JPS59109060A - 情報記録紙の複写性低下防止用シ−ト - Google Patents

情報記録紙の複写性低下防止用シ−ト

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JPS59109060A
JPS59109060A JP21778082A JP21778082A JPS59109060A JP S59109060 A JPS59109060 A JP S59109060A JP 21778082 A JP21778082 A JP 21778082A JP 21778082 A JP21778082 A JP 21778082A JP S59109060 A JPS59109060 A JP S59109060A
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humidity
sheet
layer
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啓志 原
Yoshiaki Ishino
良明 石野
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Mishima Paper Manufacturing Co Ltd
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MISHIMA SEISHI KK
Mishima Paper Manufacturing Co Ltd
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    • GPHYSICS
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複写機、主として枚葉の形態にて記録をとる
もの、たとえば静電印刷用紙を使用する複写機、の特定
の場所におくことにより、環境湿度もしくは水分に起因
する情報記録紙の複写性低下を防止するためのシートに
関する。さらに詳しくは、本−1111’tは、湿潤期
もしくは乾燥期における異常な室内温湿度たとえば20
C,98%RH或いは5C,30%RHなどのような条
件の下でも複写性を良好に維持しうるシートに関する。
静電印刷用紙、静電記録紙その他の情報記録紙は製造工
場においてたとえば20C,65%RHで調湿し水分を
5〜8%として密閉して出荷されるが、使用時には環境
温湿度の影響を著しくうけ、特に80%R1i以上にな
ると用紙の水分は急激に上昇する。
静電印刷用紙にあっては、用紙の水分が多くなると、ト
ナーの転写効率が悪くなシ、画像の濃夏低下、画像読れ
などが生ずる。また、水分が減少すると、静電気障害と
しての重送、ミスフィード、紙詰まりなどの走行不良が
起こる。また、有機イオン導電剤を使用した従来の静電
記録紙は、低湿度または高湿度地域では著しく性能が劣
り、満足しうる記録嬢度が得られないという欠点を有す
るため、湿度対策用の導電剤の開発が試みられている。
本明細書においては、以上のトラブルを複写性の低下と
酩称する。そして不発明は従来の静電印刷用紙、静電記
録紙その他の情報記録紙をなんら設計変更することなく
複写性の低下を簡易に防止しうるシートを、複写機の付
属品として提供することを目的とする。
本発明にか\る複写性低下防止用シートは、複写機の特
定の場所におくことによシ、その空間湿度を所望の範囲
に調節する結果、用紙の水分も調節されるものであるか
ら、以下の説明においては、便宜上、静電印刷方式(以
下、RPCという)に用いる用紙を対象として述べる。
一般に密閉空間内の湿度哄節もしくは乾燥に使用する材
料(以下、湿度調節剤等という)としては、アルミナケ
゛ル、シリカケ゛ノペ ゼオライトケ゛ル、モンモリロ
ナイト等が公知である。しかじ、これらの湿度調節剤等
