JPS582396A - アナログ表示腕時計 - Google Patents
アナログ表示腕時計Info
- Publication number
- JPS582396A JPS582396A JP10177281A JP10177281A JPS582396A JP S582396 A JPS582396 A JP S582396A JP 10177281 A JP10177281 A JP 10177281A JP 10177281 A JP10177281 A JP 10177281A JP S582396 A JPS582396 A JP S582396A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hand
- needle
- pushing force
- compound
- wristwatch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、時刻表示機構において、秒針または分針オた
け時針などめ針と該針が取り付けられる部材の両方また
は片方の部品表面全体あるいけ、特に該部品同志が係合
する部分だけに有機金属化合物と有機化合物、及び固体
潤滑性微粒子からなる複合被膜を形成することにより、
秒針、オたけ分針、または時針などの針と該針が取り付
けられる部材との係合部に潤滑性と耐摩耗性を付与した
アナログ表示腕時計に関する。
け時針などめ針と該針が取り付けられる部材の両方また
は片方の部品表面全体あるいけ、特に該部品同志が係合
する部分だけに有機金属化合物と有機化合物、及び固体
潤滑性微粒子からなる複合被膜を形成することにより、
秒針、オたけ分針、または時針などの針と該針が取り付
けられる部材との係合部に潤滑性と耐摩耗性を付与した
アナログ表示腕時計に関する。
本発明の目的は、安定した潤滑性を有する被膜を、均−
原人で、しかも簡便な方法で、時刻表示する針と紋針が
増す付けられる部材の両方、甘たけ片方の部品表面全体
、あるいけ特に該両部品同志が係合する部分だけに形成
することにより、バラツキの少ない針の取付は力(以降
、針押込力と記す)と数回の針の脱着を行なっても変化
せず安定した針の固定力を提供することKある。
原人で、しかも簡便な方法で、時刻表示する針と紋針が
増す付けられる部材の両方、甘たけ片方の部品表面全体
、あるいけ特に該両部品同志が係合する部分だけに形成
することにより、バラツキの少ない針の取付は力(以降
、針押込力と記す)と数回の針の脱着を行なっても変化
せず安定した針の固定力を提供することKある。
通常、アナログ表示腕時計において、秒表示をする秒針
は4番カナオたけ秒カナに、分表示をする分針は2番カ
ナまたは筒カナに、時表示をする時針は筒車にそれぞれ
取り付けられる。そのウリ付ける方法は針と紋針のつね
付けられる部材の間に寸法上約0005〜005關の締
め代をもたせ、さらにパイプを有する針はパイプの肉厚
を、また筒カナ、2番カナ、筒車などけ筒の肉厚を機械
強度上の限界まで極力薄くしその部分にバネ性をもたせ
ることによね一定水準の固定力を維持するようになって
いる。
は4番カナオたけ秒カナに、分表示をする分針は2番カ
ナまたは筒カナに、時表示をする時針は筒車にそれぞれ
取り付けられる。そのウリ付ける方法は針と紋針のつね
付けられる部材の間に寸法上約0005〜005關の締
め代をもたせ、さらにパイプを有する針はパイプの肉厚
を、また筒カナ、2番カナ、筒車などけ筒の肉厚を機械
強度上の限界まで極力薄くしその部分にバネ性をもたせ
ることによね一定水準の固定力を維持するようになって
いる。
ところで従来、針の押込力は針の穴径と、針の増り付け
られる部材の針取り付は部外径の測寸法精度が加工上安
定せず、かつ、計画部品の針取り付は部の加工仕上げ状
態が十分良好でないために非常にバラツキが大きいのが
常であった。
られる部材の針取り付は部外径の測寸法精度が加工上安
定せず、かつ、計画部品の針取り付は部の加工仕上げ状
態が十分良好でないために非常にバラツキが大きいのが
常であった。
そのため、針の耶す付は高さがバラツキ針同志あるいけ
針と文字板に取り付はられた植字あるいは針と外装部品
のガラスとがつかえたり摩擦することにより腕時計が止
まる現象が発生した。
針と文字板に取り付はられた植字あるいは針と外装部品
のガラスとがつかえたり摩擦することにより腕時計が止
まる現象が発生した。
また、針の押込力が高い場′合、針取り付は部材を支持
する部材が針の押込時に破損したり、逆に針の押込力が
低い場合には針と該針取り付は部材間の固定力が十分得
られず、時計にある衝撃が加えられると針が針自身のも
つ慣性で回転してしまい正しい時刻表示ができない現象
が発生した。
する部材が針の押込時に破損したり、逆に針の押込力が
低い場合には針と該針取り付は部材間の固定力が十分得
られず、時計にある衝撃が加えられると針が針自身のも
つ慣性で回転してしまい正しい時刻表示ができない現象
が発生した。
さらに、針取り付けの自動化ができないなど、針押込力
がバラツクために数々の不具合があり、針押込力を安定
させる技術が強く希求されている。
がバラツクために数々の不具合があり、針押込力を安定
させる技術が強く希求されている。
また、腕時計の組立工場における腕時計の欠点修正のと
きあるいけ時計店におけるメンテナンスのときに針の脱
着が行なわれるがこのような数回の針の脱着によって針
またけ紋針の取り付は部材の保合部が削れてし甘い寸法
変化をするために針の固定力が充分確保できないなどの
不具合も発生した。
きあるいけ時計店におけるメンテナンスのときに針の脱
着が行なわれるがこのような数回の針の脱着によって針
またけ紋針の取り付は部材の保合部が削れてし甘い寸法
変化をするために針の固定力が充分確保できないなどの
不具合も発生した。
従来、このような針押込力を安定させ、しかも数回の針
の脱着で例の固定力が変化しないようにする目的で針と
