JPS59109362A - ポリエステルフイルム - Google Patents

ポリエステルフイルム

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JPS59109362A
JPS59109362A JP57217693A JP21769382A JPS59109362A JP S59109362 A JPS59109362 A JP S59109362A JP 57217693 A JP57217693 A JP 57217693A JP 21769382 A JP21769382 A JP 21769382A JP S59109362 A JPS59109362 A JP S59109362A
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JP
Japan
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film
layer
laminated
films
width direction
Prior art date
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JP57217693A
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JPS6356067B2 (ja
Inventor
能田 豁
安達 冨男
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複合フィルムに関する。更に詳しくは、フ4 
/L JzO幅方向tIr、:r、号イーC配向−I 
lll1+ tt+ノi向が変化しているフィルムを少
くとも2枚積層して、配向主軸の方向のずれに基づく異
方性効果を相殺せしめ、フィルム製造時に発生したポー
イソグ現象を矯正して、複合フィルムとして光学的異方
性が殆どなく、温度膨張率及び湿度膨張率がフィルムの
任意の位置において任意の方向で殆ど同一となる均一性
フィルムに関するものである。
二軸延伸フィルムは種々の工業用途て供せられているが
、なかでもフレキシブル液晶パネル。
写真、製図、磁気ティスフ等の用途では縦、横−張車、
湿度膨張率又は熱収縮率、がバランスしていることが望
まれる。しかるに、違常の逐次二軸延伸法、すなわち縦
延伸につづいてテ〉・ターにより横延伸を施す方法では
、製品フィルムの幅方向の物性を均一にすることは極め
て困難であった。この理由は、ステンター内においてフ
ィルムは両側端部が把持されているから、横延伸および
熱固定に伴う縦方向の収縮応力はクリップ等によって拘
束されているもののフィルム中央部は側端部に較べると
比較的拘束力が弱い。また熱固定部に至るまでのフィル
ムは捲取側に近い位置(下流側)程高温となりフィルム
を構成している分子は動き易くなっている。この結果と
して走行時のフィルムは上記の収縮応力によって中央部
が位置的に遅れて進み−フイルムの両側端附近は速やか
に配向化結晶化が進む。もし、横延伸の前にフィルム面
上に幅方向に沿った直線を仮想的に描いたとすれば、横
延伸とそれKつづく緊張熱処理の間にこの直線はフィル
ムの進行方向に向って凹形の曲綜となる。
このボーイングによってフィルムは幅方向において中央
部分と両側部とに物性差、殊に温度膨張率及び湿度膨張
率の不均一性を生ずる原因となっている。フィルム中央
部の縦横配向をバランスさせた場合、フィルム側端部で
はボーイング線に対して更に縦方向に傾斜した配向主軸
を持ち、この配向主軸方向の温度膨張率又は湿度膨張率
は小さくなり、配向主軸と直角方向のこれら物性値は大
きくなる。このような幅方向に沿った物性差と解消する
ためいくつかの方法が捺案されている。しかし、いずれ
も満足できる段階に到っているとは云えず、例えば、特
公昭37−1588号公報には横延伸→縦延伸の逐次二
軸延伸方法を開示しているものの本質的な対策とはなっ
ていない。特開昭50−73978号公報には横延伸工
程と熱処理工程との間にニップロールを用いる方法が提
案されているが。
フィルムに表面傷が発生する傾向があるので別の問題が
新たに生じている。
本発明者は二軸配向したフィルムを一枚は製膜時の走行
方向に、他の一枚は製膜の際の走行方向と逆方向に配置
して互いに貼合すと、この複合フィルムは上記ボーイン
グ現象による線膨張率の異方性を解消し得ることを知見
して本発明に到達したものである。
即ち、本発明はフィルムの延伸熱処理に伴5配向主軸の
幅方向分布が、実質的に幅方向の中心線に対して対称で
