JPS59115396A - 精密摺動部品 - Google Patents

精密摺動部品

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JPS59115396A
JPS59115396A JP22447282A JP22447282A JPS59115396A JP S59115396 A JPS59115396 A JP S59115396A JP 22447282 A JP22447282 A JP 22447282A JP 22447282 A JP22447282 A JP 22447282A JP S59115396 A JPS59115396 A JP S59115396A
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JP
Japan
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group
fine powder
film
parts
metal
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Application number
JP22447282A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Nakagawa
中川 哲男
Takeshi Yajima
矢島 猛
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Seiko Epson Corp
Suwa Seikosha KK
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Suwa Seikosha KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、潤滑、耐摩耗精密摺動部品と係わジ特に摺動
部品の表面上あらかじめ極微細多孔性皮膜で被覆した後
、その表面にケイ素化合物、金属アルコラード化合物、
軟質、展延性金属微粉末及びフッ化黒鉛微粉末會少なく
とも含む混合物上被覆硬化せしめることによって潤滑性
と耐摩耗性を付与した精密摺動部品に関する、 本発明の目的は、高度な潤滑性及び耐摩耗性會有する皮
膜に1均一厚みで、しかも簡便な方法で精密摺動部品の
全面もしくは摩擦摺動部分に形成あることにより児全無
注油状態で駆動する精密機器、特に腕時計を提供するこ
とにある。
従来、祠蜜機器部品の摩擦摺動部には潤滑性と耐摩耗性
ヶ付与して機械精度と機能を艮期間維持するため潤滑油
が使用されてきた。しかし潤滑油全使用すると油が摺動
部以外へ拡散したり、低温下で潤滑能力が低下する、あ
るいは経時的な化学変化により潤滑能力が低下するなど
梢密機益の精度と機能ケ長期間に渡って維持するために
は不都合な点が多い。また、梢@機器組立作菓の合理化
、市場における間欠的な注油作業の廃止など谷万面でオ
イルレス潤滑処理技術の開発が希求されている。
このような観点たらこfI−1でにも種々の固体潤滑処
理が検討されてきた。
例えば、M OS2 + W St +黒鉛、 BN、
  フッ化黒鉛、PTFFiなどの微粉宋紮有機あるい
は無機のバインダー音用いて摩擦摺動部品の表面に皮膜
形成する方法、あるいは軟質金属やその合金?蒸着、ス
パッタ、イオンブレーティングなどで皮膜形成する方法
、あるいは潤滑性微粉不音硬質または軟質メッキ中に共
析させて皮膜化する方法などが検討されている、 さらに、耐摩耗性ケ向上させる目的で表rkJ?窒化す
る方法や超硬質化合物を皮膜形成する方法など表面硬化
処理盆施こすことも検討さ′rLり。
しかし、いずれの方法も柑密摺動部品に適用する場合、
必要とする寸法精度で膜厚にコントロールできないこと
や、厳しい摩擦条件、たとえば低速高荷重便用条件下(