紋針の取り付は部材の係合部に種々の潤滑処理が検討さ
れてきた。例えば、潤滑油の使用または固体潤滑処理の
応用である。
の脱着で例の固定力が変化しないようにする目的で針と
紋針の取り付は部材の係合部に種々の潤滑処理が検討さ
れてきた。例えば、潤滑油の使用または固体潤滑処理の
応用である。
しかし、潤滑油の使用は、注油力所が時計の外装部品で
ある針の一部であるため、油の拡散によるシミ、汚れの
発生に特に注意を払う必要があり注油量、注油カ所の厳
密な管理を要求するため作業性が非常に悪い欠点がある
。また、針と紋針の取ね付は部材の係合部の部品表面に
、例えばMOS。
ある針の一部であるため、油の拡散によるシミ、汚れの
発生に特に注意を払う必要があり注油量、注油カ所の厳
密な管理を要求するため作業性が非常に悪い欠点がある
。また、針と紋針の取ね付は部材の係合部の部品表面に
、例えばMOS。
ws2. グラファイト、BN、(aF)n 、pT
yiなどの固体潤滑性物質の微粉末を有機バインダー。
yiなどの固体潤滑性物質の微粉末を有機バインダー。
無機バインダーを用いて被膜形成する方法やあるいは、
該固体潤滑性物質を蒸着、スパッタリング。
該固体潤滑性物質を蒸着、スパッタリング。
イオンブレーティングなどで被膜形成する方法やあるい
は、該固体潤滑性物質を硬質メッキ中に共析させ被膜化
する方法などの固体潤滑処理が検討 5− された。しかし、いずれの方法も針と紋針の取り付は前
月に適用する場合、必要きする寸法精度で被膜厚みをコ
ントロールすることができないためかえって針押込力が
バラツクという欠点がある。
は、該固体潤滑性物質を硬質メッキ中に共析させ被膜化
する方法などの固体潤滑処理が検討 5− された。しかし、いずれの方法も針と紋針の取り付は前
月に適用する場合、必要きする寸法精度で被膜厚みをコ
ントロールすることができないためかえって針押込力が
バラツクという欠点がある。
さらに、真空装置を用いる固体潤滑処理においては高価
な装置を必要とすることや禎処理部材を治具などに脱着
する工数が大きいなどの理由により部品が高価になる欠
点がある。
な装置を必要とすることや禎処理部材を治具などに脱着
する工数が大きいなどの理由により部品が高価になる欠
点がある。
さらに、潤滑性物質の針または紋針の増り付は部材との
密着強度が充分でないために、数回の針の脱着で潤滑性
物質がハク離してし1い、かえって針と紋針の仰り付は
部材の間に大きなりリアランスが発生し針の固定力が確
保できないという欠点がある。
密着強度が充分でないために、数回の針の脱着で潤滑性
物質がハク離してし1い、かえって針と紋針の仰り付は
部材の間に大きなりリアランスが発生し針の固定力が確
保できないという欠点がある。
木発明け、かかる従来の欠点を完全圧解決するもので針
と紋針の取り付けられる部材の部品表面全体、着たけ該
部品同志の係合部分だけに有機金属化合物と有機化合物
、及び固体潤滑性微粒子からなる複合被膜を形成するこ
とによシ、高度の潤滑性と耐摩耗性を可能にし、従来の
潤滑処理では 6− 得られなかった非常圧バラツキの少ない針押込力と、さ
らに数回の針の脱着を行なっても変化せず安定した針の
固定力を得ることを可能ならしめるものである。
と紋針の取り付けられる部材の部品表面全体、着たけ該
部品同志の係合部分だけに有機金属化合物と有機化合物
、及び固体潤滑性微粒子からなる複合被膜を形成するこ
とによシ、高度の潤滑性と耐摩耗性を可能にし、従来の
潤滑処理では 6− 得られなかった非常圧バラツキの少ない針押込力と、さ
らに数回の針の脱着を行なっても変化せず安定した針の
固定力を得ることを可能ならしめるものである。
本発明に用いられる有機金属化合物は、一般式51(o
Rt)4で示されるテトラアルコキシシラン化合物と一
般式T1(oRt)4で示されるテトラアルコキシチタ
ン化合物の混合されたものとして使用される。
Rt)4で示されるテトラアルコキシシラン化合物と一
般式T1(oRt)4で示されるテトラアルコキシチタ
ン化合物の混合されたものとして使用される。
テトラアルコキシシラン化合物は加熱されることによっ
て酸化シリコン被S−となるもので、本発明の被膜成分
である固体潤滑性微粉末のバインダーとなるものである
。テトラアルコキシチタン化合物はテトラアルコキシシ
ラン化合物と同様、加熱されることによって酸化チタン
被膜となるとともに、テトラアルコキシシランの反応触
媒ともなる成分である。テトラアルコキシシラン化合物
とテトラアルコキシチタン化合物の混合比は任意に選択
できるが、一般的にテトラアルコキシシラン化合物は加
水分解反応が激しい傾向にあり、含有量が多くなると処
理液中でた処理液中に含まれる水と反応し酸化チタン微
粉末が生じるため好ましくない。又そのような処理液で
は均一な被膜形成は難かしい。このようなことからテト
ラアルコキシシランに対して054)〜5o%程度の混
合比が適当である。本発明で使用すれるテトラアルカキ
シシラン化合物としては、テトラメトキシシラン。
て酸化シリコン被S−となるもので、本発明の被膜成分
である固体潤滑性微粉末のバインダーとなるものである
。テトラアルコキシチタン化合物はテトラアルコキシシ
ラン化合物と同様、加熱されることによって酸化チタン
被膜となるとともに、テトラアルコキシシランの反応触
媒ともなる成分である。テトラアルコキシシラン化合物
とテトラアルコキシチタン化合物の混合比は任意に選択
できるが、一般的にテトラアルコキシシラン化合物は加
水分解反応が激しい傾向にあり、含有量が多くなると処
理液中でた処理液中に含まれる水と反応し酸化チタン微
粉末が生じるため好ましくない。又そのような処理液で
は均一な被膜形成は難かしい。このようなことからテト
ラアルコキシシランに対して054)〜5o%程度の混
合比が適当である。本発明で使用すれるテトラアルカキ
シシラン化合物としては、テトラメトキシシラン。
テトラエトキシシラン、テトラn−プロピルオキシシラ
ン、テトラ1−プロピルオキシシラン、テトラn−オク