の効果を発揮するためには、これをうすい層として敷き
並べる必要があり、空間容積が大きい場合には、均一な
湿度調節効果が期待できなかった。また、複写機の内部
は空間容積は小さいけれども構造が複雑なので、湿度調
節剤等を有効に配置することは同様に困難であった。
本発明は、2つの態様を有する。いずれも湿度調節機能
を有する層と公知物品とを結合させた新規な物品である
が、両者は湿度調節機能を有する層の構造において相異
する。
以下、先ず一つの態様について説明し、次騒で別の態様
に言及する。
本願出願人は、さきに、「湿度調節用シート状物」につ
いて%肝出願した(%願昭56−149344号)。湿
度調節用シート状物(以下、湿度調節用シートという)
とは、具体的に例示すると、和紙を基材とし、この上に
モンモリロナイト粉体の如き湿度調節剤および結合剤と
から成る塗布液を塗布し、または湿度調節剤と結合剤と
から成る粉体混合物を均一に撒布し、その上に薄葉紙を
結合させてサンドインチ状に形成したシートであって、
これをたとえば20065%R1iに調湿して容器内の
側壁に貼シ、もしくは内装紙として使用しfc場合に、
通常の゛温度においては、その変動にか\わらず、該容
器内等の相対湿度をはソ当初の65%に維持しうる機能
を有するものをいう。このような湿度調節用シートは、
湿度調節剤が天然パルプと結合しているために、 ■ 湿度変化の応答速度が極めて速い、■ 一時的湿度
変動が小さい、 ■ 温度が平衡した後の湿度差が極めて小さい、という
効果を奏するので、湿度調節剤の単体便用の効果を顕著
に改善したものでおり、同時に使用の態様が自由であυ
、面として湿度調節効果を発揮するという特徴を有する
本発明の一つの態様にか\る複写性低下防止用シートは
、この特徴をそのま\具備する。PPC用紙は、一般゛
に強サイズが施こされているので、その吸放湿性および
湿度応答性(以下、吸放湿性等という)は湿度調節用シ
ート中の繊維に比し劣るが、湿度調節の効果に影響を及
ぼす。本発明者は、この点について検討を重ねた結果、
該シート中の湿度調節剤等の配合比率が低く、かつ配合
量が少ないと、湿度調節の効果が得られない場合がめる
ことを認め、配合比率が20i1it%以上、好ましく
は40重量%以上で配合量が20’?/m’以上、好ま
しくは301/rrL″以上であること、該シートに対
する外気の侵入を可及的に防ぐ必要があること、及び使
用時に給紙を妨げないこと等の条件を具備しなければな
らないことが判明した。
上記した配合比率及び配合量の湿度調節用シートは、塗
布法もしくは粉体撒布法によりサンドイッチ状に形成し
て得られるが、以下においては粉体撒布したものについ
て説明し、塗布法によるものについては必要の都度補足
することとする。
なお、湿度調節用シートが本発明品の部分となった場合
には、これを湿度調節層と称す。
かくして本発明によれば、防湿性基材と裏面が平滑な非
吸湿性多孔性基材との間に湿度調節層を有するシートで
あって、該湿度調節層が、粉体とした湿度關節剤もし゛
くは乾燥剤またはこれらの混合物および結合剤から成る
粉体層と吸放湿性および良好な湿度応答性を有する紙層
とから構成されていることを特徴とする情報記録紙の複
写性低下防止用シートが提供される。
この複写性低下防止用シートを予め前記のように調湿し
、これを複写機の給紙部のカセット内の用紙面と該防止
用シートの裏面が平滑な非吸湿性、多孔性基材(以下、
多孔性基材という)の面とを対向させ、一部を接触させ
て被覆すると、外気は防湿性基材によシはソ遮断され、
内側は多孔性基材を通して調湿がなさ゛れるので、用紙
の水分は調湿包装されていた状態たとえば5〜8%附近
に維持され、本発明の直接の効果として、複写性低下を
未然に防止でき給紙が妨けられることもない。
以下に、この複写性低下防止用シートについて図面に基
づき詳絢に説明する。
第1図は複写性低下防止用シートのttJi面図である
