JPS5910986B2 - テツ−ニツケルケイコウトウジリツゴウキン - Google Patents
テツ−ニツケルケイコウトウジリツゴウキンInfo
- Publication number
- JPS5910986B2 JPS5910986B2 JP50145942A JP14594275A JPS5910986B2 JP S5910986 B2 JPS5910986 B2 JP S5910986B2 JP 50145942 A JP50145942 A JP 50145942A JP 14594275 A JP14594275 A JP 14594275A JP S5910986 B2 JPS5910986 B2 JP S5910986B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- magnetic permeability
- high magnetic
- less
- blister
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、Ｆｅ−３５〜９０Ｎｉ系高透磁率合金中の酸
化物組成のうち、Ｍｎ０含有量を微量化することによつ
て、゛フクレ’’の発生を防止したＦｅ−Ｎｉ系高透磁
率合金に関するものである。
化物組成のうち、Ｍｎ０含有量を微量化することによつ
て、゛フクレ’’の発生を防止したＦｅ−Ｎｉ系高透磁
率合金に関するものである。
゛゛パーマロイ’’で代表される鉄ニッケル系高透５
磁率合金は、ほとんどフープ材に仕上げられ、その磁気
特性を利用して、たとえば磁気記憶装置、音響機器など
に使用する磁気へソドのコア材として多量に使用されて
いる。ところが、フープ材には第１図の写真に示すよう
に、圧延方向に沿つて１０幅約ｌｗｔｍ）長さ５〜２０
ｍＦＦｌ程度の゛フクレ’’と称する欠陥が発生するこ
とがあり、厚さ精度、成形品の美観、磁性などに悪影響
を及ぼしている。この゛フクレ’’の発生原因は、おお
むね、この合金フープ材の焼鈍工程において、焼鈍雰囲
気中１５に含まれている水素と、合金中に存在していろ
酸素との親和力が弱い金属酸化物を構成している酸素と
が結合してＨ２Ｏが生成し、これが゛フクレ’’となつ
てあられれるものと推定している。このため、Ｆｅ−Ｎ
ｉ合金中の金属酸化物の組２０成どフクレ’’と関係が
あるかどうか基礎的実験を行つた結果、前記酸化物のラ
ち、とくにマンガン酸化物が比較的多量に含む場合゛フ
クレ’’が発生し易いことを知見した。
磁率合金は、ほとんどフープ材に仕上げられ、その磁気
特性を利用して、たとえば磁気記憶装置、音響機器など
に使用する磁気へソドのコア材として多量に使用されて
いる。ところが、フープ材には第１図の写真に示すよう
に、圧延方向に沿つて１０幅約ｌｗｔｍ）長さ５〜２０
ｍＦＦｌ程度の゛フクレ’’と称する欠陥が発生するこ
とがあり、厚さ精度、成形品の美観、磁性などに悪影響
を及ぼしている。この゛フクレ’’の発生原因は、おお
むね、この合金フープ材の焼鈍工程において、焼鈍雰囲
気中１５に含まれている水素と、合金中に存在していろ
酸素との親和力が弱い金属酸化物を構成している酸素と
が結合してＨ２Ｏが生成し、これが゛フクレ’’となつ
てあられれるものと推定している。このため、Ｆｅ−Ｎ
ｉ合金中の金属酸化物の組２０成どフクレ’’と関係が
あるかどうか基礎的実験を行つた結果、前記酸化物のラ
ち、とくにマンガン酸化物が比較的多量に含む場合゛フ
クレ’’が発生し易いことを知見した。
この知見にもとづいて、鉄−ニッケル系高透磁２５率合
金中のマンガン酸化物を微量化する溶解法を採用するこ
とにより、゛フクレ’’の発生を防止することができた
。
金中のマンガン酸化物を微量化する溶解法を採用するこ
とにより、゛フクレ’’の発生を防止することができた
。
以下、実例をもつて具体的に説明する。
すなわち、前記溶解法によつて得た鋳塊を熱間ｎ 鍛造
→熱間圧延→冷間圧延Θ中間焼鈍→仕上冷間圧延→最終
焼鈍（光輝焼鈍）工程をへて得た供試材（フープ材）の
化学成分、酸化物成分および直流磁気特性として最大透
磁率値を第１表に示す。
→熱間圧延→冷間圧延Θ中間焼鈍→仕上冷間圧延→最終
焼鈍（光輝焼鈍）工程をへて得た供試材（フープ材）の
化学成分、酸化物成分および直流磁気特性として最大透
磁率値を第１表に示す。
同表において、従来材とは本発明材のごとき前３５記溶
解法によらないで溶製したＦｅ−７９％Ｎｉ系合金で、
酸化物中のＭｎ０は７ＰＰＭ以下（Ａｌ）のものから２
８ＰＰＭ（ム４）のものにわたつて１ヨ７−いる。
解法によらないで溶製したＦｅ−７９％Ｎｉ系合金で、
酸化物中のＭｎ０は７ＰＰＭ以下（Ａｌ）のものから２
８ＰＰＭ（ム４）のものにわたつて１ヨ７−いる。
この場合、ＭｎＯ％が１０ＰＰＭ以上含有するものには
１フクレ１が発生している。
１フクレ１が発生している。
これに対し、ＭｎＯ％を１０ＰＰＭ以下、好ましくは７
ＰＰＭ以下にまで微量化した本発明材にばフクレ”は、
まつたく発生していないことがわかつた。なお、上記に