チルオキシシランなどの直鎖アルコキシ及び分岐アルコ
キシタイプがある。またテトラアルコキシチタン化合物
としては、テトラn−プロピルオキシチタン、テトラ1
−プロピルオキシチタン、テトラn−ブチルオキシチタ
ン、テトラn−オクチルオキシチタン、テトラ2−メチ
ルヘプ決ルオキシチタンなどの直鎖アルコキシ及び分岐
アルコキシタイプが用いられる。これらの化合物は加熱
するととKよって被処理表面に酸化シリコンと酸化チタ
ンお複合反応被膜になると同時に、被処理表面に存在す
る水酸基(−’OH”)、吸着水と化学結合し強固な密
着が得られる。しかも高硬度で平滑な被膜面が得られる
ことから耐摩耗性が良い。しかしこのような有機金属化
合物のみからなる被膜は熱膨張係数が小さく、かつ被膜
形成時に発生する内部応力のためクラックが発生し易す
い。これを解決するために本発明の第3成分が用いられ
る。このヘキサキス(アルコキシメチル)メラミン化合
物は先に述べた本発明の第1成分、第2成分である有機
金属化合物とともに加熱することによって、液アルコー
ル化し、金属酸化物とメラミン化合物との複合被膜が得
られる。その結果熱膨張係数が大きくなってクラックの
発生を防止することが可能となった。使用されるメラミ
ン化合物の量は、有機金属化合物に対して1wt4以上
であれば本発明の効果が期待できる。ヘキサス(アルコ
キシメチル)メラミン化合物として、ヘキサキス(メト
キシメチル)タラオン。ヘキサキス(エトキシメチル)
メラミン、ヘキサキス(n−ブトキシメチル]メラミン
などが使用される。
ン、テトラ1−プロピルオキシシラン、テトラn−オク
チルオキシシランなどの直鎖アルコキシ及び分岐アルコ
キシタイプがある。またテトラアルコキシチタン化合物
としては、テトラn−プロピルオキシチタン、テトラ1
−プロピルオキシチタン、テトラn−ブチルオキシチタ
ン、テトラn−オクチルオキシチタン、テトラ2−メチ
ルヘプ決ルオキシチタンなどの直鎖アルコキシ及び分岐
アルコキシタイプが用いられる。これらの化合物は加熱
するととKよって被処理表面に酸化シリコンと酸化チタ
ンお複合反応被膜になると同時に、被処理表面に存在す
る水酸基(−’OH”)、吸着水と化学結合し強固な密
着が得られる。しかも高硬度で平滑な被膜面が得られる
ことから耐摩耗性が良い。しかしこのような有機金属化
合物のみからなる被膜は熱膨張係数が小さく、かつ被膜
形成時に発生する内部応力のためクラックが発生し易す
い。これを解決するために本発明の第3成分が用いられ
る。このヘキサキス(アルコキシメチル)メラミン化合
物は先に述べた本発明の第1成分、第2成分である有機
金属化合物とともに加熱することによって、液アルコー
ル化し、金属酸化物とメラミン化合物との複合被膜が得
られる。その結果熱膨張係数が大きくなってクラックの
発生を防止することが可能となった。使用されるメラミ
ン化合物の量は、有機金属化合物に対して1wt4以上
であれば本発明の効果が期待できる。ヘキサス(アルコ
キシメチル)メラミン化合物として、ヘキサキス(メト
キシメチル)タラオン。ヘキサキス(エトキシメチル)
メラミン、ヘキサキス(n−ブトキシメチル]メラミン
などが使用される。
一方、これらの被膜に分散させ石ことによって高度な潤
滑性が付与可能な本発明の第4成分である 9− 固体潤滑性微粒子としては、二硫化モリブデン。
滑性が付与可能な本発明の第4成分である 9− 固体潤滑性微粒子としては、二硫化モリブデン。
二硫化タングステン、窒化はう素、黒鉛、ぶつ化黒鉛1
合成樹脂、金属酸化物などがあり、これらの固体潤滑性
微粒子を単独または必要によっては2種以上の組み合せ
て使用する。分散景は第1成分〜第3成分の総量に対し
て1wt%〜−40wt %の範囲慣使用される。これ
らの固体潤滑性微粒子は精密摺動部品に使用されるため
には、寸法精度上できるだけ細かいものが良く002μ
〜2.0μ範囲が使い易い。以上の各被膜成分を溶解、
分散させ゛る有機溶媒は各種タイプが使用可能である。
合成樹脂、金属酸化物などがあり、これらの固体潤滑性
微粒子を単独または必要によっては2種以上の組み合せ
て使用する。分散景は第1成分〜第3成分の総量に対し
て1wt%〜−40wt %の範囲慣使用される。これ
らの固体潤滑性微粒子は精密摺動部品に使用されるため
には、寸法精度上できるだけ細かいものが良く002μ
〜2.0μ範囲が使い易い。以上の各被膜成分を溶解、
分散させ゛る有機溶媒は各種タイプが使用可能である。
溶解性能としては少なくとも本゛発明の第1成分、第2
晟分、第3成分である有機金属化合物及びヘキサキス(
アルコキシメチル)メラミン化合物を溶解できうるもの
であればよい。たとえば、メタノール。
晟分、第3成分である有機金属化合物及びヘキサキス(
アルコキシメチル)メラミン化合物を溶解できうるもの
であればよい。たとえば、メタノール。
エタノールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトンなどのケトン類、酢酸メチルエステル、酢酸エ
チルエステルナトのエステル類、ベンゼン、トルエン、
キシレンなとめ芳香族類、塩化メチレン、1,1.1−
)リクロルエタン、1゜ 10− 1.2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン
などのハロゲン化炭化水素類などカー単独もしくけ混合
されて使用される。
ルケトンなどのケトン類、酢酸メチルエステル、酢酸エ
チルエステルナトのエステル類、ベンゼン、トルエン、
キシレンなとめ芳香族類、塩化メチレン、1,1.1−
)リクロルエタン、1゜ 10− 1.2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン
などのハロゲン化炭化水素類などカー単独もしくけ混合
されて使用される。
以上の本発明による処理液は、浸漬法、スプレー法1回
転塗布法、転写法、印刷法など通常使用されている塗布