。1は湿度調節層、2は防湿性基材、3は多孔性基材を
示す。また、イ〜ホは断面を細分して示したもので、イ
は湿度調節剤もしくは乾燥剤またはこれらの混合物と結
合剤とから成る粉体層、口は紙層、ハ、二及びホはヒー
トシール性1復合フィルムである場合の防湿性基材の3
層である。湿度調節層1は、粉体とした湿度調節剤等と
結合剤とから成る/Qイが天然パルプから成る2つの紙
層口の間に介在する。
湿度調節剤としては、ニツカペレットOK(商標、日本
活性白土(株)製モンモリロナイトクレー変成品、以下
ニツカペレットという)の如くヒステリシスのないもの
は年間を通じて使用することができるが、本発明の目的
の1つが特に多湿時における複写性低下の防止にあるこ
とを考慮すれば、ヒステリシスがあっても水分吸着作用
の大きなシリカデルの如き乾燥剤をニツヵペレットに混
用し、または単独に使用することは経済的にも有利であ
る。従って、アルミナヶ゛ノペ ゼオライトグル、モン
モリロナイト等も選択使用することがでキル。その他°
、吸水性樹脂、たとえばデンプン・グラフト重合系、カ
ルボキシメチル化系のものなども、吸湿剤として併用も
しくは単独使用しても差支えない。
湿度調節剤等の粒径は通常は0.01 ミクロン−2籠
(粗砂の粒径)好ましくは0.2ミクロン〜1mm c
あシ、塗布もしくは粉体撒布などの製造方法、結合剤の
種類、量およびシートの秤量などを考慮して選定する。
しかし、粒径2間以上のものはシートの凹凸が目立ち、
爾後の接着加工に不都合を生じ易い。
紙層口の材料としては、木材・ぐルグのほか、各種の麻
類、綿、藁・ぐルゾ等すべての繊維素系繊維が使用でき
る。また、レーヨン等の再生繊維、アセテート等の半合
成繊維、ポリビニールアルコール系繊維等の合成繊維、
合成・ぐルプのうち吸放湿性等のあるものが使用できる
。そして、これらの繊維から成る紙層としては、坪量1
0〜1007/′IrL″の柔軟な洋紙、和紙、不織布
等が使用できるが、無サイズの薄葉紙が特に好適である
。また、湿度調節効果と木材パルプ等との混抄紙を紙層
とすることもできる。
湿度調節層中の湿度調節剤等の配合比率は、前記したよ
うに20重量%以上必必要あるが、40〜80重量%が
好適である。また、該調節剤等の配合量は固形分として
該調節層中に2097m″以上存在することが必要であ
るが、soy7m”以上が好ましい。たとえば、上下の
紙層として10?/m″の薄葉紙を使用し、該調節剤等
を3597m”撒布した場合の配合比率は64重量%と
力り、また1097m”の和紙と1097m”の薄葉紙
および802/ゴの該調節剤等とで構成すると配合比率
は50重量%となる。
湿度調節剤等を紙層に結合させるための結合剤としては
、粉体撒布法におっては、エチレン酢酸ビニーノへ ポ
リエチレンなどのヒートシール剤、ポリビニールアルコ
ールなどの水浴性接着剤などを、粉体のま\該調節剤等
に混合する。粉体の大きさは特に制限はなく、該び4節
剤等と均一に混合できる大きさでよい。
−また、湿度調節剤等に対する結合剤の使用比率は、湿
度調節効果に影響がなく、結合後、剥離しない程度の最
小比率とすべきであplそれぞれの粉体の種類大きさ、
撒布型などによっても異なるが、3〜50M量%の範囲
で芙施できる。結合剤が水溶液として適用される塗布法
では、3〜10重量%でよい。
たソし、吸湿剤の粉体を撒布する場合には、それ自体が
結合剤として作用するので、前記の如き結合剤は必要が
ない。湿度調節剤等と吸湿剤との混合物を粉体層とする
場合には、必要により結合剤を加えれば足りる。
湿度調節層を粉体撒布法に↓シ製造するには、紙層上に
湿度調節剤等と結合剤とを混合した粉体を公知の方法に
より均一に撒布し、さらにその上に別の紙層を重ねてサ
ンドインチ状にし、結合剤がヒートシール剤の場合には
加熱ロールをあてて固定化する。なお、結合剤が水浴性
接着剤もしくは吸湿剤の場合には、撒布面に水分ダンピ
