JPS59112949A - 新規なｌ−スレオ−アドレナリン酸 - Google Patents
新規なｌ−スレオ−アドレナリン酸Info
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- JPS59112949A JPS59112949A JP57221797A JP22179782A JPS59112949A JP S59112949 A JPS59112949 A JP S59112949A JP 57221797 A JP57221797 A JP 57221797A JP 22179782 A JP22179782 A JP 22179782A JP S59112949 A JPS59112949 A JP S59112949A
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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- C07C229/02—Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having amino and carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton
- C07C229/34—Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having amino and carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton the carbon skeleton containing six-membered aromatic rings
- C07C229/36—Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having amino and carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton the carbon skeleton containing six-membered aromatic rings with at least one amino group and one carboxyl group bound to the same carbon atom of the carbon skeleton
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は医薬的価値の極めて高い新規７ｉＬ−スレオ−
３−（３，４−ジヒドロキシフェニル）−Ｎ−メチルセ
リン（Ｌ＝ニスレオアドレナリン酸）に関する。
３−（３，４−ジヒドロキシフェニル）−Ｎ−メチルセ
リン（Ｌ＝ニスレオアドレナリン酸）に関する。
更に詳しくは、本発明は価値ある薬理作用、特に顕著な
抗パーキンソン作用および抗うっ作用を示すＬ−スレオ
−アドレナリン酸およびこれの製薬学的に許容しうるそ
の塩、およびそれらの水和物に関するものである。
抗パーキンソン作用および抗うっ作用を示すＬ−スレオ
−アドレナリン酸およびこれの製薬学的に許容しうるそ
の塩、およびそれらの水和物に関するものである。
３−（３，４−ジヒドロキシフェニル）−Ｎ−メチルセ
リンはアドレナリン酸と称せられ、（Ｉ）に示すように
、 ＯＨＮＨ２ ２個の不斉炭素を持つため４種の立体異性体が存在する
。合成については、Ｆ、 Ｇ、 ＭａｎｎおよびＣ−Ｅ
。
リンはアドレナリン酸と称せられ、（Ｉ）に示すように
、 ＯＨＮＨ２ ２個の不斉炭素を持つため４種の立体異性体が存在する
。合成については、Ｆ、 Ｇ、 ＭａｎｎおよびＣ−Ｅ
。
Ｄａｌｇｌｉｅｓｈにより、Ｊ、 Ｃ，Ｓ、 １９４７
．６５８． Ｎａｔｕｒｅ１５８．３７５（１９４６）
に記載があるが、収率も悪く実用化に程遠いはかシでな
く、立体配置については全く不明であシ、記載された物
性値も本発明化合物と明らかに異なり、さらにまた薬理
活性については現在まで何も知られていない。
．６５８． Ｎａｔｕｒｅ１５８．３７５（１９４６）
に記載があるが、収率も悪く実用化に程遠いはかシでな
く、立体配置については全く不明であシ、記載された物
性値も本発明化合物と明らかに異なり、さらにまた薬理
活性については現在まで何も知られていない。
本発明者らは、かねてよシスレオ−アドレナリン収が生
体内で脱炭酸されて天然型のアドレナリンになると考え
、スレオ−アドレナリン酸による種々の生理作用ないし
薬理作用を研究してきたが、スレオ−アドレナリンばを
Ｌ体あるいはＤ体の形で得ることに成功し、Ｌ−スレオ
−アドレナリン酸が明らかな抗パーキンソン作用および
抗うつ作用を有することを見出して本発明を完成した。
体内で脱炭酸されて天然型のアドレナリンになると考え
、スレオ−アドレナリン酸による種々の生理作用ないし
薬理作用を研究してきたが、スレオ−アドレナリンばを
Ｌ体あるいはＤ体の形で得ることに成功し、Ｌ−スレオ
−アドレナリン酸が明らかな抗パーキンソン作用および
抗うつ作用を有することを見出して本発明を完成した。
本発明化合物は毒性も低く、顕著な薬理作用を示すので
、医薬として有用な文献未記載の新規化合物である。
、医薬として有用な文献未記載の新規化合物である。
本発明化合物は、通常の方法により合成されるラセミ−
スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル）セ
リンのアミノ基を後で行うメチル化を考慮し、カテコー
ルを保護しているベンジル基をそこなうことなく除去で
きる保護基、たとえば、バラメトキシカルボニル基など
で保腺することにより得られるラセミ−スレオ−５−（
１，４−ジベンジルオキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メトキ
シベンジルオキシカルポニルセリンヲ光学活性エフェド
リン、光学活性２−アミノ−１，１−ジフェニル−１−
プロパツール、光学活性スレオ−１−（ｐ−二トロフェ
ニル）−２−アミノ−１，３−プロパンジオールなどの