アナログ水晶腕時計の表輪列の場合、側圧が10〜50
 kg/ mA 、周速が0.05〜0.5 tpra
 / see )では潤滑皮膜の寿命がきわめて短かい
という問題がある。寿命が短かい主原因は、潤滑物質の
摩滅と共に、摺動部素材との密着力の不足によるハク離
摩耗現象と考えることができる。
さらに従来の潤滑処理技術のうち真空装置會用いる方法
は、装置が筒価であり、さらに作業形態がバッチ処理に
なり量産化がmv>しいなどコスト的にも不利である。
以上の欠点によ!ll従米従来理技術會楕密摺動部品に
通用。夾用化することは困難であった。
本発明はかたる従来の欠点を完全に解決するもので、摺
動部品の表面盆あら刀1じめ極微劇多孔性反膜で被覆し
た後、その表面にケイ素化合物、金属アルコラード化合
物、軟質、展延性金属微粉末及びフッ化黒鉛微粉末ケ少
なくとも含む混合物?コーティングし、加熱することに
より、制度な潤滑性と耐摩耗性ケ長期間に渡って茗する
均一複合皮膜ケ形成したものである、これによって従来
の潤滑処理では得られな刀1つた潤滑性能上付与し摩擦
摺動部の完全無注油化に可能ならしめ/8ものである。
本発明ケさらに詳述すれば、不潤滑処理は2ノ曽の皮膜
から構成されている。第1図に示す様に、第1層は、摺
動部品10表面に極微細多孔性皮膜2が形成される。こ
の第1層は、第2層に形成される軟質、展延性金属微粉
末4及びフッ化黒鉛微粉末5會分散した複合皮膜3との
密着性を充分に保持させ耐摩耗性を同上させる効果音M
する。多孔性皮膜の形成方法、材質、厚み、孔の大きさ
は、摺動部品の材質、使用環境、使用する金属微粉末及
びフッ化黒鉛微粉末の大きさで為ら選択することができ
る、 形成方法としては、部品表面目体を多孔質化する方法と
部品表面に多孔質皮膜r付層形成する方法がある。
前者の例として、サンドブラストなどの物理的方法、化
学エツチングによる方法、A+!、Ti等の陽極醸化処
理などの方法があ/:)。
後者の例としては、AE、 Ti等ケ真空法で部品の表
面に皮膜化した恢に陽極酸化する方法、Ni、 N1−
cQ、 Or等の電解メッキ法、N1−P、 N1−B
、 Ni −00、N1−W等の無電解メッキ法などが
ある。
′!た、皮膜材質は高硬朋なものが耐摩耗性の点刀為ら
必要であり、ビッカース硬度200以上が望ましく前述
した陽極酸化膜、電解あるいは無電解メッキ皮膜のいず
れも有効な多孔性皮膜であ/)。
孔の大きさは、入手可能な金属微粉末及びフッ化黒鉛微
粉末の大きさr考慮すれば100−0.01μmが望ま
しい。
次の第2層は、軟質、展延性金属微粉末及びフッ化黒鉛
微粉末そして前記粉末を分散状態で保持する支愕体より
成る。前記粉末は、潤滑物質であり、第2 Nlの摩擦
係数?低下さぞゐものであり、長期摩耗後にも該係数の
増大?招いてはならない。
そのためには性質の異なる以下に述べる(c) 、 (
D)成分の少なくとも2種の潤滑性微粉末が必須である
すなわち、(C) Au+ A gT Ou TIn 
r P b + s n pら選ばれる少なくとも1a
の平均粒径1μrn以下の金属微粉末がその一万であり
、他方はCD>平均粒径1μm以下のフッ化黒鉛微粉釆
である。(C)成分は、第2層の摩擦係数上低下させる
能力に於いて(D)成分に劣るものの、後述の支持体と
の密層性に優れ又摩耗時の衝撃力や擦傷力に極めて強い
耐久カケ示すものである。第2膚の潤滑物質として(C
)成分だけ音用いてもかなp良好な潤滑特性?示すもの
の、摩擦係数は潤滑油使用時の摩擦係数よりわず刀)な
がら高めであり、後述の出力トルクにやや問題を残して
いる。(D)成分は、(0)成分と対象的に、支持体と
の密着性がやや劣るため、摩耗時の衝撃力や擦傷力に弱
い面があるものの、第2膚の摩擦係数ケ充分に低下させ
、潤滑油便用時の摩擦係数と同水準にする能力【有す/
)。このCo) (D)成分才併用し、両者の欠点七補
い、長)5T盆生刀さす事により、艮好な耐摩耗性が確
