JPS59112885A - 原油タンクの掃除方法 - Google Patents

原油タンクの掃除方法

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JPS59112885A
JPS59112885A JP22014982A JP22014982A JPS59112885A JP S59112885 A JPS59112885 A JP S59112885A JP 22014982 A JP22014982 A JP 22014982A JP 22014982 A JP22014982 A JP 22014982A JP S59112885 A JPS59112885 A JP S59112885A
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Toa Nenryo Kogyyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ゛本発明は原油タンクの掃除方法に関するものである。
現在原油タンクの掃除方法としては、例えば渇水又は原
油若しくはフラックス油を使用した溶解法、仮設のボト
ムヒータによる溶解法、及び洗浄機によるスラッジ粉砕
溶解法等種々に提案されているが、これら方法はいずれ
も原油タンク内の底部に蓄積された残存スラッジを浴解
しタンク外へと取り出す掃除方法である。特に、洗浄機
によるスラッジ粉砕溶解法は原油回収後原油タンク内の
スラッジに原油等を噴射し、スラッジを粉砕し且つ溶解
する所謂気相洗浄法であるが、斯る方法においては原油
噴射に伴ない静電気の発生があり、その防止のために不
活性ガスをタンク内に充満させねばならないといった技
術的及び経済的に解決の困難な問題を有していた。
一般に原油タンクの側壁部、特にタンクの天井裏に付着
したスラッジは、タンク底部の掃除が終わった後に作業
者が原油タンク内に入り手で掃除するのが通常であった
。従って、例え原油タンク底部の掃除効率を増大させて
も、以後の天井裏の掃除工程を必要とすることによって
全体の掃除効率、つまり掃除に要する日程を減少せしめ
ることが困難であった。更に又、底部スラッジを除去し
た後の原油タンク乃に作業者が入り作業をなすことは作
業者の安全性の面からも好ましいことではない。
従って、本発明の主たる目的は従来入手にて行なってい
た原油タンク天井裏のスラッジをも自動的に、原油タン
クの底部の掃除と同時に除去し得る石油タンクの掃除方
法を提供することである。
本発明者は種々の研究、実験の結果、原油タンクツルー
フデツキに設けられたマンホール及びルーフデツキサポ
ート孔のような挿入口より羽根車を挿入し、該羽根車を
正回転又は逆回転させることにより原油タンク底部の堆
積スラッジを溶解すると共に天井裏付着スラッジをも極
めて有効に溶解除去し得ることを見出した。
羽根車は複数個、例えば6〜5台準備し、これら羽根車
をルーフデツキに設けた多数の挿入口の中の所定の挿入
口を通して適宜選択的に抜き差し挿入することによって
原油タンクの底壁及びルーフデツキの天井裏を全面的に
掃除することが好適である。
更に、羽根の傾斜が対称的な二つの羽根車を駆動軸に直
列に接続し、同一方向の連続回転により原油タンク内の
油を天井方向及び底部方向へと同時に流動せしめ、天井
裏付着スラッジと底部堆積スラッジを同時に溶解し除去
することもできる。
更に又、上記の如くに羽根車を運転すると共に、タンク
の外周側壁下方部に側部ミキサを配設し作動せしめるこ
とによって原油タンクの掃除効率を著しく向上せしめ得
ることが分った。
本発明の構成及び作用効果は以下の説明にてより明らか
とされるであろう。
次に本発明に係る方法を浮屋根式タンクの掃除に適用し
た実施例に則して説明する。
浮屋根式タンク1は、概略円筒状をした外周側壁2と、
該外周側壁2の底部に一体に設けられた底壁4と、該外
周側壁2の内周面に摺動自在に嵌合し且つタンク内に収
納された原油上に浮びタンクの上部開口部を閉鎖する浮
屋根6とを具備する。
又、浮屋根6は概略円板上のルーフデツキ8と、該ルー
フデツキ8の外周部に取付けられ浮屋根乙に浮力を与え
るポンツーン10とを有する。本実施例に使用したタン
クの容量は6,5万Klで、浮屋根6の直径は大略70
mであった。