ある2枚のポリエステルフィルムの全幅または分割され
た幅同急をフィルム端部の配向主軸が互に異方向になる
ように貼合せてなる線膨張率の等方向なポリエステルフ
ィルムである。
本発明を説明すると、本発明□でいうポリエステルとは
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン−2,6−ナフタリンジカルボキシ
レート等が例示できる。
製膜条件としては、公知の押出条件、キャスティング条
件、延伸・熱面□定条件□を用いることができる。貼合
すべき2枚のフィルムは同条件で製膜したフィルム厚さ
の等しいものが貼合せ後の物性の均一性を得るため好ま
しいものとなる。
勿論、本発明の複合フィルムはこの同一製膜・延伸条件
に限られない。貼合せの方法は、製膜機で製膜した全幅
フィルムを幅方向の中心線と一致させ、製膜の際の走行
方向が相互に逆になるように重ね合せると2枚のフィル
ムの物性の不均一性が打消し合うように作用する。配向
主軸は必ずしも全幅で直交するとは限らないが。
幅方向の中央付近は異方性の度合が小さいので、貼合せ
後も異方性は小さい。更にフィルムの側端に寄ると配向
主軸の方向は幅方向に対する傾斜が次第に大となり9幅
方向から反時計方向に測って配向主軸の方向が45°と
135°になるところで直交し、貼合せ後の線膨張率は
等方化する。一般に45度を超えて(或いは135°以
下に)配向主軸が機械方向(縦方向)に犬山に傾くこと
はな〜・。貼合せる試料は必ずしも全幅の広幅ものでな
くてもよく、スリット品を用いることも可能である。こ
れらの配向主軸の方向は、偏光光線に試料を直交させ回
転させ、その明暗を観察することで容易に測定できる。
また、屈折率の方位分布を幅方向に測定していけば定量
的な配向の状態を測定することができる。
貼合せの方法は公知の方法を用いることができ、例えば
特開昭50−21070号公報に記載されているように
、接着面をコロナ放電処理し1このち熱圧着すれば接着
剤なしで接着することができる。1777晩接着剤を介
在させてもよい。
また本発明の複合フィルムを基材とし、他材料を組合せ
て3層以上の複合フィルムとすることも可能である。
本発明の複合フィルムは表裏の線膨張率が異る部分があ
り、カー、ルの発生が懸念されたが、実際にはこのカー
ル傾向が面内角で90°ごとに逆転するため、実用上殆
んど問題にならない。
しかし温湿度の条件が大きく変化する環境で使用する場
合は必要に応じて、2組の本発明のフィルムを合わせ面
に対し対称となるように貼合すことによって4M構造の
カール性の完全になは、走行方向と順方向のフィルムを
A層、走行方向と逆方向のフィルムをB層として、A層
とBiとを複合したフィルムを更に2 t−pvt、F
eする場合には、この積層の順序はA層、B層、B層及
びA層とするか、または、B層、A層、A層及びB層と
なり、積層フィルムの外層はA層又はB層のいずれかと
なる。
本発明のフィルムを得るための工程的な方法について言
及するならば二つの方法がある。
■一枚のフィルムは生産ライ〉lの捲取る前の段階のも
のを使用−他の一枚は一回m、耶ったロールから捲出し
つつ上記フィルムと合わせて接着する。■二枚のフィル
ムともロールから捲出して使用するが、捲返し回数が奇
数のものと0回又は偶数のものと糸重合せる。すなわち
製膜時の走行方向に対して重合せる2枚のフィルムが相
互に逆方向になるように組合せるのである。前記したよ
うにこれらの貼合せは必ずしも全幅のフィルムでなくて
もよく−その部分スリットの組合せであってもよく、2
枚のフィルムが実質的に同じ方法で製膜された実質的に
同厚のものであり、かつ全幅フィルムな製膜走行方向が
順及び逆となるように貼合せた場合と同じ位館関係にあ
る部分同志の複合フィルムで、あれば本発明のフィルム
となる。
本発明の線膨張率の等方向なフィルムは硝に磁気ディス
クベースとして優れた材料になる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1 ポリエチレンテレフタレートを溶融し、Tダイかも押出
し、急冷ドラム表面に接触せしめて固化した。更にフィ
ルム表面に浦って設けた75℃の予iロールでこのフィ
ルムを加熱し、このロールと周速差の異る他のロールと
の間で。
フィルムを赤外線ヒータで加熱しながら約90℃の温度
において、3.6倍の延伸倍率で長手方向に延伸し次い
で100℃の温度でステンターを用いて幅方向に3.6
倍延伸し、更に220℃の温度で緊張熱処理を施して、
厚さ37μmの二軸延伸フィルムを得た。このフィルム
