JPS5910546B2 - 防水コネクタ用パッキン - Google Patents
防水コネクタ用パッキンInfo
- Publication number
- JPS5910546B2 JPS5910546B2 JP11665878A JP11665878A JPS5910546B2 JP S5910546 B2 JPS5910546 B2 JP S5910546B2 JP 11665878 A JP11665878 A JP 11665878A JP 11665878 A JP11665878 A JP 11665878A JP S5910546 B2 JPS5910546 B2 JP S5910546B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- female
- male connector
- connector case
- waterproof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、例えば自動車配線に使用する防水コネクタ
用パッキンの構造に関する。
用パッキンの構造に関する。
雌、雄両コネクタケースを嵌合し、両者の嵌合部を防水
するには、一般に、i)パッキン方式と、ii)0−リ
ング方式の二方式が知られている。
するには、一般に、i)パッキン方式と、ii)0−リ
ング方式の二方式が知られている。
パッキン方式は、第4図に示すように、雄コネクタケー
ス14の先端部15で、予め雌コネクタケース16の嵌
合凹部ITに装着されたパッキン18を押圧して防水す
るものである。そして、雄コネクタケース14の外周に
設けた突起19が、雌コネクタケース外周の係止孔20
に係合し、パッキン18の弾力による両コネクタケース
14、16の離脱を防止する構造となつている。しかし
この方式では、突起19や係止孔20のロック部力劾口
熱等により変形、伸縮した場合或は相互の寸法精度に狂
いが生じた場合には、パッキンを押しつけることができ
ず、防水効果がなくなるおそれがある。一方、0−リン
グ方式は、第5図に示すように、雄コネクタケース21
の嵌合凸部22の外周に0−リング23を装着し、雌コ
ネクタケース24の嵌合凹部25に嵌挿するものである
。
ス14の先端部15で、予め雌コネクタケース16の嵌
合凹部ITに装着されたパッキン18を押圧して防水す
るものである。そして、雄コネクタケース14の外周に
設けた突起19が、雌コネクタケース外周の係止孔20
に係合し、パッキン18の弾力による両コネクタケース
14、16の離脱を防止する構造となつている。しかし
この方式では、突起19や係止孔20のロック部力劾口
熱等により変形、伸縮した場合或は相互の寸法精度に狂
いが生じた場合には、パッキンを押しつけることができ
ず、防水効果がなくなるおそれがある。一方、0−リン
グ方式は、第5図に示すように、雄コネクタケース21
の嵌合凸部22の外周に0−リング23を装着し、雌コ
ネクタケース24の嵌合凹部25に嵌挿するものである
。
しかし、この方式では、一定の防水効果を得るため0−
リング23を太径としなければならないが、そのため嵌
合に要する力が大きくなり、作業が厄介となる他に、0
−リング23と嵌合凹部25との接触は殆ど線接触に近
く、防水効果が低いという欠点がある。この発明は上記
のような欠点を改善し、嵌合に要する力が少くて作業が
簡単であり、しかも防水効果の大きい防水コネクタ用の
パッキンを提供することを目的としている。
リング23を太径としなければならないが、そのため嵌
合に要する力が大きくなり、作業が厄介となる他に、0
−リング23と嵌合凹部25との接触は殆ど線接触に近
く、防水効果が低いという欠点がある。この発明は上記
のような欠点を改善し、嵌合に要する力が少くて作業が
簡単であり、しかも防水効果の大きい防水コネクタ用の
パッキンを提供することを目的としている。
次に実施例について説明する。
第1図はパッキンの一部を断面した斜視図であり、パッ
キン1は、小径の内部環体1aの外周上部に大径の外部
環体Ibを段違い状に一体的に形成し、各環体1a、I
bの基端外側にV字形の被押圧部c、Icを設け、断面
がN字形の径違い環体として構成したものである。
キン1は、小径の内部環体1aの外周上部に大径の外部
環体Ibを段違い状に一体的に形成し、各環体1a、I
bの基端外側にV字形の被押圧部c、Icを設け、断面
がN字形の径違い環体として構成したものである。
第2図はこのパッキンの使用状態を示す防水コネクタの
要部断面図である。
要部断面図である。
図において、2及び3は夫々雌及び雄コネクタケースを
示し、この雌、雄コネクタケース2、3の端子収容室4
、5には夫々電気的接続を行なう雄端子6、雌端子Tが
係止されている。
示し、この雌、雄コネクタケース2、3の端子収容室4
、5には夫々電気的接続を行なう雄端子6、雌端子Tが
係止されている。
8は雌コネクタケース2の嵌合凸部で、雄コネクタケー
ス3の端子収容室5、5間に設けた凹部9と嵌合して、
雌、雄コネクタケース2、3の揺動を防止するものであ
る。
ス3の端子収容室5、5間に設けた凹部9と嵌合して、
雌、雄コネクタケース2、3の揺動を防止するものであ
る。