保できた。前述の測微粉末の粒径は、複合皮膜の膜厚(
lL1〜2μmより、更に少ない畝埴の粒径が艮葦しく
、粒径は1μm以下、より望1しくは0.5μm以下で
ある、支持体は、前述の如く、(C)成分との密層性と
前記極微細多孔性皮膜との密層性及び耐摩耗注力λら以
下に述べるLA)、(B)成分の少なくとも2棟の化合
物が、最適、必須である。
(A)  一般式(11Ra−8i−(OR2)、−a
 で表わされるケイ素化合物、(R1はエポキシ基、メ
タクリロキシ基、ビニル基、メルカプト基、塩素r含む
有機基、水素或いは炭素数1〜4のアルキル基k、R”
は炭素数1〜8のアルキル基7表わし、aはO〜6であ
る。) (B)  一般式(2) M (0R2)4  で表わ
される金属アルコラード化合物 (R2は前述のとうり
であり、Mは周期律表■或いはV族の原子を表わす。)
(A)成分の代表例は γグリシドキシプロピルトリメトキシシランγメタクリ
ロキシグロビルトリメトキシシランビニルトリエトキシ
シラン γメルカプトプロピルトリメトキシシランγピロロプロ
ピルトリメトキシシラン テトラメトキシシラン テトラエトキシシラン メチルトリメトキシシラン等々である。
(B)成分の代表例は テトラブトキシスズ、テトラオクチル鉛、テトラオクト
キシチタン、テトラブトキシハフニウム。
テトラブトキシジルコニウム、ペンタエトキシアンチモ
ン、ペンタエトキシタンタル、ペンタイソプロポキシニ
オブ等々である。
上記アルコキシ化合物は、熱分解反応或いは、加水分解
反応と熱分解反応の併用反応によって、緻密な三次元性
皮嗅會形成し、同時に前記の極微細多孔性皮膜及び金属
微粉末の表向に存在する水酸基、吸着水と化学結合し、
強固な密層性が得られる。そして、アルコキシ化合物の
種類、組み合わせ、濃度、加熱条件上適宜選択すること
によジ、硬髪可撓度会いの異なる皮膜が得られる。
複合皮膜用の処理液の調合は、(A)成分100重量部
に(B)成分塗2〜80重量部加えゐ。2重量部以下で
は、該複合皮膜の緻田注、硬度、摩耗性が劣り、80嵐
量部以上では該複合皮膜にクラックが生じやすくなる。
次いで、便かいやすい様に種々の溶媒で希釈する。溶媒
は、メタノール、エタノール、イングロビルアルコール
等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、酢酸メチルエステル、酢酸エチルエステル等
のエステル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族類、塩化メチレン、1,1.1−)リクロロエタン、
1,1.2−)リクロロ、1,2.2−)リフルオロエ
タン等のハロゲン化炭化水素類等であり、単独もしくは
混合されて用いられ、(A)(B)成分合計の濃度は、
該複合皮膜の膜厚、溶媒の種類によp異なってくるが、
Fl 0.1〜10%である。次いで、(0)成分k 
(A) + (B)成分合計103重量部に対し10〜
100重量部を加え、更に(D)成分k (A) 、 
(B)成分合ET十100重量部に対し、20〜200
重量部ヶ加え充分に分散する。、(0)成分が10重量
部以下では潤滑性能及び耐久性が不光分であり、100
重量部以上では、(1rO〜100重量部添加時と同等
以上の潤滑特性、耐久性が得られない。又(D)成分が
20亘童部以下では第2#の摩擦係数が充分に低下せず
、200M量部以上では、該係数がより低下するものの
、該第2膚と該第1層との密着性が低下し、長期摩耗特
性が充分に確保さnなくなめ。
上記の処理液は、浸漬法、スピンナー法等の既知の方法
7用いて極微細多孔質皮膜(膜厚0,1〜4μm)k有
した部品に被憶し、60〜250℃5分〜120分焼成
せしめる事により、動摩擦係数p = 105〜0.3
0 、硬さは鉛筆硬[’H〜9■、膜厚0.1〜2μm
の複合皮膜が密着艮く形成され、芙用的な潤滑寿命が充