光学活性アミンと塩を形成させ、生成した０体およびＬ
体の塩の溶解度の差を利用することによシ、対応するＬ
−スレオ−３−１，４−ジベンジルオキシフェニル）−
Ｎ−ｐ−メトキシスンジルオキシヵルポニルセリンとＤ
−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル）
−Ｎ−１）−メトキシベンジルオキシカルボニルセリン
に分離することができる。得られたし一スレオー３−（
３，４−ジベンジルオキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メトキ
シベンジルオキシカルボニルセリンは、酸にてｐ−メト
キシベンジルオキシカルボニル基を脱保護してＬ−スレ
オ−６−（ろ、４−ジベンジルオキシフェニル）セリン
とし、アセトン中炭酸カリウム存在下にてジメチル硫Ｃ
ｌｌによりＮ−メチル化を行ない、エステルをケン化す
ることによ、！１ｌｌＬ−スレオー３−（３゜４−ジベ
ンジルオキシフェニル）−Ｎ−メチルセリンを得ること
かできる。さらに、Ｌ−スレオ−３−（３，４−ジベン
ジルオキシフェニル）−Ｎ−メチルセリンを脱保護する
ことによシ、Ｌ−スレオ−アドレナリン酸が得られるも
のである。以下に本発明をさらに詳しく説明する。
スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル）セ
リンのアミノ基を後で行うメチル化を考慮し、カテコー
ルを保護しているベンジル基をそこなうことなく除去で
きる保護基、たとえば、バラメトキシカルボニル基など
で保腺することにより得られるラセミ−スレオ−５−（
１，４−ジベンジルオキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メトキ
シベンジルオキシカルポニルセリンヲ光学活性エフェド
リン、光学活性２−アミノ−１，１−ジフェニル−１−
プロパツール、光学活性スレオ−１−（ｐ−二トロフェ
ニル）−２−アミノ−１，３−プロパンジオールなどの
光学活性アミンと塩を形成させ、生成した０体およびＬ
体の塩の溶解度の差を利用することによシ、対応するＬ
−スレオ−３−１，４−ジベンジルオキシフェニル）−
Ｎ−ｐ−メトキシスンジルオキシヵルポニルセリンとＤ
−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル）
−Ｎ−１）−メトキシベンジルオキシカルボニルセリン
に分離することができる。得られたし一スレオー３−（
３，４−ジベンジルオキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メトキ
シベンジルオキシカルボニルセリンは、酸にてｐ−メト
キシベンジルオキシカルボニル基を脱保護してＬ−スレ
オ−６−（ろ、４−ジベンジルオキシフェニル）セリン
とし、アセトン中炭酸カリウム存在下にてジメチル硫Ｃ
ｌｌによりＮ−メチル化を行ない、エステルをケン化す
ることによ、！１ｌｌＬ−スレオー３−（３゜４−ジベ
ンジルオキシフェニル）−Ｎ−メチルセリンを得ること
かできる。さらに、Ｌ−スレオ−３−（３，４−ジベン
ジルオキシフェニル）−Ｎ−メチルセリンを脱保護する
ことによシ、Ｌ−スレオ−アドレナリン酸が得られるも
のである。以下に本発明をさらに詳しく説明する。
ラセミ−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェ
ニル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシカルボニルセ
リンの光学分割には、たとえば次の方法を使用できる。
ニル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシカルボニルセ
リンの光学分割には、たとえば次の方法を使用できる。
ラセミ−スレ、ｔ−３−（３゜４−ジベンジルオキシフ
ェニル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシカルボニル
セリンに対して、等モルまたはそれ以下の（−）−エフ
ェドリンを加えることによシ、均一溶液を調製し、適当
な温度にて放置することによシ、Ｄ−スレオ−３−（３
。
ェニル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシカルボニル
セリンに対して、等モルまたはそれ以下の（−）−エフ
ェドリンを加えることによシ、均一溶液を調製し、適当
な温度にて放置することによシ、Ｄ−スレオ−３−（３
。
４−ジベンジルオキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メ）キシベ
ンジルオキシカルボニルセリンの（−）−エフェドリン
塩が析出してくる。得られた塩はメタノールから１回再
結晶すれば光学的に純粋である。
ンジルオキシカルボニルセリンの（−）−エフェドリン
塩が析出してくる。得られた塩はメタノールから１回再
結晶すれば光学的に純粋である。
Ｄ−スレオ−５−（５，４−ジベンジルオキシフエニ＃
）−Ｎ−ｐ−ｊトキシベンジルオキシカルポニルセリン
は、得られた塩に塩酸水、ｆＡ酸水、リン酸水等の鉱酸
水を作用させて酸性化し、有機溶剤で抽出することによ
シ得られる。Ｌ−スレオ３− （３ｔ ４ ｙ ベン
ジルオキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキ
シカルボニルセリンは、塩を取シ除いた母液を酸性下に
有機溶剤で抽出することによシ得られる。光学的に純粋
なＬ−スレオー３−（３，４−ジベンジルオキシフェニ
ル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシカルボ＝ ）ｖ
セＩ）ンハ酢酸エチル、インプロピルエーテル及び石
油エーテルの混液にて２回再結晶することにより得られ
る。
）−Ｎ−ｐ−ｊトキシベンジルオキシカルポニルセリン
は、得られた塩に塩酸水、ｆＡ酸水、リン酸水等の鉱酸
水を作用させて酸性化し、有機溶剤で抽出することによ
シ得られる。Ｌ−スレオ３− （３ｔ ４ ｙ ベン
ジルオキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキ
シカルボニルセリンは、塩を取シ除いた母液を酸性下に
有機溶剤で抽出することによシ得られる。光学的に純粋
なＬ−スレオー３−（３，４−ジベンジルオキシフェニ
ル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシカルボ＝ ）ｖ
セＩ）ンハ酢酸エチル、インプロピルエーテル及び石
油エーテルの混液にて２回再結晶することにより得られ
る。
才だ、（＋）−エフェドリン、５−２−アミノ−１゜１
−ジフェニル−１−プロパツール、Ｌ−スレオ−１−（
ｐ−二トロフェニル）−２−アミノ−１゜３−プロパン
ジオールなどを分割剤として使用した場合には、Ｌ−ス
レオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル）−Ｎ
−ｐ−メトキシベンジルオキシカルボニルセリンとの塩
が析出し、母液ＫＤ−スレオー３１３．４−ジベンジル
オキシフェニル） −Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシ
カルボニルセリンが残る。析出した塩を酸性下、有機溶
剤で抽出することによｐＬ−スレオ−３−（３゜４−ジ
ベンジルオキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジル
オキシカルボニルセリンが得られる。
−ジフェニル−１−プロパツール、Ｌ−スレオ−１−（
ｐ−二トロフェニル）−２−アミノ−１゜３−プロパン
ジオールなどを分割剤として使用した場合には、Ｌ−ス
レオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル）−Ｎ
−ｐ−メトキシベンジルオキシカルボニルセリンとの塩
が析出し、母液ＫＤ−スレオー３１３．４−ジベンジル
オキシフェニル） −Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシ
カルボニルセリンが残る。析出した塩を酸性下、有機溶
剤で抽出することによｐＬ−スレオ−３−（３゜４−ジ
ベンジルオキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジル
オキシカルボニルセリンが得られる。
分割工程の溶媒としては塩の形成を妨げる溶媒、たとえ
ば酢酸等の酸性溶媒、または種々のアミン等の塩基性溶
媒を除いた中性溶媒が選ばれるが、操作の簡単なこと、
および安価なことがらアセトン、メチルエテルケトン、
メタノール、エタノール、インプロパツール、およびこ
れらの含水溶媒、オヨび酢酸エチル、トルエン、アセト
ニトリル、ジクロルエタン、またはこれらの混合溶媒が
望ましい。
ば酢酸等の酸性溶媒、または種々のアミン等の塩基性溶
媒を除いた中性溶媒が選ばれるが、操作の簡単なこと、
および安価なことがらアセトン、メチルエテルケトン、
メタノール、エタノール、インプロパツール、およびこ
れらの含水溶媒、オヨび酢酸エチル、トルエン、アセト
ニトリル、ジクロルエタン、またはこれらの混合溶媒が
望ましい。
分割工程は、適西な温度で行なうことができる。
分割は室温で行なうことができるが、室温よシ高温また
は低温を用いても良い。均一な溶媒系を得るために、溶
媒の沸点まで加温してもよく、また純度の高い塩生成の
ために徐冷することもできるが、特に必須の条件ではな
い。
は低温を用いても良い。均一な溶媒系を得るために、溶
媒の沸点まで加温してもよく、また純度の高い塩生成の
ために徐冷することもできるが、特に必須の条件ではな
い。
こうして得られたＬ−スレオ−３−（３，４−ジベンジ
ルオキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシ
カルボニルセリンは、塩酸、硫酸、臭化水素酸などの鉱
ｒ＄あるいはトリフルオロ酢酸−Ｉどの有機酸にょシ、
メタノール、プロパツールなどの低級アルカノール溶媒
中室温付近の温度にて、収率よくアミン保護基は除去さ
れ、Ｌ−スレオ−３−（３＋ ４ ” ジベンジルオキ
シフェニル）セリンの鉱酸塩または有機酸塩が得られる
。
ルオキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシ
カルボニルセリンは、塩酸、硫酸、臭化水素酸などの鉱
ｒ＄あるいはトリフルオロ酢酸−Ｉどの有機酸にょシ、
メタノール、プロパツールなどの低級アルカノール溶媒
中室温付近の温度にて、収率よくアミン保護基は除去さ
れ、Ｌ−スレオ−３−（３＋ ４ ” ジベンジルオキ
シフェニル）セリンの鉱酸塩または有機酸塩が得られる
。
Ｌ−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル
）セリンは無水アセトン中炭酸カリウム、続いてジメチ
ル硫酸を加え、Ｌ−スレオ−３−（５゜４−ジベンジル
オキシフェニル）−Ｎ−メテルセＩＪ ｙメチルエステ
ルを得、単離することなくアルカリ性水溶液（好１しく
け、０．５〜２Ｎアルカリ水溶ｔＬ）にてクン化するこ
とにょシ、Ｌ−スレオ−１−（３，４−ジベンジルオキ
シフェニル）−Ｎ−メチルセリンを高収率で得ることが
できるものである。この反応の原料であるＬ−スレオ−
６−ｉ、４−ジベンジルオキシフェニル）セリンはその
ままでもよいが、鉱酸塩を使用すると驚くべきことに収
率は飛躍的に上昇し、約９０％の収率でＮ−メチル化を
行なうことができる。無水炭酸カリウムは２〜１ｏ当量
の範囲で使用できるが、好ましくは５当量であシ、ジメ
チル硫酸は２〜１０当量の範囲で使用できるが、好まし
くは４当量である。また反応温度は０〜５０ ’Ｃの間
の温度が使用′されるが、好ましくは室温付近である。
）セリンは無水アセトン中炭酸カリウム、続いてジメチ
ル硫酸を加え、Ｌ−スレオ−３−（５゜４−ジベンジル
オキシフェニル）−Ｎ−メテルセＩＪ ｙメチルエステ
ルを得、単離することなくアルカリ性水溶液（好１しく
け、０．５〜２Ｎアルカリ水溶ｔＬ）にてクン化するこ
とにょシ、Ｌ−スレオ−１−（３，４−ジベンジルオキ
シフェニル）−Ｎ−メチルセリンを高収率で得ることが
