JPS59112849A - 微粉砕機に於ける冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、微粉砕機に於ける冷却装置に関するものであ
る。

従来の微粉砕機には第１図及び第２図に示す如く外側表
面に母線に沿った多数の矩形の凹部１ｍと凸部１ｂを周
方向に連ねて凹凸面を形成した円筒状の回転子２を垂直
回転軸８に支持し、この回転子２の凸部１ｂとの間に一
定の間隙４を存して内側表面に母線に沿った多数の矩形
の凹部５ａと凸部５ｂを周方向に連ねて凹凸面を形成し
た固定子６を嵌装し、回転子２と固定子６との間の粉砕
室内に下方から被粉砕物粒子を供給し、前記回転子２の
高速回転により被粉砕物粒子を微粉砕し、上方から排出
する微粉砕機７や、この微粉砕機に於いて固定子６の内
側表面の凹凸面を第８図に示す如く三角形の凹部５ａ’
と凸部５　ｂ’を周方向に連ねた凹凸面に変更した微粉
砕機７′や、この微粉砕機に於いて第４図に示す如く回
転子２の外側表面の上下方向に適当間隔を存して、底の
部分の直径が凹部１ｍの外径より小さい水平な環状溝８
を複数例えば２本設け、固定子６の内側表面の上下方向
に適当間隔を存して、内径が前記回転子２の凹部１ａの
外径より小さく且つ環状溝８の底の部分の直径より大き
い分級リング９を、複数枚例えば８枚着脱可能に設けて
、中段、下段の分級リング９を前記環状溝８内に嵌入し
て両者の間にラビリンス通路１０を形成し、上段の分級
リング９を回転子２の上端外周側の上方に配した微粉砕
機１１、がある。

これらの微粉砕機は、 イ）回転子２が高速回転する。

口）回転子２と固定子６との間隙４が狭い。

ハ）粉砕製品の粒度を小さくする為に、粉砕室通過空気
量を制限する。

などの理由により、空気排気温度が上昇し、固定子６が
局部的に昇温する。その結果、被粉砕物粒子の種類によ
っては粉砕不可能となる場合があり、また粉砕はできる
が粉砕製品が熱的変化を受け、好ましくないという場合
もある。例えば、トナー或いは合成樹脂は軟化点が低く
、粉砕不可能となり、コヒー粉末、ブドウ糖、ある種の
医薬品等の弱熱性物質は熱的変化を受ける。

このような欠点を解消する為、従来は微粉砕機内に被粉
砕物粒子と共に導入する空気を冷却する為に１第５図に
示す如く微粉砕機７の固定子６の下端に連なる下部ケー
シング１２の底板に設けられた被粉砕物粒子と空気の導
入管１８の途中に被粉砕物粒子の供給口１４を設け、導
入管１Ｂの先端に空気冷却器１５を連結し、この空気冷
却器１５の冷却コイル１６の入口と冷凍機１７の出口と
を配管１８にて連結し、冷却コイル１６の出口とブライ
ンタンク１９の入口とを配管２０にて連結し、ブライン
タンク１９の出口と冷凍機１７の入口とをポンプ２１を
途中に備えた配管２２にて連結している。図中２３は微
粉砕機７０回転子２を高速回転する電動機で、ベルト２
４を駆動走行して垂直回転軸８を回転するようになって
いる。２５はバグフィルタ−で、その入口に微粉砕機７
の粉砕製品排出口２６に連結された排出管２７の先端を
連結している。バグフィルタ−２５の出口には途中に吸
引送風機２８を備えた排気管２９を連結している。

微粉砕機７内に被粉砕物粒子と共に導入される空気は、
前記空気冷却器１５を通過して冷却コイル１６により予
め必要温度捷で冷却される。

しかしこのような導入空気の冷却では、排気温度を目的
の温度に抑えることはできるが、固定子６の局部的な温
度上昇を抑えることができ゛なかった。

本発明は斯かる問題を解消すべくなされたものであり、
微粉砕機の排気温度を抑えることができることは勿論の
こと、固定子の局部的な温度上昇を抑えることのできる
微粉砕機に於ける冷却装置を提供せんとするものである
。

以下本発明による微粉砕機に於ける冷却装置の一実施例
を第６図及び第７図によって説明する。図中第１図及び
第５図と同一符号は同一物を示すので、その′説明を省
略する。微粉砕機７の固定子６の外周に冷却用ジャケッ
ト８０を設け、微粉砕＄７内に被粉砕物粒子と共に導入
する空気を冷却する導入管１８の先端の空気冷却器１５
の冷却コイル１６の川口と前記冷却用ジャケット８０の
下端の入口とを配管８１にて連結し、冷却用ジャケット
８０の出口とブラインタンク１９０入口とを配管８２に
て連結する。

