JPS5911495B2 - シ−ト状の材料を蓄積及び供給する装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は包装機械で用いられるシート状或いは裁断物状
の材料、例えばラベル、接着性スタンプ、収入印紙、ク
ーポン券等、種々の形の裁断物の或る長さを持つた材料
を蓄積したり補給したりするための装置に関するもので
ある。

包装機械においては通常の方法は、前記裁断物を円柱状
の貯蔵ユニットに積み上げ、該ユニット内で重力により
該裁断物が落下し、その底部から機械の包装機構へ連続
的に次々に供給されるように該裁断物を一つ一つ移動さ
せる方法である。

その再充填は該貯蔵ユニットが空になつた時に、該ユニ
ットの上部から挿入された新らしい裁断物の束を手作業
で積み上げることによつてなされる。裁断物を貯蔵ユニ
ットから移動させる方式は、通常、吸込み装置による。
積上げ束の底部からの裁断物の引出しが妨げられないよ
うな方法で、束の下段の部分には一定の限度内に保たれ
た圧力の発生を必要とする。構造的特徴からの理由と、
手作業による再充填と関連した実際上の理由とにより、
裁断物の束を内包している貯蔵ユニットの高さは制限さ
れる。

゛前述の理由により、裁断物を包装機械へ積重ねたり、
補充したりするための前記手段の可能性は非常に制限さ
れ、そのため、機械の運転者はしばしば貯蔵ユニットを
再充填する必要がある。高速包装機械においては、特に
前述の困難が生ずる傾向があり、特公昭４９−７２４０
号に記載された煙草包装機械を例にとれば、接着性スタ
ンプや収入印紙を容れた貯蔵ユニツトの再充填の問題を
解決するという課題は、特別に実用的なかつまた経済的
な興味を呈示するものである。したがつて本発明の目的
は、シート状或いは裁断物状の或る長さの材料を蓄積し
たり、補給したりするための高性能の装置すなわちシー
ト状の或る長さの材料を包装機械へ補給可能な装置であ
つて、従来の装置と比較して可成り改良されている。

一定時間内に最高速度で作動する型の装置を作ることに
より前述の困難を打破することである。実際、本発明の
要旨とするところは、シート状或いは裁断物状の或る長
さの材料を積み上げたり、補給したりするための装置で
、固定された貯蔵室と一緒に作動し、それらの底部から
裁析物ｂく包装機械の包装機構へ供給されるように移動
させられるようなタイプの装置であつて、その特徴とす
るところは、固定された貯蔵室上に垂直軸のまわりに回
転可能に支持され、各々が裁断物の束を内蔵できる複数
の周辺区画室を外周に持つ円筒体又は断面多角形の筒体
からなるボデイと、裁断物の束の底部が位置していると
ころに対応して周辺区画室の内部の或る点で供給された
裁断物を支持するための可動支持装置と、周辺区画室が
固定された貯蔵室と一直線となるように一旦停止するよ
う間歇的に該円筒体が運動するようにする装置と、周辺
区画室から貯蔵室への裁断物の連続移動が該貯蔵室内部
で定められた一定の高さ以下になると行われるように、
該円筒体が間歇的に作動するための該装置及び該可動支
持装置の引きはなしのための貯蔵室内部で裁断物の束の
高さを感知する検知装置とを有することである。その他
の特徴及び利点は、本発明にもとずいた装置のための、
好ましいがしかし唯一のものではない実施例の詳細な説
明と、単に非限定的な一例として示された図面とにより
、一層明確となろう。

前述のように装置は、一般的にシート状或いは裁断物状
の或る長さの材料、例えばラベル、接着性スタンプ、収
入印紙、ターボン券、種々な形の裁断物等の積み重ねと
補給に関する問題の解決方法を示すことが目的であるが
、以下の説明においては、前述した図示の特定の例すな
わち、煙草の包みを封印する収入印紙の補給に関するも
のであり、このことを考慮に入れれば、本発明の装置は
煙草包装機械の重要な部分であると考えられる。添附図
面特に第１図には、煙草包装機械の機枠１が示され、こ
れは例えば前述の特公昭４９−７２４０号に記載された
タイプであり、二筒の包装機構すなわち機構Ｃと機構Ｄ
とがあり、線をつけた箔の内側の包みにつつまれた一群
の煙草のまわりに外側の包みを作つている。前記内側の
包みの形成は、機械の二部によつてなされるのであるが
、それは第１図には示されていない。煙草の包みの機構
Ｄから出口の機構Ｅへの移動の作業が行われる一方、再
度第１図を参照して、前以つて接着料をつけてある収入
印紙が、該煙草の包みのそれぞれの上に前記した特公昭
４９７２４０号に記載されている方法で貼られて行く。

