JPS59107923A - 硫化砒素含有物より亜砒酸の分離回収法 - Google Patents

硫化砒素含有物より亜砒酸の分離回収法

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JPS59107923A
JPS59107923A JP21610082A JP21610082A JPS59107923A JP S59107923 A JPS59107923 A JP S59107923A JP 21610082 A JP21610082 A JP 21610082A JP 21610082 A JP21610082 A JP 21610082A JP S59107923 A JPS59107923 A JP S59107923A
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JP
Japan
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slurry
arsenic sulfide
water
arsenic
crystals
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JP21610082A
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English (en)
Inventor
Toshimasa Iio
飯尾 利昌
Yoshio Matsuki
松木 宣雄
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は硫化砒素含有物から亜砒酸を湿式法により分離
回収する方法の改良に関するものである。
この硫化砒素含有物は主として非鉄製錬工程から産出さ
れる。
非鉄原料鉱石中に含まれる砒素分は、煙灰、廃硫酸など
の中間産出物中に濃縮されるが現在わが国の多くの製錬
所では、煙灰は希硫酸で処理して砒素等を溶解分離し、
廃硫酸はそのま\、これに例えば水硫化ナトリウムを添
加し硫化砒素含有物を沈殿させて回収している。
この硫化砒素含有物から、亜砒酸の回収法として現在工
業化されているのは乾式法である気流焙焼法のみである
。しかし乾式法は公害の面から難点があるので今日では
湿式法が多く提案されているが、いまだ検討中のものが
多い。
これまで提案された湿式法の主なものとして、/)硫化
砒素含有物に硫酸銅水溶液を添加して左0C以上に加温
し、砒素分を亜砒酸として溶出せしめたのち不溶解残渣
分を分離し、該水溶液を濃縮し、冷却して亜砒酸を晶析
させて母液と分離する方法1.2)硫化砒素含有物に硫
酸銅又は硫酸銅水溶液を添加してエアー【≦−ジョンし
なからsOc以上に加温し、砒素分を5価の砒素として
溶出せしめたのち、不溶解残渣分を分離し、該水溶液に
還元剤を添加し砒素分を亜砒酸としたのち必要により濃
縮し、冷却して亜砒酸を晶析させて母液と分離する方法
、がある。しかしながら/)の方法は、原料とする硫化
砒素含有物は、その脱水が極めて難しいため含有する水
分は60〜go重量%と膨大な水分を保有しており、こ
の水分と添加する硫酸銅水溶液とを亜砒酸の結晶が析出
するまで濃縮、常温まで冷却しなければならず、エネル
ギー消費量が多いという欠点があり、またコ)の方法は
5価の砒素の溶解度が高いということを利用したもので
、/)の方法と比較して砒素の濃厚溶液を得ることはで
きるが、亜砒酸として晶析させるためには、これに還元
剤を添加して常温まで冷却しなければならないという問
題点がある。
本発明は上記の欠点を解消し、極力少ない水量と低温で
の処理で亜砒酸を効率よく分離回収する方法を提供する
ことを目的とする。
この目的を達成するため本願発明者等は、原料から溶出
された亜砒酸を如何にして効率よく純度の良い製品とし
て分離するかについて鋭意研究する間に、該抽出液を加
温してtio C以下常温以上に冷却し、晶析物を分離
することなく、再度加温しq−o C以下常温以上に冷