方法で摩擦摺動部に塗布され乾燥焼成することKよって
固体潤滑被膜が得られる。
転塗布法、転写法、印刷法など通常使用されている塗布
方法で摩擦摺動部に塗布され乾燥焼成することKよって
固体潤滑被膜が得られる。
処理液の組成、濃度、乾燥焼成条件を選択することによ
り軟質被膜から硬質被膜まで任意の厚みで形成可能であ
る。それらの各条件は被処理部の素材、材質、寸法精度
、要求潤滑寿命などによって任−1tK調整すればよい
。
り軟質被膜から硬質被膜まで任意の厚みで形成可能であ
る。それらの各条件は被処理部の素材、材質、寸法精度
、要求潤滑寿命などによって任−1tK調整すればよい
。
一般に、被膜の形成条件、固体潤滑剤の種類と粒径、及
び固体潤滑剤の量と有機金属化合物及び有機化合物の総
量との重量比は下記の通りである。
び固体潤滑剤の量と有機金属化合物及び有機化合物の総
量との重量比は下記の通りである。
被り形成温度:60℃〜250℃
(60℃以下では強固な密着強度が得られずまた250
℃以上では針または紋針の取付は部材がなまされてしま
い要求する機械強度が確保できない) 被膜形成時間:5分〜100分 (5分以下では、強固な密着性が得られず、着た100
分以上では作業性が悪い) 固体潤滑剤の種類及び粒径 ((!F)n (粒径(1,02−2μ)MOE+
2 (粒径002〜2μ)WSZ (粒
径002〜2μ)BN (粒径002〜2μ
)FTFB (粒径002〜2μ)など (@に、粒径については、002μ以下にな′ると製作
性が悪く、粉末の価格が高くなる。
℃以上では針または紋針の取付は部材がなまされてしま
い要求する機械強度が確保できない) 被膜形成時間:5分〜100分 (5分以下では、強固な密着性が得られず、着た100
分以上では作業性が悪い) 固体潤滑剤の種類及び粒径 ((!F)n (粒径(1,02−2μ)MOE+
2 (粒径002〜2μ)WSZ (粒
径002〜2μ)BN (粒径002〜2μ
)FTFB (粒径002〜2μ)など (@に、粒径については、002μ以下にな′ると製作
性が悪く、粉末の価格が高くなる。
また、2μ以上では要求する被膜厚みの寸法精度が得ら
れず、しかも固体潤滑剤が部品の表面に一層程度しか形
成できないため耐摩耗性がいちじるしく低下する) 固体潤滑剤と有機金属化合物及び有機化合物の総量との
重量比: 5:100〜100:1(固体潤滑剤が5
:100以下で少ないと充分な潤滑性能が得られず、逆
に100:1以上に多くなると充分な被膜強度が得られ
な℃・)上記の条件で針と紋針の取付は部材の部品表面
に被膜形成すれば、被膜厚が0.1μm2.0μ、硬度
が錨鎖硬度で3H〜9HLJ上、摩擦係数カー005〜
04の潤滑被ψが得られアナログ表示腕時計の針押込み
力を安定させる潤滑性能と針の数回の脱着によって変化
しない針の固定力を保障できる耐摩耗性能を充分確保で
きる。
れず、しかも固体潤滑剤が部品の表面に一層程度しか形
成できないため耐摩耗性がいちじるしく低下する) 固体潤滑剤と有機金属化合物及び有機化合物の総量との
重量比: 5:100〜100:1(固体潤滑剤が5
:100以下で少ないと充分な潤滑性能が得られず、逆
に100:1以上に多くなると充分な被膜強度が得られ
な℃・)上記の条件で針と紋針の取付は部材の部品表面
に被膜形成すれば、被膜厚が0.1μm2.0μ、硬度
が錨鎖硬度で3H〜9HLJ上、摩擦係数カー005〜
04の潤滑被ψが得られアナログ表示腕時計の針押込み
力を安定させる潤滑性能と針の数回の脱着によって変化
しない針の固定力を保障できる耐摩耗性能を充分確保で
きる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1
アナログ表示腕時計の時刻表示機構部品である炭素鋼(
a:1%)製の4番カナをピッカス硬度700 (以降
、Hv 7 (10と記す)K熱処理し、さらに腐蝕防
止を主目的として無電解ニッケルメッキを0.5μ厚で
部品表面に形成する。このような4番カナを下記組成の
溶液(A)に室温で2分間浸漬ししかる後に60℃で1
0分間溶剤の乾燥を行な〜・さらに200℃で60分間
焼成する。
a:1%)製の4番カナをピッカス硬度700 (以降
、Hv 7 (10と記す)K熱処理し、さらに腐蝕防
止を主目的として無電解ニッケルメッキを0.5μ厚で
部品表面に形成する。このような4番カナを下記組成の
溶液(A)に室温で2分間浸漬ししかる後に60℃で1
0分間溶剤の乾燥を行な〜・さらに200℃で60分間
焼成する。
溶液(4)の組成
テトラメトキシシラン 10g 13−
テトラn−ブトキシチタン 1gヘキサキス
(メトキシメチル)メラミン 11二硫化モリブデ
ン(平均粒径0.2μ) 10gイソプロピルアルコ
ール 100 mt上記溶液で処理された
4番カナの被膜厚みは、約0.3μであった。首だ、該
処理部品への被膜の密着強度をみるため、該処理部品を
200℃に加熱した稜0℃の冷水中に浸漬し急冷後の外
観観察をしたところ全くクラックの発生がなく強固な密
着性を有することが確認された。この被膜の摩擦係数を
測定するため振子型摩擦試験機用のテストピースに4番
カナに施こしたものと同じ処理を行なって該試験機で摩
擦係数を測定したところ、その値は0.15であった。
(メトキシメチル)メラミン 11二硫化モリブデ
ン(平均粒径0.2μ) 10gイソプロピルアルコ
ール 100 mt上記溶液で処理された
4番カナの被膜厚みは、約0.3μであった。首だ、該
処理部品への被膜の密着強度をみるため、該処理部品を
200℃に加熱した稜0℃の冷水中に浸漬し急冷後の外
観観察をしたところ全くクラックの発生がなく強固な密
着性を有することが確認された。この被膜の摩擦係数を
測定するため振子型摩擦試験機用のテストピースに4番
カナに施こしたものと同じ処理を行なって該試験機で摩
擦係数を測定したところ、その値は0.15であった。
このような4番カナを腕時計に組入送入、さらに該4番