できるものである。この反応の原料であるＬ−スレオ−
６−ｉ、４−ジベンジルオキシフェニル）セリンはその
ままでもよいが、鉱酸塩を使用すると驚くべきことに収
率は飛躍的に上昇し、約９０％の収率でＮ−メチル化を
行なうことができる。無水炭酸カリウムは２〜１ｏ当量
の範囲で使用できるが、好ましくは５当量であシ、ジメ
チル硫酸は２〜１０当量の範囲で使用できるが、好まし
くは４当量である。また反応温度は０〜５０ ’Ｃの間
の温度が使用′されるが、好ましくは室温付近である。
得られたＬ−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシ
フェニル）−Ｎ−メチルセリンは常法により、たとえば
パラジウム炭素、白金炭素の如き貴金属触媒の存在下に
おいて常圧ないし加圧下水素添加分解される。反応溶媒
としてはメタノール、エタノール等の低級アルコール系
溶媒またはこれらの水との混合溶媒を好ましい例として
挙げることができる。水素添加分解を行なう温度は室温
付近で辿常行なわれるが、０〜８０℃の間のどの温度で
も行なえる。更にまた、水素添加分解反応を促進する目
的あるいは反応生成物の溶解性を高める目的で反応液に
酸を０．８〜２０当量加えることが望ましい。添加する
敵の好適な例として塩酸、硫酸等の鉱酸あるいは酢酸、
メタンスルホン酸等の有機酸を挙げることができる。水
素添加分解反応後、触媒を沢去し、溶媒を濃縮あるいは
酸が添加されている時には添加された酸を中和すること
によシ結晶化されたＬ−スレオ−アドレナリン酸が得ら
れる。
フェニル）−Ｎ−メチルセリンは常法により、たとえば
パラジウム炭素、白金炭素の如き貴金属触媒の存在下に
おいて常圧ないし加圧下水素添加分解される。反応溶媒
としてはメタノール、エタノール等の低級アルコール系
溶媒またはこれらの水との混合溶媒を好ましい例として
挙げることができる。水素添加分解を行なう温度は室温
付近で辿常行なわれるが、０〜８０℃の間のどの温度で
も行なえる。更にまた、水素添加分解反応を促進する目
的あるいは反応生成物の溶解性を高める目的で反応液に
酸を０．８〜２０当量加えることが望ましい。添加する
敵の好適な例として塩酸、硫酸等の鉱酸あるいは酢酸、
メタンスルホン酸等の有機酸を挙げることができる。水
素添加分解反応後、触媒を沢去し、溶媒を濃縮あるいは
酸が添加されている時には添加された酸を中和すること
によシ結晶化されたＬ−スレオ−アドレナリン酸が得ら
れる。
上記の方法で得られたし一スレオー３−（３゜４−ジヒ
ドロキシフェニル）−Ｎ−メチルセリンは両性物質であ
シ、酸および塩基にょシ塩を生成することができる。こ
うしてできた塩も本発明に含まれる。かかる酸の例とし
ては例えば、硫酸、塩酸、臭化水素酸などの製薬学的に
許容できる無機酸並びにトリフルオロ酢酸、クエン酸、
アスコルビン酸、マレイン酸などの製薬学的に許容でき
る有機酸がある。またかかる塩基の例としては、例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ジシクロヘキシル
アミンなどの製薬学的に許容できる塩基がある。
ドロキシフェニル）−Ｎ−メチルセリンは両性物質であ
シ、酸および塩基にょシ塩を生成することができる。こ
うしてできた塩も本発明に含まれる。かかる酸の例とし
ては例えば、硫酸、塩酸、臭化水素酸などの製薬学的に
許容できる無機酸並びにトリフルオロ酢酸、クエン酸、
アスコルビン酸、マレイン酸などの製薬学的に許容でき
る有機酸がある。またかかる塩基の例としては、例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ジシクロヘキシル
アミンなどの製薬学的に許容できる塩基がある。
次に本発明化合物、Ｌ−スレオ−アドレナリン酸の医薬
としての有用性について述べる。本発明化合物は、末梢
および脳内において脱炭酸されてアドレナリンになるた
め、神経系に対してさまざまな作用を有するが、特に顕
著な抗うっ作用および抗パーキンノン作用を示す。
としての有用性について述べる。本発明化合物は、末梢
および脳内において脱炭酸されてアドレナリンになるた
め、神経系に対してさまざまな作用を有するが、特に顕
著な抗うっ作用および抗パーキンノン作用を示す。
レセルピンは神経終末においてカテコラミンの放出によ
る枯渇を生じさせるため、レセルピンの投与によシ、体
温降下、血圧降下などの薬効のはかに板面状顔貌、硬直
あるいは振せんなとのパーキンノン症候群および重いう
つ状態もおこることが知られている。このため、レセル
ピンの作用ニ拮抗する化合物は、抗うつ薬あるいは抗パ
ーキンソン薬どして有用であることが推定される。
る枯渇を生じさせるため、レセルピンの投与によシ、体
温降下、血圧降下などの薬効のはかに板面状顔貌、硬直
あるいは振せんなとのパーキンノン症候群および重いう
つ状態もおこることが知られている。このため、レセル
ピンの作用ニ拮抗する化合物は、抗うつ薬あるいは抗パ
ーキンソン薬どして有用であることが推定される。
本発明化合物の抗レセルピン活性は次のようにして証明
された。
された。
ｄｄＹ；％ｖラウス体重２０〜ろ０グ、雄性）１群５匹
にレセルピン２．５〜／ｋ１７を皮下投与し、 ２４時
間後体温降下を観察した後、本発明のＬ−スレオ−アド
レナリン酸８００■／に９又は同様にして合成されたＤ
−スレオ−アドレナリン酸あるいはう改善を観察した。
にレセルピン２．５〜／ｋ１７を皮下投与し、 ２４時
間後体温降下を観察した後、本発明のＬ−スレオ−アド
レナリン酸８００■／に９又は同様にして合成されたＤ
−スレオ−アドレナリン酸あるいはう改善を観察した。
結果は表１のとおシである。
注）筋強剛に著しい改善のみられた個体数／試験個体数
表１より、Ｌ−スレオ−アドレナリン酸はレセルピンに
よる体温降下に拮抗し、またパーキンソン病の主症状の
−っである筋強剛を改善した。したがって、本発明化合
物が抗うっ薬および抗パーキンソン薬として有用である
ことは明らかである。
よる体温降下に拮抗し、またパーキンソン病の主症状の
−っである筋強剛を改善した。したがって、本発明化合
物が抗うっ薬および抗パーキンソン薬として有用である