却する、ノコギリの刃のように処理温度を変化させる操
作(以下ノコギリ操作と略する)を2回以上行なえば純
度の良い亜砒酸の結晶が次第に成長して大きくなる事実
に着目、このようにして粗粒化した晶析物を、水中にて
篩い分けするか又は水篩法で分離すると80%以上の収
率で砒素分を分離回収し得ることを見出し本発明に到達
したものである。
すなわち本発明法は、硫化砒素含有物(付着水60〜g
o重量%)に例えば当量以上の硫酸銅結晶を添加し、S
OC以上好ましくは70〜90Cに加温し30分以上処
理し公知の下式の反応を行なわせる。
As S −1−30uSO+3HO−+As O+3
0uS+3HS。
23         4      2.23   
           24次に得られた泥液はグθC
以下常温以上好ましくは33〜グOCまで放冷したのち
、再び60C以上好ましくはAθ〜乙りCまで加温し後
直ちに放冷、以下同様に60C以上まで加温、直ちにグ
θC以下常温以上まで放冷というノコギリ型操作を数回
繰り返したのち、好ましくは母液中で適切な目開きの篩
を使用して篩い分けするか又は水篩法によって晶析物を
分離回収するというものである。
上記篩い上げ分は母液又は水にて軽く洗浄すると不純物
の混入を少なくすることができる。
本発明の方法において、スラリー濃度を、230 g/
を以上として処理する理由は、硫化砒素と硫酸銅を反応
させたのち亜砒酸の晶析をさせるため濃縮する水分を極
力抑えるためである。原料である硫化砒素含有物は前に
も述べたように膨大な水分を保有しておるので、該原料
と硫酸銅との反応は通常水の添加なしで行なうのが好ま
しい。原料が比較的嵩張ったり付着水分が少なかったり
して、これに例えば硫酸銅結晶を入れただけでは反応が
進み難い場合でも必要最低限の水を添加するべきである
本発明の方法において、原料中の砒素に対して当量以上
の硫酸銅を添加する理由は、硫化砒素含有物中には通常
砒素以外の金属の硫化物を包含ししており、これらの硫
化物も銅分と反応するからであり、そのため砒素と銅の
濃度比(Ou / As )が/、λ6以上となるよう
に添加するのがCuとAsの置換反応を充分に行なわせ
るために好ましい。
上記の処理温度をSOC以上好ましくは70〜ワθCと
するのは、これ以下でも削代の反応は進行するが図に示
すように処理に長時間を要するためである。
次に銅と砒素との置換反応を経た泥液をノコギリ型操作
を行なう時の処理温度を乙OC以上好ましくは40〜乙
SC1放冷はりOC以下常温以上好ましくは3S〜グO
Cとするのは何れもこの範囲外では亜砒酸の結晶成長が
顕著でないためである。ノコギリ型操作を2回以上行な
う理由は7回では砒素の収率が低すぎるためである。ノ
コギリ型操作を行なったのち晶析物を最終工程で篩い分
けする篩の目開きは、乙O〜700μmのものが好まし
い。篩い分けを水中で行なうのは篩の目開きが小さいこ
ともあって晶析物と泥液(母液)との分離をほぼ完全に
するためである。この晶析物と母液の分離は、実用的に
は水弟法を採用したほうが能率的である。尚この固液分
離を容易にするため、別途に亜砒酸の飽和溶液を適宜添
加することも可能である0 本発明の方法によれば、亜砒酸の品位は約90〜q−重
量%回収率はgo%以上であり、残りの20%以下の亜
砒酸は分離された母液中に含まれているので、これは再
び廃硫酸処理工程に繰り返すか、あるいは濃縮後冷却す
ることによって回収することができるので、砒素分は実
質的にほぼ完全に回収することができる。
以上説明したように本発明法によれば、極力水の使用を
制限して比較的低い温度差で加温、放冷して亜砒酸の結
晶を分離回収するので、工程が少なくコストが安く、そ
の割には純度の良い亜砒酸を高収率で分離回収すること
ができる。
以下実施例について説明する。
実施例/ 第1表に示した硫化砒素含有物soo gをulのビー
カーに入れ、これに硫酸鋼(0uS0  ・5HO)4
      2 210 gを添加し軽く攪拌しながら加温してワθCで
30分間処理し水分の一部を蒸発除去した。
上記処理によって得られた泥液は、加温を止めそのま\