第２図には、収入印紙を積み上げ、補給するための本発
明にもとずいた装置があり、その下には公知の装置、例
えば前記の特公昭４９−７２４０号において記載されて
いるように、煙草包装機械の機枠１によつてプレート４
を介して支えられる井戸状の空洞を有する固定された貯
蔵室３からなつている装置がある。該貯蔵室３は収入印
紙のただ一つの垂直の束を保持するように作られており
、該貯蔵室３内部への搬入はハンドル７と一体のバ一６
を持ち、プレート４に保持されたブラケツト８に固定さ
れた垂直蝶番の上に設けられたプレート５を動かすこと
によつて得られる。

検知装置にあるランプドは光線をその光線が丁度照射さ
れる位置（水平方向の対向位置）に設置された光電池Ｆ
に向けて適当なレベルで該貯蔵室３の内部を通つて照射
される。

プレート４に固定されたブラケツト９により、マイクロ
・スイツチＭ１は担持されている。

そして、これはねじ１０を介してバ一６により引きはず
される。前記貯蔵室３の底部から移動された収入印紙は
貼着装置に送り込まれ、その後、一定の移動段階を経て
、前記特公昭４９−７２４０号に記載されているように
煙草の包みの端に貼付される。

本発明の装置は収入印紙の垂直の束の内蔵するような寸
法の１５個の放射状の周辺区画室Ｓに分割された垂直軸
円筒体２を外側部に持つたものから成る。該装置の軸線
の周りを矢印ｆの方向に間歇回転運動が与えられ、それ
が静止している状態の間、周辺区画室Ｓは一旦供給部と
呼ばれる位置に対応する点で、固定された貯蔵室３と垂
直に一直線に並ぶ。

煙草包装機械のフレーム１に固定され、水平プレート１
１に支持されたボデイを構成する円筒体２は、内部に機
械作動機構を内蔵しており、上端は固定カバー１２で密
封されており、内部に歯東モータＭのハウジングがある
。

１３は、可動支持装置を構成するフオーク状プレートで
あり、該フオーク状プレートは、後述する理由により円
筒体２の内部の周辺区画室Ｓの底部より供給部の位置に
対応する点で一旦ひき入れられるように構成されている
。

そして収入印紙は周辺区画室Ｓの中へその上端開口部よ
り挿入されて束になつて横たわるように手で置かれる。
間歇回転運動の間においても、束は正しい位置に積み上
げられており、これは、円筒体２の側面上において周辺
区画室Ｓの開口部の一部の範囲を限定する垂直壁１４の
存在によるものである。第２図における歯車モータＭは
駆動軸１５を回転させ、この円筒体２の内部におかれた
垂直駆動軸１５は、装置全体を支持するためにバ一１７
とバ一１８を介して固定カバー１２とピン１９を介して
水平プレート１１と一体となつた固定板１６によりその
下方において支持されている。駆動軸１５の下端は、軸
が固定板１６に固定された一対の遊動歯車２１及び２２
を介して、同数の歯数を有する歯車２３の回転を起こす
歯車２０にキー止めされている。

前記歯車２３は固定支持材により両端を固定された軸２
４と一体となつており、そして軸２４の下から上に向つ
て、カム２５、ゼネバ機構の作動のための公知の駆動車
２６、第２カム２７が軸２４にキー止めされている。

前記駆動車２６は駆動ピン或いは遊動ローラ２６ａを備
え、駆動車２６の正反対の位置に等間隔に半径方向のみ
ぞ２８ａのついた従動車２８を備えている。ピン２６ａ
と６稜星状ゼネバ歯車である従動車２８はその軸２９の
囲りを間歇的に回転させるようにする。

軸２９の最下端に頃歯車３０が備えられている。該歯車
３０は間歇的回転運動を、ピン１９に緩着した大歯車３
１へ伝える。

該歯車３１はピン１９に遊嵌した円盤３２と一体となつ
ており、該円盤３２の環状外縁部３３は円筒体２の底部
へ固定されている。

駆動軸１５によりなされる個々の回転、すなわち個々の
サイクルは、従動車２８の６０度の角回転と等しい。

すなわち、従動車２８と一体の歯車３０の角回転と等し
いのである。更に、大歯車３１と歯車３０の歯数はそれ
ぞれ５：２の比率に選択できるので、駆動軸の個々のサ
イクルは大歯車３１、円盤３２、そして１５個の周辺区
画室Ｓを持つ円筒体２の２４度の角回転に対応するわけ
である。

その結果、周辺区画室Ｓは駆動軸１５のサイクルが次か
ら次へ続くに伴ない、該供給部で固定された貯蔵室３と
一直線上に並んで一旦停止される。

以上のモータＭ、駆動軸１５、歯車３０，３１，３２、
ゼネバ機構２６，２８によつて駆動装置が構成されてい
る。前記固定板１６に枢支されている双腕槓桿３５の一
方の腕の一端に支持されている遊動ローラ３４は、前述
のカム２５の側面と係合しており、一方、他方の腕はス
プリング３６によつてローラ３４とカム２５の側面とが
常時係合するように制限されており、連結桿３７を介し
て第二の双腕槓桿３８の一方の腕の一端に保持されてい
る。