ことは明らかである。
以下、本発明化合物の製造に用いる原料化合物の光学分
割例を参考例として、また本発明化合物の製造例を実施
例として掲げるが、本発明はこれらに限定されるもので
はない工１なお、対応のＤ−スレオ−アドレナリン酸の
製造例も参考例として示した。
割例を参考例として、また本発明化合物の製造例を実施
例として掲げるが、本発明はこれらに限定されるもので
はない工１なお、対応のＤ−スレオ−アドレナリン酸の
製造例も参考例として示した。
参考例１
ラセミ−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェ
ニル）−ｆｆ−ｐ−メトキシベンジルオキシカルボニル
セリン２０グをエタノール３８０葱に溶解し、この溶液
に（−）−エフェドリン４．１８ｆ（０，７当量）を溶
解した。この混合物を室温にて６日間放置した後、析出
した結晶を戸別し、エタノールにて洗浄した。得られた
粗結晶は、メタノール：クロロホルム（２： １ ）混
液によ９２度再結晶を行ない、Ｄ−スレオ−３−（３，
４−ジベンジルオキシフェニル） −Ｎ−ｐ−メ）キシ
ベンジルオキシカルボニルセリン・（−）−エフェドリ
ン塩８．６２を得た。得られた化合物の分析値は次のと
おりであった。
ニル）−ｆｆ−ｐ−メトキシベンジルオキシカルボニル
セリン２０グをエタノール３８０葱に溶解し、この溶液
に（−）−エフェドリン４．１８ｆ（０，７当量）を溶
解した。この混合物を室温にて６日間放置した後、析出
した結晶を戸別し、エタノールにて洗浄した。得られた
粗結晶は、メタノール：クロロホルム（２： １ ）混
液によ９２度再結晶を行ない、Ｄ−スレオ−３−（３，
４−ジベンジルオキシフェニル） −Ｎ−ｐ−メ）キシ
ベンジルオキシカルボニルセリン・（−）−エフェドリ
ン塩８．６２を得た。得られた化合物の分析値は次のと
おりであった。
融点：１７０〜１７１°Ｇ
〔α］ ２１１ ：３ ｓｏ（ｃｌ、０． ジメチル
ホルムアミド勺り 元素分析： Ｃ４２Ｈ４，Ｎ２０．として−計算値：
Ｃ６９，７９，Ｈ６，４１，Ｎ ３．８８襲実測値：
Ｃ６９，７８，Ｈ６，４８，Ｎ ５．７２チ析出し
た結晶を戸別した母液は濃縮乾固し、残渣を酢酸エテル
１００成に溶解し、３Ｎ塩酸６０蔵にて洗浄した。酢酸
エチル層を水３０ｄにて洗浄し、水洗液を酢酸エチル１
００ｍ１．にて抽出した。
ホルムアミド勺り 元素分析： Ｃ４２Ｈ４，Ｎ２０．として−計算値：
Ｃ６９，７９，Ｈ６，４１，Ｎ ３．８８襲実測値：
Ｃ６９，７８，Ｈ６，４８，Ｎ ５．７２チ析出し
た結晶を戸別した母液は濃縮乾固し、残渣を酢酸エテル
１００成に溶解し、３Ｎ塩酸６０蔵にて洗浄した。酢酸
エチル層を水３０ｄにて洗浄し、水洗液を酢酸エチル１
００ｍ１．にて抽出した。
酢酸エチル層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し
、濃縮乾固した。得られた固形物をクロロホルム−ヘキ
サンの混液から再結晶を２度行ない、Ｌ−スレオ−３−
（３，４−ジベンジルオキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メト
キシベンジルオキシカルボニルセリン７．５４ ｙを得
た。得られた化合物の分析値は次のとおりであった。
、濃縮乾固した。得られた固形物をクロロホルム−ヘキ
サンの混液から再結晶を２度行ない、Ｌ−スレオ−３−
（３，４−ジベンジルオキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メト
キシベンジルオキシカルボニルセリン７．５４ ｙを得
た。得られた化合物の分析値は次のとおりであった。
融点：１２９．５〜１３１．０°Ｃ
〔α］２７：−１７°（ｃＯ，９１，クロロホルム：メ
タノール−１０：１）元素分析： Ｃ３，Ｎ３．Ｎｏ、
とじて計算値： Ｃ６Ｂ、 ９３． Ｈ５，６０，
Ｎ ２．５１ ％実測値： Ｃ６８，７１，Ｈ５，６２
，Ｎ２．４０チＤ−スレオ−３−１３，４−ジベンジル
オキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシカ
ルボニルセリン・（−）−エフェドリン塩８．６Ｆを酢
酸エテル１００ ｒｒＪ２及び６Ｎ塩酸６０ｍ１に加え
て抽出を行ない、酢酸エチル層をさらに６Ｎ塩酸６０ｍ
１．次いで水３０＋＋ｄにて洗浄した。水洗液を酢酸エ
テル１００ｍ１にて抽出し、酢酸エチル層を合わせ、無
水硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮乾固した。得られた
固形物をクロロホルム−ヘキサンの混液よシ再結晶を行
ない、Ｄ−スレオ−３−（３゜４−ジベンジルオキシフ
ェニル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシカルボニル
セリン６．＋５ｆ？：得た。得られた化合物の分析値は
次のとおシである。
タノール−１０：１）元素分析： Ｃ３，Ｎ３．Ｎｏ、
とじて計算値： Ｃ６Ｂ、 ９３． Ｈ５，６０，
Ｎ ２．５１ ％実測値： Ｃ６８，７１，Ｈ５，６２
，Ｎ２．４０チＤ−スレオ−３−１３，４−ジベンジル
オキシフェニル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシカ
ルボニルセリン・（−）−エフェドリン塩８．６Ｆを酢
酸エテル１００ ｒｒＪ２及び６Ｎ塩酸６０ｍ１に加え
て抽出を行ない、酢酸エチル層をさらに６Ｎ塩酸６０ｍ
１．次いで水３０＋＋ｄにて洗浄した。水洗液を酢酸エ
テル１００ｍ１にて抽出し、酢酸エチル層を合わせ、無
水硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮乾固した。得られた
固形物をクロロホルム−ヘキサンの混液よシ再結晶を行
ない、Ｄ−スレオ−３−（３゜４−ジベンジルオキシフ
ェニル）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシカルボニル
セリン６．＋５ｆ？：得た。得られた化合物の分析値は
次のとおシである。
融点：１３０．５〜１３１．５℃
〔α］”：＋１８°（ｃＯ，９１，クロロホルム：メタ