をM Upつたロールから一旦捲返して再びロールに捲
き、製膜時の走行方向に逆方向となるように予め処置し
たフィルムと、上記捲返しをしてない別のロールの同極
のフィルムとを重ね合せ面にコロナ放電処理を施しなが
ら重ね合せ、150°Cのロール間で圧着し、両側に把
持具を有する幅出し機に送りこみ、210℃の温度で幅
変化させないで熱処理を施して強固に接着した2 m 
faの75μnLの複合フィルムを得た。この主要物性
を第1表に示した。
比較例1 実施例Iにおいて、長手方向の延伸の予豹温度を80℃
、幅方向延伸の予熱湿度を105”Cとして75μmの
単体フィルムを得た。これを貼合すことなく比較例1と
し、その主要物性を第1表で比較した。
第1表 本発明すなわち実施例1のフィルムは、フィルムのどの
部分でも温度膨張率の方向差(最大値−最小値)が小さ
く、また熱収縮率の絶対値も小さくなり、礎気ディスク
用ベースとして好適であることが判った。
特許出願人 帝人株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2枚のポリエステルフィルムを積層した複 3合
    フィルムにおいて、配向主軸のフィルム幅方向の分布が
    幅方向の中心線に対して実質的に対称である2枚のポリ
    エステルフィルムを一フィルム端部において配向主軸が
    互に異る方向となるように貼合せてなる線膨張率が等方
    性を呈することを特徴とするポリエステルフィルム。
  2. (2)二軸配向した実質的に同質な2枚のポリエステル
    フィルムを、その製膜時の槻械方向が同一でありかつ走
    行方向が相互に逆となるように貼合せてなる特許請求の
    範囲第1頂記載のポリエステルフィルム。
  3. (3)2&のポリエステルフィルムが夫々A層及フィル
    ムの構成順序がA層、B層、B層及びA層であるかまた
    はB層、A層−A層及びB層であるように貼合されてな
    る特許請求の範囲第1項又は第2項記載のポリエステル
    フィルム。
JP57217693A 1982-12-14 1982-12-14 ポリエステルフイルム Granted JPS59109362A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57217693A JPS59109362A (ja) 1982-12-14 1982-12-14 ポリエステルフイルム

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JP57217693A JPS59109362A (ja) 1982-12-14 1982-12-14 ポリエステルフイルム

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JPS59109362A true JPS59109362A (ja) 1984-06-25
JPS6356067B2 JPS6356067B2 (ja) 1988-11-07

Family

ID=16708237

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JP57217693A Granted JPS59109362A (ja) 1982-12-14 1982-12-14 ポリエステルフイルム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003522711A (ja) * 2000-02-14 2003-07-29 ミツビシ ポリエステル フィルム エルエルシー 耐衝撃性および耐引裂き性フィルム
JP2016157702A (ja) * 2016-05-26 2016-09-01 凸版印刷株式会社 蓄電デバイス用外装材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003522711A (ja) * 2000-02-14 2003-07-29 ミツビシ ポリエステル フィルム エルエルシー 耐衝撃性および耐引裂き性フィルム
JP2016157702A (ja) * 2016-05-26 2016-09-01 凸版印刷株式会社 蓄電デバイス用外装材

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JPS6356067B2 (ja) 1988-11-07

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