JPS591066Y2 - エンジンの燃料噴射制御装置 - Google Patents

エンジンの燃料噴射制御装置

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JPS591066Y2
JPS591066Y2 JP5619679U JP5619679U JPS591066Y2 JP S591066 Y2 JPS591066 Y2 JP S591066Y2 JP 5619679 U JP5619679 U JP 5619679U JP 5619679 U JP5619679 U JP 5619679U JP S591066 Y2 JPS591066 Y2 JP S591066Y2
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JP
Japan
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cooling water
passage
engine
fuel injection
temperature
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JP5619679U
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JPS55156217U (ja
Inventor
綱夫 矢嶋
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンの燃料噴射制御装置に関する。
ディーゼルエンジン等に使用される燃料噴射装置は、エ
ンジンの暖機状態によって燃料噴射量や燃料噴射時間を
適正に補正する必要がある。
そのため、エンジン冷却水の温度を感知するワックスペ
レット等の感温部材を設け、該感温部材によってエンジ
ンの暖機状態を感知し燃料噴射ポンプ等を制御する装置
が知られている。
例(例えば特開昭54−12038)かかる感温部材を
設けるにあたって、エンジンの冷却水通路に直接設ける
ことが燃料噴射ポンプ等との関係からできず、エンジン
の冷却水通路から離れて設ける必要が生じる場合がある
が、この場合、感温部材にエンジン冷却水を導入する補
助通路がエンジンの通常の冷却水通路とは別に必要とな
るものである。
一方、燃量噴射量や燃料噴射時期のエンジン温度に対応
した補正は、エンジン性能や排気ガスに対して重大な影
響を及ぼすため、正確にエンジンの暖機状態に応じて行
う必要がある。
この要求は、感温部材に冷却水を導入する補助通路を、
シリンダウォータジャケット下流の冷却水通路から感温
部材に冷却水を導入し該感温部材からポンプ上流の冷却
水通路に冷却水を返すように構成し、シリンダウォータ
ジャケットからの冷却水を十分に感温部材に導入するこ
とによって解決される。
しかしながら、上記のように補助通路を設けることは、
ラジェータを迂回する冷却水の通路を設ることになり、
暖機終了後ラジェータに冷却水を流し冷却水の冷却を図
る場合十分な冷却ができないという問題を生ずる。
本考案は、上記問題に鑑みなされたものであって、エン
ジン冷却水の温度を感知する感温部材を備えたエンジン
の燃料噴射制御装置において、エンジンのシリンダウォ
ータジャケット下流の冷却水通路から該感温部材に冷却
水を導入し該感温部材からポンプ上流の冷却水通路に冷
却水を返す補助通路を設け、該感温部材にシリンダ温度
に対応した冷却水を十分に導入するよう構成するととも
に、該補助邪路にエンジン暖機後は該通路を絞る弁を設
け、エンジン暖機後は補助通路を流れる冷却水量を減少
させラジェータを迂回する冷却水量を減少させることを
特徴とするものである。
以下、図面に示す実施例に従って本考案を詳説する。
第1図において、1はシリンダブロック及びシリンダヘ
ッドに形成されたシリンダウォータジャケット、2はポ
ンプ、3はラジェータ、4はサーモバルブ、5は冷却水
通路であって、それらはポンプ2から圧送される冷却水
がシリンダウォータジャケット1を通すサーモバルブ4
によって暖機中はバイパス通路5aを通ってポンプ2に
、暖機後はラジェータ3を通ってポンプ2に帰るよう構
成されている。
6は燃料噴射ポンプ、7は該燃料噴射ポンプに装着され
たワックスペレットを有する感温部材であって、該感温
部材では補助通路8により導入された冷却水の温度を感
知して燃料噴射ポンプ6によりエンジンに噴射供給され
る燃料噴射量や燃料噴射時期を制御する。
具体的には、エンジン冷却水温が低い時は燃料噴射量を
増加させるよう、或いは、冷却水の温度が低いとき噴射
時期を進めるよう構成され、それによってエンジンの暖
機を早め安定した運転を得るよう構成される。
感温部材7に冷却水を導入する補助通路8は、シリンダ
ウォータジャケット1下流の冷却水通路5から冷却水を
感温部材7に導入し、該導入した冷却水をポンプ2上流
の冷却水通路5に返すよう接続される。
9は補助通路8に設けられた弁であって、エンジン暖機
終了を、例えば、冷却水温等により感知して該通路8の
通路面積を絞り該通路8を流れる冷却水量を減少させる
ものである。
上記構成により、エンジン暖機中は、ポンプ2から圧送
された冷却水はシリンダウォータジャケット1を経てサ