示す本発明の成果は、第１表に示すＦｅ−７９Ｎｉ系高
透磁率合金のほか、少数例であるがＦｅ−７ ９Ｎｉ−
４Ｍ０系、Ｆｅ−７９Ｎｉ−４Ｍ０−３．５Ｃｕ系、Ｆ
ｅ−４５Ｎｉ系などの高透磁率合金においても得られた
。
ＰＰＭ以下にまで微量化した本発明材にばフクレ”は、
まつたく発生していないことがわかつた。なお、上記に
示す本発明の成果は、第１表に示すＦｅ−７９Ｎｉ系高
透磁率合金のほか、少数例であるがＦｅ−７ ９Ｎｉ−
４Ｍ０系、Ｆｅ−７９Ｎｉ−４Ｍ０−３．５Ｃｕ系、Ｆ
ｅ−４５Ｎｉ系などの高透磁率合金においても得られた
。
通常、Ｆｅ−Ｎｉ系高透磁率合金には、その磁性および
耐摩耗性改善のために、ＭＯ，Ｃｕ，Ｃｒ，Ｔｉ，Ｎｂ
．Ｔａ，Ｗ，Ｖなどを１０％まで含有させているが、こ
れらの元素の含有ばフクレ”の発生に関係がないから、
本発明合金にこれらの元素を含有させることは支障がな
い。以上のとおり、本発明はＦｅ−Ｎｉ系高透磁率合金
フープ材に発生し易い゛フクレ”を合金中のＭｎＯ含有
量を７ＰＰＭ以下に微量化することによつて防止するこ
とであり、これによつて、厚さ精度、成形品の美観、磁
性の改善に寄与するところは著大である。
耐摩耗性改善のために、ＭＯ，Ｃｕ，Ｃｒ，Ｔｉ，Ｎｂ
．Ｔａ，Ｗ，Ｖなどを１０％まで含有させているが、こ
れらの元素の含有ばフクレ”の発生に関係がないから、
本発明合金にこれらの元素を含有させることは支障がな
い。以上のとおり、本発明はＦｅ−Ｎｉ系高透磁率合金
フープ材に発生し易い゛フクレ”を合金中のＭｎＯ含有
量を７ＰＰＭ以下に微量化することによつて防止するこ
とであり、これによつて、厚さ精度、成形品の美観、磁
性の改善に寄与するところは著大である。
第１図はフープ材にあられれだフクレ”の外観写真（現
寸）。
寸）。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ Ｃ：＜０．０３％、Ｓｉ：＜０．２％、Ｍｎ：０．
１０〜２．０％、Ａｌ：＜０．０５％、Ｎｉ：３５〜９
０％、残部Ｆｅと不可避的不純物からなる高透磁率合金
中の酸化物組成のうち、ＭｎＯ含有量も７ＰＰＭ（０．
０００７％）以下に調整したことを特徴とする鉄−ニッ
ケル系高透磁率合金。 ２ Ｃ：＜０．０３％、Ｓｉ：＜０．２％、Ｍｎ：０．
１０〜２．０％、Ａｌ：＜０．０５％、Ｎｉ：３５〜９
０％、およびＭｏ、Ｃｕ、Ｃｒ、Ｔｉ、Ｎｂ、Ｔａ、Ｗ
、Ｖの１種または２種以上を各々１０％以下、残部Ｆｅ
と不可避的不純物からなる高透磁率合金中の酸化物組成
のうち、ＭｎＯ含有量を７ＰＰＭ（０．０００７％）以
下に調整したことを特徴とする鉄−ニッケル系高透磁率
合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50145942A JPS5910986B2 (ja) | 1975-12-09 | 1975-12-09 | テツ−ニツケルケイコウトウジリツゴウキン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50145942A JPS5910986B2 (ja) | 1975-12-09 | 1975-12-09 | テツ−ニツケルケイコウトウジリツゴウキン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5269816A JPS5269816A (en) | 1977-06-10 |
| JPS5910986B2 true JPS5910986B2 (ja) | 1984-03-13 |
Family
ID=15396601
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50145942A Expired JPS5910986B2 (ja) | 1975-12-09 | 1975-12-09 | テツ−ニツケルケイコウトウジリツゴウキン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5910986B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6033289B2 (ja) * | 1979-07-18 | 1985-08-02 | 松下電器産業株式会社 | 金属薄膜型磁気記録媒体 |
| US4752344A (en) * | 1986-12-22 | 1988-06-21 | International Business Machines Corporation | Magnetic layer and method of manufacture |
-
1975
- 1975-12-09 JP JP50145942A patent/JPS5910986B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5269816A (en) | 1977-06-10 |
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