前記双腕槓桿３８は固定板１６に枢支されており、その
他方の腕の自由端上に遊動ローラ３９を備えている。こ
の理由は後述する。収入印紙の束を支持しているフオー
ク状プレート１３は放射状に延在するロツド４１土をす
べり乍ら移動するプロツク４０に固定されており、これ
らは一端が円盤３２内の放射状隙孔４２の底部に、そし
て他端が環状外縁部３３によつてしつかりと留められて
いる。

プロツク４０は円盤３２の接線上に延びる隙孔を備え、
固定板１６と一体の固定ガイド４３の側面を受入れるよ
うに作られており、円筒体２と同心であり、供給部に対
応する部分が切込まれている。

その結果、プレート１３は周辺区画室Ｓに関して二つの
異なる位置をとることが可能となる。

実際上、円盤３２によりロツド４１を介して動かされた
プロツク４０は固定ガイド４３上を間歇運動で滑動する
とき、プレート１３は収入印紙の束を支持するように作
動し、外部位置と呼ばれる位置を占める。供給部に対応
する部分において、前述のようにこの特定な場所におい
て設けられている固定ガイド４３はプロツク４０の隙孔
内に挿入された双腕槓桿３８によつて動かされる遊動ロ
ーラ３９によりそれが作動するために置き換えられる。

以上のカム２５、遊動ローラ３４，３９、双腕槓桿３５
，３８、スプリング３６及び連結桿３７により可動支持
装置１３の作動装置が構成されている。したがつて円筒
体２が静止している状態の時は、特定の周辺区画室Ｓに
属し供給部に位置するフオーク状プレート１３は収入印
紙の束に関して外部位置から内部すなわち開放位置まで
第２図で想像線で示されるように移動することが可能で
あり、再び該外部位置へ戻ることも可能となる。これら
すべてのことは、ロツド４１上を滑動するプロツク４０
へローラ３９によつて伝えられた放射状方向への往復運
動によりなされるのである。

本装置の基本的機構が説明されたので、第３図、第４図
に関し、種々の作動股階について述べる。第３図には本
発明による装置の電気的作用回路図の一例が示されてお
り、Ｍはペンゲル社製ＷＥ３ｌ４５／２ＫＧ４Ａ／３型
の前述の歯車モータであり、ＴＬは該モータＭのための
開閉器である。Ｆとドは前述の光電池検出装置であり、
Ｔ１は第２カム２７により周期的に引きはずされるスイ
ツチの接触子である。Ｔ２はバ一６の開放部により引は
ずされる歯車モータＭを停止させるためのマイクロ・ス
イッチＭ，の接触子であり、ＴＦは歯車モータＭと前述
の周辺区画室へ電流を供給している電線に接続された計
器用変圧器である。今、本装置が停止しており、特定の
周辺区画室Ｓに属し、供給部の位置にあるフオーク状プ
レート１３が、円筒体２の内部の開放位置にあると仮定
すると、該周辺区画室Ｓに容れられている収入印紙はも
はや支持された状態ではなく、固定された貯蔵室３内の
ものと並んでひとかたまりの束となり、その底部から特
公昭４９−７２４０号に記載された方法によつて包装機
構へ運ばれるのである。

前述の状態が続くと、周辺区画室Ｓに容れられている収
入印紙は次第に減少し、固定された貯蔵室に容れられて
いる束の量がひとたびランプドから光電池Ｆに向けて投
射された光線の高さ以下になると開閉器ＴＬの励磁回路
が閉ざされ、これにより、歯車モータＭの電源供給回路
も接触子Ｔ３を介して閉成する。

すると、駆動軸１５の作動惹起され、歯車２０，２１，
２２，２３を介して軸２４は回転する。

この軸２４は、第２カム２７を介し第３図に示すように
、開閉器ＴＬの自己励磁回路である接触子Ｔ１により制
御を受け回転したり停止したりする。第４図によれば、
駆動軸１５の作動時、双腕槓桿３５、連結桿３７と第２
の双腕槓桿３８を介して、カム２５はまだ静止状態で供
給部にある空の周辺区画室に属しているフオーク状プレ
ート１３を開放位置から該外部位置方向へ動かす。その
結果、遊動ローラを備えた駆動車２６を介して軸２４は
６稜星状ゼネバ機構の従動車２８を一段階回転させる。

