JPS5911112Y2 - ホッパ−の排出量制御装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、穀粒等の粒状物を貯留したホツパーから一
定量の粒状物を正確に取り出せるようにしたものである
。

この考案の一実施例を図面で説明すると、１は穀粒等の
粒状物を貯留するホツパーであって、その下方に排出口
２を設ける。

この排出口２には、この排出口２を自重で゛閉蛸するよ
う排出ゲート３を枢着５する。

４はこの排出ゲート３が排出口２を開口する方向へ操作
するための取手である。

６はソレノイドであって、通電時にロツド７を退入させ
るべく、引張バネ８でロツドを非通電時に進出させてい
る。

９は、ソレノイド６を装着した機枠１３に固定して設け
た固定軸で、係合部１１を有する係金具１０を枢着し、
この保合具１０は、ネジで長さを変えられるようにした
連結ロツド１２でロツド７に連結して、ソレノイド６の
通電によって保合具１０が回動するようにする。

１４は作動具であって、一端を排出ゲート３の回動外側
に枢着１６シ、他端の長穴１５を固定軸９に遊拝する。

作動具１４の係合具１０側には引掛部１７と端面１０と
を設ける。

次に作用を説明すると、排出ゲート３の取手４を持って
排出口２を開口すると、作動具１４の引掛部１１に係合
具１０の係合部１１が係合して、排出ゲート３が排出口
２を開口した状態に保持する。

（第１図参照） ソレノイド６に通電すると、係合具１０の係合部１１が
作動具１４の引掛部１７から外れて排出ゲート３は下降
して排出口２の一部閉鎖状態までなると、作動具１４の
端面１８に係合具１０の係合部１１が係合してこの状態
を保持する。

（第２図参照）なお、連結ロツド１２の長さを調節する
ことにって、排出ゲート３の排出口２開口度を調節でき
るのである。

第２図の状態からソレノイドへの通電を断つと、作動具
１４の端面１８と係合具１０の係合部１１との係合が外
れて排出ゲート３はさらに降下して、排出口２を完全に
閉鎖しホッパ−１からの粒状物の排出を止める。

（第３図参照）このように、この考案は、ホッパ−１の
排出口２に枢着した排出ゲート３とロツド７を進退させ
るソレノイド６との間に固定軸９を設け、この固定軸９
に枢着した保合具１０を該ソレノイド６のロツド７に連
結し、一端を排出ゲート３に枢着すると共に他端を該固
定軸９に遊挿した作動具１４に引掛部１７と端面１８を
設け、ソレノイド６の作動によって係合具１０の係合部
１１を作動具１４の引掛部１７に係合したり、端面１８
に係合したり、全く係合させなくして、排出ゲート３が
排出口２を全開、一部閉鎖、完全閉鎖に作動すべく構或
したのであるから、ホッパ−１からの一定量排出の場合
に例えば、所定量の９０％まで排出口２を全開にしてい
て、残１０％を一部閉鎖にし、所定量で完全閉鎖にすれ
ば、迅速確実に所定量を排出することができる。

また、作動具１４の端面１８が係合具１０の係合部１１
より下側で略水平になって係合されるので、作動具１４
と係合具１４の係合が確実である。

【図面の簡単な説明】

図はこの考案の一実施例を示す正面図で、第１図は排出
口を全開にした状態、第２図は一部閉鎖の状態、第３図
は完全に閉鎖の状態である。 １・・・・・・ホツパー、２・・・・・・排出口、３・
・・・・・排出ゲート、６・・・・・・ソレノイド、７
・・・・・・ロツド、９・・・・・・固定軸、１０・・
・・・・係合具、１１・・・・・・係合部、１４・・・
・・・作動具、１７・・・・・・引掛部、１８・・・・
・・端面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ホツパーの排出口に枢着した排出ゲートとロツドを進退
   させるソレノイドとの間に固定軸を設け、この固定軸に
   枢着した係合具を該ソレノイドのロツドに連結し、一端
   を排出ゲートに枢着すると共に他端を該固定軸に遊挿し
   た作動具に引掛部と端面を設け、ソレノイドの作動によ
   って保合具の保合部を作動具の引掛部に係合したり、端
   面に係合したり、全く係合させなくして、排出ゲートが
   排出口を全開、一部閉鎖、完全閉鎖に作動すべく構或し
   たホツパーの排出量制御装置。