本発明を実施するためには羽根車12をルーフデツキ8
を貫通して屋根上方から原油タンク内へと出し入れする
ために浮屋根のルーフデツキ8に多数の挿入口を穿設す
る必要がある。本実施例においては挿入口としては、第
2図に図示されるように、既に通常の浮屋根には設けら
れている、作業者がタンク内に出入りするためのマンホ
ールM/H−1、M/H−2、浮屋根が降下した際浮屋
根を底壁上一定の位置に保持するために設けられている
サポータ用の孔p−i〜P−38、A−1〜A−60、
B−1〜B−22、c−1〜c−12、D−1〜D−8
、E−1〜E−4、F’−1〜F−2、並びに浮屋根6
のサポータ(図示せず)が底壁4にり11達した後の残
油ポンプ抜き出し時の真空引きを防止する自動ブリーザ
−ベン)A/B−1〜A/B−12を利用した。
又、本実施例に使用された浮屋根式タンク1には、本発
明を実施するに当って極めて良好な結果をもたらす側部
ミキサM工X−A、B及びCがタンク外周側壁2の底部
に60度間隔にて配置された。該側部ミキサはタンク内
の原油の攪拌及びスラッジの油中への拡散を助長せしめ
る働きをなす。
゛本実施例において側部ミキサは6枚羽根の、直径が概
略71cmのものであって、30HP、420RPMの
米国JENSEN INTERNATIONAL IN
C。
W MODEL 521−VA−60であった。側部ミ
キサ゛はタンクの容量並びにスラッジの性質及び量によ
って種々のものが使用可能であろう。
本発明は、原油をタンク内から完全に排除しない状態で
実施することもできるし、又タンク内から原油を完全に
排出し、タンク掃除のためのフラックスオイルをタンク
内へと流入せしめて実施することも可能である。上記い
ずれの方法を使用するにしてもタンク内から原油又はフ
ラックスオイルと共に排出されるスラッジを受容するた
めに受入タンク14が用意され、両タンクはポンプPを
介して導管16及び18にて連結される。各導管16及
び18にはパルプ20及び22が配設されるのが好まし
い。導管16が連結されたタンク1の側のスラッジ排出
口24は中央の側部ミキサMIX−Bと対向してタンク
1の外周側壁2に設けられるのが好適でアル。
更に又、浮屋根式タンク1には原油タンク1内の油温を
約り0℃〜約70℃の間の所定温度に加温するための加
熱手段と、原油タンク1内の油を循環せしめるための循
環手段が設けられる。加熱手段は原油タンク底壁4に仮
設のヒータを取付けることもできるが、本実施例におい
ては加熱手段循環用ポンプ及び加熱ヒータを有した循環
加熱ユニット乙2と、該循環加熱ユニット32を原油タ
ンクの外周側壁2の下方部に連結する入口導管34及び
出口導管66を有する。入口導管34と出口導管66と
は原油タンク1の直径方向に対向する位置に設けられる
のが好適であるが、原油タンク1内での油の循環を効率
よく行ない且つ原油タンク内の油温を出来るだけ均一に
するように種々にその配置は変更し得るであろう。又導
管34及び36にはバルブ38及び40が夫々設けられ
るのが好ましい。本実施例において油のM 54 Mは
400〜500 Kl/hrであった。該循瑣餉はタン
クの容量並びにスラッジの性質及びw、によって棟々に
変えることができるであろう。
次に、ルーフデツキの挿入口を通してタンク内へと挿入
きれる羽根車12について説明する。羽根車12は既存
の棉々のインペラ付羽根車を使用することができるが、
本実施例においては挿入口として使用されるマンホール
及びルーフデツキサポート孔はその直径が夫々85−及
び8cmであるため゛に、挿入−からの出し入れに際し
ては羽根を折り畳んで羽根車の直径を小さくすることが
でき、タンク内に挿入し回転力を与えたとき羽根が拡げ
られタンク内に液体の流動を生ぜしめ得るような折曲げ
自在インペラ付羽根車を使用した。斯る羽根車12の一
実施態様が第3図及び第4図に概略図示される。
折曲げ自在インペラ付羽根車12は対向配置Mされた2
枚のスクリューインペラ42と、各スクリューインペラ
42を枢動自在に取付けるための溝付軸ヘッド44とを
有する。スクリューインペラ42は羽根部46と、該羽
根部46を軸ヘッド44の溝部45に取付けるための取
付部48とから成る。取付部48の自由端部、即ち、取
付孔50を中心として羽根部46とは反対方向の端部は
歯車形状に形成される。両スクリューインペラの歯車付