10は雄コネクタケース3の外周に設けた環状の押圧体
であり、端子収容室5の外壁5aと適宜間隔を存して設
ける。
であり、端子収容室5の外壁5aと適宜間隔を存して設
ける。
そして、雌コネクタケース2側に、この押圧体10に路
外接する外枠11を設け、雌、雄コネクタケース2,3
の嵌合に際し、その係止突起11aが雄コネクタケース
3のロツク部材12の係止孔12aに係入する。また、
雌コネクタケース2の外枠11の内側に、前記押圧体1
0と対向しかつ端子収容室5の外壁5aと路外接する押
圧体13が設けられている。
外接する外枠11を設け、雌、雄コネクタケース2,3
の嵌合に際し、その係止突起11aが雄コネクタケース
3のロツク部材12の係止孔12aに係入する。また、
雌コネクタケース2の外枠11の内側に、前記押圧体1
0と対向しかつ端子収容室5の外壁5aと路外接する押
圧体13が設けられている。
この押圧体13と前記押圧体10の先端は適宜間隔を存
して対峙せしめ、その先端にはそれぞれ内側に向う傾斜
部13aと外側に向う傾斜部10aを設けると共に、そ
の軸線T,及びT2が一致しない構成となつている。そ
して、押圧体13及び10との間にパツキン1を介装し
、雌、雄両コネクタケース2,3の防水を図る。
して対峙せしめ、その先端にはそれぞれ内側に向う傾斜
部13aと外側に向う傾斜部10aを設けると共に、そ
の軸線T,及びT2が一致しない構成となつている。そ
して、押圧体13及び10との間にパツキン1を介装し
、雌、雄両コネクタケース2,3の防水を図る。
従つて、使用に際しては、雌コネクタケース2の押圧体
13と外枠11間にパツキン1を挿着し、雄コネクタケ
ース3を嵌合すれば、その外枠11の係止突起11aが
雄コネクタケース3のロツク部材12に係止され、雌、
雄コネクタケース2,3の離脱が防止され、しかも嵌合
に要する力を従来よりも少くして、確実に両者を防水シ
ールすることができる。
13と外枠11間にパツキン1を挿着し、雄コネクタケ
ース3を嵌合すれば、その外枠11の係止突起11aが
雄コネクタケース3のロツク部材12に係止され、雌、
雄コネクタケース2,3の離脱が防止され、しかも嵌合
に要する力を従来よりも少くして、確実に両者を防水シ
ールすることができる。
次にパツキン1の防水機構について説明する。
第3図イにおいて、押圧体10又は13に加される嵌合
力F1は、その傾斜部10a又は13aに垂直方向の力
f1と接線方向の力F,に分離される。この力f1は、
各々パツキン1を雌コネクタケース2の外枠11側およ
び雄コネクタケース3の端子収容室外壁5a側へ押圧し
て密閉する。また、力F,はパツキン1の両側から中心
部に向けて剪断力として押圧作用し、両押圧体10,1
3間を密閉する。このように、雌、雄コネクタケース2
,3はパツキン1によつて三重に押圧シールされる。こ
れを従来のパツキン方式と比較すれば、第3図口に示す
ように、雄コネクタケース先端部15の水平端面15a
でパツキン18を力F2で普通に押圧した場合、接線方
向の分力は生じないので、パツキン18が変形して嵌合
凹部17の両側壁17aを押えつける程度にするには、
F2〉F1としなければならない。
力F1は、その傾斜部10a又は13aに垂直方向の力
f1と接線方向の力F,に分離される。この力f1は、
各々パツキン1を雌コネクタケース2の外枠11側およ
び雄コネクタケース3の端子収容室外壁5a側へ押圧し
て密閉する。また、力F,はパツキン1の両側から中心
部に向けて剪断力として押圧作用し、両押圧体10,1
3間を密閉する。このように、雌、雄コネクタケース2
,3はパツキン1によつて三重に押圧シールされる。こ
れを従来のパツキン方式と比較すれば、第3図口に示す
ように、雄コネクタケース先端部15の水平端面15a
でパツキン18を力F2で普通に押圧した場合、接線方
向の分力は生じないので、パツキン18が変形して嵌合
凹部17の両側壁17aを押えつける程度にするには、
F2〉F1としなければならない。
すなわち、この発明においては、パツキン1の弾性に抗
して、雌、雄コネクタケース2,3を嵌合するに要する
嵌合力が少くて済むことになる。さらに、第3図ハに示
すように、断面N字状の環体であるパツキン1の内環部
1aおよび外環部1bは、雄コネクタケース3の端子収
容室外壁5a1押圧体10間および雌コネクタケース2
の外枠11.押圧体13間に接触状態で位置するた吟、
防水シールは、雌、雄コネクタケース2,3とパツキン
1の接触部すべての部分でなされる他、内環部1aおよ
び外環部1bの長さt、すなわち沿面距離を大にとり、
防水効果を一層向上させることができる。
して、雌、雄コネクタケース2,3を嵌合するに要する
嵌合力が少くて済むことになる。さらに、第3図ハに示
すように、断面N字状の環体であるパツキン1の内環部
1aおよび外環部1bは、雄コネクタケース3の端子収
容室外壁5a1押圧体10間および雌コネクタケース2
の外枠11.押圧体13間に接触状態で位置するた吟、
防水シールは、雌、雄コネクタケース2,3とパツキン
1の接触部すべての部分でなされる他、内環部1aおよ
び外環部1bの長さt、すなわち沿面距離を大にとり、
防水効果を一層向上させることができる。
第3図二に示すパツキンvは、パツキン1の変形で、内