分に確保される。
同、処理液には、皮膜化反応全促進する目的で酢酸、ギ
酸、リン酸、塩酸、硫酸等の酸類上少量添加しても良い
以下に笑施例?11−述べるが、本発明は実施例により
限定されるものではなく、又部及び条はNt部重量%r
表わすものである。
実施例1 アナログ水晶腕時計の表輪列部品である炭素鋼(炭素:
1%)製ローターカナ會ビッカース硬度700に熱処理
し、更に腐食防止に正目的に無電解ニッケルメッキr0
.5μ膜厚でその表面に形成した。史に下記組成、電解
条件によってN1−C。
合金メッキ會行なった。
(浴組成) 硫酸ニッケル    180r/J 硫酸コバルト     a o y / i塩化コバル
ト     1s f / 1塩化アンチモン    
2 s y / i硼酸    1o r / 1 (電解条件) 浴温度        60℃ 電流密度       2 A / dm”時間   
 15囚 メッキ厚みは、2μ扉であり、その表面會電子顕微説で
観察したところ、極微細多孔質面である事が確認できた
。次に下記組成の処理液(A)に室温で2分間浸漬し、
し刀)るのち、60℃で10分間、200℃で60分間
g8成した。
(処理液A) テトラメトキシシラン         2tテトラブ
トキシチタン         0.5vAg微粉末(
平均粒径0.07μ扉)0.2タフツ化黒鉛微粉末(平
均粒径0,03μ扉)22ダイフロンS3(ダイキン工
業製品)  100d処理さ′i″したローターカナの
複合皮膜厚は、約0.3μmであった。又、皮膜の密着
性全観察するため、該ローターカナ’7200℃に加熱
した後、0℃の冷水中に急冷し、外観観察したところ全
くクラックが発生しておらず強固な密着性であることが
、確認された。更に、皮膜の潤滑寿命2確認するため、
該ローターカナを腕時計に組み込み、通常運転の32倍
に加速して通常運転の10年相当分の輪列耐久試躾を行
った。耐久の過程で数回、印加電圧1.58 Vのとき
の2香車の駆動トルク(以降、出力トルクと略記する。
、)を測定する。測定1[k横軸會耐久年数、縦軸r出
力トルクとしたグラフにプロットし、直線で結ぶ。その
結果を第2図の折れ、lJ%Aで表わす。第2図では該
A以外に本発明実施?!I 1の腐食防止用の無を解N
iメッキ上に直接に該処理液(A)で処理したローター
カナを組み込んだ腕時計の結果ケ折れ線Bで、不錦明実
施例1の腐食防止用の無電1MNiメッキに付け、さら
にその上下桐に潤滑油(S7NT−A−LUBK(スイ
ス メービス1ll)l注油したローターカナ紮組み込
んだ腕時計の結果會折れ線Cで、本発明実施例1のNi
−Co合金メッキの上に、誤処理液(A)の組成のうち
、Ag微粉末を除いて調合した処理液(D) w用い処
理したローターカナヶ組み込んだ腕時計の結果r折れ線
りで、該処理液(A)の組成のうち、フッ化黒鉛微粉末
孕除いて調合した処理液(K) k用いて処理したロー
ターカナを組み込んだ腕時計の結果ケ折れ線Eで、それ
ぞれ示す。
第2図から明らかなように、Bは、3年目以降規格2割
ってし1つ。この原因に、処理の第1層を極微細多孔’
kNLない表面状態の無電解N1メッキにしたため、第
2層との密着注會充分に保持できず耐摩耗性に欠けたた
めと考えられゐ。又Cは初期から7年目までは高水準に
あるが、その緩急激に水準が低下し9年目以降規格7割
ってしまう、この主な原因は、経時的な油の流出や変質
による潤滑能力の劣化が考えられる。又りは、初期から
7年目まで規格ケ満足するものの、以降水準が急激に低
下し、結局は規格ケ割ってし1つ。この主な原因は、第
21mの潤滑性微粉末として用いたフッ化黒鉛微粉末か
、第2盾の支持体と化学結合しないため、蜜眉注にやや
難点があり、摩耗時の衝撃力や擦傷力によって皮膜の脱
落ケ生じ、十分な耐久性能勿確保できないためと考えら
れる。又Eは、初期力・ら10年目筐で規格上満足して
はいるものの規格ギリギリの水準にあり、安全性r欠く
