JPS5911143Y2 - 手摺りの取付け構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、手摺りの取付け構造に関する。

従来、戸袋を有する窓に手摺りを取付けるには、第３図
に示すように窓の左右両端部の外壁部に支柱をブラケッ
トによって固定し、この支柱間に手摺りを取付ける方法
で一般に知られている。

しかしながら、この種の取付け構造では柱等の構造体に
ブラケットを固定したり、また外壁がモルタル仕上げの
場合には外壁の所要部分を削ってブラケットを固定する
ため、施工が大規模になるばかりでなく外壁を損傷する
欠点があった。

この考案は前記従来の問題点を解決するために考案され
たもので、支柱に代わる補強部材を戸袋の戸先妻板側端
部に設け、この補強部材に手摺りの一端部を取付けるこ
とによって、外壁がモルタル仕上げの場合でも、朴壁を
損傷することなく簡単に手摺りの取付けが可能な手摺り
の取付け構造を提供することを目的とする。

以下、この考案を図示する実施例によって説明する。

戸袋１の戸先妻板２側端部に補強部材３が設けられ、こ
の補強部材３に手摺り４の一端部が取付けられている。

補強部材３は、断面略角筒状をなし、戸先妻板２の室外
側先端部位置に、左右両側面に突出するように上下方向
に連続して戸先妻板２と一体に形戊され、鏡板６を嵌め
込みやすいようになっている。

そして、補強部材３の反戸尻妻板５側部に手摺り４の一
端部が取付けられている。

なお、補強部材３が戸先妻板２と一体に形或されている
ので、戸先妻板２の耐久性が期待できる。

第２図は補強部材３の部分拡大横断面図である。

図に示すように、補強部材３は戸先妻板２の室外側先端
部位置に、左右両側面に突出するように、上下方向に連
続する略角筒状をなし、一体に形威されている。

従って戸先妻板２の左右勝手違いの使用が可能である。

この考案は以上の構或からなり、次のような効果を得る
ことができる。

■ 戸袋の戸先妻板側端部に略筒状の補強部材を上下方
向に通して設け、この補強部材の側部に手摺りの一端部
を取付けられるようになっているので、手摺りの取付作
業が非常に簡単である。

また、外壁がモルタル仕上げの場合でも、何等外壁を損
傷することがない。

■ 補強部材は戸先妻板の室外側先端部位置に、左右両
側面に突出するように形威されているので、戸先妻板の
左右勝手違いの使用が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例を示すものであり、補強部材
と手摺りとの連結状態を示す横断面図、第２図は補強部
材の部分拡大横断面図、第３図は従来例を示す正面図で
ある。 １・・・・・・戸袋、２・・・・・・戸先妻板、３・・
・・・・補強部材、４・・・・・・手摺り、５・・・・
・・戸尻妻板、６・・・・・・鏡板用パネル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 戸袋１に隣接して設けられた手摺り４の取付け構造にお
   いて、前記戸袋１の戸先妻板２側端部の室外側先端部位
   置に、左右両側面が突出するように、上下方向に連続す
   る略筒状の補強部材３を設け、この補強部材３の側部に
   手摺り４の一端部を取付けたことを特徴とする手摺りの
   取付け構造。