部環体1aと外部環体1bの基部に切込部を設けず、水
平の被押圧部1dとしたものであるが、パツキン1の場
合と同様の防水効果を得ることができる。
部環体1aと外部環体1bの基部に切込部を設けず、水
平の被押圧部1dとしたものであるが、パツキン1の場
合と同様の防水効果を得ることができる。
すなわち、押圧体10および13の逆向の押圧力F,,
F4により、水平の被押圧部1c′は破線Aのように変
形し、その最大荷重FmaxはB点付近にか\ることに
なる。
F4により、水平の被押圧部1c′は破線Aのように変
形し、その最大荷重FmaxはB点付近にか\ることに
なる。
一方パツキン1の場合には、内、外部環体1a,1bの
基部には字形の被押圧部1cが設けてあるため、基部全
面に荷重が分散して、平均荷重FmがC付近にか\る(
第3図ホ)。そして、パツキン1を押圧する押圧体10
および11とは、その軸線T2,t,が一致しないため
逆向のモーメントF3,F4(第3図ニ)が作用し、雌
、雄コネクタケース2,3間を密閉し、良好な防水効果
を発揮する。
基部には字形の被押圧部1cが設けてあるため、基部全
面に荷重が分散して、平均荷重FmがC付近にか\る(
第3図ホ)。そして、パツキン1を押圧する押圧体10
および11とは、その軸線T2,t,が一致しないため
逆向のモーメントF3,F4(第3図ニ)が作用し、雌
、雄コネクタケース2,3間を密閉し、良好な防水効果
を発揮する。
本発明は上記した如くに、雄コネクタケースとと雌コネ
クタケース間に介装されるパツキンにして、内部環体に
対して外部環体を段違いに一体に形成し、該内部環体及
び外部環体の基端部端面に被押圧部を設けて成るもので
あるから、雌、雄のコネクタハウジングの嵌合力を小と
しつつ防水効果を大きくすることができる。
クタケース間に介装されるパツキンにして、内部環体に
対して外部環体を段違いに一体に形成し、該内部環体及
び外部環体の基端部端面に被押圧部を設けて成るもので
あるから、雌、雄のコネクタハウジングの嵌合力を小と
しつつ防水効果を大きくすることができる。
第1図はこの発明に係るパツキンの一部を断面した斜視
図、第2図はパツキンの使用状態を示す防水コネクタの
要部断面図、第3図イないしホは防水機構の説明図、第
4図及び第5図は従来例の説明図である。 1・・・・・・パツキン、 2・・・・・・雌コネクタケース、 ・・・・・・雄コネクタケース、 10,13・・・・・・押圧体。
図、第2図はパツキンの使用状態を示す防水コネクタの
要部断面図、第3図イないしホは防水機構の説明図、第
4図及び第5図は従来例の説明図である。 1・・・・・・パツキン、 2・・・・・・雌コネクタケース、 ・・・・・・雄コネクタケース、 10,13・・・・・・押圧体。
Claims (1)
- 1 雄コネクタケースと雌コネクタケース間に介装され
るパッキンにして、内部環体に対して外部環体を段違い
に一体に形成し、該内部環体及び外部環体の基端部端面
に被押圧部を設けて成ることを特徴とする防水コネクタ
用パッキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11665878A JPS5910546B2 (ja) | 1978-09-25 | 1978-09-25 | 防水コネクタ用パッキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11665878A JPS5910546B2 (ja) | 1978-09-25 | 1978-09-25 | 防水コネクタ用パッキン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS559388A JPS559388A (en) | 1980-01-23 |
JPS5910546B2 true JPS5910546B2 (ja) | 1984-03-09 |
Family
ID=14692682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11665878A Expired JPS5910546B2 (ja) | 1978-09-25 | 1978-09-25 | 防水コネクタ用パッキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910546B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0434265Y2 (ja) * | 1987-05-29 | 1992-08-14 |
-
1978
- 1978-09-25 JP JP11665878A patent/JPS5910546B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0434265Y2 (ja) * | 1987-05-29 | 1992-08-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS559388A (en) | 1980-01-23 |
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