ングした後、サンドイッチ状にしつ\加熱ロールによシ
固定化する。
防湿性基材2は3層構造のヒートシール性複合フィルム
を例示した。これはヒートシールによシ紙層の表面に貼
付ける。たとえば、ポリエステル/ポリエチレン/エチ
レン醋酸ビニール、ナイロン/ポリエチレン/エチレン
酢酸ビニール、ポリプロピレン/ポリエチレン/エチレ
ン酢酸ビニール、等市販の食品包装用複合防湿フィルム
(JISZ1707)が使用でき、これらは何れも透湿
度t/m”/24hr (JIS  Z  0208B
法)が20以下である。なお防湿包装用材料でたとえば
ナイロン/ポリエチレンなど2層のもの、はυ合せアル
ミニウムはく(JIS  Z 1520)、アルミニウ
ムを蒸着したワックスグラミン紙、ヒ−トシール剤以外
の接着剤、粘着剤等を使用する単体フィルム、厚紙に塩
化ビニリデン系樹脂などの高分子物質を積層した防湿性
厚紙などすべて使用できる。従って、第2図以下の図面
では、防湿性基材の断面の細分構造は省略する。
多孔性基材3は、湿度調節層の裏面に、点接着もしくは
周辺接着などのような湿度調節層の機能を妨げないよう
な態様で貼付ける。これは、複写性低下防止用シートが
カセット内の用紙に接触して用いられる場合を考慮し、
すべりを良くして用紙の繰シ出しを害しないようにする
ためのものである。従って、多孔性基材は紙層口と同程
展もしくはそれ以上の通気度を有することが好捷しく、
接触面が平滑で実質的に吸湿性のない基材であることを
要する。吸湿性が大きいと平滑性が失わ力。
用紙の繰り出しが害される。一つの使用例によれば、坪
量50.2 ii’ 7m”のポーラスなナイロン不織
布が好適であったが、その通気度は1枚では測定不能な
ほど大きかった。また、平滑性は用紙に対する静摩擦係
数であられすと0.3、動摩擦係数であられすと0.2
3であった(各摩擦係数はJ、 TAPP 1紙・ぐル
グ試験方法A30m 74に準じた方法で測定したもの
である)。
なお、上記の多孔性、平滑性及び非吸湿性を具備すれは
例示以外の基材を使用しても差支えない。
例えば下部紙層にスクリーン印刷をして用いることもで
きる。
以上、本発明の一つの態様にか\る複写性低下防止用シ
ートの代表的構造について説明したが、本発明が前記包
括的発明を利用する態様はこれに限られることなく、湿
度調節層の構造、即ち粉体層と紙層の位置および数によ
り第2図から第7図に例示した如き構造を有するものも
、本発明に含まれる。第2図及び第3図は粉体層と紙層
が1層づつで紙屑の位置が異なるもの、第4図は粉体層
が2層で紙屑が3層、第5図及び第6図は粉体層、紙層
とも各2層で紙層の位置が異なるもの、第7図は粉体層
が2層で紙層が1層のものである。粉体層が3層以上の
ものは図示しなかったが、湿度調節層が粉体層と紙層と
から構成される限9本発明の上記態様に含まれる。
次に、本発明における上記とは別の態様の代表例を第8
図に示す。これが上記した態様のものと相違する点は、
湿度調節層が粉体層からなり吸放湿性等を有する紙層が
存在しない点である。従って、この態様には、前記第1
図〜第7図の態様のものにおける紙層のかわシに、吸放
湿性等のないもの又は乏しいもの、たとえばポリエチレ
ン−ポリプロピレン複合型熱接着繊維から成る不織布、
などを使用して粉体の多ノー構造としたものも含まれる
この(第8図)態様の粉体層は、前記の(第1〜7図)
の態様のものと同様に、湿度調節剤等と結合剤とから成
り、単に湿度調節剤等を敷き並べたものではない。即ち
、湿度調節剤等は、前述の如く粉体撒布法によれば、ヒ
ートシールモジくハ水分ダンピングをして湿度調節効果
に影響がなく、剥離しない程度に結合されており、塗布
法においても同様である。従って、その湿度調節効果は
湿度調節剤等の単体使用の効果と全く同様であり、前記
態様の複写性低下防止用シートに代替して使用すること
ができる。吸湿剤を使用しうろことも同様である。
