JPS59109718A - コンロ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野一 本発明は調理用のコンロに関するものである。

従来例の構成とその問題点 現在一般に使用されているコンロは第１１図に示すよう
にバーナ１と受皿２の間に十分な間隙３をもたせ又バー
ナ１の中央部にも通孔４をもたせ燃焼用空気を受皿２下
より十分に与えている。しかしこのものにおいては煮こ
ぼれが生じた場合煮汁は空気用の間隙３やバーナ中央の
通孔４よシ受皿２下部に落下し器具や周囲を汚していた
。これがコンロに対する最大のクレームとなっており、
最近煮汁が受皿よシ下に落下しない方式が多数提案され
て来た。しかし実用になっているものは外国製品に見ら
れるバーナ中央通孔のないものや受皿とバーナ間隙のみ
を閉基したものであり前者は日本の料理事情に適合せず
又後者は煮汁による汚れをいくらか改良したが十分でな
い。即ち受皿より下に煮汁が落下せずしかも内炎の存在
するものが要求されている。このため我々は第２図に示
すようにバーナ１の中央通孔４の下側に受皿２が入るよ
うな構成の煮汁が受皿下に落下しない言わゆるクリーン
タイプのコンロを提案した。しかしこの場合受皿２が非
常に深くなシ加工性に問題があるばかりでなくバーナ内
外周への二次空気の供給バランスの調整が必要となり燃
焼を悪化させる傾向にあった。特にバーナ外周への二次
空気の供給が上方よシ受皿にそって下向きに廻り込むよ
うな経路を取るため受皿を必要以上に大きくぜねばなら
ず燃焼性の悪化や熱効率を十分高めることが出来なかっ
た。

発明の目的 本発明は上記問題を解消するもので、クリーンバーナの
小型化、燃焼性の向上および熱効率の向上を目的とする
。

発明の構成 本発明は上記目的を達するため天板に受皿と五徳を載置
し、該受［１■と五徳間にバーナを配設するとともに煮
汁が前記受皿下に落下しない構成としたコンロにおいて
、前記バーナ外周部に汁受キャップを装着し、前記受皿
に設けたバーナ内周用二次空気口を覆って汁受キャップ
を受皿に略密接配設し、又前記五徳下部に該五徳で槍っ
てバーナ外周への二次空気孔を配設したものであり煮汁
の受皿下への落下を防止するとともにバーナ火炎への二
次空気の効果的供給を行うことにより良好な燃焼性を確
保するとともに排気通路と給気通路を分離し、五徳高さ
を低くすることにより熱効率を旨めるものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例を第３図をもとに説明する。

５はごンロバーナであり、内周に中央空気通孔６、外周
に主炎孔７を形成する歯溝をもち、前記中央通孔６近傍
で主炎孔７間に内炎孔８をもったバーナキャップ９と、
該バーナキャップ９を載置したバーナヘッド１ｏ及び該
ヘッド１ｏと連結した混合管１１．ノズル（図なし）と
よりなる。ＭｉＪ記バーナヘッド１ｏは前記バーナキャ
ップ９とで形成する主炎孔７の下部に設けた汁受キャッ
プ１２を載置する汁受キャップ受部１３及びその下部に
設けた傘部１４を有し、該ヘッド底部と間隙をおいて下
方へ配設されて受皿１５０貫通孔１６を貫通し混合管１
１と連絡している。尚、前記傘部１４は前記貫通孔１６
よシ大径で煮汁が落下しないよう形成されている。１７
は受皿１５に設けられたバーナ中央通孔６へ内炎孔用の
二次空気を供給するための内周用空気口であり前記汁受
キャップ１２の内周側で前記中央通孔６の直下をさけ配
設され煮汁が落下しないよう構成されている。該受皿キ
ャップ１２は前記内炎用空気孔１７への煮汁を防止する
ばかりでなく受皿１５との間で前記内周空気口１７から
中央通孔６へのバーナ内周への二次空気通路を独立形成
する目的を有し、汁受キャップ１２と受皿１６の外周に
対する間隙人（第４図）は望ましくはないか多くとも６
岨以内に設定されている。この間隙は中央通孔６に落下
した煮汁が受皿１６の汁受キャップ１２に囲まれた部分
のみにとどまることのない配慮で８シ受皿の落下汁収容
能力が十分であれば間隙は不要である。