ーモバルブ4及びバイパス通路5aを通ってポンプ2に
環流するが、シリンダウォータジャケット1から出た冷
却水の一部は補助通路8により感温部材7に導入されポ
ンプ2の上流に流出する。
この場合、補助通路8に設けられた弁9は該通路8を大
きく開いているので、感温部材7にはシリンダウォータ
ジャケット1を出たシリンダ温度に対応した冷却水が十
分に導入され、感温部材7が正確にエンジンの暖機状態
を感知し燃料噴射ポンプ6の燃料噴射量または燃料噴射
時期を制御する。
エンジンが暖機すると、サーモバルブ4が作動しラジェ
ータ3側へ冷却水が循環し冷却水の温度はほぼ一定に保
持される。
この場合、補助通路8の弁9が該通路8を絞っているの
で、補助通路8を流れる冷却水量、即ち、ラジェータ2
を迂回する冷却水量は少なく、冷却水の冷却が十分に行
なえるものである。
弁9が補助通路8の通路面積を絞ることによって感温部
材7へ導入される冷却水量が減少するが、暖機終了後は
冷却水の温度がほぼ一定であり、感温部材7へ導入する
冷却水量は該感温部材7を冷却水温度に保持する少量の
冷却水で十分である。
尚、弁9は、感温部材7の位置或いは感温部材7と燃料
噴射ポンプ6との係合関係によっては、補助通路8を暖
機完了後は完全に閉じてしまうものでもよい。
第2図は、第1図の弁9の具体的な実施例を示すもので
あって、補助通路の流量を制御する弁をエンジンの冷起
水の流れを制御するサーモバルブによって兼用するもの
である。
サーモバルブ4は、ワックスペレット10と弁体11及
び12を備えており、シリンダウォータジャケット1か
ら通路5bにより流出してくる冷却水を、冷却水の温度
が低いときはバイパス通路5aに、冷却水の温度が高い
ときはラジェータへ連通する通路5Cに流すものである
本実施例は、がかる周知のサーモバルブにおいて、バイ
パス通路5aの弁体12で開閉される入口開口の近傍に
補助通路8の入口開口8aを設け、冷却水の温度が上昇
しエンジンが暖機しサーモバルブ4の弁体11がラジェ
ータへの通路5Cを開けるとともにバイパス通路5aを
弁体12によって閉じるとき、感温部材7へ連通する補
助通路8の入口開口8aの一部場合によっては全部を、
該弁体によって同時に閉じるよう構成するものである。
この実施例は、補助通路を流れる冷却水の流量を制御す
る弁を新たに設けることが不要であるという利点を有す
る。
尚、本考案において補助通路をシリンダウォータジャケ
ット下流の冷却水通路から感温部材に冷却水を導入する
よう接続することは、エンジン燃焼室を構成するシリン
ダ周辺を流れた後の冷却水を感温部材に導くということ
であって、シリンダウォータジャケットの全てを流れた
後の冷却水である必要はなく、シリンダウォータジャケ
ット途中を流れている冷却水を補助通路によって感温部
材に導入するようにしてもよいのである。
以上述べたように、本考案によれば、エンジンの冷却水
の冷却性能を損うことなく、エンジンの温度に対応した
正確な燃料噴射制御を行う装置を得ることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す模式図、第2図は別の実
施例を示す図面である。 1ニジリンダウオータジヤケツト、2:ポンプ、3:ラ
ジェータ、4:サーモバルブ、5:冷却水通路、6:燃
料噴射ポンプ、7:感温部材、8:補助通路、9:弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの冷却水の温度を感知する感温部材を備えたエ
    ンジンの燃料噴射制御装置において、エンジンのシリン
    ダウォータジャケット下流の冷却水通路から該感温部材
    に冷却水を導入し該感温部材からポンプ上流の冷却水通
    路に冷却水を返す補助通路を設けるとともに、該補助通
    路にエンジン暖機後は該通路を絞る弁を設け、エンジン
    暖機後は補助通路を流れる冷却水量を減少させるように
    したことを特徴とするエンジンの燃料噴射制御装置。
JP5619679U 1979-04-25 1979-04-25 エンジンの燃料噴射制御装置 Expired JPS591066Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5619679U JPS591066Y2 (ja) 1979-04-25 1979-04-25 エンジンの燃料噴射制御装置

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JP5619679U JPS591066Y2 (ja) 1979-04-25 1979-04-25 エンジンの燃料噴射制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS55156217U JPS55156217U (ja) 1980-11-10
JPS591066Y2 true JPS591066Y2 (ja) 1984-01-12

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ID=29290343

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