、この主な原因は、第21mの潤滑性微粉末として用い
た金属微粉末が、第2層の支持体と化学結合し十分な密
着注七・胃して耐久性能には優れているものの潤滑性能
、特に摩擦係数では、潤滑油やフッ化黒鉛の水準に及ば
ず、結果として摩擦係数の影響上顕著に受ける出力トル
クが低くなってし1うと考えられる。これらに対して本
発明のAは、潤滑性微粉末として、耐久性能にfnる金
属微粉末と摩擦係数の低いフッ化黒鉛微粉末の両者ケ併
用し、両者の欠点?補い、長所を生7)λすことにより
初Mから10年目まで、十分な安全性’v’f+つて規
格r満足しておジ、高度な潤滑性と耐久性のある潤滑処
理であめことが確認さ′t″Lだ。
次に、処理皮膜の動摩擦係数ケ測定するため、振子型油
性摩擦試験機用のテヌトビースに、ローターカナと同様
、処理’1(A) 、 (D) 、 CFi) k用い
て処理し、動摩擦係数音測定した。結果は各々μma1
3゜CLi3 、0.15で本潤滑処理皮膜が十分な潤
滑性能を肩することが#i認された。
実施例 アナログ水晶時計の切換部品である炭素鋼(炭素二〇、
5%)”ににオシドリとカンヌキ押工tビッカース硬度
600に熱処理し、爽にその表面に下記浴成分、電層条
件によって多孔性クロムメッキ皮膜ケ形成した。
〉クロムメッキ浴成分〉 0rOB           30 %HNO35% Ba          2 0 0 0  ppmF
            5 0 0pp、rnOH3
1:!OOH@量 〈電着条件〉 浴温度     −10℃ 電流密匪      1A/d[1112時間   3
OjI& メッキ厚は1.5μmで、その表面を電子顕微鏡で観察
したところ、微細孔が多数存在することが確認できた。
次に下記組成の処理液(B)に室温で6分間浸漬し、し
fJhる後に60℃で10分間、更に150℃で100
分間焼成した。
〈処理液(B)の組成〉 テトラエトキシシラン       ・・・3vテトラ
エトキシメンタル       ・・・[L5fAg微
粉末(平均粒径0.07 p m )    −O,2
を工n微粉末(平均粒径0.03μm)   ・・・0
.12フツ化黒鉛微粉木(平均粒径0.03μ71L)
・・・1.51ダイクロンS3          ・
・・10口d処理された切換部品の皮膜厚は0.5μm
であった。
皮膜の蜜看注七災施例1と同様な方法で確認したところ
強固であることが#A認されfc、東に皮膜の潤滑寿命
?確認するため、該切換部品ケ腕時計に組み込み巻真の
引き出し、及び、押し込み操作の繰り返し耐久試験7行
った。試験の条件は、腕時計が市場において平均100
回/年の切換操作がされるものとして10年分の操作を
行った、10年分の操作過程で数ケ所巻真の引き出し、
押し込みに要する力(以降、切換力と略記する。)の測
定全行い、測定値ケ、横軸勿耐久年数、縦軸ケ切換力に
とったグラフにプロットし各点上直線で結ぶ。その結果
葡第3図の折n線Fで表わす、通常、10年分の切換操
作を行つ九とき、その間の切換力がある設定規格の内に
あることが要求される。
第3図から明らかなように本発明Fは、初期から10年
目まで規格を満足しており格段に耐久性のある潤滑処理
であることが確認された。
次に、実施例1と同様な方法で動摩擦係数の測定したと
ころμ=α17であり十分な潤滑性能?有することも確
認された。
実施例3 カレンダ表示腕時計の構成部品であるAI製の日単に強
度の同上と表面の多孔質化ケ目的としてアルマイト処理
上流こした。また、該日車と摩擦摺動するリン青銅製の
日曜側レバーに無電解Niメツキヶ0.5μm厚付け、
その後実流例1と同様な条件でNi−Co合金メッキ2
μm厚付けた。これらの部品を下記組成の処理i (0
)に室温で2分間浸漬し、しかる仮に60℃で10分間
、更に200℃で60分間焼成した。
〈処理g(0)の組成〉 テトラメトキシシラン        ・・・12γグ