カナの先端に外装部品である黄銅製の秒針を所定の高さ
に取り付ける。
カナの先端に外装部品である黄銅製の秒針を所定の高さ
に取り付ける。
この秒針の押込力の初めの値と、秒針の脱着を10回繰
り返えしたときの秒針の押込力の初めの押込力に対する
相対変化を観察する。その結果を第1図ならびに第2図
に示す。第1図で、本潤滑処理 14− を施こした4番カナを紹ノ入込んだ腕時計10個に秒針
を取り付はるのに要した針押込力のバラツキをa、潤滑
処理を施こさない4番カナを組み込んだ腕時計10個に
秒針を取ね付けるのに要した針押込力のバラツキをす、
部品゛表面にMOS2をスパッタコートした4番カナを
組人込んだ腕時計10個に秒針を取り付けるのに要した
針押込力のバラツキをCで示す。図から明らかなように
本潤滑処理を施こした4番カナを組み込んだ腕時計の秒
針押込力のバラツキが最も小さいことがわかる。
り返えしたときの秒針の押込力の初めの押込力に対する
相対変化を観察する。その結果を第1図ならびに第2図
に示す。第1図で、本潤滑処理 14− を施こした4番カナを紹ノ入込んだ腕時計10個に秒針
を取り付はるのに要した針押込力のバラツキをa、潤滑
処理を施こさない4番カナを組み込んだ腕時計10個に
秒針を取ね付けるのに要した針押込力のバラツキをす、
部品゛表面にMOS2をスパッタコートした4番カナを
組人込んだ腕時計10個に秒針を取り付けるのに要した
針押込力のバラツキをCで示す。図から明らかなように
本潤滑処理を施こした4番カナを組み込んだ腕時計の秒
針押込力のバラツキが最も小さいことがわかる。
オだ第2図に、4番カナの秒針との係合部に各種潤滑処
理を施こしたものと、全く潤滑処理を施こさない各腕時
計に秒針の脱着を10回繰り返えしたときの針押込力の
相対変化を示す。図でaけ4番カナに本潤滑処理を施こ
した腕時計、bけ潤滑処理を施こさない4番カナを組み
込んだ腕時計、Cけ部品表面にMOS2をスパッタコー
トした4番カナを組み込んだ腕時削にそれぞれ秒針の脱
着を繰り返えしたときの針押込力の相対変化を示す。
理を施こしたものと、全く潤滑処理を施こさない各腕時
計に秒針の脱着を10回繰り返えしたときの針押込力の
相対変化を示す。図でaけ4番カナに本潤滑処理を施こ
した腕時計、bけ潤滑処理を施こさない4番カナを組み
込んだ腕時計、Cけ部品表面にMOS2をスパッタコー
トした4番カナを組み込んだ腕時削にそれぞれ秒針の脱
着を繰り返えしたときの針押込力の相対変化を示す。
図から明らかなように本潤滑処理を施こした4番カナを
組み込んだ腕時計の針押込力は10回の針の脱着によっ
ても初期の水準を維持しているのに対して潤滑処理を施
こさない4番カナおよび部品表面にMOS をスパッ
タコートした4番カナを組み込んだ腕時計の針押込力は
10回の針の脱着によって押込力が極端に低下している
ことがわかる。
組み込んだ腕時計の針押込力は10回の針の脱着によっ
ても初期の水準を維持しているのに対して潤滑処理を施
こさない4番カナおよび部品表面にMOS をスパッ
タコートした4番カナを組み込んだ腕時計の針押込力は
10回の針の脱着によって押込力が極端に低下している
ことがわかる。
押込力が低下したことは、針の固定力が充分得られてい
ないことを示し実用上問題である。
ないことを示し実用上問題である。
実施例2
アナログ表示腕時計の時刻表示機構部品である炭素鋼(
C:1%)製の2番カナを)tv7’oOに熱処理し、
さらに腐蝕防止を主目的として無電解ニッケルメッキを
0.5μ厚で部品表面に形成する。
C:1%)製の2番カナを)tv7’oOに熱処理し、
さらに腐蝕防止を主目的として無電解ニッケルメッキを
0.5μ厚で部品表面に形成する。
このような2番カナを下記組成の溶液(B) K室温で
4分間浸漬し、しかる後に60℃で10分間溶剤乾燥し
、その後に150℃で100分間焼成した。
4分間浸漬し、しかる後に60℃で10分間溶剤乾燥し
、その後に150℃で100分間焼成した。
溶液■)の組成
テトラエトキシレラン 15gテトラブ
トキシチタン 1gへキサキス(エト
キシメチル)メラミン 2I!アセトン
50ynLインプロピルアルコール
50TrLtふっ化黒鉛(平均粒径003
μ)5g 上記溶液で処理された2番カナの被膜厚は、約045μ
であった。貫た、核処刊1部品への被膜の密着強度は実
施例1と同様に非常に強固であった。
トキシチタン 1gへキサキス(エト
キシメチル)メラミン 2I!アセトン
50ynLインプロピルアルコール
50TrLtふっ化黒鉛(平均粒径003
μ)5g 上記溶液で処理された2番カナの被膜厚は、約045μ
であった。貫た、核処刊1部品への被膜の密着強度は実
施例1と同様に非常に強固であった。
この被膜の摩擦係数を実施例1と同様な方法で測定した
ところ、その値け012であった。このような2番カナ
を腕時計に組人込み、さらに該2番カナの先端に外装部
品である黄銅製の分針を所定の高さに環り付ける。この
分針の押込力の初めの値と、分針の脱着を10回繰り返
先したときの分針の押込力の初めの押込力に対する相対
変化を観察する。その結果を第3図ならびに第4図に示
す。
ところ、その値け012であった。このような2番カナ
を腕時計に組人込み、さらに該2番カナの先端に外装部
品である黄銅製の分針を所定の高さに環り付ける。この
分針の押込力の初めの値と、分針の脱着を10回繰り返
先したときの分針の押込力の初めの押込力に対する相対
変化を観察する。その結果を第3図ならびに第4図に示
す。
第3図で、本潤滑処理を施こした2番カナを組み込んだ
腕時計10個に分針を増ネ付けるのに要した針押込力の
バラツキをd、潤滑処理を施こさない2番カナを組人込
んだ腕時計10個に分針を取り付けるのに要した針押込
力のバラツキをθ、MOS、をスパッタコートした2番
カナを組み込んだ腕 17一 時計10個に分針を取り付けるのに要した針押込力のバ
ラツキをfで示す。図から明らかなように本潤滑処理を
施こした2番カナを絹み込んだ腕時計の針押込力のバラ