端部は、両スクリューインペラ42が取付孔50を貫通
して挿入されたビン52によって軸ヘッド44の溝部4
5に取付けられたとき、互いに噛合し、スクリューイン
ペラ42の開閉が同時に行なわれることを保証する。
軸ヘッド44は駆動軸54に連結され、又該駆動軸54
は駆動モータMに連結される。駆動軸54はシール付軸
受54及び58を介して外側ハウジングチューブ60に
回転自在に支持されている。
上記の如くに構成される折曲げ自在インペラ付羽根車1
2は、駆動モータMが駆動せず羽根車が静止状態のとき
は第6図に二点鎖線で図示されるように重力によってス
クリューインペラ42は下方に垂下しその直径は大略軸
ヘッド44と同じ程度のものとなる。一方駆動モータM
が付勢され羽根車が駆動されると、スクリューインペラ
42は実線の如く拡開し流体を流動せしめる。本実施例
に使用した羽根車12は、スクリューインペラ42が最
大に拡開したときの直径が44crnであり、静止状態
時には最大直径部の寸法は7cmであった。
従って、斯る羽根車12を利用すると、ルーフデツキに
必要な挿入口の直径は極めて小さくすることができ、ル
ーフデツキの強度を損うことが少なく、又従来ルーフデ
ツキに設けられているルーフデツキサポート孔を利用す
ることができるという利益がある。
上記の如くに構成された羽根車12はその外側ハウジン
グチューブ60を介して適当な支持454造体(図示せ
ず)に阿整自在に支持され、挿入口を貫通しタンク内へ
と所定深さまで調整自在に挿入してルーフデツキ上に設
置kされる。又、羽根jIT12に連結された駆動モー
タMには空気供給装置66から導管68を介して圧縮空
気が供給される。
駆動モータMは制御装置(図示せず)によって、両方向
に回転され、従って羽根車12はFり[望に応じいずれ
の方向にも回転iJ能とされる。
羽根車12の性能は種々に変更し得るが、本実施例にお
いては出力5 HP、回転数400〜800RP M、
供給空気量5に!1./l−m2のプロペラミキサー型
のものであった。
上記の如き構成の・浮屋根式タンク1及び羽根車12を
使用して本+a明に係る原油タンクのJ@除方法を実施
した。原油タンク1はミナス原油が貯蔵されていたもの
であった。タンク1を掃除するに当り、タンク内の残油
は全て回収し、タンク内にはロッドワックス、錆等から
成るスラッジSが機略円錐形状に堆積していた。スラッ
ジSのより詳し・い分析結果は表1に示す通りであった
表  1 水  分                   15
  重量%次で、タンク洗浄用の7ラツクスオイルがタ
ンク1内に注入され、浮屋根6を浮上している状態に保
持した。フラックスオイルとしては軽油留分の炭化水素
油を使用した。通7K、タンク内への7ラツクスオイル
の注入量は、浮屋根6がタンク底壁4より上方2〜3m
の位置に保持され、且つルー7デツキ挿入口から挿入さ
れ該ルーフデツキに取付けられた羽根車12がタンク底
壁土のスラッジSに接触しない程度の量とされる。羽根
車12はルーフデツキの下面から約1 m下方に離隔し
て設置した。斯る設置景は種々の実験の結果本発明を実
施するに当っては好ましい値であることが分ったが、タ
ンク内に付着又は堆積したスラッジの量又は性質に応じ
適当に変えることも可能であろう。
本実施例に使用したタンクでは、タンク底壁4上には最
大高さ2mにてスラッジSが堆積しており、又浮屋根ル
ーフデツキの天井裏には大体1〜3−の厚さにてスラッ
ジが付着していた。
本発明を実施するに当って使用される羽根車12の数は
原油タンク1の大きさに応じて1台又は2台以上に種々
に変えることができるが、本実施例においては5台の羽
根車12 (12A、 12B。
12C,12D、 12B> 全用意シタ。鰻vツノ作
業工程を達成するべく中央部のルーフデツキサポート孔
E−1、E−2、E−5、E−4及びF−1からサポー
タを抜き取り、羽根車12A、 12B、 =J 2C
,12D及び12E  を夫々前記ルーフデツキサポー
ト孔E−1、E−2、E−3、E−4及びF−1に挿入
し、所定位置に設置した。
一方、原油タンク内の油温を所定温度に加温するべく循
環式加熱装置30のパルプ38及び40並びに加熱ユニ
ット32を作動せしめた。油温は約り0℃〜約65℃に
保持した。循環式加熱装置30の作動と同時に側部ミキ