リシドキシプロビルトリメトキシシラン  ・・・11
テトラブトキシジルコニウム     ・・・0.5f
P’b微粉禾(平均粒径0,06μrn)   ・・・
0.1りsn微粉末(平均粒径Q、03μm)   ・
・・017フツ化黒鉛微粉床(平均粒径Q、03μ扉)
・・・21ダイクロンS3          ・・・
100m1処理された部品の皮膜厚は0.3μ扉であっ
た。皮膜の密層注r実施例1と同様な方法で確認したと
ころ十分強固であることが確認された。更に皮膜の潤滑
寿舖を確認するため、該部品r腕時計に組み込み日送り
耐久試験を行った。試、峡の条件は1日車1回転/月と
して10年分すなわち120回日車?回転する。10年
分の回転の過程で数ケ所2番単における口車の回転に袂
する回転トルク(以降、目送リトルクと略記する。)の
測定上行い、測定値r@軸ケ耐久年数、縦軸r目送9ト
ルクにとったグラフにプロットし、各点ケ直線で結ぶ。
その結果ケ第4図の折れ線Gで表わす。
通常、10年分の日車回転を行ったとき1その間の日送
りトルクがある設定した規格の内にあることが要求され
る。
第4図刀\ら゛明らかなように本発明は、初期から10
年目まで規格會満足しており、格段に耐久性のあり潤滑
処理であることが確認された。
次に、実施例1と同様な方法で動摩擦係数の測定したと
ころμ= o、 16であり十分な潤滑性能ケ有するこ
とも確認できた。
以上の各実施例で述べたように、本発明による潤滑処理
を施こした摺動部品の潤滑特注は、長期間に渡って極め
て安定したものであり、従来の潤滑処理技術では得られ
なかったものでおる。実施例では特にアナログ水晶腕時
計の摩擦摺動部のほんの一部分への適用について述べた
が、その他に針回し構造、緩急調整構造、あるいは針押
し込み力の安定化など摩擦摺動部分の全体に適用すゐこ
とができる。更に、潤滑油全使用している、もしくは、
本発明以外の固体潤滑処理勿施こしているすべての精密
機器の摩擦摺動部分に適用可能であり、本発明の採用に
よって従来の潤滑処理の欠点である間欠的な注油の必要
性、寸法のバラツキ、耐久における初期品質の劣化など
の問題盆完全に解決できる。精密機器の例としては、腕
時計の他カメラなどの光学僚器、テープレコーダー類や
ビデオ関係などの電子機器、あるいは医療機器、事g機
器、コンピュータ端末機器などが挙げられる。
又、本発明は、下地素材が金属に限定されるものでなく
、セラミック、筒分子材料などあらゆる素材に対しても
適用できる。
以上のように本発明の潤滑処理紮稍密摺動部品に施こす
ことによって各抽Wt密機器のIIN順性が長期に渡っ
て確保できるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明品の概略断面図。 1・・・摺動部品の断面 2・・・多孔質皮膜の断面5
・・・複合ftyAの断面 4・・・金属微粉末5・・
・フッ化黒鉛微粉末 第2図は、アナログ水晶腕時計の輪列耐久試験における
出力トルクの変化葡示すグラフ。図でAは、不発明実施
例1の処理?施したローターカナ勿、Bは、本発明実施
例1の爬食防止用の無電解N1メッキ上に直接、該処理
液(蜀で処理したローターカナン、Cは不発明実施例1
の腐其防止用の無電解N1メッキの上に潤滑油ケ注油し
たロータ−カナヶ、Dは、本発明実施例1のNi−Co
合金メッキの上に該処理液(A)の組成のうち、Ag微
微粉末防除て調合した処理液勿用い処理したローターカ
ナr1 Eは、本発明実施例1ONi−Co会金メッキ
の上に該処理液(A)の組成のうち、フッ化黒鉛微粉末
葡除いて調合した処理液ケ用いて処理したローターカナ
ケ、それぞれ組み込んだ腕時計の出力トルクの変化ケ示
す。 第3図は、アナログ水晶腕時計の切換耐久試験における
切換力の変化七示すグラフ。図でFは、本発明実施例2
の処理上流した切換部品勿組み込んだ腕時計の切換力の
変化上水す。 第4図は、アナログ水晶腕時計の日送り耐久試験におけ