ツキが最も小さいことがわかる。
腕時計10個に分針を増ネ付けるのに要した針押込力の
バラツキをd、潤滑処理を施こさない2番カナを組人込
んだ腕時計10個に分針を取り付けるのに要した針押込
力のバラツキをθ、MOS、をスパッタコートした2番
カナを組み込んだ腕 17一 時計10個に分針を取り付けるのに要した針押込力のバ
ラツキをfで示す。図から明らかなように本潤滑処理を
施こした2番カナを絹み込んだ腕時計の針押込力のバラ
ツキが最も小さいことがわかる。
また第4図に、2番カナの分針との係合部に甚種潤滑処
理を施こ□したものと、全く潤滑処理を施こさない各腕
時計に分針の脱着を10回繰り返えしたときの針押込力
の相対変化を示す。図で、dは2番カナに本潤滑処理を
施こした腕時計、eけ潤滑処理を施こさない2番カナを
組み込んだ腕時計、fけ部品表面にUOS、をスパッタ
コートした2番カナを組み込んだ腕時計にそれぞれ分針
の脱着を繰り返えしたと−の針押込力の相対変化を示す
。図から明らかなように本潤滑処理を施こした2番カナ
を組み込んだ腕時計の針押込力は10回の針の脱着によ
っても初期あ水準を維持しているのに対して潤滑処理を
施こさない2番カナおよび部品表面にM OE12をヌ
パッ□タコニドした2番カナを組み込んだ腕時計の針押
込力は10回の針の脱着 18− によって押込力が極端に低下していることがわかる。押
込力が低下したことは、針の固定力が充分得られていな
いことを示し実用上問題である。
理を施こ□したものと、全く潤滑処理を施こさない各腕
時計に分針の脱着を10回繰り返えしたときの針押込力
の相対変化を示す。図で、dは2番カナに本潤滑処理を
施こした腕時計、eけ潤滑処理を施こさない2番カナを
組み込んだ腕時計、fけ部品表面にUOS、をスパッタ
コートした2番カナを組み込んだ腕時計にそれぞれ分針
の脱着を繰り返えしたと−の針押込力の相対変化を示す
。図から明らかなように本潤滑処理を施こした2番カナ
を組み込んだ腕時計の針押込力は10回の針の脱着によ
っても初期あ水準を維持しているのに対して潤滑処理を
施こさない2番カナおよび部品表面にM OE12をヌ
パッ□タコニドした2番カナを組み込んだ腕時計の針押
込力は10回の針の脱着 18− によって押込力が極端に低下していることがわかる。押
込力が低下したことは、針の固定力が充分得られていな
いことを示し実用上問題である。
実施例6
アナログ表示腕時計の時刻表示機構部品であるR人員銅
製の筒車に腐蝕防止を主目的として電解ニッケルメッキ
を05μ厚で部品表面に形成する。
製の筒車に腐蝕防止を主目的として電解ニッケルメッキ
を05μ厚で部品表面に形成する。
このような筒車を下記組成の溶液(C>に室温で2分間
浸漬し、しかる後に80℃で20分間乾燥し、さらに2
20℃”?’−30分間焼成した。
浸漬し、しかる後に80℃で20分間乾燥し、さらに2
20℃”?’−30分間焼成した。
溶液(0)の組成
テトラメトキシシラン 10pテトラ2
メチルへブチルオキシチタン 0.51!窒化はう
素(平均粒径04μ)89 ふっ化黒鉛(平均粒径003μ)2g エチルアルコール 40rrLt塩
化メチレン 60m1゜上記溶液
で処理された筒車の被、膜厚は、約0.4μであった。
メチルへブチルオキシチタン 0.51!窒化はう
素(平均粒径04μ)89 ふっ化黒鉛(平均粒径003μ)2g エチルアルコール 40rrLt塩
化メチレン 60m1゜上記溶液
で処理された筒車の被、膜厚は、約0.4μであった。
密着性は実施例1.3の各処理被膜と同様5に非常に強
固であった。この被膜の摩擦係数を実施例1と同様な方
法で測定したところ、その値は018であった。このよ
うな筒車を腕時計に組人込み、さらに該筒車の先端に外
装部品である黄銅製の時針を所定の高さに取り付ける。
固であった。この被膜の摩擦係数を実施例1と同様な方
法で測定したところ、その値は018であった。このよ
うな筒車を腕時計に組人込み、さらに該筒車の先端に外
装部品である黄銅製の時針を所定の高さに取り付ける。
この時針の押込力の初めの値と、時針の脱着を10回繰
り返えしたときの時針の押込力の初めの押込力に対する
相対肇化を観察する。その結果を第5図ならびに第6図
に示す。第5図で、本潤滑処理を施こした筒車を組み込
んだ腕時計10個に時針を取り付けるのに要した針押込
力のバラツキをg、潤滑処理を施こさない筒車を組み込
んだ腕時計10個に時針を取り付けるのに要した針押込
力のバラツキをり、MOS、を部品表面にスパッタコー
トした筒車を組人込んだ腕時計10個に時針を取り付け
るのに要した針押込力のバラツキを1で示す。
り返えしたときの時針の押込力の初めの押込力に対する
相対肇化を観察する。その結果を第5図ならびに第6図
に示す。第5図で、本潤滑処理を施こした筒車を組み込
んだ腕時計10個に時針を取り付けるのに要した針押込
力のバラツキをg、潤滑処理を施こさない筒車を組み込
んだ腕時計10個に時針を取り付けるのに要した針押込
力のバラツキをり、MOS、を部品表面にスパッタコー
トした筒車を組人込んだ腕時計10個に時針を取り付け
るのに要した針押込力のバラツキを1で示す。
図から明らかなように本潤滑処理を施こした筒車を組み
込んだ腕時計の針押込力のバラツキが最も小さいことが
わかる。
込んだ腕時計の針押込力のバラツキが最も小さいことが
わかる。
また第6図に筒車の時針との係合部に各種潤滑処理を施
こしたものと、全く潤滑処理を施こさない各腕時計に時
針の脱着を10回繰り返えしたときの針押込力の相対費
化を示す。図でgは筒車に本潤滑処理を施こした腕時計
、hは潤滑処理を施こさない筒車を組み込んだ腕時計、
土は部品表面にMO8!をスパッタコートした筒車を組
み込んだ腕時計にそれぞれ時針の脱着を繰り返えしたと
きの針押込力の相対変化を示す。図から明らかなように
本潤滑処理を施こした筒車を組み込んだ腕時計の針押込
力は10回の針の脱着によっても初期の水準を維持して
いるのに対して潤滑処理を施こさない筒車および部品表