ノール＝１０：１）元素分析： Ｃ，２Ｈ，、Ｎｏ８
として計算値： Ｃ６Ｂ、 ９３． Ｈ５，６０，Ｎ
２．５１ ％実測値： Ｃ６８，９８，Ｈ５，６７、Ｎ
２．４０％実施例 Ｌ−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル
）−Ｎ−ｐｅ−メトキシベンジルオキシカルボニルセリ
ン４．７７をイソプロパツール１８〇−に溶解し、製塩
ば１８−を加え、−晩室温にて放置した。約１００ゴに
なるまで減圧下濃縄した後、水冷下６時間攪拌した。析
出した結晶を戸数し、減圧乾燥してＬ−スレオ−３−（
３，４〜ジベンジルオキシフエニル）セリン］ｊｍ［３
，Ｏｒｅ勺た（収率８６％）。得られた化合物の物性値
は次のとおシであった。
ノール＝１０：１）元素分析： Ｃ，２Ｈ，、Ｎｏ８
として計算値： Ｃ６Ｂ、 ９３． Ｈ５，６０，Ｎ
２．５１ ％実測値： Ｃ６８，９８，Ｈ５，６７、Ｎ
２．４０％実施例 Ｌ−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル
）−Ｎ−ｐｅ−メトキシベンジルオキシカルボニルセリ
ン４．７７をイソプロパツール１８〇−に溶解し、製塩
ば１８−を加え、−晩室温にて放置した。約１００ゴに
なるまで減圧下濃縄した後、水冷下６時間攪拌した。析
出した結晶を戸数し、減圧乾燥してＬ−スレオ−３−（
３，４〜ジベンジルオキシフエニル）セリン］ｊｍ［３
，Ｏｒｅ勺た（収率８６％）。得られた化合物の物性値
は次のとおシであった。
を江点：１４８．５〜１５１°Ｃ
〔α：ｌ］ ２７ ：ｓ、ろ０（ｃｌ、０．エタノール
）元素分析二”ｚｓＨ２ｓＮｏ、 ｅ ＨＣｊとして計
算値二 Ｃ６４，２６，Ｈ５，６７、Ｎ ３゜２６チ実
測値二 Ｃ６４，２９，Ｈ５，６３，Ｎ ３．１６チＬ
−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル）
セリン塩酸塩６．７４５’を室温にて無水アセトン５２
ｍｌに懸濁し、無水炭酸カリウム１ｏ、８１を加え、
室温にて約１０分間撹拌した後、ジメチル硫酸５．９３
ｍを加え、室温にて一晩攪拌した。
）元素分析二”ｚｓＨ２ｓＮｏ、 ｅ ＨＣｊとして計
算値二 Ｃ６４，２６，Ｈ５，６７、Ｎ ３゜２６チ実
測値二 Ｃ６４，２９，Ｈ５，６３，Ｎ ３．１６チＬ
−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル）
セリン塩酸塩６．７４５’を室温にて無水アセトン５２
ｍｌに懸濁し、無水炭酸カリウム１ｏ、８１を加え、
室温にて約１０分間撹拌した後、ジメチル硫酸５．９３
ｍを加え、室温にて一晩攪拌した。
無水炭酸カリウムを炉去し、アセトンで洗浄した後、Ｐ
洗液に１Ｎ塩酸５２ゴを加え、室温にて７５分間攪拌し
た。反応液を濾過し、ｐ洗液は３０℃以下にてアセトン
を留去し、エタノール５４ｍ１．と４Ｎ水酸化ナトリウ
ム２７７を加え、室温にて約６０分間攪拌した後、水冷
下にて１Ｎ塩故により中和してｐＨ５〜６にすると結晶
が析出した。析出した結晶を＋１５取し、減圧下乾燥し
てＬ−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニ
ルノーＮ−メチルセリン６．０５？が得られた（収率９
５チ）。
洗液に１Ｎ塩酸５２ゴを加え、室温にて７５分間攪拌し
た。反応液を濾過し、ｐ洗液は３０℃以下にてアセトン
を留去し、エタノール５４ｍ１．と４Ｎ水酸化ナトリウ
ム２７７を加え、室温にて約６０分間攪拌した後、水冷
下にて１Ｎ塩故により中和してｐＨ５〜６にすると結晶
が析出した。析出した結晶を＋１５取し、減圧下乾燥し
てＬ−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニ
ルノーＮ−メチルセリン６．０５？が得られた（収率９
５チ）。
得られた化合物の物性値は次のとおりである。
融点：１６２〜１６４°Ｃ
〔α］”：＋８．０°（ｃｉ、Ｑ、エタノール：１Ｎ塩
［−１：１）元素分析： Ｃ２４ｈ２５ＮＱ５として計
算値二Ｃ７０，７４，Ｈ＜Ｓ、１８． Ｎ ３．４４チ
実測値：Ｃ７０，２６，Ｈ６，２０，Ｎ ３．２４ ％
Ｌ−スレオー３−（３，４−ジベンジルオキシ７ｘ＝ル
）−Ｎ−メチルセリン１．５３ｆ’ｔ１０％濃塩酸含有
エタノール溶液”ｒ、１ｍ／！に懸濁し、さらに１０チ
パラジウム炭素１５０■を加えて常圧水素気流下にて一
晩攪拌した。反応浴液を濾過し、炉液を水冷下にて４０
襲ジエチルアミン含有エタノール溶液にて中和した。−
１５°Ｃにて６時間放置した後、テ過を行ない、少量の
エタノールにて洗浄してＬ−スレオ−アドレナリン酸８
５０〜を得た。得られたＬ−スレオ−アドレナリン酸８
５０ηは、アスコルビン酸１．７〜を含む水８．５ｍｌ
にて再結晶を行ない、精ＮＬ−スレオーアドレナリン酸
６１１■を得た（収率７２ヂ）。得られた化合物の物性
値は次のとお９であった。
［−１：１）元素分析： Ｃ２４ｈ２５ＮＱ５として計
算値二Ｃ７０，７４，Ｈ＜Ｓ、１８． Ｎ ３．４４チ
実測値：Ｃ７０，２６，Ｈ６，２０，Ｎ ３．２４ ％
Ｌ−スレオー３−（３，４−ジベンジルオキシ７ｘ＝ル
）−Ｎ−メチルセリン１．５３ｆ’ｔ１０％濃塩酸含有
エタノール溶液”ｒ、１ｍ／！に懸濁し、さらに１０チ
パラジウム炭素１５０■を加えて常圧水素気流下にて一
晩攪拌した。反応浴液を濾過し、炉液を水冷下にて４０
襲ジエチルアミン含有エタノール溶液にて中和した。−
１５°Ｃにて６時間放置した後、テ過を行ない、少量の
エタノールにて洗浄してＬ−スレオ−アドレナリン酸８
５０〜を得た。得られたＬ−スレオ−アドレナリン酸８
５０ηは、アスコルビン酸１．７〜を含む水８．５ｍｌ
にて再結晶を行ない、精ＮＬ−スレオーアドレナリン酸
６１１■を得た（収率７２ヂ）。得られた化合物の物性
値は次のとお９であった。
融点：２０５〜２０８°Ｃ（分解）
〔α〕２！７． ｉａ°’（ｃ １．０． ＩＮ塩
酸）元素分析： Ｃｌ０Ｈ１３ＮＯ５・１／４ Ｎ２
０ として計算値： Ｃ５１，８３，Ｈ５−８７，Ｎ
６．０４％実街１ｊ１直： Ｃ５２，２３，Ｈ５，