実施例1 湿度調節剤としてはニッヵペレット(商標、日本活性白
土(株)製モンモリロナイト変成品)の粉体を使用した
が、それは105〜177μm径の粒子85%及び74
〜105μm径の粒子15%から成るものであった。こ
の粉体100部にエチレン酢酸ビニール系ボットメルト
結合剤としてQH4o11−、#(商標、製鉄化学(株
)製、平均粒子径300μm)を30都混合した。
紙層としては坪量162グ/rn゛の薄葉紙を使用した
が、通気性が高く、本発明に用いた試験播(実公昭53
−44466号、通気度測定器)による面積1dでは通
気度が測定できなかったので、0、25 odについて
測定したところ490mJ/分・0、25 ai・10
0罰H20であった。
これを移送しつ\、公知の粉体撒布機を使用して撒布し
、その上に同じ薄葉紙を重ねた後、ケ゛−ソ圧力20 
kl? 7’ cyi、 ロール温度105Cでエンポ
シングして、3つの層を結合させた。
かくして得られた湿度調節用シートは、坪量147.8
5’/m″、J厚さ310/j?71.で、両面に細か
い凹凸模様のある柔かいシートであった。これより薄葉
紙および結合剤の目方を赤引くと、ニツカペレットの撒
布量は該シートの平方メートルあたり88.8 fであ
り、配合比率は60.’Oi量%となった。
次に、防湿性基材としての市販のポリエステル/ポリエ
チレン/エチレン酢酸ビニール複合フィルム(この透湿
度はx4.sy/ゴ/24hrである)を、湿度調節用
シートに温度60Cで熱接着した。
多孔性基材としては、前述したナイロン不織布を用い、
これを湿度調節用シートの裏面に市販の酢ビ系接着剤を
噴霧し、プレスし、乾燥して接着することにより、複写
性低下防止用シートを作シ、28C,65%RHに調湿
した。かくして得られた複写性低下防止用シートは、坪
量2231/m”、厚さ506μ票、密yo、44の柔
かいシートであつfc。
次に、これを用いて複写性低下防止試験を以下の逃シ行
なった。
静電印刷方式による複写機(リコビーDT750型)に
用いるA4判用カセットに坪量56.9f/mm、厚さ
73.1μm、水分7.1%の用紙を150枚入れ、複
写性低下防止用シートを用紙の幅を同じくシ、長めに切
り、一端部をカセット内の用紙と接触させ、他端部をカ
セットの透明カバーの表面に両面テープで貼付け、実用
できる態様で配置した。そして複写性低下防止用シート
を使用しない対照カセットとともに20C98%RHに
設定した箱内に入れて、72時間放置後の水分を測定し
た。その結果、対照カセット中の用紙の水分は13.6
%に増加したが、複写性低下防止用シートを使用したも
のの水分は8.8%であった。
次いで、複写機に附属しているテストチャートを使用し
、複写磯度を最淡(目盛1)にして、3枚づ\コピーを
とり、複写された画1象についてマクベス倶匿計を用い
て反射鎖中を測定した。結果を次表に示す。なお、開封
直後の用紙(水分7.1%)についても同様にコピーを
と9、これをコントロールとして示した。
(複写時の条件124c  82%R11)表において
、数字が大きいほど画像が鮮明であることを示す。この
結果によれば、複写画法の反射般度は用紙の水分が増加
すると急激に低下し、対照品は殆んど識別できない杵で
あった。偵写性低下防止用シートは、用紙を光全に缶閉
して使用することはできないので、若干の水分の増加、
複写性の低下は避は得ないが、対照品と比較すると顕著
な効果があられrL九〇 実施例2 吸湿剤としてポリアクリルば塩基高吸水性樹脂アクアキ
ーf(開襟、製鉄化学(株)製、粒度30メツシュ通過
200メツシュ残)を用い、紙層として坪量4617m
’の新聞用紙を用層た。
実施例1と同様にして吸湿剤を撒布し、水分ダンピング
した後、同じ新聞用紙を重ね′f−c後、エンボジング
ロールで熱圧した後、乾燥した。
かくして得られた湿度調節用シートは、坪量124 ?