面にMO8sをスパッタコートした筒車を組入込んだ腕
時計の針押込力は10回の針の脱着によりて押込力が極
端に低下していることがわかる。押込力が低下したこと
は針の固定力が充分得られていないことを示し実用上問
題である。
こしたものと、全く潤滑処理を施こさない各腕時計に時
針の脱着を10回繰り返えしたときの針押込力の相対費
化を示す。図でgは筒車に本潤滑処理を施こした腕時計
、hは潤滑処理を施こさない筒車を組み込んだ腕時計、
土は部品表面にMO8!をスパッタコートした筒車を組
み込んだ腕時計にそれぞれ時針の脱着を繰り返えしたと
きの針押込力の相対変化を示す。図から明らかなように
本潤滑処理を施こした筒車を組み込んだ腕時計の針押込
力は10回の針の脱着によっても初期の水準を維持して
いるのに対して潤滑処理を施こさない筒車および部品表
面にMO8sをスパッタコートした筒車を組入込んだ腕
時計の針押込力は10回の針の脱着によりて押込力が極
端に低下していることがわかる。押込力が低下したこと
は針の固定力が充分得られていないことを示し実用上問
題である。
以上の実施例で針の取り付けられる部材だけに潤滑処理
を施こした場合の効果を示したが、針だけ、あるいけ針
と紋針の取り付は部材の両方に潤滑処理を施こした場合
も同様な効果が期待できる。
を施こした場合の効果を示したが、針だけ、あるいけ針
と紋針の取り付は部材の両方に潤滑処理を施こした場合
も同様な効果が期待できる。
21−
以上のように、本潤滑処理をアナログ表示腕時計の針に
紋針の取り付は部材の係合部に施こすことにより針押込
力の安定化と、針の数回の脱着によって変わらない針固
定力を得ることが可能になった。本発明は腕時計のみに
限らず、アナロク表示クロックの時刻表示機構において
も、その他のアナログ表示計測器の針固定機構において
も同様な効果を発揮するものである。
紋針の取り付は部材の係合部に施こすことにより針押込
力の安定化と、針の数回の脱着によって変わらない針固
定力を得ることが可能になった。本発明は腕時計のみに
限らず、アナロク表示クロックの時刻表示機構において
も、その他のアナログ表示計測器の針固定機構において
も同様な効果を発揮するものである。
第1図は、秒針の押込力のバラツキを示す。
a:本発明の実施例1による処理を施こした4番カナを
組入込んだ腕時計10個の秒針押込力のバラツキ b;潤滑処理を施こさない4番カナを組み込んだ腕時計
10個の秒針押込力のバラツキC:部品界面KMOfh
をスパッタコートした4番カナを組み込んだ腕時計10
個の秒針押込力のバラツキ 第2図は、秒針の脱着を繰p返した場合の秒針 22− 押込力の初期値に対する相対変化。 a:本発明の実施例1による処理を施こした4番カナを
組み込んだ腕時計に秒針の脱着を紛り返えした場合の秒
針押込力の初期値に如する相対変化 b:潤滑処理を施こさない4番カナを組み込んだ腕時計
に秒針の脱着をaり返えした場合の秒針押込力の初期値
に対する相対変化C:部品表面にMOE!tをスパッタ
コートした4番カナを組入込んだ腕時tI″lV:、秒
針の脱着を繰り返えした場合の秒針押込力の初期値に対
する相対す化 第3図は、分針の押込力のバラツキを示す。 d:′i:発明の実施例2による処理を施こした2番カ
ナを胡み込んだ腕時計10個の分針押込力のバラツキ 8:潤滑処理を施こさない2番カナを組み込んだ腕時計
10個の分針押込力のバラツキf:部品表面にMOS、
をスパッタコートした2番カナを組み込んだ腕時計10
個の分針押込力のバラツキ 第4図は、分針の脱着を繰り返した場合の分針押込力の
初期値に対する相対変化。 d:本発明の実施例2による処理を施こした2番カナを
組み込んだ腕時計に分針の脱着を繰り返えした場合の分
針押込力の初期値に対する相対変化 e:潤滑処理を施こさない2番カナを組み込んだ腕時計
に分針の脱着を繰り返えした場合の分針押込力の初期値
に対する相対変化f:部品表面KMOB2をスパッタコ
ートした2番カナを組入込んだ腕時計に分針の脱着を繰
り返えした場合の分針押込力の初期値に対する相対変化 第5図は、時針の押込力のバラツキを示す。 g:本発明の実施例3による処理を施こした筒車を組み
込んだ腕時計1o個の時針押込力のバラツキ h:潤滑処理を施こさない筒車を組み込んだ腕時計10
個の時針押込力のバラツキ 1:部品表面にMOS2をスパッタコートした筒車を組
み込んだ腕時計10個の時針押込力のバラツキ 第6図は、時針の脱着を繰ね返した場合の時針押込力の
初期値に対する相対変化 g:本発明の実施例3による処理を施こした筒車を#i
g入込んだ腕時引KM針の脱着を繰り返えした場合の時
針押込力の初期値に対する相対変化 h:潤滑処理を施こさない筒車を組入込んだ腕時計に時
針の脱着を繰り返えした場合の時針押込力の初期値に対
する相対変化 1:部品表面にMO8zをスパッタコートした筒車を組
み込んだ腕時計に時針の脱着を繰り返えした場合の時針
押込力の初期値に対する相対変化 以 上 出願人 株式会社 諏訪精工舎 代理人 弁理士 最 上 務 25− 才Z+V+
組入込んだ腕時計10個の秒針押込力のバラツキ b;潤滑処理を施こさない4番カナを組み込んだ腕時計
10個の秒針押込力のバラツキC:部品界面KMOfh
をスパッタコートした4番カナを組み込んだ腕時計10
個の秒針押込力のバラツキ 第2図は、秒針の脱着を繰p返した場合の秒針 22− 押込力の初期値に対する相対変化。 a:本発明の実施例1による処理を施こした4番カナを
組み込んだ腕時計に秒針の脱着を紛り返えした場合の秒
針押込力の初期値に如する相対変化 b:潤滑処理を施こさない4番カナを組み込んだ腕時計
に秒針の脱着をaり返えした場合の秒針押込力の初期値
に対する相対変化C:部品表面にMOE!tをスパッタ
コートした4番カナを組入込んだ腕時tI″lV:、秒
針の脱着を繰り返えした場合の秒針押込力の初期値に対
する相対す化 第3図は、分針の押込力のバラツキを示す。 d:′i:発明の実施例2による処理を施こした2番カ