９０，Ｎ ５．９２ チ参考例２ Ｄ−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル
）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシカルボニルセリン
８．１７をインフーハノール３００−に溶解し、さらに
濃塩酸３０−を加え、−晩室温にて放置した。約１５０
ｄになるまで減圧濃縮した後、水冷下３時間攪拌した。
酸）元素分析： Ｃｌ０Ｈ１３ＮＯ５・１／４ Ｎ２
０ として計算値： Ｃ５１，８３，Ｈ５−８７，Ｎ
６．０４％実街１ｊ１直： Ｃ５２，２３，Ｈ５，
９０，Ｎ ５．９２ チ参考例２ Ｄ−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル
）−Ｎ−ｐ−メトキシベンジルオキシカルボニルセリン
８．１７をインフーハノール３００−に溶解し、さらに
濃塩酸３０−を加え、−晩室温にて放置した。約１５０
ｄになるまで減圧濃縮した後、水冷下３時間攪拌した。
析出した結晶を戸数し、減圧乾燥してＤ−スレオ−３−
（３，４−ジベンジルオキシフェニル）セリン塩酸塩５
．４２を得た（収率８７％）。得られた化合物の物性値
は次のとおシであった。１ 融点＝１４９〜１５１．５℃ 〔α）２７：＋５．３°（ｃｌ、ｏ、エタノール）元素
分析： Ｃ２３Ｈ２３ＮＯ５・ＨＣｔとして計算値：
Ｃ６４，２６，Ｈ５，６３，Ｎ ３．２６チ実測値：
Ｃ６４，２５，Ｈ５，５６，Ｎ ３．１１ ％Ｄ−ス
レオー３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル）セリ
ン塩酸塩５．１２を室温にて無水アセトン６９−に懸濁
し、無水炭酸カリウム８．２７を加え、室温にて約１０
分間攪拌した後、ジメチル硫酸４．５−を加え、室温に
て一晩攪拌した。無水炭酸カリウムを炉去し、アセトン
にて洗浄した後、戸洗液に１Ｎ塩酸３９−を加え、室温
にて７５分攪拌した。反応液を濾過し、ろ液は３０℃以
下にてアセトンを留去し、エタノール４１ｒｎ７！と４
Ｎ水酸化ナトリウム２０．５ｄを加え、室温にて３０分
曲攪拌した後、水冷下にて１Ｎ塩酸によシ中和してｐＨ
５〜乙にすると結晶が析出した。さらに０℃にて２時間
放置し、析出した結晶を戸数し、減圧乾燥してＤ−スレ
オ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル）−Ｎ−
メチルセリン４．１６ Ｓ’を得た（収率８６％）。得
られた化合物の物性値は次のとおシであった。
（３，４−ジベンジルオキシフェニル）セリン塩酸塩５
．４２を得た（収率８７％）。得られた化合物の物性値
は次のとおシであった。１ 融点＝１４９〜１５１．５℃ 〔α）２７：＋５．３°（ｃｌ、ｏ、エタノール）元素
分析： Ｃ２３Ｈ２３ＮＯ５・ＨＣｔとして計算値：
Ｃ６４，２６，Ｈ５，６３，Ｎ ３．２６チ実測値：
Ｃ６４，２５，Ｈ５，５６，Ｎ ３．１１ ％Ｄ−ス
レオー３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル）セリ
ン塩酸塩５．１２を室温にて無水アセトン６９−に懸濁
し、無水炭酸カリウム８．２７を加え、室温にて約１０
分間攪拌した後、ジメチル硫酸４．５−を加え、室温に
て一晩攪拌した。無水炭酸カリウムを炉去し、アセトン
にて洗浄した後、戸洗液に１Ｎ塩酸３９−を加え、室温
にて７５分攪拌した。反応液を濾過し、ろ液は３０℃以
下にてアセトンを留去し、エタノール４１ｒｎ７！と４
Ｎ水酸化ナトリウム２０．５ｄを加え、室温にて３０分
曲攪拌した後、水冷下にて１Ｎ塩酸によシ中和してｐＨ
５〜乙にすると結晶が析出した。さらに０℃にて２時間
放置し、析出した結晶を戸数し、減圧乾燥してＤ−スレ
オ−３−（３，４−ジベンジルオキシフェニル）−Ｎ−
メチルセリン４．１６ Ｓ’を得た（収率８６％）。得
られた化合物の物性値は次のとおシであった。
融点＝１６１〜１６３°Ｃ
〔α〕２６ ：ｓ、 ｏｏ（ｃｌ、０．エタノール：１
Ｎ塩酸＝１：１）元素分析’ Ｃ２４Ｈ２５ＮＯ５と
して計算値： Ｃ７０，７４，Ｈ６，１８，Ｎ ３．
４４ ％実測値： Ｃ７０，１７，Ｈ６，１４，Ｎ ３
．１４チＤ−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシ
フェニル）−Ｎ−メチルセリン３．２４ Ｆを１Ｑ％ぴ
Ｊ塩酸含有エタノール溶液６．６艷に懸濁し、さらに１
０チノ々ラジウム炭素３６０■を加えて常圧水素気流下
にて一晩攪拌した。反応溶液を濾過し、戸数を水冷下に
て４０チジエテルアミン含有エタノール溶液にて中和し
た。−１５℃にて３時間放置した後、沖過を行ない、少
量のエタノールにて洗浄してＤ−スレオ−アドレナリン
酸１．８３５’を倚た。、得られたＤ−スレオ−アドレ
ナリン酸はアスコルビン酸５．７ｍｙを含む水１８．６
−にて再結晶を行ない、精製Ｄ−スレオーアドレナリン
酸１．６９１を得た（収率７７チ）。得られた化合物の
物性値は次のとおりであった。
Ｎ塩酸＝１：１）元素分析’ Ｃ２４Ｈ２５ＮＯ５と
して計算値： Ｃ７０，７４，Ｈ６，１８，Ｎ ３．
４４ ％実測値： Ｃ７０，１７，Ｈ６，１４，Ｎ ３
．１４チＤ−スレオ−３−（３，４−ジベンジルオキシ
フェニル）−Ｎ−メチルセリン３．２４ Ｆを１Ｑ％ぴ
Ｊ塩酸含有エタノール溶液６．６艷に懸濁し、さらに１
０チノ々ラジウム炭素３６０■を加えて常圧水素気流下
にて一晩攪拌した。反応溶液を濾過し、戸数を水冷下に
て４０チジエテルアミン含有エタノール溶液にて中和し
た。−１５℃にて３時間放置した後、沖過を行ない、少
量のエタノールにて洗浄してＤ−スレオ−アドレナリン
酸１．８３５’を倚た。、得られたＤ−スレオ−アドレ
ナリン酸はアスコルビン酸５．７ｍｙを含む水１８．６
−にて再結晶を行ない、精製Ｄ−スレオーアドレナリン
酸１．６９１を得た（収率７７チ）。得られた化合物の
物性値は次のとおりであった。
融点：２０６〜２０８℃（分解）
〔α）、、＋１８°（ｃ １．ｏ、 ＩＮ塩酸）元
素分析： Ｃｌ０Ｉ（，３ＮＯ，・１／４Ｈ２０として
計算値： Ｃ５１，８３，Ｈ５，８７，Ｎ ６．０４
％実測値： Ｃ５２，３０，Ｈ５，８９，Ｎ ５．９