１８は受皿受部でありコンロ）ノブ部としての天板１９
より低位にありバーナ５を収納した内周側を傾斜２ｏさ
せ天板形成面とし、その途中にバーナ外周への二次空気
を供給する複数の気孔２１を配設している。２２は五徳
で前記天板１９に載置し、該五徳ベース部２３は前記気
孔２１を上方より間隙をもって覆い受皿１６との間にも
間隙２４を形成するようにベース内周辺２６を形成する
とともに該ベース部上面を少くともバーナ６より上位に
位置せしめている。２６は鍋を示す。

尚、五徳ベース内周辺２５はその下部を内周方向に傾斜
させバーナ外周空間を制限するとともに、炎孔７よシ十
分下位まで形成させている。

上記構成においてガス燃料を供給し点火・燃焼させる。

燃焼用空気１ｌ−１：１部は予混合気（１次空気）とし
て混合管１１で予混合し供給され、バーナ内周への二次
空気は受皿１６の内周用空気口１７より、バーナ外周へ
の二次空気は天板１９の額斜部２０１Ｃ設けられた気孔
２１よシ供給され燃焼する。

気孔２１よシの二次空気は五徳ベース内周辺２５にそい
間隙２４より下向きの流れとし供給され汁受キャップ１
２にそいバーナ外周に供給される。

この供給力は燃焼炎のドラフトによシ生じ炎孔７゜８と
周囲の壁面上端（本例では五徳ベース２３上面）との距
離に比例し、炎孔位置が低い程ドラフト効果は扁くなる
。従って本例では炎孔７と五徳ベースの距離に対応し必
要とする気孔２１面積を設定する必要がある。そして気
孔２１面積が大きすぎれば燃焼性は良くなるが過剰空気
により熱効率が下り、少なければ燃焼不良を生じる。

又中央空気通孔６にも同様のドラフトがかかり内周用空
気口１７よりバーナ火炎内周に二次空気が供給される。

この時汁受キャップ１２により内周空気通路がバーナ外
周への空気通路と区切られていないと内周側通路面積（
中央空気通孔６に相当する）よりバーナ外周側通路面積
の方が圧ぜ０的に大きいため内周用空気口１７の空気は
通路の抵抗バランスから外周側に大部分が流れ内周側の
空気が不足する。従って本発明では汁受キャップ１２で
外周側通路に対し略独立させることにょシ十分な内周空
気を与えるとともに不必要な外周空気を減らし良好な燃
焼を確保している。

加えて五徳ベース２５下部を炎孔７より下部で且つ内周
方向に傾斜させることによりバーナ外周の二次空気の流
れを火炎にそった流れに制御するとともに・、（−す外
周空間を制限している〇ここで、炎孔が五徳ベース２３
より上位置にあればドラフトは五徳ベースより上方にか
かり広い範囲に分散されバーナ部への空気の供給が減少
し燃焼を悪化し広い受皿が必要となる。

排気は鍋２６に当シ五徳ベース２３と鍋２６間で形成さ
れる排気通路より排出される。この排出通路は従来は吸
気と排気が同時に行なわれていたため十分な高さが必要
であった（２０〜３０喘）。