ナを胡み込んだ腕時計10個の分針押込力のバラツキ 8:潤滑処理を施こさない2番カナを組み込んだ腕時計
10個の分針押込力のバラツキf:部品表面にMOS、
をスパッタコートした2番カナを組み込んだ腕時計10
個の分針押込力のバラツキ 第4図は、分針の脱着を繰り返した場合の分針押込力の
初期値に対する相対変化。 d:本発明の実施例2による処理を施こした2番カナを
組み込んだ腕時計に分針の脱着を繰り返えした場合の分
針押込力の初期値に対する相対変化 e:潤滑処理を施こさない2番カナを組み込んだ腕時計
に分針の脱着を繰り返えした場合の分針押込力の初期値
に対する相対変化f:部品表面KMOB2をスパッタコ
ートした2番カナを組入込んだ腕時計に分針の脱着を繰
り返えした場合の分針押込力の初期値に対する相対変化 第5図は、時針の押込力のバラツキを示す。 g:本発明の実施例3による処理を施こした筒車を組み
込んだ腕時計1o個の時針押込力のバラツキ h:潤滑処理を施こさない筒車を組み込んだ腕時計10
個の時針押込力のバラツキ 1:部品表面にMOS2をスパッタコートした筒車を組
み込んだ腕時計10個の時針押込力のバラツキ 第6図は、時針の脱着を繰ね返した場合の時針押込力の
初期値に対する相対変化 g:本発明の実施例3による処理を施こした筒車を#i
g入込んだ腕時引KM針の脱着を繰り返えした場合の時
針押込力の初期値に対する相対変化 h:潤滑処理を施こさない筒車を組入込んだ腕時計に時
針の脱着を繰り返えした場合の時針押込力の初期値に対
する相対変化 1:部品表面にMO8zをスパッタコートした筒車を組
み込んだ腕時計に時針の脱着を繰り返えした場合の時針
押込力の初期値に対する相対変化 以 上 出願人 株式会社 諏訪精工舎 代理人 弁理士 最 上 務 25− 才Z+V+
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 分針と時針寸たけ秒針と分針と時針によって時刻表示を
する腕時計の時刻表示機構において秒針または分針また
は時針と該針が取り付はられる部材の両方オたは片方の
部品表面全体あるいは核部品同志が係合する部分だけに (1) 第1成分 一般式 %式%) で表わされるテトラアルコキシシラン化合物(2)第2
成分 一般式 %式%) で表わされるテトラアルコキシチタン化合物(3)
第3成分 一般式 で表わされるヘキサキス(アルコキシメチル)メラミン
化合物 (4)第4成分 固体潤滑性微粒子 −(5) 有機溶媒 からなる処理液をコーティングし加熱することによって
被膜形膚せしめたことを特徴とするアナログ表示腕時計
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10177281A JPS582396A (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | アナログ表示腕時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10177281A JPS582396A (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | アナログ表示腕時計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS582396A true JPS582396A (ja) | 1983-01-07 |
JPH0148959B2 JPH0148959B2 (ja) | 1989-10-23 |
Family
ID=14309501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10177281A Granted JPS582396A (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | アナログ表示腕時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582396A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0786499A1 (en) * | 1996-01-25 | 1997-07-30 | Dow Corning Corporation | Room temperature, moisture-curable abrasion-resistant coating composition |
GB2455359B (en) * | 2007-12-07 | 2011-09-07 | Mohammed Nazim Khan | Ni-PTFE composite coatings with sprayed PTFE |
-
1981
- 1981-06-29 JP JP10177281A patent/JPS582396A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0786499A1 (en) * | 1996-01-25 | 1997-07-30 | Dow Corning Corporation | Room temperature, moisture-curable abrasion-resistant coating composition |
GB2455359B (en) * | 2007-12-07 | 2011-09-07 | Mohammed Nazim Khan | Ni-PTFE composite coatings with sprayed PTFE |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0148959B2 (ja) | 1989-10-23 |
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