８％東京都目黒区中目黒１丁目１番 ３２−３０１号 ０発 明 者 冨本浩嗣 川崎市多摩区細山１丁目７番１ −１０１号
素分析： Ｃｌ０Ｉ（，３ＮＯ，・１／４Ｈ２０として
計算値： Ｃ５１，８３，Ｈ５，８７，Ｎ ６．０４
％実測値： Ｃ５２，３０，Ｈ５，８９，Ｎ ５．９
８％東京都目黒区中目黒１丁目１番 ３２−３０１号 ０発 明 者 冨本浩嗣 川崎市多摩区細山１丁目７番１ −１０１号
Claims (1)
- Ｌ−スレオ−３−（３，４−ジヒドロキシフェニル）−
Ｎ−メチルセリンおよびこれの製薬学的に許容しうるそ
の塩およびそれらの水和物。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57221797A JPS59112949A (ja) | 1982-12-20 | 1982-12-20 | 新規なｌ−スレオ−アドレナリン酸 |
| CA000434966A CA1251220A (en) | 1982-12-20 | 1983-08-19 | Threo-adrenalinecarboxylic acid, and the production and uses thereof |
| AT83304804T ATE25669T1 (de) | 1982-12-20 | 1983-08-19 | Threo-adrenalincarbonsaeure, verfahren zu ihrer herstellung und diese enthaltende pharmazeutische zusammensetzungen. |
| DE8383304804T DE3369975D1 (en) | 1982-12-20 | 1983-08-19 | Threo-adrenalinecarboxylic acid, processes for the production thereof, and pharmaceutical compositions thereof |
| EP83304804A EP0112606B1 (en) | 1982-12-20 | 1983-08-19 | Threo-adrenalinecarboxylic acid, processes for the production thereof, and pharmaceutical compositions thereof |
| US07/080,165 US4833268A (en) | 1982-12-20 | 1987-07-30 | Threo-adrenalinecarboxylic acid, and the production and uses thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57221797A JPS59112949A (ja) | 1982-12-20 | 1982-12-20 | 新規なｌ−スレオ−アドレナリン酸 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13869983A Division JPS59112914A (ja) | 1983-07-30 | 1983-07-30 | 抗パーキンソン薬 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59112949A true JPS59112949A (ja) | 1984-06-29 |
| JPH0341459B2 JPH0341459B2 (ja) | 1991-06-24 |
Family
ID=16772344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57221797A Granted JPS59112949A (ja) | 1982-12-20 | 1982-12-20 | 新規なｌ−スレオ−アドレナリン酸 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4833268A (ja) |
| EP (1) | EP0112606B1 (ja) |
| JP (1) | JPS59112949A (ja) |
| AT (1) | ATE25669T1 (ja) |
| CA (1) | CA1251220A (ja) |
| DE (1) | DE3369975D1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61145148A (ja) * | 1984-12-19 | 1986-07-02 | Sumitomo Seiyaku Kk | フエニルセリン誘導体 |
| JPS6277358A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-09 | Microbial Chem Res Found | Ｎ−メチルフエニルセリン誘導体 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3168208A1 (en) | 2015-11-11 | 2017-05-17 | Quimica Sintetica, S.A. | Processes for the preparation of diastereomerically and enantiomerically enriched oxazolines |
| EP3587393B1 (en) | 2018-06-21 | 2024-01-17 | F.I.S.- Fabbrica Italiana Sintetici S.p.A. | Enzymatic process for the preparation of droxidopa |
| CN113773214A (zh) * | 2021-10-09 | 2021-12-10 | 上海吉奉生物科技有限公司 | 一种n-甲基-d-苏氨酸的合成方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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