ブラインタンク１９の出口は冷凍機１７０入口と途中に
ポンプ２１を備え念配管２２にて連結されている。

尚、第４図に示す微粉砕ｉｌｌの固定子６の外周に第８
図に示す如く冷却ジャケット８０′を設けた場合は、分
級リング９九より冷却ジャケット８０′が上、中、下三
段に分割されるので、下段の冷却ジャケラ）８０’ａの
上端と中段の冷却ジャケラ）８０’ｂの下端とを、ま之
中段の冷９２人口を、上段の冷却ジャケット８０′ｃの
上端に出口を設ける。

さて、第６図に示される電動機２８を駆動して微粉砕機
７或いは１１を運転し、また吸引送風機２８を運転する
と共に冷凍機１７及びポンプ２１を運転Ｌ　、冷凍機１
７がら空気冷却器１５の冷却コイル１６に低温のプライ
ンを送り、空気冷却器１５に導入した空気を冷却してθ
〜５Ｃの低温空気とし、これを導入管１８を通して微粉
砕機７或いは１１内に導入すると共に導入管１Ｂの途中
の供給口１４から被粉砕物粒子を連続的に供給し、該被
粉砕物粒子を低温空気に乗せて微粉砕機７或いはｌｌ内
に導入し、回転子２と固定子６との間の粉砕室内で回転
子２の高速回転により被粉砕物粒子を微粉砕し、この′
粉砕製品を低温空気と共に排出口ｚ６から排出管２７を
通してバグフィルタ−２５に導入し、ここで粉砕製品と
低温空気とを分離し＼低温空気は吸引送風機２８を経由
して排気管２９より排気し、粉砕製品はバグフィルタ−
２５から図示せぬホッパーに送られて貯留される。

上記の微粉砕機７或いは１１の運転による被粉砕物粒子
の微粉砕により固定子６は、局部的に温度上昇するが、
本発明の冷却装置によれば空気冷却器１５で空気を冷却
した冷却コイル１６中のグラインが該冷却コイル１６の
出口から配管８１を通って冷却ジャケット８０或いは８
０’に入るので、固定子６が冷却される。特にプライン
は、冷却コイル１６の出口で一５ｔＺ’−ＱＣ’と温度
が低いので、冷却ジャケット８０或いは８０′に入った
際、固定子６との温度差が大きく、従って該固定子６は
充分低温のプラインにより冷却されるので、固定子６０
局部的な温度上昇が抑えられる。

以上の説明で判るように本発明の微粉砕機に於ける冷却
装置によれば、運転時の微粉砕機の排気温度を抑えるこ
とができ、且つ従来不可能であった固定子の局部的な温
度上昇を抑えることができるので、軟化点の低いトナー
或いは合成樹脂等の被粉砕物粒子でも粉砕不可能となる
ことが無く円滑に粉砕でき、ま念弱熱性物質であるコヒ
ー粉末、ブドウ糖、成る種の医薬品等の被粉砕物粒子で
も熱的変化を受けることなく粉砕できる。

また本発明の冷却装置によれば、導入空気の冷却と固定
子の冷却とが１台の冷却装置で行われるのであるから、
極めて効率の良い冷却設備であり、運転費も安価で経済
的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は微粉砕機の一例を示す縦断面図、第２図は第１
図の１−１線断面図、第８図は第１図の微粉砕機に於け
る固定子の内側表面の凹凸面を変更した第１図の１−１
線断面図、第４図は微粉砕機の他の例を示す縦断面図、
第５図は微粉砕機に於ける従来の導入空気の冷却装置を
示す系統図、第６図は本発明の微粉砕機に於ける冷却装
置を示す系統図、第７図は本発明の冷却装置に於ける微
粉砕機の一例を示す縦断面図、第８図は本発明の冷却装
置に於ける微粉砕機の他の例を示す縦断面図である。 １ａ・・・凹部　１ｂ・・・凸部　２・・・回転子　８
・・・垂直回転軸　４・・・間隙　５ｍ、５Ｂ’・・・
凹部５ｂ、５ｂ’・・・凸部　６・・・固定子　７　、
　＃１１・・・微粉砕機　１８・・・導入管　１５　用
空気冷却器１６・・・冷却コイル　１７・・・冷凍機　
１８・・・配管１９・・・プラインタンク　２ｏ・・・
配管　２１・・・ポンプ　２２・・・配管　８０．ｌｊ
Ｑ’・・・冷却用ジャケット　８１・・・配管　８２・
・・配管出願人　　川崎重工業株式会社 代理人　　弁理士　高　　雄次部“’、：’Ｈ１′−・
Ｉ 第１図 第２図 第４図 第７図 ７

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 垂直回転軸に支持され外側表面の母−に沿って多数の凸
   部を有する回転子と、該回転子との間に一定間隙を存し
   て嵌装された内側表面の母線に沿って多数の凸部を有す
   る固定子との間で被粉砕物粒子を微粉砕する微粉砕機に
   於いて、固定子の外周に冷却用ジャケットを設け、微粉
   砕機内に導入する空気を冷却する導入管先端の冷凍機の
   入口とを途中にポンプを備えた配管を砕機に於ける冷却
   装置。