サMIX−A及びMIX−Cを運転し、原油タンク内の
油を攪拌せしめ、原油タンク内に温度勾配が生じるのを
防止した。本実施例においては中央の側部ミキサMIX
−Bは稼動せしめなかった。側部ミキサの配置及び設置
台数は原油タンクの構造、寸法又はスラツ°ジ等の性質
によって種々に変え得るであろう。
所定の油温が得られたとき5台の羽根車12を先ず正方
向(つまり、フラックスオイルをルーフデツキ側からタ
ンク底壁側へと流動せしめる方向)に回転せしめ底壁4
上に堆積しているスラッジSをタンク外周側壁の方向へ
と流動せしめながら、フラックスオイル中に拡散せしめ
た。斯る正方向回転は3時間継続して行なった。次で、
各羽根車12は取付位置を変えることなく、逆方向(つ
まり、7ラツクスオイルを底壁側よりルーフデツキ側へ
と流動せしめる方向)に回転せしめ、ルーフデツキ天井
裏に付着しているスラッジSに流体を衝突させそれによ
って該スラッジSを除去しフラックスオイル中に拡散せ
しめた。斯る逆方向回転は15時間継続して行なった。
正回転及び逆回転のいずれにおいても各羽根車12は約
45ORPM〜約70ORPMの範凹内にて運転された
。又各羽根車12のスラッジ除去、拡散の有効範囲は3
〜4mであった。
上記作業が終わると、次の第2作業工程を行なうべく、
ルーフデツキサポート孔D−1、D−2、D−7、D−
8及びF−2からサポータを除去し、これらサポート孔
に、前記ルーフデツキサポート孔E−1、E−2、E−
3、E−4及びF〜1から取り出した羽根車12A、 
12B、 12C,12D及び12Eを挿入し設置した
。先に使用したルーフデッキサポート孔lTh1、E−
2、E−5、E−4及びF−1にはサポータを取付け、
作業前の状態に戻した。以下、前述と同じように、正回
転を3時間、逆回転を1.5時間行なった。以後、同じ
ように各羽根車12を次の作業工程のための/I/−7
デツキサポート孔に移動し、同じ作業を繰り返した。第
2表は本実施例による作業工程と各羽根車12のルーフ
デツキ上の位置との関係を示す。
上述のように、羽根車12は正回転が3時間、逆回転が
15時間行なわれるが、羽根車12をタンクの外周側壁
に最も近接した位置にて作動させる場合、つまり本実施
例ではルーフデツキサポート孔P−1〜P−38のいず
れかに挿入して運転する場合には正同転を1.5時間、
逆回転を3時間行・なうのが好ましい。これは、ル・−
7デツキ天井裏のスラッジの付漬量がルーフデツキの最
外周近傍にて多くなっているためである。
表2から羽根車12は原則的にはルーフデツキの中央部
から周辺部の方へと移動するように設置されること、つ
まり掃除作業工程はタンクの中央部から周辺部の方へと
進むように計画されていることが理解されるであろう。
本実施例においてはム部の羽根車12A、12C及び1
2Dは周辺部に配置された後再び中央部に設置され、次
で周辺部へと移動するように構成され、わずかに5台の
羽根車で原油タンクの全底壁及びルー、ツブツキ天井裏
に堆積又は付看したスラッジSを6日間で7ラツクスオ
イル中に完全に溶解拡散せしめることができた。
本実施例においては原油タンク内の油を加温して掃除を
行なったが、好ましいことではないが油゛を加温しない
で掃除することも可能である。斯る無加温による掃除を
行なう場合には加温による掃除の場合と異なり、羽根車
は先ず側部ミキサー側に設置し、次でタンク中央部へと
移動させ、最後に側部ミキサとは対向配置されているス
ラッジ排出口周辺部へと移動させるのが好ましい。これ
は、油温を加熱する方式にあってはスラッジの堆積量の
多い中央部を最初に逆円錐形状に穿孔して破壊しスラッ
ジの内部へと油を浸透させ油中へのスラッジの溶解拡散
を促進させると同時にスラッジをも加温する必要がある
が、無加温方式ではこのようなスラッジ中央部の加温の
必要がないために堆積スラッジの外周辺部から破壊し油
中へと溶解、拡散せしめればよいからである。
側部ミキサMIX−A及びMIX−Cは、掃除中に原油
タンク内の油全体を攪拌し、羽根車12によって除去又
は流動せしめられたスラッジがワックスオイル中へと拡
散するのを助長せしめるために羽根車12の設定位置の
変動に対応して側部ミキサの回転軸線をタンク中心に対
して左右に適当な角度範囲2α(第2図)で移動せしめ
て運転するのが好適である。本実施例においては羽根車