tio cになるまで放冷後、これを再び加温して乙θ
Cとし、次いで直ちに1lor:まで放冷するというノ
コギリ型操作を一〜左回行ない、最後に室温まで水冷し
たのち処理物を目開き7タμmの篩を使用して、母液中
で篩い分けし篩い上分を分離し、次いで母液は& 2 
Aの濾紙で濾過し篩い下固形物と水溶液を分離し、夫々
分析した。
その結果を第2表に示す。以下(重量%)を単に(%)
と略す。
第    /    表 第   −表 第2表より明らかなように無水物の亜砒酸換算値で90
〜92%の品位のものがgθ%以上の収率で得られたが
、ノコギリ回数が多い程純度も収率も向上した。
篩い分けされた母液をそのま一部の工程に繰り返すと不
純物が濃縮され好ましくない場合も考えられるので、こ
\では一旦濾紙で固形物を分離した場合の結果を参考ま
でに記載した。
このようにして篩い下固形物と母液は分離して夫々の工
程に送るのが好ましい。
実施例λ As  g、、2 % 、  S 乙、S % 、  
Zn4’、/  % 、 HO79,k %の硫化砒素
含有物Sθ0g、実施例/で使用した硫酸銅、2/7g
、を使用し、ノコギリ回数を3回行ない、晶析物を篩い
分けする際に別に試薬7級で調製したAs /’1.0
 g、/l Ou 7.g g/l 、 HSo  /
乙qg71を含4 有する2gCの亜砒酸飽和溶液!;00 mlを注水し
て洗浄した以外は実施例/と同様にして処理した。
その結果を第3表に示す。
第3表を見てわかるように砒素分の回収率は第λ表試験
A、2と同様であるが、無水物換算値の亜砒酸の純度は
9.1.7%と向上した。
比較例 実施例/と同じ試料を使用し、ノコギリ型操作を行なわ
なかった以外は実施例/と同様にして処理した。
その結果を第を表に示す。
第7表から明らがなように亜砒酸の純度は第2表の試験
A/とほぼ同様であったが、収率は約何%と極度に低か
った。
尚更に高純度の亜砒酸を要求される場合には、本発明の
方法により得られた亜砒酸を、適当な濃度の亜砒酸の水
溶液と共に加温処理し、後放冷し以下本発明法に準じて
所謂再結晶させて母液と分離すれば、容易にその目的を
達成することができることを付記する。
【図面の簡単な説明】
図は硫化砒素含有物に(!u / As = /、 、
27となるように硫酸銅(0uSO、−、tn o )
を添加して加温した4       2 場合の処理温度と反応所要時間との関係を示す図であり
、横軸は接触温度(処理温度)、縦軸は反応が9g%以
上進行するに要する時間を示す。 出願人  住友金属鉱山株式会社 代理人 弁理土中村勝成 、□、1 ゛  /

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  硫化砒素含有物から亜砒酸を回収する方法に
    おいて、硫化砒素含有物に水に可溶の銅化合物を添加し
    、必要により水を加えてスラリー濃度、tso g7を
    以上になるように調整し、攪拌しながら300以上に加
    温処理し、得られた泥液をグOC以下常温以上に放冷し
    たのち、再び608以上に加温し次いでりθC以下常温
    以上に放冷する操作を2回以上行なって得られる晶析物
    を、溶液中で篩い分けするか、又は水簸法によって分離
    することを特徴とする硫化砒素含有物より亜砒酸の分離
    回収法。
JP21610082A 1982-12-09 1982-12-09 硫化砒素含有物より亜砒酸の分離回収法 Pending JPS59107923A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105603466A (zh) * 2015-12-28 2016-05-25 中南大学 一种高效分离回收铜电解液中铜砷的方法
CN110240122A (zh) * 2019-07-05 2019-09-17 中国科学院生态环境研究中心 一种硫化砷渣一步脱毒和回收硫磺的方法

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