しかし本例では１０〜１５ｒＭＩ程度で十分であシ鍋２
６がバーナ６に近づけうろことより熱効率の大巾な向上
が可能となった。

一方受皿の構成についてもクリーンタイプであるがため
に次のようなことを考えねばならない。

前記受皿１６は現在１５〜２　Ｑ　ｒａｎ程度の深さに
絞り加工されたステンレスが使用されておシ、２゜数闘
を越えることは加工上又コスト的にもむづかしい。しか
るに本発明のように受皿と五徳間にバーナを配設したク
リーニングタイプのコンロではバーナヘッドと受皿の間
隙を１０調前後以上、バーナ自身の厚みを２０〜３０鴫
以上（大きい方が望ましい）を必要とし十分な性能を得
るにはバーナ部肉厚・構成及受皿の必要とする麦汁容量
などで異るが前二者を合わせた距離は３５　ｍｍ前後以
上が望ましい。そして一方燃焼性からバーナは五徳も含
めた凹みの内に沈めることが望ましい。これらより受皿
部は３０〜４０ｒａｎ程度の深さが必要となりコストを
含めて加工がむつかしい。本発明はこれを受皿と天板の
二つに分割し組立てることにより従来と同様の技術とコ
ストで上記を可能にしている。

ところで沸騰により煮汁がこほれた場合バーナ中央通孔
６よシ落下する煮汁はそのまま受皿１５に、バーナ外周
への煮汁は汁受キャップ１２よシ受皿１５に五徳２２上
にかかった煮汁は五徳ベース２３により受皿１５又は天
板１９で受けられ下部への落下はない。使用後に五徳２
２．汁受キャップ１２．バーナヘッド１ｏを順次はずせ
ば受皿１６も取はずせ従来通り受皿１５とを洗い、天板
をふけばよい。

尚、気孔２１は必ずしも傾斜部である必要はなく目的を
達成できる位置であればよいことは当然である。

発明の効果 以上のように本発明のコンロによれば前述したように中
央空気通孔をもったバーナを受皿と五徳間に配設しクリ
ーンタイプのコンロにおいて１　汁受キャップと受皿で
バーナ内周用二次空気通路を略独立し形成させることに
よりバーナ内周へ十分な二次空気の供給を可能にした。

２　バーナ外周への二次空気を五徳下より供給すること
により排気通路と給気通路が完全に分離され五徳高さは
排気面積を確保すれば良く、その高さを低くでき熱効率
の大巾な向上をもたらした。

３　しかも五徳で外周二次空気孔を覆うことによシ煮汁
の受皿下部への落下もなく又供給空気の流れ制御及び量
制御も容易となった。

４　バーナを五徳ベース部より低位に配設することによ
り燃焼部へ効果的にドラフトが与えられ、上記効果を助
長している。

以上煮汁などに対する汚れの防止と燃焼性の確保という
二つの目的を十分に満足できる熱効率の高いコンロを提
供できるものとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の一般に使用されているコンロの概念図、
第２図は従来のクリーンタイプコンロの要部断面図、第
３図は本発明の一実施例であるコンロの要部断面図、第
４図は同要部拡大断面図である。 ５・・・・・・バーナ、６・・・・・・中央空気通孔、
１２・・・・・・汁受キャップ、１５・・・・・・受皿
、１７・・・・・・内周用空気口、１８・・・・・・受
皿骨は部、１９・・・・・・天板、２゜・・・・・・形
成面、２１・・・・・・二次空気孔（外周）、２２・・
・・・・五徳、２３・・・・・・五徳ベース、２４・・
・・・・間隙、Ａ・・・・・・間隙（汁受キャップと受
皿）０代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１
名第１図 １ 第２図 第３図 ｆ 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （リ　天板に受皿と五徳を載置し、前記受皿と五徳との
   間に中央部に中央空気通孔をもったバーナを配設し、前
   記バーナを前記五徳ベース部より低位に配置し、前記バ
   ーナ外周に前記受皿に設けた内周用空気口を覆うように
   装着して前記受皿との間で内周用二次空気通路を形成す
   る汁受キャップを設け、前記五徳下部にかつ前記五徳で
   覆う位置にバーナ外周への二次空気孔を配設したコンロ
   。 （２）汁受キャップと受皿の間隙を５胴以下として内周
   用空気通路を形成した特許請求の範囲第１項記載のコン
   ロ。 （３）平板の受皿受は部を天板上面より低位に形成し２
   、形成面である前記骨は部と天板上面端間に複数の気孔
   を穿設し、前記外周二次空気孔とし、前記気孔を前記五
   徳ベース部で上方から間隙をもって覆ってなる特許請求
   の範囲第１項記載のコンロ。