12が中央部に設置されているとき(作業工程I〜■)
は側部ミキサMIX−A及びMIX−Cは第2図でみて
左方向に10°傾いて運転され、羽根車12が外周辺部
に設置されるに従って(作業工程■〜xv)、側mミキ
?MIX−A及びMIX−Cは左方向に30°傾いて運
転された。この運転により原油タンク内の7ラツクスオ
イルは第2図でみて反時計方向に流動する。次で側部ミ
キサMIX−A及びMIX−Cは右方向に30°傾けて
運転し、原油タンク内の7ラツクスオイルの流動方向を
時計方向へと逆転せしめる(作業工程XVT 〜XXI
)。−m(7)羽根車12A、 12C及ヒ12Dが中
央部に設置されると(作業工程111(L側部ミキサM
 I X −A及びMIX−Cは右方向に10″、傾け
て運転した。
上記6 kにて原油タンク内の7ラツクスオイル中に原
油タンク底壁、外周側壁及び浮屋根の天井裏からのスラ
ッジが十分に拡散されたとき、タン゛り1内のスラッジ
含有ワックスオイルはバルブ20及び22を開きポンプ
Pを作動せしめることによって受入タンク14内へと放
出した。
スラッジ放出後の原油タンク1を検査したところ、浮屋
根の天井裏のスラッジSは殆んど完全に除去きれており
、スラッジSはタンク底壁土に・わずかに残っているに
過ぎなかった。斯る残留スラッジは人手により回収され
た。
従来行なわれているように、原油タンク内油温を上昇さ
せ循環し、側部ミキサのみを使用した掃除方法によると
、スラッジの溶解作業に21日を必要とし、しかもデツ
キ天井裏のスラッジは殆んど除去されていなかった。
上記実施例においては羽根車12は駆動軸に1個取付け
られ、従って駆動モータMを正、逆の両方向に′6時間
及び15時間の割合で回転させることによってタンク底
壁及びルーフデツキ天井裏のスラッジを掃除するように
構成されたが、駆動軸に羽根のねじれ方向が異なる二つ
の羽根車を取付けることも可能である。このような羽根
車を使用した場合には駆動モータは一定方向に回転させ
ればよく、駆動系統が簡単となり、更には掃除時間を短
縮することができる。
更に又、羽根車12の羽根はその軸ヘッド部への取付角
度を変えられる構成とすることもできるであろう。斯る
構造の羽根車は従来周知であり、詳しい説明は省略する
。このような羽根車を使用すると、回転数は一定で種々
の出力を得ることができ本発明の実施には極めて好適な
構成であろう。
【図面の簡単な説明】
・第1図は本発明に係る原油タンクの掃除方法を説明す
るための浮屋根式原油タンク及び関連設備の概略断面図
である。 第2図は浮屋根式原油タンクの概略平面図であ・る。 第3図は折曲げ自在インペラ付羽根車の部分断面正面図
である。 第4図は第3図の羽根車のインペラの詳細図である。 1:浮屋根式タンク 2:外周側壁 4:底 壁 6:浮屋根 8:ルーフデツキ 10:ポンツーン 14:受入タンク 30:循環加熱装置 S =スラッジ MIX−AXBXCj側部ミキサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 −1)i油タンクのルーフデツキに多数の貫−開口を設
    け、該開口の中の所定位置の開口を通して原油タンクの
    内部へと羽根車を挿入し、そして該羽根車を回転して原
    油タンク内にルーフデツキ側からタンク底壁に向う方向
    及びタンク底壁からルーフデツキ側に向う方向に液体の
    流動を生ぜしめ原油タンク底壁に堆積したスラッジ及び
    ルーフデツキの天井裏に付着したスラッジを除去するよ
    うにし、前記羽根車はルーフデツキ上の他の種々の位置
    へと移動して設置しルーフデツキの種々の位置の開口に
    挿入して作動せしめるようにしたことを特徴とする原油
    タンクの掃除方法。 2)羽根車は、最初は原油タンク内の液体をルーフデツ
    キ側からタンク底壁に向う方向に、次でタンク底壁から
    ルーフデツキ側に向う方向へと交互すこ流動せしめるよ
    うに作動して成る特許請求の範囲@1項記Qセの方法。 3)羽根車は、原油タンク内の液体をルーフデツキ側か
    らタンク1氏壁に向う方向及びタンク底壁からルーフデ
    ツキ側Gこ向う方向へと同時に流動ぜしめるように作動