/m″で、吸湿剤の量は521であった。
従って、吸湿剤の配合比率は42重量%となった。
実施例1と同じ材料の防湿性基材と多孔性基材を用いて
湿度調節用シートを作p、20C,65%RHに調湿し
た。
実施例1と同様に用紙を納めたカセットを被い、20C
,98%RHの雰囲気中に72時間放置したところ、用
紙の水分は9.6%に増加し、複写試験における画像の
反射濃度は0.73であシ、十分に鮮明な画像が得られ
た。
実施例3 坪量1207/ゴの緊締した事実上吸放湿性等のない紙
の表面に塩化ビニリデン樹脂を8fl/mQ溶剤塗工し
て防湿性シートを作った。次に、乾燥剤として市販のシ
リカダル(30メツシュ通過60メツシュ残)100部
に対し水ftg性ポリビニールアルコール粉末を15部
混合した粉体を用意した。また、多孔性基材としては、
ポリエチレン−ポリプロピレン複合型熱接着繊維EA−
チョップ(商標、チッソ(株)製、融点100〜110
/165〜170p)からなる307/ゴの薄葉紙を用
意した。防湿性シートの裏面上に上記粉体を平方メート
ルあたり132F(シリカゲルとしてはl O5,6f
 )撒布しつ\ダンピングに、r、、2加湿した後、上
記薄葉紙を貼付けて熱圧し、各層の結合と乾燥を児了さ
せた。
これを用いて実施例1と同様に試験しfc結末、用紙の
水分は8%以下となり、複写画像はコントロールの画像
に極めて近因ものとなった。
なお、上記におじでは乾燥時の試験は示さなかったが、
本発明の主要部をなす湿度調節層はその機能上、乾燥時
においても用紙の水分を特定範囲に調節しうるものであ
る。従って、本発明にが\る複写性低下防止用シートは
、その使用時期、使用環境に応じて、湿#調節剤、乾燥
剤、吸湿剤等の種類、配合比軟、配合量等を標準化する
ことにより、本発明の直接の目的とする厳しb使用条件
に適用しうるのみならず、湿潤期もしくは乾燥期におけ
る通帛の室内温湿度においても使用でき、需要者の要契
にこたれることができる。
また、本発明品は、静′厄印刷用紙のほか、静電記録紙
、その他環境湿度の変動が問題となる容積の情報記録用
紙や産業記録用紙に対しても、その使用の方法を適切に
することにより、同様の効呆を挙げることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明にか\る複写性低下防止用シートの一例を
示す断面図である。 第1図〜第7図は湿度調節層が粉体層と紙層とから成る
複写性低下防止用シート、第8図は湿度調節層が粉体層
である複写性低下防止用シートである。 図において、lは湿度調節層、2は防湿性基材、3は多
孔性基材、イは粉体層、口は紙層、ハ、二及びホはヒー
トシール性複合フィルムを構成する三つの層である。 茶2図 6 第3図 $4図 第5図 第6図 第7図 竿8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 防湿性基材と裏面が平滑な非吸湿性多孔性基材と
    の間に湿度調節層を有するシートであって、該湿度調節
    層が、粉体とした湿度調節剤、乾燥剤もしくは吸水性樹
    脂またはこれらの混合物および必要に応じて結合剤から
    成ることを特徴とする情報記録紙の複写性低下防止用シ
    ート。 2 防湿性基材と裏面が平滑な非吸湿性多孔性基材との
    間に湿度調節層を有するシートであって、該湿度調節層
    が、粉体とした湿度調節剤、乾燥剤もしくは吸水性樹脂
    またはこれらの混合物および必要に応じて結合剤から成
    る粉体層と吸放湿性および良好な湿度応答性を有する紙
    層とから構成されていることを特徴とする情報記録紙の
    複写性低下防止用シート。
JP21778082A 1982-12-14 1982-12-14 情報記録紙の複写性低下防止用シ−ト Granted JPS59109060A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21778082A JPS59109060A (ja) 1982-12-14 1982-12-14 情報記録紙の複写性低下防止用シ−ト

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JP21778082A JPS59109060A (ja) 1982-12-14 1982-12-14 情報記録紙の複写性低下防止用シ−ト

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JPS59109060A true JPS59109060A (ja) 1984-06-23
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JP21778082A Granted JPS59109060A (ja) 1982-12-14 1982-12-14 情報記録紙の複写性低下防止用シ−ト

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JP (1) JPS59109060A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02106760A (ja) * 1988-10-17 1990-04-18 Oji Paper Co Ltd 静電記録体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02106760A (ja) * 1988-10-17 1990-04-18 Oji Paper Co Ltd 静電記録体

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