪素微粉末は約1μm以上約75μmの範囲に粒径を調
整したものを使用した。ちなみに、5μm以下の粒径の
ものが占める重量割合は約9− 25%であった。
3木ロールで加熱混練し、押出成形後、300℃まで1
0時間かけて十分に乾燥し、これを窒素ガス雰囲気下で
24時間かけて1250℃まで昇温した後、1250℃
で24時間維持し。
更に4時間かけて145(]Cまで昇温した後。
1450℃で10時間維持し、冷却後、得られた直径約
0.5閣の焼結体に赤色の油性ボールペン用インキを減
圧含浸させて赤色鉛筆芯を得た。
〔実施例2〕 珪素微粉末           6重量部窒化硼素 
          6o 〃ポリメタクリル酸メチル
    16 〃酸化マグネシウム(MgO)    
 2  nブチルフタリルブチルグリl+1−ト  1
6  〃メチルエチルケトン     10o 〃使用
材料とその使用割合を以上の通りとした以外はすべて実
施例1と同様にした。
10− 〔実施例6〕 珪素微粉末           3重量部窒化硼素 
          65 /lポリエチレン    
     17 〃酸化鉄(Fe203)      
   2  ツノ酸化カルシウム(CaO)     
2 l/ブチルフタリルブチルグリリコレート   1
1  〃メチルエチルケトン     100 〃使用
材料とその使用割合を以上の通りとした以外はすべて実
施例1と同様にした。
尚、実施例2.6で使用した珪素微粉末は実施例1と同
じものである。
〔比較例1〜3〕 各実施例で使用した珪素微粉末をベントナイトに代えた
以外すべて各実施例と同様にした。
〔比較例4〕 ベントナイト          25重量部窒化硼素
           40 〃ポリメタクリル酸メチ
ル    23 〃ジブチルフタレート      1
2重置部メチルエチルケトン     100 〃上記
材料を実施例1と同様に処理した。但し。
素雰囲気下での熱処理は950℃1時間とした。
各側で得られたものの結果は次のとおりである。
まず、各実施例で得られたものについては。
いずれも書き味や筆跡発色性に優れ、しかも折損強度は
21000〜24000 g/−程度(JIS8601
91こよる測定結果)あった。これに対し。
比較例1〜6においてはベントナイトの一部が溶融ガラ
ス状となったためか書き味は著しく損われており、折損
強度も4000〜9000g/−程度と実用的なものと
は決して言えなかった。また、比較例4は折損強度こそ
16500g / mA程度であったが、各実施例に比
べると書き味は劣ったものであった。
以上述べたように本発明は折損強度と書き味などの特性
の相関を向上せしめることができたものである。
特許出願人 ぺんてる株式会社 15−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 珪素の窒化物を少な(とも主たる骨格とし体質物を
    含有する多孔質焼結体と、該多孔質焼結体の気孔中に存
    在するインキとよりなる色鉛筆芯。 2 珪素微粉末を少な々とも主材とし体質材を含有する
    押出成形物を窒化雰囲気下で熱処理し、前記珪素微粉末
    の窒化焼結による多孔質焼結体を得、該多孔質焼結体に
    インキを含浸してなる色鉛筆芯の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0697447A1 (en) 1994-08-05 1996-02-21 Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha Baked color pencil lead and method for manufacturing the same
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