    して成る特許請求の範囲第1項記載の方法。 4)油温は約60’C〜約70℃に保持して成る特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 5)羽根車は315台使用し、該羽根車は@初は原油タ
    ンクの中央部に設置し、以後外周辺部へとt8動せしめ
    て設置するようにしプこ特許請求の範囲第4項記載の方
    法。 6)油温は常温であり、羽根車は3〜5台使用し、該羽
    根車は最初は原油タンクの周辺部に設置し、以後中央部
    へと移動し、引き続きスラッジ排出口周辺へと移動せし
    めて設置するようにした特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 7)原油タンクのルーフデツキに多数の貫通開口を設け
    、該開口の中の所定位置の開口を通して原油タンクの内
    部へと羽根車を挿入し、そして該羽根車を回転して原油
    タンク内にルーフデツキ側がらタンク底壁に向う方向及
    びタンク底壁がらルー7デツキ側に向う方向に液体の流
    動を生ぜしめ、同時に該原油タンクの外周側壁に側部ミ
    キサを設け、原油タンク内の液体を撹拌するように構成
    しタンク底壁に堆積したスラッジ及びルー7デツキの天
    井裏に付着したスラッジを除去するようにし、前記羽根
    車はルーフデツキ上の他の種々の位置へと移動して設置
    しルーフデツキの種々の位置の開口に挿入して作動せし
    めるようにしたことを特徴とする原油タンクの掃除方法
    。 8)羽根車は、最初は原油タンク内の液体をルーフデツ
    キ1ttlIからタンク底壁に向う方向に、次でタンク
    底壁からルー7デツキ側に向う方向へと交互(こ・流動
    せしめるように作動して成る特許請求の範囲第7項記載
    の方法。 9)羽根車は、原油タンク内の液体をルーフデツキ側か
    らタンク底壁に向う方向及びタンク底壁がらルー7デツ
    キ側に向う方向へと同時に流動せしめるように作動して
    成る特許請求の範囲第7項記10)油温は約60°C〜
    約70°Cに保持して成る特許請求の範囲第7項記載の
    方法。 11)羽根車は3〜5台使用し、該羽根車は最初は原油
    タンクの中央部に設置し、以後外周辺部へと移動せしめ
    て設置するようにした特許請求の範囲第10項記載の方
    法。 12)油温は常温であり、羽根車は6〜5台使用し、該
    羽根車は最初は原油タンクの側部ミキサ周辺部に設置し
    、以後中決部へと移動し、引き続きスラッジ排出口周辺
    へと移動せしめて設置するようにした特許請求の範囲第
    7項記載の方法。 13)側部ミキサは原油タンク内の油を時計方向及び反
    時計方向に流動させるべくその回転軸線が原油タンクの
    中心に対して所定の角度範囲内にて変動するように構成
    し、羽根車がタンクの中央部から外周辺部へと移動する
    につれて側部ミキサの回転軸線は原油タンクの中心から
    離れる方向へと漸次増大して移動され、次で原、油タン
    ク内の油の流動方向を逆転せしめるために側部ミキサは
    そのば転軸線が原油タンクを中心とした反対の方向へと
    移動するように転向されて成る特許請求の範囲第8項〜
    第12項のいずれかの項に記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5289285A (en) * 1991-08-05 1994-02-22 Sony Corporation CS broadcast receiving system providing increased tuning accuracy when reciving a CS sound broadcast signal

Citations (2)

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JPS5159464A (en) * 1974-11-20 1976-05-24 Taiho Kogyo Co Ltd Yusooirusuratsujino jokyohoho
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