すなわち、６０度回転させるのであるが、これは軸２４
と駆動軸１５においては１２０度に相当する（第４図参
照）。なお第４図に示される横軸は、駆動軸１５の回転
角を示す。従動車２８により運動は一対の歯車３０、大
歯車３１を介して円筒体２へ伝達され、該円筒体２は矢
印ｆの方向すなわち時計の針の方向へ２４度回転する。
このようにして、新らしい周辺区画室Ｓを供給部へ運び
、空の周辺区画室を再充填されることも可能である次の
場所へ運ぶ。駆動軸１５の回転はフオーク状プレート１
３が該新らしい周辺区画室Ｓの底部の外部位置から前述
の内部位置へと移動された時に終る。

この結果、新らしい収入印紙の束が固定された貯蔵室３
に供給されるように下に落ち、光電池検出装置からの光
線を遮るのである。すると開閉器ＴＬの励磁回路が開放
される。前述の作業が行われている間も、固定された貯
蔵室３は収入印紙を平常通りに送り出し続けている。

第４図に示すように、フオーク状プレート１３の外部位
置から内部位置への作動は急速にすなわち、非常に短時
間のうちになされる（１サイクル１０度から２０度の間
）。これは周辺区画室Ｓの下からフオーク状プレート１
３をゆるやかに引出すと、収入印紙は不揃いとなつたり
、傾いたりして固定された貯蔵室３の中へ落ちて行くた
めである。

前述のように、カム２５によつて機械的接続を介して作
動する遊動ローラ３９はフオーク状プレート１３となつ
ているプロツク４０を動かす。

光電池検出装置の光線が遮られると開閉器ＴＬの励磁回
路もまた開放される。しかしながら自己励磁回路から給
電される歯車モータＭはサイクルの最後に第２カム２７
によつて引きはずされる接触子Ｔ，が開放されるまで回
転をつづける。

この時点において、装置の種々の作動が前述の説明通り
繰返される。

Ｔ２は前述のように、装置を手動で停止させるための常
閉接点である。

【図面の簡単な説明】

添附図面中、第１図は本発明装置がとりつけられる煙草
梱包機械の端部の透視図、第２図は本発明の要旨とする
装置の透視図で、一部が断面で示され、駆動機構がよく
見えるようにされた図、第３図は本発明装置の電気的作
用回路図で、第４図は本発明装置の基本ユニツトのため
の一作動サイクルに基づいた時間相関図である。 １・・・・・・煙草包装機械の機枠、２・・・・・・円
筒体、３・・・・・・固定された貯蔵室、４，５・・・
・・・プレート、６・・・・・・バ一、８，９・・・・
・・ブラケツト、１０・・・・・・ねじ、１１・・・・
・・水平プレート、１２・・・・・・固定カバー、１３
・・・・・・フオーク状プレート（可動支持装置）、１
４・・・・・・垂直壁、１５・・・・・・駆動軸、１６
・・・・・・固定板、１７，１８・・・・・・バ一 ２
１，２２・・・・・・遊動歯車、２３・・・・・・歯車
、２４・・・・・・軸、２５・・・・・・カム、２６・
・・・・・ゼネバ機構の公知の駆動車、２６ａ・・・・
・・遊動ローラ、２７・・・・・・第２カム、２８・・
・・・・従動車、Ｓ・・・・・・周辺区画室、Ｍ・・・
・・・歯車モータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 包装機械の包装機構に対しシート状材料を供給すべ
   く包装機構の上方に設けた貯蔵室３と、外周側部に材料
   の束を収容するための複数の周辺区画室Ｓを有し、これ
   ら周辺区画室Ｓが順次前記貯蔵室３上に移動するように
   軸を介して回転可能に支持された円筒体２と、前記円筒
   体２を間欠的に回転させると共に周辺区画室Ｓが貯蔵室
   ３と一線なすように一つづつ停止させる駆動装置Ｍ、１
   ５、３０、３１、３２、２６、２８と、前記円筒体２と
   共に回転しかつ放射状方向にも移動可能であつて、それ
   ぞれの周辺区画室Ｓの下方に設けられた可動支持装置１
   ３と、前記貯蔵室３上にある可動支持装置１３を放射状
   方向に移動させるべく駆動装置と連動される作動装置２
   ５、３４、３５、３６、３７、３８及び３９と、材料の
   高さを感知して駆動装置及び作動装置の作動を制御すべ
   く前記貯蔵室３に設けられた検知装置Ｆ、Ｆ′とを含む
   装置であつて、前記駆動装置が貯蔵室３内の材料の高さ
   が所定の水準以下のときに検知装置Ｆ、Ｆ′からの検知
   信号にしたがつて円筒体２を回転し、該円筒体２の回転
   後に作動装置が可動支持装置１３を急速に内側に引き込
   みかつその後可動支持装置１３を通常の位置に戻すよう
   に作動することを特徴とするシート状の材料を蓄積及び
   供給する装置。