る目送9トルクの変化r示すグラフ。図でGは、本発明
実施例3の処理ケ施した日車と日曜制しバー?組み込ん
だ腕時計の日送りトルクの変化盆示す。 以   上 出願人 株式会社諏訪精工會 牙2図 耐7知瞼(9) 73図 第4図 手続補正書(自発) □ゎ58工12#9s 特許庁長官殿 1、事件の表示 7 昭和  年特許願第224472号 2、発明の名称 精密摺動部品 3、補正をする者 事件との関係 出願人 5、 補正により増加する発明の数 6、補正の対象 手続補正t(自発) 1、%許請求の範囲を別紙の如く補正する。 Z 明+1+lIl書 2貞下から4行目「あることに
よジ」とあるを、 「することにより」に補正する。 !L 明細書 8頁下から6行目 [(B)一般式(2)M(OR)4Jとあるを、「(B
)一般式(2)M (OR) 1]J K補正スル。 4、明細書 8頁下から4行目 「原子を表わす、)」とあるを、 「原子を表わし、bは4或いは5である。月に補正する
ー 5、 明細書 10頁10行目 「ベンゼン」とあるを、 「ベンゼン」に補正する。 6、明細書 15頁2〜6行目 「その緩急激に」とちるを、 「その後急激に」に補正する。   以 上代理人最上
 務 特許請求の範囲 表面が極微細多孔性皮膜で被覆された精密摺動部品の表
面に、下記(A) 、、 (B) 、 (0) 、 (
D)を少なくとも含む混合物を被覆硬化せしめたことを
特徴とする精密摺動部品。 2ン (A)  一般式(il Ra −81−(OR)4−
aで表わされるケイ素化合物 0(R1はエポキシ基7.メタクリロキシ基、ビニル基
、メルカプト基、塩素を含む有機基、水素、あるいは炭
素数が1〜4のアルキル基をR2は炭素数が1〜8のア
ルキル基を表わ踵aは0〜6である。) (B)  一般式(2)M(OR)b で表わされる金
属アルコラード化合物 (R2ij、前述のとお9であり、Mは周期律表■、5
である。) (0)  Au、AJ、Ou、In、Pb、snから選
ばれる少なくとも1種の平均粒径1μm以下の金属微粉
末。 (D)  平均粒径1μm以下のフン化黒鉛微粉末。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 表面が極微細多孔性皮膜で被覆された精密摺動部品の表
    面に、下記(A) 、 (B)、 (0) 、 (D)
     w少なくとも含む混合物上被覆硬化せしめたこと?特
    徴とすり精密摺動部品。 (蜀 一般式+t):ai −8i+OR” ) 、 
    −a  で表わされるケイ素化合物 (R1はエポキシ基、メタクリロキシ基、ビニルを 基、メルカプト基、塩素を含む有機基、水素。 あるいは炭素数が1〜4のアルキル基= 、R2は炭素
    数が1〜8のアルキル基七表わし、aは0〜3である。 ) (J3)  一般式+21M(OR”)、で表わされる
    金属アルコラード化合物 (R2は前述のとうりであり、Mは周期律表■、あるい
    は■族の原子ケ表わす、) (c)  A!1. Ag、 C!u、工n、 Pb、
     Sn @hら選ばれる少なくとも1棟の平均粒径1μ
    m以下の金属微粉、f:。 (D)  平均粒径1μm以下の7ツ化黒鉛微粉末。
JP22447282A 1982-12-21 1982-12-21 精密摺動部品 Pending JPS59115396A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110106382A (zh) * 2019-06-26 2019-08-09 中南大学 在水环境下具有优良减摩耐磨性能的铜-石墨复合材料的制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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